JPS624774A - 蓄熱用液体組成物および蓄熱方法 - Google Patents

蓄熱用液体組成物および蓄熱方法

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JPS624774A
JPS624774A JP60143368A JP14336885A JPS624774A JP S624774 A JPS624774 A JP S624774A JP 60143368 A JP60143368 A JP 60143368A JP 14336885 A JP14336885 A JP 14336885A JP S624774 A JPS624774 A JP S624774A
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    • C09K5/02Materials undergoing a change of physical state when used
    • C09K5/06Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to solid or vice versa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、蓄熱用液体組成物および蓄熱方法に関するも
のである。さらに詳しくは本発明は、化学エネルギーの
形で蓄熱1行なうための蓄熱用液体組成物およびその組
成物を用いる蓄熱方法に関するものである。
[発明の背景] 蓄熱方法、すなわち熱エネルギーを蓄える方法としては
、媒体油を利用する場合のように媒体の顕熱として蓄え
る方法、パラフィンを利用する場合のように媒体の潜熱
として蓄える方法、およびアンモニアを利用する場合の
ように化学エネルギーとして蓄える方法などが考えられ
ている。この内でも化学エネルギーとして蓄える蓄熱方
法(いわゆる化学蓄熱方法)は、蓄熱密度が高く、しか
も蓄熱状態における熱エネルギーの放散がないことから
長期間の蓄熱が可能となり、実用上において非常に有利
である。
従来、化学蓄熱方法は、主として固体無機物の熱分解反
応による気体の発生を利用する方法が研究されてきてい
る。すなわち、分解反応により水蒸気、炭酸ガス、アン
モニア、水素などの気体を発生する反応系を化学蓄熱方
法に利用することがこれまでの研究の主流であった。
しかしながら上記のような固体が関与し、気体の発生を
利用する化学蓄熱方法にはいくつかの欠点がある。すな
わち、(1)蓄熱に際し高温の熱源を必要とすること、
(2)長期間の安定した蓄熱用サイクルの維持が困難で
あること、(3)固−丸糸を利用するため伝熱性に問題
があること、(4)大型な装置が必要となることモして
(5)装置類に腐食が発生しやすいことなどである。
一方、有機化合物を利用する化学蓄熱方法も検討されて
いるが、これも殆どが気体の発生を伴なう化学反応系が
利用されており、前記の問題点の充分な改良とはなって
いない。
[発明の目的] 本発明は、改良された化学蓄熱材および化学蓄熱方法を
提供することを主な目的とする。
さらに、本発明は、特に従来の化学蓄熱材および化学蓄
熱方法に附随した欠点が改良された化学蓄熱材および化
学蓄熱方法を提供することを目的とする。
またさらに本発明は、特に蓄熱用サイクルが長期間安定
して作動し、かつ比較的低温の熱源の利用が可能な化学
蓄熱材および化学蓄熱方法を提供することを目的とする
[発明の要旨] 本発明は、ジカルボン酸無水物、アルコールおよび該ジ
カルボン酸無水物と該アルコールとからなるジカルボン
酸モノエステルを含むことを特徴とする蓄熱用液体組成
物からなるものである。
上記の蓄熱用液体組成物は、これに外部から熱を補給し
ながらアルコールの少なくとも一部を分離してジカルボ
ン酸モノエステルの含有量が増加した組成物を得る操作
を含む方法を利用して化学蓄熱に用いることができる。
なお、ここで分離対象となるアルコールは、最初から存
在していたアルコールと平衡の移動による脱アルコール
化反応に起因して生成するアルコールの双方である。
また、そのように化学蓄熱された化合物系(すなわち分
