JPS62502730A - 距離スキーまたはツアースキー用のバインデイング装置 - Google Patents

距離スキーまたはツアースキー用のバインデイング装置

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JPS62502730A
JPS62502730A JP61506148A JP50614886A JPS62502730A JP S62502730 A JPS62502730 A JP S62502730A JP 61506148 A JP61506148 A JP 61506148A JP 50614886 A JP50614886 A JP 50614886A JP S62502730 A JPS62502730 A JP S62502730A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 距離スキーまたはツアースキー 用のスキーパインディング 本発明は、請求の範囲第1項の上位概念に記載の距離スキーまたはツアースキー 用のスキーパインディングに関する。
冒頭′に述べた形式のスキーパインディングはAT−8357,081号明細書 に記載されている。このパインディングの装着は、スキー靴のソール延長部を保 持シェル内に導入することによって行われ、この場合U字形部材の収れんした側 壁は導入動作を助ける。次いでパインディングを錠止すべく保持シェルを押し下 げると、錠止ピンは保持シェルにおける開口ならびにスキー靴のソール延長部に おける開口を貫通する。このパインディングの欠点としては、保持シェルおよび そのソールプレートがかなシ後ろに位置する軸を中心にして旋回することならび に、保持シェルと錠止ピンを保持する旋回部分との相対運動のための旋回軸がス キー上面のかなり上に位置しておシ、この結果スキー上面におけるフットソール の自然な転勤運動が妨げられることが挙げられる。また下から上に向かって保持 シェルにスキー靴を導入することも不自然であり、従っそ楽ではない。さらにス キーの側面に保持シェルを固定することは製作上の理由から不都合である。これ に加えて、可動の部材をスキーの側面から外方の向がって突出させて配置するこ とは運動経過の妨げとなる。
本発明の課題は、冒頭に述べた形式のスキーパインディングにおいて、スキー靴 によるパインディングへのステップインおよび歩行を足の自然な運動経過に適合 させるととならびにスキーパインディングのコンパクトな構造を得ることである 。
この目的は、本発明によれば請求の範囲第1項に記載の特徴部分によって達成さ れる。
本発明による処置によって、パインディングへの簡単かつ確実なステップインな らびに歩行時における本来の運動経過が保証される。パインディング全体はコン パクトに構成されているので、スキーから側方に突出する部材は1つたく存在し ない。
本発明はまた請求の範囲第2項の上位概念に記載の距離スキーまたはツアースキ ー用のスキーパインディングにも関する。
本出願人の公開されていない先行するヨーロッパ出願明細書(第8511214 7.5号)に記載された、先行技術をなすこのスキーパインディングテハ、保持 シェルおよび旋回部分が共通の横軸を中心にして弾性的な部材に抗して旋回可能 であ少、横軸はスキーに取り付けられた支承台によって保持され、この場合横軸 は前記両部材の前方範囲に位置してお少、保持シェルと旋回部分とを互いに離れ る方向に負荷するばねが設けられている。さらに錠止体は旋回部分の延長部にお いて軸に支承されておシ、パインディングの閉鎖位置において、係止溝を備えた 保持シェルの横ウェブに係合している。この構成は一般に良好であることがわが っているが、しかしながら、スキー靴が保持シェル内においてがたつくために、 スキー靴の保持は十分ではない。さらに、ステップインに際してパインディング 内に雪が存在することによって困難が生ぜしめられる。
しかもこの場合、歩行中に錠止体が障害物に当接することによって非所望に開放 されることを阻止する手段はなんら施されていない。保持シェルと旋回部分とを 互いに離すのに働くばねはその寸法ひいてはその作用を構造上制限されている。
ステップインに際してその小さな閉鎖力に基づいて、保持シェルはまだスキー靴 がしつかシと保持シェル内に位置する前に下方に向かって旋回させられるという ことがあった。
本発明には、この先行する解決策の欠点を除去するだめに以下に述べるいくつか の課題が課せられた。第1の課題としては、場合によってはパインディング内に 雪がある場合にも保持シェル内におけるスキー靴の保持を改善することが望まれ ている。
この目的は本発明によれば請求の範囲第2項に記載の特徴部分によって達成され る。
請求の範囲第2項の特徴部分に記載の本発明にょる処置によって、保持シェル内 におけるスキー靴の良好な保持が保証される。
請求の範囲第6項の特徴部よってストッパ面の最適な角度は約45°に規定され 、この結果一方ではストッパ面に雪が載っている場合にスキー靴の長手方向移動 があまシ大きくならず、このことはよシ小さな角度の場合にそうであり、ひいて は錠止ピンないし引掛は部材の大きな負荷を生せしめ、かつ他方においてはスキ ー靴にストッパ面によってなお十分な側部における支持が提供され、このことは よ)大きな角度ではもはやそうではない。この特徴によってパインディングは製 作誤差に対してよシネ感になる。
請求の範囲第4項の特徴との協働によってスキー靴の前方範囲は特に有利な形式 で形成される。
請求の範囲第5項の特徴は錠止ピンへの引掛は部材の特に良好な適合を可能なら しめる。
請求の範囲第6項ないし第7項の特徴は引掛は部材のその他の有利な構成を示す 。
請求の範囲第8項の特徴はスキー靴における支持面を規定し、この支持面によっ てスキー靴は保持シェルのストッパ面に支持される。同様にこの特徴はスキー靴 の案内面を規定し、つまシスキー靴の下側の案内面が保持シェルの底に載ってい ることおよび上側の案内面が保持シェルの案内条片に下から接触していることを 規定している。
