JPS62501849A - 充填入りフッ化炭素ポリマ− - Google Patents
充填入りフッ化炭素ポリマ−Info
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- JPS62501849A JPS62501849A JP50080486A JP50080486A JPS62501849A JP S62501849 A JPS62501849 A JP S62501849A JP 50080486 A JP50080486 A JP 50080486A JP 50080486 A JP50080486 A JP 50080486A JP S62501849 A JPS62501849 A JP S62501849A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/05—Alcohols; Metal alcoholates
- C08K5/057—Metal alcoholates
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
充填材入りフッ化炭素ポリマー
本発明は、充填材として有機チタネートを含有するフッ化炭素ポリマーに関する
。
フッ化炭素ポリマーは、特殊な使用目的に適する望ましい特性を持つ材料として
、その需要が伸びている。かかるフッ化炭素ポリマーには、例えば単純なフルオ
ロオレフィンの重合物またはフルオロアルコキシエチレン、フルオロエチレン、
フルオロプロピレンなどを含むコポリマーまたはターポリマー、更にまたそれぞ
れフルオロカーボンポリマーからなるソフトセグメントとハードセグメントが互
いに化学的に結合されたブロックコポリマーなどがある。
これら公知のフッ化炭素ポリマーは、適当な発泡剤を使った発泡体の形でも用い
られる。
これら公知のフッ化炭素ポリマーは、その機械的性質および/または電気的性質
を替えるために、しばしば有機もしくは無機の充填材を混合して用いられる。し
かしながら、これら充填材の混合は該ポリマーの重要な特性を悪くするという不
利益を伴う。例えば、通常フッ化炭素ポリマーの溶融粘度は、これら充填材の混
合によって著しく高くなり、押出成形が困難または不可能になる。
本発明の主な目的は、これらフッ化炭素ポリマーの礪械的、電気的特性を損なう
ことなくその溶融粘度を低くすること1こある。本発明のこの目的は、充填材と
して有機チタネート化合物を用いることによって達成できることが見出された。
フッ化炭素ポリマーに有機チタネートを配合することは、特開昭58−169,
572号に、n−ブチルチタネート、2−エチルへキシルチタネートまたはトッ
プロボキシチタンーステアレートをフッ化炭素ポリマーに混合して布に塗布し、
スポーツウェアー等の素材の発水性と訓電性を改良する例が示されている。
しかし、該公知技術は、溶剤に可溶のフッ化炭素ポリマーに関するものであり、
しかもその目的とする効果は訓電性のイ」与で市り、本発明とは全く異なるもの
である。allち本発明は一般の成形用フッ化炭素ポリマー原料に、下記に詳述
する特定の有機チタネートを配合することによってポリマーの溶融粘度を低下さ
せ、成形性を著しく改善するこ本発明において、有機チタネートの形の充填材と
混合されるフッ化炭素ポリマーは、次のように例示することができる。
テトラフルオロエチレン、ヘキザフルオロプロピレン、パーフルオロアルコキシ
オレフィン、クロロトリフロロエチレン、ビニリデンフロライドなどのフッ化炭
素ポリマーの重合物:
上記フッ化炭素ポリマー相互間、またはそれらフッ化炭素ポリマーと共重合し得
る他の七ツマ−とのコポリマーまたはターポリマー:
上記ポリマー、コポリマーまたはターポリマーからなり、相互に全く異なる性質
を持つソフトセグメントとハードセグメントが、互いに化学的に結合されたブロ
ックコポリマ上記フッ化炭素ポリマーとブロックコポリマーの機械的な混合物:
発泡剤を用いて発泡させた上記各フッ化炭素ポリマー:などておる。
更(こ具体的な例を挙げると、テトラフロロエチレシーへキサフロロプロピレン
コポリマー(FEP):エチレンークロロトリフロロエチレンコポリマ−(EC
TFE):エチレン−テトラフロロエチレンコポリマー(ETFE);テトラフ
ロロエチレン−フロロアルコキシエチレンコポリマ−(PF△);ポリビニリデ
ンフロライド(PVDF):ビニリデンフロライドーへキサフロロプロピレンコ
ポリマーのソフトセグメントを持ちポリビニリデンフロライドまたはエチレンー
デトラフロロエチレンコポリマーまたはエチレン−クロロトリフロロエチレンコ
ポリマーのハードセグメントを持つブロックコポリマー−上記ブロックコポリマ
ーとETFEもしくは変成ETFEとの機械的混合物;などである。
