JPS62501764A - カ−ド状の情報保持体上に情報をシ−ルするための方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 カード状の情報保持体上に情報をシールするための方法と装置 従来技術 本発明はそれぞれ主請求項もしくは１番目の装置の請求項の上位概念による方法 と装置から出発する。

例えば小切手カードの形状の、通常純プラスチック積層体から構成されているカ ード状の身分証明書を製作する際には、例えばＰＶＣまたは別の適切なプラスチ ック材料製であってよい各層を上下に積重ね、かつ場合によっては間に挿入され た、将来の保持体の像を含めて圧力および熱の作用を及ぼすことによって相互に 結合することが知られており、これによっていずれにしろ望まれるように各層の 分子結合、少なくとも縁部のシールがもたらされる。

このような身分証明書、情報保持カード等を製作する際には、身分証明書（単に この身分証明書だけが以下では使用される）上に情報、例えばインスフリプシラ ンを単独でまたは図、磁気テープ、または他の場合により機械でのみ読取り可能 なコード（赤外明暗マスキング）と−緒に設けるという、通常必要であることが 明らかである必要性が問題である。

製作過程の間にインスフリプシランを設けることは不都合である、それというの もインスフリプシランは仕上がったカードで外部から目視で識別可能でなければ ならず、そのために透明なカバ一層が設けられるならばインスフリプシランは最 上層にしか設けることができないからである。しかしこの場合には中間層が既に 最終的なインスフリプシランを有していなければならず、しかもインスフリプシ ランはカード積層体をまとめる時点では場合によってはまだ入手できないことが ある、それというのも後にこのカードがどの人に配属されるか分らないからであ る。

他方で例えば印刷方法、いわゆるマトリクスプリンタの使用、またはまたいわゆ る“ホット・スタンピング・テープを使用する方法を包含する従来公知のインス クライブ方法では多数の欠点が生じる、これらの方法ではインスフリプシランは 場合によりスクリーン印刷法と同様に点状でも、または刻印によってももたらす ことができる。これらのインスクライブ方法ではすべて、これらが最終結果にお いて損なわれること、すなわち耐摩耗性ではないこと、いずれにしても必要とさ れる程度には耐摩耗性ではないこと、例えば速乾性の、または蒸発するインキ液 等を使用する場合にも耐摩耗性ではないのが欠点である。

必要と需要に応じてカードが交付され、かつこれらのカードを取扱う各現場が追 加注文の場合にも独立しており、がっとりわけ迅速に対応することができるよう にするために、インスフリプシランをカードを最終的に交付する現場またはイン スティテユーシッンの領域で行なう必要が生じる。この可能性は、各付加的なカ ード、例えば購売身分証明書等が製造者の所で全取引先データの提供下に後仕上 げされなければならない場合には除外される。しかし経験は、いわゆる刻印され るカードでも通常製造者がこれらのカード刻印を行なうことを教えている、この 場合には刻印インスクライブの際に特に刻印ターミナルの、面倒で緩慢な作業法 も欠点である。

最後に、取引先がカード上の少なくともいくつかの記載をよく見える書式で認め 、かつ再検査したい場合にも各種カードまたは身分証引当のインスフリプシラン が望まれる。

したがって本発明は、取引先で問題な〈実施することができる、身分証明書、カ ード、特に純プラスチック積層体から成る情報保持体のための耐摩耗性のインス フリプシラン方法を見出すという課題を基礎としており、取引先には単に予備仕 上げされたカードが最後の最終製作工程、すなわちインスフリプシランとシール とを実施するために引渡される。

本発明の利点 本発明は主請求項ないしは１番目の装置の請求項の特徴をもって上記の課題を解 決し、かつ本発明は、かかるカードが剛性のために部分的に仕上がった状態でも もはやタイプライタ−等によってインスクライブすることができないが、カード は可撓ではないので問題な（、しかもその上に完全に耐摩耗性に任意のインスフ リプシラン方法を施すことができ、しかもその都度のデータを予め記憶し、かつ インスフリプシランをＥＤＶ一手段で実施することすら可能であるという利点を 有している。

