JPS62500632A - ヨザル種間ハイブリド−マおよびそれに より産生される単クロ−ン性受容体 - Google Patents

ヨザル種間ハイブリド−マおよびそれに より産生される単クロ−ン性受容体

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JPS62500632A
JPS62500632A JP60504623A JP50462385A JPS62500632A JP S62500632 A JPS62500632 A JP S62500632A JP 60504623 A JP60504623 A JP 60504623A JP 50462385 A JP50462385 A JP 50462385A JP S62500632 A JPS62500632 A JP S62500632A
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スタンリー ハロルド エイ
リース ロバート テイー
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スクリツプス クリニツク アンド リサ−チ フアウンデ−シヨン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 14、ハイブリドーマがPI8−p3−1oG、ATcc H8840と称され る、請求の範囲第13項記載の細胞系。
15、ハイブリドーマがF1a−P2−10E、ATCCH88640と称され る、請求の範囲第13項記載の細胞系。
16、ハイブリドーマがPI9−PI3−9C,ATCCH8840と称される 、請求の範囲第13項記載の細胞系。
15、ハイブリドーマがPI9−P9−LIB、、ATCCH8840と称され る、請求の範囲第13項記載の細胞系。
18、ハイブリドーマから分泌された、tal 予め選んだ抗原と免疫反応し、 tbl ヨザル(AoLus trivirgatus)の抗体に対して起され た多クローン性抗体により結合され、 (C1マウス抗体に対して起された多クローン性抗体により実質的に結合されな い ハイプリドーマ分泌単りローン性受容体分子。
19、受容体分子が熱帯熱マラリア原虫(P、falciparum)シゾント またはメロゾイトのタンパク質と免疫反応する、請求の範囲第18項記載の受容 体分子。
20、タンパク質が、シゾントにより作られメロダイト発育中にポリペプチドフ ラグメント中ヘブロセッシングされる約185kdの5DS−PAGEによる分 子量を有する糖タンパク質である、請求の範囲第19項記載の受容体分子。
21、ハイブリドーマが前記予め選んだ抗原に対し免疫感作したヨザル(Aot us trivirgatus)の抗体産生細胞と、前記抗体産生細胞とは一同 数の染色体毎細胞を含むマウス骨髄腫細胞との融合により形成される、請求の範 囲第18項記載の受容体分子。
22、ヨザル(Aotus)抗体産生細胞が54または56染色体を含む、請求 の範囲第21項記載の受容体分子。
23、マウス骨髄腫細胞が細胞系、P3X63Ag8.653からである、請求 の範囲第21項記載の受容体分子。
24、ヨザル(Aotus)種間ハイブリドーマを製造する方法であって、(a l 予め選んだ抗原により免疫感作されたヨザル(Aotustrivirga Lus)から抗体産生細胞を採取する段階、(bl 前記細胞と骨髄腫細胞系の 細胞とを融合させてハイブリドーマを形成させる段階、前記骨髄腫細胞は抗体産 生細胞とほり同数の染色体毎細胞を含み、前記融合は細胞融合プロモーターの存 在下に行なわれる、 (c+ 前記ハイブリドーマをハイブリドーマの成長に選択性の培地中でクロー ニングする段階、 +d+ 前記クローニングしたハイブリドーマを、前記予め選んだ抗原と免疫反 応する受容体分子を分泌する能力について検定し、選択する段階、 (Ql 選んだハイブリドーマをモノクロニジティに対してサブクローニングす る段階、 ([1段階(elの選び、サブクローニングしたバイブリドーマを培養する段階 、および (a 段階(f)のハイブリドーマを採取する段階、を含む方法。
25、ヨザル(Aotus)抗体産生細胞が54または56染色体毎細胞を含む 、請求の範囲第24項記載の方法。
26、骨髄腫細胞が58染色体毎細胞を含む、請求の範囲第25項記載の方法。
27、骨髄腫細胞系が非分泌性細胞である、請求の範囲第24項記載の方法。
28、骨髄腫細胞系がマウス骨髄腫細胞系P3X63Δg8.653である、請 求の範囲第27項記載の方法。
29、予め選んだ抗原が熱帯熱マラリア原虫(P、 falciparum)シ ゾントまたはメロゾイトとのタンパク質である、請求の範囲第24項記載の方法 。
明 細 書 ヨザル種間ハイブリドーマおよびそれにより産生される単クローン性受容体 技術分野 本発明は種間ハイブリドーマに関し、より詳しくはヨザル(Aotus tri virgaLus)誘導ハイブリドーマおよびそれから産生さる単クローン性受 容体(免疫グロブリン)分子、ヒト寄生体により産生される非ウィルス性寄生体 抗原と反応するヨザル(Aotus)誘導車クローン性受容体を含む、に関する 。
背 景 1975年コーラ−ほか(Kohler and Milstein)は棒組細 胞ハイブリッド形成を用いて、予め規定した抗原に対する特異抗体を分泌できる 連続細胞系を樹立できることを示した。そのような細胞系により産生された抗体 は普通に免疫感作した哺乳動物から得られる多クローン性抗血清とは基本的に異 なる。そのような細胞系またはハイブリドーマはそれぞれ、免疫感作した哺乳動 物により産生される多くの抗体の1つのみを表わす均一または単クローン性の免 疫グロブリンを産生ずる。従って、予め決定した特異性の抗体の永続的供給を与 えることができる。コーラ−ほか(Kohler、G、 and Milste in、C,)、(1975)ネーチャー(Nature) 256 : 4.9 5〜497゜古典的ハイブリドーマ形成技術は免疫感作した動物からの致死抗体 産生Bリンパ球と骨髄腫細胞系から得た不死細胞との融合に基く。普通の実施に おいて、骨髄腫細胞系はそれ自体抗体を産生じない、免疫グロブリン産生のため の非産生性特異体(骨髄腫)を抗体産生細胞例えばBリンパ球を融合させると、 免疫グロブリン産生が消滅せず、また再活性化した骨髄腫による免疫グロブリン の産生(分泌)がない。ハイブリッドは、融合のときに親細胞により生成された 免疫グロブリン鎖のみを生じた。
ハイブリドーマにより産生された単クローン性抗体はウィルスの抗原構造の説明 に広く用いられた。これらの研究は寄生体疾患におりる予防接種の可能性および 免疫の役割に注意を集中した。
しかもなお原生動物寄生体の研究はそれら生物の複雑な生活環のために困難であ った。ハイブリドーマは精製抗原を必要としないので、単クローン性抗体はヒト 寄生体疾患の研究に対する簡単で魅力的な方法を与える。
マラリアのスポロゾイトに対し、ホトシャックはか(PotocJ+jak。
P、)ほか、(1980)ジャーナル・オブ・エクスベリメンタル・メデイシン (J、 ExP、 Med、) 、151 : 1504〜13、およびヨシダ (Yoshida、 N、)ほか、(1980)→J゛イエンス<5cienc e)207:71〜73により記載されたように、種々の抗原に対する単クロー ン性抗体をスクリーニングして保護を与えるものを決定することができ、特異釣 車クローン性抗体を用いて表面抗原を精製し、ワクチンを製造することができる 。単クローン性抗体が多くの寄生体に対して産生され、生物化学および病因の機 構を現在一層速やかに調査することができる。ピアソン(Pearson、 T 、)ほか、(1980)ジャーナル・オブ・イムノロジカル・メソーヅ(J、  Immunol、 Methods) 34 : 141〜54 iセシー(S ethi。
K、)ほか、(1980)ジャーナル・オプ・パラシトロジー(J。
Parasitol、) 66 : 192〜96゜多くの場合に、これらの単 クローン性抗体を産生ずるハイブリドーマはマウス骨f!腫と膵臓から分離した 抗原刺激マウスリンパ球との融合により得られた。抗原分析にある程度有用であ るけれども、ヒト寄生体に行なった奮歯動物由来の単クローン性抗体は少くとも 2つの欠点を持つ。第】に、雀歯動物は必ずしも人のように同様の寄生体の抗原 決定基に応答しない。シコラほか(Sikora、に、 and Wright 、R,) (1981)ブリティンシュ・ジャーナル・オブ・カンサー(11r 、J、Cancer) 43 : 696〜700参照。第2に、陥歯動吻単ク ローン性抗体は、それらがヒト免疫系により異質としてみられ、拒絶されるので ヒトの免疫療法における使用が限定されるであろう。オルソンはか(OIsso n+L、 andKaplan、Il、) (1980)プロシーディング・オ ブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンス・オプ・ジ・ユナイテッド ・ステート・オブ・アメリカ(Proc、 Natl、 Acad、 Sci、  tlsA) 77 :5429〜5431゜ 上記欠点を克服する試みは抗原刺激ヒトリンパ球とヒトまたはマウス骨髄腫との ハイブリッド形成に集中した。ヒト−ヒト種間ハイブリドーマの製造は主に、融 合すると免疫グロブリンの産生を支持するヒト骨髄腫細胞系の現在の不足により 妨げられた。コズボルはか(Kozbor、D、 and Roder、J)  (1983)イムツル・トウディ (Im+muno1. Today) 4  : 72〜79.さらに、ヒトのリンパ球を倫理的に刺激して得ることができる 方法に制約がある。
ヒト誘導細胞融合パートナ−の不足を克服するために、ヒトリンパ球をマウス骨 髄腫細胞系と融合させてマウス−ヒト種間ハイブリッドが生成された。そのよう なハイブリドーマはフォルスマン(Forss+wan)抗原〔ナウインスキイ (Nowinski、R,)ほか、サイエンス(Science)210 :  237〜239) 、ヒト乳癌細胞〔シュロム(Schlom、T、)ほか、( 1980)プロシーディング・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイ エンス・オブ・ジ・ユナイテッド・ステート・オブ・ジ・アメリカ(Proc、  Natl、 Acad、 Sci、LISA)77 : 6841〜6845 ) 、キーホールリンペットヘモシアニン〔レーン(Lane、 H,)ほか( 1982)ジャーナル・オブ・エクスベリメンタル・メデイシン(J、 l!x p、 Mad、)155:333〜338〕および破傷風トキソイド〔コズボル (Kozbor、 D、)ほか(1982)バイブリド−7(Ilybrido ma)、1:323〜328〕に対するヒト抗体を分泌させるために作られた。
