JPS62501058A - 外科用の潅注吸引用カセット及びそのための無菌パッケ−ジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 外科用の■注吸引用カセット 及びそのための無菌パッケージ 発明の背景 本発明は外科用の潅注吸引用カセットおよび該カセット用の無菌パッケージに関 する。より８；Ｔ細には２本発明は超音波式眼球外科装置と共に使用するカセッ トに関する。さらに詳細には５本発明はカセットに潅注管と吸引管の両方を備え ると共に排液前を組付けて、これを無菌パッケージの中にパッケージした超音波 式外科装置用のカセットに関する。

各種の外科的処置、より一般的に言うと治療に関連して２流体源から患者への流 体の流れを制御するのに使用される装置としては、いろいろな形式のものが周知 となっている。この様な装置において、流体の注入または抽出システムを通る流 体の流れを所定速度に制御するための機構が各種開発されている。この注入また は抽出システムにおいては、いろいろな理由から中独使用形カセットを当該装置 と関連して使用するのが望ましいとされている。特に、流体容器、配管部材そめ 他の流体処理に必要な部品か、流体回路を確立する手段および流体回路を通る流 体の流れを制御する手段と協働するように内蔵されているハウシングを有する形 式の、予めパッケージされたディスポーザブル（使い捨て用）流体処理モジュー ルと結合して使用される装置か周知となっている。

この他、超音波式眼球外科装置も当該分、５ｆにおいて周知てあり、米国特許第 ３，５８９，３６３号に一般的な記載かなされている。この特許の装置は、外科 的処置において手持ち式振動几を使用して不要部分を切除するように構成されて おり、白内障の除去等の外科的手術に特に適するものである。この装置では、手 持ち具にＩＩｆｌ音波電力を供給する様に電気的接続を行ない、処置用流体の供 給と、組織粒子を懸濁した流体の手術部位からの吸引除去を制御できるように流 体接続を行なっている。この装置は、手術部位という限られた範囲の中での圧力 を制御する調整技術を用いている。そのため、白内障手術と関連して乳化機兼吸 引機装置を使用できるようになった。

本発明はこのような装置の改良を主たる目的とし、そのために吸引用マニホルド と潅注用マニホルドの両者の一部を収納して乳化機兼吸引機装置に簡単かつ確実 に接続できるカセットを提供するものである。

白内障の手術を行なうチームは、通常の場合、主外科医、随時加えられる補助外 科医、手術室付看護婦、麻酔医、サーキュレータまたは非無菌看護婦で構成され る。

直接的に白内障手術を行なうのは主外科医並びに補助外科医と手術室付看護婦で あり、この者たちは無菌領域にいる。白内障の手術では、無菌領域と非無菌領域 の間での受渡しか必黄であるため、サーキュレータが無菌領域と非無菌領域の間 てチームを連係する役割を果たす。・サーキュレータの責務は、使い捨て用ある いは救急用外科装置等の無菌物を無菌領域に渡し、使用中の装置の設定に必要な 構成部品を受け取ることである。

従来の眼科的処置ては、サーキュレータが眼科的処り川の潅注および吸引マニホ ルドの入ったパッケージまたは場合により袋やトレーの形状をとるパッケージを 開いて、それを無菌状ｙ島で無菌領域に渡すのが昔通であった。その後、手術室 付看護婦が、各マニホル１−を１つづつ順次保持しながら機器に接続を要するマ ニホルドの端部を配置して行き、各マニホルドをサーキュレータに戻す。その後 サーキュレータは、潅注用マニホルドを装置上に設けられた潅注ソレノイドに接 続する。次に潅注用マニホルドのベント室を適当な潅注源に挿入し、マニホルド をＩＶ柱に吊下げる。その後に吸引用マニホルドを、手術装置に設けた真空制御 システムおよび嬬動ポンプに接続した後、蝿動ポンプから出るマニホルドを取っ てその端部を予め手術装置に取付けておいた排液前に挿入する。この時点てマニ ホルドの準備か完了し、始動およびシステム点検を行なうことかできる。

このように、従来の装置では、本発明と異なり、サーキュレータか設定手順とし て手術装置に行なう接続が５回あり、そのうちの２回は潅注用マニホルドに関す る接続であり、３回か吸引マニホルドに関する接続である。

潅注用マニホルドを潅注ソレノイドに取付けるのは潅注ソレノイドに潅注用配管 を挿入するということであり、また吸引用マニホルドのシリコーン製ポンプ配管 を装置の吸引ポンプのローラアセンブリに取付けるのにも、巧みな技術と装置の ａ俺に関する知識か必要でありた。真空制御接続あるいはポンプ接続のどちらか 不適当てあっても、手術中に吸引用マニホルドの真空度を適正にすることが不可 能となり得る。

これまでに必要とされた受渡し回数は３〜４回と可変的であり、パッケージ法に よって決定されていた。マニホルドを別個の袋にパッケージした場合であれば、 サーキュレータが１つ１つ外袋を開けて、中袋を１つずつ無菌領域に渡していた 。これら２つの方法は何れも２回ずつ無菌領域に転送することか必要であった。

