JPS62502119A - 抗アレルゲン性阻止抗体の力価が高い免疫グロブリン製剤、その製法及びアレルギ−治療への使用 - Google Patents

抗アレルゲン性阻止抗体の力価が高い免疫グロブリン製剤、その製法及びアレルギ−治療への使用

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JPS62502119A
JPS62502119A JP50158986A JP50158986A JPS62502119A JP S62502119 A JPS62502119 A JP S62502119A JP 50158986 A JP50158986 A JP 50158986A JP 50158986 A JP50158986 A JP 50158986A JP S62502119 A JPS62502119 A JP S62502119A
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スタンビユシユ,マリオン・ネ・シモン
スリエ,ジヤン‐ピエール
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サントル・ナシオナル・ドウ・トランスフユジヨン・サンギン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 抗アレルゲン性素子抗体の力価が高い免疫グロブリン製剤、その製法及びアレル ギー治療への使用 本発明は、特に抗アレルゲン性阻止抗体の力価が高い免疫グロブリン製剤組成物 と、この組成物の製法及びアレルギー治療への使用とに係わる。
アレルギーの発現は、免疫性作用因子細胞の表面と循環血液の中とに存在するI gEタイプの抗体即ちレアギンの存在に関係がある。
感作された被験者の体内にはアレルゲンに特異的なこれらの■gE抗体が大量に 存在する。これらと同一のアレルゲンに対抗するI=Cタイプの抗体はIgEと アレルゲンとの出会いによって生じるアナフィラキシ−反応に対して保護作用を 及ぼす、これら+gc抗体は阻止抗体と呼ばれる。この種の抗体の存在はアレル ギー反応を示さない被験者の血清において立証することができる。この種の抗体 はアレルゲン(花粉、ダニ又は膜翅類の毒素)抽出物による脱感作治療を行なう と増加し、この増加に伴って臨床症状が軽減する。
現時点ではアレルギー反応を軽減すべく種々のIgCベース組成物が使用されて いる。これらの組成物はヒト血漿からの抽出によって得られる。一般的にはHe 1vetica Chimi−ca Acta(1954年)、37.866〜 873ページに記載のK15tler P。
Nitehmann )1.及びLergier IA、の抽出法を改良したV ox San−guinis、1962年、t、7、Vol、4.414〜42 4ページに記載のごときに1stler P、及びNitchmann H,の 方法が使用されている。
この方法はアルコール分別(分画)に基づくものであり、アルコールの最終濃度 がpH5,85で19又は22%になるまで血漿にアルコールを加えることから なる。
形成される沈殿物は沈殿物Aと称し、画分I(フィブリノ−ケン、因子vIII )トII+II■(■8G、因子11、Vll、IX、X並びにα及びβグロブ リン)とを含む。
治療に使用される■gGベース組成物は通常画分11+IIIから得られる。
この分別を研究した結果本発明者等は、沈殿物A全体を特定条件下で処理すると 、抗アレルゲン性阻止抗体の力価がより高くてアレルギー症状をより効果的に軽 減させるようなIgGベース組成物の選別が可能になることを発見した。
そこで本発明は、抗アレルゲン性免疫調節特性(pro−pri5t5s im munomodulatrices)を有する新規のIgGベース組成物を提供 する。
本発明はまた、血漿からこの種の組成物を選別するための方法も提供する。
