JPS6250393B2 - - Google Patents

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JPS6250393B2
JPS6250393B2 JP55017853A JP1785380A JPS6250393B2 JP S6250393 B2 JPS6250393 B2 JP S6250393B2 JP 55017853 A JP55017853 A JP 55017853A JP 1785380 A JP1785380 A JP 1785380A JP S6250393 B2 JPS6250393 B2 JP S6250393B2
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JP
Japan
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interrupt
data
elevator
deceleration
counting
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JP55017853A
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English (en)
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JPS56117963A (en
Inventor
Keishin Hatakeyama
Yasunori Katayama
Sadao Hokari
Kenji Yoneda
Tomiaki Kurihara
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS56117963A publication Critical patent/JPS56117963A/ja
Publication of JPS6250393B2 publication Critical patent/JPS6250393B2/ja
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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エレベーターの速度指令に関し、特
に減速位置に応動して減少する減速指令信号を発
生するに好適なエレベーターの速度指令発生方法
に関する。
一般にエレベーターに於ては、良好なエレベー
ター特性を得るために、加速時は時間の経過に伴
つて増大する加速指令信号と上記エレベーターに
連結された速度発電機の出力信号との偏差に応じ
て加速制御を行ない、減速時には上記速度発電機
の出力信号とエレベーターの減速位置に応動して
減少する減速指令信号との偏差に応じて減速制御
を行なう方法が採用されている。
この場合、減速時の特性を良好なものにするた
め、減速指令に多数の位置要素を入れる必要があ
り、このため多数の高価な位置検出器が必要とな
るので、コストアツプと同時に信頼性の低下をま
ねくことになる。
そこで、この欠点を除去する手段として、最近
かご位置を連続的に検出するデジタル的な位置検
出方法が種々提案されてきている。
その一つの例に、エレベーターの駆動装置の軸
にパルスジエネレータを取付け、そのパルスジエ
ネレータのパルス数により、間接的にかご位置を
検出することができ、前記パルスジエネレータの
代りに、安価な交流速度発電機を利用する方法が
考えられている。
この交流速度発電機は、構造的、原理的には一
般の発電機(同期発電機)と同一であり、その出
力電圧および周波数は回転数に比例するので、前
記交流速度発電機の出力電圧をパルス化して、こ
のパルス数をカウントすることにより、エレベー
ターの走行位置を検出できる。
しかしながら、乗かごを吊るロープと駆動装置
のシーブ間にはスリツプを生じる恐れがあり、ま
た、シーブは経年により摩耗する。したがつて、
上記駆動装置に連結したパルスジエネレータある
いは交流速度発電機からのパルスを計数して得ら
れた乗かご位置はパルス1個当りの走行距離が変
化するため、実際の位置との間に誤差が生じるこ
とになる。このような検出位置に基づき速度指令
を発生すると、速度指令に追従して正常に運転し
ているにもかかわらず、着床精度が悪いという現
象が生じる。
また、最近、上記パルスの計数及び速度指令の
発生をコンピユータ処理する傾向にあり、上記パ
ルス入力に混入したノイズ分を計数することによ
つても、上記現象が生じる。したがつて、上記方
