JPS6251759A - エンジンの点火時期制御装置 - Google Patents
エンジンの点火時期制御装置Info
- Publication number
- JPS6251759A JPS6251759A JP19277985A JP19277985A JPS6251759A JP S6251759 A JPS6251759 A JP S6251759A JP 19277985 A JP19277985 A JP 19277985A JP 19277985 A JP19277985 A JP 19277985A JP S6251759 A JPS6251759 A JP S6251759A
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- JP
- Japan
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- retard
- knocking
- ignition timing
- value
- engine
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は学習制御と呼ばれる手法を用いたエンジンの点
火時期制御装置に1′!1するものである。
火時期制御装置に1′!1するものである。
(従来技術)
従来から、ノッキング発生時に点火時期をリタード(f
1角)させることによりノッキングを防止することは一
般に行なわれているが、ノッキング検出に基いた通常の
フィードバック制御によると、運転状態が変化してもノ
ッキングが発生してからしか点火時期がリタードされず
、運転状態の変化に対して制御の応答遅れが生じる。
1角)させることによりノッキングを防止することは一
般に行なわれているが、ノッキング検出に基いた通常の
フィードバック制御によると、運転状態が変化してもノ
ッキングが発生してからしか点火時期がリタードされず
、運転状態の変化に対して制御の応答遅れが生じる。
このため、例えば特開昭56−23566号公報に示さ
れるように、フッ;1ング発生状態に応じて求めた点火
時期のリタード川を記憶、更新しつつ、この記憶された
リタード量の学習値を用いて制御を行なう学習制御によ
り運転状態の変化に対して応答性良く点火時IIを制御
することができるようにした装置がある。すなわちこの
装置で1.t。
れるように、フッ;1ング発生状態に応じて求めた点火
時期のリタード川を記憶、更新しつつ、この記憶された
リタード量の学習値を用いて制御を行なう学習制御によ
り運転状態の変化に対して応答性良く点火時IIを制御
することができるようにした装置がある。すなわちこの
装置で1.t。
ノッキングの有無に応じて点火時期のりタートn1が増
減補正され、このリタード量がその時の運転状態に対応
した記憶領域に記憶(既に記憶されているリタード量が
更新)され、こうして記憶されたリタード量の学習値が
その後に同じ運転状態となったときに即座に読出され、
制御に反映されるようになっている。
減補正され、このリタード量がその時の運転状態に対応
した記憶領域に記憶(既に記憶されているリタード量が
更新)され、こうして記憶されたリタード量の学習値が
その後に同じ運転状態となったときに即座に読出され、
制御に反映されるようになっている。
ところで、上記公報の装置では、記憶されたリタード量
の学習値のみによって制御を行(2う一方、ノッキング
発生状態に応じて補正したリタード量を求める毎に学習
値を書き換えているが、同じリタード量でもノッキング
は成る確率で発生覆るので、学習値を反映させつつノッ
キング発生状態に応じたフィードバックの補正も行ない
、がっ、複数回の補正を繰返した結果に基いて学習値を
求めるようにする方が、高精度の制御が期待できる。
の学習値のみによって制御を行(2う一方、ノッキング
発生状態に応じて補正したリタード量を求める毎に学習
値を書き換えているが、同じリタード量でもノッキング
は成る確率で発生覆るので、学習値を反映させつつノッ
キング発生状態に応じたフィードバックの補正も行ない
、がっ、複数回の補正を繰返した結果に基いて学習値を
求めるようにする方が、高精度の制御が期待できる。
ところでこのようにするにあたり、低回転高負荷時には
比較的強度のノッキングが生じ易く、がっ、これがL丁
障りなものとなるので、このようなノッキングを確実に
防止したいという要求があり、一方、高回転時には一時
的に多少のノッキングが生じてもそれほど耳障りとなら
ず、このとぎに学習値によるリタード量が大きくされる