本発明は更に、受動免疫療法によるアレルギー症状の治療におけるこれら組成物 の使用にも係わる。
本発明の1gCベースの組成物はサブクラス4のIgG即ちIg(:4の力価が 少なくとも約4%であり、抗アレルゲン性、特に抗花粉性及び抗ダニ性の阻止抗 体の力価が組成物1ml当たり少なくとも約200(単位)であり、通常は少な くとも約15uであることを特徴とする。
別の特徴として、本発明の1gCベースの組成物はIgtl、4の力価が少なく とも約4%である以外に、少なくとも約10%のポリマー鎖率を有する。
本明細書ではポリマーとは、相互作用の態様に係わりなく、複数のIgCモノマ ー単位からなる鎖を意味する。
別の特徴として本発明の1gCベース組成物は、少なくとも約4%のIgG4力 価及び少なくとも約10%のポリマー鎖率を有する他に、組成物1ml当たり約 20u、通常は少なくとも約15uの抗アレルゲン性、特に抗花粉性及び抗ダニ 性阻止抗体力価を有する。
前述の組成物は、本発明の実施態様の1つでは、平均80〜8%特に約5%の1 gMとを含む。
以後、rIgG組成物」とはIgGをベースとする組成物であると理解されたい 。
本発明はまた、前述の特徴を満たすIgG組成物の分別法にも係わる。
この方法は、ヒト血漿のアルコール沈殿処理によって得た180画分に、好まし くは04〜C12の飽和線状脂肪酸を作用させ、可溶部分を回収することからな る。
尚、ヒト血漿は予め下記のごとく処理し得る:凍結血漿を+5℃以下の温度まで 徐々に加熱する。血漿は沈殿物を含んだ溶液の形状を示す、この低温沈殿物(e ryo−pr≦cipit≦)は特にVIII因子とフィブリノーゲンと、フィ ブロネクチンとを大量に含む、この低温沈殿物の上澄は沈殿物Aの製造で血漿の 代わりに使用し得る。
有利な措置法の1つとして、回収した溶液は少なくとも1回の精製処理にかける 。
本発明の好ましい実施態様の1つでは、出発材料として使用される180画分は 、pH5,85で最終濃度が19〜22%になるような量の95%エタノールを 用いて温度を一10℃まで漸減しながらヒト血漿をアルコール分別することによ って得られるタイプの両分である。
この種のアルコール分別はK15tler及びNitchmannによって前出 の文献に記述されている。
血漿にアルコールを加えると沈殿物Aが形成される。この沈殿物は画分1+II +IIIを含む。
沈殿物Aは飽和脂肪酸を用いて分別処理すべく再溶解する。
有利にはpi(4,5〜5.5、好ましくは約4.8の緩衝溶液を15〜30℃ 、好ましくは22℃の温度で使用する。
g/l、好ましくは20g/lの割合で前記緩衝溶液に添加する。
この脂肪酸は乳濁液の形態で前記緩衝溶液に加えると有利である。
形成沈殿物は他の工業的用途で使用すべく例えば遠心分離によって集める。所望 の画分を含む上澄を回収する。
大きな選択性をもってIgGを保護する特に好ましい脂肪酸にはカプリル酸があ る。
本発明のIgG組成物は治療に使用されるため、得られた脂肪酸溶液、より特定 的にはカプリル酸溶液は少なくとも1回の精製処理にかけると有利である。
この精製処理は特定的にはタンパク質に結合した脂肪酸及び過剰脂肪酸を除去す ることからなる。
これに関しては一変形例として、脂肪酸に対する親和力を持つアジュバント、特 にリン酸三カルシウムのごとき塩を使用すると有利である。pHは予め約6.5 に調整すると有利である。
所望の分離を生起させるに十分なアジュバント濃度は約1〜5g/l、特に約2 〜4g/lである。
過剰アジュバントを例えば遠心分離によって除去し、このようにして清澄化した 溶液を回収し、且つ例えば活性炭を用いて濾過する。
別の変形例では、脂肪酸溶液を例えば活性炭で直接濾過し、リン酸三カルシウム の添加は行なわない。
所望であれば更に別の精製ステップによって脂肪酸と本発明のIgG組成物とを より完全に分離する。
適切な方法としては、アルコール沈殿法又はIgと脂肪酸との大きさの差異に基 づく分離法、例えば、透析、限外濾過もしくは正接限外濾過が挙げられる。