マニホルドをトレーの中に２つずつ包装されるようにパッケージした場合、無菌 領域への転送は１回で済む。しかし何れにせよマニホルドか無菌領域に入る毎に 手術室付看護婦は各マニホルドの端部を配置した後、それをサーキュレータが設 定できるように１回に１つずつ戻して行かねばならない。その上、マニホルドを １つずつ受渡しする際には手術室付看護婦や無菌領域を汚染することのないよう 、十分注意を払う必要かある。

従って、本発明の総括的な目的は、外科手術と関連して使用されるカセットてあ って、眼科的処置において無菌領域と非無菌領域の間ての交換に便利なカセット を提供することにある。

本発明の別の目的は、吸引用および潅注用マニホルドの始動およ−びシステム点 検のための準備を一行なうのに無菌領域と非無菌領域の間で必要な受渡し回数を 最小化てきるカセットを提供することにある。　・本発明の別の目的は、眼科用 波音と共に用いて手術装置との接続を最小化できるカセットを提供することにあ る。

′本発明のさらに別の目的は、・潅注用配管および吸引用配管の一部を排液量と 共に収容するカセットな゛提供することにより、カセットを手術装・ｎに挿入す るだけで該手術装置への流体接続を全て正確に行なうことができ、流体接続を人 に頼らずカセットおよびそれに係合するカセット機構の構造と形態によって行な えるよう文することである。

本発明のざらにＮＩＩの目的は、最小受渡し回数を２回、すなわち受渡し用トレ ーを無菌領域に渡すことと、受渡し用トレーとカセットの残りの部分とを、カセ ットの残りの部・分を受渡し中このトレー上に載置したままで非無菌領域へ戻す ことの２回にし、これによっ゛て汚染の危険を低減するようにしたカセット用の パッケージを提供することにある。　′ 本発明のこれらの目的及び他の目的は、添付図面を参照しての以下の説明からさ らに明らかになるてあろう。

カセットを乳化機兼吸引機ユニットのカセット機構に確の流れを調整でき、（２ ）手術部位から吸引された流体および組織の流れを調整てき、（３）ユニット内 部の真空制御システム（ＶＣＳ）を吸引用マニホルドに適用し構成されている。

このカセットは、好ましくは射出成形によってＥ部カセットハウジングと下部カ セットハウジングを形成し、上下ハウシングが協働してその前縁部に潅注開口部 、吸引ポンプ開口部、真空制御システム開口部を構成するようにされる。下部カ セットハウジングは、潅注開口部と位置合わせして平坦な前縁部な有する潅注ボ スを構成していると共に、吸引ボスが吸引ポンプ用開口部゛と位置合わせして構 成されている。上部カセットハウジンクを下部カセットハウジングに取り付ける た分の他、排液量もカセットに収容するように構成されている。

乳化機兼吸引機ユニットに配設したガセット機構はカセットを受容するように構 成されており、カセットラッチブラケットと、潅注ソレノイドと吸引ポンプおよ びローラ集成体を装着するためのソレノイド／ポンプ装着用プレートと、ＶＣ３ 取付具とを含んで成る。カセット機構の中でカセットを係止するための手段も設 けられており、カセット機構はカセットの前縁部を受容する開口部を備えている 。カセットをこのカセット機構に確実に取り付けると、潅注ソレノイドの閉塞シ ャフトがカセットの潅注用開口部を通過して潅注用配管をカセットの潅注ボスの 平坦な前縁面に押し当てて閉塞する。こうして閉塞シャフトと潅注ボスとの間で 潅注用配管を圧縮することによって、潅注用マニホルドを通る潅注液の流れを制 御する。潅注用ソレノイドが付勢されると、閉塞シャフトが引込まれるため、潅 注用配管が開けられて潅注液が生じる。カセットをカセット機構に確実に取り付 けると、吸引ポンプのローラ集成体がカセットの吸引ポンプ用開口部と協働して 、吸引ポンプ配管を吸引用ボスに押し当てて閉塞するため、吸引ポンプのローラ 集成体の働きによって吸引用マニホルドを通る吸引組織および流体の流れが生じ る。吸引ポンプが付勢されている時は吸引ポンプ配管が吸引ポンプのローラ集成 体のローラによって圧縮されているため、ローラ集成体の回転によって流体およ び組織が手術部位から強制的に流されるようになる。

また、カセットを乳化機兼吸引機ユニットに挿入することによって、ユニット内 部の真空制御システムが吸引マニホルド内の真空度を制限するようになる。この ことはカセット機構に装着されてカセットのりＣ８接続部と協働するｖＣ８取付 具との間で密封接続を行なうことによって実現される。”このようにカセットを カセット機構に挿入するだけで、潅注、吸引および真空流体接続を容易に行なう ことができる。

受渡し用トレーの形状をとる無菌パ・ンケージが準備完了したカセット、排液量 、潅注用配管、吸引用配管を受容して密封されるため、外部トレーの蓋を外すだ けで受渡し用トレーを無菌領域に無菌状態で渡すことができる。潅注用配管およ び吸引用配管の一部分をカセット内部に保持していることから、受渡し用トレー およびカセットの残りの部分を非無菌領域に返却した後、上述のようにカセット を手術装置に挿入することによって接続を行なうことができる。