と出力低下が生じる。従って低回転時と高回転時とで同
じように学習値を求めると、最適な制御を行ない難い。
比較的強度のノッキングが生じ易く、がっ、これがL丁
障りなものとなるので、このようなノッキングを確実に
防止したいという要求があり、一方、高回転時には一時
的に多少のノッキングが生じてもそれほど耳障りとなら
ず、このとぎに学習値によるリタード量が大きくされる
と出力低下が生じる。従って低回転時と高回転時とで同
じように学習値を求めると、最適な制御を行ない難い。
(発明の目的)
本発明はこのような事情に鑑み、学習値を点火時期の制
御に反映させるようにした装置において、高回転域での
出力低下を防止しながら、低回転域で過渡時等に強度の
ノッキングが生じることを確実に防止することができる
エンジンの点火時期制御装置を提供するものである。
御に反映させるようにした装置において、高回転域での
出力低下を防止しながら、低回転域で過渡時等に強度の
ノッキングが生じることを確実に防止することができる
エンジンの点火時期制御装置を提供するものである。
(弁用の構成)
第1図の機能ブロック図によって本発明を説明する。
本発明の点火時期制御装置は、エンジンのノッキングを
検出するノッキング検出手段1と、このノッキング検出
手段1により検出されたノッキング発生状態に応じて点
火時期のリタード量を補正するフィードバック補正手段
2と、このフィードバック補正手段2によって補正され
たリタード量に基いて求めたリタード量の学習値をその
時の運転状態に対応する記憶領域(メモリ6の該当記憶
エリア)に記憶する学習制御手段3と、この学習制御手
段3によって記憶されているリタード量と上記フィード
バック補正手段の出力とに基いて点火時期を制御する制
御手段4とを備えるとともに、上記学習制御手段3に次
のような学習値決定手段5を設けている。すなわちこの
学習値決定手段5は、エンジンの低回転域では所定強度
のノッキングが発生する直前の状態での点火時期のリタ
ード量を学習値どし、高回転域ではフィードバック補正
手段2により複数回補正されたリタード量の平均値を学
習値とするようにしている。
検出するノッキング検出手段1と、このノッキング検出
手段1により検出されたノッキング発生状態に応じて点
火時期のリタード量を補正するフィードバック補正手段
2と、このフィードバック補正手段2によって補正され
たリタード量に基いて求めたリタード量の学習値をその
時の運転状態に対応する記憶領域(メモリ6の該当記憶
エリア)に記憶する学習制御手段3と、この学習制御手
段3によって記憶されているリタード量と上記フィード
バック補正手段の出力とに基いて点火時期を制御する制
御手段4とを備えるとともに、上記学習制御手段3に次
のような学習値決定手段5を設けている。すなわちこの
学習値決定手段5は、エンジンの低回転域では所定強度
のノッキングが発生する直前の状態での点火時期のリタ
ード量を学習値どし、高回転域ではフィードバック補正
手段2により複数回補正されたリタード量の平均値を学
習値とするようにしている。
この構成により、低回転時には耳障りな強度のノッキン
グが防止され、高回転時には一時的な多少のノッキング
が許容される節回で出力低下が防止される。
グが防止され、高回転時には一時的な多少のノッキング
が許容される節回で出力低下が防止される。
(実施例)
第2図および第3図は本発明装置の一実施例を示したも
ので、第2図はこの実施例装置の全体構造を示している
。この図において、11はエンジンのシリンダ、12は
シリンダ11内の燃焼室、13は吸気通路、14は排気
通路であり、上記吸気通路13にはスロットル弁15お
よび燃料噴射弁16が配設されている。また、上記燃焼
室12には点火プラグ17が臨設され、この点火プラグ
17に対してイグニッションコイル18、ディストリビ
ュータ19およびイグナイタ20が配設されて周知の点
火装置が構成されており、イグニッションコイル18は
バッテリ(SAT)に接続されている。
ので、第2図はこの実施例装置の全体構造を示している
。この図において、11はエンジンのシリンダ、12は
シリンダ11内の燃焼室、13は吸気通路、14は排気
通路であり、上記吸気通路13にはスロットル弁15お
よび燃料噴射弁16が配設されている。また、上記燃焼
室12には点火プラグ17が臨設され、この点火プラグ
17に対してイグニッションコイル18、ディストリビ
ュータ19およびイグナイタ20が配設されて周知の点
火装置が構成されており、イグニッションコイル18は
バッテリ(SAT)に接続されている。