法によらず、昇降路内にテープ等を張り、乗かご
側に設けたパルス発生器で直接走行距離に応じた
パルスを発生し、計数するものにおいても、上記
現象は避けることができない。
本発明の目的は、乗かごの走行距離に応じて発
生するパルスを計数することにより速度指令を発
生するエレベーターにおいて、着床精度の向上を
図ることのできるエレベーターの速度指令発生方
法を提供するにある。
本発明の特徴は、減速開始点以降のパルス計数
データと当該データに対応する減速指令データと
を予め記憶しておき、計数手段にパルス計数デー
タを順次設定して、計数値が上記パルス計数デー
タと一致する毎に計数手段から第1の割込信号を
発生し、第1の割込信号が生じたときに対応する
速度指令データを読み出し、更に次のパルス計数
データを計数手段に設定変更するようにコンピユ
ータ等の論理制御手段で第1の割込処理を実行
し、かつ、減速過程における任意の乗かご位置を
検出する手段を備え、この検出手段に応動して上
記論理制御部に第2の割込信号を発生し、その時
の計数手段に設定するパルス計数データを、その
検出位置に対応するデータに強制的に補正するた
めの第2の割込処理を実行させるようにしたもの
であつて、計数手段による第1の割込処理と位置
検出手段による第2の割込処理とが競合した場合
には、計数手段による第1の割込処理を優先させ
るために位置検出手段による第2の割込み処理を
待機させ、計数手段による第1の割込処理終了後
(計数手段へのパルス計数データ設定変更後)、位
置検出手段による第2の割込み処理(パルス計数
データの補正)を行うようにしたものである。こ
れにより、着床前に少なくとも一度は実際の乗か
ご位置をチエツクし、その時の計数データを当該
乗かご位置を一致するように補正するので、スリ
ツプあるいはノイズ等に影響されない高精度の着
床誤差を得ることができるだけでなく、計数手段
と位置検出手段とによる割込みが殆んど同時に発
生した場合でも着床精度が不安定となることがな
く、高精度化と安定化を担保することができる。
第1図は本発明の一実施例を示すエレベーター
の速度制御装置のブロツク図である。
エレベーターの乗かご1はカウンタウエイト2
とともに、ロープ3を介してシーブ4につるべ状
に吊られている。
シーブ4は減速機5を介してエレベーター駆動
用三相誘導電動機6および電磁ブレーキ7に連結
されており、上記誘導電動機6には三相式の交流
速度発電機8が連結されている。
この交流速度発電機8の出力電圧および周波数
は上記電動機6の回転数に比例するので、この出
力電圧をパルス化してこれを積算し、減速パター
ンに必要な位置信号を検出すると同時に、この出
力を整流して直流に変換し、これと速度パターン
を比較し、この差に応じて上記電動機6の駆動力
および制動力を制御する。
R,T,Sは三相交流電源で、主接点回路17
の開閉器の組合で上昇、下降、保守運転、通常運
転等の切替えを行ない、サイリスタ制御装置16
に接続されている。ここで、サイリスタ制御装置
16は、サイリスタ又はサイリスタと開閉器の組
合せから構成されており、移相器15によつて制
御されている。前記移相器15はデジタル計算
機、例えば第2図に示すようなマイクロコンピユ
ータ14により、速度発電機8からの信号を入力
して帰還制御を行なう。この帰還制御によつて、
エレベーターの乗かご1は、マイクロコンピユー
タ14によつて発生された速度指令18と相似の
速度で運行することができる。
上記速度指令18は、波形整形回路12からの
位置信号、速度発電機8、エレベーター制御装置
19、および内部クロツクを入力としたマイクロ
コンピユータ14によつて生成される。
ここで上記位置信号は減速パターンの補正に用
いるためのもので、乗かご1に取付けられた位置
検出器10,11が塔内に設けられたしやへい板
を横切つたときに動作するときの信号を波形整形
回路12を介して得られたものである。
マイクロコンピユータ14は、第2図の破線部
に示すもので、マイクロプロセツサ(略して
MPU)20、このMPUの動作タイミングを決定
することと特定時間間隔の経過をMPUに知らせ
るクロツク21、加速パターン発生間隔および交
流速度発電機8の出力パルス数をカウントしてエ
レベーターの走行位置を検出するためのプログラ
ム可能なカウンタ・タイマー要素、略してPTM
22、マイクロコンピユータ14とデジタルの外
部信号をやりとりするためのペリフエラルインタ
ーフエイス(PIA)23,24,25、MPU2
0の動作手順書が書込まれているROM(リード
オンリメモリ)26、MPU20の作業エリアと
して一時記憶に用いられるRAM(ランダムアク