このようなカセットの！Ａ造方法と使用方法、および接続な一確立する手順につ いては後に詳細に説明する。

好適な実施態様の詳細な説明 外科的潅注および吸引用カセットを第１図において参照符号２０て全体的に示す 、このカセットは超音波式眼球外科型ごと共に使用するものである。この超音波 式眼球外Ｊ＋装置は、一般に乳化機兼吸引機と称されるものてあり１図中参照符 号２２で示す。この装置は米国特許第３．５８９，３６３号に記載のような形式 の手持ち式超音波振動具を使用して白内障に冒された水晶体を破壊し、破片を吸 引するように構成されており、前記特許の開示事項を本明細書中にも引照する。

乳化機兼吸引機ユニット２２は手持ち具に超音波電力を供給するのに適当な電子 回路を内蔵したキャビネット２３を含んでおり、潅注流体および吸引吸入を制御 するが、これについては後に詳述することにする。カセット２０は潅注および吸 引用配管と排液前な備えており、これらは全て組立て後着脱式無菌パッケージの 中にパッケージされる６手術室の中でカセット２０を無菌パッケージ２４から取 出し、カセットの管の適当な端部な最小限の受渡しおよび接続回数で接続し、カ セットを乳化機兼吸引機ユニット２２の制御キャビネット２３の側部に設けた溝 穴２６に挿入する。残りの管を流体源に接続する。

第１図に天部的に示した通り、カセット２０はその前縁部に形成された潅注用開 口部、吸引用開口部、およびＶＣＳ開口部と構造的に協働して潅注用マニホルド および吸引用マニホルドの一部分を支持する。乳化機兼吸引機ユニット２２は閉 塞シャフトを有する潅注ソレノイドと吸引用ポンプと、真空制御システムを含ん でいる。カセット２０（トレー２４から取出し後）を溝穴２６に挿入することに よって、カセット２０とカセット機構の間に協働関係が生まれ、（１）潅注ソレ ノイドの閉塞シャフトかカセットの潅注開口部を通る配管と協働することによっ て潅注用マニホルドを通る流れの制御を行ない、（２）吸引ポンプがカセットの 吸引開口部と協働することによって吸引用マニホルドを通る流れを生し、（３） カセットの真空制御システム開口部を通る吸引用配管に対してユニット２２から ｖ　ｃ　ｓ　ｒｔｊ制御を与える。従って。

カセット機構にカセットを挿入することによって、システム内の流体接続を確立 し制御することができるようになる。

第２〜４図はこれら全体でカセット２０の構造を示している。カセット２０は好 ましくは適当なプラスチック材料を射出成形したハウジングであり、下部カセッ トハウジング２８と上部カセットハウジング２９から成る。

」二下のハウジングは構造的に一致しており、その前縁部２７に潅注用開口部３ ０と真空制御システム用開口部３１と、吸引ポンプ用開口部３２とが形成されて いる。

「前縁部」という用語はａの参照符号を付した矢印で示されるように、カセット をユニット２２に挿入する方向で見た場合に最も前方にある縁部を指す、カセッ ト２゜の上表面にボス３３が形成され、後縁部３４に潅注マニホルド用開口部３ ５か形成されている。

カセット２０の側縁部３６には吸引マニホルド用開口部３７が形成されている。

それぞれの開口部３２゜３１．３０，３５．３７は上部および下部カセットハウ ジング２９．２８のそれぞれの係合縁部に相補的な開口部を配設しておき、これ らを位首合わせして形成するのが望ましい。

第３図に示したように、下部カセットハウジング２８には、その底面に潅注用雌 形ボス４０、吸引用雌形ボス４１、一対の、歪み開放用ボス４２．４３、複数の 排液青用雌形ボス４４か形成されている。潅注用雌形ボス４０はカセットの７３ η縁部近辺に平坦な前縁面４５を備えている。潅注用開口部３０か表面４５の真 正面にこれと位置合せして配置されて潅注用開口部３０の半分を構成しており、 他の半分は上部カセットハウジンクによって形成される０以上から分かるように 、カセット２０をユニット２２に挿入した場合、平坦面４５が潅注ソレノイドの 閉塞シャフトと協働して、平坦面４５に隣接して配置された潅注用マニホルドを 通る流れを制御する。

吸引用雌形ボス４１の真正面には半円形の吸引ポンプ用開口部３２が配設されて いる。カセット２０をユニット２２に挿入した時、ポンプ用開口部３２が吸引用 ポンプと協働して吸引用配管を通る流れを生じる。

真空制御システム（ＶＣ３）開口部３１が吸引ポンプ用開口部３２と潅注用開口 部３０との間に、それぞれカセット２０の前縁部に沿うように設けられている。

この開口部３１はカセット２０をユニット２２に挿入した時に、ユニット２２の ｖＣＳシステムに組織吸入の吸引真空度を制御させる。

カセヅト２０の側縁部３６に潅注および吸引マニホルド用開口部３７か設けられ ている。一対の長方形ラッチ開口部４６も下部カセットハウジング２８に配設さ れている。一方のラッチ開口部４６が潅注用雌形ボス４０の後方に、他方のラッ チ開口部４６か吸引用雌形ボス４１の後方に配設されてし）る。また、下部カセ ットハウジング２８の後縁部３４に排液青用開口部４７も形成されている。下部 カセットハウジング２８の後縁部の両側には一対の雌型溝穴４８も配設されてい る。