アルコール沈殿法を用いる場合には処理される溶液のpHを約7に調整すると有 利である。
アルコール沈殿に必要な条件としては、アルコール、有利にはエタノールを最終 濃度が約20〜40%、特に約30%になるまで室温より低い温度で、好ましく は約O℃に冷却した溶液上に加えることが挙げられる。前記溶液の温度はアルコ ール添加中に一10℃〜−15℃、特に約−12℃まで下げる。
形成した沈殿物を回収する。有利には前述のごとく清澄化したIgG溶液、又は アルコール沈殿の結果回収した沈殿物を注射用組成物を得るべく処理すると有利 である。
この処理は透析タイプ又は限外−過タイブの操作からなる。
良好な筒内注射条件は約100g/ Iのタンパク質を含む組成物を用いること によって得られる。この濃度は例えば、室温より低い温度、有利には約4℃で、 3〜7g/l好ましくは約4.5g/lの割合のNaClに対する透析により得 られる。
前記溶液の容量オスモル濃度(osmolarite)は例えばグリココルのご とき可溶化及び安定剤を用いて約250〜500n+Osm/ l、特に約30 0mOsm/lに調整する。
このようにすれば、沈殿物A全体から極めて有用なIgC組成物を選別すること ができる。
本発明の組成物は抗アレルゲン性阻止抗体の力価が高く、且つ別の特徴としてI gGポリマーの含量も高いため、アレルギーの治療に特に適している0本発明の 組成物は耐性も高いためより一層有利である。
そこで本発明は薬剤の有効成分としての前述のごとき組成物の使用にも係わる。
本発明の組成物を感作被験者に注射して行なった二重盲検法による臨床実験の結 果、本発明の組成物は受動免疫療法において効果的であり、あるものは季節的花 粉症に見られるアレルギー症状を著しく軽減させることが判明した。
本発明の薬剤はアレルギー特に花粉又は家屋内のほこりに起因する季節的花粉症 又は季節的もしくは非季節的アレルギー性鼻炎の治療に使用し得る。
枯草熱(花粉症)にかかった被験者の場合は一定の間隔をおいて繰り返し注射す ると、アレルギーの臨床症状が目、鼻又は呼吸器を問わずに予防又は軽減される 。
これらの薬剤は、脱感作の初期において特に有用な脱感作アジュバントを構成し 、脱感作を強化、補充するものであり、注入アレルゲン量のより急速な増加を可 能にすると共にステロイド療法の使用を回避せしめる。
この受動免疫療法は能動免疫療法(脱感作)を妨害することはない、抗アレルゲ ン性■gG抗体を注入しても脱感作時に観察されるIgG抗体の増加は阻止され ないのである。
従って本発明の薬剤は従来の又は最近の脱感作治療と併用することができる。
本発明の薬剤はまた、脱感作が行き、詰まった時、又は脱感作が遅い時にも使用 し得る。
本発明の薬剤は、ウィルス性疾患によって一時的免疫機能低下が生起した後で、 特に家屋内のほこりに起因する無周期けいれん性態カタル及びアレルギー性態− 気管−気管支炎のアレルギー症状が再発した時により大きな有用性を示す。
本発明の薬剤は筒内注射し得る。
本発明の薬剤は例えば、本発明のIgC組成物を100g/Iで含む溶液が5又 は10m1入っている筋向自己注射可能な注射器の形態であると有利である。
好ましいIgGMl成物は下記の特徴を有する:タンパク質を合計で有利には約 100〜170g/l含むpH約6.4〜7.2の無菌非発熱性無毒性組成物で あること、抗体活性が抗花粉の場合は15u/a+1より大きく、抗ダニの場合 も15u/ifより大きいこと。これらの組成物の電気泳動的純度が約90%を 越え、容量オスモル濃度が約250〜500mOs+++/ lであること。
これらの溶液は有利にはナトリウムマーキュロチオラートのごとき防腐保存剤を 含む、この物質の用量は約10,000に対して1以下が適当である。これらの 溶液はまた、グリココルのごとき可溶化及び安定剤も含む、グリココルの適切な 濃度は約18〜25g/lである。ナトリウム及び塩化物の含量は約7g/lで ある。
