JPS624954B2 - - Google Patents

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JPS624954B2
JPS624954B2 JP54018010A JP1801079A JPS624954B2 JP S624954 B2 JPS624954 B2 JP S624954B2 JP 54018010 A JP54018010 A JP 54018010A JP 1801079 A JP1801079 A JP 1801079A JP S624954 B2 JPS624954 B2 JP S624954B2
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JP
Japan
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stator coil
magnetic field
rotor
brushless
motor
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Hiroyuki Yamauchi
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は励磁巻線はステータヨークに被着さ
れて固定され、この励磁巻線に対し磁界を与える
マグネツトがロータヨークに被着されてこれが回
転するようにされる無刷子直流モータに関する。
この種の無刷子直流モータではロータマグネツ
トから励磁巻線(以下ステータコイルという)に
加わる磁界の変化に同期してそのステータコイル
に駆動電流を供給しなければならない。
ところが、このような磁界に同期した駆動信号
を得るには従来複雑な回路構成を必要とするとと
もに正確な駆動信号を得ることも困難であつた。
例えば、この種の無刷子直流モータの一例とし
て第1図〜第4図に示すように、磁界が正弦波状
になるようにロータマグネツトが着磁されるとと
もに、互いに位相が90度異なる2相交流電流を、
2相のステータコイルに流すことにより、ロータ
の回転角に無関係に常に一定のトルクが得られ、
トルクむらのない回転をなすようにしたものがあ
る。
すなわち、第1図はこの無刷子直流モータの一
例の縦断面を示すもので、1は回転軸、2はロー
タマグネツト、3はロータヨークで、ロータマグ
ネツト2はロータヨーク3に被着されている。
ロータマグネツト2は複数極に着磁された永久
磁石が用いられるもので、第2図に示すように例
えば8極に着磁されるとともに、磁界が正弦波状
になるように着磁されている。
また、ステータコイルは2相設けられるもの
で、第3図に示すようにロータマグネツト2より
の磁界に対して互いに同相となる位置に配置され
ている巻線ブロツクC1とC2が直列に接続されて
第1のステータコイル4が形成され、ロータマグ
ネツト2よりの磁界に対して互いに同相となる位
置に同様に配されている巻線ブロツクC3とC4
直列に接続されて第2のステータコイル5が形成
される。そして、これら第1及び第2のステータ
コイル4及び5はロータマグネツト2に対向する
ように配されるとともに互いに電気角で90゜の奇
数倍だけ異なるように配されている。
また、2個のステータコイル4及び5に対応し
てロータマグネツト2の磁界を検出するための検
出素子として2個のホール素子6及び7が設けら
れる。すなわち、ホール素子6はステータコイル
4と電気角で同相となる位置に、ホール素子7は
ステータコイル5と電気角で同相となる位置に、
それぞれ配されるとともに、2個のホール素子6
及び7は、第3図に示すようにロータマグネツト
2よりの磁束を検出する位置で、かつ、互いに電
気角で90゜異なる位置に配置される。
第4図は、この無刷子直流モータの駆動回路の
一例を示すもので、2個のホール素子6及び7に
は、端子8を通じて直流電流Iが供給されてい
る。
したがつて、ロータマグネツト2の回転に応じ
て、ホール素子6及び7には正弦波電圧が得ら
れ、この電圧が直線性を有する増幅回路9及び1
0に供給される。すなわち、ホール素子6及び7
の出力に得られる正弦波電圧がオペレーシヨナル
アンプ(以下オペアンプという)11及び12の
正及び負入力端子間に印加され、このオペアンプ