上部カセットハウジング２９には、第４図に示すように、潅注用錐形ボス４０Ａ 、吸引用雄形ボス４１Ａ、複数の排液青用錐形ボス４４Ａ、細長い排液前押え板 部材４９が設けられている。上部カセットハウジングの前縁部２７に潅注用開口 部３０．ＶＣＳ用開口部３１、吸引ポンプ用開口部３２の各相補部分か形成され ている。第３図と第４図の各ハウジング部分を取り付けると第１図に示したよう なカセット２０が構成されるため、以上でカセットの各構成部分について説明し たことになる。

第５．６．７図はそれぞれ潅注用マニホルド５２と。

吸引用マニホルド５３と、排液量５４を概略的に示している。第１〜３図に示し たカセット２０が潅注用マニホルド５２の一部分と吸引用マニホルド５３の一部 分の他排液嚢の各部も収容することが理解されよう、第５図に示すように、潅年 用マニホルド５２は点滴室５６を含み、これに潅注管５７、潅注用シリコーン配 管５８、潅注用配管の第２部分５９の順でつながって末端部が雌形注射器取付具 ６０になっている。管部分５７．５９はポリ塩化ビニル（ｐｖｃ）・製とするの が望ましい。

第６図に示すように、吸引用マニホルド５３も潅注用マニホルドと同様の構成と されている。吸引用マニホルド５３は一定長の吸引ポンプシリコーン製配管６２ から成り、これがプラスチック製Ｔ形継手６３、吸引用ＰｖＣ製配管６４．雌形 注射器取付具６５に接続されて、いる６逆止め弁６６とｖＣＳグロメット６７も プラスチック製Ｔ形継手の丁字部分に接続されている。

第７図はシステム使用時に吸引物を受容するための排液量の概・略図である。排 液量５４はポリエチレンプラスチック製の袋で、上部に沿って複数の開口部６８ が設けられている。この開口部の数は第３図と第４図に示したカセットハウジン グ２８．２９の部材４４．４４Ａと同数とするのが望ましい。排液−’３１−５ ４はこの他排液嚢の一葉にヒートシールした排液用プラグ６９も含んでいる。

第２〜４図のカセットと第５〜７図のマニホルドおよび排液量を組立てると第８ 図に示した状態になる。

潅注用ＰｖＣ配管５７が上部カセットハウジング２９の潅注マニホルド用開口部 ３５を介してカセット２０に入る。潅注用シリコーン配管５８は潅注用開口部３ ０と潅注ボスの平坦前縁面４５の間で潅注用雌形ボス４０の周りを通って巡らさ れる。潅注用シリコーン配管５８はその位置からさらに一方の歪み開放ボス４２ の周りを巡り、そこで潅注用ＰｖＣ配管５９と接合される。配管５９は潅注およ び吸引マニホルド用開口部３７からカセットに入っている。

吸引用ＰｖＣ配管６４も潅注および吸引マニホルド用開口部３７を介してカセッ ト内に入る。プラスチック製Ｔ形継手は２つの歪み開放ボス４２．４３の間に配 置される。ＶＣＳグロメット４７はカセット２０の前縁部のＶＣ３開口部３１内 に嵌合される。吸引用マニホルドのシリコーン製配管６２が（Ｔ形継手６３から ）半円形の吸引ポンプ用開口部を通っ゛て雌形吸引ボス４１の周囲に巡らされる 。吸引ポンプ用配管６２はその個所からさらに延びて、排液量５４に配設された 排液プラグ６９と接合される。

排液！１５４自体は４つの排液青用雌形ボス４４（第３図）を排液量５４の対応 する開口部６８に配置することによって、下部カセットハウジング２８に取付け られる。排液量とそれに取付けた吸引ポンプ用配管６２とは、カセット２０の後 縁部の排液青用開口部４７を介して配設される。

配管をこのように設置した状ｊ島で上部カセットハウジング２９を下部カセット ハウジング２８に圧入し、摩擦嵌合によって雌形吸引ボス４１と雌形吸引ボス４ １Ａ。

雌形潅注ボス４０と錐形潅注ボス４０Ａ、さらに相対する２つの雌形溝穴４８と 排液前押え板４９をそれぞれ固着させる。４つの排液青用錐形ボス４４Ａは対応 する４つの排液青用雌形ボス４４の中に嵌合し、こうして排液責５４を係止する ことによりカセット２０に１非液犬を組付ける。

第９１ｆｆｉ（すなわち第９Ａ〜９Ｄ図）に概略的に示したように、カセット機 構は２つの主要部品であるカセットラッチブラケット７５とソレノイド／ポンプ 装着用プレート７６から構成されている。カセットラッチブラケット７５か静止 しているのに対し、ソレノイド／ポンプ装着用プレート７６は可動であり、軸受 ７７とばね７８．７９によってカセットラッチブラケット７５に取付けられる。