離されたアルコールと、ジカルボン酸無水物とカルボン
酸モノエステルとを含む組成物)を必要時に接触させて
発熱反応を進行させることにより蓄えた熱の回収が可能
となる。
[発明の詳細な記述] 本発明の蓄熱方法は、下記の一般式で表わされるジカル
ボン酸無水物、アルコールおよびジカルボン酸モノエス
テルの平衡反応系を利用する。
上式においてR1は、隣接する一C−O−C−鎖と共同
して西瓜もしくは三員の複素環を形成する基であり、モ
してR2はアルコール残基である。
本発明において使用されるジカルボン酸無水物には特に
限定はなく、公知の各種のジカルボン酸無水物を使用す
ることができる。そのようなジカルボン酸無水物の例を
次に列記する。
無水マレイン酸およびその誘導体の無水物:たとえば、
無水マレイン酸、1−メチル無水マレイン酸、1.2−
ジクロロ無水マレイン酸。
無水マロン酸およびその誘導体の無水物:たとえば、無
水マロン酸、フェニル無水マロン酸、プロピル無水マロ
ン酸。
無水コハク酸およびその誘導体の無水物:たとえば、無
水コハク酸、1.2−ジメチル無水コハク酸。
シクロヘキサンジカルボン酸[1、2]無水物およびそ
の誘導体の無水物:たとえば、シクロヘキサンジカルボ
ン酸[1,2]無水物、4.5−ジクロロシクロヘキサ
ンジカルボン酸[1,2]無水物。
シクロヘキセン−1−ジカルボン酸[1、2]無水物。
シクロヘキセン−4−ジカルボン酸[1,2]無水物。
シクロペンタンジカルボン酸[1,2]無水物。
5−ノルボルネンジカルボン酸[2、3]無水物。
ノルボルナジェンジカルボン酸[2、3]無水物および
その誘導体の無水物:たとえば、ノルボルナジェンジカ
ルボン酸[2,3]無水物、5.6−ジブロモノルボル
ナジェンジカルボン酸[2,3]無水物。
フタル酸無水物およびその誘導体の無水物:たとえば、
フタル酸無水物、4−メチルフタル酸無水物、4−カル
ボキシフタル酸無水物、3−カルボキシフタル酸無水物
、テトラクロロフタル酸無水物、ピロメリット酸無水物
、ビフェニルテトラカルボン酸無水物。
ナフタリンジカルボン酸無水物およびその誘導体の無水
物:たとえば、1.2−ナフタリンジカルボン酸無水物
、1.9−ナフタリンジカルボン酸無水物。
本発明において使用するのに特に好ましいジカルボン酸
無水物としては、シクロヘキサンジカルボン酸[1,2
]無水物およびその誘導体の無水物、5−ノルボルネン
ジカルボン酸[2、3]無水物、およびフタル酸無水物
およびその誘導体の無水物を挙げることができる。
本発明において使用されるアルコールはジカルポン酸無
水物およびジカルボン酸モノエステルから、たとえば蒸
発、膜分離、晶析などの方法を利用して分離できるもの
であれば特に制限はなく、脂肪族アルコール、芳香族基
、脂環族基、複素環基などの基を含む各種アルコールを
使用できる。
また、三官能アルコール、三官能アルコールなども使用
できる。なお、アルコールは一部アルコール、二級アル
コール、および三級アルコールのいずれの形態であって
もよい。
本発明において使用できるアルコールの例としてハ、メ
タノール、エタノール、n−プロパツール、5ea−プ
ロパツール、n−ブタノール、5ec−ブタノール、t
ert−ブタノール、オクチルアルコール、2−クロル
エタノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール
、メシチルアルコール、ノルボルニルアルコール、β−
ニトロイソブチルアルコール、ネオペンチルアルコール
、l−メチルブチルアルコール、1,2.2−)リメチ
ルブチルアルコール、2.2−ジエチルプロピルアルコ
ール、エチレングリコール、メチルセロンルブ、グリセ
リンおよびフルフリルアルコールなどを挙げることがで
きる。なおアルコールは、分離方法として蒸発分離を利
用する場合の、分離の容易さを考慮すると沸点が50〜
300℃のものであることが望ましく、特に沸点が50
〜150℃の脂肪族低級アルコールを用いることが実用
上有利である。
本発明の蓄熱用組成物は、ジカルボン酸無水物、アルコ
ールおよび該ジカルボン酸無水物と該アルコールとから
なるジカルボン酸モノエステルを含むことを特徴とする
