JPS6245537A - 医用樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents
医用樹脂組成物及びその製造方法Info
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- JPS6245537A JPS6245537A JP60186318A JP18631885A JPS6245537A JP S6245537 A JPS6245537 A JP S6245537A JP 60186318 A JP60186318 A JP 60186318A JP 18631885 A JP18631885 A JP 18631885A JP S6245537 A JPS6245537 A JP S6245537A
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- drug
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- powder
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
イ)技術分野
本発明は長期に渡って薬剤の徐放性を維j1νする医用
樹脂組成物及びその製造方法に関するものである。
樹脂組成物及びその製造方法に関するものである。
口)従来の問題点
近年薬剤と樹脂を組み合わせて樹脂に薬効を付!ゴする
方法がとられている。例えば特開昭59−65009で
は血管拡張剤を樹脂にlぺ加混練すして血管拡張剤を徐
放化させる方法が示されている。しかしこの方法では弔
純に血管拡張剤を樹脂に添加分散させるだけのため、薬
剤の徐放速度を制御するのが困難であり、徐放性を保持
出来る期間が比較的短期間に限定されるという欠点があ
る。又特公昭5[1−42603では高分子内にカチオ
ン基を導入し、アニオン性の抗凝血剤とイオン結合を形
成させて長期に渡って抗凝血剤の徐放性を付与する方法
が示されている。この方法により得られた組成物の徐放
性は良好であるが、高分子内にカチオン基を導入する工
程及び、抗凝血剤とのイオン結合を形成させる工程が煩
雑であり島価なものとなる。
方法がとられている。例えば特開昭59−65009で
は血管拡張剤を樹脂にlぺ加混練すして血管拡張剤を徐
放化させる方法が示されている。しかしこの方法では弔
純に血管拡張剤を樹脂に添加分散させるだけのため、薬
剤の徐放速度を制御するのが困難であり、徐放性を保持
出来る期間が比較的短期間に限定されるという欠点があ
る。又特公昭5[1−42603では高分子内にカチオ
ン基を導入し、アニオン性の抗凝血剤とイオン結合を形
成させて長期に渡って抗凝血剤の徐放性を付与する方法
が示されている。この方法により得られた組成物の徐放
性は良好であるが、高分子内にカチオン基を導入する工
程及び、抗凝血剤とのイオン結合を形成させる工程が煩
雑であり島価なものとなる。
本発明者らは特開昭[1O−765[i2において、抗
θ血ことにより比較的単純な工程で抗凝血剤を徐放化せ
しめることを開示した。しかしこの方法では担体粉末の
表面居にしか抗凝血剤溶液が投首されないン)、組成物
内に含有される抗凝血剤溶液mは比較的少量に制約され
、多f4に抗凝血剤溶液を添加すると1組成物内で液滴
のマクロドメインが形成され、得られた組成物は、初期
において抗凝血剤溶液の過剰溶出が起こるという問題が
あった。
θ血ことにより比較的単純な工程で抗凝血剤を徐放化せ
しめることを開示した。しかしこの方法では担体粉末の
表面居にしか抗凝血剤溶液が投首されないン)、組成物
内に含有される抗凝血剤溶液mは比較的少量に制約され
、多f4に抗凝血剤溶液を添加すると1組成物内で液滴
のマクロドメインが形成され、得られた組成物は、初期
において抗凝血剤溶液の過剰溶出が起こるという問題が
あった。
ハ)発明の構成
本発明者らはかかる欠点を角デ決し、薬剤溶液を従来に
なく多量に樹脂組成物内に含有せしめ、しかも薬剤溶液
の徐放性にすぐれた、χ11成物をl’)る方?1を鋭
き検討した結果本発明に到達したものである。
なく多量に樹脂組成物内に含有せしめ、しかも薬剤溶液
の徐放性にすぐれた、χ11成物をl’)る方?1を鋭
き検討した結果本発明に到達したものである。
即ち、薬剤溶液の担体として多孔質粉末を用い、該多孔
質粉末の細孔内に薬剤溶液をあらかしめ含有させたもの
を樹脂に添加分散させるのである。