しかし、多くのマウス−ヒト種間ハイブリドーマは優先的にヒト染色体を分離し 、それによりヒト抗体を分泌する安定な系の製造を困難な仕事にすることが認め られた。マウス−ヒトハイブリドーマからのそのようなヒト染色体の喪失は不規 則ではない。ヒト染色体14(H鎖)および22(L鎖−人)は優先的に保持さ れるが、染色体2(Ltn−k)は優先的に失なわれる。
ハイブリッドが適当なヒト染色体を存しても、適当な環境刺激が存在しないので しばしばヒト免疫グロブリンを分泌しない、コズボルはか(KozbortD、  and Roder、J、) 、前掲、さらに抗体を産生ずるマウス−ヒトハ イブリッドはマウス免疫グロブリンおよび(または)一部マウスで一部ヒトであ る免疫グロブリンを分泌すると報告されている。ジュワーバー(Schwabe r、J、) (1975)エクスベリメンタル・セル・リサーチ(Exp、 C e11. Res、) 93 :343〜354゜ コブロウスキー(Koprowski)ほかに対する米国特許第4.172.1 24号および第4,196,265号には腫瘍およびウィルスとそれぞれ免疫反 応する単クローン性抗体の製造が開示される。両特許は抗体産生細胞および骨髄 腫細胞を得る種が融合ハイブリドーマ細胞の製造に重要でないことを教示する。
これらの教示にもカミわらず、これらの特許が単にマウス−マウスハイブリドー マの製造を特定的に開示し、当業者はリンパ球および骨fJHI細胞系細胞外有 用なハイブリドーマおよびそれらの単クローン性抗体の良好な生成に重要である ことを認識している。
後記する本発明は属プラスモジウム(PIasa+odius)の寄生体微生物 の研究の結果である。その属は現在を椎動物宿主の肝臓の実質細胞中で生ずる分 裂による■型の無性増殖(赤血球外シゾゴニー)に基いて定義され、他の特徴は 蚊宿主がアノフェレス(Anopheles)の種であることである。ブルース ーシュワフト(L。
J、Bruce−Chwatt) 、エセンシャル・マラリオロジー(Esse ntialMalariology)、ウィリアム・ハイネマン・メディカル・ プックス、しtd、、ロンドン(1980)、2章、−触に認められた人に感染 する4種のプラスモジウム(Plasmodium)は四日熱マラリア原虫(P 、malariae) 、三日熱マラリア原虫(P、vivax)、熱帯熱マラ リア原虫(P、falciparu+*)および卵形マラリア原虫(P、ova le)である。
ヒトマラリア寄生体のすべての種の生活環は実質的に同じである。それには一定 のアノフェレス(Anopheles)蚊中で増殖する外生存性朋(スボロゴニ ー)およびを椎動物宿主中で増殖する内生無性期(シゾゴニー)が含まれる。後 者の期には血液中の赤血球中の発育環(赤血球シゾゴニー)並びに肝臓の実質細 胞中で起る環(赤血球外シゾゴニー)が含まれる。
赤血球シゾゴニーの初期期において寄生体は栄養型といわれる。
成長期後に栄養型はシゾゴニーの無性分裂過程により増殖する。
成熟したシゾントは完全発育形態であり、その中に核および細胞質の分節の結果 メロゾイトといわれる多くの小円形形態が生成される。
シゾゴニーの過程が終ると赤血球が破裂しメロゾイトが新券血球に侵入し、その 中で寄生体の他の世代が同じ過程により生成される、この過程は感染の過程中何 度も繰返され、その過程が宿主の免疫応答により遅くなるまで寄生生血が漸増す る。
ヒトプラスモジウム(Plasmodium)のすべての種の中で熱帯熱マラリ ア原虫(P、falciparum)が最も高い病因である。非免疫患者におけ る熱帯熱マラリア原虫(P、falciparum)感染は通常急性の経過を経 験し、機敏に特異的薬物で処理しなければ、しばしば致命的に終る。
今日、マラリア感染を診断する唯一の確実な方法は血液の顕微鏡試験によるプラ スモジウム(Plas”+5odiu11)の検出である。原膜法は、それが顕 微鏡スライド表面上の赤血球の層を20〜40の倍率に濃縮し、それによりわず かな感染でも短時間内に示すので推奨される。寄生体は厚膜検定において容易に 検出されるけれども、この方法を用いて種に関して確認することは非常に困難で ある。
種の確認が臨床に重要であることができるので、厚膜検定は種の確認に備える薄 膜検定により補足しなければならない。標準的実施は経験専門家が適切に染色さ れた厚膜を少くとも5分間(油浸下の約100顕微鏡視野に相当する)調べるこ とを要し、薄膜は陰性仰告が承認される前に15〜20分間調べねばならない。
疑わしい場合には血液膜を繰返してとり、4時間毎に調べねばならなず、専門家 の時間のかなりの消費を生ずる。厚・薄膜法はブルースーシュワット(L、J、 Bruce−Chwal t)によりエセンシャル・マラリア感染−(Esse ntial Malariology)、ウィリアム・ハイネマン・メディカル ・ブックス、Ltd、、ロンドン(1980)、76〜96頁に記載されている 。
免疫けい光検査、免疫血球凝集、免疫沈降および酵素結合免疫吸着法を用いる検 定は抗マラリア抗体の検出および測定に広く使用された。しかし、これらの血清 試験は、それらが血液中のマラリア寄生体の出現後数日のみ陽性になるので、急 性マラリアの診断に限定的に使用される。
一層マラリアが診断されると、寄生体生活環の種々の期の介在に用いることがで きる抗マラリア薬物のスペクトルが存在する。
暴露によりある程度免疫を得た人は免疫を有しない人より一層容易に重大な症状 から治癒または保護されることができるので、感染した人の免疫の状態は薬物の 使用に関連を存する。しかし、今日まで初期感染から絶対的な保護を与える存効 な薬物は存在しない。
マラリアにおける免疫応答の研究における顕著な進歩にもか〜わらず、なお寄生 体に対するワクチンが存在しない、マラリアの自然免疫は寄生体の無性赤血球形 態(すなわち、栄養型、シゾントおよびメロゾイト)に対して行なわれるが、必 ずしもスポロゾイトに対してではない。しかし、この領域における一層の進歩は 、これらの生活環段階に対し特有の宿主認識抗原決定基に対する特異的抗血清を 産生ずる能力のないことにより妨げられた。
発明の概要 本発明は予め選んだ抗原、例えばメロダイト発育中にポリペプチドフラグメント 中ヘブロセノシングされる熱帯熱マラリア原虫(P、falciparum)に より産生される約185kdの分子量を有する非つィルス性寄生体抗原糖タンパ ク質と免疫反応する単クローン性受容体分子を分泌するヨザル(Aotus t rivirgatus)種間ハイブリドーマを製造する方法を意図する。該方法 には予め選んだ抗原、例えば熱帯熱マラリア原虫(P、 falciparum )により免疫怒作されたヨザル(Aotus trivirgatusサル)か ら抗体産生細胞例えば肺細胞または末梢Bリンパ球を採取する段階が含まれる0 次いでこれらの細胞を、ヨザル(Aotus)抗体産生細胞とは一同数の染色体 筋細胞、例えば約5染色体毎細胞以内、を含む他の動物型〔非ヨザル(Aotu s))の骨髄腫細胞と融合させてハイブリドーマを形成させ;融合は細胞融合の プロモーターの存在下に行なわれる。融合は典型的には両種の細胞等数で行なわ れる。
そのように形成されたハイブリドーマは、ハイブリドーマの成長に選ばれた培地 中で、約32〜約2X10’細胞毎200ミクロリツトル培地、より好ましくは 約4X10’〜約2X10’細胞毎200ミクロリツトル培地でクローニング( 平板培養および成長)される。クローン化したハイブリドーマは予め選んだ抗原 と免疫反応する受容体分子を分泌する能力について検定し、選択する。そのよう な受容体分子を分泌するハイブリドーマ、すなわち選んだハイブリドーマ、はそ の後もモノクロニジティ(monoclonicity)にサブクローニングさ れる。選んだサブクローニング化ハイブリドーマを培養し、採取する。培養した ハイブリドーマにより分泌される本発明の単クローン性受容体を培地から回収す る。
本発明の受容体分子を分泌する殊に好ましいハイブリドーマは、予め選んだ抗原 、例えば熱帯熱マラリア原虫(P、falciparum)に対する抗体を分泌 するヨザル(Aotus trivirgatusサル)の細胞と、非分泌性骨 髄腫系、例えばP3X63Ag8.653と称される細胞系からのマウス骨fJ IIi細胞との融合により製造される。核型■および■のヨザル(Aotus  Lrivirgatusサル)からの細胞はそれぞれ54および56染色体を含 むと叩告されている。上記骨髄腫系からの細胞は58染色体を含むと報告されて いる。
ハイブリドーマ細胞系もまたこ−に意図される。その細胞系はヨザル(Aotu s trivirgatus)からの抗体産生細胞と約同数の染色体筋細胞を含 む他の動物型〔非ヨザル(Aotus) )の骨髄腫細胞との融合により製造さ れる。骨U腫細胞系は好ましくは非分泌系例えばマウス骨髄腫系P3X63Ag 8.653である。
ハイブリドーマ細胞系は培養したときに、クローニング後生くとも6週間単りロ ーン性受容体分子を分泌する。これらの受容体分子は+a+生物学的に活性であ り、すなわち、それらは予め選んだ抗原リガンド例えば融合ヨザル(Aotus )細胞からの抗体が免疫反応するりガントと免疫反応する、(blヨザル(Ao tus trivirgatus)の抗体に対し起された多クローン性抗体によ り結合され、(C1骨髄腫細胞を得た動物型の抗体に対し起された多クローン性 抗体例えばマウス骨髄腫系が使用された場合にマウス抗体に対する抗体により実 質的に結合されない。
好ましい受容体分子はまたヒト抗体に対し起された多クローン性抗体により結合 される。
ヨザル(Aotus)抗体産生細胞からの抗体と、および殊に好ましいハイブリ ドーマのヨザル(Aotus)単クローン性受容体と免疫反応する(それにより 結合される)抗原は熱帯熱マラリア原虫(P。
falciparum)のタンパク質、糖タンパク質を含む、である、最も好ま しくは、その抗原は熱帯熱マラリア原虫(P、 falciparum)シゾン トにより作られ、熱帯熱マラリア原虫(P、falciparu+m)メロディ ト発育中にポリペプチドフラグメント中ヘプロセッシングされる5DS−PAG Eによる約185kdの分子量を有する糖タンパク質である。
