JPS625084A - 断面円形状被熱物の回転付与装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は鋼管等の断面円形状被熱物を炉内で回転させ
る回転付与装置に関するものである。

〔発明の背景〕

従来のこの種の装置を第６図に示す０図において、１は
加熱手段２を備えた炉本体、３は炉本体１の炉床部に炉
長方向に敷設したスキッドレール、４はスキッドレール
３上に装入された断面円形状被熱物、５は該被熱物４を
スキッドレール３上で転がしながら移送できるようにフ
ィンガー６を備えた無端状の移送手段である。

この移送手段５のフィンガー６により押される被熱物４
はスキッドレール３との摩擦抵抗により回転付与される
ため、炉内同一個所にとどめた状態では回転付与できず
、従って、炉長を大きくする必要があった。また、フィ
ンガー６で押される被熱物４は形状的に転がることは認
められるが、実際上はフィンガー６との摩擦抵抗もあり
、スキッドレール３上でスリップする恰好で送られるこ
ともあったため、炉内で周面を均一に加熱処理できない
という問題の生ずる虞れもあった。

〔発明の目的〕

この発明は上記の問題を解消するためのもので、断面円
形状被熱物を炉本体内の同一個所にとどめて確実に回転
させることのできる断面円形状被熱物の回転付与装置を
提供することを目的としている。

〔発明の構成〕

上記の目的を達成するため、この発明は断面円形状被熱
物を載置移送する無端状の移送手段を設け、該移送手段
で移送される被熱物の移送路上に出没可能のローラを設
け、該ローラを前記移送手段を駆動源として回転する駆
動輪に動力伝達手段を介して接続し、移送手段上で被熱
物を積極回転させ得るように構成したものである。

〔実施例〕

次に、この発明を添付図面に示す実施例にもとづいて説
明する。

１０は加熱手段１１を備えた炉本体、１２は断面円形状
被熱物（以下、被熱物という）１３を載置搬送する移送
手段で、該移送手段１２は第１図示の如く炉本体１０の
幅方向に所定間隔をもって配置されている。該移送手段
１２は第３図示の如く上面に被熱物１３の載置面１２１
を有する断面門型のリンク１２２を無端状に連結したも
ので、炉外に設！した軸１４及び１５に固定したスプロ
ケット１６．１７間に張設され、ガイド部材１８上をロ
ーラ１２３が摺接走行できるようになっている。１２４
は前記移送手段１２の駆動源である。

１９は前記移送手段１２の移送方向上流側の炉本体ＩＯ
の側壁面に設けた被熱物１３の装入口で、該装入口１９
には前記移送手段１２と直交するように装入ガイドロー
ラ２ｏが列設されている。２０ａは装入ガイドローラ２
ｏ上から移送手段１２上への被熱物１３の受は渡し手段
である。

２１は前記移送手段１２により移送される被熱物１３の
移送路上に出没できるローラで、該ローラ２１は移送手
段１２の走行を阻害しないように直交状に挿通しな軸２
２に固定した回動レバー２３の先端に軸支されている。

このローラ２１は各移送手段１２間にそれぞれ設けられ
ているとともに、移送方向に多段（図においては３段）
に設けられ、炉外機構２４ａ、２４ｂ。

２４Ｃによりそれぞれ独立に出没付勢されるようになっ
ている。即ち、該ローラ２１は常態では被熱物１３の移
送路上に突出（起゛上がり）しており、被熱物１３が前
記装入口１９から装入され、移送手段１２により移送さ
れてきたときに当接（停止）するようになっている、ま
た。

該ローラ２１は移送手段１２の走行力を駆動源として回
転する駆動輪２５に動力伝達手段２６を介して接続され
、上記の如く停止させた被熱物１３をその場において矢
印方向に回転させることができるようになっている。

前記駆動輪２５はローラ２１を軸支した前記回動レバー
２３の固定軸２２に遊嵌され、前記移送手段１２の各リ
ンク１２２の一側面に等間隔に突設したビン１２５に噛
合できる歯を周設したピンホイール２５１と、これに一
体のスプロケ−／　ト２５２を備えてなり、また、前記
動力伝達手段２６は駆動輪２５を構成するスプロケット
２５２とローラ２１の軸に固定したスプロケット２１１
との間にチェーン２６１を彌設してなる。

