JPS6245399Y2 - - Google Patents

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JPS6245399Y2
JPS6245399Y2 JP10407783U JP10407783U JPS6245399Y2 JP S6245399 Y2 JPS6245399 Y2 JP S6245399Y2 JP 10407783 U JP10407783 U JP 10407783U JP 10407783 U JP10407783 U JP 10407783U JP S6245399 Y2 JPS6245399 Y2 JP S6245399Y2
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JP
Japan
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oil
hydraulic
hydraulic oil
box body
air breather
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JP10407783U
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JPS6021143U (ja
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 この考案は主として電力用しや断器に用いられ
る油圧操作器の油タンクに関する。
〔従来技術とその問題点〕
電力用しや断器の油圧操作器の構成としてはた
とえば第1図その閉路状態を、第2図にその開路
状態を示すものが知られている。図においてしや
断器のしや断室1にはその可動接触子1aに絶縁
ロツド2を介して油圧シリンダ3に結合され、可
動接触子1aは固定接触子1bと接離可能になつ
ている。油圧シリンダ3は差圧動作形でピストン
3aとこのピストン3aと絶縁ロツドとを連結す
るピストンロツド3bとを備え、油圧シリンダ3
にはピストン3aを挟んで両側に圧油供給の切換
弁組体4と、ピストン3aのロツド3b側に常時
圧油と供給するとともに後述のアキユムレータ5
に圧油を蓄積するポンプユニツト6とが接続され
ている。アキユムレータ5は作動油が非圧縮性で
あることから、これに一定圧力範囲の圧力を付与
するために圧縮性のあるガスが利用され、たとえ
ばN2ガスが封入されている。切換弁組体4は図
示されていないが主弁、増幅弁、ポンピング防止
弁、操作弁などのマニホルドブロツク構成で相互
間の油圧配管が省かれ、操作弁は投入用と引はず
し用とからなり、それぞれは投入用電磁石4aと
引はずし用電磁石4bとにより操作されるように
なつている。ポンプユニツト6は作動油7を蓄え
る油タンク8と、作動油7を加圧する電動油圧ポ
ンプ9と、その他に図示されていないが作動油7
のフイルタや圧力監視器具類などを備えている。
そしてこの種の油圧操作器に用いられた従来の
油タンク8はたとえば第3図に詳しく示すように
構成され、それは上方が開口され方形状の箱体部
分10および箱体部分10の開口部周縁に一体化
されたフランジ11よりなる箱体12と、箱体1
2の開口部を閉塞するフランジ11にボルト13
により締結されるエアブリーザ14を備えた蓋体
15とを主構成要素として備えている。そして箱
体部分10には作動油7の油面下になる位置に、
切換弁組体4に連結される排出用配管10aと、
電動油圧ポンプ8に連結される流出用配管10b
とがそれぞれ設けられている。エアブリーザ14
は蓋体15をを貫通し溶接などにより一体化さ
れ、金網により作られた有底円筒状の防じん篭1
4aと、防じん篭14aの上方開口部を覆う防じ
ん篭14aより大径で周縁に下方に向く縁枠が一
体化された蓋14bとを備え、防じん篭14aは
その底部が作動油7中につからないようになつて
いる。
次に動作は、しや断室1の閉成状態ではピスト
ン3aにはその両面に油圧が作用し、すなをちこ
の状態ではピストン3aの面積がピストンロツド
3b側が反ピストンロツド側より小さいことによ
り閉成状態が保たれ、この状態からの引はずし動
作は引はずし用電磁石4bに連結された操作弁す
なわち引はずし用電磁弁が励磁されると切換弁組
体4内の主弁が動作して油圧シリンダ3の反ロツ
ド3b側の圧油7aが油タンク8内に排出され、
この部分の油圧が低下してロツド3b側の圧油に
よりピストン3aが移動し、可動接触子1aが固
定接触子1bより開離して電流をしや断する。開
離状態よりの投入は投入用電磁石4aの励磁にと
もなう当該操作弁の動作により主弁が動作し、ア
キユムレータ5内に蓄えられていた圧油7aがピ
ストン3aの反ロツド3b側に導かれ、ピストン
3aが移動して可動接触子1aが固定接触子1b
と閉成し投入状態になる。
この動作においていま前述の引はずし動作過程
で油圧シリンダ3の反ロツド3b側の圧油7aが
油タンク8内に排出されたとすると油タンク8内
の空間8aの容積が縮小され、空間8a内にあつ
た空気が圧縮されてエアブリーザ14の防じん篭
14aを通り大気に放出される。一般に圧油7a
油タンク8内への排出速度は5〜8m/S程度で
あり、またこれにより油タンク8内の空気の圧力
上昇は大約0.1Kgf/cm2程度である。こように圧
油7a排出速度が早いことと、30ms程度の内1
〜2l(33〜66l/sec)と大量の作動油を排出する
ために油タンク8内の作動油7の油面は波立ち防
じん篭14aに作動油7がかかり、その後に圧縮
された空間8a内の空気が防じん篭14aを通し
て外部に出ていくことになる。そしてそのとき防
じん篭14aに付着した作動油7は一緒に外部に
吹き出され、これが繰返されると操作器として必
要な作動油7の油量が減るとともに、油タンク8
の外側周辺に作動油7が飛散し汚すばかりでな
く、火災などを惹起す一つの原因となる保安上の
欠点があつた。
なおエアブリーザ14は作動油の補給用として
可能なように構成されており、注油時に外側から
異物が入らないように防じん篭14aは必要であ
り、また油タンク8の空間8aを大きくして作動
油7がかからないようにすればよいが、油タンク
8を大きくすることは油圧操作器全体を収納する
箱体を大きくすることにより、小形であることを
大きな特徴とする油圧操作器としては得策でない