セスメモリ)27、各素子間のデータをやりとり
するデータバス28、メモリ等のアドレスや素子
を選択したり、クロツク、割込信号等をやりとり
するコントロールバス29からなつている。
破形整形回路12からの位置信号はデジタル信
号を入力とするように設定されるPIA23に入力
される。速度指令18は、PIA24の出力である
デジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変
換器30、フイルタ回路31を介してマイクロコ
ンピユータ14より出力される。また、エレベー
ターの保守員の操作盤やエレベーターの制御装置
19(第1図)からの入力は、入出力装置32を
介してPIA25に入力される。
ここで、上記PTM22の動作を第3図のブロ
ツク図を用いて説明する。
PTM22は、マイクロコンピユータ14のデ
ータバス28、クロツクやアドレスバスを含むコ
ントロールバス29、及び波形整形回路13を介
した交流速度発電機8の出力が接続されている。
MPU20はバツフア53を介して、データバ
ス上のデータをコントロールレジスタ50、及び
ラツチ52に書込むことができる。また、カウン
タ51の内容とフラグレジスタ61の内容は、バ
ツフア53を介し、MPU20に読み込まれる。
PTM22は、コントロールレジスタ50に書
込まれたデータによつて種々の使用法ができる
が、ここでは速度指令発生のための必要な機能に
ついて述べる。まず第1の使用法として、コント
ロールレジスタ50に、コントロールバス29の
リセツト信号を受けつけたとき、又はコントロー
ルレジスタの特定ビツトが零になつたときに動作
を開始、即ち、ラツチ52に書込まれたデータを
カウンタ51へ格納し、コントロールバス29の
内部クロツク信号を信号線62に加え、クロツク
切替えスイツチ60を信号線62側へ接続し、そ
の内部クロツクの立下りを検出する毎に、カウン
タ51の数値を減じ、零になると同時に割込信号
をコントロールバス29に出力し、フラグレジス
タ61にカウント終了したフラグを立てる。ま
た、割込みフラグがフラグレジスタ61に立つ
と、ラツチ52の内容をカウンタ51に格納し、
再び、内部クロツクでカウンタの内容を減じて行
く。
また、ラツチ52へデータを書込むタイミング
はいつでも良い。
このようにPTM22に動作するような命令コ
ードをコントロールレジスタ50へ格納し、速度
指令の加速時にPTM22を用いる。
第2の使用法として、外部クロツクをカウンタ
51が選択するように切替えスイツチ60を切替
え、他の動作は第1の使用法と同じくなるような
コードをコントロールレジスタ50へ格納する。
このようにすると、PTM22は減速時の交流
速度発電機8のパルス数計測に用いることができ
る。
このような回路構成に於て、マイクロコンピユ
ータ14は、ROM26に書かれた第4図に示す
手順書(プログラム)に従つて速度指令を発生さ
せる。
主プログラム100は、マイクロコンピユータ
の電源投入後、又はリセツト(マイクロコンピユ
ータの再起動)後、プログラムに必要な定数を決
定するイニシヤライズステツプ101、エレベー
ター停止中にエレベーターの動きを制御するステ
ツプ102、エレベーターの運転開始のためのス
テツプ103、エレベーター加速パターン発生の
ステツプ104、エレベーター定常走行パターン
発生のステツプ105、エレベーター減速パター
ン発生のステツプ106、及び割込みが発生した
場合の割込処理107からなつている。
まず、イニシヤライズステツプ101は第5図
に示すように、MPU20が割込みを受付けない
ようにするステツプ110、PIA23,24,2
5の入出力の方向選択と、入力の立上り(又は立
下り)を認知したときにフラグを立てる立て方を
決める初期値設定ステツプ111、前記PTM2
2を加速パターン発生時と減速パターン発生時で
異なる動作で使用するため、このPTMの動作を
規定するコントロールレジスタへ、前記第1、第
2の使用法のコードを格納するステツプ112、
エレベーターの運転状態を停止状態にするフラグ
をセツトするステツプ113、スタツクポイン
タ、インデツクスレジスタ等のMPUの内部レジ
スタ類の初期値設定ステツプ114、割込マスク
を解除し、割込みを受けるようにするステツプ1
15および主プログラム100にもどるステツプ
116からなつている。
エレベーター停止中のステツプ102は、エレ
ベーターが停止したとき、運転中に用いたレジス
タ及びフラグ類のリセツトを行い、次の運転に備
える処理からなつている。
エレベーター運転開始ステツプ103は、エレ
ベーター制御装置19から運転開始信号が発生さ
