JPS6245942B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6245942B2
JPS6245942B2 JP57113342A JP11334282A JPS6245942B2 JP S6245942 B2 JPS6245942 B2 JP S6245942B2 JP 57113342 A JP57113342 A JP 57113342A JP 11334282 A JP11334282 A JP 11334282A JP S6245942 B2 JPS6245942 B2 JP S6245942B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
concrete
bisphenol
base material
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57113342A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS594656A (ja
Inventor
Seiichi Yanagisawa
Shigeru Ishida
Katsuaki Takiguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP11334282A priority Critical patent/JPS594656A/ja
Publication of JPS594656A publication Critical patent/JPS594656A/ja
Publication of JPS6245942B2 publication Critical patent/JPS6245942B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、下地材と表面材とを接着剤を介して
接着することからなるコンクリート材料の接着方
法であつて、接着後において優れた衝撃緩衝性を
有するコンクリート構造物を得ることができるコ
ンクリート材料の接着方法に関する。 従来、石材、コンクリート、モルタルなどの下
地材の表面に、接着剤を介して、表面材として石
板、コンクリートパネルなどを貼り付けたり、或
いはコンクリートを打設したり、モルタルを塗布
したりしている。この場合に用いる接着剤は、一
般に硬化後の伸びが10%以下の柔軟性に乏しい2
液型のエポキシ樹脂系接着剤であり、例えば、エ
ポキシ−ポリアミド系、エポキシ−ポリサルフア
イド系のものであり、このため、接着剤層の柔軟
性に問題があるので、下地材のクラツク防止、衝
撃吸収に難点がある。なお、このような従来の接
着剤においては、可撓性を有するエポキシ樹脂、
例えば、ポリプロピレングリコール系エポキシ樹
脂やビスフエノール系エポキシ樹脂とブレンドし
たり、さらに硬化剤であるポリアミド、ポリサル
フアイドの配合量を多くしたりして、硬化後の伸
びを10%前後にすることもできるが、この場合、
耐アルカリ性、耐水性に難点があり、このため下
地材に表面材を打ち継ぐ接着方法では満足できる
接着力が得られない。また、公知の弾性シーリン
グ材であるポリウレタン系、ポリサルフアイド
系、シリコーン系などのシーリング材を利用して
下地材に表面材であるコンクリートパネル、石板
などを接合する場合には、プライマーを併用する
などして接着することが可能であるが、良好な衝
撃吸収性能は得られない。さらに、このシーリン
グ材を利用して下地材に表面材を打ち継ぐ接着方
法では満足しうる接着力を得ることができない。 本発明は、このような事情にかんがみてなされ
たもので、下地材と表面材とを接着剤を介して接
着する方法であつて、接着剤層が柔軟性であるた
めに下地材のクラツク防止などをはかることがで
きるコンクリート材料の接着方法を提供すること
を目的とする。なお、ここでいうコンクリート材
料とは、石材、コンクリート、モルタルなどの下
地材および石板、コンクリートパネルなどの表面
材を意味する。 そこで、この目的を達成するために、本発明
は、下地材の表面に硬化後に20〜200%の伸びを
示すビスフエノールA、ハロゲン化ビスフエノー
ルA、パラヒドロキシ安息香酸から選ばれた少な
くとも1種とエピクロルヒドリンとの付加反応生
成物、該付加反応生成物をニトリルゴムまたはダ
イマー酸で変性した接着剤からなる群から選ばれ
た室温硬化性2液型エポキシ系接着剤を塗付し、
ついで可使時間以内にその塗付面に表面材を圧着
することを特徴とする。 以下、本発明の構成について詳しく説明する。 本発明方法に使用する接着剤は、前記ビスフエ
ノールA、ハロゲン化ビスフエノールA、パラヒ
ドロキシ安息香酸から選ばれた少なくとも1種と
エピクロルヒドリンとの付加反応生成物、該付加
反応生成物をニトリルゴムまたはダイマー酸で変
性した接着剤からなる群から選ばれる。また、こ
れらの接着剤と共に使用される硬化剤としては、
ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン
の如き脂肪族アミンおよびその変性化合物と、ジ
エン系テレキーリツク液状ゴムの末端にアミノ
基、エポキシ基などの末端官能基を有するポリブ
タジエンタイプおよびブタジエン−アクリロニト
リルタイプで分子量6000程度以下の液状ポリマー
よりなるものである。さらに、主として作業性を
改良するために、これらに公知の充填剤、シリカ
粉、炭酸カルシウム、ケイ砂、アスベスト、タル
クなどを添加してもよく、また、トルエン、キシ
レン、エチルアルコール、酢酸エチル、メチルエ
チルケトンなどの溶剤を加えることもできる。こ
れらの成分を適宜配合して、硬化後に20〜200%
の伸びを示す接着剤を作製する。なお、伸びが
200%を超えると接着剤の抗張力が弱まつて接着
剤としての効果が著しく低下し、一方、20%未満
では柔軟性に乏しく衝撃吸収性能がなくなるので
伸びは20〜200%の範囲内であることが必要であ
る。 本発明においては、上記の接着剤をまず下地材
の表面に均一に塗付する。この場合の塗付厚は
0.3〜3.0mmがよく、これにより十分に衝撃吸収性
能を有する接着剤層ができ、被着体であるコンク
リート、石材などの下地材の衝撃や熱膨張差によ
る歪をこの接着剤層で良好に吸収することができ
る。なお、接着剤層の厚みが3.0mmを超えると接
着剤層の凝集力が低下して接着力が低下すること
になり、一方、0.3mmよりも薄い場合には薄層に
なりすぎて衝撃吸収効果が殆んどなくなつてしま