ばかりか経済的にも好ましいことではない。
〔考案の目的〕
この考案は上述した従来の欠点を除去し容積を
大きくすることなく動作時にエアブリーザより作
動油の噴出のない油圧操作器の油タンクを提供す
ることを目的とする。
〔考案の要点〕
この考案は上述の目的を達成するために、循環
系を形成し動作時に油面が上下する作動油の排出
口および流出口のそれぞれが常時油面下になるよ
うに設けられ上方が開口された箱体と、該箱体の
前記開口部を閉塞するとともに貫通する防じ構造
のエアブリーザが設けられた蓋体とを備えたもの
において、前記エアブリーザに先端が前記作動油
中に埋没する円筒状で内壁の途中に防じん網が張
られた筒部分と、該筒部分の油面下の側壁に穿設
され油面と平行に貫通する前記作動油の流出入孔
と、前記筒部分の内側で前記蓋体の内壁との結合
部に設けられ油面に対向して開口するとともに前
記箱体内の空間に連通する通気孔とを備えようと
するものである。
〔実施例〕
第4図および第5図はこの考案の一実施例を示
すもので、前記第3図の従来形と同一部には同一
符号を付すことで説明の重複を避け異なるところ
につき説明する。この実施例の相異点は蓋体15
に一体化されたエアブリーザ20が、通常の金属
管による有底で常時底部分が作動油7中に埋没す
るとともに内壁の途中に防じん網21が張られた
筒部分22の作動油7中埋没した部分に穿設され
液面と平行に内側に貫通する小径の作動油7の流
出入孔23と、筒部分22の開口部である蓋体1
5の内壁への取付部に設けられ、筒部分22内で
油面に対向して開口するとともに筒部分22外で
空間8aに連通する通気孔24とを備えた構成に
なつていることである。
この構成において、前述の従来形同様にたとえ
ば引はずし動作が行なわれ、第1図における油圧
シリンダ3の反ロツド3b側の圧油7aが油タン
ク8内に排出されたとすると、作動油7の油面は
波立ちながら急上昇する。しかしながらエアブリ
ーザ20の筒部分22内の油面は流出入口23の
大きさ如何によりエアブリーザ20外の油面の上
昇よりはゆるやかにすることが可能である。した
がつて流出入口23は日常の作動油7の注入に支
障をきたさない大きさ(直径10mm程)にするがよ
く、また流出入口23は複数個を軸対称に設ける
ことにより流入時相互干渉をおこさせ筒部分22
内の波立ちを押えることができる。一方この時圧
縮された空間8a内の空気は通気孔24を通り、
エアブリーザ20の開口部20aより外部に放出
される。そして通気孔24が油面に対向して開口
されているので、万一油面がこの開口部まで上昇
したとしても外方へ作動油7を吹出すことはな
い。
その結果エアブリーザ20を作動油7の噴出を
考慮して設置する必要はなく、排出油量に見合つ
た必要空間で、排出油により圧縮された空気によ
る機能低下や、圧縮圧力による機械的強度を考慮
に入れた必要最小限の空間にすることが可能とな
り、油タンク8の大きさを小さくすることができ
るとともに、油タンク8の大きさによつてきめら
れる周辺の構造物たとえば油タンク8の設置され
る操作器箱すなわち占有空間も小さくできる。
〔考案の効果〕
この考案によればエアブリーザの先端部を油面
下に埋没させるとともに油面下に油面と平行な油
出入口を設け、かつ上方開口側に油面に対向して
開口しタンク内空間に連通する通気孔を設けるこ
とにより、小形軽量にして作動油の吹きこぼれの
ない油圧操作器の油タンクが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は電力用しや断器に使用さ
れる標準的な油圧操作器の構成図で、第1図はそ
の閉路状態を示す図、第2図はその開路状態を示
す図、第3図は従来の油圧操作器の油タンクの一
例を示す縦断面図、第4図および第5図はこの考
案による油圧操作器の油タンクの一実施例を示す
図で、第4図はその縦断面図、第5図は第4図要
部拡大図である。 7……作動油、8……油タンク、8a……空
間、10……箱体、10a……排出用配管、10
b……流出用配管、15……蓋体、20……エア
ブリーザ、21……防じん網、22……筒部分、
23……流出入孔、24……通気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 循環系を形成し動作時に油面が上下する作動油
    の排出口および流出口のそれぞれが常時油面下に
    なるように設けられ上方が開口された箱体と、該
    箱体の前記開口部を閉塞するとともに貫通する防
    じん構造のエアブリーザが設けられた蓋体とを備
    えたものにおいて、前記エアブリーザに先端が前
    記作動油中に埋没する有底円筒状で内壁の途中に
    防じん網が張られた筒部分と、該筒部分の油面下
    の側壁に穿設され油面と平行に貫通する前記作動
    油の流出入孔と、前記筒部分の内側で前記蓋体の
    内壁との結合部に設けられ油面に対向して開口す
    るとともに前記箱体内の空間に連通する通気孔と
    を備えたことを特徴とする油圧操作器の油タン
    ク。
JP10407783U 1983-07-05 1983-07-05 油圧操作器の油タンク Granted JPS6021143U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10407783U JPS6021143U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 油圧操作器の油タンク

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JP10407783U JPS6021143U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 油圧操作器の油タンク

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Publication Number Publication Date
JPS6021143U JPS6021143U (ja) 1985-02-14
JPS6245399Y2 true JPS6245399Y2 (ja) 1987-12-04

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