また、21は点火時期を制御する制御ユニット(ECU
)であって、クランク角変化等によりエンジン回転数を
検出する回転数センサ22と、シリンダ11の壁面に取
付けられてエンジンのノッキングによる振動を検出する
ノックセンサ23と、エンジン負荷に相当するス1コツ
ドル弁15下流の吸気負圧を検出する負圧セン丈24と
がらの各検出信号を受け、イグナイタ20に制御信号を
出力している。
)であって、クランク角変化等によりエンジン回転数を
検出する回転数センサ22と、シリンダ11の壁面に取
付けられてエンジンのノッキングによる振動を検出する
ノックセンサ23と、エンジン負荷に相当するス1コツ
ドル弁15下流の吸気負圧を検出する負圧セン丈24と
がらの各検出信号を受け、イグナイタ20に制御信号を
出力している。
上記制御:1.ニット21は、第3図に示すように、C
PU25と、ROM26およびRAM27からなるメモ
リとを有するとともに、回転数センサ22からの信号に
対する入力回路28と、ノックセンサ23および負圧セ
ンサ24からの信号を処理する入力回路29、マルチプ
レクサ30およびA/D変換器31と、イグナイタ20
に制御信号を出力するためのタイマ32および駆動回路
33と、基準クロックのカウンタ34とを備えている。
PU25と、ROM26およびRAM27からなるメモ
リとを有するとともに、回転数センサ22からの信号に
対する入力回路28と、ノックセンサ23および負圧セ
ンサ24からの信号を処理する入力回路29、マルチプ
レクサ30およびA/D変換器31と、イグナイタ20
に制御信号を出力するためのタイマ32および駆動回路
33と、基準クロックのカウンタ34とを備えている。
35はシリンダ11内のバスである。
上記シリンダ11内のメモリ(ROM26およびRAM
27>には、図示しないが、エンジン回転数と負荷(吸
気負圧)とによって定められた運転状態を区分した各運
転ゾーン毎に基本点火時期を記憶したR OMマツプと
、点火時期のリタード量の学習値を記憶する学習マツプ
とが含まれている。上記学習マツプは書換え可能となっ
ており、かつ、ノッキングが発生する可能性がある高負
荷運転域内の各運転ゾーン毎に上記リタード量を記憶し
得るようになっている。
27>には、図示しないが、エンジン回転数と負荷(吸
気負圧)とによって定められた運転状態を区分した各運
転ゾーン毎に基本点火時期を記憶したR OMマツプと
、点火時期のリタード量の学習値を記憶する学習マツプ
とが含まれている。上記学習マツプは書換え可能となっ
ており、かつ、ノッキングが発生する可能性がある高負
荷運転域内の各運転ゾーン毎に上記リタード量を記憶し
得るようになっている。
また上記CP(J25は、後述のフローチャートに従っ
た制御により、本発明におけるフィードバック補正手段
と、学習値決定手段を含む学習制御手段と、最終的な制
御値に応じた点火時期の制御手段とを構成している。
た制御により、本発明におけるフィードバック補正手段
と、学習値決定手段を含む学習制御手段と、最終的な制
御値に応じた点火時期の制御手段とを構成している。
上記CPtJ 25による制御を、第4図および第5図
に示すフローチャートによって説明する。
に示すフローチャートによって説明する。
第4図はメインルーチンを示し、このルーチンにおいて
は、先ずステップS1でエンジン回転数Nと吸気角t+
pmとを読込み、ステップS2で吸気充填量Sを算出す
る。それからステップS3でマツプから運転状態に応じ
た基本進角値(基本点火時期)θ0を読出す。次に、ス
テップS4で現在の運転状態がノックゾーン(ノッキン
グが発生する可能性がある高負荷運転域)にあるか否か
を調べる。そしてノックゾーンになければ、ステップS
5で上記基本進角値をそのまま最終進角値θとしてから
、ステップS1に戻ってそれ以下の処理を繰返す。
は、先ずステップS1でエンジン回転数Nと吸気角t+
pmとを読込み、ステップS2で吸気充填量Sを算出す
る。それからステップS3でマツプから運転状態に応じ
た基本進角値(基本点火時期)θ0を読出す。次に、ス
テップS4で現在の運転状態がノックゾーン(ノッキン
グが発生する可能性がある高負荷運転域)にあるか否か
を調べる。そしてノックゾーンになければ、ステップS
5で上記基本進角値をそのまま最終進角値θとしてから
、ステップS1に戻ってそれ以下の処理を繰返す。
ステップS4でノックゾーンにあることを判定したとき
は、ノックセンサ23の出力に基いてノッキングが発生
したか否かを調べ(ステップSs)、それに応じたフィ