本発明の4種の殊に好ましいハイブリドーマ細胞系はアメリカン・タイプ・カル チャー・コレクシジン(American Type Cu1tureCo11 ection)により1984年10月11日に受託された。これらのハイブリ ドーマは、F1a−P3−10G 5CRF63.0(ATCCHB8641) 、F1a−P2−10E 5CRF63.0(ATCCHB8640)、F’1 9−P9−11BSCRF63.O(ATCCHB8642)およびF19−P 21−9c 5cRF63.0 (八TCCHB8643) と称されている。
本発明はさらにハイプリドーマ分泌華りローン性受容体を意図する。これらの受 容体は(al生物学的に活性であり、tb)ヨザル(Aotus trivir gatus)の抗体に対し起された多クローン性抗体により結合され、(bl骨 U腫細胞を得た同じ動物型の非ヨザル(Aotus)抗体に対し起された多クロ ーン性抗体、例えばマウス抗体に対する抗体により実質的に結合されない。
好ましい受容体は生物学的に活性であり、それらは、予め選んだ非ウィルス性寄 生体抗原タンパク質、例えば熱帯熱マラリア原虫(P、falciparu+m )シゾントまたはメロゾイトのタンパク質と免疫反応する。より好ましい態様に おいて、受容体はメロディト発育中にポリペプチドフラグメント中ヘプロセソシ ングされる熱帯熱マラリア原虫(P、 falciparulll)シゾントに より産生された185kd糖タンパク質に結合する。さらに好ましくは、受容体 は185kd塘タンパク質並びに185kduNタンパク質が熱帯熱マラリア原 虫(P、 falciparum)メロゾイトによりプロセッシングされる2群 のポリペプチドの1つまたは他に結合する。殊に最も好ましい受容体はまた熱帯 熱マラリア原虫(P、 falciparu+m)のホンジュラス(Hondu ras) 、ケニア(Kenya)、インドシナ(Indochina)、ゼネ バ(Geneva)およびケニア(Kenya)種の1つまたはより多くに結合 する。
発明の詳細な説明 ■、緒論 ハイブリドーマ技術の1つの大きな利点は不純な抗原でも予め決定した特異的抗 体を生ずる能力である。この視点からみてハイブリドーマ技術の単クローン性抗 体の産生に対する使用は抗体精製法と考えることができる。
動物が免疫原(抗原)で免疫感作されると、その免疫系はそれぞれ単に1つの抗 体分子を生ずるリンパ球の貯蔵所を生ずる。従って、そのような動物の血清は免 疫原になされた多くの異なる抗体を含み、すなわち、抗体は多クローン性である 。免疫原が不純であれば、多くの無関係な抗体もまた誘発されて血清中に含まれ る。
抗体を産生ずるハイブリドーマ技術は免疫感作した動物の抗体産生細胞貯蔵所に 存在する他のすべてが存在しない1つの抗体形成細胞をクローニングする。不純 物に反応する抗体を分泌する細胞は初めのスクリーニング過程中に捨てられる。
そのように分離された単クローン性細胞培養株は化学組成均一であり、1つの結 合部位イデイオタノプのみを含み、その相当する抗原決定基に対する1つのアフ ィニティーのみを示すたQlつの抗体を産生ずる。
寄生体感染宿主により自然に認識される免疫原決定基に行なわれる単一特異性抗 体を分泌する能力は診断および臨床努力に大きな利益であろう0本発明の前は、 そのような抗体の製造は倫理的な増殖の可能な有効な融合系を入手できなかった ので実施できなかった。
「分泌」および「産生」という用語は抗体分子が得られる細胞に関して該技術に おいてしばしば互換的に使用される。しかし、抗体を産生ずる細胞はそれらの環 境中へこれらの分子を分泌できない。こ\に関心のある細胞はそれらの環境中へ 抗体を分泌する。
それにもか−ねらず、そのような細胞は該技術に使用される熟語に一致させて「 抗体産生」細胞としてこ\に言及されている。
ヒトマラリアの場合に、宿主の免疫応答の実質部分がメロゾイトに対して行なわ れることが知られている。疾患の臨床症状を起すメロゾイトに対する免疫は免疫 γ−グロブリンで受動的に転写できる。コーエン(Cohen、 S、 )ほか 、(1961)ネーチャー(Nature) 192 : 733〜735.従 って、ワクチンの開発には、ヒト保護抗体を向けることができるメロゾイトの表 面抗原を6’l認および特性化することが重要である。
メロゾイト血漿膜の組成は現在調査中であるにすぎない。最近の研究により、と きどき190kclまたは195kdタンパク質として報告された185キロド ルトン(kd) [クンバク質のプロセッシング生成物が感染宿主により認識さ れる抗原決定基を含むことが示された。しかし、これらの結果は催歯動物系で得 られた。それらが蕩歯動物免疫に対する主タンパク質抗原を確認するけれども、 それらは必ずしもヒト免疫に重要な特異的決定基を確認しな本発明は自然ヒト系 に密接に類似するマラリアの研究に対する典型的なモデル系を与える。サル系が サルとヒトとの間の密接な系統発生関係に基いて選ばれた。さらに、そのような 系は生寄生体感染による免疫に関し厳しい倫理的制約を有することが少ない。
この研究において、サル種ヨザル(Aotus trivirgatus)が、 ヒトマラリア寄生体、熱帯熱マラリア原虫(P、 falciparum)によ り感染される能力のために寄生体宿主として選ばれた。そのような感染が、マラ リアに対するヒト応答に非常に類似するサル宿主中の免疫応答を誘発すると思わ れる。リース(Reess、 R,)ほか、(1981)アメリカン・ジャーナ ル・オプ・トロピカル・メデイシン・アンド・ハイジーン(A+m、 J、 T rop、 Med、 Hyg、> 306 :1168〜1178゜ A、ヨザル(Aotus)種間ハイブリドーマ本発明は免疫受容体分子を分泌し 、ヨザル(Aotus)細胞と約同数の染色体、すなわち細胞当りに約5染色体 内で同数を有する非ヨザル(Aotus)骨髄腫細胞に融合したサル、ヨザル( Aotus)、抗体産生細胞の細胞ハイブリドーマを含む安定なハイブリドーマ 細胞系を意図する。そのように産生されたハイブリドーマはDNAハイブリッド 形成技術により確認できるヨザル(llotus)および非ヨザル(Aotus )両由来の遺伝物質を含む。そのように製造されたハイブリドーマは、生物学的 に活性であってそれらが抗原例えば熱帯熱マラリア原虫(P、 falcipa rum)メロゾイトの表面に表現される抗原のような非ウィルス性寄生体抗原と 免疫反応する単クローン性受容体分子を分泌する。
ハイブリドーマにより分泌さる単クローン性受容体分子はヨザル(Aotus) 受容体であり、ヨザル(Aotus)抗体に対し起される多クローン性抗体によ り結合される。これらの受容体は融合に用いられた骨髄腫細胞を得た同じ動物型 からの抗体に対し起される多クローン性抗体により結合されない。従って、本発 明の殊に好ましいハイブリドーマにより分泌される単クローン性受容体は抗ヨザ ル(Aotus)サルIg抗体により結合されるが、しかし、抗ヒトIg抗体に より結合されない。本発明の殊に好ましいハイブリドーマの単クローン性受容体 が抗ヒトIg抗体により結合されることもまた認められた。
本発明のハイブリドーマはまた安定である。「安定」という語によりハイブリド ーマが、培地中で成長させたときにクローニング後生くとも6鍔間の間その単ク ローン性受容体を分泌することを表わす。
ヨザル(Aotusサル)は、ハイブリドーマの形成に融合させる骨髄腫細胞系 の細胞と約同数、すなわち5染色体内、の染色体筋細胞を有する。例えば、ヨザ ル(A、 trivirgatus)抜型■および抜型■はそれぞれ54および 56染色体を有すると報告されている〔マ(Ma、N、)ほか、(1976)ラ ボラトリ−・アニマル・サイエンス(Lab、^nim、sci、)26:10 22〜1036)、ヨザル(Aotus)抗体産生細胞を融合させる典型的なマ ウス誘導骨髄腫(P 3 X 63Ag8.653)は58染色体を含むと報告 されている。
〔ハイブリドーマ・テクニークス(Hybridoma Techniques ) 、EMBOSKMBコース(Course) 、1980、バーセル、コー ルド・スプリング・/”t−バー(Basel、 Co1d Spring H arbor+ NY(1980)+ p、8) 。
いかなる単一理論によっても拘束されることを欲しないけれども、細胞融合パー トナ−間の染色体数かは一′調和することが本発明の種間細胞融合の安定性に対 する大部分の原因であると思われる。
本発明のハイブリドーマの模範的なMmは熱帯熱マラリア原虫(P、 falc iparum)に対し予め免疫感作したヨザルAotus 127(抜型■)の 肺臓から分離したインビボ(in vivo)抗原刺激8978球を用いた2つ の別の融合(融合F18およびF19)において生成された。
F1aおよびF19中に生じたハイブリドーマをクローニング(平板培養および 成長)し、初めに免疫けい光抗体技術(IFAT)を用いて受容体分子の分泌に ついてスクリーニングした。この技術は物質および方法、セクションII (E )に詳細に記載され、薄膜臨床診断技術の変形である。
略示すると、この方法において任意の分泌された抗体を顕微鏡スライド上に広げ た感染赤血球中のメロゾイトと免疫反応する能力に対し検定した。分泌抗体とメ ロゾイトとの間の免疫反応の存在はメロゾイトと免疫反応して抗体に結合した2 次けい光抗体との混合により検定された。
IFATにおいて3またはより大きい初期陽性力価を有した受容体分子を分泌す るF1aおよびF19からのハイブリドーマの若干が表1に示される。この初期 スクリーニング検定は無関係な抗体を分泌するかまたは全く分泌しないものから 所望抗体を分泌するハイブリドーマを選ぶために考慮された。
TFATIII性ハイブリドーマの多くは次いでモノクロナリティ(monoc  1ona I i ty)についてサブクローニングされ、未知クロニジティ  (clonici ty)を有するものは表1にアンダーサインが引かれてい る。所望抗原特異性を有する単クローン性抗体を産生ずるハイブリドーマ、すな わち熱帯熱マラリア原虫(P、 falciparum)メロゾイトと免疫反応 する単クローン性受容体を分泌するものを回収した。
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクシジン(ATCC,12301゜Pa rklawn Drive、 Rockville、 MD 20852)受託 番号を有する表1中の単クローン性ハイブリドーマは本発明の殊に好ましいLJ t=である。
