JPS624699B2 - - Google Patents

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JPS624699B2
JPS624699B2 JP54046949A JP4694979A JPS624699B2 JP S624699 B2 JPS624699 B2 JP S624699B2 JP 54046949 A JP54046949 A JP 54046949A JP 4694979 A JP4694979 A JP 4694979A JP S624699 B2 JPS624699 B2 JP S624699B2
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silver halide
image
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heterocyclic
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JP54046949A
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Yasushi Ooishi
Shigeo Hirano
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS624699B2 publication Critical patent/JPS624699B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D213/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/04Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D213/60Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D213/78Carbon atoms having three bonds to hetero atoms, with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals
    • C07D213/81Amides; Imides
    • C07D213/82Amides; Imides in position 3
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/485Direct positive emulsions
    • G03C1/48538Direct positive emulsions non-prefogged, i.e. fogged after imagewise exposure
    • G03C1/48546Direct positive emulsions non-prefogged, i.e. fogged after imagewise exposure characterised by the nucleating/fogging agent
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/26Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
    • G03C5/50Reversal development; Contact processes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ハロゲン化銀写真乳剤の現像方法に
係り、さらに詳細には内部潜像型ハロゲン化銀乳
剤を用いて直接にポジ像を形成させる現像方法に
関するものである。 画像的露光の後の一回の現像によつて直接にポ
ジ(反転)像を得るいくつかの写真過程はよく知
られている。その1つとして内部潜像型ハロゲン
化銀乳剤を用いる方法が知られている。この方法
では、ハロゲン化銀粒子の内部に選択的に潜像を
形成するハロゲン化銀写真乳剤(内部潜像型ハロ
ゲン化銀乳剤)を画像的露光の後に、均一露光に
よりまたはヒドラジンのような核形成剤の作用に
より粒子表面に現像核を形成し、表面現像液によ
つて処理することによつてポジ(反転)像を得
る。この方法は内部像反転法と呼ばれ、例えば
The Theory of Photographic Process(第4
版、1977年、T.H.James編)第187頁に原理が記
載されている。 内部像反転法に使用される核形成剤(またはカ
ブラシ剤)は、現像液中に含有させるかまたは感
光材料中、特にハロゲン化銀乳剤層中、に内蔵さ
せる。核形成剤としては東独特許5024号、米国特
許2563785号、同2588982号、同2604440号、同
3227552号、同4030925号、同4080207号、リサー
チ デスクロージヤ(Research Disclosure)
15164、P.76〜77(構造式及び)に記載させ
ているようなヒドラジン類及びその誘導体、なら
びに米国特許3615615号、同3718470号、同
3719494号、同3734738号、同3330655号、同
4094683号に記載されているようなヘテロ環4級
アンモニウム化合物、等が知られている。しかし
従来のこれらの核形成剤は、特にハロゲン化銀乳
剤層に組込まれたときには、良好な写真性能(特
に高いDmax/Dmin比)を与えない、ハロゲン
化銀乳剤の保存安定性を害う、特に高露光量域で
ネガ像を誘発し易い、処理時に気体を発生させ画
像を均一性を害う、化合物が不安定で条件によつ
てはその作用を失う、他の乳剤添加剤と反応しや
すくその作用を失う、ハイライト部分にステイン
を生じる、現像時に長い誘導期を与えるとか充分
な現像速度を与えない、純粋な形で合成し難いと
かの欠点のいづれかをもつていて、決して満足で
きるものではなかつた。 本発明の目的は第1に、画像的に露光された内
部潜像型ハロゲン化銀乳剤から良好な写真性能、
特に高いDmax.と低いDmin.と、を形成する反転
現像方法を提供することである。 本発明の目的は第2に、感光材料中に核形成剤
を安定な形で含有せしめ、単に現像薬のアルカリ
性水溶液によつて処理することによつて一定した
結果を得ることができる反転像形成方法を提供す
ることである。 本発明の目的は第3に、核形成剤を含有する現
像薬のアルカリ性水溶液によつて感光材料を処理
する反転像形成方法を提供することである。 本発明の目的は第4に、カプラーを含有するハ
ロゲン化銀乳剤層をもつ感光材料中を核形成剤の
存在のもとで現像薬のアルカリ性水溶液によつて
処理することによつてカラー反転像を形成する方
法を提供することである。 本発明の目的は第5に、拡散性色素によつて転
写画像を形成する色素像形成材料と組合つた内部
潜像型ハロゲン化銀乳剤層をもつ感光材料を核形
成剤の存在のもとで、現像薬のアルカリ性水溶液
によつて処理することによつて転写されたカラー
反転像を形成する方法を提供することである。 本発明のこの他の目的は、本発明の詳細な説明
から理解されよう。 これらの発明の目的は、ハロゲン化銀粒子の内
部に選択的に潜像を形成するハロゲン化銀写真乳
剤の少くとも1つを支持体上にもつ感光材料を、
画像露光の後に、下記一般式〔〕又は〔〕で
表わされる化合物から選ばれる少くとも1の化合
物を含有するアルカリ性現像液によつて現像する
方法、又は、該化合物と組合わされた、ハロゲン
化銀粒子の内部に選択的に潜像を形成するハロゲ
ン化銀写真乳剤の層の少なくとも1つを支持体上
にもつ感光材料を画像露光の後にアルカリ性現像
液によつて現像する方法によつて達成された。 式中、nは0、1、2もしくは3の整数を表わ
し、R1は3位、4位もしくは5位に位置する置
換基であつて、ハロゲン原子、トリハロメチル
基、シアノ基、カルバモイル基、カルボン酸エス
テル基、カルボンアミド基、スルフオンアミド
基、アシル基、スルホニル基、スルフアモイル
基、アシルアミノ基、アリール基、アルキル基、
アルケニル基、ヘテロ環基よりなる群から選ばれ
る基を表わす。 但し、R1が4位の置換基である場合は、R1
α−水素をもつアルキル基もしくはハロゲン原子
であることはない。 R2はアリール基、ヘテロ環基もしくはアルキ
ル基を表わす。Xはアニオンを表わす。 R1もしくはR2は、上記の置換基の2個以上が
連結基によつて結合された多価の残基もしくはポ
リマー残基を表し得る。またR1もしくはR2は炭
素数8以上の疎水性のバラスト基をもつ残基を表
わしてもよい。また隣接する2つのR1は環、特
に5員または6員の環を形成してもよい。ここで
バラスト基は炭素数8から約30までの、アルキル
基またはアルキルアリール基をもつ疎水性残基例
えばオクチル基、ドデシル基などを表わす。 一般式〔〕および〔〕で表わされる化合物
のピリジニウム窒素とシアノもしくはアシル基と
にはさまれるメチレン基の水素原子は、W.G.