ソレノイド／ポンプ装着用プレート７６は潅注用ソレノイド８０．吸引ポンプ８ １およびそれに付随するローラ集成体８２、ＶＣ３取付具８３を装着するための ものである。潅注用ソレノイド８０の閉塞シャフト８４かソレノイド／ポンプ装 着用プレート７６の開口部を通過する。吸引ポンプ８１とローラ集成体８２は軸 受装着プレート８５によってソレノイド／ポンプ装着用プレート７６に装着され ている。軸受装着プレート８５には溝穴８６と面取り縁部８７か形成されている 。カセット案内８８もソレノイド／ポンプ装着用プレート７６に装着されている 。カセット案内８８には面取りした対向縁部８９か形成され、２つのスロット９ ０を含んでいる。

カセットラッチブラケット７５はソレノイド／ポンプ装着用プレート７６とカセ ット係止機構９１を装着するだめのものである。カセット係Ｉ、ａ−構９１はす ・リースアーム９２とそれに付随するリンク仕掛け９３、および２つのラッチア ーム９４を含む、各ラッチアーム９４の後縁部９４か面取りされている。どちら のラッチアーム９４もカセット案内８８の高さより上へ突出している。

ばね９６かカセット係止機４１１１をソレノイド／ポンプ装着用プレート７６に 連結している。

完全に組付けた状態てカセット機構は開口部９７を呈し、この開口部からカセッ ト２０の前縁部２７を受容する。軸受装着プレート８５の面取り縁部８７が開口 部９７の上面となり、カセット案内８８か開口部９７の下面を構成している。こ れらの上面と下面の間に配置されるのか潅注ソレノイド８０の閉塞シャフト８４ とｖＣ３取付具８３と吸引ポンプ８１のローラ集成体８２である。従って、カセ ット２０を受容する乳化機兼吸引機ユニットにカセット案内を配置することによ り、前述の流体接続を実現する場合の構造についても以上で説明を終えたことに なる。

第９図のカセット機構は、ユニット２２に取付けた保護パネル９８の後部でユニ ットに装着される。保護パネル９８は開口部２６を備えており、ここからカセッ ト強制大扉９９か配設されており、カセット２０が挿入されるとこの扉か正常位 置から上方向に旋回し、カセット２０か除去されると自動的に開口部２６を閉じ るように構成されている。

保護パネル９８の開口部は、カセット係合機構９１のリリースアーム９２か通過 てきる位置に配設されている。リリースノブ１００はリリースアーム９２の端部 に取付けられている。

カセット２０とカセット機構との間の相接関係を第１１図と第１２図に示す。

第１１Ａ図に示したように、カセット２０の前縁部２７をユニット２２に取付け た保護パネル９８の開口部２６から挿入する。カセット２０か前方へ押されるに 従って、ばね強制式扉９０か上方へ押し上げられて正常位置から逸脱する。

第１１図と第１２図に示したように、カセット２０の前縁部２７が前進するに従 って、これがラッチアーム９４の面取りした後縁部９５をカセット２０より下の 位置まで押し下げ、ばね９６か延伸される。ｍｌ　ＩＣ図のようにカセット２０ をさらに前方へ押し続けると、カセット前縁部２７が軸受装着プレート８５の面 取り縁部およびカセット案内８８によって構成される開口部９７に入る。カセッ ト２０の前縁部２７のボス３３（第２〜４図）か軸受装着プレート８５に設けた スロット８６に入る。

カセットの前進運動をさらに続けることによって、カセット２０の前縁部２７が ソレノイド／ポンプ装着用プレート７６と接触する。ばね７８，７９か圧縮され るに従って、ソレノイド／ポンプ装着用プレー１−７６全体が後方へ移動し、ラ ッチアーム９４がカセット２０の下部カセットハウジング２８に設けた長方形ラ ッチ開口部４６（第３図）に入れるようになる。

第１２図から最も良く分かるように、この時点でカセット２０がカセット機構に 対して確実に増付けられる。潅注ソレノイド８０の閉塞シャフト８４がカセット ２０の潅注開口部３０を通過して潅注用シリコーン配管５８を潅注ボス４０の前 縁平坦面４５に押圧して閉塞する。吸引用ポンプ８１のローラ集成体８２がカセ ット２０の吸引ポンプ用半円形開口部３２を占有し、吸引ポンプシリコーン配管 ６２を吸引ボス４１に押圧して閉塞する（第３図）、ばね７８，７９の圧縮から 圧縮力が生まれる。ＶＣＳ取付具８３がＶＣＳグロメット６７（第３図）の内腔 を通過して自己密封する。この時点でカセットか乳化機兼吸引機ユニットのカセ ット機構に完全に挿入されて全ての流体接続か達成される。

次に第５〜８図と第１２図に基いてシステムの流体機能について説明することに する。潅注用マニホルド５２は潅注流体を手術部位まで流すためのものである。

潅注用マニホルド５２は点滴室５６を介して潅注源（図示せず）と接続される。

潅注流体は錐形注射器取付具６０を介して手術部位へ送られる。

潅注用マニホルド５２を通る潅注液の流れは潅注ソレノイド８０の閉塞シャフト を介して制御される。カセッ）−２０をカセット機構（−第１１Ａ、ＩＩＢ、Ｉ Ｉｃ図）に取付けると、潅注用シリコーン配管５８が閉塞シャフト８４と潅注ボ ス４０との間で圧縮されるため、潅注流体の流れが阻止される。潅注ソレノイド ８０を付勢すると、゛閉塞シャフトが引込み位置へ移動し、潅注用シリコーン配 管５８の・内腔が開口されて配管内に潅注流を生じる。このようにして潅注流の 流れが制御される。