質粉末の細孔内に薬剤溶液をあらかしめ含有させたもの
を樹脂に添加分散させるのである。
さらには、細孔内に薬剤溶液をあらかしめ含有させた多
孔質粉末と薬剤溶液とを樹脂に添加分散させ、より多量
の薬剤溶液を樹脂中に均一分散させるのである。
孔質粉末と薬剤溶液とを樹脂に添加分散させ、より多量
の薬剤溶液を樹脂中に均一分散させるのである。
このようにして1gられた医用樹脂組成物は通常の成形
加工法によって任αの形状に成形することが出来、例え
ば体内埋入用のタブレノ)や輸液用のチューブ、弁、膜
として使用することが出来る。
加工法によって任αの形状に成形することが出来、例え
ば体内埋入用のタブレノ)や輸液用のチューブ、弁、膜
として使用することが出来る。
使用においては、多孔質粉末の表面に吸イクされた薬剤
/8液が組成物外へ放出された後は、多孔質細孔内に含
有された薬剤溶液が徐々に放出されるの放 で、従来になく長期に渡って徐;性を維持することが可
能となる。
/8液が組成物外へ放出された後は、多孔質細孔内に含
有された薬剤溶液が徐々に放出されるの放 で、従来になく長期に渡って徐;性を維持することが可
能となる。
本発明に使用される多孔質粉末としては活性炭、ソリ力
ゲル、活性アルミナ、合成ゼオライト等が挙げられるが
、本発明はこれらに限定されるものではなく、粒子表面
に通ずる細孔をイfする粉末であれば、本発明に供する
ことが出来るが、比表面積の大なるものが、吸首能にす
ぐれているために望ましい。
ゲル、活性アルミナ、合成ゼオライト等が挙げられるが
、本発明はこれらに限定されるものではなく、粒子表面
に通ずる細孔をイfする粉末であれば、本発明に供する
ことが出来るが、比表面積の大なるものが、吸首能にす
ぐれているために望ましい。
本発明に使用される母材樹脂は医用高分子材に要求され
る適当な強度、弾性、生体内での耐腐性、生体への安全
性を有し、かつその成形加工温度が薬剤の分M温度以下
のものから選定すればよく、市販のプラスチック、エラ
ストマー、ゴム、注型用樹脂のなかから幅広く選定する
ことが出来る。
る適当な強度、弾性、生体内での耐腐性、生体への安全
性を有し、かつその成形加工温度が薬剤の分M温度以下
のものから選定すればよく、市販のプラスチック、エラ
ストマー、ゴム、注型用樹脂のなかから幅広く選定する
ことが出来る。
又、本発明に使用される薬剤としては、例えば抗凝血剤
であるヘパリン、アルギン酸硫酸エステル、あるいは抗
菌剤であるクロルヘキシジン、あるいは血栓溶解剤であ
るウロキナーゼ、あるいは抗腫瘍剤であるアドリアマイ
シン、あるいはホルモン剤等があげられ、その沸点が母
材樹脂の加工温度よりも詩い適当な溶媒に溶解させて、
本発明に使用する薬剤溶液とすることが出来る。木ブe
IIJIのもう一つの趣旨は、多孔質粉末の細孔内に
15剤溶液を含有せしめる方法にある。
であるヘパリン、アルギン酸硫酸エステル、あるいは抗
菌剤であるクロルヘキシジン、あるいは血栓溶解剤であ
るウロキナーゼ、あるいは抗腫瘍剤であるアドリアマイ
シン、あるいはホルモン剤等があげられ、その沸点が母
材樹脂の加工温度よりも詩い適当な溶媒に溶解させて、
本発明に使用する薬剤溶液とすることが出来る。木ブe
IIJIのもう一つの趣旨は、多孔質粉末の細孔内に
15剤溶液を含有せしめる方法にある。
通常、細孔内に液体を含有させる方法として:i、減圧
下で細孔内に液体を含12させる方法あるいは。
下で細孔内に液体を含12させる方法あるいは。
加圧下で細孔内空気を液体と置換させる方法がある。し
かしこれらの方法では、得られた粉末は液体で則れて、
べとつきがあり、その取扱いには不利な点が多い。本発
明者らは、細孔内に液体を3打した伏態で尚かつ粉体流
動性にすぐれた多孔質粉末を得る方法を種々検討した結
果本発明に到達したものである。
かしこれらの方法では、得られた粉末は液体で則れて、
べとつきがあり、その取扱いには不利な点が多い。本発
明者らは、細孔内に液体を3打した伏態で尚かつ粉体流
動性にすぐれた多孔質粉末を得る方法を種々検討した結
果本発明に到達したものである。
即ち薬剤を溶解する溶媒Aおよび溶媒へと相溶性があり
、かつAよりも低沸点の溶媒Bおよび2−剤とからなる
混合溶液に多孔質粉末を添加混合してスラリーあるいは
り濁液を作成したのち、コ、り圧乾燥によって該混合物
中から溶媒Bを除去するのである。溶媒Bを除去するこ
とにより、スラリーあるいは2g液は固形のケーキ状と
なり、軽く剪断を加えるだけで容易に粉体流動性にすぐ
