JPS6245369B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6245369B2 JPS6245369B2 JP57127626A JP12762682A JPS6245369B2 JP S6245369 B2 JPS6245369 B2 JP S6245369B2 JP 57127626 A JP57127626 A JP 57127626A JP 12762682 A JP12762682 A JP 12762682A JP S6245369 B2 JPS6245369 B2 JP S6245369B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trench
- concrete
- joint
- wall
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 24
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 16
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D5/00—Bulkheads, piles, or other structural elements specially adapted to foundation engineering
- E02D5/18—Bulkheads or similar walls made solely of concrete in situ
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Paleontology (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は地中に連続したコンクリート壁を構築
する際の継手部の施工法の改良に関するものであ
る。
する際の継手部の施工法の改良に関するものであ
る。
地中に連続したコンクリート壁を構築する場
合、施工条件あるいは地盤条件等の制約からコン
クリート壁全体を一括構築することは極めて困難
なものであり、通常所定の長さの単位壁を順次結
合しながら構築してゆくことで連続地中壁を完成
させるのが一般的である。従つて、この単位壁の
間には継手部が生じ、この継手部には構造的に充
分な強度が要求されるものである。
合、施工条件あるいは地盤条件等の制約からコン
クリート壁全体を一括構築することは極めて困難
なものであり、通常所定の長さの単位壁を順次結
合しながら構築してゆくことで連続地中壁を完成
させるのが一般的である。従つて、この単位壁の
間には継手部が生じ、この継手部には構造的に充
分な強度が要求されるものである。
従来、この様な連続地中壁の継手部の施工法と
しては次のようなものが一般的であつた。第1図
はその施工法を説明するための平面図で1はガイ
ドウオール2に沿つて所定の長さ掘削されたトレ
ンチであつて、通常、壁面が崩れ落ちるのを防ぐ
ため、ベントナイト等の泥水を注入しながら掘進
んでゆく。所望のトレンチ1が掘り終ると、その
端部にインターロツキングパイプ3が打込まれ
る。次にこのインターロツキングパイプ3に沿わ
せて承圧ブロツク4が建込まれ、この承圧ブロツ
ク4に沿わせて継手柱体5が建込まれる。同図に
於て51はこの継手柱体5に取付けられた接合用
横鉄筋であり、52はコンクリートの流れ出しを
防止するシートである。次にこのトレンチ1内に
鉄筋篭6をセツトしてトレミエ法等によつてコン
クリートを打設する。打設されたコンクリートが
固まると承圧ブロツク4およびインターロツキン
グパイプ3を抜き取り、新たに1単位分のトレン
チ1を掘り進み以後同様の工程を繰返す。ここで
承圧ブロツク4に代えて砕石を詰込む場合もあ
る。
しては次のようなものが一般的であつた。第1図
はその施工法を説明するための平面図で1はガイ
ドウオール2に沿つて所定の長さ掘削されたトレ
ンチであつて、通常、壁面が崩れ落ちるのを防ぐ
ため、ベントナイト等の泥水を注入しながら掘進
んでゆく。所望のトレンチ1が掘り終ると、その