Phillipsらの報告(J.Org.Chem.35巻、3144頁)
によつて例示されているようにプロトンとして電
離し得て、反応活性のN−イリドを与える。一般
式〔〕および〔〕の化合物がどのようにして
内部潜像型乳剤の反転現像をひき起すか、ないし
は促進するかという機構は明確にされていない
が、有効な化合物のpKa値は使用現像液のPH値の
近くまたはそれ以下に位置することから、解離形
またはそれから誘導される活性体が作用すると考
察される。解離形は
【式】 または
【式】の他に
【式】または
【式】のような互変異性体 も含むものとして理解すべきである。 本発明に使用される化合物は、弱酸性ないし中
性条件の感光材料中では主として活性の著しく低
い非解離形で組込まれ、現像のアルカリ性条件で
活性の高い解離形に変化し、感光材料の安定性の
維持と高い反転現像条件での活性の実現とを併せ
て実現できるように選択されることが有利であ
る。感光材料の型と現像条件等の要因に左右され
るが、一般に6.0以上好ましくは7.0以上で、好ま
しくは約11以下のpKa値に相当する酸性をもつ活
性メチレン基をもつ化合物が有用である。このよ
うな酸性度の調節は一般式〔〕と〔〕の置換
基R1とR2の適切な選択によつて達成できる。 本発明に使用される化合物は、前掲の公知のヘ
テロ環4級アンモニウム塩といくつかの点で明確
に区別される。即ち公知の化合物はヘテロ環アン
モニウム窒素原子に結合しているのが−CH2
CH2−で代表される炭素数2以上のアルキレン基
が2つの活性化基との間に介在していて、このよ
うなアルキレン基の存在が核形成剤としての作用
にとつて必須要因を構成しているのに反し、本発
明の化合物は活性化基のアシル基との間にメチレ
ン基をもつという構造上の差異、並びに公知の4
級アンモニウム塩は作用に本質的な構造部分で中
性/アルカリ性の間で実質的に不変であるが、本
発明の化合物はその作用と密接に関係した仕方で
解離するという挙動上の差異は、本発明の化合物
を他の公知化合物群から明瞭に区別している。 さらに本発明に使用される化合物に類似の構造
の化合物の写真層への添加が、西独特許出願
(OLS)2448432号に開示されているが、本発明
の化合物はこの公開公報の化合物とも明瞭に区別
される。即ち同西独特許出願の化合物、特に化合
物8として記載されている2−Bromo−1−
phenacyl pyridinium bromide、はピリジニウム
環の2位にハロゲン原子をもちゼラチンと反応
し、内部潜像型ハロゲン化銀乳剤に対して現像の
とき核形成作用を示さない。 本発明の方法によれば高い最高濃度(Dmax)
と低い最小濃度(Dmin)とを兼ね備えた反転像
を得ることができる。このことは感光材料に含有
されるハロゲン化銀が高い比率で銀像に変換され
ることを意味し、この結果感光材料のハロゲン化
銀含有量の低減による経済的効果と省資源的効
果、並びに乳剤層の厚さの減少による画像の鮮鋭
度の改良と現像処理時間の短縮という写真性能の
向上効果が実現される。本発明の方法によれば、
省量の核形成剤で所定の写真効果が得られる、こ
のために核形成剤の使用に伴うステインの発生の
如き副次的マイナス効果を低く抑えることができ
る。本発明の方法によれば反転現像を短時間のう
ちに実現することができる。適切な置換基の選択
によれば充分な反転濃度を与えるに必要な量の核
形成剤を含有する乳剤層を安定に保つことができ
る。本発明の方法によれば、反転画像形成のとき
に、ヒドラジン系化合物に見られる窒素ガスの発
生のような気体発生による画像のムラの形成の必
配が全くない。また置換基の適切な選択によれ
ば、本発明は純粋な形で容易に合成でき、多くの
4級塩で見られる吸湿性とか保存上の不安定性と
かの心配の少い扱い易い化合物を使用することが
できる。本発明のこの他の特徴は、詳細な説明と
実施例とから明らかであろう。 本発明に使用される内部潜像型ハロゲン化銀乳
剤は、主にハロゲン化銀乳剤粒子内部に感光中心
をもつていて露光によつて選択的にそこに潜像を
形成し、これに対し粒子表面には潜像形成の程度
が低いものである。このような内部潜像型ハロゲ
ン化銀乳剤は、前掲のJamesの著書171〜176頁の
記述に従つて露光後に表面現像液によつて現像し
て得られる像の銀量(表面潜像に対応する)が、
内部現像液によつて得られる像の銀量(全潜像に
対応する)に比して明瞭に低い値を示すことによ
つて特徴づけられる。内部潜像型ハロゲン化銀乳
剤は種々の方法によつて作ることができる。例え
ば高ヨード含量をもち、アンモニヤ法で作られる
Burtonの乳剤(E.J.Wall著、ホトグラフイツク・
エマルジヨンズ(Photographic Emulsions)35
〜36頁、52〜53頁American Photographic