一例として、a)中程度のアレルギー症状、及びb)免疫調節障害の軽い免疫欠 損症又は重度のアレルギー症状の場合に使用し得る用量を下記に示す。
a) 一被験者体重60kg以下=5mlの注射を1週間に2回の割合で3週間行なう 。
一被験者体重60kg以上: 10n+Iの注射を1週間に2回の割合で3週間 行なう。
b) 一被験者体重60kg以下:5n+1の注射を1週間に3〜4回の割合で3週間 行なう。
−被験者体重60に、以上: 10m1の注射を1週間に3〜4回の割合で3週 間行なう。
医師は必要であれば特定の事例に応じて前述の薬用量を変えることができる。
一40℃で保存したプーリングフラスコ又はプーリング袋もしくは個々の袋から 取り出した血漿を注意深く解凍する。
冷凍室に通すことによって一10℃及びO’Cに徐々に再加熱し、次いで+3℃ の湯せんにより解凍し、最終温度を+3℃に維持する。
タンパク質の割合とpHとを検査し、細菌テストを行ない且つ低温沈殿物を除去 した後で、前述のN1tsch…annKist!erの方法に従いエタノール で分別処理を行なう。
このアルコール分別処理の主要ステップは下記の通りである。
−0,5%塩化ナトリウム溶液を用いてタンパク質の割合を50g/lに調整す る。
一最終濃度が19%(又は22%)になるような量の95%エタノールを使用し 、温度を一10℃まで徐々に低下させてpH5,85の免疫グロブリンを沈殿さ せる。
−免疫グロブリンを構成する沈殿物(沈殿物A)を遠心分離にかけて回収し、必 要であれば m−25℃で凍結する。
画分Idl+IIIを含む沈殿物Aはペーストの形態で存在する。
2)立り二〇と敢Jう圧 a)孔iL 前記沈殿物を酢酸0.05M溶液と酢酸ナトリウム0.05M溶液との混合によ って得たpH4,8〜4.9の酢酸/酢酸塩M街混合液中に再溶解する。
ペースト1kg当たり91の緩衝液を使用する。20〜22℃の温度で緩衝液中 のペーストの漸進的分裂が観察される。
この混合液を均質化の目的で約2時間放置する。
タンパク質の割合は約25g/Iである。
b>i乙去区11肢 α:カプリル酸の添加 攪拌下で20g/1.のカプリル酸(純度99%、ref 、193−Merc k )を加える。この添加の終了後も、更に45分間攪拌を続ける。
−変形例ではカプリル酸(純度99%ref、193−Merck) 20El /lを含む乳濁液を前記タンパク質溶液に攪拌しながら加える。P!拌はタンパ ク質の沈殿物が出現するまで続けるが、この操作の所要時間は前述の場合より短 い。
β二遠心分離 前記懸濁液を温度が低下しないようにして約501/hの割合で遠心分離にかけ る(装置: 5harples AS 16) 、糖タンパク質とアルブミンと を含有している形成沈殿物を回収しく 40kg当たり約30kg> 、他の工 業的用途、例えばアルブミン源としての用途に再使用する。上澄を回収する(約 360〜3801)。
γ:pHの調整 NaOHINを用いて前記上澄のp)lを6.5に調整する。
δニリン酸三カルシウムの添加 上澄11当たり2gの割合でリン酸三カルシウムを加え、30分間攪拌する。
ε:遠心分離 前述の条件で遠心分離を実施して前記リン酸塩を除去する。
η:濾過 活性炭含有プレート(例えば5eitz AKS4プレート)を用いて前記上澄 を濾過する。この操作の所要時間は約1時間である。
ζ:pHの調整 NaOHによりpHを7に調整する。
λ:30%エタノールによるIrCの沈殿予め0℃に冷却□した前記溶液に濃度 が30%になるような量のエタノールを加える。このアルコール添加の間に温度 を一12℃まで下げる0本発明の方法の一変形例として、この沈殿処理の代わり に後述のステップしで説明するごとき限外濾過を行なってもよい。
ε:遠心分離 前記溶液を先ず’30+/hの割合で遠心分離にかける(装置は5harple s AS 1−6を使用)。
沈殿物A 40kgに対して約12kgの青味がかった粘稠性沈殿物が回収され る。