本発明に用いられる有機チタネートは次のような化合物群から選択される。
1、例えばネオアルコキシトリイソステアロイルチタネート、インプロピルトリ
イソステアリルチタネート、メタクリルディイソステアロイルチタネート、ジク
ミルフに一ルオキシアセチルチタネートからなるアルコキシ化合物。
2、ドデシルベンゼンスルホニルチタネート、トリドデシルベンゼンスルホニル
チタネートなどのスルホニル化合物。
3、トリ(ジオクチルホスフェート)チタネート、トリ(ジオクチルピロホスフ
ェート)チタネート、テトライソプロビルジ(ジオクチルホスファイト)チタネ
ート、テトラオクチルオキシチタニウム−ジー(トリデシルホスファイト)、テ
トラ(2,2,ジアリルオキシメチル)−1,1−ブトキシチタニウム−ジー(
シトリゾトルホスファイト)、チタニウムージくジオクチルホスフェート)オキ
シアセテートおよびジ(ジオクチルピロホスフェート)エチレンチタネート、ジ
(ブチルメチルピロホスフェート)エチレンチタネートージ(ジ(ジオクチルハ
イドロホスファイト)などのホスフォ化合物。
4、トリ(N−エチルアミノエチルアミノ)チタネートなどのキレート化合物。
5、アクリル基とアミンからなる様な第四級チタネート化合物。
既に述べたようにフッ化炭素ポリマーは、従来知られている充@月と結合してそ
の溶融粘度が上昇するが、本発明に従って有機チタネートを添加することにより
、押出成形が可能なまでにその溶融粘度を低下させることができる。
例えば、イソプロピル−トリ(ジオクチルピロホスフェート)チタネートを添加
することによって溶融粘度を添加しない場合の176に低下させることができる
。
フッ化炭素ポリマーと結合する無機充填材には、例えばミネラル繊維がおる。か
かるミネラル繊維は、ケイ酸カルシウムアルミニウムの組成をもち、長さ3mm
程度で普通25徂量%混合して用いられる。この場合に、例えばネオアルコキシ
−トリ(N−エチルアミノエチルアミノ、)チタネートを添加することによって
、その溶融粘度を該チタネートを添加しない場合の175にまで低下させること
ができ、かなり肉厚の薄いものまで射出成形で造ることが可(1ヒになる。
本発明の他の有用性は、かかるチタン化合物の添加によって、成形されたものの
引張り強さ、伸び率をも増大させることでおる。
既に述べた通り、本発明による有機チタン化合物の添加は発泡フッ化炭素ポリマ
ーにも効果的に応用することができる。例えばエチレン−テトラフルオロエチレ
ンコポリマー (ETFE)は炭酸マグネシウム、アゾジカルバミド、p−トル
エンスルホン酸などの発泡剤を用いて発泡成形品を作ることができる。この際に
イソプロピル−トリ(N−エチルアミノエチルアミノ)チタネートを添加丈るこ
とによって、コンパウンドの溶融密度を低下させて押出成形を可能にするだけで
なく気泡の大きざを小さくし、かつ気泡サイズの分布をより均一にする効果があ
る。これによって、できた発泡成形品はチタネー1〜を添加しない場合に比べて
、より優れた機械的特性と電気的特性をしめす。
本発明の効果をより具体的に説明するために、」■下に実施例をしめす。
実施例1
フロロエチレン−フロロプロピレンコポリマー(FEP)とカーボンブラックと
の混合物は電波シールドや低ノイズ同軸ケーブルあるいは温度制御のついた/ま
たはつかない発熱体として用いられる。しかし、一般に該フッ化炭素ポリマーに
カーボンブラックを添7]11すると溶融粘度が上昇して、溶融成形が困難また
は不可能になる。
この組成物にイソプロピル−トリ(ジオクヂルピロホスフエート)チタネートを
添加することによって溶融粘団が低下し、溶融成形が可能になった。
ETFE80重量部をガラス繊維20重は部とドラム中で混合し、この混合物を
290°Cで混練りしながら連続のストランド状に押し出した。このストランド
は押し出した後、水冷し、細かくベレット状に細断された。このペレットを用い
て290’Cで射出成形または押出成形をおこなった。原料ETFEは、AS丁
M−3959の方法で測定される溶融流れ速度(MFR)が1.0グラム/10
分で射出成形も容易にでき成形品の表面は平滑で、気泡の残留も認められなかっ
た。
それに対して本例のガラス繊維20%を混合した組成物は、MFRが10.0グ
ラム/10分に低下し、射出成形品の表面は粗く外観が悪いと同時に、金型への
流れが悪く気泡の残留が認められた。特に金型の狭く細かい部分には材料が充填
されなかった。
実施例2
比較例2においてETFE80部とガラス繊維20部の混合物に、ネオアルコキ
シトリイソステアロイルチタネートを0.5部添加した。ドラム中で充分混合し
た後290°Cでストランドに押し出し水中で急冷し、ペレットに細断した。
ベンチテストでは、有機チタネート添加によるこのベレットのMFRは、約2.