Publishing Co.、(1929年))および米国特許
2497875号、2563785号)、低ヨード含量をもちア
ンモニヤ法で作られる大粒子のプリミテイブ乳剤
(西独特許出願(OLS)2728108号)、ハロゲン化
銀−アンモニヤ錯塩溶液のアンモニヤ濃度の低下
を急激にしてハロゲン化銀粒子を沈澱させて作ら
れた乳剤(米国特許3511662)、最初に溶解性の高
い塩化銀のような銀塩粒子を作り、次いで溶解性
の低い(沃)臭化銀のような銀塩に変換するキヤ
スタストロフイー沈澱法によるコンバージヨン乳
剤(米国特許2592250号)、化学増感した大粒子の
コア乳剤に微粒子の乳剤を混合の上熟成すること
によつてコア粒子の上にハロゲン化銀のシエルを
被覆したコア・シエル乳剤(米国特許3206313
号、英国特許1011062号)、化学増感した単分散の
コア乳剤に銀イオン濃度を一定に保ちつつ可溶性
銀塩溶液と可溶性ハロゲン化物溶液とを同時に添
加してコア粒子の上にハロゲン化銀のシエルを被
覆したコア・シエル乳剤(英国特許1027146、米
国特許3761276)、乳剤粒子が2つ以上の積層構造
になつており、第1相と第2相とハロゲン組成を
異にするようなハロゲン局在乳剤(米国特許
3935014)、3価の金属イオンを含む酸性媒体中で
ハロゲン化銀粒子を生成させて異種金属を内蔵さ
せた乳剤(米国特許3447927号)などがある。こ
れらの内部潜像型乳剤は、本発明の実施に利用で
きる。本発明に用いられるアルカリ性現像液とは
現像薬のアルカリ水溶液である。 本発明に使用される現像薬は、ハロゲン化銀乳
剤用に従来使用されてきた現像薬から広く選択す
ることができる。即ち1・2−ないし1・4−ジ
ヒドロキシベンゼン、アスコルビン酸、レダクチ
ン酸及びそれらの誘導体、2−ないし、4−スル
フオンアミドフエノールとその誘導体、2−ない
し4−アミノフエノールとその誘導体、1・4−
フエニレンジアミンわけても米国特許2507154号
に記載されている誘導体、1−フエニル−3−ピ
ラゾリジノンとその誘導体、およびヒドロキシル
アミンとその誘導体が有利に使用される、その具
体例は前掲のJamesの著第11章に記されている。
これら現像薬は単独でも2つ以上を組合せて、特
に超加成性組合せで、使用してもよい。感光材料
中にバラスト基をもつ耐拡散化されたハイドロキ
ノン誘導体または色素放出レドツクス(DRR)
化合物のような不動化された還元剤が組込まれて
おり、現像薬がハロゲン化銀と不動化された還元
剤との間の電子移動剤として挙動するときには、
現像薬はp−メチルアミノフエノールのようなア
ミノフエノール類、1−フエニル4−メチル−4
−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリジノン、1−
フエニル−4・4−ビス(ヒドロキシメチル)−
3−ピラゾリジノン、1−フエニル−4・4−ジ
メチル−3−ピラゾリジノンのようなピラゾリド
ン類もしくはN・N・N′・N′−テトラメチル−
p−フエニレンジアミンのようなp−フエニレン
ジアミン類から選択されることが有利である。現
像薬は、現像液中、感光材料中、もしくは現像の
ときに感光材料に接触される第三の部材中のいず
れにも組込み得る。現像薬は前駆体の形で組込ま
れてもよい。現像液は水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウムの
ような塩基を含みPH10以上、好ましくは11.5以上
のアルカリ強度をもつ。現像液は亜硫酸ナトリウ
ム、アスコルビン酸塩、ピペリジノヘキソーズレ
ダクトンの如き酸化防止剤を含有し、臭化カリウ
ムのような銀イオン濃度調節剤を含有し得る。 一般式及び一般式で表わされる化合物中
で、本発明の実施に特に有利に使用されるもの
は、ピリジニウム環のメタ位(3−または5−
位)に電子吸引性置換基をもつ化合物中に見出さ
れる。例えばフツ素、塩素、臭素、沃素のような
ハロゲン原子;トリハロメチル基;シアノ基;
【式】で表わされるカルバモイル基(こ こにR3とR4は夫々水素原子、アルキル基、アリ
ール基、もしくはヘテロ環基を表わす、これらア
ルキル基、アリール基もしくはヘテロ環基は炭素
原子数1から約20までをもち、さらに他の残基に
よつて置換されていてもよい。またR3とR4とは
チツ素原子とともに5員または6員の環を形成し
てもよい);−COOR5で表わされるカルボン酸
エステル基(ここにR5はアルキル基、アリール
基、ヘテロ環基を表わす、これらアルキル基、ア
リール基、もしくはヘテロ環基は炭素原子数約20
までをもち、さらにハロゲン、アルキル基、アル
コキシ基、アリロキシ基、アシルアミノ基のよう
な他の残基によつて置換されていてもよい);−