れた粉末となる。ここで溶媒Aの薬剤に対する溶M性は
最終的に溶媒Bを除去した後の溶解性をいうのであって
、単に溶媒Aと薬剤のみを添加した場合の溶解性をいう
のではない。
、かつAよりも低沸点の溶媒Bおよび2−剤とからなる
混合溶液に多孔質粉末を添加混合してスラリーあるいは
り濁液を作成したのち、コ、り圧乾燥によって該混合物
中から溶媒Bを除去するのである。溶媒Bを除去するこ
とにより、スラリーあるいは2g液は固形のケーキ状と
なり、軽く剪断を加えるだけで容易に粉体流動性にすぐ
れた粉末となる。ここで溶媒Aの薬剤に対する溶M性は
最終的に溶媒Bを除去した後の溶解性をいうのであって
、単に溶媒Aと薬剤のみを添加した場合の溶解性をいう
のではない。
溶媒Bは、溶媒Aと相溶性がありかつAよりも′、V
低)弗点であることが必要である。さらに望ましくは、
混合溶液の粘性を下げて、細孔内への溶液の侵入を容易
とするためにBの粘度はAよりも低い方がよい。溶媒A
および溶媒Bおよび薬剤とからなる混合溶液に多孔質粉
末を添加してスラリーあるいはgB液を作成するには、
通常の混合撹拌機を用いることが出来るが、多孔質粉末
の2次凝集を防いで、均一な分散を得るには、サンドミ
ル等のメノア型分散機を用いることが望ましい。
混合溶液の粘性を下げて、細孔内への溶液の侵入を容易
とするためにBの粘度はAよりも低い方がよい。溶媒A
および溶媒Bおよび薬剤とからなる混合溶液に多孔質粉
末を添加してスラリーあるいはgB液を作成するには、
通常の混合撹拌機を用いることが出来るが、多孔質粉末
の2次凝集を防いで、均一な分散を得るには、サンドミ
ル等のメノア型分散機を用いることが望ましい。
以下に実施例をあげて本発明の詳細な説明する。
実施例(+)
抗凝血剤であるヘパリンナトリウム塩の粉末及び水(沸
点+00°C)及びグリセリン(沸点290°C)を各
々lOg 1500g140gを混合し、均一な混合溶
液を作成した。該混合溶液にシリカゲル(平均粒径3ミ
クロン、細孔容積1.ficc/g)を25g添加分散
させて懸fA液を得た。該懸濁液を30mm)Igs
80°Cで8時間減圧乾燥を行ない水分を除去し、ケー
キ状の固形物を得た。このものを乳鉢で軽く摩砕して、
べとつきのないわ)休演動性の良好な微粉末を得た。こ
の粉末の組成を熱天秤で測定した結果SOO°Cでの固
形物残塁は、33重量%となり、所定量の薬剤溶液を合
作していることが確認出来た。
点+00°C)及びグリセリン(沸点290°C)を各
々lOg 1500g140gを混合し、均一な混合溶
液を作成した。該混合溶液にシリカゲル(平均粒径3ミ
クロン、細孔容積1.ficc/g)を25g添加分散
させて懸fA液を得た。該懸濁液を30mm)Igs
80°Cで8時間減圧乾燥を行ない水分を除去し、ケー
キ状の固形物を得た。このものを乳鉢で軽く摩砕して、
べとつきのないわ)休演動性の良好な微粉末を得た。こ
の粉末の組成を熱天秤で測定した結果SOO°Cでの固
形物残塁は、33重量%となり、所定量の薬剤溶液を合
作していることが確認出来た。
実施例■
実施例(1)で得られた粉末が、20重量%となるよう
に、エチレン、α−オレフィン共重合体樹脂に添加混合
し、スクリュ一式混練機を用いてl OO’Cにて溶融
混練りを行ない、内径3 mm、外径411mのチュー
ブを押出した。
に、エチレン、α−オレフィン共重合体樹脂に添加混合
し、スクリュ一式混練機を用いてl OO’Cにて溶融
混練りを行ない、内径3 mm、外径411mのチュー
ブを押出した。
得られたチューブを長さ30cmに切断し、チューブ内
に毎分5ccの生理食塩水を循環させて、生理食塩水中
に溶出するヘパリンナトリウム塩量の経時変化をトルイ
ノンブルーとヘパリンナトリウム塩との呈色反応を利用
して測定した。この結果を第1図に示す。
に毎分5ccの生理食塩水を循環させて、生理食塩水中
に溶出するヘパリンナトリウム塩量の経時変化をトルイ
ノンブルーとヘパリンナトリウム塩との呈色反応を利用
して測定した。この結果を第1図に示す。
実施例(3)
実施例(1)で得られた粉末20重量%と、ヘパリンナ
トリウム塩が20重量%濃度のグリセリン溶液10重量
%とをエチレン、α−オレフィン共重合体樹脂に添加混
合し、実施例■と同様にして内径3II111外径4I
111のチューブを押出した。得られたチューブのヘパ
リン溶出量を実施例■と同様にして測定した。その結果
を第1図に示す。
トリウム塩が20重量%濃度のグリセリン溶液10重量