液体組成物であるが、該組成物中におけるジカルボン酸
モノエステルとジカルボン酸無水物とのモル比は99:
1〜60:40の範囲にあることが好ましく、特にモル
比が99:1〜80 : 20の範囲にあることが好ま
しい、このような組成物は、ジカルボン酸無水物とアル
コールとを反応温度にて混合してジカルボン酸モノエス
テルとの平衡混合物を生成させることにより容易に調製
することができる。
なお、上記の組成物にはジカルボン酸無水物とアルコー
ルとからなる組成物とジカルボン酸モノエステルとの平
衡反応の進行を促進するための触媒が含まれていること
が好ましい、そのような触媒の例としては塩酸、硫酸な
どの無機酸、苛性ソーダなどの無機アルカリ、p−トル
エンスルホン酸などの有機酸、トリエチルアミンなどの
有機塩基、塩化鉄、塩化アルミニウム、硫酸銅および塩
化チタンなどのルイス酸、およびイオン交換樹脂などを
用いることができる。
なお、本発明の組成物は液体の状態にあることが必要で
あり、仮にジカルボン酸無水物、アルコールおよびジカ
ルボン酸モノエステルからなる組成物系が固体である場
合には、それらを溶解状態とするために適当な溶媒を用
いることができる。
そのような溶媒としては、たとえば、用いるアルコール
よりも沸点が高い有機溶媒を用いることができる。その
ような溶媒の例としては、炭素数1〜8のアルキル基を
有するエチレングリコールジアルキルエーテル、ジエチ
レングリコールジアルキルエーテルおよびトリエチレン
グリコールジアルキルエーテルを挙げることができる。
本発明の蓄熱用組成物は、外部から熱を補給しながら、
これを既知の分離操作、たとえば蒸発、膜分離、晶析な
どの分離操作を施してアルコールの少なくとも一部を分
離する方法を利用して化学蓄熱に利用することができる
。外部から補給する熱の熱源には特に制限はない、ただ
し、廃熱、太陽熱などを利用することにより本発明の蓄
熱方法の有利さは更に高くなる。
本発明の蓄熱方法を添付図面を用いて更に詳しく説明す
る。
第1図は1本発明の蓄熱方法を実施する際に利用される
蓄熱装置の一例を簡略化して示す図である。
第1図の装置において1本発明のジカルボン酸無水物、
アルコールおよびジカルボン酸モノエステルからなる蓄
熱用液体組成物は吸熱反応器11にまず充填される。こ
の吸熱反応器11には真空ポンプ12と熱源13が備え
られている。吸熱反応器11に熱源13より熱エネルギ
ーを供給しながら、真空ポンプ12により吸熱反応器1
1内を減圧下におくと、蓄熱用液体組成物からアルコー
ル(最初から存在するアルコールおよび平衡系のずれに
より生成するアルコール)が選択的に蒸発気化し、ライ
ン14を経由し、冷却系15により冷却液化されタンク
16に貯蔵される。
上記の操作により、吸熱反応器11内の液体組成物は平
衡が移動し、ジカルボン酸無水物が主成分(ジカルボン
酸モノエステルが共存)の液体組成物(以下、これをジ
カルボン酸無水物リッチ液体組成物という)となる、こ
のジカルボン酸無水物リッチ液体組成物は、次に取出さ
れタンク17に貯蔵される。
以上の方法により、熱源13から供給された熱エネルギ
ーは、タンク16とタンク17に貯蔵されたアルコール
とジカルボン酸無水物リッチ液体組成物とに蓄えられた
ことになる。
蓄えられた熱を取出す際には、下記の操作が行なわれる
まず、タンク16内のアルコールが、液送ポンプ18に
よりライン19を経由し発熱反応器20に送られる。同
時に、タンク17内のジカルボン酸無水物リッチ液体組
成物は、液送ポンプ21によりライン22を経由し発熱
反応器20に送られる。なお、ジカルボン酸無水物リッ
チ液体組成物はライン22の中途で、熱交換器23によ
って、発熱反応器20から取出される液体組成物との熱
交換に付される。
発熱反応器20内に送り込まれたアルコールとジカルボ
ン酸無水物リッチ液体組成物とは直ちに混合され発熱反
応を発生する。この発熱は、発熱反応器20に備えられ
た熱回収装置24により外部に取出され、目的の用途に
利用される。
上記の発熱反応は、アルコールとジカルボン酸無水物と
からジカルボン酸無水物モノエステルが生成する反応゛
であり、この発熱反応の進行により発熱反応器20内の