スー−L マウス骨髄腫細胞に融合したヨザル (AoLus) の ハイブリッド * アンダーラインを引いたハイプリドーマ名は未知クロニジティのハイブリド ーマを示す。
** TFAT=免疫けい光抗体試験、物質および方法セクション■、Eに記載 。
本発明のハイブリドーマ細胞系は受容体分子として示される単クローン性抗体を 分泌する。事実ヨザル(Aotus)誘導受容体分子の分泌は本発明のハイブリ ドーマの識別特徴である。この特徴はそれらを単クローン性に対しva認し、分 離し、サブクローニングすることを可能にする。
受容体は、リガンドに免疫的に結合(反応)する生物学的活性分子である0本発 明の受容体分子はイディオタイプ(抗体結合部位)を含み、完全な抗体、実質上 完全な抗体または抗体のイディオタイプ含有ポリペプチド(結合部位)部分であ る。
受容体分子の生物学的活性は水性培地中、ぼり生理的pH値およびイオン強度に おけるそれらの混合物上のその抗原リガンドまたは抗原に対する受容体の結合に より証明される。好ましくは、受容体はまた約5〜約9のpH範囲内で、蒸留水 ないし例えば約1モルの塩化ナトリウムのようなイオン強度で抗原リガンドに結 合する。
抗体のイディオタイプ含有ポリペプチド(抗体結合部位)は、イディオタイプを 含み、抗原リガンド例えばメロゾイトに結合する抗体分子の部分であり、抗体の FabおよびF(ab’)茸部分を含む、抗体のFabおよびF (ab ’  >を部分は該技術に良く知られ、良く知られた方法による抗体上のパパインおよ びペプシンのそれぞれの反応により製造される0例えばチオフィロポラスはか( Theofilopolous and Dixon)に対する米国特許第4. 342,566号参照、完全な抗体が好ましく、本発明により意図される受容体 分子の例示として使用される。
用いた「抗原」という用語は受容体分子により免疫的に結合する実体を意味する 。
用いた「免疫原」という用語は宿主動物中の抗体産生を誘発する実態を示す、あ る場合には抗原および免疫原は同一の実体であるが、他の場合には2つの実態は 異なる。免疫原および抗原が同一実態である場合に抗原という用語が使用される 。
用いた「抗原決定基」という用語は同一または関連する抗原または免疫原により 引出さた相当する受容体分子(免疫グロブリン)との特異的相互反応の原因であ る分子の構造成分を示す。
用いた「免疫原決定基」は抗原として用いたときに免疫原と結合するイディオタ イプ、抗体結合部位、を含む受容体分子の宿主中の誘発の原因である分子(エピ トープ)の構成成分を示す。
本発明は安定な種間ハイブリドーマ細胞系およびそれから単クローン性受容体分 子を製造する方法を意図する。本発明において、殊に好ましい態様の適例の受容 体分子は熱帯熱マラリア原虫(P。
falciparu+a)シゾトンまたはメロゾイトのタンパク質、糖タンパク 質を含む、と反応する。しかし、本発明の安定な種間ハイブリドーマおよびその 華クローン性受容体を製造する方法は一般的であり、例として示すハイブリドー マおよび受容体分子の製造に限定されないことを理解すべきである。
ハイブリドーマを製造する方法は予め選んだ抗原に対し免疫感作したヨザル(A otu3サル)から抗体産生細胞を採取することにより開始される。有用な抗体 産生細胞(Bリンパ球)は、典型的には牌摘出により得られる肺細胞であり、ま たは静脈穿刺によるように血液から得ることができる末梢Bリンパ球である。リ ンパ節および骨(a l1ffi細胞もまたBリンパ球源として役立つことがで きる。
採取した抗体産生細胞は予め選んだ抗原に対する抗体を分泌する。こ\に記載す る模範的な手順において、ヨザル(Ilotus)は、vI物を熱帯熱マラリア 原虫(P、 falciparun+)で感染することにより能動的に免疫感作 した。感染による免疫感作が好ましいが、しかしこの方法の成功に必須であると は思われない。従って、熱帯熱マラリア原虫(P、 falciparun)が こ\に用いる予め選んだ抗原を与える。しかし、該技術に知られた生活規則を用 いる予防接種もまたこの方法に有用である。
次いで採取した抗体産生細胞を、ヨザル(Aotus)の細胞とぼり同数の染色 体毎細胞を含む非ヨザル(Aotus)骨髄腫細胞の細胞と融合させる。すなわ ち、採取したヨザル(Aotus)細胞および融合に用いる骨髄腫細胞はそれぞ れ他の細胞の約5以内にある二倍体染色体数を含む。
例えば抜型■(54の二倍体染色体)のヨザル(Aotustrivirgat us)の細胞が抗体産生細胞である場合に、それを約49〜約59の二倍体染色 体を含む骨髄腫細胞と融合させることができる。同様に抜型■(56の二倍体染 色体)のヨザル(AotusLrivirga tus)の細胞は約51〜約6 1の染色体を含む骨髄腫細胞と融合させることができる。
骨髄腫細胞はヨザル(Aotusサル)以外の動物からである。好ましくは骨髄 腫細胞は非分泌性である。抜型■または抜型■のヨザル(Aotus)細胞との 融合に有用である殊に好ましい骨tF!l1ffi細胞は、前記のように58染 色体を存すると報告されているP3X63Ag8.653 (ATCCCRL1 580)と命名された非分泌性マウス骨髄腫細胞系である。
細胞は典型的には抗体産生細胞と骨髄腫細胞との約1:1の割合で行なわれる。
約10倍までの過剰の骨髄腫細胞もまた使用できる。
細胞融合は細胞融合プロモーターの存在下に行なわれる。そのような物質にはセ ンダウィルス、約500〜約2.000の平均分子量のポリエチレングリコール または良く知られた電流が含まれる。
融合細胞はその後、ハイブリドーマ成長に選んだ培地、例えばこ\に用いたHA T培地、中でクローニング(平板培養および成長)される。クローニングは広く 約32〜約20,000(2x104)細胞毎200ミクロリットルの濃度で行 なわれる。
クローン化したハイブリドーマは予め選んだ抗原と免疫反応する受容体分子を分 泌する能力について検定し、選択する。記載したT FAT検定はそのような有 用な検定の1つである。用いる特定の検定は典型的には抗原および受容体分子系 の関数であり、本発明の特徴ではない。
所望の特異性の受容体を分泌するハイブリドーマ、すなわち選んだハイブリドー マ、はその後該技術に知られているようにモノクロニジティ (monoclo nici ty)にサブクローニングする。サブクローン化した単クローン性ハ イプリドーマを次に培養し、必要に応じ回収することができる。
より好ましい実施において、ヨザル(Aotus)抗体産生細胞を凍結し、次い でハイブリドーマ製造工程の前記ハイブリドーマ形成融合段階のすぐ前に凍結す る。そのような細胞が典型的には培地中で速やかに死ぬので、「すぐ」という語 により凍結した細胞を解凍後できるだけ速やかに融合させることを表わす。
ハイブリドーマ製造のなお一層好ましい方法は、さらにリンパ球採取前に受容体 を産生ずるリンパ球を強化する段階を含む。強化処理は融合させるリンパ球採取 の約1週間以内、より好ましくは約3日以内にインビボ(in vjvo)抗原 刺激またはインビトロ(in vitro)抗原刺激により行なうことができる 。インビボおよびインビトロ抗原刺激の特定例は物質および方法、セクション■ (B) 、2および3に見出されるが、より一般的な論議は以下に見出すことが できる。
本発明の単クローン性受容体は本発明のハイブリドーマを培養し、分泌された受 容体分子を上澄み増殖培地から採取することにより得ることができる。既述のよ うに、単クローン性受容体分子は生物学的に活性であり、予め選んだ抗原リガン ド、例えばヨザル(Aotus)抗体産生細胞の抗体が反応する抗原リガンドと 免疫反応する。
例えば、こ\に用いたヨザル(Aotusサル)を熱帯熱マラリア原虫(P、  falciparum)に対して能動的に免疫感作し、その抗体を熱帯熱マラリ ア原虫CP、falciparuo+)シゾントまたはメロゾイトのタンパク質 、例えば前記185kd[タンパク質、で免疫反応した。この免疫感作サルの抗 体産生細胞の融合により製造された殊に好ましいハイブリドーマはまた熱帯熱マ ラリア原虫(P、 falciparum)シゾントまたはメロゾイトのタンパ ク質で免疫反応した。
本発明のハイブリドーマにより分泌される本発明の単クローン性受容体分子はヨ ザル(Aotus trivirgatus)の抗体に対し生ずる多クローン性 抗体により結合される。従って、例えば本発明の受容体分子はウサギ抗ヨザル( Aotus) I g抗体により結合される。
逆に、本発明のハイブリドーマにより分泌される本発明の単クローン性受容体分 子は骨髄腫細胞を得る動物型の抗体に対し生ずる多クローン性抗体により実質的 に結合されない。例えば、マウス骨U腫P3X63Ag8.653細胞を融合に 使用した場合にヤギ抗マウスIg抗体はIFAT検定において本発明の分泌され た受容体と免疫反応する。
別表に表わすと、本発明の受容体分子は、(1)予め選んだ抗原すガント、例え ばヨザル(llotusサル)の免疫感作に用いた抗原リガンド分子に対する受 容体であり、(2)抗ヨザル(Aotus) I g多クローン性抗体に対する リガンドであり、(3)骨髄腫系の動物型の抗体に対し生ずる多クローン性抗体 に対する実質的なリガンドでも受容体でもない、けれども最少の一般化した抗体 −抗体反応が起ることができる。
単クローン性受容体分子はまたヒト抗体に対し生ずる抗体(リガンド)により結 合される。
記載した一連の研究におけるハイブリドーマはヨザル(Ao tustrivi rgatus)抗体産生細胞とマウス骨髄腫細胞P3X63Ag8.653との 融合生成物である。そのようなa様により受容体はヨザル(Aotus)抗体に 対し生ずる多クローン性抗体により結合され、マウス抗体に対し生ずる抗体によ り結合されない全抗体(whole antibody)であり、より好ましく は、またヒト抗体に対し生ずる多クローン性抗体により結合される。
この研究に用いたハイブリドーマの製造方法はヨザル(Aotus)種サルを非 ウィルス性寄生体熱帯熱マラリア原虫CP、 falcjparum)で感染で きる事実を利用する。薬物処理で感染したサルは確実な能動免疫を発現し、すな わち通常の致死寄生体投与の接種がわずかに検出できるまたは検出できない寄生 生血を生ずる。
さらに、抗体産生細胞源、例えばハイブリドーマの製造に対するBリンパ球、と してヨザル(Aotusサル)の使用はそのような源として人を用いるよりも若 干の利点を有する。サルは高度の能動免疫が得られるまで病原体で繰返し感染で きる。人における使用が容認できないアジュバント、例えばフロイント(Pre und)をサルに用いて免疫原に対する免疫応答を改善することができる。