請求の範囲第9項および第10項の特徴は保持シェルにおける種々異なった切欠 きについて述べておシ、これらの切欠きを通してステップイン時にパインディン グ内における雪が確実に押し出される。請求の範囲第5項および第6項の特徴と の協働において、パインディング内における雪は保持シェルの切欠きへと案内さ れる。
請求の範囲第11項の特徴は、パインディングへのステップイン中に引掛は部材 がそれに沿ってその最終位置にまで滑動する錠止ビンの面の構造を示している。
支持面と引掛は部材との間隔の寸法は、パインディングへのスキー靴差込み時に 引掛は部材が引張シ応力下にあるように選択されている。
第2の課題として、部材の数を高めることなしに錠止体が付加的な保持を得るこ とが望まれている。
この目的は本発明によれば請求の範囲第12項に記載の特徴によって達成される 。
請求の範囲第12項記載の本発明による処置によって錠止体は別のロックを有し 、この結果歩行中に衝撃および衝突によって生じる非所望の解錠は不可能である 。
第6の課題としては、パインディングへのステップインが常にコントロールされ た状態で′確実に行われることが望まれている。
この目的は本発明によれば請求の範囲第13項に記載の特徴によって達成される 。
請求の範囲第15項の特徴に記載の本発明による処置によって、パインディング へのステップイン時における保持シェルの閉鎖力は付加的な部材なしにかつ使用 されるばねの強化なしに高められ、この結果パインディングへのステップインは 常にコントロールされた状態で確実に行われる。
請求の範囲第14項の特徴によれば、パインディングの閉鎖時における錠止体の 旋回角はパインディングの開放時における最小旋回角と同じである。
請求の範囲第15項の特徴による構成によって、錠止体と保持シェルとの相対位 置はパインディングの開放位置において固定される。
上に述べたすべての構成では錠止体は全ステップアウト動作中に使用者によって スキーストックで、旋回部分全開放する位置に保たれねばならない。
従って本発明の第4の課題は、この欠点をも除去して、使用者がステップアウト 動作中に両スキーストックでコースに自分を支持することができるスキーパイン ディングを提供することである。
請求の範囲第1項または第2項の上位概念によるスキーパインディングを出発点 として、この課題は本発明によれば請求の範囲第16項または第17項の特徴部 分に記載の特徴によって解決される。
DE−A 13405861による距離用のスキーパインディングはスキー靴ソ ールの下に配置されたベースプレートを有し、このベースプレートはスキー先端 に向かって2つの側壁に延長され、両側壁の間には、脚付きばねの影響下にある グリップレバーが横軸に旋回可能に配置されている。脚付きばねはグリップレバ ーをスキー靴クールのための靴底押えに向かって押圧し、この靴底押えは、側壁 の間に配置された別の横軸を中心にして旋回可能であシ、この横軸には突起も支 承されている。この突起はその端部でスキー靴底の切欠きに下から係合する。
パインディングのステップイン位置においては靴底押えがグリップレバーによっ てしっかりと保持され、この場合グリップレバーのガイドカーブは靴底押えの突 子に係合する。スキー靴のソールがステップイン時にベースプレートに接近する と、突子はガイドカーブに沿って移動し、頂点を越えると靴底押えはロック位置 に旋回させられる。
このパインディングにおける欠点は、スキーヤのステップ運動がスキー靴のソー ルの弾性によってのみ行われ、パインディングにおけるヒンジプレートによって は行われないことである。この公知の解決策は従って本発明の対象とは所属分野 において異なっている。
もちろん、係止機構の実際の構成のためには種々異なった解決策が提供される。
しかしながら請求の範囲第18項記載の構成の有利であることがわかっている。
この構成では所望の効果を得るのにただ1つの付加的な脚付きばねしか必要ない 。
また、錠止体の溝に突入する比較的弱い脚付きばねの脚を固定するために、円弧 状の溝の底に扁平面取シ部を設けることも可能であシ、ここにはばね端部が摩擦 によって固定される。しかしながらこれはしばしば錠止体の不本意な旋回を生ぜ しめることがある。このことは請求の範囲第19項の処置によって回避される。
請求の範囲第20項の対象によって、脚付きばねの脚の端部が錠止体内において 動かなくなるおそれが除去される。
請求の範囲第21項の処置によって、脚の端部が保持シェルの横ウエブによって 溝の係止突起を介して押圧されるやいなや、錠止体を自動的にその係止位置に戻 すことが可能になる。
また請求の範囲第22項の特徴によって、スキーパインディングの運転確実性が 高められる。それというのはこの場合必要なばね力はU字形部材の2つの半部に 分割されて、これによって脚付きばねの負荷される脚の座屈のおそれが著しく減 じられるからである。
次に本発明のその他の特徴、利点および詳細を、保持シェルおよびスキー靴の構 成に関する2つの実施例ならびに錠止体のためめ2つの実施例を示す図面を参照 しながら詳説する。
第1図は開放位置ひいてはステップイン位置における本発明によるスキーパイン ディングを示す図、第2図は滑走位置におけるスキーパインディングを第5図の 1−1線に沿って断面した図、第3図は閉鎖位置におけるスキーパインディング をスキー靴による負荷なしの状態で示す図、第3a図は第3図の1部を拡大して 示す図、第4図は走行位置におけるスキーパインディングを示す図、 第5図は滑走位置におけるスキーパインディングを示す平面図、 第6図はスキーパインディングの保持シェルの第1実施例を差し込まれたスキー 靴と共に示す平面図、第7図はスキー靴の第1実施例を示す側面図、第8図はス キーパインディングの保持シェルの第2実施例を差し込まれたスキー靴と共に示 す平面図、第9図はスキー靴の第2実施例を示す側面図、第10図は第1図に似 たスキーパインディングを示す図、 第11図は保持シェルの閉鎖時における錠止体の最大旋回を示す図、 第12図は第2図に似たスキーパインディングを示す図、 第10図および第12図は不必要な部分を取り去って別の幾何学的な関係を示す スキーパインディングの図、 第16図から第20図は錠止体の変化実施例を示すものであって、 第13図は滑走位置におけるスキーパインディングを示す図、 第14図は第13図のXIV −X■線に沿った断面図、第15図は錠止体が解 錠されたスキーパインディングを示す図、 第16図はステップアウト動作中におけるスキーパインディングを示す中心縦断 面図、 第17図、第18図、第19図および第20図は第14図から第16図に対して 拡大してスキーパインディングの1部を示す図、 第21図は係止機構の変化実施例を示す斜視図である。
