JPS6246259A - 硫化カルボニルの分析方法 - Google Patents
硫化カルボニルの分析方法Info
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- JPS6246259A JPS6246259A JP60185920A JP18592085A JPS6246259A JP S6246259 A JPS6246259 A JP S6246259A JP 60185920 A JP60185920 A JP 60185920A JP 18592085 A JP18592085 A JP 18592085A JP S6246259 A JPS6246259 A JP S6246259A
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は硫化カルボニル(以下、CO8と略す)を水素
炎イオン化検出器(以下、F 口)と略す)で検出する
ガスクロマトグラフィー分析法に関する。
炎イオン化検出器(以下、F 口)と略す)で検出する
ガスクロマトグラフィー分析法に関する。
[従来技術及びその問題点]
重合用プロピレン(以下、C/3と略す)は、最近の動
向として石油精製会社及びエチレンセンターの稼動率低
下またはコストダウン等のため、ナフサのクラッキング
により生産されるC/3を用いるよりも流動接触分解(
以下、F CCと略す)から出る液化石油ガス(以下、
I、 P Gと略す)中のC′3を使用する割合が増え
ている。しかし、FCCから出るLP・Gを原料とした
C/3はナフサのクラッキングによるC′3に比べ硫黄
分が多いという欠点を有する。即ち、このC10中の硫
黄分はポリプロピレン製造用触媒の触媒活性及び重合速
度を大きく害するためppmレベルの濃度でも問題とな
ってくる。特に蒸留では分離しにくいCO9が問題とな
り、重合用C′3のスペックを決定するために、該0′
3中の微@cos濃度を分析、把握することが必要とな
る。従来、一般に行われているCO8の分析法としては
、表1に示すような検出器を使ったガスクロマトグラフ
ィー(以下、GCと略す)分析法が一般に行われている
。しかしながら、どれも一長一短があるため、さらに汎
用的で高感度であり、かつ他の不純物も同時に検出でき
るGC法の必要性が高まっている。
向として石油精製会社及びエチレンセンターの稼動率低
下またはコストダウン等のため、ナフサのクラッキング
により生産されるC/3を用いるよりも流動接触分解(
以下、F CCと略す)から出る液化石油ガス(以下、
I、 P Gと略す)中のC′3を使用する割合が増え
ている。しかし、FCCから出るLP・Gを原料とした
C/3はナフサのクラッキングによるC′3に比べ硫黄
分が多いという欠点を有する。即ち、このC10中の硫
黄分はポリプロピレン製造用触媒の触媒活性及び重合速
度を大きく害するためppmレベルの濃度でも問題とな
ってくる。特に蒸留では分離しにくいCO9が問題とな
り、重合用C′3のスペックを決定するために、該0′
3中の微@cos濃度を分析、把握することが必要とな
る。従来、一般に行われているCO8の分析法としては
、表1に示すような検出器を使ったガスクロマトグラフ
ィー(以下、GCと略す)分析法が一般に行われている
。しかしながら、どれも一長一短があるため、さらに汎
用的で高感度であり、かつ他の不純物も同時に検出でき
るGC法の必要性が高まっている。
表I CO8のGC分析法
[問題を解決するための手段]
本発明者等は、上記問題について種々検討した結果、C
O8を水素雰囲気中でニッケル触媒を用いて分解し、該
CO8中の炭素分をメタンに変換し、水素炎イオン化検
出器によるGC分析法を行うことにより、COS濃度を
正確かつ簡便に検出できることを見い出し、本発明を提
案するに至った。即ち、本発明はCO8を含む気体に水
素を混合して接触分解により、該CO8をメタンに変換
した後、該メタンを水素炎イオン化検出器により検出す
ることを特徴とするCO8の分析方法である。
O8を水素雰囲気中でニッケル触媒を用いて分解し、該
CO8中の炭素分をメタンに変換し、水素炎イオン化検
出器によるGC分析法を行うことにより、COS濃度を
正確かつ簡便に検出できることを見い出し、本発明を提
案するに至った。即ち、本発明はCO8を含む気体に水
素を混合して接触分解により、該CO8をメタンに変換
した後、該メタンを水素炎イオン化検出器により検出す
ることを特徴とするCO8の分析方法である。
本発明の分析方法においては、cosを含むガス、特に
r、 P GまたはFCCの排ガスより得られるI、
P Gにそのまま水素を混合して水素添加を行ってもよ
いが、一般には先ずcosを含むガスを分離カラムを通
して、例えばシリカゲルとボラバック−Q(エチレビニ
ルベンゼンとジベチルベンゼンのコポリマー)との混合