COR6で表わされるアシル基(ここにR6は水素原
子、ヒドロキシル基、アルキル基、アリール基、
もしくはヘテロ環基、アミノ基、アルコキシ基、
アリーロキシ基又は複素環オキシ基を表わす。こ
れらアルキル基、アリール基、ヘテロ環基は炭素
数約20までを含み、さらにハロゲン、アルキル
基、アルコキシ基、アリロキシ基、アシルアミノ
基のような他の残基によつて置換されていてもよ
い);
【式】で表わされるスルフアモイ ル基;−SO2R6で表わされるスルフオニル基(R6
は上記と同義);−NHCOR7で表わされるアシ
ルアミノ基(ここにR7はアルキル基、アリール
基、ヘテロ環基もしくはアミノ基を表わす、これ
らアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アルキ
ル基(例えばメチル基、エチル基、ブチル基、オ
クチル基、ドデシル基)及び/又はアリール基
(例えばフエニル基、トリル基、ナフチル基)に
よつて置換されてよいアミノ基は炭素原子数約20
を含み、さらに他の残基で置換されていてもよ
い)のような置換基をもつことが有利である。本
発明に特に有利な3位にカルボニル基ないしはシ
アノ基をもつピリジニウム環は、E.Klingsberg
編“Pyridine and its Derivatives”第3部、第
10章、特に第252〜263頁、272〜282頁(1962年、
Interscience Publishers刊)に記載されている3
−置換pridineから誘導されるピリジニウムから
選ぶことができる。一般式で表わさる化合物中
で表わされる化合物中で本発明の実施に特に有利
に使用できるものは、R2がアリール基もしくは
芳香族性をもつヘテロ環基である化合物中に見出
される、例えばフエニル、ナフチル、チエニル、
などである。このうちフエニル基もしくは置換さ
れたフエニル基が合成の見地から優れている。フ
エニル基の置換基としてはフツ素、塩素、臭素の
ようなハロゲン原子;メチル、エチル、プロピ
ル、t−ブチル、t−アミル、オクチルのような
炭素原子数1から約20までのアルキル基;メトオ
キシ、エトキシ、イソプロポキシ、ベンジルオキ
シ、オクチルオキシ、ドデシルオキシ、ヘキサデ
シルオキシのような炭素原子数1から約20までの
アルコキシ基;フエニルオキシ、3−ペンタデシ
ルフエニルオキシのような炭素原子数6から約25
までのアリールオキシ基;−NHCOR8または−
NHSO2R8で表わされるアシルアミノ基(ここに
R8はアルキル基、アリール基、ヘテロ環もしく
はアミノ基を表わす、これはアルキル基、アリー
ル基、ヘテロ環基、アミノ基は炭素原子数約20ま
でを含み、さらに他の残基で置換されていてもよ
い)が有利である。R8で表わされる、アルキル
基は炭素原子数1〜約20で、例えばメチル基、エ
チル基、ブチル基、オクチル基、ドデシル基な
ど;アリール基は炭素原子数6〜約20で例えばフ
エニル基、トリル基、ナフチル基など;アミノ基
は置換基例えばアルキル基(例えばメチル基、エ
チル基、ブチル基、オクチル基、ドデシル基な
ど)、アリール基(例えばフエニル基、トリル
基、ナフチル基など)などによつて置換されてい
てよい。 一般式とのX-で表わされるアニオンは広
い範囲から選ぶことができる。対イオンとしての
アニオンは、発明の実施のときに写真層または処
理組成物中の他のアニオンと容易に交換される点
と現像処理条件ではアニオンは機能種であるイリ
ドから離脱する点とから、アニオン種は写真的に
不利な作用がない限り限定されないことは容易に
理解できよう。本発明の説明にはアニオンとし
て、専ら塩素、臭素、ヨウ素があげられている
が、これは化合物の合成の便宜のためであつて、
硝酸イオン、硫酸イオン、過塩素酸イオン等の無
機アニオン、並びに脂肪酸イオン、トルエンスル
フオン酸イオン、メタンスルフオン酸イオン、ピ
クリン酸イオン等の有機アニオンも同じように用
いることができる。 本発明に有利に使用できる化合物の具体的な例
をあげれば下のようなものがある。 本発明に用いられるピリジニウム・イリドを与
えるβ−ケトピリジニウム塩は公知化合物であ
り、よく知られた方法で合成することができる。
即ちF.Kro¨hnkeの報告(Chem.Ber.、68、1177−
95(1935))に記載されているようにα−ハロケ
トン(α−haloketone)をピリジン類に作用させ
る方法、L.C.Kingの報告(J.A.C.S.(ジヤーナ
ル オブ ザ アメリカン ケミカル ソサイエ
テイ(Journal of the American Chemical
Society)の略)66、894−5(1944))に記載さ
れているようにケトンとピリジン類とに沃素を作
用させる方法並びにL.C.King等の報告、J.A.C.