に:再溶解 前記沈殿物を5.17ktrの割合でNaCl:8g/l、グリココル:4.5 ε/1(透析の場合う又はl1g/l (限外濾過の場合)のM清液601に再 溶解する。
必要であればpHを7.5に調整する。タンパク質の割合は約50g/Iである 。
L:透析又は限外濾過 予め濾過した前記溶液を+4℃で約10時間NaCI(4,51/I)に対して 透析する。タンパク質の割合を調べる(約140g/l)。
グリココル(l1g/l)を用いて前記溶液の容量オスモル濃度を約300+a Osm/ Iに調整する。ナトリウムメルチオラート(1plo、000)を加 え、次いで細孔直径0.22μのフィルタで無菌濾過する。
注射器に分配する前にタンパク質の割合を最低100g/I(実際には105〜 100g/l)に調整する。希釈によって塩、グリココル及びメルチオラートの 用量を補足し、次いで無菌濾過する。これらの組成物は好ましくは約+2〜+6 ℃の温度で保存する。
本発明の方法の一変形例では、前述のステップγで得られた生成物を前述のステ ップηの方法に従い活性炭含有プレートで直接濾過し、ステップζ及びεは省略 する。この方法は特に上澄が乳状又は乳白状で存在しない場合に適している。
IG■^IMの ム びIGの ブクース1G4の割ムの呼Mancini他に よりI+muno Chemistry No3、p、235.1965年に開 示されている技術に従って繰作を行なう、市販の特異的抗血清(例えばNord icマーク又はオランダ国赤十字のもの)と、IgG、1.^又はIgMの割合 がわかっている対照とを使用する。Igに4の対照はドナー50人分のIgG4 率0.4g/Iの健全血液のプールからなる。
検査の結果本発明のIgG組成物は平均85%のTgG、10%のIg^及び5 0%のIBMを含んでいた。これら組成物のIgGJ率は4%以上である。
本発明の組成物60ツトとアルコール分別したγグロブリン60ツトとを比較す ると、tgcの割合は本発明の組成物で平均4.5%、前記グロブリンで2%で ある。対照血漿プールは3%のIgG4を含んでいた。
ICイブの アレル ン の2 の a)m 1−抗アレルゲン性抗体を固相放射線免疫テストにより測定する。共有結合によ ってアレルゲン抽出物を結合したニトロセルロースディスクを血清又は免疫グロ ブリンの希釈物と共にインキュベートする。何回も洗浄した後、前記ディスクを ヨード125で標識したブドウ球菌タンパク質Aと共にインキュベートする ( Radio−isotopesサービスC,N、T、S。
〉、前記タンパク質Aは大きな親和力をもって93%のヒトIgcのFc部分に 固定される。
18時間の接触後、固定されなかったタンパク質Aを一連の洗浄処理で溶離する 。
IgGに結合したタンパク質Aの量をガンマ−線計数器によっIgGに結合した タンパクAの量をガンマ−線計数器によって測定し、反応に関与した放射能の合 計量に対する%で表わす。
2−Elisa (Enzyme 1inked ima+uno−sorbe nt assay)タイプの別の方法に従い、禾本科の花粉から抽出したアレル ゲンを微量滴定プレートに吸収させ、次いで本発明の溶液と接触させる。アレル ゲンによって固定されたIgGの存在は、アルカリ性ホスファターゼ又はペルオ キシダーゼで標識した免疫グロブリンによって示される。溶液の希釈度の関数と して光学的濃度を表わすシグマ状曲線が得られる。
これらの曲線に基づいて、治療用免疫グロブリン組成物中の抗アレルゲン性■g Gが測定される。
b) Eの′′ に存 る1 の言 ドナー100人分の血清プール(各血清2m1)の活性を基準として使用する。
これは定義上1単位/+++lとして表わされる。
この活性は1/200〜1/25の血清希釈度で測定する。血清プールの希釈度 とタンパク質Aの固定率との間の関係を示す基準曲線を形成する。
約1/100の血清プール希釈度に対応するタンパク質の固定率を得るべく、治 療用γグロブリン溶液を希釈する。