れたとき、加速パターン発生の準備を行うステツ
プで、PTM22を動作可能にし加速パターン発
生の動作モードにし、カウントすべき内部クロツ
ク数のセツトやインデツクスレジススタにROM
26に格納されている加速パターンデータテーブ
ルの先頭アドレスをセツトする処理などである。
加速パターン発生ステツプ104は、PTM2
2がカウントダウンし、所定の内部クロツク数を
カウントする毎に生じる割込信号を第4図の割込
処理107で加速パターン発生時の割込であると
判定(この割込処理については後で詳細に説明す
る)されたとき起動され、ROM26に格納され
ている加速指令データを、D/A変換器30へ順
次出力し、時間の経過に伴なつて連続的に上昇す
る加速指令を発生させる。
上記方法によつて加速指令データの出力が終了
すると、第6図の定常走行パターン発生のステツ
プ105へ移行し、PTM22を第2の使用法、
すなわち外部クロツクをカウントするモードに変
更するステツプ500、速度指令を最大にホール
ドするステツプ501、インデツクスレジスタに
減速パターンデータテーブルの先頭アドレスをセ
ツトするステツプ502、減速開始信号が入力さ
れるまでダイナミツクストツプ(外部からみると
閉ループに入り込んであたかも停止状態のように
みえる)の状態となり、減速開始信号が入力され
ると、減速パターン発生処理へ飛ばすステツプ5
03からなつている。
減速パターン発生ステツプ106は、第7図に
示すように、インデツクス修飾されたメモリのデ
ータをD/A変換器30へ出力し、PTM22へ
オフセツト(OFS)があるインデツクス修飾さ
れたメモリの交流速度発電機の出力パルス計測用
データを出力するステツプ601、インデツクス
レジスタの内容を1ふやすステツプ602、減速
終了かを判断するステツプ603、もどりのステ
ツプ604からなつている。
第8図は割込処理ステツプ107で、PTM2
2の動作割込みかを判断するステツプ701、
PTM22の割込みの場合、加速パターン発生時
か減速パターン発生時の割込みかを判断し、加速
パターン発生時の割込みの場合は加速パターン発
生処理104へ、減速パターン発生時の割込みの
場合は減速パターン発生処理106へ飛ばすステ
ツプ702、PTM22の割込みでない場合は位
置検出器10の割込みかを判断して、減速パター
ン補正ステツプ704へ飛ばすステツプ703か
らなつている。
第9図は減速パターンのメモリマツプで、これ
はPTM22で交流速度発電機8のパルス数をカ
ウントして走行位置を検出するためのパルス計数
用データと、これらのデータに対応してD/A変
換器へ出力する速度指令電圧データで構成されて
いる。
このようなソフト構成にすると、エレベーター
の制御装置19が出発合図をマイクロコンピユー
タ14に知らせると、マイクロコンピユータ14
は第4図のステツプ103,104を実行し、
PTM22が割込を発生する毎に加速パターンを
PIA24に出力する。そして、D/A変換器30
でアナログ信号に変換し、フイルタ31を介して
移相器15に出力し、加速制御を行う。
エレベーターが加速を終了すると、第6図の定
常走行パターンを発生するステツプ105を実行
し、D/Aに出力される一定のデータDeをホー
ルドし、インデツクスレジスタに減速パターンの
格納されている先頭アドレスADPAをセツトして
減速開始信号が発生するまでダイナミツクストツ
プの状態となる。
エレベーターが一定距離走行して第6図のステ
ツプ503で減速開始点を検出すると、第7図の
減速パターン発生処理106でD/A変換器へ出
力するPIA24にインデツクス修飾されたアドレ
スのデータDa1を出力しPTM22へ次に検出すべ
き位置に相当するデータDp1(ADPA+OFSのア
ドレス内容)を出力し、インデツクスレジスタの
内容を1増やして主プログラムへ戻る。そして交
流速度発電機8の出力パルスが入力される毎に、
PTM22のカウンタの内容が1ずつ減少し、前
記カウンタの値が零になると再びPTM22は割
込を発生し、減速パターン発生時の割込であるこ
とを割込処理107で判断して、上記と同様に第
9図のADPA+1のアドレスに格納されているデ
ータDa2をPIA24に出力、インデツクスレジス
タの内容とOFSを加えた数値をアドレス、即ち
ADPA+1+OFSのデータDp2をPTMに出力し
て、インデツクスレジスタの内容を更新し、主プ
ログラムへ戻る。そして、交流速度発電機8のパ
ルスをカウントし、PTM22のカウンタの内容
が零になる毎に割込を発生して、D/A変換器に
速度パターンを出力するループに入る。
このようにすると第10図に示すような、パル