S.70、4154−5(1948)、に記載されているよう
にピリジンにジアゾケトンを作用させる方法など
がある。ピリジニウムのアニオンはハロゲン化物
に、過塩素酸のような遊離酸の過剰量を作用させ
るとか硝酸銀のような可溶性銀塩の当量を作用さ
せる、ないしはイオン交換樹脂を使用する等の方
法、炭酸ナトリウムによつてイリドとして析出分
離し次いで酸によつて中和する方法によつて他の
アニオンに変換できる。本発明に有利に使用でき
るβ−ケトピリジニウム塩のいくつかの合成方法
は、上記の文献の他に前記のW.G.Phillipsらの文
献、J.L.Hartwell等の文献(J.A.C.S.68、868−
70(1946))、L.C.King等の文献(J.A.C.S.70
239−40(1948))、並びにI.Zugravescu等の成書
“N−Ylid Chemistry”(Mc Graw Hill版
(1976))に記載されている。 本発明においては、ピリジニウム・イリドを与
えるβ−ケトピリジニウム塩を直接に乳剤層に組
んでもよく、また低分子量のもの、もしくはバラ
スト茎をもたないもののような移動性のβ−ケト
ピリジニウム塩は乳剤層に近接する親水性コロイ
ド層に組込んでもよい。さらに現像のときに接触
する他の要素、例えば拡散転写フイルムユニツト
の展開シート、中に組込んでもよい。ピリジニウ
ムイリドを与えるβ−ケトピリジニウム塩の使用
量は、乳剤の型、性質並びに処理液組成などによ
つて大きく変化するが、一般にハロゲン化銀1モ
ル当り1×10-4モルから6×10-3モルまでの量が
用でき、3×10-4モルから3×10-3モルまでの量
が有利である。 本発明は、内部潜像型ハロゲン化銀乳剤の直接
反転現像を有利にする他の化合物との併用によつ
て、さらに有利に実施することができる。例えば
米国特許2497917号に記載されているトリアゾー
ル化合物、米国特許3352672号に記載されている
ようなテトラゾール化合物に共存によつて低い
Dminと高いDmaxとを同時に得ることが容易に
なる。英国特許1151363号、1187029号、と
1195837号に記載されているようなヨードイオン
供与体は高いDmaxを与えることを助ける。この
他に鎖状ないし環状のチオ尿素誘導体のごとき活
性硫黄化合物または前駆体は、特に低温度におけ
る反転現像を促進することができる。本発明にお
いては、ピリジニウム・イリドを与えるβ−ケト
ピリジニウム化合物の他に、ヒドラジド化合物、
または4級アンモニウム化合物のような従来知ら
れていた核形成剤をも併せて使用することができ
る。この他にテトラメチルハイドロキノン、テト
ラメトキシハイドロキノン、t−オクチルハイド
ロキノン、2−sec−オクタデシル−5−スルホ
ハイドロキノン、2−N−モルホリル−5−t−
オクチルハイドロキノン等のハイドロキノン類ま
たはこれらのo−アシル化体またはオキジン、ビ
スオキジン類のような先駆体を現像のときに共存
させると造核作用が促進される。 本発明によつて得られる画像は、現像銀による
白黒写真像として、ハロゲン化銀による酸化によ
つて形成されるカラー画像として利用される。カ
ラー画像の形成には各種の色素像供与化合物が利
用できるが、わけても1級アミノ現像薬とカプラ
ーとの組合せ、現像における酸化の結果として拡
散性色素を放出する色素レリーサー(DRR化合
物)等が特に有用である。 本発明の実施のために使用されるカプラーとし
ては、前掲のT.H.Jamesの著書第12章(特に353
〜361頁)に記載されているようなフエノール性
の活性水素をもつ化合物及び活性メチレン基をも
つ化合物、例えばフエノール類、ナフトール類、
ピラゾロン類、アシルアセトアニリド類、ベンツ
イソオキサゾロン類、ピラゾロベンツイミダゾー
ル類、ピラゾロトリアゾール類、インダゾロン類
等が使用できる。これらのカプラーは炭素数8以
上のアルキル基もしくはアルキルアリール基など
の疎水性基を耐拡散化基(バラスト基)としても
つことが有利であり、反応位置の水素原子の一つ
がカラー現像薬の酸化生成物によつて離脱される
残基によつて置換されていることが有利である。 本発明においては、拡散転写によりカラー画像
を得るために種々の色素供与体が直接反転乳剤と
組合せて使用される。分子内に上記のような耐拡
散化基をもち、酸化された現像薬と反応すること
によつて拡散性色素を放出するような化合物が特
に有利である。このような化合物にはp−フエニ
レンジアミン系現像薬とともに使用するのに適し
たDDRカプラー(米国特許3227550)、特公昭48
−39165に記載されているようなアミドラゾン化
合物、特公昭48−32129に述べられているような
酸化閉環によつて色素を放出する化合物、米国特
許3928312号、3993638号、米国特許4055428号、
ドイツ特許公開2645656号、に記されているよう
な酸化開裂を受けて色素を放出するようなDRR
化合物等があげられる。このような色素像を与え
る直接反転乳剤は、謂ゆるピールアパート型及び