第3に、サルは容易に牌摘出することができる。
本発明の方法は受容体分子産生のためにリンパ球を強化する段階を含む前記2つ の別の、殊に好ましい態様を意図する。1態様において・ヨザル(Aotus)  llQ’lFa Bリンパ球をインビボ抗原刺激により受容体産生に対して強 化させた。他の態様において、末梢血液リンパ球の強化をインビトロ刺激により 達成した。
それぞれ1つの強化法を用いる2つの融合の結果が表2に示される。融合Aでは 、リンパ球はインビボ抗原刺激により強化し、次いで物質および方法、セクショ ンn (B)2に記載される肺臓から回収した。融合Bでは、末梢血液リンパ球 (P B L)は物質および方法、セクション■(B)3に論議されるインビト ロ刺激により強化した。比較のために示したマウス−マウス融合の結果もまた表 2に示される。
Lニー影 サル融合 インビボ融合 インビトロ刺激 マウス(A) (B) 農−企 牌細胞 7X10’ −−−2X10”PBL −−−、lXl0’ −−− 接種ウェル 1380 640 24.00抗体陽性ウェル” 97 40 2 78抗体陽性ウェル%“−g 10 1B 安定ハイブリドーマ 14 3 156安定ハイブリド一マ%”” 1 1 1 0安定ハイプリドーマ/10’ 2 0.3 0.78融合のためにウェル中 に置いたリンパ球 1196ウエルプレート中の寄生体または赤血球抗原に対する抗体を含むウェル の数 傘本 抗体陽性ウェルの数/ノ\イブリッドを有するウェルの数i 00 …安定なハイブリッドの数/ハイブリ・ノドを有するウェルの数× 100 表2はバイブリドーマの製造に対する本発明により意図された方法の使用におけ る2つの予期されない利点を示す。
第1に、好ましいインビボ強化法が比較マウス−マウス融合において得られたよ り約10倍高い融合効率を生ずる。その結果はシコラほか(Sikora an d Wright)、前掲、によるヒト−マウスおよびヒト−ラットのハイブリ ッド形成に対する融合頻度がマウス−マウスまたはラット−ラットのハイブリッ ド形成に対し同じ骨髄腫細胞を用いて認められたよりも非常に低かったとの報告 に照らして殊に意外である。
第2に、この研究において生じた安定なヨザル(Aotus)誘導ハイブリドー マがすべて熱帯熱マラリア原虫(P、 falcjparum)メロゾイト表面 抗原と反応性の単クローン性抗体を分泌した。対照的に、156のマウス−マウ スハイブリドーマ中の単に6つが類似の特異性を有する抗体を生じた。この6つ のハイブリドーマ中4つのみがメロゾイト表面抗原と反応した単クローン性受容 体を生じた。この結果は、マウスよりも寄生体の自然宿主のヒトに一層近似する サルの免疫応答のためであると思われる。
これらの利点は、本発明のヨザル(Aotus)ハイブリドーマ系が他の非ウィ ルス性ヒト寄生体病原体と反応性の単クローン性抗体の産生に有用であることを 示す。
表2に示される融合Aの結果は予備タイトレージジンを初めに行なって免疫グロ ブリン産生ハイブリッドの成長を促進するが、しかし非産生ハイブリッドによる 生産体の過成長を邪魔する初期濃度を樹立することにより得られた。過成長はマ ウス−マウス融合に通常使用される細胞密度で生ずることが認められた。ヨザル (A、 trivirgatus)肺細胞とマウス骨ffJilliP 3 X  63Ag8.653細胞との融合からの細胞を、広範には約32〜約2XLO ’細胞毎ウェル(培地200ミクロリツトル)、より好ましくは約4×103細 胞〜約2X10’細胞毎200ミクロリツトル培地の濃度で、96ウ工ル組織培 養ミクロタイタープレート〔コスタ−(Caster)モデル3596 、Ca mbridge、 M^〕中で培養した。肺細胞に用いた好ましい濃度は典型的 にはPBLの培養に用いたものの約1/3であった。
2X10’細胞毎ウエルの肺細胞濃度が事実上すべてのウェル中に細胞成長を生 じた。4X10!牌細胞毎ウエルの?二度が一般にウェルの40〜50%に成長 を与えた。サル牌細胞を用いた後の融合は4〜5X103細胞毎ウエルにプレー ト中へ接種した。
融合への結果は初めに接種した1380ウエル中1067が生育可能なハイブリ ッドを発生したことを示す。これらのウェルからの培養上澄液のIFATによる 分析、物質および方法、セクションII (E)に詳細に記載される、は97ウ エル中に抗メロゾイト抗原抗体の存在を示した。前記のようにこれらの上澄液中 の抗体は赤血球と反応しなかった。
次いでIFATII性種ウェル中のつイブリッド細胞をモノクロナリティに対し サブクローニングし、24ウエルプレート〔コスタ−(Coster)モデル3 524)に継代培養した。継代培養の11日後に24ウエルプレートからの上澄 液をI FATにより検定すると61ウエルがもはや抗寄生体抗体(受容体)の 検定可能量を含有しなかった。
この結果は2つの因子のためであると思われる。第1に若干のハイブリッドがイ ベント例えば遺伝子喪失、により免疫グロブリンを分泌する能力を失うことがで きる。第2に、免疫グロブリン産生細胞が非産生細胞よりも遅く複製することが 知られている。
従って、多くの産生ハイブリッドが24ウエルプレート中に過成長したようであ る。
B、受容体分子 本発明はまた本発明のハイブリドーマ細胞系により分泌される単クローン性受容 体分子を倉口する。受容体は好ましくは既述のように完全抗体である。本発明の 殊に好ましい単クローン性受容体分子がこのセクションに論議される。
また前記のように、メロゾイトの表面抗原がマウス単クローン性抗体を用いて研 究されたのはつい最近である。これらの研究は190または195キロドルトン (190〜195kd)抗原糖タンパク質が熱帯熱マラリア原虫(P、falc iparum)シゾント中に合成され、メロゾイトの発育の最後の数時間中に一 連の別のポリペプチドフラグメントによりプロセッシングされることを示す、プ ロセッシング生成物の1つがメロゾイトの表面に現われ、ヒトマラリア免疫血清 により免疫沈降されるので、190〜195kdタンパク質のポリペプチド生成 物がマラリアワクチン開発に対する重要な関心である。フリーマンはか(Fre eman、 R,R,and Ho1der。
A、A、) (1983)ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メデイシン (J、 Exp、 Med、) 158 : 1647〜53゜我々の研究室に おいて、報告された190〜195kd前駆物質が5DS−PAGEにより18 5キロドルトン(185kd)の見掛は相対分子量を有することが認められた。
従って、そのタンパク質は以下185kJI3タンパク質として示される。
マウス単クローン性抗体を用いた研究は、185kd前駆物質がポリペプチドの 2つの抗原的に異なる群にプロセッシングされることを示す。群1には120. 000 (12kd> 、90.000 (90kd) 、88.000 (8 8kd) 、46.000 (46kd) 、および40、 OOO(40kd )の見掛は分子量の主ポリペプチドが含まれる。群2には152,000 N5 2kd> 、106.00o (106kd)および83. OOO(83kd )の主ポリペプチドが含まれる。
プロセッシングした群2のポリペプチド(152kd、 106kdおよび83 kdポリペプチド)は検出できるグルコサミンを含まないことが認められ、群1 のポリペプチド(12okd、90 kd、 88kd、46kdおよび40k dポリペプチド)グルコシル化を含むと認められた。
他の報告は、83kdポリペプチドがメロゾイトの表面にあることを示す〔フリ ーマンばか(Freeeman、R,and Ho1der、A、)(1983 )ジャーナル・オプ・エクスベリメンタル・メディシン(J、 EXII。
Med、)158:1647〜1653Hハイドリツヒ (Heidrich。
H,)ほか、(1983)ツァイトシュリフト・フェア・バラシテンクンデ(Z 、 Parasitenka、) 69 : 715〜725 )が185kd 糖タンパク質が表面になく、152kdおよび106kdポリペプチドは全く不 在であることができる。我々の研究室のマウス−マウスハイブリドーマ〔ハヮー ドほか(Howard and Reese) 、前掲〕からの抗体を用いた研 究は46kdまたは40kdポリペプチドがメロゾイトの表面にあることができ ることを示す。
融合F18およびF19からのハイブリドーマにより分泌された完全抗体の形態 の受容体分子をメロゾイト抗原に関するそれらの特異性について試験した0表3 に示される最初の結果は185kd前駆物質糖タンパク質をプロセッシングする 群了および2の1つまたは他に対する特異性(RIPA結果)並びに熱帯熱マラ リア原虫(P、 falciparum)の種間の特異性(I FAT結果)を 示す。
分泌された単クローン性受容体分子のそれぞれは、F1a−P2O−10Bで示 すハイブリドーマにより分泌されたものを除いて、また185kdlqタンパク 質と免疫反応した。
唐ニー1 ゛クローン r体特−性および 六−心土−4−−Jヨー 凹゛ 回籾ビ旦紐3 釦1n旦ゝ1、 t(on =熱帯熱マラリア原虫(P、 faleiparu m)のホンジュラス(Honduras) I/CDC(中央アフリカ)株2、 Ken =熱帯熱マラリア原虫(P、falciparua+)のケニア(Ke nya) (東アフリカ)株 3、Indo=熱帯熱マラリア原虫(P、 falciparum)のインドシ ナ(Indochina) + (ベトナム)株4、Gen −熱帯熱マラリア 原虫CP、falciparuffi)のゼネバ(Geneva) (セネガル 西アフリカ)株5、Tanz−熱帯熱マラリア原虫(P、 falciparu m)のタンザニア(Tanzania) + (西アフリカ)株6、RIPA= 物質および方法のセクションに記載し、受容体が免疫反応するポリペプチドプロ セッシング群の検定に用いた放射免疫沈降検定。0=単に185kdt1!タン パク質の免疫沈降のみ試験した;1一群1.2一群2゜ *=検定せず。
*’に=35kdタンパク質と免疫反応し、185kdlliタンパク質あるい は群1または2のいずれのタンパク質とも免疫反応しない。