%とをエチレン、α−オレフィン共重合体樹脂に添加混
合し、実施例■と同様にして内径3II111外径4I
111のチューブを押出した。得られたチューブのヘパ
リン溶出量を実施例■と同様にして測定した。その結果
を第1図に示す。
比較例(1)
ヘパリンナトリウム塩が20重量%膿度のグリセリン溶
液を13.3重量%、シリカゲル(平均粒径3ミクロン
、細孔容積1.8cc/g)を6.7重量%となるよう
にエチレン、α−オレフィン共重合体樹脂に添加混合し
、実施例■と同様にしてチューブ押出及び溶出試験を行
なった。その結果を第1図に示す。
液を13.3重量%、シリカゲル(平均粒径3ミクロン
、細孔容積1.8cc/g)を6.7重量%となるよう
にエチレン、α−オレフィン共重合体樹脂に添加混合し
、実施例■と同様にしてチューブ押出及び溶出試験を行
なった。その結果を第1図に示す。
二)発明の効果
第1図にみられるように本発明により、薬剤の初期溶出
過剰がなく長期にわたって薬剤の徐放性を有する医用樹
脂組成物が得られる。
過剰がなく長期にわたって薬剤の徐放性を有する医用樹
脂組成物が得られる。
第1図は、生理食塩水循環時間(丁]かチー)と溶出ヘ
ハ!J 7 m (mg)の関係を示すグラフであり、
工は実施例■、2は実施例(3)、3は比較例(1)に
よって得られたもののデータである。
ハ!J 7 m (mg)の関係を示すグラフであり、
工は実施例■、2は実施例(3)、3は比較例(1)に
よって得られたもののデータである。
Claims (4)
- (1)細孔内に薬剤溶液を含有した多孔質粉末を母材と
なる樹脂に均一分散したことを特徴とする医用樹脂組成
物。 - (2)薬剤溶液とあらかじめ薬剤溶液を細孔内に含有し
た多孔質粉末とを母材となる樹脂に均一分散したことを
特徴とする医用樹脂組成物。 - (3)薬剤を溶解することが出来る溶媒Aおよび溶媒A
と相溶性があり、かつ溶媒Aよりも低沸点の溶媒Bおよ
び薬剤とからなる混合溶液に多孔質粉末を添加混合して
スラリー、あるいは懸濁液を作成したのち、減圧乾燥に
より該混合物中から溶媒Bを除去することにより、薬剤
と溶媒Aとからなる薬剤溶液を多孔質粉末の細孔内に含
有せしめ、該多孔質粉末を母材となる樹脂に均一分散せ
しめることを特徴とする医用樹脂組成物の製造方法。 - (4)薬剤を溶解することが出来る溶媒Aおよび溶媒A
と相溶性がありかつ溶媒Aよりも低沸点の溶媒B、およ
び薬剤とからなる混合溶液に多孔質粉末を添加混合して
スラリーあるいは懸濁液を作成したのち、減圧乾燥によ
り該混合物中から溶媒Bを除去することにより薬剤と溶
媒Aとからなる薬剤溶液を多孔質粉末の細孔内に含有せ
しめ、該多孔質粉末と薬剤溶液を母材となる樹脂に均一
に分散せしめることを特徴とする医用樹脂組成物の製造
方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60186318A JPS6245537A (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 医用樹脂組成物及びその製造方法 |
EP86306577A EP0213918B1 (en) | 1985-08-23 | 1986-08-26 | A process for producing a medical resin composition. |
DE8686306577T DE3675850D1 (de) | 1985-08-23 | 1986-08-26 | Verfahren zur herstellung von medizinischen harzen. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60186318A JPS6245537A (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 医用樹脂組成物及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6245537A true JPS6245537A (ja) | 1987-02-27 |
JPH0262265B2 JPH0262265B2 (ja) | 1990-12-25 |
Family