一体型の拡散転写フイルムユニツトに組込むこと
ができる。 本発明に使用する感材材料は各種の支持体をも
つことができる、例えばガラス、紙、並びにポリ
アクリル酸エステル、ポリスチレン、ポリカーボ
ネート、ポリエチレンテレフタレート、酢酸セル
ローズのようなフイルムベース等がある。 実施例 1 透明な三酢酸セルローズ・フイルムベース上
に、第一層としてマゼンタ色素放出レドツクス化
合物(M1)0.64g/m2、N・N−ジエチルラウ
リルアミド0.2g/m2とゼラチン1.3g/m2を含む
層を塗布し、その上に、粒子径が約1・3ミクロ
ン正八面体をなす臭化銀60ミリモルとゼラチン
5.5gを含む内部潜像型ハロゲン化銀乳剤100gに
色増感剤S1とS2の溶液、後記の核形成剤の溶液と
2−スルホ−5−n−ペンタデシルハイドロキノ
ン・カリウム塩(0.023モル/モルAg)を順次に
添加して完成させた乳剤を塗布量が1.55gAg/
m2になるように第2層として塗布した。さらにこ
の上に2・5−ジ−t−ドデシルハイドロキノン
0.2g/m2とゼラチン1.3g/m2を含む保護層とし
て塗布して感光要素を完成させた。 一方、透明なポリエチレンテレフタレート・フ
イルムベース上に、ポリー(3−または4−トリ
−n−ヘキシルアンモニウムメチル)スチレン塩
化物3.0g/m2とゼラチン3.0g/m2とを含む媒染
層を塗布して受像要素を作つた。 感光要素にセンシメトリー用の段階的露光を与
えた後に、感光要素と受像要素を向い合せて、両
要素の間に液厚が80ミクロンになるように処理液
を展開し、25℃で3分間後に受像層を剥離し、1
%酢酸浴中で中和した後に5分間水洗し、次いで
乾燥させたところマゼンタ色のポジ画像を得た。
残つた感光要素をチオ硫酸ナトリウム溶液で定着
し、水洗し乾燥させたところ、銀のポジ像と残存
の色材のネガ像の重なりを得た。 このとき感光要素は、4・6−ジクロロ−2−
ヒドロキシ−s−トリアジンのナトリウム塩によ
つて、受像要素はホルムアルデヒドでそれぞれ硬
膜してあつた。 処理液は下記の組成をもつていた。 カルボキシメチルセルローズ・ナトリウム塩
……60g 酸性亜硫酸ナトリウム ……1.0g 5−メチルベンゾトリアゾール ……3.5g 4−メチル−4−ヒドロキメチル−1−フエニル
−3−ピラゾリジノン ……13g メチルハイドロキノン ……0.2g 水酸化カリウム ……56g 水 ……710c.c. 受像要素を濃度測定して、下記のような結果
(図1及び図2参照)を得た。 使用した色素放出レドツクス化合物は下記の構
造をもつていた。 使用した色増感剤は下記の構造をもつていた。 臭化フエナシル17.5gをアセトン16mlに溶解
し、ニコチンアミド10.73gをアルコール24mlに
とかした熱溶液と合し、5分間スチームバス上で
加熱する。冷却後結晶を取し、アルコールとベ
ンゼンで洗滌し、淡黄色の結晶(3−カルバモイ
ル−1−フエナシル−ピリジニウム・臭化物)
15.5gを得た。元素分析値C52.1%、H4.2%、
N8.8%、Br3.10ミリモル/g(C14H13O2N2Brに
対する計算値C52.4%、H4.1%、N8.7%、Br3.11
ミリモル/g)。 上記の3−カルバモイル−1−フエナシル−ピ
リジニウム・臭化物を水に溶解し0.803%
(0.025M)の溶液を調製した。比較のために米国
特許3227552号に記載のフオルミル−p−トリル
ヒドラジン
【式】をメ タノールに溶解し1.662%(0.10M)の溶液と米
国特許3734738号に記載の1−(2−フオルミルエ
チル)−2−メチル・ベンゾチアゾリウム臭化物
【式】をメタノールに溶 解し1.43%(0.050M)の溶液を調製した。 第1図及び第2図は新規な核形成剤(化合物
54)によつて形成される反転画像の特性を、公知
の核形成剤との比較で示したものである。 第2図の縦軸に受像要素中のポジ転写像の濃度
値(透過濃度)を、第1図の縦軸に感光要素中の
現像銀の量の値(μg/cm2)を、それぞれ露光量
(横軸は露光量の対数)に対して示してある。各
曲線と核形成剤の種類との関係は下表に示した。
これらの結果から、本発明の核形成剤は公知の化
合物と比較して少い添加量で高い最大濃度と低い
最小濃度とを同時に与えることができ過大な露光
量においてネガ像(逆転像)を与える傾向が少い
という優れた点をもつことが明らかにされた。
【表】 実施例 2 実施例1と同じ条件で、核形成剤を変えて感光
要素を作製した。同条件で現像処理して表1の如
き結果を得た。 これらの結果は、適切な置換基の選択によつて
良好な特性をもつた反転像が得られることを示し
ている。 これに反して、下記に例示されているような化
合物は見るべき反転像を示さなかつた。
【表】
【表】 実施例 3 透明なポリエチレンテレフタレート・フイルム
ベースに、第一層としてポリ(3−または4−ト
リ−n−ヘキシルアンモニウムメチル)スチレン
塩化物3.0g/m2とゼラチン2.5g/m2とを含む媒
染層を、第2層としてチタンホワイト20g/m2
ゼラチン2.5g/m2とを含む光反射層を、第3層