吸引用マニホルド５３は手術部位からの吸引流体および組織を調整下で流すため のものである。吸引した流体および組織は、雌形注射器取付具６５への接続を介 して手術部位から除去される。

吸引用マニホルド５３を通る吸引組織と流体の流れは、吸引ポンプ８１のローラ 集成体８２によって実現される。カセット２０をカセット機構（第１１Ａ、１１ Ｂ、ＩＩｃ図）に取付けると、吸引ポンプ用シリコーン配管６２がローラ集成体 ８２のローラと吸引ボス４１との間で圧縮される。吸引ポンプ８１を付勢すると 、ローラ集成体８２が逆時計回り（第１２図で見て）・に回転し、流体および組 織を手術部位から強制的に流して除□去する。

ユニット内部に配設された真空制御システム（ＶＣＳ）にパよって吸引マユポル ｌζ５３内□の真空度が決定される。カセット機構に装置されたｖＣ３取付几８ ３がユニットのＶＣＳに接続される。カセットを上述のようにカセット機構に取 付けると、カセット機構のＶＣ８取付具８３とカセット２０のＶＣＳグロメット ６７との間に密封結合が生まれる６次にＶＣＳグロメット６７かプラスチック製 Ｔ形継手６３を介して吸引用マニホルド５３に取付けられる（第６図）。ｖＣＳ グロメット６７とプラスチック製Ｔ形継手との間に挿入した逆止め弁６６（第６ 図）によって、吸引流体およびＡｌＩＪｌｌｌが吸引用マニホ□ルト５３からＶ ＣＳへ逆流しないように阻止しており、これによって流体回路を完成している。

このように、システムの流体接続はカセット２０をカセットａｉ４Ｒに挿入する のと同時に容易に達成することができる０次に第１３図を参照して、カセットの パッケージについて述べることにする。

カセット２０のパッケージは受渡し用トレー１１１と、外側トレー１１２と、受 渡し用ｌ−レーの蓋１１３と、外側トレー１１１１４とで構成されており、・こ れら各部分・については第３図に示した通りである。

潅注マニホルド用開口部３５からカセット２０に入っている潅注用ＰＶＣ配管５ ７を巻付けて束ね、潅注および吸引マニホルド用開口部３７からカセット２０に 入っている吸引用ＰｖＣ配管６４を巻付けて束ねることによって、カセット２０ を受渡し用トレーに配置する準備を行なう、パ配液嚢５４はカセット２０の周り に巻いておく０、 こうして早期したカセット２０を受渡し用トレー１１１の中に入れる。この時受 渡し用トレーの片側にカセット２０．排液前５４、および束ねた潅注用ＰｖＣ配 管を載置し、他方の側に束ねた潅注用ＰｖＣ配管５９と吸引用配管を載“置する 。受渡し用トレーｉｌｌはその両側にカセット２０を固定する突起部１２１が形 成されている。装填が済むと、受渡し用トレー・１１１をその周縁部において受 渡しトレー蓋１１３で密封する。こうして装填密封した受渡し用トレー１１３を 外側トレー１１２に配置し、その外側トレー１１２を外側トレー蓋１１４で密封 する。

このアセンブリ全体を望ましぐは酸化エチレン（ＥＴＯ）ガスを用いた適当な方 法によって殺菌する。殺菌後、受渡し用トレー１１１とその中味が無菌状・態に なる。

次に外科的処置中の受渡し用トレー１１１の使用法について説明する。

サーキュレータと手術室付看護婦との間で通常行なわれる受渡しとサーキュレー タによる本発明を利・用しての機器設定は次にように行なわれる。サーキュレー タが外側トレー１１２から外側トレーａｉｔ４を除去し、無菌受渡し用トレー１ １１を無菌状態で無菌領域に転送する０手術室付看護婦が受渡しトレー蓋１１３ を受渡し用トレーｌｌｌから外し、束ねた潅注用ＰｖＣ配管５９および吸引用Ｐ ＶＣ配管６４゛を取出す。その後この受渡し用トレーｔｘｔとカセット２０の残 りの部分をサーキュレータに返却する。

サーキュレータは受渡し゛用トレー１１’　ｌからカセット２０を取出して、前 述のようにこれを保護パネル９８の開口部２６の中に限め合いがはっきりと感じ られるまで挿入する。次に潅注用ＰＶＣ配管を束ねていたテープを外し１点滴室 ５６を適当な潅注源に挿入してこれを柱に懸吊する。この時点で各マニホルドは 始動およびシステム点検のための準備か完了した状態となる。

従来の設置とは対照的に、本発明による設定手順はサーキュレータが手術装こに 対して２回の接続を行なうだけである。すなわち、点滴室５６を適ａな潅注源に 挿入し、カセット２０を手術装置に挿入するたけで設定を完了することができる 。この時点で前述のように、手術装置に対する流体接続か全て正確に行なわれる 。このようにしてサーキュレータが流体接続の信頼性に対して責任を負う必要が 無くなり、その責任は上述のようなカセット２０とカセット機構の特殊な構造と 形態に移行されるのである。