う。 つぎに、本発明においては、上記接着剤の可使
時間(通常20〜60分)以内にその塗付面に表面材
を圧着する。これにより、可使時間の経過後に優
れた衝撃緩衝性を有するコンクリート構造物が得
られる。なお、接着剤層を強靭にするためにガラ
ス繊維などの補強材を下地材と接着剤層との間お
よび/又は表面材と接着剤層との間に介在させる
こともできる。 以下に実施例および比較例を例示する。なお、
実施例中の部は全て重量を表わす。 実施例1〜2、比較例1〜2 (1) 実施例1 DER331(ダウケミカル社製:エポキシ当量
192のビスフエノール型エポキシ樹脂)100部、
炭酸カルシウム50部より成る主剤100部に対し
て、硬化剤としてハイカー1300×16(ビー・エ
フ・グツドリツチケミカル社製:アミン当量
1000のジエン系液状ゴム)150部、2・4・6
−トリス(ジメチルアミノメチル)フエノール
3部、アデカEH270(旭電化(株)製:活性水素当
量88の変性ポリアミン)20部、炭酸カルシウム
50部を混合して接着剤を作製した。この実施例
1の接着剤につき、以下の方法により接着性能
を測定した。 (a) 伸び試験: 実施例1の接着剤にて、3mm厚のシートを
作製し、25℃×7日硬化する。その試験片を
JIS3号ダンベルに打抜き後、引張スピード10
mm/minにて、室温時の伸びを測定する。 (b) 衝撃試験: 実施例1の接着剤を石材(200mm×200mm×
35mm)に厚み1mmで塗布し、室温にて30分間
放置した後、コンクリート(セメント、骨
材、砂、水=328:578:813:140重量比)を
接着剤塗付面に200mm×200mm×厚さ20mmの形
状になるよう打設し、室温で40日放置して硬
化させる。その試験片の接着剤が塗布されて
いない石材表面に1mの高さから鉄球2.26Kg
を落下させ、打設したコンクリートの破壊状
態を目視にて観察する。 (c) 接着強さ試験: 実施例1の接着剤を石材(50mm×50mm×35
mm)に厚み0.5mmで塗付後、コンクリート
(セメント:骨材:砂:水=328:578:813:
140)を50mm×50mm×50mmの形状に打設し、
室温で40日間放置する。その試験片の石材を
固定し、コンクリートを圧縮スピード10mm/
minにて剪断圧縮し、室温時の剪断圧縮強さ
を測定する。得られた結果は下記第1表に示
す。 (2) 実施例2 DER331(ダウケミカル社製:エポキシ当量
192のビスフエノール型エポキシ樹脂)30部、
R1309(エーシーアール(株)製:エポキシ当量
280のニトリルゴム変性エポキシ樹脂)70部、
炭酸カルシウム50部より成る主剤100部に対し
て、硬化剤としてハイカー1300×16(ビー・エ
フ・グツドリツチケミカル社製:アミン当量
1000のジエン系液状ゴム)200部、2・4・6
−トリス(ジメチルアミノメチル)フエノール
3部、炭酸カルシウム30部、シリカ粉20部を混
合して接着剤を作製した。この接着剤を実施例
1と同じ条件で処理し、次いで性能試験を行な
つた。得られた結果は第1表に示す。なお、次
の各比較例の接着剤についても実施例1と同様
に、試験片を作製し、性能試験を行なつた。試
験結果は第1表に示す。 (3) 比較例1 市販品A(エポキシ−ポリサルフアイド系2
液型エポキシ系接着剤)。 (4) 比較例2 市販品B(ポリサルフアイド系2液型弾性シ
ーリング材)。
【表】 以上説明したように、本発明の接着方法は、伸
びが20〜200%ある接着剤を介して、コンクリー
ト材料を接合する接着方法で、接着層に柔軟性を
与え、被着体間の熱膨張差による歪や衝撃を吸収
できるものである。 本発明は、石材と生コンクリートを接合する石
貼り接着に利用されるほか、旧モルタルおよびコ
ンクリート同志の接着、新旧モルタルおよびコン
クリート接着などに広範囲に亘つて利用すること
ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下地材の表面に硬化後に20〜200%の伸びを
    示すビスフエノールA、ハロゲン化ビスフエノー
    ルA、パラヒドロキシ安息香酸から選ばれた少な
    くとも1種とエピクロルヒドリンとの付加反応生
    成物、該付加反応生成物をニトリルゴムまたはダ
    イマー酸で変性した接着剤からなる群から選ばれ
    た室温硬化性2液型エポキシ系接着剤を塗付し、
    次いで可使時間以内にその塗付面に表面材を圧着
    することを特徴とするコンクリート材料の接着方
    法。
JP11334282A 1982-06-30 1982-06-30 コンクリ−ト材料の接着方法 Granted JPS594656A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11334282A JPS594656A (ja) 1982-06-30 1982-06-30 コンクリ−ト材料の接着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11334282A JPS594656A (ja) 1982-06-30 1982-06-30 コンクリ−ト材料の接着方法

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Publication Number Publication Date
JPS594656A JPS594656A (ja) 1984-01-11
JPS6245942B2 true JPS6245942B2 (ja) 1987-09-29

Family

ID=14609809

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JP11334282A Granted JPS594656A (ja) 1982-06-30 1982-06-30 コンクリ−ト材料の接着方法

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JP (1) JPS594656A (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5420813Y2 (ja) * 1973-10-19 1979-07-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS594656A (ja) 1984-01-11

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