JPS624946Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS624946Y2
JPS624946Y2 JP1977032927U JP3292777U JPS624946Y2 JP S624946 Y2 JPS624946 Y2 JP S624946Y2 JP 1977032927 U JP1977032927 U JP 1977032927U JP 3292777 U JP3292777 U JP 3292777U JP S624946 Y2 JPS624946 Y2 JP S624946Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jacket
magnetic disk
fibrous material
magnetic
head scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1977032927U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53127914U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1977032927U priority Critical patent/JPS624946Y2/ja
Publication of JPS53127914U publication Critical patent/JPS53127914U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS624946Y2 publication Critical patent/JPS624946Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気信号を記録する磁気デイスクジヤ
ケツトに関し、さらに詳しくはジヤケツト内面に
接着した繊維質材の剥離を防止した磁気デイスク
ジヤケツトに関するものである。
磁気デイスクジヤケツトは、特公昭48−34162
号に記載されているように、厚さ80μ、直径20cm
の可撓性磁気デイスクを、一辺20.3cm、厚さ2mm
のジヤケツト内に回転自在に収納したものであ
る。この磁気デイスクジヤケツトは、デジタルテ
ープ、磁気テープに比べてランダムアクセスが可
能であり、またエラーが少なく信頼性が高い等の
特徴があるため、近年急激に使用される傾向にあ
る。
前記ジヤケツトの内面には、磁気デイスクのク
リーニングと保護のために繊維質材例えば不織布
が接着されている。この接着には普通熱接着ある
いは超音波接着が用いられている。
前記不織布の全面をジヤケツトに接着すると、
磁気デイスクが回転したとき、磁気デイスク表面
を充分にクリーニングすることができなくなる。
そこで従来の磁気デイスクジヤケツトにおいて
は、不織布が一定間隔をおいた点あるいは短いミ
シン目状に熱接着されている。
したがつて不織布の接着力が弱いため、封筒状
に成型されたジヤケツトの開口部から磁気デイス
クを挿入する際に、磁気デイスクの周縁によつて
ジヤケツトの折曲部とヘツド走査用長孔との間に
位置する不織布が剥離され、ジヤケツトの奥に押
し込められることがあつた。この挿入された磁気
デイスクは、前記開口部を密閉する折曲片と押し
込められた不織布の両方に接触した状態で収納さ
れているため、接触抵抗が大きくなる。この結果
回転トルクが大きくなり、出力劣化および出力変
動が生じる。
本考案は上記問題に鑑み磁気デイスクの収納時
において生じる繊維質材の剥離を防止した磁気デ
イスクジヤケツトを提供することを目的とするも
のである。
本考案の磁気デイスクジヤケツトは、折曲部と
ヘツド走査用長孔のデイスク挿入用開口部から遠
い方の端部との間の剥離しやすい繊維質材の領域
に対して接着密度を高くしたことを特徴とするも
のである。点あるいはミシン目状に熱接着する場
合は、この点、ミシン目の個所が他の領域よりも
多く設けられる。また接着剤を使用する場合は、
この塗布する個所が他よりも多く設けられる。繊
維質材の接着密度を高くすると、その部分の接着
力が強くなるから、磁気デイスクの収納時に剥離
することがない。したがつてこの繊維質材の剥離
によつて生じる回転トルクの増大、出力劣化、、
出力変動が防止される。
以下、図面を参照して本考案の実施例について
詳細に説明する。
第1図は磁気デイスクジヤケツトの斜視図であ
る。磁気デイスクジヤケツトは、可撓性の磁気デ
イスク1とこの磁気デイスク1を内部に収納した
ジヤケツト2から構成されている。
前記磁気デイスク1はプラスチツク例えばポリ
エチレンテレフタレート(PET)の薄いベース
の片面または両面に磁性層が層設され、この磁性