カラムを通すことによりCO9を分離濃縮した後、次い
でニッケルまたは白金族金属などの水素添加触媒上に供
給し′CCO3を分解し、メタンを形成させる。一般に
水素添加触媒としてラネーニッケルを用いた場合には、
300〜400℃に加熱することによりc。
r、 P GまたはFCCの排ガスより得られるI、
P Gにそのまま水素を混合して水素添加を行ってもよ
いが、一般には先ずcosを含むガスを分離カラムを通
して、例えばシリカゲルとボラバック−Q(エチレビニ
ルベンゼンとジベチルベンゼンのコポリマー)との混合
カラムを通すことによりCO9を分離濃縮した後、次い
でニッケルまたは白金族金属などの水素添加触媒上に供
給し′CCO3を分解し、メタンを形成させる。一般に
水素添加触媒としてラネーニッケルを用いた場合には、
300〜400℃に加熱することによりc。
Sの全量をメタンに変換できる。
本発明の代表的な分析フローとしては、第1図に示す様
に試料気体1を分離カラム2でCOSを分離した後、換
言及びFlr)用の水素3を混合し、次いで反応炉4で
例えばラネーニッケルなど公知の水素添加触媒と接触さ
せることにより該CO9をメタンに変換し、該メタンを
FTD5で検出するものである。なお、ニッケルは珪藻
土を担体とし、ラネーニッケルを担持させた還元用のニ
ッケルを用いる。ニッケル量は長さ20(?Ill、内
径5IIIII+の石英管に充填したもので十分に還元
できる。反応条件として、種々検討した結果、次に示す
反応条件で十分な検出感度が得られる。即ち、一般に反
応炉温度=350℃、水素流fi!:50mCl/mi
n、空気圧0 、5 kg/ 0m2であるが、これら
は、キャリアーガスである窒素の流速が30 m l
/minにおける反応条件であり、その他の場合の反応
条件については適宜選定すればよい。FTDは市販のも
のが使用され、検出器の温度については150℃程度が
適当である。
に試料気体1を分離カラム2でCOSを分離した後、換
言及びFlr)用の水素3を混合し、次いで反応炉4で
例えばラネーニッケルなど公知の水素添加触媒と接触さ
せることにより該CO9をメタンに変換し、該メタンを
FTD5で検出するものである。なお、ニッケルは珪藻
土を担体とし、ラネーニッケルを担持させた還元用のニ
ッケルを用いる。ニッケル量は長さ20(?Ill、内
径5IIIII+の石英管に充填したもので十分に還元
できる。反応条件として、種々検討した結果、次に示す
反応条件で十分な検出感度が得られる。即ち、一般に反
応炉温度=350℃、水素流fi!:50mCl/mi
n、空気圧0 、5 kg/ 0m2であるが、これら
は、キャリアーガスである窒素の流速が30 m l
/minにおける反応条件であり、その他の場合の反応
条件については適宜選定すればよい。FTDは市販のも
のが使用され、検出器の温度については150℃程度が
適当である。
実施例1
標準試料とり、てIQのテトラ−バック(ガスクロ工業
■製)に、マチソン社(米国)のcosガスをそれぞれ
のバランスガスを用いて、cosの標準ガスを調整し、
第1図のフローに準じて試料を導入した。又、この時の
G C分離条件は以下に示すとうりである。
■製)に、マチソン社(米国)のcosガスをそれぞれ
のバランスガスを用いて、cosの標準ガスを調整し、
第1図のフローに準じて試料を導入した。又、この時の
G C分離条件は以下に示すとうりである。
カラム:シリカゲル(1m X 3φ1TllTl)+
ポラバック−Q (4m+3φ1) の連結カラム カラム温度:100℃ 気化室温度:130℃ 検出器温度:130℃ キャリアーガス:N2 30mQ/min又、反応条件
としては以下に示すとうりである。
ポラバック−Q (4m+3φ1) の連結カラム カラム温度:100℃ 気化室温度:130℃ 検出器温度:130℃ キャリアーガス:N2 30mQ/min又、反応条件
としては以下に示すとうりである。
反応温度二350℃
水素流!:50m+Q/win
空気圧: 0 、5 kg/ cm2
ニッケル触媒:20mX5mmφの石英管に充填このよ
うな条件で得たクロマトグラムのピーク高さにより定量
性を評価した。その結果を第2図に示す。第2図に示す
ように、直線性の良い結果が得られた。又、1 ppm
jfA準試料4m交導入によるピーク高さから求めた
検出限界は、0.lppmであった。
うな条件で得たクロマトグラムのピーク高さにより定量
性を評価した。その結果を第2図に示す。第2図に示す
ように、直線性の良い結果が得られた。又、1 ppm
jfA準試料4m交導入によるピーク高さから求めた
検出限界は、0.lppmであった。
実施例2
実施例1の時と同じ実験条件で、ピーク高さにより再現
性を評価した。その結果を第2表に示す。
性を評価した。その結果を第2表に示す。
第2表の値は5回分析を行った時の値である。第2表よ
り、変動係数として3%以内であり精度の良い結果が得