第1図〜第7図および第10図〜第12図に示された第1実施例には、距離スキ ーまたはツアースキー1用のスキーパインディングおよびそれに所属のスキー靴 100が示されている。スキー1の表面には略示されたねじ2を用いて支承台1 0が取シ付けられている。
支承台は、2つの壁12を備えたベースプレート11から成っておシ、両壁12 はベースプレート11の、スキー先端に向いた前端部において始まシ、はぼベー スプレート11の真中にまで延び、後方範囲に横軸20を保持している。ベース プレート11はその前端部にリブ13をかつ後端部に支持面14を有しておシ、 この支持面にはねじ2が埋め込まれている。
横軸20には旋回部分30が取シ付けられておシ、この旋回部分はその底31で 支承台10の支持面14に載っている。底31はスキー1とは反対の側にパイン ディングの縦軸線から斜めに外方に向かって下がる面31aを有している。横軸 20とは反対側の端部に底31は錠止ビン32または錠止ビームを有している。
横軸20にはまた保持シェル40が取シ付けられておシ、この保持シェルの底面 41は錠止ピン32のためしている。前方部分において、係止溝43aを備えた 横ウェブ43と結合されていて、横軸20とは反対側の後方の範囲にストッパ面 44を有している保持シェル40の側壁42には、上に案内条片45が接続して いる。
横軸20から旋回部分30の上方に向かって突出した付加部33はその上端部に 軸50を有しておシ、この軸には、2腕状のレバーとして構成された錠止体60 が枢着されておシ、この錠止体は保持シェル40に向けられたアームにスロート 状のストッパ63(第10図〜第12図)と係止突起61とを有し、第2のアー ムのスキー1とは反対の側に凹部62を有している。
保持シェル40と旋回部分30とを広げる方向に負荷するばね70を横軸20の まわシに取シ付けるために、旋回部分30の底31には適当な中空室31bが設 けられている。軸50のまわシに取シ付けられた錠止ばね80は錠止体60を保 持シェル40に向かって閉鎖方向に負荷している。
支承台10の前方部分には弾性的な部材90が取り付けられていて、この部材は その切欠き91でベースプレート11のリブ13の上に接触し、リブ3とは反対 側の部分で旋回部分30に支持されている。弾性的な部材90には、スキー1に パインディングを取シ付ける際にねじ2を妨げられること々く差し込めるように 、孔92が設けられている。
パインディングに差し込まれる第7図に示されたスキー靴100はその前方範囲 にソール延長部101を有し又おシ、このソール延長部は付加部101aと、こ の付加部のなかに脚102aが鋳込まれたU字形の引掛は部材102とから形成 されている。引掛は部材102とソールの端面103との間には開口104が形 成される。横から見るとソールの前方範囲はくさび状に延びる案内面105a、 1Q5bを有しておシ、この場合下側の案内面105bは、保持シェル40の底 面41に接触するようになっている。上側の案内面105aと下側の案内面10 5bとの間の角度は、保。
持シェル40の底面41と案内条片45との間の角度に等しい。それというのは パインディングへのスキー靴100の差込み時に上側の案内面105aが下から 保持シェル40の案内条片45に接触すべきだからである。案内面105a、1 05bを備えたソール範囲は支持面106を有しておシ、この支持面はスキー靴 100の差込み時に保持シェル40のストッパ面44に対して平行に該ストッパ 面に接触する。
第8図および第9図に示された第2実施例では保持シェル40′の側壁42′に 切欠き42′aが設けられておシ、該切欠きは外方に向かって拡大している。こ の実施例におけるスキー靴100′は、ソール材料によって取シ囲まれた引掛は 部材の外側面に斜めの面102’、 cを有している。
第1図に示されたパインディングへのステップイン時にはスキー靴100はその 案内面105 a、 105bで保持シェル40に斜め上から導入され、この動 作はスキー靴の引掛は部材102が錠止体60の係止突起61に接触するまで続 けられ、次いで踏み下ろされる。
この際に保持シェル40はばね70の力および部分的に錠止ばね80の力に抗し て下方旋回させられる。この時に錠止ピン32はスキー靴100のソール延長部 101における開口104を下から貫通する。・錠止ピン32の直線的な区分3 2aの傾斜部は、保持シェル40の踏下ろしの第1段階において開口104への 錠止ピン32の進入を容易にするために働き、この第1段階はスキー靴100の 支持面106が保持シェル40のストッパ面44に接触するまで続く。第2段階 において引掛は部材102はさらに直線的な区分32aに沿って移動するが、こ の際に引張シ応力は増大する。
踏下ろしの第3段階では直線的な区分32aの移行点32cから円弧区分32b tでは引張シ応力が維持されるのに対して、引掛は部材102は円弧区分32b に沿ってその最終位置にまでコンスタントに移動する。
それというのは円弧区分32bはその中心を横軸2゜に有しているからである。
同時に横ウェブ43は係止突起61の内側に沿って下に向かって滑ベシ、この場 合横ウェブ43は、係止突起61がその係止溝43aにおいて係止しひいては位 置固定するまで、係止突起61を開放方向に向からて負荷する(第10図および 第11図)。パインディングへのステップインは、起立はねとして設計されたば ね7oに対して高められる踏込み力に抗して行われ、この場合錠止ばね80は保 持シェル40の旋回時に付加的に負荷される。この解決策は、錠止体60と保持 シェル40の横ウェブ43との構成時における構造的な処置によって簡単に達成 され、これによってパインディングへのステップイン時に錠止体60の旋回角( α)が増大され、ひいては錠止ばね80が強く圧縮される。高められるばね力に 抗したステップインによってパインディングの早期の制御されない閉鎖が、スキ ー靴100が保持シェル40にしつかシと位置しない間は阻止される。パインデ ィング内の雪は第1実施例ではステップイン動作時に保持シェル40の底面41 における切欠き41aを通して押し出される。第2実施例では雪は引掛は部材1 02′における斜めの面102’cによって保持シェル40′の側壁42′にお ける切欠き42′aに導かれ、そこから押し出される。さらに旋回部分3oと保 持シェル40との間にある雪は旋回部分30の底31における斜めの面31aに よって外方に案内される。