ードバック補正手段の処理として、ノッキング発生時に
はフィードバックリタード漕Orを所定値へ〇だけ大き
クシ(ステップ$7)、ノッキングが発生しないときは
フィードバックリタード量orを所定値Δθだけ小さく
する(ステップSa )。そしてノッキング発生時には
、ステップS7の次にステップ89〜Svにより学習制
御手段における学習値決定手段の処理を行なってから、
またノッキングが発生していないときにはステップS8
に続き、ステップS18に移る。このステップ81aで
は、基本進角値θ0と、″ フィードバックリタード量
orと、その時の運転状態に対応した学習値θΩとによ
り、最終進角(11θを[θ=θ0−θr−θΩ]とv
J算する。
は、ノックセンサ23の出力に基いてノッキングが発生
したか否かを調べ(ステップSs)、それに応じたフィ
ードバック補正手段の処理として、ノッキング発生時に
はフィードバックリタード漕Orを所定値へ〇だけ大き
クシ(ステップ$7)、ノッキングが発生しないときは
フィードバックリタード量orを所定値Δθだけ小さく
する(ステップSa )。そしてノッキング発生時には
、ステップS7の次にステップ89〜Svにより学習制
御手段における学習値決定手段の処理を行なってから、
またノッキングが発生していないときにはステップS8
に続き、ステップS18に移る。このステップ81aで
は、基本進角値θ0と、″ フィードバックリタード量
orと、その時の運転状態に対応した学習値θΩとによ
り、最終進角(11θを[θ=θ0−θr−θΩ]とv
J算する。
上記の学習値決定手段の処理としては、エンジン回転数
Nが所定回転数No大きいか否かを調べ(ステップS9
)、それに応じて次のように学習値を決定する。すなわ
ち、所定回転数Noより大きいときは、フィードバック
リタードωθrの累計値Rを求める処理(ステップ51
0)と、この処理の回数Cを示ず力lクンタをインクリ
メントする一処理(ステップ511)とを行なってから
、上記回数Cが所定回数Goに達する毎に、既学習値と
フィードバック補正とによるリタード量の平均値(θQ
+R/Co)を新たな学習値θgとするように修正とと
もに、上記CおよびRの値をクリアする(ステップ31
2〜514)。またエンジン回転数Nが所定回転数No
以下のときは、ノック強度Kが人間の耳に聞こえる最小
ノック強度に相当する所定強度Koより大きいか否かを
調べ(ステップ5T5)、所定強度KOより大きい時は
学習値θρを(Or=Δθ十〇Q)の値に修正するとと
も ・に、フィードバックリタード量orを所定
値Δθに置き変える(ステップS1a、Sv)。従って
、ステップ315〜S 17を通るルーチンが繰返され
ている間は学習マツプMの学習値θpが次第にリタード
方向に修正されるとともに、最終進角値θもリタード側
に所定量ずつ補正される。こうしてノック強度Kが所定
値強度Ko以下になるまで学習(直OQが修正されたと
きは、その値に学習値が保たれたまま、ステップST5
からステップS 1aに移る。
Nが所定回転数No大きいか否かを調べ(ステップS9
)、それに応じて次のように学習値を決定する。すなわ
ち、所定回転数Noより大きいときは、フィードバック
リタードωθrの累計値Rを求める処理(ステップ51
0)と、この処理の回数Cを示ず力lクンタをインクリ
メントする一処理(ステップ511)とを行なってから
、上記回数Cが所定回数Goに達する毎に、既学習値と
フィードバック補正とによるリタード量の平均値(θQ
+R/Co)を新たな学習値θgとするように修正とと
もに、上記CおよびRの値をクリアする(ステップ31
2〜514)。またエンジン回転数Nが所定回転数No
以下のときは、ノック強度Kが人間の耳に聞こえる最小
ノック強度に相当する所定強度Koより大きいか否かを
調べ(ステップ5T5)、所定強度KOより大きい時は
学習値θρを(Or=Δθ十〇Q)の値に修正するとと
も ・に、フィードバックリタード量orを所定
値Δθに置き変える(ステップS1a、Sv)。従って
、ステップ315〜S 17を通るルーチンが繰返され
ている間は学習マツプMの学習値θpが次第にリタード
方向に修正されるとともに、最終進角値θもリタード側
に所定量ずつ補正される。こうしてノック強度Kが所定
値強度Ko以下になるまで学習(直OQが修正されたと
きは、その値に学習値が保たれたまま、ステップST5
からステップS 1aに移る。
第5図は割込みルーチンを示し、このルーチンは所定ク
ランク角(例えばBTDC900)毎に開始し、ステッ
プS19でTDC周朋工期算出するとともに、ステップ