ID=16186233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60186318A Granted JPS6245537A (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 医用樹脂組成物及びその製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0213918B1 (ja) |
JP (1) | JPS6245537A (ja) |
DE (1) | DE3675850D1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0273700B1 (en) * | 1986-12-25 | 1992-03-04 | Sumitomo Electric Industries Limited | Process for producing a medical vinyl chloride resin material |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5533425A (en) * | 1978-08-30 | 1980-03-08 | Japan Atom Energy Res Inst | Production of gradually releasing preparation |
JPS6076562A (ja) * | 1983-10-03 | 1985-05-01 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 抗血栓性樹脂組成物 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3921636A (en) * | 1973-01-15 | 1975-11-25 | Alza Corp | Novel drug delivery device |
GB1376277A (en) * | 1973-05-09 | 1974-12-04 | Battelle Institut E V | Sustained release medicaments |
JPS5646807A (en) * | 1979-09-27 | 1981-04-28 | Japan Atom Energy Res Inst | Production of composition of complex gradually releasing physiologically active substance |
GB8413191D0 (en) * | 1984-05-23 | 1984-06-27 | Beecham Group Plc | Pharmaceutical composition |
-
1985
- 1985-08-23 JP JP60186318A patent/JPS6245537A/ja active Granted
-
1986
- 1986-08-26 EP EP86306577A patent/EP0213918B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-08-26 DE DE8686306577T patent/DE3675850D1/de not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5533425A (en) * | 1978-08-30 | 1980-03-08 | Japan Atom Energy Res Inst | Production of gradually releasing preparation |
JPS6076562A (ja) * | 1983-10-03 | 1985-05-01 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 抗血栓性樹脂組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0213918A3 (en) | 1988-02-03 |
EP0213918B1 (en) | 1990-11-28 |
EP0213918A2 (en) | 1987-03-11 |
DE3675850D1 (de) | 1991-01-10 |
JPH0262265B2 (ja) | 1990-12-25 |
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