11及び12の出力により、正弦波電圧の正の半
サイクル期間にはそれぞれトランジスタ13及び
15が導通状態となつて、これを通じてステータ
コイル4及び5に電流が流れ、負の半サイクル期
間にはそれぞれトランジスタ14及び16が導通
状態となつてこれを通じてステータコイル4及び
5に電流が流れる。
したがつて、ステータコイル4及び5には、ホ
ール素子6及び7より得られた電圧に比例した電
流が供給される。
すなわち、ロータの回転角をθとすれば、一方
のステータコイル4に鎖交する磁束φ及び他方
のステータコイル5に鎖交する磁束φは、 φ=φnsinθ ………(1) φ=φncosθ ………(2) で表わされる。ただし、φmは定数である。
また、2個のホール素子6及び7によつてロー
タマグネツト2よりの正弦波状に変化する磁界が
検出され、これらホール素子6及び7には、検出
磁界に比例した電圧が発生し、これが増幅回路9
及び10に供給されるから、各ステータコイル4
及び5に流れる電流i1及びi2は、 i1=Ksinθ ………(3) i2=Kcosθ ………(4) となる。但し、Kは回転角θに無関係の値で、完
成したモータでは電流Iが一定ならば定数であ
る。
したがつて、ステータコイル4及び5による力
F1及びF2は、 F1=i1・φ=φmKsin2θ ………(5) F2=i2・φ=φmKcos2θ ………(6) したがつて、ロータマグネツト2が受ける力F
は、 F=F1+F2=φmK(sin2θ+cos2θ) =φmK ………(7) となり、ロータの回転角θに関係なく一定のもの
となる。
このように、この無刷子直流モータによれば、
磁界が正弦波状になるようにロータマグネツトを
着磁するとともに2相のステータコイルに、互い
に位相が90度ずれた2相正弦波交流信号を通電す
ることにより、ロータの回転角に無関係に常に一
定のトルクを得ることができ、トルクむらのない
直流モータが実現できるものである。
ところで、上述の例のように、ロータマグネツ
トよりの磁界を2個のホール素子で検出し、その
検出出力から直接的にステータコイルに流す正弦
波電流を形成するようにした場合には次のような
欠点がある。
すなわち、ホール素子の検出出力には直流オフ
セツト電圧が発生し、したがつてステータコイル
に流れる正弦波電流には直流分が含まれる。この
ため正弦波の正の区間と負の区間との長さが異な
り、これがトルクリツプルの原因となる。
また、ホール素子は同一材料で構成されたもの
であつても、その積感度は同じではなく、バラツ
キがある。したがつて、その出力電圧にもバラツ
キが生じ、上述の例の場合、ホール素子6の出力
電圧とホール素子7の出力電圧が同じにならず、
これもトルクリツプルの原因となる。
さらに、ロータマグネツトに対し、その磁界が
正確に正弦波状になるように着磁することは困難
で、通常、着磁むらを生じる。上述の例では、こ
の着磁むらのあるロータマグネツトよりの磁界を
検出することにより正弦波を形成することにな
り、ステータコイルに流れる電流は正確な正弦波
にはならない。これもトルク変動の原因となる。
この発明は、上記の点にかんがみ、ステータコ
イルに加わる磁界の変化に同期した駆動電流を得
るに当たつて、簡単な構成で、正確な所望波形の
駆動電流を容易に得ることができるようにしたも
のである。
以下、この発明による無刷子直流モータの一例
を、上述したロータの回転角位置に無関係に常に
一定の回転トルクが得られるようにした無刷子直
流モータの場合を例にとつて、第5図以下を参照
しながら説明しよう。
すなわち、この発明では、第5図に示すよう
に、例えば、ロータヨーク3の外周の側周面の全
周に磁気コーテイング層17を形成する。そし
て、この磁気コーテイング層17部分に、例えば
磁気ヘツドによつて駆動電流波形情報が記録され
て記憶される。
この例の場合、ロータマグネツト2が8極着磁
されている場合には、第6図に示すようにロータ
の1回転では磁界は正弦波状に4回くり返す。そ
こで、コーテイング層17には4周期分の正弦波
形がN個のサンプリングパルスでサンプリングさ
れ、そのサンプリング値が、コーテイング層17
のロータヨーク3の全周分がN分割された各位置
にそれぞれ記録される。この場合は、記録される
信号はサンプリング値が量子化されたデジタル信
号で、例えば6ビツトのデジタル信号として記録
