JPS6245332B2 - - Google Patents

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JPS6245332B2
JPS6245332B2 JP15552379A JP15552379A JPS6245332B2 JP S6245332 B2 JPS6245332 B2 JP S6245332B2 JP 15552379 A JP15552379 A JP 15552379A JP 15552379 A JP15552379 A JP 15552379A JP S6245332 B2 JPS6245332 B2 JP S6245332B2
Authority
JP
Japan
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belt
false twisting
pulley
yarn
contact
Prior art date
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Expired
Application number
JP15552379A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5679724A (en
Inventor
Kenji Oze
Katsuhiko Maezawa
Toshimasa Kuroda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、一対の無端ベルトを互いに交差接触
させて形成される摩擦係合面間に糸条を導入通過
せしめるベルト式仮撚装置の改良に関する。 従来、糸に撚りを掛ける手段として、スピンド
ル式、内接摩擦式、外接摩擦式というような手段
があるが、いずれの方式も高速化に伴い、色々な
問題、制限があり、高速加工の可能な摩擦式でさ
え高々1000m/分加工が限界といわれている。 この理由としては内接或いは外接摩擦式におい
ては回転体の内表面或いは外表面に糸条を接触走
行させるだけであるので高速加工になると糸条の
ステイツクスリツプが頻発し、撚掛けの安定性が
著しく低下することが挙げられる。 一方、摩擦仮撚式の他の例として、一対の無端
ベルトを交差接触させ、その接触面間(以下“摩
擦係合面間”と称する)に糸条を導入して仮撚を
付与する方式がある。この方式では上記の内接或
いは外接摩擦式に比べて糸条をベルト間に挾み込
むようにして撚掛を行うので安定な仮擦操作が期
待される。特に加工速度がこれまでの限界とされ
ていた1000m/分を上回り、1500m/分以上就中
2000m/分にも及ぶ時、上記ベルト式仮撚方式は
極めて有望なものといえる。しかるに本発明者等
がこのベルト式について追試した所、1000m/分
程度の加工速度では従来の内接或いは外接摩擦式
を上回る安定な撚掛効果が得られたが、1500m/
分から2000m/分の加工速度になると、かなりの
ステイツクスリツプ現象が観察された。 本発明の目的は上述の如きステイツクスリツプ
現象を排除し、2000m/分にも及ぶ超高速加工下
〓〓〓〓
にあつても毛羽、断糸の懸念なく安定な撚掛効果
を奏するベルト式仮撚方法に適用する仮撚ベルト
を提供することにある。 本発明者等は上記の目的を達成せんとして鋭意
研究し高速下のベルトを観察した結果、摩擦係合
面間において、ベルトがそり反り、糸条はベルト
側端部により接触把持され充分な接圧が得られな
いばかりか糸条の毛羽、断糸までをも誘発してい
ることを究明し本発明に到達した。 かくして、本発明によれば駆動プーリーと従動
プーリーとの間に懸架走行する一対の無端ベルト
を互いに交差接触させて形成される摩擦係合面間
に糸条を導入して仮撚を付与する装置において、
前記駆動及び従動プーリーの夫々の表面をクラウ
ン状とし、該表面と接する側のベルト表面は実質
的に平担であり、他方非接触側(摩擦係合面を形
成する側)のベルト表面は曲率半径10mm〜20mmの
凸状曲面で形成したことを特徴とする仮撚装置が
提供される。 更に、これについて述べると、無端ベルトによ
る高速仮撚において留意すべき事項の一つとして
ベルト自身の走行安定性の確保が挙げられる。こ
の点本発明者等はベルトを懸架するプーリー表面
をクラウン状にすることによつて前記の走行安定
化を図つたものの加工面では逆に撚掛が不安定に
なり、しかも毛羽断糸が頻発するという不利益が
生じた。本発明は糸条がベルト側端部と接する場
合の不都合を改良することにより糸条走行の安定
化及び毛羽、断糸の解消を図つたものである。 以下に添付図面により本発明について詳細す
る。第1図は本発明に係る摩擦仮撚装置の斜視
図、第2図は平ベルト断面図(巾方向)、第3図
は本発明で用いるプーリーの断面図、第4図は第
1図のX−X′線に沿つた摩擦係合面の断面図、
第5図は本発明で用いるベルト断面図(巾方
向)、第6図は本発明によるベルトを使用した場
合の摩擦係合面の断面図(第4図相当図)であ
る。 第1図においてa,bは一対の無端ベルトで
夫々矢印の方向へ走行する。cはa,bの摩擦係
合面、dは糸条である。糸条dは一対の無端ベル
トa及びbの交差する摩擦係合面間cを矢印の方
向に向つて通過する。この時、糸条はベルトa,
bにより加撚され、且つ送り力を与えられつつ仮
撚りが行なわれる。尚、1,2及び3,4は夫々
ベルトa,bを駆動するためのプーリーであり、
5及び6は夫々プーリー2及び4を駆動するモー
ターである。従つてプーリー2,4は駆動プーリ
ー、1,3は従動プーリーの働きをする。 第2図は通常の仮撚ベルト(平ベルト)aの断
面図であり、7,8はゴム、9は補強用のコード
である。ここではゴム層は2層であるが、補強、