いずれにしても情報を同時に施してシールするために特定の波長範囲の電磁線（ 紫外線−ＵＶ線）の作用下に迅速に、場合によりきわめて迅速に硬化する液体を 使用するという、本発明の中心的特徴はかかる身分証明書カードの最終仕上げお よびインスクリプションシールをきわめて短時間内で場合により自動的な連続方 法で行なうことを可能にする、部分自動的な、または純手動的なインスクリプシ ョンおよびシール方法も考えられる。

Ｕ　Ｖ　ＮｊＡの作用で硬化する液体は予め行なわれたカードのインスクリプシ ョンの被覆（シール）として用いられるか、または事情によっては優れているの だがこの液体は少なくとも一時的にインスクリプション経過中でまたは一定の形 状的な範囲に対して特殊な染液（インキ）のキャリヤとなり、この場合には着色 顔料は完全にこの液体内に分配される。通常ＵＶ綿線下迅速に硬化する液体はガ ラス透明であり、かつほぼ水と同様の粘度を有している。この液体は数秒または １秒以下内でガラス硬度に硬化し、かつその場合にはもちろん染料粒子の摩滅を 防ぐ、それというのも染料粒子はこのようにして形成された、液体のシール性お よび接着性に基づいてインスクライブされたカードと完全に分離不可能に結合さ れた、ＵＶ硬化したキャリヤ液体と着色顔料から成る複合物（Ｖｅｒｂｕｎｄ） 内に埋没されているからである。インスクリブシゴン液体、すなわちインキをシ ール媒体またはシールランク自体として構成するのが特に有利である。従属請求 項に挙げられた手段によって本発明の有利な構成と改善が可能である。本発明の 特に優れた実施形は、市販のいわゆるインキジェットプリンタが使用され、かつ 通常のインキ液の代わりにプリンタの前に通常の間隔を置いて配置されたカード にインキ（すなわち着色顔料）とＵＶ硬化性の液体であるキャリヤ液体から成る 複合液体を常法で噴射することであり、インキシェアドプリンタの他の構成に大 きな変更をすることなくカードをインスクライブする際に特に迅速に作業するこ とができる。最終的な文字の終了または噴射後直ちにＵＶ線を、インスクリプシ ョンも実施された同じステーションかまたは後接続された露光ステーションで作 用させることができ、その結果インスクリプションは完全に対偽造安全に、かつ 耐摩耗性にシールされ、かつこのようにして完成されたカードと分離不可能に結 合されて、この最終的な製作工程導入の数秒後には仕上がり、かつ交付すること ができる。

自明であるように本発明はインスクリプションステーションで有利には予備仕上 げされた部分カード（これは最後の被覆またはカバーシートを除いて既に仕上げ られたプラスチック層から成る複合積層体であってよい）の情報施与またはイン スクリプションを従来公知の方法、すなわち刻印、印刷法、マトリクス印刷また はまたインキジェット印刷法で行なう方法も包含しており、単にこの後引続いて ＵＶ線の作用下に迅速に硬化する液体を文字範囲にのみ、またはカード表面全体 に噴射することによってシールを行えばよい。かかる噴射または塗布は、適切な 手段と液体ディスペンサでカードの全幅にわたって案内される液体カーテンの形 で行ない、引続き露光してもよ（、その結果露光後ガラス透明な液体からこのよ うにして生じたガラス硬度のシール−カバ一層またはカバーシートが最終的なカ ードで得られる。

単色または多色のインスクリプションが問題なく実現し得ることは理解される。

最後に本発明のもう１つの有利な実施態様は、使用されるインキジェットプリン タの同一のまたは場合によっては別の噴射ノズルまたは噴射系によって先ずイン スクリプションを常法で行ない、次いで直ちに引続き今度は純粋なキャリヤ液体 に交換し、かつ供給してシールを行なうことである。かかる工程は各文字に関し ても別個に、すなわち先ずインキの噴射、引続きシール液体の噴射を行なうこと ができる。

