JPS6244450Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6244450Y2
JPS6244450Y2 JP4578881U JP4578881U JPS6244450Y2 JP S6244450 Y2 JPS6244450 Y2 JP S6244450Y2 JP 4578881 U JP4578881 U JP 4578881U JP 4578881 U JP4578881 U JP 4578881U JP S6244450 Y2 JPS6244450 Y2 JP S6244450Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
exhaust pipe
mirror
cryopump
mirror body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4578881U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57158163U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4578881U priority Critical patent/JPS6244450Y2/ja
Publication of JPS57158163U publication Critical patent/JPS57158163U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6244450Y2 publication Critical patent/JPS6244450Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子顕微鏡等においてクライオポンプ
を使用した排気系に関する。
透過型電子顕微鏡や走査型電子顕微鏡等におい
て試料の汚染等を少なくするためには、鏡体内を
クリーンバキユーム(オイルフリー)にすること
が必要である。その為には従来一般に使用されて
いる油拡散ポンプに代えて、クライオポンプを使
用することが考えられる。
しかし乍ら斯かるクライオポンプにおいてはピ
ストンを使用した断熱膨脹を行つているため、ピ
ストンの移動による低周波振動が発生し、その振
動が電子顕微鏡鏡体に伝わつて分解能が低下する
虞れがあり、振動に対する十分な対策が必要とな
る。そのためにクライオポンプを床に堅牢に固定
することが考えられる。この方法によれば、クラ
イオポンプを鏡体の直下に設置できる利点がある
が、基礎工事が必要となり、又鏡体の設置場所を
変更するたびに基礎工事を行わねばならず、取扱
いが非常に厄介となり、しかもコストアツプする
欠点を有している。又この欠点を防止するために
クライオポンプを鏡体からかなり離した位置に設
置する方法も考えられが、必然的に長い排気管を
使用しなければならないため、排気抵抗が大きく
なり、排気時間が長くなる欠点を有している。
本考案は斯様な不都合を解決するために、クラ
イオポンプを鏡体に接続された排気管にベローズ
を介して吊り下げるように支持したものである。
この場合、鏡体内を排気(真空)せしめた際背圧
によりクライオポンプが上方に引張られてベロー
ズが圧縮され、実質的にクライオポンプを排気管
に直接固定したことと同じ結果となり、クライオ
ポンプの振動が鏡体に伝達される可能性がある。
そこで本考案の構成は、鏡体と、該鏡体内に通
じる様に該鏡体の一部に接続された排気管と、こ
れら鏡体及び排気管を保持し且つ除振装置を介し
て床上に載置された架台と、前記排気管を介して
前記鏡体内を排気する為のクライオポンプ本体或
いは分子ポンプ本体の如きポンプ本体と、該ポン
プ本体を吊り下げるため排気管との間に設置され
たベローズとを備え、前記ポンプ本体に磁石を周
設し、更に、床上に設置させた磁石で該磁石を空
間を介して包囲し、該各磁石間の反発力が、鏡体
内の背圧により前記ポンプ本体が該鏡体方向に吸
引される力と等しいか或いは該力より大きくなる
様に設定して該ポンプ本体を磁気浮力により保持
させたものである。以下、本考案を図面に示した
一実施例に基づき詳説する。
添付図は本考案の一実施例を示す断面図であ
り、1は走査型電子顕微鏡の鏡体である。該鏡体
内には電子銃室2,集束レンズ部3及び試料室4
が順次配置されており、該鏡体は架台5に取付ら
れている。該架台5は除振装置6を備えた4本の
支柱7a乃至7d(7c及び7dは図示せず)に
よつて床8上に載置されている。9は前記試料室
4の底部に接続された主排気管で、該主排気管に
はケーシング10及びステンレンス製のベローズ
11を介してクライオポンプ本体12が接続され
ている。この場合クライオポンプの本体12の下
端は床8から浮かされている。つまり、クライオ
ポンプ本体はベローズ11を介して主排気管9に
吊り下げるようにして支持されている。
前記クライオポンプ本体12はピストンを収納
し且つヘリウムガスの膨脹室となるシリンダー1
3とこのシリンダーの上方に取付けられた第1,
第2のフイン14,15と前記シリンダー13内
へのヘリウムガスの出し入れを制御するためのモ
ータを含むバルブ制御機構部16とから構成され
ている。その大まかな動作原理は、前記バルブ制
御機構部16を介して図示外のコンプレツサーか
ら圧縮されたヘリウムガスをシリンダー13内に
導入して断熱膨脹させることによりヘリウムガス
の温度を極低温(10゜K程度)まで下げ、その極
低温のヘリウムガスにより第1,第2のフイン1
4,15を冷却してガス分子を該フインに凝縮さ
せ、それにより鏡体1内を高真空に保つものであ
る。又低圧のヘリウムガスはバルブ制御機構部1
6を介してシリンダー13外に排出され、コンプ
レツサーに回収される。
17は前記バルブ制御機構部16の外周に固定
された環状の永久磁石、18は該永久磁石17を
任意な空間を保つて包囲する様に配置された断面
コの字をなした環状の電磁石で、該電磁石18は
支持体19a,19bを介して床8上に載置され
ている。又前記永久磁石17と電磁石18との相
対向する極は図中N,Sの記号で示してある様に
同じである。
斯様になせば永久磁石17と電磁石18とは互
いに反発しあうため、永久磁石17は電磁石18
内で磁気浮上する。その結果この永久磁石17と
一体化されているバルブ制御機構部16は電磁石