される場合には、ロータの回転方向と垂直な方向
に6個のヘツドチツプが並列的に配され、この6
個のヘツドチツプにてそれぞれ各ビツトの状態
(「0」か「1」)が記録される。なお、この例で
は正弦波の正又は負の極性を示す信号用として1
ビツト分設けられ、また各分割記録位置を示す信
号用としてさらに1ビツト設けられ、合計8ビツ
トの信号が記録される。すなわち、ロータの回転
方向に沿つて8本の磁気トラツクが形成されるこ
とになる。
こうして記録されている波形情報を読み出す素
子として、この例では、ロータの回転方向に垂直
な方向に8個のヘツドチツプが配列されたマルチ
トラツクヘツド18及び19が設けられる。これ
らマルチトラツクヘツド18及び19は、磁気コ
ーテイング層17に対接するように配されるとと
もに、各ヘツドチツプが各ビツトのトラツク部分
上を走査するように配される。
そして、さらに、マルチトラツクヘツド18と
19とは、電気角で互いに90度異なるような位置
に配されるとともに、例えば、マルチトラツクヘ
ツド18にては、ステータコイル4に加わる磁界
Sに同期した波形が得られ、マルチトラツクヘ
ツド19にてはステータコイル5に加わる磁界H
Cに同期した波形が得られるような位置に配置さ
れる。
第7図は、この無刷子直流モータの駆動回路の
一例である。
すなわち、マルチトラツクヘツド18及び19
は、ロータヨーク2の側面の磁気コーテイング層
17に形成された記録トラツク上を走査し、デジ
タル情報が再生される。この場合、ロータの回転
方向が図中矢印Aで示す方向であるとすると、ヘ
ツド18よりはヘツド19よりも電気角で90度分
遅れて再生される。
こうしてヘツド18及び19により取り出され
た信号は、リミツタアンプ20及び21に供給さ
れて波形整形される。
そして、リミツタアンプ20及び21よりは、
第8図Aに示すようなアナログ波形のサンプリン
グ値SD0,SD1,SG2………のデイジタル情報
(6ビツト分)と、そのデジタル情報が正弦波の
正極性のものか負極性のものかを示す信号D1
びD2と、N個の記録位置毎に得られる記録位置
パルス、すなわち、くり返し数がロータの1回転
につきNで、周波数が回転速度に応じて変わるパ
ルス、PFG1及びPFG2(第8図C参照)とが得ら
れる。
リミツタアンプ20及び21の出力のうちのパ
ルスPFG1及びPFG2は、それぞれフリツプフロツ
プ回路24及び25のセツト端子に供給されて、
このフリツプフロツプ回路24及び25がN個の
記録位置の時点でセツトされる。
また、リミツタアンプ20及び21の出力のう
ちの6ビツト分のデジタル波形情報は、それぞれ
デジタル比較回路22及び23に供給される。
一方、パルスPFG1及びPFG2よりも十分高い周
波数f0の信号P01及びP02(第8図B参照)を得る
クロツク発振器26及び27が設けられるととも
に信号P01及びP02をそれぞれ計数する6ビツトの
カウンタ28及び29が設けられる。そして、カ
ウンタ28及び29はパルスPFG1及びPFG2によ
りそれぞれリセツトされ、この時点からカウンタ
28及び29で信号P01及びP02がそれぞれ「0」
「1」「2」………と計数される。
そして、このカウンタ28及び29の出力がそ
れぞれデジタル比較回路22及び23に供給され
て、それぞれリミツタアンプ20及び21よりの
6ビツトの波形情報と比較される。そして、それ
ぞれ、両情報の全ビツトの状態が一致したとき一
致出力パルスPE1及びPE2(第8図D参照)がこ
のデジタル比較回路22及び23より得られ、こ
れがそれぞれフリツプフロツプ回路24及び25
のリセツト端子に供給される。
したがつて、フリツプフロツプ回路24よりは
パルスPFG1の時点を前縁とし、パルスPE1の時
点を後縁とするパルス幅のパルス幅変調信号PW1
が得られ、フリツプフロツプ回路25よりはパル
スPFG2の時点を前縁とし、パルスPE2の時点を
後縁とするパルス幅のパルス幅変調信号PW2が得
られる(第8図E参照)。この場合、図からも明
らかなように、リミツタアンプ20及び21より
のデジタル情報に一致するカウント情報となるパ
ルスP01あるいはP02の数は、デジタルレベルに比
例するので、各パルス幅は、各デジタル量に比例
する。したがつて、パルス幅変調信号PW1及びP
W2の各々のパルス幅は正弦波の各サンプリングレ
ベルに比例したものとなる。