その場合にシールインキによる情報の施与も、明らかに画像、すなわちカード利 用者の写像の施与（例えば着色点のデジタル化によって）を包含する。

図面 本発明の実施例が図面に示されている。図面はカード状の情報保持体、身分証明 書等をインスクライブし、かつ同時にシールするための実施例を特にきわめて略 した形で簡単にして斜視図で示している。

実施例の説明 本発明の基本思想は、カード状の情報保持体、身分証明書等（以下において有利 には純プラスチック積層体から成る情報保持体の考えられるすべての用途および 実施形に対して単に身分証明書の概念が使われる）のインスクリブションの範囲 に、所定の波長範囲内の電磁線、しかも詳しくは紫外線（ＵＶ線）の作用に曝さ れると短時間、特に数秒または１秒以下で完全にガラス硬度の硬度に硬化する液 体を用いることにある。したがってこの液体は本発明の実施例で本来のインスク リプション手段、インキ、着色顔料等のためのキャリヤ物質として使用すること ができ、着色顔料と一緒にインスクリプションを施すべき身分証明書上に施され 、引続きＵＶ線佳作用よって露光される。これによって身分証明書カード用の、 同時の、高度に有効な、かつきわめて迅速に経過する、インスクリブション兼シ ール過程が得られる。

第２の実施例は、普通にインスクライブし、引続き別個の工程（引続きとは時間 的なものとしても、空間的なものとしても理解される）でまたＵＶ線の作用下で きわめて迅速に硬化する液体を用いてシールすることである。この場合液体は極 端な例ではその時点で既にインスクライブされた部分身分証明書上に液層として 施され、かつ硬化せしめることができ、そのために全体としては第１の実施例に も該当するインスクリプションシールが得られ、これは例えば磁器製作に例を取 ると“上薬下の絵付け”の概念に近い。磁器製作では施された印、図、文様等は 同様に完全に耐摩耗性である、それというのも上薬がこれらを保護するからであ る。本発明による身分証明書にインスクリプションシールする方法ではインスク リプションを保護するのが硬化させた液体である。その場合に液体は同時にイン スクリプション材料であってもよい、すなわち直ちに乾燥する（すなわちＵＶ線 の作用下に）特殊インキを形成することができ、このインキがＵＶ硬化性キャリ ヤ物質または液体と着色顔料との複合物である。

本発明による方法の特に優れた実施例は自体公知の、特に高速作業をし、かつ有 利にはＥＤＶ−装置の分野においてもＥＤＶ装置によって、またはマイクロ計算 機、マイクロプロセッサまたは他のコンピュータ装置によって制御可能である、 いわゆる、自体公知のインキジェットプリンタの使用を包含しており、インキジ ェットプリンタが場合により若干修正を施こされて身分証明書インスクリプショ ンを行なう。

・したがって第１の優れた実施例は図面によれば略示されたインキジェットプリ ンタ１０に、該インキジェットプリンタが適切に、かつ制御に従って所望のイン スクリプションをカードに施こすようにカードを供給することであり、簡単な実 施例ではカードは手動でインキジェットプリンタに挿入し、かつ取出してもよい 。ここで重要なのは、単にいずれにしろこの実施例では常用のインキ、速乾性の インキまたはインスクリプション液体でインキジェットプリンタが作業するので はなく、液体複合物であり、かつキャリヤ物質として既に挙げられたＵＶ硬化性 の液体を含んでおり、このＵＶ硬化性液体がインスクリブション液体を混合して おり、適切な着色顔料を含んでいるかまたは他のインスクリプションに好適な物 質を保持した液体を噴射することである。