２７は被熱物１３の抽出口で、開閉自在の扉２８を備え
ている。

次に、上記実施例の作用を説明する。

加熱手段１１を作動させた炉本体１０内にその側壁面に
設けた装入口１９から被熱物１３を装入する。該被熱物
１３は移送手段１２で前方に送られると、そのまま移送
路上に突出している最初の位置Ａにあるローラ２１に当
たって停止するとともに、該被熱物１３は依然として走
行している移送手段１２を駆動源として回転する駆動輪
２５に動力伝達手段２６を介して接続され、矢印方向に
回転している該ローラ２１によって矢印方向に回転させ
られる。このローラ２１の回転は移動手段１２を駆動源
としているため、移送手段１２の移動速度に同期させる
ことが容易であり、被熱物１３をスリップさせることな
く自然な状態で回転させ得る。

斯くして、該ローラ２１は被熱物１３を一定時間回転さ
せた後、炉外機構２４ａの作動により移送路下へ第３図
の如く没入する。これにより被熱物１３は再び移送手段
１２により前方へ送られ、中段の位置Ｂにある口こう２
１に当たって停止し、この位置Ｂにおいて前述したと同
様に回転付与される。一方、最初の位置へにあるローラ
２１は続いて装入口１９から装入されてくる被熱物１３
を停止させるために先の被熱物１３が通過後、直ちに元
の状態、即ち突出状態に復帰する。

中段の位置Ｂにあるローラ２１に当たって一定時間回転
付与された後の被熱物１３は該ローラ２１が炉外機構２
４ｂの作用で移送路下に没入すると、移送手段１２によ
り更に前方に送ら、れ、最終位置Ｃにあるローラ２１に
当たり、前述と同様に回転付与される。つまり、一つの
被熱物１３はその移送路上のＡ、Ｂ、Ｃの各位置におい
て所望時間づつ回転が与えられる。そして最終位置Ｃで
の回転時間が経過し、炉外機構２４Ｃが作動してローラ
２１を移送路下に没入させると、同時的に抽出口１７の
８２８が開いて移送手段１２により被熱物１３を炉外に
抽出する。上記作動は一定間隔をおいて装入口１９から
上述の如く装入されてくる被熱物１３に対して繰り換え
し行われることとなる。

〔発明の効果〕

以上の如く、この発明は炉内に断面円形状被熱物を載置
移送する無端状の移送手段を設け。

該移送手段で移送される被熱物の移送路上に出没可能の
ローラを設け、該ローラを前記移送手段を駆動源として
回転する駆動輪に動力伝達手段を介して接続したことを
特徴としているから。

ローラを移送路上に突出させることにより移送手段によ
り移送されてきた断面円形状被熱物を炉本体内の同一個
所において積極的にしかも確実に回転させることができ
る。従って、従来装置の如く炉長を大きく（たり、スリ
ップにより充分な回転が得られないという問題がなく、
被熱物の周面を均一に加熱処理できるという優れた効果
を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の装置を搭載した炉本体の平面断面図
、第２図は側面断面図、第３図は要部の斜視図、第４図
は開平面図、第５図は同作用状態の側面図、第６図は従
来例の断面図である。 １〇−炉本体　　　　　　１１−加熱手段１２−移送手
段　　　　　１２１−・−被熱物載置面１２２−−−リ
ング　　　　　１２５・−ピン１３−被熱物　　　　　
　２１−　ローラ２１１−・スプロケット　　２２−軸 ２３・・・回動レバー　　　　２５−駆動輪２５１−　
ピンホイール　　２５２−スプロケット２６・−動力伝
達機構　　　２６１−チェーン第１図 １，１６ 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 炉内に断面円形状被熱物を載置移送する無端状の移送手
   段を設け、該移送手段で移送される被熱物の移送路上に
   出没可能のローラを設け、該ローラを前記移送手段を駆
   動源として回転する駆動輪に動力伝達手段を介して接続
   したことを特徴とする断面円形状被熱物の回転付与装置
   。