前述の基準曲線に基づいて、当該治療溶液中に存在する抗アレルゲン性免疫グロ ブリンの1ml当たりの単位数を計IgG抗体を、少なくとも1種類の禾本科花 粉(phIeunpratense又はDactylis glomerata )抽出物とダニ(Dera+ato−phagooids pLeronyss inus)抽出物とに対する活性に関して測定する。
本発明のIgG組成物の抗アレルゲン性阻止抗体の力価は抗花粉が最低15u/ wlf且つ抗ダニが最低15u/mlである。
本発明の組成物160ツトの平均抗花粉活性は23u/mlであり、抗ダニ活性 はそれと同じかやや大きい。
担九にへ訃丸 分子量20,000〜350,000ダルトンのタンパク質を分離するゲルを用 いてパーミェーションクロマトグラフィを行なう。
下記のように操作すると後述の結果が得られた。
Ultrogel八C^34(LへB)マークで市販されている製品をゲルとし て収容した直径2.5cmの100cmカラムを使用する。
2.5ml中に100mgのタンパク質を配置する。
溶離速度は20m1八である。
ピークは280mmで検出される(光学的濃度の測定)、ブラニメータによって 表面積を測定する。
得られた結果によれば、ポリマーの割合は本発明の■gG組成物では10%より 大きく(50ツトの平均15%)、アルコールで分別した免疫グロブリン画分で はほとんど5%以下(130ツトの平均4.5%)である。
本発明の組成物のモノマー、ダイマー及びポリマー画分の組成を調べた結果、各 画分毎に免疫グロブリン組成が異なっていた。
夫々に測定したIgC、IgA及びIgMの種々の割合を次表に示す。
本発明の組成物 重合画分 「ダイマー」 「モノマー」1[?[; 85%  50% 70% 95%Ig^ 10% 10% よ25% 5%IBM 5%  40% 55% 0% 実施例2:本発゛明の組成物の溶液を用いて行なった臨床テストの結果 本発明のIgC組成物を100g/I含み、抗花粉力価が15単位/m1、抗ダ ニ力価が15単位/n+Iであり且つ添加剤として1p10.000のマーキュ ロチオラートを含む溶液を使用する。
使用した治療法プロトコールに従い、本発明の組成物を1週間に20m lの割 合で5週間にわたり筋向注射した。この組成物は、アレルギーの原因と花粉又は ダニとの関連を判定せずに、アレルギー性被験者に対して使用した。活性の評価 は患者の症状を毎日観察することによって行なった。
臨床症状(j!、目及び呼吸器)を記録した。この治療を受けた33人の患者の 内15人が極めてよい結果を示し、10人が良い結果を示し、8人は好結果を示 さなかった。
別のテストで□は被験者19人の内8人が極めて良い結果を示し、3人が良い結 果を示し、8人が好結果を示さなかった。
偽薬グループは本発明の組成物で治療した患者グループと異なり「スコア症状( score symptsIIle) Jを示し且つ薬剤消費が著しく少ない、 前記スコア症状は治療の最後の3週間は統計的に弱くなる。
種々のテストを行なった結果、本発明のIg(、組成物の耐性は常に満足なもの であり、且つ患者の臨床症状に改善が見られた。
記録されたこれらのポジティブな結果はこれら被験者の免疫反応に対する調整活 性を立証するものである。
前述のごとき本発明の組成物を免疫調節活性の目的で使用することも本発明の範 囲内に含まれる。
これらの免疫調節現象は主に、特定の免疫欠損症、特に子供に見られるもの、及 び自己免疫病理学において重要な役割を果たす。
国際調査報告 −一一哨1師−一―−やCT/FR86100075AhJNEX To TF ?+ INTERNATIONAL 5EARCHREPORT ON

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.IgGをベースとする製剤であって、サブクラス4のIgG即ちIgG4の 力価が少なくとも約4%であり、抗アレルゲン性、特に抗花粉性及び抗ダニ性の 阻止抗体の力価が製剤約1ml当たり少なくとも約20単位であり、通常は少な くとも約15単位であることを特徴とする組成物。