したがって第１の部分工程は、インスクリブションを施すべきカードを例えば組 付けられたカードスタッカ１１　（図面では同様にきわめて簡単に略示されてい る）から供給の後インキジェットプリンタを常法で制御し、かつカードのインス クリプションをインキ、すなわち着色料とシール液体から成る液体複合物で行な うことにあり、そのためインキ自体がシールラックである。引続き例えばインキ ジェットプリンタ１０の範囲内かまたは別個のステーションで露光、厳密に言え ばＵＶ線をインスクリプション液体に作用させる、これにより液体は直ちに、す なわち少なくとも数秒内で完全にガラス硬度の物質に硬化し、その結果これでも ってシールを含むインスクリプション方法が、かつ身分証明書カードの製作方法 も最終的に終了する。かかるインスクリプションはこれが施されたカード表面か らもはや落ちることはなく、完全に耐摩耗性であり、かつ偽造から安全であり、 それも液状で殆ど水に近い粘度を有するキャリヤ物質を施す間に、かつ引続きＵ Ｖ硬化によって特に高度に有用な、分子の領域内で定着された結合がキャリヤ液 体とこの中に埋没した着色顔料とカード表面との間で行なわれ、これは分離不可 であるためによる。

インスクリプション過程は図面に略示されているように自動化されていてもよい 。自動式のカード搬送機１２が設けられており、カード搬送機１２がインスクリ プションを施すべき身分証明書のカードを含有するカードスタッカ１１からカー ドを取出し、インキジェットプリンタ１０に送り、かつインスクリプションおよ びＵＶ線をここで、または図示されていない後続ステーションで作用させて硬化 の後完成された、インスクリプションを付けられ、シールされたカードを取出し スタフ力１３に送る。このような自動化された制御経過および引渡し装置を詳し く記載することは本発明の目的ではない、したがってこれらを詳しく説明する必 要もない。例えば自動式のカード搬送機は吸引効果をカードに及ぼす空気圧式の 搬送兼転換アーム１４ａ　、　１４ｂ　、　１４ｃでもって作業することができ る。

本発明の範囲内である本発明のもう１つの実施例は、インキジェットプリンタ（ この変更形では基本的には他の任意のインスクリプション装置によって代えるこ とができる）の範囲内にシールステーションを配置することにあり、シールステ ーションは普通に施されたインスクリプション（例えば印刷され、また噴射され 、または印字されていてもよい）を、インスクリプションの範囲のみにおいてか または有利には全カード表面を上記のＵＶ硬化性の液体で被覆するかまたは積層 することによってシールする。これは、全体にカードに積層する場合には液体カ ーテンの形でも行なうことができ、この場合にカードまたは身分証明書の全幅に わたって延びる適切なディスペンサ装置がカードに対して横方向に運搬され、液 体を出す。液体を施した後に露光を再びその場で、あるいは別個の露光ステーシ ョンで行なう。したがってこの実施例ではＵＶ露光後に硬化した液体は実質的に 身分証明書上の付加的な層であり、この層は全くカバ一層またはカバーシートと して理解することができ、かつインスクリブションを擦り落ちおよび損傷から保 護するのみならず、偽造行為の試みか°らも守る、それというのも強力な付着性 をも有する液体の性質によって、また特に液体塗布および引続く硬化の形式によ っても完全に分離不可能な複合物がカード上に生じるからであり、これはもはや 分離可能ではない。ＵＶ作川下に硬化する結合剤または接着剤として表示するこ ともできる、液体のこの接着性は基材と凝集性の結合を行なう可能性も包含する 。

本実施例のもう１つの変更形は例えば、同一のインキジェットプリンタ装置を用 いて、適切に修正してインキジェットプリンタを先ず純粋な液体、すなわち例え ば常用のインキ等を身分証明書上にインスクリプションを施すために噴射し、引 続き同一のノズルまたは別の箇所から持ってくることのできるもう１つのノズル からＵＶ硬化性の液体を、場合によりインスクリプションの範囲のみに、または カード全体に施し、引続きＵＶ露光を行なうことである。

最後に予備仕上げされた部分カードにＵＶ硬化性の液体の場合により薄い液体層 を施し、これを液状にしておくかまたは硬化させ、次いで常法でインスクリブシ ョンを施すかまたはＵＶ硬化性のキャリヤ物質を有する複合液体によってインス クリプションを付け、かつ硬化させることも考えられる。

初めの層を液状にしてお（場合には、後のインスクリプションが溶は合わないこ と、いずれにしてもこの方法でインスクリプションとＵＶ硬化性の液体から成る 基材層（この例では基材層は同一材料製であるからである）との特に緊密な結合 を達成することを保証するためには一定の時間的な調節を必要とする。