そして、この例の場合、正弦波の正及び負の半
サイクル期間とも、同じ動作がくり返えされて、
パルス幅変調信号PW1及びPW2は形成されるの
で、このパルス幅変調信号PW1及びPW2は、第9
図B及びDに示すように正弦波の1/2周期分毎
に、同じ信号がくり返すものとなる。
したがつて、この信号PW1及びPW2をそれぞれ
ステータコイル4及び5に供給するようにした場
合には正弦波の全波整流信号がステータコイル4
及び5に供給されたのと等価であり、正弦波交流
信号が供給されたことにならない。
そこで、この例ではパルス幅変調信号PW1及び
W2はスイツチ回路30及び31にそれぞれ供給さ
れて、このスイツチ回路30及び31がステータ
コイル4に加わる磁界HS(第9図Aの実線)及
びステータコイル5に加わる磁界HC(第9図A
の破線)にそれぞれ同期して切り換えられて、正
弦波交流信号とされる。
すなわち、リミツタアンプ20及び21よりの
そのときの再生信号情報が正弦波の正又は負の極
性であることを示す信号D1及びD2がそれぞれ極
性判別回路32及び33に供給されて、これより
は、信号D1及びD2が正の極性を示す状態である
ときにはパルスP1及びP2が、信号D1及びD2が負
の極性を示す状態であるときにはパルスN1及び
N2が、それぞれ得られる。
そして、パルスP1及びP2によりそれぞれフリツ
プフロツプ回路34及び35がセツトされ、パル
スN1及びN2によりそれぞれフリツプフロツプ回
路34及び35がリセツトされる。
したがつて、ステータコイル4及び5に加わる
磁界HS及びHCの正の半サイクル区間では、フリ
ツプフロツプ回路34及び35はセツトされ続け
るため、その出力SW1及びSW2(第9図C及び
E)は「1」の状態となり、一方、磁界HS及び
Cの負の半サイクル区間では、フリツプフロツ
プ回路34及び35はリセツトされ続けるため、
その出力SW1及びSW2は「0」の状態となる。す
なわち、フリツプフロツプ回路34の出力SW1
磁界HSに同期して、一方、フリツプフロツプ回
路35の出力SW2は磁界HCに同期して、それぞ
れ正弦波磁界の正の半サイクル区間では「1」の
状態、負の半サイクル区間では「0」の状態とな
る。
これら出力SW1及びSW2は、それぞれスイツチ
ング信号としてスイツチ回路30及び31に供給
されて、それぞれ出力SW1及びSW2が「1」のと
きには図の状態に、「0」のときには図の状態と
は逆の状態に、それぞれ切り換えられる。
そして、スイツチ回路30及び31が図の状態
に切り換えられる正弦波の正の半サイクル区間で
は、パルス幅変調信号PW1及びPW2の「1」であ
るパルス幅区間で、トランジスタ36,37及び
トランジスタ43,44がそれぞれオンとなり、
それぞれ正の直流電圧の得られる端子40及び4
7より実線の矢印A1及びA2で示すような向きの
駆動電流がステータコイル4及び5に流れる。
また、スイツチ回路30及び31が図の状態と
は逆の状態に切り換えられる正弦波の負の半サイ
クル区間では、パルス幅変調信号PW1及びPW2
「1」であるパルス幅区間で、トランジスタ3
8,39及びトランジスタ45,46がそれぞれ
オンとなり、それぞれ端子40及び47より点線
の矢線B1及びB2で示すように正弦波磁界HS及び
Cの正の半サイクル区間とは逆向きの駆動電流
がステータコイル4及び5に流れる。
すなわち、実線の矢印の方向が正の電流の方向
であるとすると、ステータコイル4及び5には、
正弦波磁界HS及びHCの正の半サイクル区間では
正の電流が、負の半サイクル区間では、負の電流
が、それぞれ流れることになる。
ここで、インダクタンス41とコンデンサ4
2、また、インダクタンス48とコンデンサ49
は、それぞれローパスフイルタを構成するもの
で、これにてそれぞれステータコイル4及び5に
流れる電流の高周波成分が除去される。
したがつて、ステータコイル4及び5には、磁
界HS及びHCに同期した正弦波状電流が流れるも
のである。
以上述べたようにして、この発明によれば、ロ
ータヨークの外周部分に回転駆動に必要なステー
タコイルに供給する信号波形情報をロータの全周
にわたつてあらかじめ記憶しておき、この記憶情
報をロータマグネツトの磁界に同期して読み出す
ようにすることによつて、モータを駆動するの
で、ステータコイルに供給する信号としては、正