液体組成物は、ジカルボン酸無水物モノエステルが主成
分(アルコールとジカルボン酸無水物が共存)の液体組
成物(以下、これをジカルボン酸モノエステルリッチ液
体組成物という)となる。
上記のジカルボン酸モノエステルリッチ液体組成物はラ
イン25を経由し、タンク26に貯蔵される。なお、ジ
カルボン酸モノエステルリッチ液体組成物はライン25
の途中にて熱交換器23により加熱される。
タンク26に貯蔵されたジカルボン酸モノエステルリッ
チ液体組成物は、すぐにライン27を経由して吸熱反応
器11に供給してもよく、あるいはタンク26に貯蔵し
て、蓄熱操作の際に吸熱反応器11に供給してもよい。
なお、上記ではアルコールの分離を蒸発気化によって行
なう操作を示したが、前述のように他の分離方法、たと
えば膜分離、晶析などの分離操作を利用してもよいこと
は勿論である。ただし、実用トの操作を考えると蒸発気
化を利用するアルコールの分離は特に有用な方法である
次に本発明を実施例により説明する。
[実施例1] 内部冷却管と外部冷却管とを備えた容量300mJ1の
ガラス容器に無水1.2−シクロヘキサンジカルボン酸
75.75g (0,4914モル)と二級ブタノール
36.42g (0,4914モル)とを入れ、これを
140℃に設定した油浴に浸けた。直ちに発熱反応が発
生し、1.5時間後には反応混合物は平衡組成に到達し
た。その際の各化合物の平衡組成値は、無水1.2−シ
クロヘキサンジカルボン酸が4.35g (0,028
2モル)、二級ブタノールが2.09g(0,0282
モル)、そして1.2−シクロヘキサンジカルボン酸モ
ツプチルエステルが105.73g(0,4632モル
)であった。
上記の発熱反応の結果、平衡組成に到達した時の反応混
合物の温度は210℃にまで上昇した。
なお、上記と同じ反応系を用い、反応開始と同時に内部
冷却管に初期温度20℃の水500+nJ1を循環させ
て液温を140℃に維持すると、この冷却水は平衡到達
時には28℃まで昇温した。
平衡組成にある上記反応混合物を180℃において10
 m m Hgに減圧すると二級ブタノールが系外に除
去され、脱ブタノール反応が発生した。
この吸熱(蓄熱)反応により、8時間経過後の液部には
無水1.2−シクロヘキサンジカルボン酸が55.40
g (0,3594モル)とモノブチルエステルが30
.13g (0,1320モル)存在し、二級ブタノー
ルが26 、64g (0。
3594モル)留去された。
上記の無水1.2−シクロヘキサンジカルボン酸とその
モノブチルエステルとの混合物と二級ブタノールとを1
40℃にて混合したところ、前記と同様に発熱反応が発
生した。
以上の実験によって、無水1.2−シクロヘキサンジカ
ルボン酸、1.2−シクロヘキサンジカルボン酸モノブ
チルエステルおよび二級ブタノールからなる組成物が蓄
熱材料として循環使用できることが確認された。
[実施例2] 実施例1と同じガラス容器に、無水フタル酸75.00
g (0,5064モル)と−級ブタノール37.53
g (0,5064モル)とを入れ、これを140℃に
設定した油浴に浸けた。
直ちに発熱反応が発生し、30分後には反応混合物は平
衡組成に到達した。その際の各化合物の平衡組成値は、
無水フタル酸が8.26g(0゜0558モル)、−級
プタノールが4.13g(0,0558モル)、そして
フタル酸モノブチルエステルが100.14g (0,
4506モル)であった。
上記の発熱反応の結果、平衡組成に到達した時の反応混
合物の温度は190℃にまで上昇した。
平衡組成にある上記反応混合物を150℃において10
mmHHに減圧すると一級ブタノールが系外に除去され
、脱ブタノール反応が発生した。
この吸熱(蓄熱)反応により、5時間経過後の液部には
無水フタル酸が67.49g (0,4557モル)と
モノブチルエステルが11.27g(0,0507モル
)存在し、−級ブタノールが33.77g (0,45
57モル)留去された。
上記の無水フタル酸とそのモノブチルエステルとの混合
物と一級ブタノールとを140℃にて混合したところ、
前記と同様に発熱反応が発生した。
以上の実験によって、無水フタル酸、フタル酸モノブチ