S 20で前記の最終進角値θに応じた点火までの時間
7sを算出し、ステップS21で上記TDC周期丁と時
間TSにより求めた点火時期をタイマ32にセットして
から、リターンづる。これにより、最終進角値θに相当
する時期に点火が行なわれる。
ランク角(例えばBTDC900)毎に開始し、ステッ
プS19でTDC周朋工期算出するとともに、ステップ
S 20で前記の最終進角値θに応じた点火までの時間
7sを算出し、ステップS21で上記TDC周期丁と時
間TSにより求めた点火時期をタイマ32にセットして
から、リターンづる。これにより、最終進角値θに相当
する時期に点火が行なわれる。
以上のような制御によると、ノックゾーンではフィード
バック補正と学酒偵とによって点火時期のリタード量が
決定されるため、ノックゾーン内の運転領域への移行直
後は学習マツプから読出される学習値により応答性良く
点火時期が制御され、はぼ同じ運転状態が続いていると
きはフィードバック補正が加えられて制御の精度が高め
られる。
バック補正と学酒偵とによって点火時期のリタード量が
決定されるため、ノックゾーン内の運転領域への移行直
後は学習マツプから読出される学習値により応答性良く
点火時期が制御され、はぼ同じ運転状態が続いていると
きはフィードバック補正が加えられて制御の精度が高め
られる。
特に、ノックゾーンへの運転状態移行直後の制御が、エ
ンジン回転数に応じて適正に行なわれる。
ンジン回転数に応じて適正に行なわれる。
すなわち、所定回転数Noよりも高回転域では、複数回
のノッキング発生に応じた補正によるリタード量の平均
値を学習値としているため、例えば補正によるリタード
量の最大値が学習値とされる場合と比べ、ノックゾーン
への運転状態移行直後のリタード量が小さくなり、出力
低下が防止される。そしてこの場合に一時的に多少のノ
ッキングが生じたとしても、高回転時にはそれ程耳障り
となることがなく、またその後一定の運転状態が続けば
フィードバック補正でノッキングが防止されるためエン
ジンにダメージを与えるようなことはない。一方、低回
転時には、もし高回転時と同様にリタード嶽の平均値を
学習値とすると、晶負荷状態となったとき比較的強度の
ノッキングが生じ易く、これが耳障りなものとなる。本
発明では、このような場合に、所定強度(人間の耳に聞
こえる最小限度)のノッキングが発生する直前の状態で
のリタードmを学習値としているため、低回転域ではノ
ックゾーン内の運転領域への移行直後も、耳障りなノッ
キングが生じることが確実に防止されることとなる。
のノッキング発生に応じた補正によるリタード量の平均
値を学習値としているため、例えば補正によるリタード
量の最大値が学習値とされる場合と比べ、ノックゾーン
への運転状態移行直後のリタード量が小さくなり、出力
低下が防止される。そしてこの場合に一時的に多少のノ
ッキングが生じたとしても、高回転時にはそれ程耳障り
となることがなく、またその後一定の運転状態が続けば
フィードバック補正でノッキングが防止されるためエン
ジンにダメージを与えるようなことはない。一方、低回
転時には、もし高回転時と同様にリタード嶽の平均値を
学習値とすると、晶負荷状態となったとき比較的強度の
ノッキングが生じ易く、これが耳障りなものとなる。本
発明では、このような場合に、所定強度(人間の耳に聞
こえる最小限度)のノッキングが発生する直前の状態で
のリタードmを学習値としているため、低回転域ではノ
ックゾーン内の運転領域への移行直後も、耳障りなノッ
キングが生じることが確実に防止されることとなる。
(発明の効果)
以上のように本発明は、運転状態に応じて読出される学
習値とノッキング発生状態に応じたフィードバック補正
とによって点火時期のリタード量を適正に制御すること
ができる。そして特に、低回転域では所定限度のノッキ
ングが発生する直前のリタード量を学習値とし、高回転
域では複数回の補正によるリタード量の平均値を学習値
としているため、低回転域ではノッキングが発生し易い
運転状態への移行直後も耳障りなノッキングが生じるこ
とを確実に防止して運転感覚および走行性を向上し、し
かも高回転時の出力低下を防止することができるもので
ある。
習値とノッキング発生状態に応じたフィードバック補正
とによって点火時期のリタード量を適正に制御すること
ができる。そして特に、低回転域では所定限度のノッキ
ングが発生する直前のリタード量を学習値とし、高回転
域では複数回の補正によるリタード量の平均値を学習値
としているため、低回転域ではノッキングが発生し易い