られた。
り、変動係数として3%以内であり精度の良い結果が得
られた。
第2表
第1図は、本発明の代表的な分析フローである。
第1図において、1は試料気体、2は分離カラム、3は
水素、4は反応炉、5はF I f)を示す。 第2図は実施例2における分析結果を示すものである。
水素、4は反応炉、5はF I f)を示す。 第2図は実施例2における分析結果を示すものである。
Claims (1)
- 1)硫化カルボニルを含む気体に水素を混合して接触分
解により、該硫化カルボニルをメタンに変換した後、該
メタンを水素炎イオン化検出器で検出することを特徴と
する硫化カルボニルの分析方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60185920A JPH067127B2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 硫化カルボニルの分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60185920A JPH067127B2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 硫化カルボニルの分析方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6246259A true JPS6246259A (ja) | 1987-02-28 |
JPH067127B2 JPH067127B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=16179188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60185920A Expired - Lifetime JPH067127B2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 硫化カルボニルの分析方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067127B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5670121A (en) * | 1995-05-05 | 1997-09-23 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for controlling the temperature of a fluidized bed reactor in the manufacture of titanium tetrachloride |
CN102495161A (zh) * | 2011-11-11 | 2012-06-13 | 河南中分仪器股份有限公司 | 专用于绝缘油中溶解气体分析的火焰离子化检测器 |
CN105277607A (zh) * | 2015-11-06 | 2016-01-27 | 暨南大学 | 一种利用sift/ms鉴定植物油和废弃餐用油的方法 |
CN110286172A (zh) * | 2019-07-24 | 2019-09-27 | 马鞍山市桓泰环保设备有限公司 | 一种厂界低浓度苯系物在线监测系统及在线监测方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006016533A1 (ja) * | 2004-08-11 | 2008-05-01 | 出光興産株式会社 | 硫化カルボニル呈色剤、検知手段及び燃料電池システム |
-
1985
- 1985-08-26 JP JP60185920A patent/JPH067127B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5670121A (en) * | 1995-05-05 | 1997-09-23 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for controlling the temperature of a fluidized bed reactor in the manufacture of titanium tetrachloride |
CN102495161A (zh) * | 2011-11-11 | 2012-06-13 | 河南中分仪器股份有限公司 | 专用于绝缘油中溶解气体分析的火焰离子化检测器 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH067127B2 (ja) | 1994-01-26 |
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