端部にインターロツキングパイプ3が打込まれ
る。次にこのインターロツキングパイプ3に沿わ
せて承圧ブロツク4が建込まれ、この承圧ブロツ
ク4に沿わせて継手柱体5が建込まれる。同図に
於て51はこの継手柱体5に取付けられた接合用
横鉄筋であり、52はコンクリートの流れ出しを
防止するシートである。次にこのトレンチ1内に
鉄筋篭6をセツトしてトレミエ法等によつてコン
クリートを打設する。打設されたコンクリートが
固まると承圧ブロツク4およびインターロツキン
グパイプ3を抜き取り、新たに1単位分のトレン
チ1を掘り進み以後同様の工程を繰返す。ここで
承圧ブロツク4に代えて砕石を詰込む場合もあ
る。
この様な従来の連続地中壁の継手部施工法に於
ては、コンクリートを打設した際にその側圧で継
手柱体5が傾斜するのを防止するため、インター
ロツキングパイプ3およびこれに支承された承圧
ブロツク4あるいは砕石等が必要となり、後にこ
れらを除去するための作業が不可欠なものとな
る。また、この承圧ブロツク4あるいは砕石等に
よつて継手柱体5の接合用横鉄筋51の配筋が制
約を受け、所望のラツプ長をとるためには承圧ブ
ロツク4による押え部あるいは砕石の投入部分を
長くする必要があるが、それにもおのずと限度が
あり、接合用横鉄筋51の良好な配筋を妨げるば
かりか、継手柱体5がコツタ筋を有する場合、承
圧ブロツク4の形状がいきおい複雑なものとな
る。さらに、打設されたコンクリートが承圧ブロ
ツク側へ流れ出るのをシート52で防止している
が完全な防止は困難なものであつた。
ては、コンクリートを打設した際にその側圧で継
手柱体5が傾斜するのを防止するため、インター
ロツキングパイプ3およびこれに支承された承圧
ブロツク4あるいは砕石等が必要となり、後にこ
れらを除去するための作業が不可欠なものとな
る。また、この承圧ブロツク4あるいは砕石等に
よつて継手柱体5の接合用横鉄筋51の配筋が制
約を受け、所望のラツプ長をとるためには承圧ブ
ロツク4による押え部あるいは砕石の投入部分を
長くする必要があるが、それにもおのずと限度が
あり、接合用横鉄筋51の良好な配筋を妨げるば
かりか、継手柱体5がコツタ筋を有する場合、承
圧ブロツク4の形状がいきおい複雑なものとな
る。さらに、打設されたコンクリートが承圧ブロ
ツク側へ流れ出るのをシート52で防止している
が完全な防止は困難なものであつた。
本発明はこの様な種々の欠点を除去し、インタ
ーロツキングパイプ等の補助的な部材をほとんど
必要とせず、工程も簡単で、接合用横鉄筋、コツ
タ筋等の配筋も制約を受けず、コンクリートの流
れ出しを確実に防止できる連続地中壁の継手部施
行法を提供するものであつて、その要旨は、1区
間分のトレンチを安定液を注入しながら掘削して
その中にコンクリートを打設し、これを繰り返す
ことによつて地中に連続したコンクリート壁を構
築する際の連続地中壁の継手部施工法に於いて、
ガイドウオールを築造して所定の長さのトレンチ
を掘り、建込みガイドを前記トレンチの端部に設
け、2枚の鋼矢板をその凹部が外側を向く様に間
隔をあけて平行配置しその略中央部分に仕切鋼板
を溶接して略H字状に形成した継手鋼材と前記凹
部から若干膨出する様に予め打設したスペースコ
ンクリートと接合用横鉄筋とコツタ筋とを有し前
記トレンチの幅より若干厚い継手柱体を、前記建
込みガイドに沿わせて前記トレンチの側壁面にく
いくい込む様に建込み、該継手柱体の先端部を前
記トレンチの底に打込み、該トレンチ内に鉄筋篭
をセツトしてコンクリートの打設を行うことを特
徴とする連続地中壁の継手部施工法に存するもの
である。以下図面に示す実施例に従つて詳細に説
明する。
ーロツキングパイプ等の補助的な部材をほとんど
必要とせず、工程も簡単で、接合用横鉄筋、コツ
タ筋等の配筋も制約を受けず、コンクリートの流
れ出しを確実に防止できる連続地中壁の継手部施
行法を提供するものであつて、その要旨は、1区
間分のトレンチを安定液を注入しながら掘削して
その中にコンクリートを打設し、これを繰り返す
ことによつて地中に連続したコンクリート壁を構
築する際の連続地中壁の継手部施工法に於いて、
ガイドウオールを築造して所定の長さのトレンチ
を掘り、建込みガイドを前記トレンチの端部に設