ルエステルおよび二級ブタノールからなる組成物が蓄熱
材料として循環使用できることが確認された。
[実施例3] 内部冷却管と外部冷却管とを備えた容量100m文のガ
ラス容器に無水1.2−シクロヘキサンジカルポンル酸
25.0Og (0,1623モル)とn−ブタノール
12.02g (0,1624モル〕とを入れ、これを
140℃に設定した油浴に浸けた。直ちに発熱反応が発
生し、2時間後には反応混合物は平衡組成に到達した。
その際の各化合物の平衡組成値は、無水1.2−シクロ
ヘキサンジカルポンル酸が1.45g (0,0094
モル)、n−ブタノールが0.70g(0,0095モ
ル)、モして1,2−シクロヘキサンジカルボン酸モノ
ブチルエステルが34.86g(0,1529モル)で
あった。
と記の発熱反応の結果、平衡組成に到達した時の反応混
合物の温度は207℃にまで上昇した。
平衡組成にある上記反応混合物を140℃において10
mmHHに減圧するとn−ブタノールが系外に除去され
、脱ブタノール反応が発生した。
この吸熱(蓄熱)反応により、8時間経過後の液部には
無水1,2−シクロヘキサンジカルポンル酸が3.49
6g (0,0227モル)とモノブチルエステルが3
1.85g(0,1395モル)存在し、n−ブタノー
ルが1.68g(0゜0227モル)留去された。すな
わち、この8時間の吸熱(蓄熱)反応における脱ブタノ
ール率は14%であった。
なお、前記の平衡組成にある上記反応混合物に触媒とし
てHafion 117 (商品名:デュポン社製、ス
ルホン酸系触媒)2g (1,8ミリ当量)を加え、こ
れを140℃において10mmHHに減圧するとn−ブ
タノールが系外に除去され、脱ブタンール反応が発生し
た。この吸熱(蓄熱)反応により、5.5時間経過後の
液部には無水1.2−シクロヘキサンジカルボンル酸が
16・23g(0,1054モル)とモノブチルエステ
ルが12.96g (0,0568モル)存在し、n−
ブタノールが7.80g (0,1054モル)留去さ
れた。すなわち、この5.5時間の吸熱(蓄熱)反応に
おける脱ブタノール率は65%であった。
上記の無水1,2−シクロヘキサンジカルポンル酸とそ
のモノブチルエステルとの混合物とn−ブタノールとを
140℃にて混合したところ、いずれの場合も前記と同
様に発熱反応が発生した。
以上の実験によって、無水1,2−シクロヘキサンジカ
ルポンル猷、1.2−シクロヘキサンジカルポンル酸モ
ノブチルエステルおよびn−ブタノールからなる組成物
が蓄熱材料として循環使用できることが確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の蓄熱方法を実施する際に利用される
蓄熱装置の一例を簡略化して示す図である。 11:吸熱反応器 13:熱源 16、:タンク(アルコール貯蔵用) 17:タンク(ジカルボン酸無水物リッチ液体組成物貯
蔵用) 20:発熱反応器 24:熱回収装置 26:タンク(ジカルボン酸モノエステルリッチ液体組
成物貯蔵用) 特許出願人  宇部興産株式会社 代 理 人  弁理士 柳川泰男 第1図 手続補正書 1、事件の表示 昭和60年 特許願 第143368号2、発明の名称 蓄熱用液体組成物および蓄熱方法 3、補正をする者 事件との関係     特許出願人 名 称  (020)宇部興産株式会社4、代理人 住 所  東京都新宿区四谷2−14ミツヤ四谷ビル8
階6、補正により増加する発明の数  な し7、補正
の対象 (1)明細書の「特許請求の範囲」(1)明細
書の「特許請求の範囲」の欄を下記のように補正致しま
す。 記 「l、ジカルボン酸無水物、アルコールおよび該ジカル
ボン酸と該アルコールとからなるジカルボン酸モノエス
テルを含むことを特徴とする蓄熱用液体組成物。 2、ジカルボン酸モノエステルとジカルボン酸無水物と
のモル比が99=1〜60:40の範囲にあることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の蓄熱用液体組成物
。 3゜ジカルボン酸モノエステルとジカルボン酸無水物と
のモル比が99=1〜80:20の範囲にあることを特