18内に非接触状態で保持される。そこで電磁石
18に流す電流を調節して前記反発力を、鏡体1
内を排気せしめた際背圧によりクライオポンプ本
体12が上方に吸引される力と等しく或はそれよ
りも大きくなる様に設定しておけば、クライオポ
ンプ本体が受ける背圧によりベローズ11が圧縮
されるのを防止できるため、ベローズは常に自由
長の状態で使用できる。従つてクライオポンプ本
体の振動はベローズで減衰させることができるの
で、分解能の低下を防止することができる。
尚前述の説明ではバルブ制御機構部に取付ける
磁石は永久磁石を使用したが、電磁石を使用して
もよく、又床に載置する磁石は電磁石を使用した
が、永久磁石を使用してもよい。
更に、ベローズ11をケーシング10とバルブ
制御機構部16との間に設けたが、これに限定さ
れることなくベローズは排気管9とケーシング1
0との間に設けてもよい。この場合にはケーシン
グ10はバルブ制御機構部16と対真空的に一体
化され、又永久磁石17はバルブ制御機構部或は
ケーシング10外壁若しくはバルブ制御機構部と
ケーシングにまたがつて取付けてもよい。
更に、又本考案を走査型電子顕微鏡に実施した
時合について述べたが、透過型電子顕微鏡や電子
線露光装置等にも同様に実施することができる。
更に、又本考案をクライオポンプに実施した場
合について述べたが、分子ボンプをベローズを介
して排気管に吊り下げて支持する場合にも同様に
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の一実施例を示す断面図であ
る。 1……鏡体、4……試料、5……架台、8……
床、9……主排気管、10……ケーシング、11
……ベローズ、12……クライオポンプ本体、1
3……シリンダー、14……第1のフイン、15
……第2のフイン、16……バルブ制御機構部、
17……永久磁石、18……電磁石、19a,1
9b……支持体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鏡体1と、該鏡体1内に通じる様に該鏡体1の
    一部に接続された排気管9と、これら鏡体1及び
    排気管9を保持し且つ除振装置6を介して床8上
    に載置された架台5と、前記排気管9を介して前
    記鏡体1内を排気する為のクライオポンプ本体或
    いは分子ポンプ本体の如きポンプ本体12と、該
    ポンプ本体12を吊り下げるため排気管9との間
    に設置されたベローズ11とを備え、前記ポンプ
    本体12に磁石17を周設し、更に、床8上に設
    置させた磁石18で該磁石17を空間を介して包
    囲し、該各磁石17,18間の反発力が、鏡体1
    内の背圧により前記ポンプ本体12が該鏡体1方
    向に吸引される力と等しいか或いは該力より大き
    くなる様に設定して該ポンプ本体12を磁気浮力
    により保持した電子顕微鏡等における排気系。
JP4578881U 1981-03-31 1981-03-31 Expired JPS6244450Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4578881U JPS6244450Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4578881U JPS6244450Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57158163U JPS57158163U (ja) 1982-10-04
JPS6244450Y2 true JPS6244450Y2 (ja) 1987-11-24

Family

ID=29842664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4578881U Expired JPS6244450Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6244450Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57158163U (ja) 1982-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5046647B2 (ja) ダンパおよび真空ポンプ
US4363217A (en) Vibration damping apparatus
CN100464700C (zh) 高强度磁场开式磁共振成像隔磁系统及方法
JPS595179B2 (ja) 真空機器の防振構造
JP4370924B2 (ja) 真空装置、真空装置の運転方法、露光装置、及び露光装置の運転方法
JPS6244450Y2 (ja)
US4833899A (en) Cryopump with vibration isolation
EP1293682A2 (en) Vacuum pump support
JPS6245419Y2 (ja)
JP2008232029A (ja) ポンプ装置
US3514600A (en) Flexible conduit means for connecting an electron microscope to a vacuum pump
JPWO2009011042A1 (ja) 防振ダンパ
JP6271852B2 (ja) 電子線応用装置の鏡筒部へ真空ポンプを接続する真空ポンプ用接続装置、及び該接続装置の設置方法
US5376799A (en) Turbo-pumped scanning electron microscope
JP2002295581A (ja) ダンパ、及び真空ポンプ
JP2002303294A (ja) 真空ポンプ
JPH08270725A (ja) 反発型磁気ダンパ、反発型磁気アクチュエータ及び反発型磁気防振台
JP2005106166A (ja) アクティブ除振装置及び露光装置
JPS643171Y2 (ja)
JP2538438Y2 (ja) クライオポンプ
JPS6113114B2 (ja)
JPH08170689A (ja) 除振装置
JPH0519588Y2 (ja)
JP3306629B2 (ja) クライオポンプ用シンクロナスモーター
EP0111032A1 (en) Vibration damping arrangement