層に磁気信号が渦巻状に記録再生されるようにな
つている。この磁気デイスク1には、フロツピー
デイスクドライブのセンタリングコーンが挿入さ
れる中心孔1aと、光学的な位置検出に用いられ
るセクター用孔1bとが設けられている。
前記ジヤケツト2は、プラスチツク例えば塩化
ビニル等が使用され、この塩化ビニルを所望の形
状に打ち抜いてから折曲片を封筒状に析り曲げて
接合される。このジヤケツト2はそ両面に前記磁
気デイスク1の中心孔1aと、セクター用孔1b
が合致する位置に、これよりも大きめの孔2a,
2bが設けられている。さらに磁気ヘツド(図示
せず)が磁気デイスク1の磁性層に摺接して半径
方向に移動することができるように、ジヤケツト
2にヘツド走査用長孔2cが形成されている。
第2図において、前記磁気デイスク1を保護
し、またクリーニングするためにジヤケツト2の
内側に繊維質材3が接着されている。繊維質材3
としては、ナイロン、テトロン等の化学繊維、木
綿等の天然繊維、皮革、合成皮革、和紙等が用い
られる。繊維の場合は、クリーニング効果を良好
にするためにバインダーで結合した不織布として
用いるのが望ましい。これらの繊維質材3は、プ
ラスチツク製のジヤケツト2に熱、超音波、ある
いは接着剤で接着される。
前記磁気デイスクジヤケツトの記録・再生はつ
ぎのようにして行なわれる。すなわち、磁気デイ
スク1の中心孔1aにフロツピーデイスクドライ
ブのセンタリングコーンを挿入し、ハブを上方か
ら降下させて中心孔1aの周辺を押え付けた後、
磁気デイスク1を回転させる。この磁気デイスク
1の回転と同時にヘツド走査用長孔2cに挿入し
た磁気ヘツドを半径方向に移動すれば、磁気デイ
スク1に渦巻状に磁気信号が記録される。
つぎに磁気デイスクジヤケツトの作成について
説明する。厚さ0.02〜0.03mmの塩化ビニル樹脂、
塩化ビニルと酢酸ビニルの共重合樹脂、あるいは
これらにABS樹脂、MBS樹脂等の改良材を混合
した樹脂からなるシートを所定の形状に打ち抜
く。この打抜後に繊維質材3を重ね、ミシン目あ
るいは点状の熱着用刃を持つた熱着機で接着す
る。この熱接着は温度が150〜300℃で、処理時間
が1〜60秒に設定される。
繊維質材3を接着したシートは、ジヤケツト成
型折曲機を用いて、第3図のように封筒状に折り
曲げられる。このジヤケツト2の開口部2dから
磁気デイスク1を挿入した後、折曲片2eを折り
曲げて開口部2dを密閉する(第2図参照)。
この磁気デイスク1の挿入時に、ヘツド走査用
長孔2cの前記開口部2dから遠い方の端と折曲
部2fの間の領域に接着された繊維質材3が、磁
気デイスク1の周縁によつて剥離され、奥に押し
込められることがある。この押し込められた繊維
質材により、磁気デイスク1の回転トルクが増大
し、出力劣化、出力変動が生じる。
そこで本考案はヘツド走査用長孔2cと折曲部
2fの間にあつて、この長孔2cの開口幅Wと同
等以上の幅に広がつた領域Aの繊維質材3の接着
力を強化してある。第4図図は点状に熱接着した
実施例を示すものである。この点状に熱接着する
場合は、前記領域Aの熱接着点4の密度が高くな
つている。第5図はミシン目状に熱接着する実施
例を示すものであり、この実施例においても領域
A内にあるミシン目5の数が多く、その密度が高
くなつている。
前記実施例では、ジヤケツト2の上下の両面に
繊維質材3が貼着されているが、これは一方の面
にのみ繊維質材3を接着した構成であつてもよ
い。この場合に省略した面の方は磁気デイスク1
の表面に繊維質材が接着される。
上記構成を有する本考案によれば、ヘツド走査
用長孔と折曲部との間にあつて、この長孔の開口
幅と同等以上の幅に広がつた領域が、他の領域よ
りも接着密度が高くなつているから、磁気ヘツド
を収納する際に、この領域の繊維質材が剥離する
おそれがない。したがつてこの繊維質材の剥離に
よつて生じる出力劣化、出力変動を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の磁気デイスクジヤケツトの斜
視図、第2図は第1図の−線断面図、第3図
は磁気デイスクの挿入前の状態を示すジヤケツト
の断面図、第4図および第5図は本考案の要部を
示すジヤケツトの展開図である。 1……磁気デイスク、2……ジヤケツト、2a
……中心孔、2c……ヘツド走査用長孔、2d…
…開口部、2f……折曲部、3……繊維質材、4
……熱接着点、5……ミシン目。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内面に繊維質材を接着したジヤケツトの内部
    に可撓性の磁気デイスクを回転自在に収納して
    なる磁気デイスクジヤケツトにおいて、前記繊
    維質材のうちジヤケツトの折曲部2fとヘツド