耐久性、耐候性等々の意味で多層で構成される場
合もある。ゴムベルトを30m/秒以上にも及ぶ高
速走行させる場合、遠心力が大きくなり、ゴムだ
けでは伸びてしまい、駆動プーリーとの接触が悪
くなる。かかる欠点を克服するために少なくとも
ベルト中心部に補強用のコード又はフイルム又は
帆布もしくはそれらの組合せ(以下補強用コード
と称する)が入れられている。補強用コードはナ
イロン、ポリエステルといつた高強力の繊維又は
フイルムがよく使用されている。尚、9′はベル
ト側端部に露出したコードである。第3図は本発
明で用いる駆動プーリー及び従動プーリーの断面
図である。 この場合、クラウン部の曲率半径は小さ過ぎて
も大き過ぎてもベルトの走行安定性を害するので
通常10mm〜35mmの範囲で適宜選定するのが好まし
い。 所で、第2図のような平ベルトを安定駆動させ
るには、ツバ付プーリーを使用するか、クラウン
付プーリー(第3図)を使用することが考えられ
るが、ベルトの耐久性、走行安定性から見て後者
の方が優れている。 そこで第2図の平ベルトaを夫々第3図のプー
リー1,2及び3,4で懸架走行させた場合、実
際には摩擦係合面cの断面は第4図のようになる
ことが判明したのである。これはクラウン付プー
リーを使用したため、ベルト中央部がそり返るた
めである。その結果、糸条dはベルトa,bの中
央部a′,b′ではうまく把持されず、両側端部a″,
b″で把持されて仮撚りが行なわれる。この場
合、糸条dとベルトa,bとは点接触するため、
糸条把持の安定性が低くなることは容易に理解さ
れる。このことは摩擦係合面cの前後における糸
条の張力T1,T2の変動巾を観測することにより
容易に判定出来る。又ベルトaの側端部には露出
したコード9′があり、これが糸条cをたたき、
〓〓〓〓
傷付け、毛羽、断糸を誘発するのである。 これに対して、第5図は本発明による仮撚ベル
トeであつて、10,11はゴム、12は補強用
コード、12′は側端部に露出した補強用コード
である。ここで、R1はベルト中央部の凸状曲面
部の曲率半径、R2はベルト側端部の曲率半径、
tはベルト中央部におけるベルト厚さ、hはベル
ト中央部と側端部のベルトの高さの差である。こ
のベルトの平担側をプーリーに接して懸架させ仮
撚加工を行なう時の摩擦係合面cの断面は第4図
の場合とは逆に第6図のようになる。駆動用プー
リー1及び2がクラウン付きであるため、ベルト
a,bは少しそり返るが、そのそり返り量よりも
ベルト中央部と側端部のベルトの高さの差hの方
を大きくしておくと、糸条dはベルト端部a″,
b″ではフリーになる代りにベルト中央部a′,b′の
間で把持され摩擦仮撚される。従つて、糸条とベ
ルトとは第4図の点的接触と比較すると、線的接
触効果が奏され、安定な仮撚加工が得られる。
又、側端部とスキマがあるため、側端部に露出し
たコード12′による糸の傷付きの頻度及び損傷
が少なくなり、毛羽断糸が少なくなる。勿論この
ベルト側端部に露出したコード12の存在はマイ
ナスの要因であり、本発明の好ましい例において
はコード12′は露出せず従つて側端部はゴムで
覆われたものが推奨される。 ここで大事なことはクラウン付きプーリーによ
るベルトのそり返り量よりも前記hを大にするこ
とであり、このためにR1を10mm〜20mmに維持す
るものである。R1が10mm未満では第6図に示す
ような線接触による把持効果が奏されず断糸が激
増し、20mmを越えると第4図の如き2点把持状態
になり、糸の走行安定性が悪くなるからである。 更に高速走行時のベルトにとつて振動は避けら
れずこれに応じて糸条もステイツクスリツプし易
い傾向にある。この欠点はクラウン付プーリーに
加えて、ベルトの張り側同志すなわち駆動プーリ
ーに引き込まれるベルト同志を接触させて係合面
を形成することが有用である。これによりベルト
の張力変動は著しく低減する。 以上のように、本発明によればクラウン付プー
リーの使用によつて生じる不利益をベルト形状の
工夫によつて簡単に解決でき、高速下においても
安定な撚掛性を呈する仮撚装置が提供される。 以下、本発明の実施例について詳述する。 (1) 仮撚方式 同時延伸仮撚(IN−DRAW) (2) 使用原糸 ポリエチレンテレフタレート部分
配向糸225de/30fil (3) 延伸倍率 1.5 (4) ベルトの接触状態 張り側同志 (5) 加工速度 1500m/分 (6) テスト結果
【表】 但し毛羽はベルト使用開始後100時間経過後の
測定値である。又ベルト巾はいずれも10mmとし
た。テスト結果から明らかなように、毛羽の観点
から見るとR1の小さな曲率(特に20mm以下)を
有するベルトが良いことが分かる。一方、仮撚加
工の安定性の観点から見ると、R1が小さな曲率
半径(10mm以下)になると糸の把持が不安定にな
り断糸率が上がる傾向を示している。テスト結果
をまとめると、曲面で形成された面を係合面側に
使用することの優位性は明らかであり、且つベル
ト中央部の曲率半径を10〜20mmとなしたベルトの
優位性が明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る摩擦仮撚装置の斜視図、
第2図は平ベルト断面図(巾方向)、第3図は本
発明で用いるプーリーの断面図、第4図は第1図
のX−X′線に沿つた摩擦係合面の断面図、第5
図は本発明で用いるベルト断面図(巾方向)、第
6図は本発明によるベルトを使用した場合の摩擦
係合面の断面図(第4図相当図)である。 a,b……一対の無端ベルト、c……摩擦係合
面、d……糸条、1,3……クラウン付き従動プ
ーリー、2,4……クラウン付き駆動プーリー、
R1……ベルトの曲率半径、7,8……ゴム、9
〓〓〓〓
……補強用コード。 〓〓〓〓