5グラム/10分でおった。
この組成物の290℃での射出成形テストの結果は満足すべきものでおり、低粘
度のために成形品の表面は平滑で金型の狭く細かい部分まで完全に充填され気泡
の残留もなINTER,NATIONAL APPLICATZON No、
PCT/DE 86100029 (SA 11976)+――++−・+−−
――――e++++++++呻−・−−+ +鍔−−―−++−−争−―+−−
+自−一一―−―轡−―
Claims (5)
- 1.充填材として有機チタネートが含有されていることを特徴とする熱可塑性フ ッ化炭素ポリマー。
- 2.ポリマーがコポリマーであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のポ リマー。
- 3.ポリマーがブロックコポリマーであることを特徴とする請求の範囲第1項に 記載のポリマー。
- 4.ポリマーが発泡ポリマーであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の ポリマー。
- 5.有機チタネートの他に従来の充填材を含有することを特徴とする請求の範囲 第1項ないし第4項のいずれか一つに記載のポリマー。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19853502994 DE3502994A1 (de) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | Mit fuellstoffen versehene fluor-kohlenstoff-polymere |
DE3502994.3 | 1985-01-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62501849A true JPS62501849A (ja) | 1987-07-23 |
JPH0115528B2 JPH0115528B2 (ja) | 1989-03-17 |
Family
ID=6261101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50080486A Granted JPS62501849A (ja) | 1985-01-30 | 1986-01-29 | 充填入りフッ化炭素ポリマ− |
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JP (1) | JPS62501849A (ja) |
DE (1) | DE3502994A1 (ja) |
WO (1) | WO1986004596A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010514140A (ja) * | 2006-12-21 | 2010-04-30 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | リチウムイオン電池および電気二重層キャパシタのための電極バインダー組成物および電極 |
CN108485138A (zh) * | 2018-05-03 | 2018-09-04 | 泰州市亚星塑业有限公司 | 一种聚四氟乙烯薄膜配方及其制法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1033638A (en) * | 1963-09-09 | 1966-06-22 | Du Pont | Polytetrafluoroethylene moulding powders and their preparation |
CA1103266A (en) * | 1975-05-15 | 1981-06-16 | Salvatore J. Monte | Alkoxy titanate salts useful as coupling agents |
US4424294A (en) * | 1981-07-15 | 1984-01-03 | Standard Oil Company, (Indiana) | Injection moldable amide-imide polymers and copolymers containing titanates |
-
1985
- 1985-01-30 DE DE19853502994 patent/DE3502994A1/de not_active Ceased
-
1986
- 1986-01-29 WO PCT/DE1986/000029 patent/WO1986004596A1/de unknown
- 1986-01-29 JP JP50080486A patent/JPS62501849A/ja active Granted
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JP2010514140A (ja) * | 2006-12-21 | 2010-04-30 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | リチウムイオン電池および電気二重層キャパシタのための電極バインダー組成物および電極 |
CN108485138A (zh) * | 2018-05-03 | 2018-09-04 | 泰州市亚星塑业有限公司 | 一种聚四氟乙烯薄膜配方及其制法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3502994A1 (de) | 1986-07-31 |
JPH0115528B2 (ja) | 1989-03-17 |
WO1986004596A1 (en) | 1986-08-14 |
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