確な波形の信号を容易に得ることができるという
効果がある。
特に、図の例のような無刷子直流モータの場合
には、従来のようにロータマグネツトよりの磁界
をホール素子にて検出して得た出力から正弦波信
号を形成する場合に比べて、2個のホール素子の
ゲイン差や、直流オフセツト電圧に起因するトル
クリツプルは全く生じないという顕著な効果があ
る。また、ロータマグネツトの着磁むらによる磁
界が正しく正弦波状でないことによる影響も、ス
テータコイルに流れる電流には全くないという効
果もある。
また、この発明では、起動時から即座に回転に
必要な信号が得られ、起動時に、別の方法で駆動
しなければならないというような不都合はない。
また、さらにこの発明においてはモータの速度
サーボ回路に、いわゆる周波数サーボ方式を採用
する場合には、図の例のパルスPFG1あるいはPF
G2を回転速度情報として利用できるので、従来の
ようにロータ軸と同軸的に周波数発電機を設けた
りする必要がなくなるという利点がある。
また、ロータヨークの外周に、波形情報の他
に、その記録位置の絶対番地を記録しておくこと
により、任意の所望回転角位置の検出が可能にな
るという利点もある。
また、図の実施例では、再生したデジタル情報
をアナログ信号に戻すことなく、デジタル的に処
理してステータコイルに供給するようにしたの
で、デジタル情報の再生後において、オペアンプ
などの直流オフセツト電圧を発生する部分がない
ので、図の例のような無刷子直流モータとして、
さらにトルクリツプルのない良好な直流モータが
実現できるものである。
なお、以上の例では、ロータヨークの外周側面
部を記憶部分としたが、ロータヨークの上面でも
よい。また、図の例では、マグネツトが被着され
たロータヨークに波形情報を記憶させておくよう
にしたが、ロータ軸に別の回転部材を取り付け、
この部材に波形情報を記憶させておいてもよい。
また、図の例では、記録部分には磁気コーテイン
グを施し、これに磁気的に記録し、磁気ヘツドに
て再生するようにしたが、これに限られるもので
はなく、例えば、発光素子と受光素子とを用い
て、波形情報の記録及び読み出し(再生)をする
こともできる。
また、さらに、この発明は、上述の例のような
無刷子直流モータに限られるものではなく、例え
ば、電流を各ステータコイルに切り換えて供給す
るようにするいわゆるスイツチング駆動方式の無
刷子直流モータ及びその他の無刷子直流モータに
も適用できることは言うまでもない。特に、スイ
ツチング方式の場合には、切り換え時に生じるノ
イズを除去するための補正なども加味したスイツ
チング波形が記録でき、良好なモータが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は無刷子直流モータの一例の構造を示す
断面図、第2図及び第3図はその説明のための
図、第4図は従来の無刷子直流モータの駆動回路
の要部の一例の回路図、第5図はこの発明による
無刷子直流モータの一例の構造を示す断面図、第
6図はその説明のための波形図、第7図はこの発
明による無刷子直流モータの駆動回路の一例の系
統図、第8図及び第9図はその動作の説明のため
の波形図である。 2はロータマグネツト、3はロータヨーク、4
及び5はステータコイル、17は磁気コーテイン
グ層、18及び19はマルチトラツクヘツドであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ステータコイルに駆動信号が与えられ、この
    ステータコイルに磁界を与えるロータマグネツト
    が回転するようになされた無刷子直流モータにお
    いて、 上記ステータコイルに供給する回転に必要な駆
    動信号の波形情報がデジタルコード化されて記憶
    され上記ロータマグネツトと一体に回転する回転
    体と、 この回転体に近接して設けられ上記記憶された
    波形情報を読み取る検出素子と、 読み取られた波形情報より上記駆動信号を形成
    する駆動回路とより成る無刷子直流モータ。
JP1801079A 1979-02-19 1979-02-19 Brushless dc motor Granted JPS55111689A (en)

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