紫外線の作用で迅速に硬化するキャリヤ液体のための好適な物質は例えば後に数 字の記載された（例えば７２５６）ヴイトラライｌ−（Ｖｉｔｒａｌｉｔ）の表 示で知られる製品であり、これしよ十分に低粘度に調節可能である。この製品は また少なくともいわゆるホトメディアトール（ｐｈｏ　ｔｏｍｅｄ　ｉａ　ｔｏ ｒ）を含んでおり、ホトメディアトールはＵＶ線に反応して硬化ｖｉ措を行なう 。

したがって通常本発明による方法は、次のように経過する、すなわち予備仕上げ されたカードが組込まれたカード積層体からインスクリプションのためにそのた めにおいてのみ修正されたインキジェットプリンタに供給され、インスクリプシ ョンを付与され、次にＵＶ線を作用させるための乾燥ゾーンに送られ（乾燥ゾー ンは場所的にはインキジェットプリンタの印字ゾーンと一致していてもよい）、 引続いて必要な場合には別のステーション、例えば磁気テープコード化ステーシ ョン、押抜きステーションが続いていてもよく、その場合にはここから仕上げカ ードが別の積層体へ供給される。

インキジェットプリンタによってインスクリブションを付与するための電子制御 装置は自主的にまたは周辺機器（■２４を含む）としてまたは変更型ＰＣとして 構成することができる。

簡単な構成ではインキジェットプリンタはタイブライタと同様の英数字符号のキ ーボードで操作することができ、その場合にもちろん本発明によるインスクリプ ションの概念の意味においてグラフ、その他のデータ等を電子制御装置のメモリ （ＦＲＯＭ）から呼び出し、かつ送ることができる。

更に各カードで、かつ完全自動式の経過で場合によりＥＡＮ−コードおよび付加 設備として設けられた磁気テープコード化装置と結合してカウンタを自動的に増 加させることも可能である。もう１つの拡張工程でインキジェットプリンタを旧 算機、例えばこれによって達成される利点を有するパーソナルコンピュータ（Ｐ 　Ｃ）に接続することができる。

きわめて簡単な形で本発明は素材の片、板またはシート（積層されていない）か ら切断され、有利には押抜きされたカード、いずれにしても単面性の部材を包含 しており、この上に上記の形式と方法によって情報またはインスクリブションを 、例えば画像の配置とともに施すことができ、本発明による方法の利点に基づき 、画像はカード素材に形成された適切な寸法の切欠きまたは凹所内に必ずしも配 置する必要がなく、単に例えば両面接着テープで接着すればよい。次いでシール を少なくとも情報（銘）および（または）画像の範囲内で行なうと、カードは完 成する、この場合にはかかるカードの積層で必要な経費のかかる製作工程を省略 することも可能であり、同様に積層装置を完全に省略することができる。

最後にカード上への写真の配置を有利には米国特許第４４６４４５４号明細書に 記載されているように行なうこともできる、すなわち補助キャリヤによって溶解 された、像を保持したエマルジョンであり、このエマルジョンは極端な薄さのた めに（純粋な、薄いフィルムエマルジョンであり、したがって例えばポリエステ ル材料製の常用のフィルムキャリヤのないもの）カード上に塗布されない。これ によってシールは更に好都合になる。

有利には評価のために好適であるＵＶｖＡの波長は例えば０．２５μ〜０．４μ であり、有利には製作工程および露光工程の間に例えばオゾン形成により問題が 生じないような範囲内にあるものが選択される。

しかしインキとシール液体とをインキシールラックの共通な物質として同時に施 すのが有利であり、この場合には社名、言葉等を有した（クレジット）カード素 材はインスクリプション兼シールステーションへ送られる。これらの記載とデー タとはいわゆる固定的な事柄として表示され、既に素材製作で存在している。施 された“固定データ”を含む積層物は先ず積層装置で透明なカバーシートを溶着 され、次いでこの点において“仕上がった”この素材の上に（カード横断面で見 て）より高い平面内でシールインキを更に施す（通常は別の所で、例えばカード 交付者または利用者の所で）。これらの付加的なデータは例えば（利用者の顔の ）写像を含めていわゆる可変な事柄であり、これらが本発明によって取扱われる 。