け、2枚の鋼矢板をその凹部が外側を向く様に間
隔をあけて平行配置しその略中央部分に仕切鋼板
を溶接して略H字状に形成した継手鋼材と前記凹
部から若干膨出する様に予め打設したスペースコ
ンクリートと接合用横鉄筋とコツタ筋とを有し前
記トレンチの幅より若干厚い継手柱体を、前記建
込みガイドに沿わせて前記トレンチの側壁面にく
いくい込む様に建込み、該継手柱体の先端部を前
記トレンチの底に打込み、該トレンチ内に鉄筋篭
をセツトしてコンクリートの打設を行うことを特
徴とする連続地中壁の継手部施工法に存するもの
である。以下図面に示す実施例に従つて詳細に説
明する。
第2図はその工程を説明するための部分平面
図、第3図はその側断面図である。先ず最初にガ
イドウオール2が築造される。このガイドウオー
ル2は第2図イおよび第3図イに示されるように
所定の間隔Dで対向配置されたL字状のコンクリ
ートブロツクでその角部にはL形鋼21がアンカ
ーで固定されて埋込まれている。次にこのガイド
ウオール2に沿つてその間を所定の長さ、所定の
深さで前記ガイドウオール2の間隔Dより若干狭
い幅dのトレンチ1を掘削する。次にガイドウオ
ール2に埋込まれたL形鋼21のトレンチ1の端
部近傍の所定の位置にトレンチの端部へ若干突出
する状態にて前記L形鋼の上面に建込みガイド7
を溶接し立設する。第2図ロおよび第3図ロはこ
の状態を示している。ここでトレンチ1の掘削は
トレンチ1の側壁面が崩れるのを防止するため、
ベントナイト泥水等の比重の大きい安定液を満し
ながら行うものであり、第3図ロに8でその液面
を示している。
図、第3図はその側断面図である。先ず最初にガ
イドウオール2が築造される。このガイドウオー
ル2は第2図イおよび第3図イに示されるように
所定の間隔Dで対向配置されたL字状のコンクリ
ートブロツクでその角部にはL形鋼21がアンカ
ーで固定されて埋込まれている。次にこのガイド
ウオール2に沿つてその間を所定の長さ、所定の
深さで前記ガイドウオール2の間隔Dより若干狭
い幅dのトレンチ1を掘削する。次にガイドウオ
ール2に埋込まれたL形鋼21のトレンチ1の端
部近傍の所定の位置にトレンチの端部へ若干突出
する状態にて前記L形鋼の上面に建込みガイド7
を溶接し立設する。第2図ロおよび第3図ロはこ
の状態を示している。ここでトレンチ1の掘削は
トレンチ1の側壁面が崩れるのを防止するため、
ベントナイト泥水等の比重の大きい安定液を満し
ながら行うものであり、第3図ロに8でその液面
を示している。
継手柱体5はこの様にして掘られたトレンチ1
内に前記建込ガイド7に沿わせてバイブロハンマ
ー等を用いて建込まれる。第2図ハおよび第3図
ハにその過程を示す。ここで、本実施例で用いて
いる継手柱体5の構造は、第2図ハからも明らか
なように、2枚の鋼矢板53を凹部が外側を向く
様に所定の間隔で対向配置し、その略中央部分に
仕切鋼板54を溶接して2枚の鋼矢板53を連結
し、略H字状に形成した継手鋼材を主体に構成さ
れている。この様に形成された継手鋼材の2矢の
鋼矢板53の凹部には、夫々その凹部より膨出す
るようにスペースコンクリート55が予め打込ま
れている。この一方のスペースコンクリート55
の表面から他方のスペースコンクリート55の表
面までの距離、即ち、継手柱体5の厚さは前記ト
レンチ1の幅dより若干厚く設定されている。
内に前記建込ガイド7に沿わせてバイブロハンマ
ー等を用いて建込まれる。第2図ハおよび第3図
ハにその過程を示す。ここで、本実施例で用いて
いる継手柱体5の構造は、第2図ハからも明らか
なように、2枚の鋼矢板53を凹部が外側を向く
様に所定の間隔で対向配置し、その略中央部分に
仕切鋼板54を溶接して2枚の鋼矢板53を連結
し、略H字状に形成した継手鋼材を主体に構成さ
れている。この様に形成された継手鋼材の2矢の
鋼矢板53の凹部には、夫々その凹部より膨出す
るようにスペースコンクリート55が予め打込ま
れている。この一方のスペースコンクリート55
の表面から他方のスペースコンクリート55の表
面までの距離、即ち、継手柱体5の厚さは前記ト
レンチ1の幅dより若干厚く設定されている。
従つて、この継手柱体5の建込みに際しては、