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 駆動プーリーと従動プーリーとの間に懸架走
    行する一対の無端ベルトを互いに交差接触させて
    形成される摩擦係合面間に糸条を導入して仮撚を
    付与する装置において、前記駆動及び従動プーリ
    ーの夫々の表面をクラウン状とし、該表面と接す
    る側のベルト表面は実質的に平担であり、他方非
    接触側(摩擦係合面を形成する側)のベルト表面
    は曲率半径10mm〜20mmの凸状曲面で形成したこと
    を特徴とする仮撚装置。 2 プーリーのクラウン部の曲率半径が10mm〜35
    mmである特許請求の範囲第1項記載の仮撚装置。 3 ベルトの曲面部の曲率半径≦プーリーのクラ
    ウン部の曲率半径である特許請求の範囲第1項記
    載の仮撚装置。 4 無端ベルトの長手方向に沿つて補強用繊維が
    埋没されている特許請求の範囲第1項記載の仮撚
    装置。 5 無端ベルトの側面がゴムで覆われている特許
    請求の範囲第4項記載の仮撚装置。 6 摩擦係合面を形成する一対の無端ベルトは共
    に駆動プーリーによる張り側同志である特許請求
    の範囲第1項または第4項記載の仮撚装置。
JP15552379A 1979-12-03 1979-12-03 False twisting apparatus Granted JPS5679724A (en)

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JPS5679724A JPS5679724A (en) 1981-06-30
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ID=15607920

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0487324U (ja) * 1990-12-12 1992-07-29

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61102433A (ja) * 1984-10-19 1986-05-21 帝人株式会社 麻擦式仮撚加工用ベルト

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JPH0487324U (ja) * 1990-12-12 1992-07-29

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JPS5679724A (en) 1981-06-30

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