保持シェル40の、スキー1に向かって完全に下げられた位置では、つまシ第2 図に示された滑走位置のように保持シェル40がベースプレート11の支持面1 4に接触している場合には、引掛は部材102は錠止ピン32の円弧区分32に おける最も深い位置を占めておシ、錠止体60の係止突起61は錠止体6oの閉 鎖方向に位置する壁43bに接触している。立っている場合にも占められるこの 位置では、錠止体6oは凹部62へのスキーストック先端の差込みと錠止ばね8 00力に抗した圧力負荷とによって開放可能であシ、この場合スキー靴100は 高く上げることによって錠止ピン32の係合から外され、次いで保持シェル40 から引き出され得る。
第3図にはパインディングが閉鎖された位置で・示されているが、しかしながら この場合パインディングはスキー靴100によって負荷されていない。ばね70 による負荷に基づいて、錠止体60の係止突起61が完全に係止溝43a内に位 置するまで、保持シェル40は持ち上がる。第3a図に保持シェル40の横ウェ ブ43における錠止体60の係止突起61の係合が拡大されて示されているこの 位置では、錠止体60は開放され得ない。第3a図には開放方向における錠止体 60の旋回時における係止突起の経路が1点鎖線で軸50を中心にした円弧20 0aとして示されている。
錠止体60のこの旋回はしかしながら横ウェブ43の、錠止体60の開放方向に 位置する壁の隆起した範囲43Cによって阻止されておシ、この範囲は従って錠 止体60のだめの付加的な固定部材を形成している。
スキー靴100がパインディングに差し込まれていると、スキー靴100は歩行 の第1段階において第3図に示された位置を通過する。旋回部分30に対する保 持シェル40の相対運動によって、スキー靴100の引掛は部材102は錠止ピ ン32の円弧区分32bの上部範囲におけるこの位置を占める。第4図に示され たようにスキー靴100がさらに上がった場合にも、錠止体60と保持シェル4 0の横ウェブ43との間の休止位置および錠止ピン32の円弧区分32bにおけ る引掛は部材102の位置は保たれ、これによって保持シェル40と旋回部分3 0とはユニットを形成し、弾性部材90の力に抗して逆時計口シ方向に旋回する 。
歩行中にパインディング内に集まる雪は、ベースプレート11および旋回部分3 0の下側に構成された斜めの雪押出し面’15.3ICによってパインディング から押し出される。
本発明において特に重要なことは錠止体60と保持シェル40の横ウェブ43と が、錠止体60がパインディングの開放位置および閉鎖位置において正確に規定 された位置を占めるように、互いに調和させられていることである。前記規定さ れた位置は錠止体60と保持シェル40との相対的な位置によって決定され、こ の位置は、パインディングの開放位置では錠止体60のスロート状に形成された ストッパと横ウェブ43の隆起部43dとの接触によって、かつ閉鎖位置では横 ウェブ43の係止溝43aの、錠止体60の閉鎖方向に位置する壁43bと錠止 体60の係止突起61との接触によって生せしめられる。
第10図〜第12図に示された実施例では錠止体60と保持シェル40の横ウェ ブ43とは、錠止体60の位置がパインディングの開放位置および閉鎖位置にお いて同じであるように、互いに調和させられている。パインディングの開放時お よび閉鎖時に保持シェル40の横ウェブ43の隆起部43dと錠止体60の係止 突起61とは互いに擦過し、この際に保持シェル40は一方向における旋回運動 を行い、錠止体60は揺動運動を行う。この揺動運動時に錠止体は最大旋回を達 成し、次いで再びその出発位置に戻る。最大旋回の位置は2つのカーブの交点2 00によって、つまシ、係止突起61が軸50を中心として描く円弧200aと 、横ウェブ43の隆起部43dが横軸20を中心として描く円弧200bとによ って与えられている。この実施例では錠止体60の位置はパインディングの閉鎖 時および開放時において同じで、かつ交点200は不動の位置を有しているので 、パインディングの閉鎖時における錠止体60の旋回角(α)はパインディング の開放時における最小旋回角(β)と同一である。
第11図には錠止体60と保持シェル40の旋回がその他すべての部材を取シ去 つた状態で示されており、この場合保持シェル40のうちの横ウェブ43だけが 図示されている。パインディングの開放位置における錠止体60および保持シェ ル40の位置は実線で示されている。パインディングの閉鎖時つtb保持シェル 40の下方旋回時には横ウェブ43の隆起部43dは係止突起61の内側に沿っ て下方に滑動し、この際に横ウェブ43は錠止体60を開放方向において、錠止 体60が第11図に破線で示された最大旋回位置に達するまで負荷する。この位 置が越えられた後で保持シェル40はさらに旋回し、錠止体60はその係止突起 61で、錠止体60の閉鎖方向に位置する横ウェブ43の壁43bに接触し、こ の際に錠止体60は再びその出発位置に戻る。パインディング閉鎖時における横 ウェブ43の位置は第11図において点線で示されている。
第13図〜第20図に示されたスキーパインディングは錠止体およびその係止機 構の構成に到るまで上に述べた実施例の構成に相当している。このことに基づい 1、スキーパインディングのその他の部材が、たとえ上に述べた実施例とはわず かに異なっている場合でも七扛らの部材には同一符号が付けられている。錠止体 およびその係止機構は区別し易くするために300”を加えた符号で示されてい る。