運転状態への移行直後も耳障りなノッキングが生じるこ
とを確実に防止して運転感覚および走行性を向上し、し
かも高回転時の出力低下を防止することができるもので
ある。
第1図は本発明の構成を示1機能ブロック図、第2図は
本発明の一実施例装置の概略図、第3図は制御ユニット
のブロック図、第4図および第5図は制御のフローチャ
ートである。 1・・・ノッキング検出手段、2・・・フィードバック
補正手段、3・・・学習制御手段、4・・・制御手段、
5・・・学習値決定手段。 特許出願人 マ ツ ダ 株式会社代 理 人
弁理士 小谷悦司同 弁理
士 長1)正向 弁理士 板谷康
夫第 1 図 ンジンriJ耘仮
本発明の一実施例装置の概略図、第3図は制御ユニット
のブロック図、第4図および第5図は制御のフローチャ
ートである。 1・・・ノッキング検出手段、2・・・フィードバック
補正手段、3・・・学習制御手段、4・・・制御手段、
5・・・学習値決定手段。 特許出願人 マ ツ ダ 株式会社代 理 人
弁理士 小谷悦司同 弁理
士 長1)正向 弁理士 板谷康
夫第 1 図 ンジンriJ耘仮
Claims (1)
- 1、エンジンのノッキングを検出するノッキング検出手
段と、このノッキング検出手段により検出されたノッキ
ング発生状態に応じて点火時期のリタード量を補正する
フィードバック補正手段と、このフィードバック補正手
段によって補正されたリタード量に基いて求めたリター
ド量の学習値をその時の運転状態に対応する記憶領域に
記憶する学習制御手段と、この学習制御手段によって記
憶されているリタード量と上記フィードバック補正手段
の出力とに基いて点火時期を制御する制御手段とを備え
るとともに、上記学習制御手段に、エンジンの低回転域
では所定強度のノッキングが発生する直前の状態での点
火時期のリタード量を学習値とし、高回転域ではフィー
ドバック補正手段により複数回補正されたリタード量の
平均値を学習値とする学習値決定手段を設けたことを特
徴とするエンジンの点火時期制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19277985A JPH0647984B2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | エンジンの点火時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19277985A JPH0647984B2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | エンジンの点火時期制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6251759A true JPS6251759A (ja) | 1987-03-06 |
JPH0647984B2 JPH0647984B2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=16296869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19277985A Expired - Lifetime JPH0647984B2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | エンジンの点火時期制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647984B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01315667A (ja) * | 1988-06-16 | 1989-12-20 | Fujitsu Ten Ltd | ノック制御方法 |
-
1985
- 1985-08-30 JP JP19277985A patent/JPH0647984B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01315667A (ja) * | 1988-06-16 | 1989-12-20 | Fujitsu Ten Ltd | ノック制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0647984B2 (ja) | 1994-06-22 |
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