前記両スペースコンクリート55がトレンチ1の
側壁を数センチ程度削り落しながら建込まれる。
さらにこの継手柱体5はその先端がトレンチ1の
底面に達してからもバイブロハンマー等で打込ま
れ、先端が20〜30cmほど地中に埋込まれる。第3
図ニはこの状態を示している。この様に継手柱体
5は建込が終つた時点で先端がトレンチ1の底面
に打込まれ、両側のスペースコンクリート55が
トレンチ1の側壁にしつかりとくい込んだ状態と
なる。第4図はこの様にして建込まれた継手柱体
5の状態の詳細を示す切欠斜視図であるこの継手
柱体5には、図示の如く、要所に接続用横鉄筋5
1さらにはコツタ筋56等が溶接されており、ま
た、建込ガイド7は例えば鋼矢板を縦に切断した
ものを所定間隔でガイドウオール2のL形鋼21
に垂直に溶接したものである。
前記両スペースコンクリート55がトレンチ1の
側壁を数センチ程度削り落しながら建込まれる。
さらにこの継手柱体5はその先端がトレンチ1の
底面に達してからもバイブロハンマー等で打込ま
れ、先端が20〜30cmほど地中に埋込まれる。第3
図ニはこの状態を示している。この様に継手柱体
5は建込が終つた時点で先端がトレンチ1の底面
に打込まれ、両側のスペースコンクリート55が
トレンチ1の側壁にしつかりとくい込んだ状態と
なる。第4図はこの様にして建込まれた継手柱体
5の状態の詳細を示す切欠斜視図であるこの継手
柱体5には、図示の如く、要所に接続用横鉄筋5
1さらにはコツタ筋56等が溶接されており、ま
た、建込ガイド7は例えば鋼矢板を縦に切断した
ものを所定間隔でガイドウオール2のL形鋼21
に垂直に溶接したものである。
次にこの様にして継手柱体5が建て込まれたト
レンチ1には鉄筋篭6を挿入し、その端部を接続
用横鉄筋51等に接続してセツトする。次に要所
にトレミー管9を挿入してコンクリートを打込
む。第5図はこれを説明するために縦断面図であ
る。同図に於て、91は先打のコンクリート、9
2は現在打込作業が進行中のコンクリートであつ
て、トレミー管9を徐々に引上げながらコンクリ
ート92の打込みが行なわれる。この様にしてコ
ンクリート91の打込み作業が終了すると、次い
で所定の長さのトレンチ1が掘削されて前述と同
様の工程を経て地中のコンクリート壁が延長さ
れ、その継手部は継手柱体によつて強固に連結さ
れる。この工法を繰返すことによつて地中に所望
の連続したコンクリート壁を構築するものであ
る。
レンチ1には鉄筋篭6を挿入し、その端部を接続
用横鉄筋51等に接続してセツトする。次に要所
にトレミー管9を挿入してコンクリートを打込
む。第5図はこれを説明するために縦断面図であ
る。同図に於て、91は先打のコンクリート、9
2は現在打込作業が進行中のコンクリートであつ
て、トレミー管9を徐々に引上げながらコンクリ
ート92の打込みが行なわれる。この様にしてコ
ンクリート91の打込み作業が終了すると、次い
で所定の長さのトレンチ1が掘削されて前述と同
様の工程を経て地中のコンクリート壁が延長さ
れ、その継手部は継手柱体によつて強固に連結さ
れる。この工法を繰返すことによつて地中に所望
の連続したコンクリート壁を構築するものであ
る。
以上詳細に説明した如く、本発明の連続地中壁
の接続部施工法によれば、継手柱体のスペースコ
ンクリートがトレンチの側壁面にくい込むため、
トレンチ側壁と継手柱体とのフリクシヨンが増大
し、また継手柱体の先端がトレンチ底部に打込ま
れているため、継手柱体下端が固定され、従つて
打込まれたコンクリートの側圧を特にインターロ
ツキングパイプ、承圧ブロツクあるいは砕石等を
用いなくとも充分支承することができるばかり
か、継手柱体がトレンチの側壁および底部にくい
込んだ状態となるため、コンクリート漏出防止の
ために従来用いられていたシートも不要となり、
複雑な部材を必要とすることもない。さらに、前
述の如く、インターロツキングパイプ、承圧ブロ
ツク等が不要となるため、これの建込みおよび抜
去などの作業が無くなり、大幅な工数削減がで
き、施工能率を向上できるばかりか、継手柱体の
接続用横鉄筋やコツタ筋の配筋が制約を受けるこ
とはなく、従つて最適な配筋によつて継手部の強
度をより高めることもできる。