横軸20にはばね5の他に錠止体360のための係止機構として付加的な脚付き はね306が配置されておシ、この脚付きばねは以下においてさらに詳しく述べ るように錠止体360と作用結合されている。
錠止体360の、係止突起361を保持するレバーアームには、4角形横断面の 溝364が切り欠かれている。溝364の底には軸50から離れている溝端部の 近くに係止突起365が構成されている。係止突起365と、軸50に隣接した 溝364の端部との間において溝は円弧状に延びている。
一方の脚306aが旋回部分30において固定されている上に述べた付加的な脚 付きばね306は、その他方の脚306bで溝364に係合している。この脚3 06bの端部306Cは第17図〜第20図に示されているように円弧状に構成 されている。しかしながらまたこの端部はローラを有していてもよい。溝364 の底と脚306bの端部306Cとの接触点において脚の軸線に対する垂直平面 を設定すると、この垂直平面は溝底における接線平面との間に角度γを形成し、 この角度は錠止体360の材料と脚付きばね306との間の摩擦角よりも大きい 。
錠止体360のさらに行われた改良によって得られる効果をよシ良く理解するた めに、あらかじめ先に述べた実施例によるスキーパインディングの働きを簡単に 繰シ返し、次いでさらに改良された実施例の働きについて述べる。この場合第1 7図は第14図に示されているスキーパインディングの滑走位置に相当し、第1 8図は錠止体の解離時におけるスキーパインディングに相当する。第19図およ び第20図にはステップアウト動作中における脚付きばねの一方の脚および錠止 体の中間位置が示されている。
先に述べた実施例によるスキーパインディングの作用は下記の通シである:開放 されたパインディングへのステップイン動作時にここには図示されていないスキ ー靴は保持シェル40に斜め上から差し込まれる。
次いでスキー靴は保持シェル40と一緒に下に向かって第16図に示された位置 を越えて第14図に示された位置に旋回させられ、ソール延長部の貫通開口を貫 通する錠止ピン32によってしつかシと保持される。
軸50を中心にして旋回可能な錠止体360はこの際にその係止突起361で保 持シェル40の横ウェブ43を越えて滑動しく第16図参照)、最終的に横ウェ ブ43の係止溝41aにおいて係止される(第14図参照)。これによってパイ ンディングは閉鎖され、保持シェル40および旋回部分30はここには図示され ていない弾性的な部材(第1図の部材90参照)の作用に抗して横軸20を中心 にして一緒に旋回可能である。
しかしながらスキーヤがスキー靴をパインディングからステップアウトしたい場 合には、スキーヤはスキーストックの先端を錠止体360の凹部362に押し込 み、これによって錠止体は第14図および第17図に示された錠止はね80の力 に抗して逆時計口シ方向に旋回させられる。同時に係止突起361は保持シェル 40の横ウェブ43の係止溝43aから持ち上げられ、この結果保持シェルは旋 回部分30に対して、錠止ビン32がスキー靴のソール延長部における切欠きを 去るまで旋回することができる。この場合スキーヤは全ステツ゛プアウト動作中 にスキーストックで錠止体360を開放位置に押し下げた11にしておかなくて はならない。
このステップアウト動作を簡単化するために、錠止体360は旋回位置において 本発明による改良によれば脚付きばね306の脚306bによってしつかシと保 持される(第15図および第18図参照)。これによってスキーヤはステップア ウト動作中に錠止体360を押し下げられた状態に保つ必要はなく、パインディ ングからのステップアウト時に両スキーストックで自分自身をコースに支持する ことができる。
このステップアウト動作中に保持シェル40の上方旋回によって脚付きばね30 6の脚306bは短い空移動で保持シェル40の横ウェブ43によって錠止体3 60の係止突起365に押圧され、この際に錠止体の係止突起361は既に保持 シェル40の横ウェブ43の上方の端部範囲に到達している(第19図参照)。
これによって、脚付きはね306は保持シェル40のさらに続く上方旋回時に横 ウェブ43を用いて、かつ錠止ばね80によって助成されてその準備位置に戻シ 旋回させられる。
従って脚付きばね306は任意のステップアウト動作時に強制的にその出発位置 に戻し案内される。上に述べた空移動は、保持シェル40の横ウェブ43の上側 がステップアウト動作中に錠止体360の係止突起361によって係合されて、 再係止またはロックがなされるように設定されている(第19図および第20図 参照)。これによってパインディングは新たなステップイン動作のために準備さ れる。
第13図〜第20図に示された先行する実施例の脚付きはね306に相当する、 第21図に示された脚付きばねは全体を符号316で示されている。この脚付き はね316は横から見てほぼU字形に構成されている。脚付きばね316は、パ インディングの旋回部分30に固定される2つの脚316aを有している。他方 の2つの脚316bは横ウェブ316Cによって互いに結合されている。この横 ウェブ316cは錠止体360の適当な幅の溝内を案内される。脚316aと3 16bとの間に位置している脚付きばね316の螺条316dは、支承台10に 支承されたスキーパインディングの横軸20に配置されている。
本発明は図示の実施例に限定されるものではない、錠止体全付加的に確保するた めに隆起した範囲を備えた保持シェルの横ウェブの構成は、第8図〜第9図に示 された第2実施例において行われることもできる。
同様に保持シェルの閉鎖力の強化が第2実施例において実現されてもよい。
保持シェルの閉鎖力をさらに高めたい場合には、パインディングの開放状態にお ける錠止体の位置が閉鎖状態におけるよシも強く閉鎖方向に回動されていなくて はならず、このようになっていると、パインディングの閉鎖時に進められるばね 行程はよシ大きくなる。
このことは例えば、錠止体に深くフライス削シされたスロート状のストッパによ って達成され得る。錠止体および横ウェブの種々様々な構成によって、パインデ ィングの開閉時における錠止体の位置が変化させられ、これによってパインディ ングの閉鎖時における錠止体の旋回角の大きさが変化させられ得る。