+=陽性免疫反応 一=陰性免疫反応 ±=疑性免疫反応 例示すると、殊に好ましいハイブリドーマF18−P3−10Gは、185kd 前駆物質および主G2プロセッシング生成物の3つのすべて、すなわち152k d、 I O6kdおよび83kdポリペプチド、に免疫的に結合(反応)する 受容体分子を分泌する。他の殊に好ましいハイブリドーマ、Fl 9−P9−1 1B、は185kdiii駆物質および群1の120kd、 90kd、88k d、 46kdおよび40kdポリペプチドブロセソシング生成物のそれぞれと 免疫反応する受容体を分泌する。ハイブリドーマF18−P2−10EはSD、 5−PAGEによる約35kdの分子量を有するこれまで未知のポリペプチドに 結合し、185kd前駆物質あるいは群1または2のいずれかのポリペプチドに 結合しない受容体を分泌する。
表3に示される結果は、185kd@駆物質分子が少くとも2つの異なる抗原( 免疫原)決定基を含むことを示す。それらはまたプロセッシング群間に交差反応 性がないので本発明のハイブリドーマが単一特異性受容体分子を分泌することを 示す。
この研究のFl8およびF19ハイブリドーマにより分泌された受容体分子はま たIFATによりそのマラリア株特異性について試験した。これらの結果もまた 表3に示され、2つの単クローン性抗体が前記のように同様のプロセッシング群 特異性を有することができるが、それらはまた群内で異なる抗原決定基を認識で きることを示す。
例えば、バイブリド−7F19−P21−9CおよびFl9−P5−110はと もに群2の185kdプロセンシングボリベブチド(152kd、 106kd および83kd)を認識する受容体を産生ずる。しかし、Fl 9−P21−9 Cにより認識された抗原決定基は検定した熱帯熱マラリア原虫(P、 falc iparum)の5株すべての中に存在したけれども、Fl9−P5−11Dに より認識された決定基はホンジュラス(Ilonduras)およびゼネバ(G eneva)株のみに存在した。
これらの結果は、研究した5つの主要熱帯熱マラリア原虫(P。
falciparum)株に共通の少くとも1つの抗原決定基の存在を示すので 、ワクチン設計に重要である。従って、広いスペクトル効率をもつために活性ワ クチンは本発明のハイブリドーマ例えばハイブリドーマF19−P21−9Cの 受容体が反応するものに類似する免疫原決定基を組入れるべきである。
さらに、これらの結果はまた特異性決定基の存在を示す。そのような決定基はマ ラリアの突発源を611 Fしなければならない疫学的研究に重要であることが できる。臨床的には株特異性決定基はまたマラリアの薬物耐性株の確認に重要で あることができる。
本発明のハイブリドーマにより分泌される抗体は、従って診断助剤として使用し 患者の赤血球をスクリーニングし、熱帯熱マラリア原虫(P、 falcipa rum)メロゾイトの抗原特性が存在するがどうかを決定することができる0例 えばハイブリドーマF19−P21−9Cにより生じた受容体を初めにIFAT または他の検定に用いてホンジュラス(llonduras) 、ケニア(Ke nya)、インドシナ(Indochina、)、ゼネバ(Geneva)およ びタンザニア(Tanzania)株に基く感染の存在を示すことができる。そ の後ハイブリドーマFl B−P3−10GまたはFl 8−P2−10Bから の受容体を用いた同様の検定を用いてケニア(Kenya)、インドシナ(In dochina)、およびタンザニア(Tanzania) 、またはホンジュ ラス(Ilonduras)およびタンザニア(Tanzania)株をそれぞ れ排除することができる。
上記技術を用いて特定の株特異的抗原の存在を確認することにより特定株に基く 感染の存在が確認されると、患者は標準薬物療法で処置することができる。患者 はまた、本発明の受容体分子の有効量を生理的に耐えられる希釈剤例えば生理食 塩水またはリン酸塩緩衝塩水中に含む製剤で受動免疫手順で処置することができ る。用いる受容体分子はハイブリドーマF18−P3−100またはFl9−P 9−11Bにより生ずるもののように特定寄生体株に比較的に特異的であること ができる。患者はまた、受容体分子例えば5つの寄生体株のそれぞれと免疫反応 するハイブリドーマF19−P21−9CまたはFl9−Fl7−6Eにより産 生されたものを用いて同様の受動免疫手順により処置することができる。
■物質および方法 A サル 過去10年の間、増加した研究がサルまたはエイ1の若干のプラスモジウム(P lasmodium)が人に媒介できるだけでなくまたヒトマラリア寄生体を若 干の下等霊長動物、殊に新熱帯区のサルの若干の種に十分に媒介できることが示 された。従って、三日熱マラリア原虫(P、vivax)、熱帯熱マラリア原虫 (P、 falciparum)および四日熱マラリア原虫(P、IIIala ria)は今日アノフェレス(Anopheles)によりヨザル(Colu+ 1lbian NightまたはOwl monkeyAotus Lrivi rgatus)に媒介されることができる。この研究に用いたサルはスクリップ ス・クリニック・アンド・リサーチ・ファウンデーション(Scripps C 11nic and Re5earch Foundation、 LaJol la、 CA)に居住するヨザル(Aotus trivirgatus)のコ ロニーがら得られた。
B、サルリンパ球 本発明のハイブリドーマおよび単クローン性受容体分子は免疫感作ヨザル(Ao tus)のリンパ球を骨髄腫細胞と融合させることにより得ることができる。こ の研究において、受容体分子を分泌する免疫感作8978球は初めにベトナムか ら得られたFVOと称された熱帯熱マラリア原虫(P、 falciparum )分離株で感染したヨザル(Aotus trivirgatusサル)から得 られた。我々はFVO分離株をザ・センター・フォ・ディシーズ・コントロール (TheCenter for Disease Control (CDC) + At1anta+ Georgia)のDr。
コリンズ(叶、William Co11ins)から得た。表3に示した熱帯 熱マラリア原虫(P、falciparum)の5株もまたDr、コリンズ(D r。
Coff1ns)から得た。
1.熱帯熱マラリア原虫(P、falciparum)の増殖熱帯熱マラリア原 虫(P、falciparum)FVO分離株はトラガーはか(Tragar  and Jensen) (1976)サイエンス193:673〜75、のキ ャンドルジャー(Candle jar)法を用いてインビトロに成長させた。
略示すれば、ヒト型0陽性赤血球をRPMI−1640培地〔アービン・サイエ ンティフィック(IrvineScientific、 1rvine+ CA )製〕並びに10%ヒト型0陽性血29140ミクロダラム(μg)/ミクロリ ットルゲンタマイシンおよび25ミリモル(mM)HEPES緩衝液中に5%へ マドクリットに懸濁した。感染赤血球細胞培養は、手動で1日1回交換した培地 10ミリリツトル(ml)を有するキャンドルジャー中に保持した100X15 ミリメートル(mm)ペトリ皿〔サイエンティフィー/り・プロダクツ(Sci entific Product)製〕中で増殖させた。
「キャンドルジャー」は白ろうそくを中心に置いた活栓を備えたデシケータ−で ある。デシケータ−中にペトリ皿を置いた後にろうそくを点火し、蓋をして活栓 を開いた。ろうそくが消えると活栓を閉じる。この処理はキャンドルジャー内に 低02および高CO2含量をイ■する雰囲気を生ずる。ベトリ皿は次に37℃で 培養した。
皿を静かに傾け、上澄液を抜出し、それを前記新RPMI−1640培地の一部 で置換することにより新培地を毎日与えた。
新券血球は3日または4日毎に加えた0割体および遊離メロゾイトを採取し、前 記のように補給したRPMI−1640培地で2回洗浄し、リンパ球刺激に用い る前に3回凍結して解凍した。
熱帯熱マラリア原虫(P、falciparum)はまたインビボで増殖させる ことができる。この研究において、ヨザル(Aotustrivirgatus サル) Aotus 27をFVO分離株の静脈内注射(i、ν、)により熱帯 熱マラリア原虫(P、 falciparus)で感染させた。Aotus 2 7からの寄生生血をAotus 33の感染に用いた。
Aotus 33は1982年9月1日にi、v、注射により感染させた。
1982年9月10日にAoLus 33は13%寄生虫血を示した。
2、インビボ抗原刺激 本発明のハイブリドーマおよび受容体分子を製造する方法の好ましい態様には受 容体分子を中枢するリンパ球を強化する処理が含まれる。この研究においてイン ビボ強化処理はヨザル(Aotustrivirgatusサル) Aotus  l 27 (抜型■)で行なった。
Aotus 127は初めに1982年5月14日に熱帯熱マラリア原虫(P、  falciparum)で感染することにより免疫させた。感染はRPMI− 1640培地1mA中に懸濁したAotus 27から得た感染赤血球の0.0 9mJパック細胞容積(P CV)の静脈注射により行なった。1982年5月 20日にAotus 127は解放性であったが1982年5月26日におよび 1982年5月30日にAotus 127は2%寄生虫血を示した。
1982年6月7.8.9日にAotus 127に次の薬物処理をした:ダラ ブリム0.65ミリグラム(mg) 3日すべて、およびロイコポリンを198 2年6月7日に1.5+ag、 1982年6月8日ニ0.5111gオヨび1 982年6月7日ニ0.5 mg。
1982年9月1日にAotus 27血液の初期静脈注射を繰返した。198 2年9月10日に13%寄生虫血を示すAotus 33血液の1. ]、 m mA P CVをAotus 127に静脈内注射した。
約1年後、受容体分子産生リンパ球を牌摘出により採取する3日前にリンパ球を RPMI−1640培地中に1mlに希釈した前記凍結し解凍した寄生体物質0 .2 m lでAotus 127に腹腔内注射によりインビボ抗原刺激した。
その後、肺臓を無菌的に取出し、穏やかに裂きわけた。牌細胞を冷リン酸塩緩衝 塩水CP B S ; 150mM−NaCj!および10o+M−NazP  Oa (pH7、4) )で洗浄し、10%DMS0,50%RPMI−164 0培地および40%ウシ胎児血清(Fe2)中で凍結した。融合のためlバイア ルの約5〜l0XIO’細胞を含む牌細胞を速やかに解凍し、細胞をダルベツコ (Du Ibecco)高グリコース培地で洗浄し、すぐに後記のように融合さ せた。