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Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．カード状の情報保持体、例えばクレジットカード、識別カード、身分証明書 カード、特に所有者の像を有して純プラスチック材料から製作され、上下に配置 された単一層から成り、かつ互いに結合されたカード（積層体）に情報を施与し 、かつシールするための方法（インスクリプションシール）において、所定の波 長範囲内にある電磁線（紫外線−ＵＶ線）の作用下に硬化する液体を使用し、該 液体を情報保持体（身分証明書）の少なくとも表面−インスクリプション範囲に 施し、かつ引続きこの液体を硬化させるために電磁線（ＵＶ線）を作用させるこ とを特徴とする、カード状の情報保持体に情報をシールするための方法。
2. ２．液体に、この液体施与間の少なくとも一時的に着色顔料を加える、請求の範 囲第１項による方法。
3. ３．液体が有彩色のインスクリプション媒体のためのキャリヤ物質をなし、した がって同時に好適な着色顔料を含有しており、引続きカード素材のデータ（個人 的記載事項、像、コード等）を付すべき箇所へ組合わされたシール／インキ剤（ インキシールラック）として施す、請求の範囲第１項または第２項による方法。
4. ４．キャリヤ物質としての液体をインスクリプションの間の少なくとも所定の時 間において若色顔料との複合物でいわゆるインキジェット印刷法で予備仕上げさ れた身分証明書上に噴射し、引続きガラス硬度の物質に硬化させる、請求の範囲 第１項から第３項の１つの項による方法。
5. ５．キャリヤ物質としてのＵＶ硬化性液体を着色顔料との複合物で噴射の後身分 証明書を硬化ステーションへ引渡し、かつここでＵＶ線の作用によってインスク リプション範囲内で硬化を行なう、請求の範囲第１項から第４項の１つの項によ る方法。
6. ６．身分証明書のインスクリプションを常法（刻印、印刷、マトリクスプリンタ 、インキジェットプリンタ）で実施し、引続きカードの少なくとも情報（インス クリプション）および（または）所有者の像を保持する範囲内にＵＶ硬化性の液 体を被覆として施し（噴射し、蒸着し、液体カーテンとして被覆し、遠心流し込 み法によりカード上に回転する物体として中心に取付け、かつ回転によって平ら に分配し）、かつ硬化させる、請求の範囲第１項による方法。
7. ７．ＵＶ硬化性の液体と着色顔料から成る複合着色インスクリプション液体（イ ンキシールラック）を噴射するインキジェットプリンクを別のデータ処理装置（ パーソナルコンピユータ）に接続された電子制御装置によって制御する、請求の 範囲第１項から第５項の１つの項による方法。
8. ８．請求の範囲第１項から第７項の１つまたは多数の項による方法を実施するた めの、カード状の情報保持体、例えば識別カード、身分証明書カード、特に純プ ラスチック材料から製作され、種々の単一層を上下に重ねることによって積層体 の形で互いに結合された純プラスチック身分証明書、所有者の像を有していても よい、をインスクリプションシールするための装置において、身分証明書上に文 字を噴射する装置（インキジェットプリンタ）に紫外線の作用下に迅速に硬化す る着色顔料のためのキャリヤ液体用の容器が配属されており、キャリヤ液体が少 なくとも一時的に着色顔料と一緒に身分証明書上に噴射されることを特徴とする 、カード状の情報保持体上に情報をシールするための装置。
9. ９．扁平の、一体な素材から身分証明書カードを切断するための押抜き装置を備 えている、請求の範囲第８項による装置。
10. １０．同様に情報を示す所有者の像を身分証明書素材カードの切欠き内に挿入す る装置または直接上に載せ、引続きＵＶ硬化性の液体を少なくとも像範囲および （または）情報範囲にも施す、請求の範囲第８項または第９項による装置。