さらに脚付きばねの所属の脚の、錠止体の溝内を案が設けられていてもよい。
宝際瓜査報告 FR−A−253701008106/84 NoneAT−A−375835 10109/84 NoneDE−A−340586127106/85 No ne

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.距離スキーまたはツアースキー用のスキーバインデイングであつて、保持シ エル(40,40′)が設けられており、該保持シエルが少なくとも1つの錠止 ピン(32)を保持する旋回部分(30)と一緒に、しかも閉鎖位置と開放位置 との間における移行を目的として該旋回部分に対して相対的に、スキーに位置固 定の水平な横軸(20)を中心にして旋回可能に支承されており、この場合ばね 弾性的な錠止体(60)によつて固定されたバインデイングの閉鎖位置では、旋 回部分(30)の錠止ピン(32)が保持シエル(40,40′)の開口(41 b,41′b)に突入し、保持シエル(40,40′)がスキー靴(100,1 00′)の前方のソール延長部(101,101′)に上から係合し、かつ錠止 ピン(32)がソール延長部(101,101′)における開口(104,10 4′)をも下から貫通しており、これに対してバインデイングの開放位置では錠 止ピン(32)が保持シエル(40,40′)の内部から離れている形式のもの において、保持シエル(40,40′)と旋回部分(30)との共通の旋回が、 スキーに位置固定の支承台(10)に固定された横軸(20)を中心にして弾性 的な部材(90)に抗して行われ、保持シエル(40,40′)および旋回部分 (30)がそれぞれその前方範囲において横軸(20)によつて貫通されており 、旋回部分(30)がその前方範囲に上方に向かつて延びた延長部(33)を有 し、該延長部が軸(50)に錠止体(60)を保持していて、該錠止体がバイン デイングの閉鎖方向において、係止溝(43a,43′a)を備えた保持シエル (40,40′)の横ウエブ(43,43′)に係合し保持シエル(40,40 ′)と旋回部分(30)とを互いに離れる方向に負荷するばね(70)が設けら れていることを特徴とする、距離スキーまたはツアースキー用のスキーバインデ イング。 2.距離スキーまたはツアースキー用のスキーバインデイングであつて、保持シ エル(40,40′)が設けられており、該保持シエルが少なくとも1つの錠止 ピン(32)を保持する旋回部分(30)と一緒に、しかも閉鎖位置と開放位置 との間における移行を目的として該旋回部分に対して相対的に、スキーに位置固 定の水平な横軸(20)を中心にして旋回可能に支承されており、この場合ばね 弾性的な錠止体(60)によつて固定されたバインデイングの閉鎖位置では、旋 回部分(30)の錠止ピン(32)が保持シエル(40,40′)の開口(41 b,41′b)に突入し、保持シエル(40,40′)がスキー靴(100,1 00′)の前方のソール延長部(101,101′)に上から係合し、かつ錠止 ピン(32)がソール延長部(101,101′)における開口(104,10 4′)をも下から貫通しており、これに対してバインデイングの開放位置では錠 止ピン(32)が保持シエル(40,40′)の内部から離れており、この場合 保持シエル(40,40′)と旋回部分(30)との共通の旋回が、スキーに位 置固定の支承台(10)に固定された横軸(20)を中心にして弾性的な部材( 90)に抗して行われ、この場合保持シエル(40,40′)および旋回部分( 30)がそれぞれその前方範囲において横軸(20)によつて貫通されており、 かつ旋回部分(30)がその前方範囲に上方に向かつて延びた延長部(33)を 有し、該延長部が軸(50)に錠止体(60)を保持していて、該錠止体がバイ ンデイングの閉鎖方向において、係止溝(43a,43′a)を備えた保持シエ ル(40,40′)の横ウエブ(43,43′)に係合し、かつこの場合保持シ エル(40,40′)と旋回部分(30)とを互いに離れる方向に負荷するばね (70)が設けられている形式のものにおいて、錠止ピン(32)の、横軸(2 0)に向いた面が2つの区分(32a,32b)から形成されていて、両区分の うちの、スキー(1)に隣接した円弧区分(32b)が横軸(20)を円弧の中 心としており、該円弧区分に直線区分(32a)が接続し、該直線区分が横軸( 20)から離れる方向に斜めに延びており、保持シエル(40,40′)がその 側壁(42,42′)の、横軸(20)とは反対側の端部に、バインデイングの 長手方向軸線に向かつて収れんするスキー靴(100,100′)のための2つ のストツパ面(44,44′)を有していることを特徴とする、距離スキーまた はツアースキー用のスキーバインデイング。 3.ストツパ面(44,44′)がバインデイングの長手方向軸線に対して対称 的に延びていて、該長手方向軸線と約45°の角度をなしている、請求の範囲第 2項記載のスキーバインデイング。 4.スキー靴(100,100′)がその前方範囲に側部の支持面(106,1 06′)を有し、側面図で見てくさび形に延びる案内面(105a,105b; 105′a,105′b)を有し、かつ周知のように平面図で見てU字形の引掛 け部材(102,102′)を有していて、該引掛け部材がそれ自体とスキー靴 (100,100′)との間に開口(104,104′)を形成しており、引掛 け部材(102,102′)の横ウエブ(102b,102′b)が少なくとも スキー靴(100,100′)に向いた側において円筒形に構成されている、特 に請求の範囲第2項記載のスキーバインデイングと共に用いられるスキー靴。 5.U字形の引掛け部材(102)の脚(102a)がソール延長部(101) の付加部(101a)によつて取り囲まれていて、該付加部が案内面(105a ,105b)を有し、その外側で支持面(106)に接続しており、付加部(1 01a)とソールの端面(103)と引掛け部材(102)の横ウエブ(102 b)とが開口(104)を取り囲んでいる、請求の範囲第4項記載のスキー靴。 6.