    走査用長孔2Cのジヤケツトのデイスク挿入用
    開口部2dから遠い方の端との間に位置し、前
    記長孔2Cの開口幅Wと同等以上の幅に広がつ
    た領域Aにおける繊維質材の接着密度を、他の
    領域の繊維質材の接着密度より高くしたことを
    特徴とする磁気デイスクジヤケツト。 (2) 前記繊維質材をジヤケツトの内面に接着する
    ための熱接着点の数を多くしたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の磁気デ
    イスクジヤケツト。
JP1977032927U 1977-03-18 1977-03-18 Expired JPS624946Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977032927U JPS624946Y2 (ja) 1977-03-18 1977-03-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977032927U JPS624946Y2 (ja) 1977-03-18 1977-03-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53127914U JPS53127914U (ja) 1978-10-11
JPS624946Y2 true JPS624946Y2 (ja) 1987-02-04

Family

ID=28887390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977032927U Expired JPS624946Y2 (ja) 1977-03-18 1977-03-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS624946Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5665373A (en) * 1979-10-27 1981-06-03 Hitachi Maxell Ltd Jacket for magnetic disk

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037735Y2 (ja) * 1976-10-27 1985-11-11 日立マクセル株式会社 磁気デイスクカ−トリツジ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS53127914U (ja) 1978-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0135354Y2 (ja)
US4620247A (en) Diskette spring and diskette
JPS624946Y2 (ja)
US4897752A (en) Disk cartridge
JPS61280085A (ja) 磁気デイスクカ−トリツジのクリ−ニング方法
US20030052022A1 (en) Media disk case with edge retention bracket
JPS5824301Y2 (ja) テ−プリ−ル
US4672499A (en) Magnetic disk cartridge including a disk cleaner
JPS5819753Y2 (ja) 磁気デイスクカ−トリツジ
JPS6037735Y2 (ja) 磁気デイスクカ−トリツジ
JPS5930273A (ja) デイスクカ−トリツジ
JPH0621101Y2 (ja) 磁気ディスクジャケット
US5898552A (en) Magnetic disk cartridge having strip liners
JPS593415Y2 (ja) 磁気デイスクカ−トリツジ
FR2583201A3 (fr) Enveloppe protectrice pour support d'enregistrement, en particulier de disque
JPH0682508B2 (ja) 磁気デイスクカ−トリツジ
JPH0240631Y2 (ja)
JPS6323817Y2 (ja)
JPH0237189Y2 (ja)
JPH0454611Y2 (ja)
JPH054141Y2 (ja)
JPH09198838A (ja) 磁気ディスクカートリッジおよび磁気ディスクライナー
US3469849A (en) Foldable recording
JP2001057041A (ja) 磁気ディスクカートリッジ用ライナー
JP2001210050A (ja) 磁気ディスクカートリッジ