としてカーボンブラツク3.0/m2とゼラチン2.0
g/m2とを含む遮光層を塗布してなる塗布物の上
に、下記の層を順次に塗布して拡散転写用感光要
素を作つた。 第4層:シアン色素放出レドツクス化合物0.56
g/m2とゼラチン1.5g/m2とを含む層。 第5層:赤感性の内部潜像型ハロゲン化銀乳剤に
前記核形成剤・化合物54のメチルアルコール溶
液1.0×10-3モル/モル銀、2−スルホ−5−
n−ペンタデシルハイドロキノン・カリウム塩
のメタノール溶液と4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1・3・3a・7テトラアザインデン・ナト
リウム塩の水溶液を順次に添加して調製した液
を、1.5gAg/m2とゼラチン1.5g/m2になるよ
うに塗布した赤感性乳剤層。 第6層:2・5−ジ−t−ペンタデシルハイドロ
キノン0.8g/m2とゼラチン1.3g/m2とを含む
中間層。 第7層:マゼンタ色素放出レドツクス化合物0.65
g/m2とゼラチン1.2g/m2とを含む層。 第8層:緑感性の内部潜像型ハロゲン化銀乳剤に
前記核形成剤・化合物54 1.0×10-3モル/モル
銀のメチルアルコール溶液、2−スルホ−5−
n−ペンタデシルハイドロキノン・カリウム塩
のメタノール溶液と4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1・3・3a・7−テトラアザインデン・ナ
トリウム塩の水溶液を順次に添加して調製した
液を、1.35gAg/m2とゼラチン1.4g/m2にな
るように塗布した緑感性乳剤層。 第9層:2・5−ジ−t−ペンタデシルハイドロ
キノン0.8g/m2とゼラチン1.3g/m2とを含む
中間層。 第10層:黄色色素放出レドツクス化合物0.75g/
m2とゼラチン1.4g/m2とを含む層。 第11層:青感性の内部潜像型ハロゲン化銀乳剤に
核形成剤1−〔4−(2−フオルミルヒドラジ
ノ)フエニル〕−3−フエニルチオ尿素のメタ
ノール溶液、2−スルホ−5−n−ペンタデシ
ルハイドロキノン・カリウム塩のメタノール溶
液と4−ヒドロキシ−6−メチル−1・3・
3a・7−テトラアザインデン・ナトリウム塩の
水溶液を順次に添加して調製した液を、1.5g
Ag/m2とゼラチン1.5g/m2になるように塗布
した青感性乳剤層。 第12層:2・5−ジ−t−ペンタデシルハイドロ
キノン0.10g/m2とゼラチン1.3g/m2とを含
む保護層。 これらの層は1・3−ビス(ビニルスルフオニ
ル)−2−プロパノールを用いて硬膜してあつ
た。 ここに用いた色素放出レドツクスは下記の通り
である。 ここに用いた色増感剤は下記の通りである: 赤感性 緑感性:実施例1に用いたものと同じ一対の増感
剤 青感性 一方透明なポリエチレンテレフタレート・フイ
ルムベース上に、第1層としてポリアクリル酸17
g/m2、N−ヒドロキシサクシンイミドベンゼン
スルフオネート0.06g/m2とエチレングリコール
0.5g/m2と含む厚さ7ミクロンに塗布した中和
層、第2層として酢酸セルローズ(酢化度54)、
を厚さ2ミクロンに塗布したタイミング層と第3
層として塩化ビニリデンとアクリル酸との共重合
ラテツクスを厚さ4ミクロンに塗布したタイミン
グ層をもつ展開シートを用意した。 感光要素にセンシトメトリー用の段階的色分解
露光を与えた後に、感光要素と展開シートとを向
い合せて両者の間に液厚が80ミクロンになるよう
に25℃において処理液を展開したところ、色分解
されたポジ画像が次第に形成されるのが観察され
た。処理後1時間目に灰色スケール部分の濃度を
測定して表2の結果を得た。
【表】 ここで使用した処理液の組成は、実施例1の処
理液にさらにカーボンブラツク150gを添加、分
散させたものであつた。 本実施例に使用した化合物54は下記のようにし
て合成された。 (1) N−ヘキサデシルニコチンアミド セチルアミン30.7gとピリジン33.2gをアセ
トニトリル200mlに分散し、水冷下ニコチン酸
クロリド塩酸塩25gを添加する。さらに55℃に
て3時間反応させた後、水800mlを加えて生成
した結晶を取する。エタノール500mlより再
結晶すると目的物が36.3gが得られた。融点85
−7℃。元素分析結果C76.1%、H11.1%、
N8.0%(C22H38N2Oに対する計算値はC76.3
%、H11.1%、N8.1%)。 (2) 3−N−ヘキサデシルカルバモイル−1−フ
エナシルピリジニウムブロミド(化合物54) N−ヘキサデシルニコチンアミド10.4gとフ
エナシルブロミド6.0gとをベンゼン100ml中80
℃で7時間反応させる。放冷すると結晶が析出
するからさらにヘキサン100mlを加えて晶析さ
せた後、目的物を取する。収量15.4g。融点
110〜127℃(流れる温度)。元素分析結果
C65.7%、H8.4%、N5.3%(C30H45BrN2O2に対
する計算値はC66.0%、H8.3%、N5.1%)。 本発明の好ましい具体的な実施態様をあげれば