引掛け部材(102′)が少なくともその外側面においてソール材料によつ て取り囲まれていて、該ソール材料がその前方側部に斜めの面(102′c)を 有し、該面が約45°の角度をなして延びている、請求の範囲第4項記載のスキ ー靴。 7.引掛け部材がその前方側部に斜めの面を有し、該面が約45°の角度をなし て延びている、請求の範囲第4項記載のスキー靴。 8.スキー靴(100,100′)の支持面(106,106′)が保持シエル (40,40′)のストツパ面(44,44′)に対して平行に延びており、ス キー靴(100,100′)の案内面(105a,105b;105′a,10 5′b)が保持シエル(40,40′)の底面(41,41′)ないし案内条片 (45,45′)に支持されている、請求の範囲第2項から第4項に記載のスキ ー靴およびスキーバインデイング。 9.旋回部分(30)が、バインデイングの長手方向軸線から外方に向かつて斜 めに下がる面(31a,31c)を備えた底(31)を有しており、保持シエル (40)の底面(41)の前方部分に、スキー靴(100)の端面(103)の 下および前に位置する切欠き(41a)が設けられている、請求の範囲第2項お よび第5項記載のスキーバインデイングおよびスキー靴。 10.旋回部分(30)が、バインデイングの長手方向軸線から外方に向かつて 斜めに下がる面(31a,31c)を備えた底(31)を有しており、保持シエ ル(40′)の側壁(42′)に切欠き(42′a)が設けられていて、該切欠 きが引掛け部材(102′)の範囲におけるソール延長部(101′)斜めの面 (102′c)の前または引掛け部材自体の斜めの面の前に位置しており、同切 欠き(42′a)が外方に向かつて拡大している、請求の範囲第2項および第6 項または第7項記載のスキーバインデイングおよびスキー靴。 11.スキー靴(100)によるバインデイングヘのステツプイン動作時に引掛 け部材(102)が、保持シエル(40)の踏下ろしの第1段階において直線区 分(32a)に沿つて横軸(20)に向かつて運動し、スキー靴(100)の支 持面(106)が保持シエル(40)のストツパ面(44)に支持される次の第 2段階では、さらに底線区分(32a)に沿つてしかしながら引張り応力を増大 させながら運動し、最後の第3段階では円弧区分(32b)に沿つてコンスタン トな引張り応力下で運動し、この場合円弧区分(32b)の長さがスキーへの保 持シエル(40)の完全な降下位置において、旋回部分(30)ではなく保持シ エル(40)の持ち上げられた位置で引掛け部材(102)が円弧区分(32b )の内部にとどまるように、引掛け部材(102)を越えている、請求の範囲第 2項から第4項および第8項記載のスキーバインデイングおよびスキー靴。 12.距離スキーまたはツアースキー用のスキーバインデイングであつて、保持 シエル(40)が設けられており、該保持シエルが少なくとも1つの錠止ピン( 32)を保持する旋回部分(30)と一緒に、しかも閉鎖位置と開放位置との間 における移行を目的として該旋回部分に対して相対的に、スキーに位置固定の水 平な横軸(20)を中心にして旋回可能に支承されており、この場合ばね弾性的 な錠止体(60)によつて固定されたバインデイングの閉鎖位置では、旋回部分 (30)の錠止ピン(32)が保持シエル(40)の開口(41b)に突入し、 保持シエル(40)がスキー靴(100)の前方のソール延長部(101)に上 から係合し、かつ錠止ピン(32)がソール延長部(101)における開口(1 04)をも下から貫通しており、これに対してバインデイングの開放位置では錠 止ピン(32)が保持シエル(40)の内部から離れており、この場合保持シエ ル(40)と旋回部分(30)との共通の旋回が、スキーに位置固定の支承台( 10)に固定された横軸(20)を中心にして弾性的な部材(90)に抗して行 われ、保持シエル(40)および旋回部分(30)がそれぞれその前方範囲にお いて横軸(20)によつて貫通されており、旋回部分(30)がその前方範囲に 上方に向かつて延びた延長部(33)を有し、該延長部が軸(50)に錠止体( 60)を保持していて、該錠止体がバインデイングの閉鎖方向において、係止溝 (43a)を備えた保持シエル(40)の横ウエブ(43)に係合し、かつこの 場合保持シエル(40)と旋回部分(30)とを互いに離れる方向に負荷するば ね(70)が設けられている形式のものにおいて、保持シエル(40)の横ウエ ブ(43)が係止溝(43a)の、錠止体(60)の開放方向に位置する壁に、 隆起した範囲(43c)を有していて、この場合錠止体(60)が任意の開放の ために保持シエル(40)の、スキーに向かつて完全に下げられた位置において 前記隆起した範囲(43c)から解放されていることを特徴とする、距離スキー またはツアースキー用のスキーバインデイング。 13.距離スキーまたはツアースキー用のスキーバインデイングであつて、保持 シエル(40)が設けられており、該保持シエルが少なくとも4つの錠止ピン( 32)を保持する旋回部分(30)と一緒に、しかも閉鎖位置と開放位置との間 における移行を目的として該旋回部分に対して相対的に、スキーに位置固定の水 平な横軸(20)を中心にして旋回可能に支承されており、この場合ばね弾性的 な錠止体(60)によつて固定されたバインデイングの閉鎖位置では、旋回部分 (30)の錠止ピン(32)が保持シエル(40)の開口(41b)に突入し、 保持シエル(40)がスキー靴(100)の前方のソール延長部(101)に上 から係合し、かつ錠止ピン(32)がソール延長部(101)における開口(1 04)をも下から貫通しており、これに対してバインデイングの開放位置では錠 止ピン(32)が保持シエル(40)の内部から離れており、この場合保持シエ ル(40)と旋回部分(30)との共通の旋回が、スキーに位置固定の支承台( 10)に固定された横軸(20)を中心にして弾性的な部材(90)に抗して行 われ、保持シエル(40)および旋回部分(30)がそれぞれその前方範囲にお いて横軸(20)によつて貫通されており、旋回部分(30)がその前方範囲に 上方に向かつて延びた延長部(33)を有し、該延長部が軸(50)に錠止体( 60)を保持していて、該錠止体がバインデイングの閉鎖方向において、係止溝 (43a)を備えた保持シエル(40)の横ウエブ(43)に係合し、かつこの 場合保持シエル(40)と旋回部分(30)とを互いに離れる方向に負荷するば ね(70)が設けられている形式のものにおいて、バインデイングの閉鎖時に閉 鎖方向への錠止体(60)の旋回角(α)がバインデイングの開放時における錠 止体(60)の最小旋回角(β)とほぼ同じかまたはそれよりも大であることを 特徴とする、距離スキーまたはツアースキー用のスキーバインデイング。 