徴とする特許請求の範囲第2項記載の蓄熱用液体組成物
。 4゜上記のジカルボン酸無水物とアルコールとからなる
組成物と上記のジカルボン酸モノエステルとの平衡反応
の進行を促進するための触媒が含まれていることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の蓄熱用液体組成物。 5゜ジカルボン酸無水物か、無水マレイン酸およびその
誘導体の無水物、無水マロン酸およびその誘導体の無水
物、無水コハク酸およびその誘導体の無水物、シクロヘ
キサンジカルボン酸[1゜2]無水物およびその誘導体
の無水物、シクロヘキセン−1−ジカルボン酸[1,2
]無水物、シクロヘキセン−4−ジカルボン酸[1,2
]無水物、シクロペンタンジカルボン酸[1,2]無水
物、5−ノルボルネンジカルボン酸[2,3]無水物、
ノルボルナジェンジカルボン酸[2,3]無木物Σよび
その誘導体の無水物、フタル酸無水物およびその誘導体
の無水物、およびナフタリンジカルボン酸無水物および
その誘導体の無水物からなる群より選ばれるものである
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至4項のいず
れかの項記載の蓄熱用液体組成物。 6゜アルコールが沸点50〜300℃のアルコールであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至4項のい
ずれかの項記載の蓄熱用液体組成物。 7、ジカルボン酸無水物、アルコールおよび該ジカルボ
ン酸と該アルコールとからなるジカルボン酸モノエステ
ルを含む溶液組成物に外部から熱を補給しながらアルコ
ールの少なくとも一部を分離してジカルボン酸無水物の
含有量が増加した組成物を得ることを特徴とする蓄熱方
法。 8゜上記のジカルボン酸無水物とアルコールとからなる
組成物と上記のジカルボン酸モノエステルとの平衡反応
の進行を促進するための触媒が含まれていることを特徴
とする特許請求の範囲第7項記載の蓄熱方法。 9゜ジカルボン酸無水物が、無水マレイン酸およびその
誘導体の無水物、無水マロン酸およびその誘導体の無水
物、無水コハダ酸およびその誘導体の無水物、シクロヘ
キサンジカルボン酸[1゜2]無水物およびその誘導体
の無水物、シクロヘキセン−1−ジカルボン酸[1,2
]無水物、シクロヘキセン−4−ジカルボン酸[1,2
]無水物、シクロペンタンジカルボン酸[1,2]無水
物、5−ノルボルネンジカルボン酸[2,3]無水物、
ノルボルナジェンジカルボン酸[2,3]無水物および
その誘導体の無水物、フタル酸無水物およびその誘導体
の無水物、およびナフタリンジカルボン酸無水物および
その誘導体の無水物からなる群より選ばれるものである
ことを特徴とする特許請求の範囲第7項もしくは第8項
記載の蓄熱方法。 10、アルコールが沸点50〜300℃のアルコールで
あることを特徴とする特許請求の範囲第7項もしくは第
8項記載の蓄熱方法。。 以下余白 (2)明細書の「発明の詳細な説明」の欄を下記のよう
に補正致します。 一遅一 (1)第7頁4行目のrジカルボン酸無水物Jを「ジカ
ルボン酸」と補正する。 (2)第7頁9行目の「ジカルボン醜モノエステル」を
「ジカルボン酸無水物」と補正する。 (3)第12頁9行目の「ジカルボン酸無水物1を「ジ
カルボン酸」と補正する。 (4)第16頁15行目の「ジカルボン酸無水物」を「
ジカルボン酸」と補正する。 (5)第21頁1衛目の「二級ブタノール」をr−級ブ
タノールJと補正する。 (6)第21頁1衛目から同項10行目の「シクロヘキ
サンジカルボンル酸」を「シクロヘキサンジカルボン酸
Jと補正する。 (7)第21頁1衛目から同項19行目の「シクロヘキ
サンジカルボンル酸」をrシクロヘキサンジカルボン酸
」と補正する。 (3)明細書の「図面の簡単な説明」の欄を下記のよう
に補正致します。 一記一 第24頁3行目の「16、:タンク」を「16ニタンク
」と補正する。 以  上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ジカルボン酸無水物、アルコールおよび該ジカルボ
    ン酸無水物と該アルコールとからなるジカルボン酸モノ