無菌領域と非無菌領域間での受渡し回数につ・いても、本発明のパッケージング によると最小受渡し回数を、無菌領域へトレーｌｌｌを渡す時とトレー　１１１ およびカセッ１−２０の残りの部分を非無菌領域へ戻す時の２回に減らすことか できる９カセツト２０の残りの部分はこの受渡し中も受渡し用トレー１１１の中 に入ったままであるため、受渡し用トレーを保持する面植か広いことから手術室 付看護婦や無菌領域か汚染される危険性か低減される。

本発明は発明の精神およびその木質的特徴から逸脱することなく、以上に述べた 以外の形態においても実施することかできる。従ってここに述べた実施態様なあ くまでも説明的なものであって限定的なものではないとみなすべきである。本発 明の範囲を示すのは以上の記載ではなく請求の範囲であり、この請求の範囲に等 しい意味と範囲の中に入る変更は全て、本発明の巾に含まれものとする。

図面の簡単な説明 添付図面において： 第１図は未発’ＩＩによるカセットを受容するためのカセット受容部を組入れた 乳化機兼吸引機ユニットを様式化したｉ　１ｌｆｔ’１１２１であり、カセット をユニットに挿入して達成される流体接続を示しており。

第２図は未発ｌＪＩによるカセットの斜視［、Ａであり：第３図は下部カセット ハウシンクの内部を示す図であり　： ！Ｊｌ　４１Ａは上部カセッ１−ハクジングの内部を示す図てあり　； 第５図は本発明と関連して使用される潅注用マニホルドの庵略図であり： 第６図は本発明と関連して使用される吸引用マニホルドの概略図であり： 第７図は未発ＩＪ１と関連して使用される排液前の概略図であり： 第８図は第３図と第４図の下部並びに上部カセットハウシングに第５〜７図の潅 注用マニホルド、吸引用マニホルド、排液前な組合わせてカセット／マニホルド 集成体を形成した状態を示す分解斜視図であり；第９図は第１図に示した乳化機 兼吸引機ユニットの構造的特長を示す概略図であり、それぞれ第９Ａ図が正面、 第９Ｂ図か左側面、第９Ｃ図か右側面、第９Ｄ図が上部を示しており、以上の３ 図で本発明によるカセットを受容するためのカセット機構の構成部品を示してお り　： 第１０図は第１図の乳化機兼吸引機ユニットに第９　［３のカセット機構を装着 した状態を概略的に示す側面図てあり： 第１１１Ｚは第９，１０図のカセット機構と第２〜７図のカセットの間の相接状 態を示す図であり、第１１Ａ。

１１Ｂ、１１０図かそれぞれカセットをカセット機構に挿入する各段階を示して おワ； 第１２図は乳化機兼吸引機ユニット上のカセット機構にカセットを完全に挿入し た際のカセットとカセット機構の間の流体接続を示す部分図であり：第１３図は 本発明によるカセットのパッケージ法を示す分解図である。