の接続部施工法によれば、継手柱体のスペースコ
ンクリートがトレンチの側壁面にくい込むため、
トレンチ側壁と継手柱体とのフリクシヨンが増大
し、また継手柱体の先端がトレンチ底部に打込ま
れているため、継手柱体下端が固定され、従つて
打込まれたコンクリートの側圧を特にインターロ
ツキングパイプ、承圧ブロツクあるいは砕石等を
用いなくとも充分支承することができるばかり
か、継手柱体がトレンチの側壁および底部にくい
込んだ状態となるため、コンクリート漏出防止の
ために従来用いられていたシートも不要となり、
複雑な部材を必要とすることもない。さらに、前
述の如く、インターロツキングパイプ、承圧ブロ
ツク等が不要となるため、これの建込みおよび抜
去などの作業が無くなり、大幅な工数削減がで
き、施工能率を向上できるばかりか、継手柱体の
接続用横鉄筋やコツタ筋の配筋が制約を受けるこ
とはなく、従つて最適な配筋によつて継手部の強
度をより高めることもできる。
以上図面に示す実施例に従つて詳細に説明した
が、本発明はこれにのみ限定されるものでないこ
とはいうまでもない。即ち、継手柱体も2枚の鋼
矢板を仕切鋼板で略H字状に溶接し、鋼矢板凹部
にスペースコンクリートを打込んだもののみに限
られるものではなく、トレンチの幅より若干厚
く、建込みに際してトレンチ側壁を削り取るよう
な外形寸法に仕上げられ、充分な止水効果を有す
るものであれば、前記実施例のものと同等の効果
が期待できる。また第6図に示す様に継手部に本
体構造の柱等が設置される様な場合には、継手柱
体の一方の鋼矢板53′の方向を逆向きとし、こ
れが掘削側壁面11にスペースコンクリート55
が地山側壁面12にくい込む様に建込めば、本体
構造の柱等の鉄筋61の溶接に便宜を計ることも
できる。さらに、建込ガイドも裁断した鋼矢板を
ガイドウオールのL形鋼に溶接したものだけでな
く、例えば、ガイドウオールに彫込まれた継手柱
体の幅に等しい溝であつても、前記実施例のもの
と同等の効果が期待できる。
が、本発明はこれにのみ限定されるものでないこ
とはいうまでもない。即ち、継手柱体も2枚の鋼
矢板を仕切鋼板で略H字状に溶接し、鋼矢板凹部
にスペースコンクリートを打込んだもののみに限
られるものではなく、トレンチの幅より若干厚
く、建込みに際してトレンチ側壁を削り取るよう
な外形寸法に仕上げられ、充分な止水効果を有す
るものであれば、前記実施例のものと同等の効果
が期待できる。また第6図に示す様に継手部に本
体構造の柱等が設置される様な場合には、継手柱
体の一方の鋼矢板53′の方向を逆向きとし、こ
れが掘削側壁面11にスペースコンクリート55
が地山側壁面12にくい込む様に建込めば、本体
構造の柱等の鉄筋61の溶接に便宜を計ることも
できる。さらに、建込ガイドも裁断した鋼矢板を
ガイドウオールのL形鋼に溶接したものだけでな
く、例えば、ガイドウオールに彫込まれた継手柱
体の幅に等しい溝であつても、前記実施例のもの
と同等の効果が期待できる。
第1図は従来の連続地中壁の継手部施工工法を
説明するための図、第2図および第3図は本発明
の一実施例の工程を説明するための部分平面図お
よび側断面図、第4図は建込まれた継手柱体の上
部の詳細を示す斜視図、第5図はコンクリート打
込工程を説明するための縦断面図、第6図は本発
明の他の実施例を示す部分平面図である。 1…トレンチ、2…ガイドウオール、5…継手
柱体、6…鉄筋篭、7…建込ガイド、21…L形
鋼、51…接続用横鉄筋、53…鋼矢板、54…
仕切鋼板、55…スペースコンクリート、56…
コツタ筋、91,92…コンクリート。
説明するための図、第2図および第3図は本発明
の一実施例の工程を説明するための部分平面図お
よび側断面図、第4図は建込まれた継手柱体の上
部の詳細を示す斜視図、第5図はコンクリート打
込工程を説明するための縦断面図、第6図は本発
明の他の実施例を示す部分平面図である。 1…トレンチ、2…ガイドウオール、5…継手
柱体、6…鉄筋篭、7…建込ガイド、21…L形
鋼、51…接続用横鉄筋、53…鋼矢板、54…
仕切鋼板、55…スペースコンクリート、56…
コツタ筋、91,92…コンクリート。
Claims (1)