3、インビトロ抗原刺激 本発明のハイプリドーマおよび受容体分子を製造する方法の他の好ましい態様に おいて、受容体分子産生リンパ球をインビトロ抗原刺激により強化した。この研 究におけるインビトロ抗原刺激リンパ球はヨザル(Aotus trivirg atusサル)AoLus 37 (抜型■)から得た。
Aotus 37は初めに熱帯熱マラリア原虫(P、 falciparum) 分離株FVOc、分離株FVOから得た非瘤形成分株、またはDr、コリンス( 叶、 Co11ins)から得た、で感染することにより免疫した。
初期感染は1980年10月4日に、RPMI−1640培地1、8 m l中 に懸濁した1、2mj!PCV−FVOc %染赤血球(7%寄生虫血)のi、 ν、注射により行なった。1980年10月22日にAotus 37は0.7 %のピーク寄生出血を示した。
1981年11月24日、1982年4月26日および1982年9月1日にA otus 37をRPMI−1640培地ImJ中の10%寄生虫血を存するA otus 27血液の0.09mt’PCVで追加刺激した。1982年9月1 0日に^otus37を前記のように13%寄生虫血を有するAotus 33 血液の1.1 m f P CVの静脈注射で追加刺激した。約1年後、受容体 産生リンパ球を、凝固阻止剤としてヘパリンを用いて静脈穿刺により血液7m/ を抜取ることにより採取した。
受容体産生末梢8973球(P B L)を次の方法で免疫感作したサルの血液 から分離した: Aotus 37血液7m+2を等容積のPBSと混合した。
混合物5 m lを含むアリコートを5 Qmj!コーニンク(Corning )遠心分離管中でフィコールハイバック(Ficoll Hypaque) 1 0 m 12上に層化した。上層をツルパル(Sorval) RT 6000 遠心分離機中でツルパルH100Oローターを用いて20℃で20分間2. O OOrpImで回転した。遠心分離後、上層を吸出し、Bリンパ球含有界面を回 収してプールした。
次いで十分なPBSを0℃でプールに加えて全量15mff1にした。
細胞を1500rpmで10分間O℃で、遠心分離により2回洗浄した。ペレッ トを捕集しPB31m/中に再懸濁し、前記のように遠心分離した。約2X10 ’細胞を、10%ウシ胎児血清、5X10’モル(M)2−メルカプトエタノー ル(2−ME)および前記のようにキャンドルジャー培養により得た凍結し解除 した寄生虫感染赤血球40ミクロリツトルを補給したダルベツコ高グリコース培 地10m1中に4日間懸濁した。生存PBL、約1×107細胞、を洗浄し、後 記のように骨髄腫細胞と融合させた。
C骨髄腫細胞 マウス骨髄腫細胞系、P 3 X 63Ag8.653 (ATCCCRL15 80)およびP3X63Ag8 (ATCCTIB9)を、10%熱不活性化γ −グロブリンネ合ウマ血清(ギプコ(Gibco、Grand l5land。
NY)製〕を補給したダルベツコ高グリコース培地〔アービン・サイエンティフ ィック(Irvine 5cientific)製〕に適用し次にその中で成長 させた。細胞は、すべての細胞融合研究前に少くとも3日間毎日継代培養して4 X10’細胞毎mllにした。
D、融合および単クローン性抗体分泌 本発明のハイブリドーマはサル受容体産生Bリンパ球と骨ul!細胞との融合に より形成した。融合はリンパ球と骨髄腫細胞とを融合プロモーター、例えばセン ダイウィルス、ポリエチレングリコール(分子量&A>5oo〜約2,000) または電流、の存在下に混合することにより行なった。
この研究において、インビボまたはインビトロ抗原刺激リンパ球を用いた融合を 同様に行なった。約IX]、O’ リンパ球を約等数の骨髄腫細胞とダルベツコ 血清不合培地50mβ中で混合した。ツルパルRT6000遠心分離機中でツル パルH100Oローターを用いて]、 50 Qrp+mで10分間遠心分離す ることにより細胞をペレット化した。生じた上澄液を吸出し、ペレットをかくは んして細胞を分散させた。
細胞にポリエチレングリコール1000 (ポリオキシエチレン(20))35 %W/VおよびD M S O7,5%v / vを含有するガス抜きしたRP MI−1640培地からなる融合プロモーター1mfを加えた。細胞をかくはん しながらこの溶液を徐々に約1分間にわたって加えた0次の1分にわたってI− (A T培地(10%熱不活性化γ−グロブリンネ含ウマ血清、0.1111M ヒボキサンチン、0.001mMアミノプテリンおよび0.03mMチミジンを 含むダルベツコ高グリコース培地)1mffを細胞と混合した0次の1分にわた ってさらにHA T培地1mAを徐々に加えた0次いでさらにHAT8mlを次 の2分にわたって加えた。
次いで細胞を前記のように150Orpmで10分間遠心分離によりペレット化 した。上澄液を徘棄した後、細胞をHAT培地培地10中A中かに再懸濁し、下 記のように胸腺細胞を含むHAT培地400mA!に加えた。細胞を96ウ工ル 組織培養プレート〔コスタ−(Costar) )中へ、各ウェルに200ミク ロリツトル(μl)のHAT細胞含有焙地を加えることにより接種し、培養した 。
インビボ抗原刺激リンパ球を用いる融合は初めに約5X10’細胞毎ウエル(2 00μ7りの密度で平板培養した。インビトロ抗原刺激リンパ球を用いた融合は 約1.5X10’細胞毎ウエル(200μ7りの初!’JI 湯度で平板培養し た。マウス−マウス融合は8X10’細胞毎ウエル(200μ2)の初期密度で 平板培養した。次いで融合した細胞を7%CO7を含有する増湿雰囲気中で37 ℃で培養した。
サルリンパ球を用いた融合は融合の7日および15日後に各ウェルから上澄み1 00ミクロリツトルを除去し、それを、支持細胞としてBa1b/c ByJマ ウス胸腺細胞を含む新HAT培地100ミクロリットルで置換することによりフ ィードした。融合後21日およびその後退1回培地に胸腺細胞のないHAT培地 をフィードした。マウス融合培地は、融合の7日後にBa1b/c ByJマウ ス胸腺細胞を含む新HAT培地を、その後退に1度胸腺細胞のない新HAT培地 をフィードした。
Ba1b/c ByJマウス胸腺細胞は5Balb/c RyJマウスの胸腺を 、ダルベツコ培地10mβ中へ裂き入れることにより調製した。胸腺細胞はツル パル遠心分離機中、前記ローター で1500rpmで10分間遠心分離するこ とによりペレット化した。ダルベツコ培地10m1中の再懸濁により2回洗浄し ペレット化した後、胸腺細胞を、前記のように接種またはフィードに適するよう に補給したダルベツコの培地400ml中に再懸濁した。
E、免疫けい光抗体試験(IFAT) 1、検定手順 熱帯熱マラリア原虫(P、 falciparum)メロゾイト抗原に特異的な ヨザル(Aotus)単クローン性抗体の存在はIFATにより測定した。略示 すれば、96ウエル培養からの上’lff?l 100 :iクロリットル(μ l)をPBS100mj!に加えた。希釈した上澄液10ミクロリツトルをメロ ゾイト含有試験(IFAT)スライド上、室温で30分間保温した。I FAT スライドを次いでPBSで2回、蒸留水で2回洗浄し、室温で風乾した。
スライド上のメロゾイト抗原に結合したヨザル(Aotus)抗メロゾイト抗体 をイソチオシアン酸フルオレセイン(FITC)標識ウサギ抗ヨザル(Aotu s)免疫グロブリン抗血清10μlで室温で30分間免疫反応させた。スライド を再びPBSで2回、蒸留水で2回洗浄し風乾した0次いでスライドをけい光″ a微鏡により試験し、スライドに結合したメロゾイト抗原に結合したヨザル(A otus)抗メロゾイト抗体の存在について検定した。
前記表に関連して記載したT FAT力価は陽性検定結果を得ることができた最 大ハイブリドーマ上澄希釈度の逆数である。希釈は倍率3により行なった。従っ て表1の力価は3の耳、すなわち3.9.27および81で示される。
ハイブリドーマにより産生された受容体分子に対する表3に示された株特異性は 顕微鏡視野中に認められたけい光メロゾイトの返信百分率により決定された。視 野が約75%またはより高いけい光性メロゾイトを示した試験スライドを陽性( +)とみなし、視野が約20%またはより小さいけい光性メロゾイトを示したス ライドを陰性(−)とみなし、疑性(±)として示した1つの検定は約20〜約 75%のけい光メロゾイト百分率を有した。
2、ウサギ抗ヨザル(AoLus) F I T C複合体FITC標識つサギ 抗ヨザル(Aotus)免疫グロブリン(I g)抗体は、該技術に良く知られ た方法により調製した。略示すれば、ウサギヲヨザル(Aotus)血清Q、’ l m lで2回免疫感作し、追加刺激し、次いで採血した。免疫感作ウサギ血 清の50%飽和硫酸アンモニウム沈降物(45mgタンパク質毎ml)によりウ サギ抗ヨザル(Aotus) I g約11mj!を得た。
そのように得たウサギ抗ヨザル(Aotus) I g抗血清はヨザル(AoL us) I g −CNBrセファロース4B(ファルミ力・ファイン・ケミカ ルズ(Phar+*ica Fine Chemicals、 Piscatt away+ NJ)製〕カラムを用いてアフィニティー精製した。結合したウサ ギ抗ヨザル(Aotus) T g抗体は0.2Mグリシン、0.15 M−N aCIl緩衝液(pal 2.26 )で溶出させた。yg画分く約2.0の光 学濃度)をプールしく約35mjり 、PM30フィルター付アミファミコンセ ントレータ−〔アミコン・コーポレーション(^−1conCorporati on、 Danvers+ M^)製〕を用いて5mfに′a縮し、 0.85 %NaCj!に対して透析した。
透析から回収したウサギ抗体約3.3 m lを0.5 M炭酸基環−di液( pH9,5) 0.31mgで中和し、緩衝液(0,05M炭酸塩、0.85% NaC11pH9,5)55ml中のFITC2,3mgに対して18時間透析 することによりインチオシアン酸フルオレセイン(FITC)標識した。生じた ウサギ抗ヨザル(Aotus) I g−FITC複合体をPBS中1:20希 釈で前記I FTCに用いた。
F、放射免疫沈降検定(RIPA) メロシイトタンバク質は次のように代謝的に標識した。略示すれば、メロゾイト キャンドルジャー培養株を前記のように、しかし3H−グルコサミン1ミリキユ リーまたは3H−チミジン1ミクロキュリーを補給して成長させた。