  2. 2.少なくとも約4%のIgG4力価と、少なくとも約10%のポリマー鎖率と を有することを特徴とするIgGベース製剤。
  3. 3.少なくとも約4%のIgG4力価と、少なくとも約10%のポリマー鎖率と 、製剤1ml当たり約20単位、通常は少なくとも約15単位の抗アレルゲン性 、特に抗花粉性及び抗ダニ性阻止抗体力価とを有することを特徴とするIgGベ ース製剤。
  4. 4.平均80〜90%、特に約85%のIgGと、7〜15%特に約10%の1 gAと、3〜8%特に約5%のIgMとを含むことを特徴とする請求の範囲1か ら3のいずれかに記載の製剤。
  5. 5.タンパク質を合計で有利には約100〜170g/1含み、抗体活性が抗花 粉の場合は15単位/mlより大きく、抗ダニの場合も15単位/mlより大き く、電気泳動的純度が約90%を越え、容量オスモル濃度が約250〜500m Osm/lであるpH約6.4〜7.2の無菌非発熱性無毒性組成物からなり、 有利にはナトリウムマーキュロチオラートのごとき防腐保存剤を特に10,00 0に対して1以下の用量で含むと共に、グリココルのごとき可溶化及び安定剤も 特に約18〜25g/lの割合で含むことを特徴とする請求の範囲1から4のい ずれかに記載の1gGベース製剤。
  6. 6.処理又は未処理ヒト血漿のアルコール沈殿処理によって得た免疫グロブリン 画分に、好ましくはC4〜C12の飽和線状脂肪酸を作用させ、可溶部分を有利 には少なくとも1回の精製ステツプにかけることからなるサブクラス4のIgG 製剤の製法。
  7. 7.出発材料として使用されるIgG画分が、pH5.85で最終濃度が19〜 22%になるような量の95%エタノールを用いて、温度を−10℃まで漸減し ながら処理又は未処理ヒト血漿をアルコール分画し、このアルコール添加の結果 としてIgG含有沈殿物Aを形成せしめることによって得られるタイプの画分で あることを特徴とする請求の範囲6に記載の製法。
  8. 8.特にpH4.5〜5.5好ましくは約4.8の緩衝溶液に再溶解した沈殿物 Aを、この溶液のタンパク質濃度約20〜30g/l、好ましくは25g/lに 対して、特に約10〜50%、好ましくは沈殿物A含有緩衝溶液11当たり約2 0gの飽和脂肪酸処理することを特徴とする請求の範囲6又は7に記載の製法。
  9. 9.飽和脂肪酸としてカブリル酸を使用することを特徴とする請求の範囲6から 8のいずれかに記載の製法。
  10. 10.脂肪酸に対する親和力を与えられたアジュバント、特にリン酸三カルシウ ムのごとき塩を好ましくは1〜5g/l、特に2〜4g/lの割合で加えるよう な少なくとも1つの精製ステップ、及び/又はアルコール沈殿処理ステップ、及 び/又はIgと脂肪酸との大きさの差異に基づく分離、例えば透析もしくは限外 濾過も含むことを特徴とする請求の範囲6から9のいずれかに記載の製法。
  11. 11.アルコール沈殿処理ステップを、アルコール、有利にはエタノールを量終 濃度が約20〜40%、特に約30%になるまで室温より低い温度で、好ましく は約0℃に冷却した溶液に加え、この溶液の温度をアルコール添加中に−10℃ 〜−15℃、特に約−12℃まで下げることによって実施し、透析を室温より低 い温度、有利には約4℃で、3〜7g/l好ましくは約4.5g/lの割合のN aClに対して行ない、前記溶液の容量オスモル濃度を例えばグリココルのごと き可溶化及び安定剤を用いて約250〜500mOsm/l、特に約300mO sm/lに調整することを特徴とする請求の範囲10に記載の製法。
  12. 12.有効成分中に請求の範囲1から5のいずれかに記載のIgG製剤を少なく とも1種類含むことを特徴とする薬剤。
  13. 13.筋内注射し得る殺菌溶液の形態であることを特徴とする請求の範囲12に 記載の薬剤。
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