    エステルを含むことを特徴とする蓄熱用液体組成物。 2、ジカルボン酸モノエステルとジカルボン酸無水物と
    のモル比が99:1〜60:40の範囲にあることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の蓄熱用液体組成物
    。 3、ジカルボン酸モノエステルとジカルボン酸無水物と
    のモル比が99:1〜80:20の範囲にあることを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載の蓄熱用液体組成物
    。 4、上記のジカルボン酸無水物とアルコールとからなる
    組成物と上記のジカルボン酸モノエステルとの平衡反応
    の進行を促進するための触媒が含まれていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の蓄熱用液体組成物。 5、ジカルボン酸無水物が、無水マレイン酸およびその
    誘導体の無水物、無水マロン酸およびその誘導体の無水
    物、無水コハク酸およびその誘導体の無水物、シクロヘ
    キサンジカルボン酸[1,2]無水物およびその誘導体
    の無水物、シクロヘキセン−1−ジカルボン酸[1,2
    ]無水物、シクロヘキセン−4−ジカルボン酸[1,2
    ]無水物、シクロペンタンジカルボン酸[1,2]無水
    物、5−ノルボルネンジカルボン酸[2,3]無水物、
    ノルボルナジエンジカルボン酸[2,3]無水物および
    その誘導体の無水物、フタル酸無水物およびその誘導体
    の無水物、およびナフタリンジカルボン酸無水物および
    その誘導体の無水物からなる群より選ばれるものである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至4項のいず
    れかの項記載の蓄熱用液体組成物。 6、アルコールが沸点50〜300℃のアルコールであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至4項のい
    ずれかの項記載の蓄熱用液体組成物。 7、ジカルボン酸無水物、アルコールおよび該ジカルボ
    ン酸無水物と該アルコールとからなるジカルボン酸モノ
    エステルを含む溶液組成物に外部から熱を補給しながら
    アルコールの少なくとも一部を分離してジカルボン酸モ
    ノエステルの含有量が増加した組成物を得ることを特徴
    とする蓄熱方法。 8、上記のジカルボン酸無水物とアルコールとからなる
    組成物と上記のジカルボン酸モノエステルとの平衡反応
    の進行を促進するための触媒が含まれていることを特徴
    とする特許請求の範囲第7項記載の蓄熱方法。 9、ジカルボン酸無水物が、無水マレイン酸およびその
    誘導体の無水物、無水マロン酸およびその誘導体の無水
    物、無水コハク酸およびその誘導体の無水物、シクロヘ
    キサンジカルボン酸[1,2]無水物およびその誘導体
    の無水物、シクロヘキセン−1−ジカルボン酸[1,2
    ]無水物、シクロヘキセン−4−ジカルボン酸[1,2
    ]無水物、シクロペンタンジカルボン酸[1,2]無水
    物、5−ノルボルネンジカルボン酸[2,3]無水物、
    ノルボルナジエンジカルボン酸[2,3]無水物および
    その誘導体の無水物、フタル酸無水物およびその誘導体
    の無水物、およびナフタリンジカルボン酸無水物および
    その誘導体の無水物からなる群より選ばれるものである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第7項もしくは第8項
    記載の蓄熱方法。 10、アルコールが沸点50〜300℃のアルコールで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第7項もしくは第
    8項記載の蓄熱方法。
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