ス数とインデツクスレジスタの内容、D/A変換
器の出力の関係が成立し、エレベーターは第11
図に示すような減速パターンに追従して減速す
る。
このような方法により、交流速度発電機のパル
ス数のみ計測してエレベーターの位置を検出し、
この位置信号に応じて減速パターンを発生させる
と、、ロープ3とシープ4との間にスリツプが発
生したり、シープ4が摩耗したりすると上記交流
速度発電機の出力パルスの1個あたりの走行距離
が変化し、PTM22で検出した位置とエレベー
ター乗かごの実際の位置との間に誤差を生じ、着
床性能が悪化することが予想される。
そこで、減速パターンを以下で述べる方法によ
つて補正する。
第1図において、位置検出器10,11は上昇
運転時と下降運転時で共用しており、エレベータ
ー制御装置19から発せられる運転方向信号と位
置検出器10,11の動作信号をマイクロコンピ
ユータ14に取込んで、先に動作する方を位置検
出器A(上昇運転時は10、下降運転時は1
1)、後に動作する方を位置検出器B(上昇運転
時は12、下降運転時は11)とする。
第9図のメモリマツプの減速パターンのパルス
数の総和Dp1+Dp2+…+Dp*A+…Dp*B+
…+Dpsを減速開始点から着床点までの距離に、
Dp*A+…+Dp*B+…+Dpsを位置検出器A
の位置から着床点までの距離に、Dp*B+…+
Dpsを位置検出器Bの位置から着床点までの距離
に等しい値に設定する。ただし、前記着床点とは
エレベーター乗かごと床が一致する点である。
いま、エレベーターが減速して位置検出器Aが
動作したとすると、この信号を波形整形回路12
を介して、PIA23に取込むと、PIA23は割込
み信号を発生し、第8図の割込処理ステツプ10
7で、位置検出器の割込みであることを判定し
て、パターン補正ステツプ704で減速パターン
の補正を行なう。第12図は上記パターン補正ス
テツプ704の詳細フローチヤートで、この位置
信号を基準にして、この位置から着床点までの距
離を再びPTM22で計測するため、PTM22を
一旦停止し、位置検出器Aの割込みであることを
ステツプ7041で判定してインデツクスレジス
タの内容を位置検出器Aが動作する以前の値とは
無関係なADP*Aとし、インデツクス修飾され
たアドレスの指令データDa*AをPIA24に、イ
ンデツクスレジスタの内容とOFSを加えたアド
レス、即ちADP*A+OFSの計数データDp*A
をPTM22に出力し、インデツクスレジスタの
内容をインクリメントし、PTM22を再び起動
して主プログラムへもどる。位置検出器Bによる
パターン補正も同様に、アドレスADP*B、及
びADP*B+OFSのデータを強制的に読み出
し、出力することにより行なうことができる。
このように、本発明によれば、エレベーター乗
かごと昇降路に取付けた位置検出器10,11に
よつて検出される位置信号で、速度指令の出力を
その位置に見合うものに強制的に補正するように
したので、ロープとシーブとの間にスリツプが発
生したり、シーブが摩耗しても着床性能が悪化し
ないエレベーターの速度指令を得ることができ
る。
また本発明は、PTM22による割込みと位置
検出手段による割込みが競合した場合には、第8
図の割込処理ステツプで、位置検器の割込みより
もPTM22による割込みを優先させ、その後位
置検出手段による割込みを実行させるようにして
いる。
いま、上記割込み優先順位を逆にした場合、す
なわちPTM22よりも位置検出器の割込みを優
先にすると次のような不具合が生じる。それは、
PTM22の割込処理実行中(第7図のステツプ
601〜603を実行中)に位置検出器の割込み
が生じた場合、PTM22の割込処理実行中の各
レジスタの内容をスタツク領域に退避させ、位置
検出器動作の割込みを実行する。したがつて、乗
かごの実際の位置に応じた指令データ及び計測デ
ータが強制的にセツトされ、パターン補正が成さ
れる。しかし、この処理が終了すると中断されて
いたPTM22の割込処理を再開するので、各レ
ジスタの内容は位置検出器動作以前の内容に復帰
し、この内容にもとづいた処理がなされる。
したがつて、インデツクスレジスタの内容は位
置検出器の動作により一旦補正されたにもかかわ
らず、動作前の内容に復帰し、D/A変換器及び
PTM22には補正前の位置に対応したデータが
引き続き出力されることになる。
また、位置検出器が動作してパターン補正処理
ステツプのPTM22を停止するステツプを実行
する前に、PTM22の割込みが発生した場合
も、その割込要求はメモリーされ、パターン補正
処理終了後にPTM22の割込処理が実行される
ので、上記と同様にパターン補正がなされない。