いずれかの同位体の存在下に18時間成長させた後培養株は、赤血球をその増殖 培地中に再懸濁し、それをツルパルRT6000遠心分、4機中でH1000T :l−ターを用いて250Orpmで10分間遠心分離することによってそれを ペレット化することにより採取した。細胞は2回ベレットを血清不合ダルベツコ 培地]、Om1!中に再懸濁することにより洗浄した。洗浄した細胞のアリコー トになしPC■赤血球50μlをPBSで250μρに希釈することによりRI PA検定に用いた。次いで希釈した細胞をアリコートになし50μlを管中に置 き次いで貯蔵のため一70℃で凍結した。
RIPAはまず上記アリコートの1つをRIPA緩衝液(150mM−NaC1 1,1%トリトン(TRITON)X−100Cポリオキシアルキレン(9)オ クチルフェニルエーテル〕、1%デオキシコール酸ナトリウム、0.1%ドデシ ル硫酸ナトリウム、20mM EDTAおよび10mMトリス(Tris) − HCj!、 pl−17,4) 5ml中へ希釈することにより行なった。この 組成物はベンクマン(Beckman) S W 50.10−ター中で40.  OOOrpmで45分遠心分離した。生じた上澄液を採取し、100μ!アリ コートに分割した。
代謝的に放射性標識したメロシイトタンバク質は次のように本発明により産生じ た受容体分子で免疫反応させた。上記アリコートのそれぞれにサル抗メロゾイト 抗原単りローン性抗体を共有結合させたスタヒロコソカス・アウレウス(Sta phylococcusaureus)タンパク質入−セファロース(Seph arrose) 10μpを加えた。反応混合物を穏やかにかくはんしながら1 時間培養した。
抗体コートしたタンパク質入−セファロースビーズを次いでフイ7シャ=ミクロ セントリ7ユージ(Fisher Microcentrifuge)中で30 秒間遠心分離することにより反応混合物から分離した。
ビーズを、500酵塩化ナトリウムを含むRIPA緩衝液で1回、および澤留水 で1回洗浄した。ベレットを試料緩衝液C0,0625MトIJス−HC5(p H6,8> 、2%SDS、10%グリセリン、5%2−MEおよびO,OO1 %ブロモフェノールブルー〕 50μβ中に1分間再懸濁した。その後免疫反応 生成物を分離し、レームリ (Laemmli)、1970、ネーチ+ (Na ture) 227 : 680〜83、により記載されたように9%ポリアク リルアミドゲル上でドデシル硫酸ナトリウムの存在下に(SDS−PAGE)電 気泳動により分析した。生じたゲルをコダック(Kodak) X RP I  X線フィルム〔コダック(Kodak、 Rochester、 NY)製〕を 用いてオートラジオグラフィーにより分析した。
G、受容体−抗体相互作用 マウスIgおよびヒトrgに対する抗体に用いて行なった研究は、市販調製物、 それぞれの動物型抗体に対して起された多クローン性FITC標準ヤギ抗体〔タ ーボ(Tago、 Burlingame、 CA)製〕を用いて行なった。略 示すれば、IFAT試験スライドを調製し、前記のように、本発明の受容体と反 応させた。その後FITC(+j!mヤギ抗ヒトrgまたは抗マウス[g抗体を ヨザル(AoLus)抗体結合メロゾイトと1=50希釈で混合した。スライド を保温し、洗浄し、前記のように読取った。
抗マウスrg抗体は、本発明のヨザル(Aotus)受容体と免疫反応しなかっ た。各ハイブリドーマ、Fl 8−P3−10G。
Fl8−P2−]、]OE、F19−P9−11BおよびFl9−P21−9C からの受容体分子はヤギ抗ヒ)Ig抗体により結合された。
前記は本発明の例示として意図され限定ではない。多くの変形および変更を本発 明の真の精神および範囲から逸脱することなく行なうことができる。
国際調査報告 Wen+alla−^”””” PcT/Usas/α2030′°“°−“° ”lA”+1′”””” PCT/IJSa51020.50

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.予め選んだ抗原と免疫反応するヨザル(Aotus)単クローン性受容体分 子の製造方法であって、 (a)予め選んだ抗原により免疫感作されたヨザル(Aotustrivirg atus)から抗体産生細胞を採取する段階、(b)前記細胞を骨髄腫細胞系の 細胞と融合させてハイブリドーマを形成させる段階、前記骨髄腫細胞は抗体産生 細胞とほゞ同数の染色体毎細胞を含み、前記融合は細胞融合プロモーターの存在 下に行なわれる、 (c)前記ハイブリドーマをハイブリドーマの成長に選択性の培地中でクローニ ングする段階、 (d)前記クローニングしたハイブリドーマを前記予め選んだ抗原と免疫反応す る受容体分子を分泌する能力について検定し、選択する段階、 (e)選んだハイブリドーマをモノクロニシティに対してサブクローニングする 段階、 (f)段階(e)の選び、サブクローニングしたハイブリドーマを培養する段階 、および (g)前記段階(f)の培養したハイブリドーマにより分泌された単クローン性 受容体を採取する段階、 を含む方法。 2.骨髄腫細胞系が非分泌性骨髄腫細胞系である、請求の範囲第1項記載の方法 。 3.非分泌性骨髄腫細胞系がマウス骨髄腫細胞系、P3×63Ag8.653で ある、請求の範囲第1項記載の方法。 4.予め選んだ抗原が熱帯熱マラリア原虫(Plasmodiumfalcip arum)シゾントまたはメロゾイトのタンパク質である、請求の範囲第1項記 載の方法。 5.さらに、融合のために採取する約1週間の期間内で抗原刺激により前記抗体 産生細胞を強化する段階を含む、請求の範囲第1項記載の方法。 6.抗原刺激がインビボで行なわれる、請求の範囲第5項記載の方法。 7.抗体産生細胞が脾細胞または末梢Bリンパ球である、請求の範囲第1項記載 の方法。 8.さらに、採取した抗体産生細胞を凍結し、次いで前記凍結した細胞を前記融 合のすぐ前に凍結する段階を含む、請求の範囲第1項記載の方法。 9.クローニング段階が約4×103〜2×104細胞毎ミリリットルの濃度で 行なわれる、請求の範囲第1項記載の方法。 10.ヨザル(Aotus trivirgatus)からの抗体産生細胞とマ ウス骨髄腫P3×63Ag8.653からの細胞との融合により生成されたハイ ブリドーマ細胞系であって、培養すると前記細胞系がクローニング段階くとも6 週間の間、 (a)予め選んだ抗原と免疫反応し、 (b)ヨザル(Aotus trivirgatus)の抗体に対して起された 多クローン性抗体により結合され、 (c)マウス抗体に対し起された多クローン性抗体により実質的に結合されない 単クローン性受容体分子を分泌するハイブリドーマ細胞系。 11.抗体産生細胞が脾細胞または来梢Bリンパ球である、請求の範囲第10項 記載の細胞系。 12.受容体分子がヒト抗体に対し起された多クローン性抗体により結合される 、請求の範囲第10項記載の細胞系。 13.予め選んだ抗原が熱帯熱マラリア原虫(P.falciparum)シゾ ントまたはメロゾイトのタンパク質である、請求の範囲第10項記載の細胞系。 14.ハイブリドーマがF18−P3−10G、ATCC HB8641と称さ れる、請求の範囲第13項記載の細胞系。 15.ハイブリドーマがF18−P2−10E、ATCC HB8640と称さ れる、請求の範囲第13項記載の細胞系。 16.ハイブリドーマがF19−P12−9C、ATCC HB8643と称さ れる、請求の範囲第13項記載の細胞系。 15.ハイブリドーマがF19−P9−11B、ATCC HB8642き称さ れる、請求の範囲第13項記載の細胞系。 18.ハイブリドーマから分泌された、(a)予め選んだ抗原と免疫反応し、 (b)ヨザル(Aotus trivirgatus)の抗体に対して起された 多クローン性抗体により結合され、 (c)マウス抗体に対して起された多クローン性抗体により実質的に結合されな い ハイブリドーマ分泌単クローン性受容体分子。 19.受容体分子が熱帯熱マラリア原虫(P.falciparum)シゾント またはメロゾイトのタンパク質と免疫反応する、請求の範囲第18項記載の受容 体分子。 20.タンパク質が、シゾントにより作られメロゾイト発育中にポリペプチドフ ラグメント中へプロセッシングされる約185kdのSDS−PAGEによる分 子量を有する糖タンパク質である、請求の範囲第19項記載の受容体分子。 21.ハイブリドーマが前記予め選んだ抗原に対し免疫感作したヨザル(Aot us trivirgatus)の抗体産生細胞と、前記抗体産生細胞とほゞ同 数の染色体毎細胞を含むマウス骨髄腫細胞との融合により形成される、請求の範 囲第18項記載の受容体分子。 22.ヨザル(Aotus)抗体産生細胞が54または56染色体を含む、請求 の範囲第21項記載の受容体分子。 23.マウス骨髄腫細胞が細胞系、P3×63Ag8.653からである、請求 の範囲第21項記載の受容体分子。 24.ヨザル(Aotus)種間八イブリドーマを製造する方法であって、(a )予め選んだ抗原により免疫感作されたヨザル(Aotustrivirgat us)から抗体産生細胞を採取する段階、(b)前記細胞と骨髄腫細胞系の細胞 とを融合させてハイブリドーマを形成させる段階、前記骨髄腫細胞は抗体産生細 胞とほゞ同数の染色体毎細胞を含み、前記融合は細胞融合プロモーターの存在下 に行なわれる、 (c)前記ハイブリドーマをハイブリドーマの成長に選択性の培地中でクローニ ングする段階、 (d)前記クローニングしたハイブリドーマを、前記予め選んだ抗原と免疫反応 する受容体分子を分泌する能力について検定し、選択する段階、 (e)選んだハイブリドーマをモノクロニシティに対してサブクローニングする 段階、 (f)段階(e)の選び、サブクローニングしたハイブリドーマを培養する段階 、および (g)段階(f)のハイブリドーマを採取する段階、を含む方法。 25.ヨザル(Aotus)抗体産生細胞が54または56染色体毎細胞を含む 、請求の範囲第24項記載の方法。 26.骨髄腫細胞が58染色体毎細胞を含む、請求の範囲第25項記載の方法。 27.骨髄腫細胞系が非分泌性細胞である、請求の範囲第24項記載の方法。 28.骨髄腫細胞系がマウス骨髄腫細胞系P3×63Ag8.653である、請 求の範囲第27項記載の方法。 29.予め選んだ抗原が熱帯熱マラリア原虫(P.falciparum)シゾ ントまたはメロゾイトとのタンパク質である、請求の範囲第24項記載の方法。
JP60504623A 1984-10-12 1985-10-11 ヨザル種間ハイブリド−マおよびそれに より産生される単クロ−ン性受容体 Pending JPS62500632A (ja)

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