以下の通りである。 (1) 下記の一般式で表わされる化合物と組合わさ
れた、内部潜像型ハロゲン化銀乳剤の層の少く
とも一つを支持体上にもつ感光材料を、画像的
露光の後にアルカリ性現像液によつて処理して
反転画像を得る方法、 ここにR10は水素原子、アルキル基、アリー
ル基、ヘテロ環基、1級、2級ないしは3級ア
ミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、も
しくは複素環オキシ基を表わし、R11は水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、アシルアミノ基を表わし、X-はアニオン
を表わし、mは1から5までの整数を表わす。 (2) 下記の一般式で表わされる化合物と組合わさ
れた、内部潜像型ハロゲン化銀乳剤層の少くと
も一つを支持体上にもつ感光材料を、画像的露
光の後にアルカリ性現像液によつて処理して反
転画像を得る方法、 ここにR12はシアノ基、ハロゲン原子、トリ
ハロメチル基を表わし、R11とmは上記実施態
様(1)と同じ内容を表す。 (3) 前記一般式のR1とR2の少くとも一つが、
一般式のR1が炭素原子数の合計が8以上の
1個ないし2個のアルキル基を含む疎水性残基
をもつ化合物を用いる反転画像の作製方法。 (4) 前記の一般式のR10とR11の少くとも1つ
が、一般式VのR11が炭素原子数の合計が8以
上の1個ないし2個のアルキル基を含む疎水性
残基をもつ化合物を用いる反転画像の作製方
法。 (5) 前記の実施態様(3)、とりわけ実施態様(4)、に
規定された化合物を含む内部潜像ハロゲン化銀
の乳剤の層を少くとも一つもつ感光材料を、画
像的露光の後にアルカリ性現像液によつて処理
することによつて反転画像を作製する方法。 (6) 前記の実施態様(5)において該乳剤層が、現像
薬の酸化物と反応して色素像を形成する物質と
組合つている感光材料を処理して反転色素画像
を作製する方法。 (7) 前記の実施態様(6)において、色素像を形成す
る物質がカプラーであり、現像薬が芳香族一級
アミン・カラー現像薬である反転色素画像の作
製方法。 (8) 前記の実施態様(6)において、色素像を形成す
る物質が拡散性色素レリーサーであり、現像薬
が電子移動剤である拡散転写による反転色素画
像を作製する方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は反転画像の現像銀量の、露光(対数)
に対する関係を表わす。第2図は色素転写によつ
て得られる反転カラー像の透過濃度の、露光量
(対数)に対する関係を表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハロゲン化銀粒子の内部に選択的に潜像を形
    成するハロゲン化銀写真乳剤の少くとも1つを支
    持体上にもつ感光材料を、画像露光の後に、下記
    一般式〔〕又は〔〕で表わされる化合物から
    選ばれる少くとも1の化合物を含有するアルカリ
    性現像液によつて現像する方法。 式中、nは0、1、2もしくは3の整数を表わ
    し、R1は3位、4位もしくは5位に位置する置
    換基であつて、ハロゲン原子、トリハロメチル
    基、シアノ基、カルバモイル基、カルボン酸エス
    テル基、カルボンアミド基、スルフオンアミド
    基、アシル基、スルフオニル基、スルフアモイル
    基、アシルアミノ基、アリール基、アルキル基、
    アルケニル基、ヘテロ環基よりなる群から選ばれ
    る基を表わす。 但し、R1が4位の置換基である場合は、R1
    α−水素をもつアルキル基もしくはハロゲン原子
    であることはない。 R2はアリール基、ヘテロ環基もしくはアルキ
    ル基を表わす。Xはアニオン基を表わす。 2 下記一般式〔〕又は〔〕で表わされる化
    合物から選ばれる少なくとも1つの化合物と組合
    わされた、ハロゲン化銀粒子の内部に選択的に潜
    像を形成するハロゲン化銀写真乳剤の層の少なく
    とも1つを支持体上にもつ感光材料を画像露光の
    後にアルカリ性現像液によつて現象する方法。 式中、nは0、1、2もしくは3の整数を表わ
    し、R1は3位、4位もしくは5位に位置する置
    換基であつて、ハロゲン原子、トリハロメチル
    基、シアノ基、カルバモイル基、カルボン酸エス
    テル基、カルボンアミド基、スルフオンアミド
    基、アシル基、スルフオニル基、スルフアモイル
    基、アシルアミノ基、アリール基、アルキル基、
    アルケニル基、ヘテロ環基よりなる群から選ばれ
    る基を表わす。 但し、R1が4位の置換基である場合は、R1
    α−水素をもつアルキル基もしくはハロゲン原子
    であることはない。 R2はアリール基、ヘテロ環基もしくはアルキ
    ル基を表わす。Xはアニオンを表わす。
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