ＦＩ６．１ ｊＬ化祇釆ｒＪＡ５１機 Ｆ／ｓ、だ 、、１．、い、１．。、、ｈｌＡｌｌｌ、ｌＩ＋、。、Ｎ、ＰＣＴ／てノＳＲ６ １００８２７

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. １．手術部位への灌注流体の流れを制御する灌注制御手段と、手段部位からの吸 引流体の流れを制御する吸引制御手段と、手術部位からの吸引流体の吸引を制御 する真空制御手段とを含む装置と協働して使用するための外科的灌注吸引用カセ ットであって、該カセットが、灌注閉口部と吸引ボンブ開口部と真空制御システ ム（ＶＣＳ）開口部とを形成した縁部を有するハウジングを含んで成り、前記ハ ウジングが灌注用マニホルドと吸引用マニホルドの少なくとも一部分をその中に 収容しており、前記灌注用マニホルドと吸引用マニホルドが、カセットを前記装 置の所定のカセット開口部に挿入した時前記灌注制御手段が前記灌注用マニホル ドを通る灌注流体の流れを制御し、前記吸引制御手段が前記吸引用マニホルドを 通る吸引流体の流れを制御し、前記真空制御手段が前記吸引用マニホルドに適用 される真空度を制御するように、前記ハウジング内部に配置構成されているカセ ット。
2. ２．前記カセットが、前記灌注開口部と位置合せして制御面を形成されている灌 注ボスを含んでおり、前記カセットを前記所定のカセット開口部に押入すると前 記灌注制御手段が前記灌注ボスと協働して前記灌注用マニホルドを通る灌注流体 の流れを制御するように構成されている、請求の範囲第１項に記載のカセット。
3. ３．前記灌注用マニホルドの一部分が前記灌注ボスの前記制御面と前記灌注開口 部との中間に配置されており、前記灌注制御手段の閉塞部材が該マニホルド部分 と係合して前記灌注用マニホルドを通る流体の流れを閉塞するように構成されて いる、請求の範囲第２項に記載のカセット。
4. ４．前記ハウジングが前記吸引ボンブ開口部と位置合わせして吸引ボスを含んで いる、請求の範囲第１項に記載のカセット。
5. ５．前記吸引用マニホルドの一部分が前記吸引ボスと前記吸引開口部との中間に 配置されており、前記吸引制御手段の吸引ボンブのボンブ作用部分が前記吸引用 マニホルドを通る吸引流体の吸揚げを行なえるように構成されている、請求の範 囲第４項に記載のカセット。
6. ６．前記カセットの後縁部に排液嚢を固着するための手段をさらに含み、前記回 着手段が複数の排液嚢用ボスと、前記カセットと共に前記排液嚢を固着する排液 嚢抑え坂とを含んでいる、請求の範囲第１項に記載のカセット。
7. ７．前記吸引用マニホルドが前記カセットの後縁部の前記ＶＣＳ開口部に接続さ れているＶＣＳ接続部材を含んでいる、請求の範囲第１項に記載のカセット。
8. ８．該カセットが前記装置に装着されてその中に前記カセットを収容するカセッ ト機構と組合わされ、前記カセット機構がカセットラッチブラケットと前記カセ ットラッチブラケット固着されているソレノイド／ポンプ装着用プレートとを含 んで成り、前記カセットを前記カセット機構に挿入するのと同時に灌注、吸引お よび真空流体接続が成されるように、前記ソレノイド／ポンプ装着用プレート上 に灌注ソレノイドと吸引ポンプおよびローラ集成体とＶＣＳ取付具が装着されて いる、請求の範囲第１項乃至第７項の何れかに記載のカセット。
9. ９．溝穴を形成されておりかっ面取りアームを含んでいる軸受装着プレートによ って前記吸引ポンプおよびローラ集成体が前記ソレノイド／ポンプ装着用プレー トに装着されている、請求の範囲第８項に記載の組合わせ。
10. １０．前記カセットのハウジングの開口部にラッチするカセットラッチブラケッ トをさらに含んでいる、請求の範囲第９項に記載の組合せ。
11. １１．前記ラッチを開放するための手段をざらに含んでいる、請求の範囲第１０ 項に記載の組合せ。
12. １２．リリースアームとリンク仕掛けと後縁部を面取りした複数のラッチアーム とを含んで成るカセット係止手段をさらに含んでおり、前記カセットを前記カセ ット機構に挿入することによって前記ラッチアームの後縁部がカセットの下方ま で下方向へ移動されるように構成されている、請求の範囲第１０項に記載の組合 せ。
13. １３．灌注開口部と吸引ポンプ開口部とＶＣＳ開口部とを形成されているハウジ ングを有しており、そのハウジングに前記灌注開口部と位置合わせして前縁面を 有する灌注ボスを形成されているカセットと、一部分が前記灌在ボスの前記前縁 面と前記灌注開口部の中間に配置されている灌注用マニホルドと、前記吸引ポン プ開口部と位置合わせして配設されている吸引ボスと、 一部分が前記吸引ポンプ開口部と前記吸引ボスの中間で接続されている吸引用マ ニホルドと、閉塞シャフトを備えた灌注ソレノイドと、吸引ポンプおよびローラ 集成体と、真空制御システム取付具を備えた真空制御システムとを含むカセット 受容機構との組合せであって、 前記カセット機構と前記カセットが連結された時、灌注ソレノイドの閉塞シャフ トがカセットの灌注開口部を通過して灌注用マニホルドを灌注ボスの前記平坦前 縁面に押圧して閉塞し、そうすることで前記灌注用マニホルドを通る灌注流体の 流れを制御するように、また吸引ポンプのロープ集成体がカセットの吸引ポンプ 開口部を占有して吸引用マニホルド吸引ボスに押圧して閉塞し、そうすることで 前記吸引用マニホルドを通る流体の吸引を制御するように前記カセット機構と前 記カセットが相接しており、 前記ＶＣＳ取付具が前記ＶＣＳ開口部と密封接続されている組合せ。
14. １４．医療機器用カセットであって、下部カセットハウジングと上部カセットハ ウジングから成るハウジングを含んで成り、前記下部カセットハウジングが灌注 ボスと吸引ボスと歪み開放ボスと排液嚢ボスとを含んでおり、前記上部カセット ハウジングと下部カセットハウジングとが協働して形成しているカセットの前縁 部に灌注開口部と吸引ポンプ開口部とＶＣＳ開口部が形成されており、前記カセ ットハウジングが灌注用マニホルドの一部分と吸引用マニホルドの一部分ど排液 棄の一部分とを収容しており、外科用機器上のカセット係合機構の中に前記カセ ットを挿入することによって前記機器と前記灌注用マニホルドおよび吸引用マニ ホルドとの間に流体制御接続が確立されるように構成されているカセット。
15. １５．前記カセットのパッケージをさらに含んでおり、前記パッケージが受渡し 用トレーと外側トレーと受渡し用トレーの蓋と外側トレーの蓋とを含んでおり、 カセットとそれに取付けた排液嚢とカセット外部にある灌注用マニホルドの一部 分とが受渡し用トレーの片側に配置されるように前記カセットが前記受渡し用ト レーに載置される一方、灌注用マニホルドと吸引用マニホルドの一部分が該トレ ーの他の片側に配置され、前記受渡し用トレーがその周縁に沿って前記受渡し用 トレーの蓋で密封されて、充填密封した受渡し用トレーが外側トレーの中に配置 されて、その外側トレーも周縁部に沿って外側トレーの蓋で密封されるように構 成されている、請求の範囲第１４項に記載のカセット。