14.錠止体(60)の位置がバインデイングの開放位置と閉鎖位置とにおいて 同じである、請求の範囲第13項記載のスキーバインデイング。 15.錠止体(60)がストツパ(63)を有していて、該ストツパにバインデ イングの開放時に保持シエル(40)が横ウエブ(43)の隆起部(43d)で 接触している、請求の範囲第13項記載のスキーバインデイング。 16.距離スキーまたはツアースキー用のスキーバインデイングであつて、保持 シエル(40,40′)が設けられており、該保持シエルが少なくとも1つの錠 止ピン(32)を保持する旋回部分(30)と一緒に、しかも閉鎖位置と開放位 置との間における移行を目的として該旋回部分に対して相対的に、スキーに位置 固定の水平な横軸(20)を中心にして旋回可能に支承されており、この場合ば ね弾性的な錠止体(360)によつて固定されたバインデイングの閉鎖位置では 、旋回部分(30)の錠止ピン(32)が保持シエル(40,40′)の開口( 41b,41′b)に突入し、保持シエル(40,40′)がスキー靴(100 ,100′)の前方のソール延長部(101,101′)に上から係合し、かつ 錠止ピン(32)がソール延長部(101,101′)における開口(104, 104′)をも下から貫通しており、これに対してバインデイングの開放位置で は錠止ピン(32)が保持シエル(40,40′)内部から離れている形式のも のにおいて、錠止体(360)に、係止位置および不作用位置にもたらすことが できる別体の係止機構(306)が配属されており、錠止体(360)自体が、 保持シエル(40)を解放する位置において係止機構(306)によつて係止可 能であり、この係止機構がステツプアウト動作時に保持シエル(40)によつて 不作用位置にもたらされ得ることを特徴とする、距離スキーまたはツアースキー 用のスキーバインデイング。 17.距離スキーまたはツアースキー用のスキーバインデイングであつて、保持 シエル(40,40′)が設けられており、該保持シエルが少なくとも1つの錠 止ピン(32)を保持する旋回部分(30)と一緒に、しかも閉鎖位置と開放位 置との間における移行を目的として該旋回部分に対して相対的に、スキーに位置 固定の水平な横軸(20)を中心にして旋回可能に支承されており、この場合ば ね弾性的な錠止体(360)によつて固定されたバインデイングの閉鎖位置では 、旋回部分(30)の錠止ピン(32)が保持シエル(40,40′)の開口( 41b,41′b)に突入し、保持シエル(40,40′)がスキー靴(100 ,100′)の前方のソール延長部(101,101′)に上から係合し、かつ 錠止ピン(32)がソール延長部(101,101′)における開口(104, 104′)をも下から貫通しており、これに対してバインデイングの開放位置で は錠止ピン(32)が保持シエル(40,40′)の内部から離れており、この 場合保持シエル(40,40′)と旋回部分(30)との共通の旋回が、スキー に位置固定の支承台(10)に固定された横軸(20)を中心にして弾性的な部 材(90)に抗して行われ、この場合保持シエル(40,40′)および旋回部 分(30)がそれぞれその前方範囲において横軸(20)によつて貫通されてお り、かつ旋回部分(30)がその前方範囲に上方に向かつて延びた延長部(33 )を有し、該延長部が軸(50)に錠止体(360)を保持していて、該錠止体 がバインデイングの閉鎖方向において、係止溝(43a,43′a)を備えた保 持シエル(40,40′)の横ウエブ(43,43′)に係合し、かつこの場合 保持シエル(40,40′)と旋回部分(30)とを互いに離れる方向に負荷す るばね(70)が設けられている形式のものにおいて、錠止体(360)に、係 止位置および不作用位置にもたらすことができる別体の係止機構(306)が配 属されており、錠止体(360)自体が、保持シエル(40)を解放する位置に おいて係止機構(306)によつて係止可能であり、この係止機構がステツプア ウト動作時に保持シエル(40)によつて不作用位置にもたらされ得ることを特 徴とする、距離スキーまたはツアースキー用のスキーバインデイング。 18.係止機構が付加的な脚付きばね(306)によつて形成されており、該脚 付きばねの一方の脚(306a)が保持シエル(40)に支持されていて、他方 の脚(306b)がその自由端部で、横断面方形で中央縦断面円弧状の錠止体( 360)の溝(364)内を案内されている、請求の範囲第16項または第17 項記載のスキーバインデイング。 19.溝(364)の底において該溝の、軸(50)から離れている端部範囲に 、係止突起が配置されている、請求の範囲第18項記載のスキーバインデイング 。 20.錠止体(360)の溝(364)内を案内される、脚付きばね(306) の脚(306b)の端部(306c)が、円弧状に曲げられているかまたはロー ラを備えている、請求の範囲第18項または第19項記載のスキーバインデイン グ。 21.係止突起と錠止体(360)の軸(50)に隣接した端部との間における 溝(364)の円弧の各点において、脚付きばね(306)の脚(306b)に 対する垂直平面との接線が、摩擦角よりも大きな角度(γ)をなしている、請求 の範囲第18項から第20項までのいずれか1項記載のスキーバインデイング。 22.係止機構が平面図で見てU字形のダブルの脚付きばね(316)によつて 形成されていて、該脚付きばねの横ウエブ(316c)が錠止体(360)の溝 (364)内を案内されている、請求の範囲第16項および第18項または第1 7項および第18項記載のスキーバインデイング。
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