- 1 1区間分のトレンチを安定液を注入しながら
掘削してその中にコンクリートを打設し、これを
繰り返すことによつて地中に連続したコンクリー
ト壁を構築する際の連続地中壁の継手部施工法に
於いて、ガイドウオールを築造して所定の長さの
トレンチを掘り、建込みガイドを前記トレンチの
端部に設け、2枚の鋼矢板をその凹部が外側を向
く様に間隔をあけて平行配置しその略中央部分に
仕切鋼板を溶接して略H字状に形成した継手鋼材
と前記凹部から若干膨出する様に予め打設したス
ペースコンクリートと接合用横鉄筋とコツタ筋と
を有し前記トレンチの幅より若干厚い継手柱体
を、前記建込みガイドに沿わせて前記トレンチの
側壁面にくい込む様に建込み、該継手柱体の先端
部を前記トレンチの底に打込み、該トレンチ内に
鉄筋篭をセツトしてコンクリートの打設を行うこ
とを特徴とする連続地中壁の継手部施工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12762682A JPS5918815A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 連続地中壁の継手部施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12762682A JPS5918815A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 連続地中壁の継手部施工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5918815A JPS5918815A (ja) | 1984-01-31 |
JPS6245369B2 true JPS6245369B2 (ja) | 1987-09-26 |
Family
ID=14964733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12762682A Granted JPS5918815A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 連続地中壁の継手部施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918815A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61134423A (ja) * | 1984-12-04 | 1986-06-21 | Fujita Corp | プレキヤストコンクリ−ト地中連続壁の鉛直継手施工方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4920913A (ja) * | 1972-06-19 | 1974-02-23 | ||
JPS5085112A (ja) * | 1973-11-29 | 1975-07-09 | ||
JPS5420246A (en) * | 1977-07-12 | 1979-02-15 | Bosch Gmbh Robert | Igniter for internal combustion engine |
-
1982
- 1982-07-23 JP JP12762682A patent/JPS5918815A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4920913A (ja) * | 1972-06-19 | 1974-02-23 | ||
JPS5085112A (ja) * | 1973-11-29 | 1975-07-09 | ||
JPS5420246A (en) * | 1977-07-12 | 1979-02-15 | Bosch Gmbh Robert | Igniter for internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5918815A (ja) | 1984-01-31 |
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