このような現象は、PTM22と位置検出器とに
よる割込みが殆んど同時に発生したときのみ生じ
るものであるが、時たま着床誤差が大きくなる現
象として現われ、着床精度が不安定となる。
これに対して、PTM22による割込みと位置
検出器による割込みが競合した場合、本発明で
は、PTM22の割込みを位置検出器の割込みよ
りも優先したので、たとえばPTM22の割込み
処理実行中に位置検出器の割込みが発生しても、
現在実行中のPTM22の割込処理をそのまま続
行し、これが終了後に位置検出器の割込処理を実
行して、減速パターンを対応する位置に見合う値
に補正する。また位置検出器の割込み実行中に
PTM22の割込みが発生しても、位置検出器の
割込処理実行中の各レジスタの内容を一旦スタツ
ク領域に退避させ、先にPTM22の割込処理を
行い、この処理の終了後に、スタツク領域に退避
していた各レジスタの内容を復帰して、中断され
ていた位置検出器の割込み処理を再開して、上記
と同様に減速パターンの補正がなされる。
本発明によれば、走行パルス計数又は位置検出
による割込処理実行中に、位置検出又は走行パル
ス計数の割込みが発生しても、走行パルス計数の
割込みを位置検出の割込みよりも優先したもの
で、確実に減速パターンを補正することができ、
常に高精度の着床精度を得られるという顕著な効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の動作を説明するためのエレベ
ーター装置の慨略図、第2図は本発明を実施する
ためのマイクロコンピユータの慨略図、第3図は
PTMのブロツク図、第4図はマイクロコンピユ
ータを動作させるためのプログラムの全体構成
図、第5図はマイクロコンピユータの所期値設定
を行なうためのフローチヤート、第6図は定常走
行パターン発生のフローチヤート、第7図は減速
パターン発生のフローチヤート、第8図は割込判
定のフローチヤート、第9図は減速パターンのメ
モリマツプ、第10図は出力やインデツクスレジ
スタの関係を示す説明図、第11図はマイクロコ
ンピユータの出力及びエレベーター速度の慨略
図、第12図は減速パターン補正のフローチヤー
トである。 1……エレベーターのかご、6……エレベータ
ー駆動用交流電動機、8……速度発電機、10,
11……位置検出器、12,13……波形整形回
路、14……マイクロコンピユータ、15……移
相器、16……サイリスタ制御装置、18……速
度指令、19……エレベーター制御装置、20…
…マイクロプロセツサ、21……クロツク
(MPU)、23,24,25……周辺入出力装置
(PIA)、26……リードオンリメモリ(ROM)、
27……ランダムアクセスメモリ(RAM)、28
……データバス、29……コントロールバス、3
0……D/A変換器、31……フイルタ、22…
…プログラマブルタイマユニツト(PTM)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の階床を走行するエレベーター乗かご
    と、この乗かごを速度指令に応じて駆動する電動
    機と、上記乗かごの走行距離に応じてパルスを発
    生する装置とを備え、上記走行パルスを計数して
    エレベーターの速度指令を発生するものにおい
    て、 減速開始点以降の複数のパルス計数データとこ
    のデータに対応する速度指令データとを夫々予め
    記憶しておく記憶手段を有し、上記複数のパルス
    計数データ中の1つを計数手段に設定しておき、 上記走行パルスの計数値が上記計数手段に設定
    されたパルス計数データと一致したとき第1の割
    込信号を発生し、この第1の割込信号により対応
    する減速指令データを上記記憶手段より読み出し
    て減速指令を発生し、更に次のパルス計数データ
    を上記計数手段に設定変更する第1の割込処理を
    順次実行し、 減速過程における任意の乗かご位置を検出した
    とき、第2の割込信号を発生し、この第2の割込
    信号により上記計数手段に設定するパルス計数デ
    ータを当該乗かご位置に対応するデータに補正す
    る第2の割込処理を実行し、 上記第1及び第2の割込処理が競合した場合に
    は、第1の割込処理を第2の割込処理より優先さ
    せ、第1の割込処理における上記計数手段へのパ
    ルス計数データ設定変更後、第2の割込処理にお
    けるパルス計数データの補正を行う ことを特徴とするエレベーターの速度指令発生
    方法。
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