JPS6244311Y2 - - Google Patents

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JPS6244311Y2
JPS6244311Y2 JP9121283U JP9121283U JPS6244311Y2 JP S6244311 Y2 JPS6244311 Y2 JP S6244311Y2 JP 9121283 U JP9121283 U JP 9121283U JP 9121283 U JP9121283 U JP 9121283U JP S6244311 Y2 JPS6244311 Y2 JP S6244311Y2
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JP
Japan
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drying
drying chamber
hot air
stirring blade
rotating shaft
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JP9121283U
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English (en)
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JPS602290U (ja
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、各種排水処理装置から排出される余
剰活性汚泥などの粘着性の強い泥状物を、これに
直接熱風を作用させて乾燥せしめる熱風乾燥装
置、詳しくはその熱風導入部の構造に関するもの
である。
従来、前記のような泥状物の乾燥には、泥状物
の粘着性などの阻害要因により多くは横型の回転
撹拌乾燥機などが用いられてきた。しかし、この
型式の装置では当然乾燥室内に材料が占める容積
は少なく上部に無駄な空間を持つので、どうして
も装置は大型化する。
また、竪型円筒状の乾燥室を持つ装置として
は、内部に撹拌装置を持たない流動層乾燥装置な
どがあるが、これらは前段に一次乾燥機や水分調
節機構を設けて泥状物の付着性を抑制したのちの
仕上げの乾燥に用いるものである。
一方、解砕あるいは造粒を目的とした内部に撹
拌羽根を持つ型式の乾燥装置は、薬品粉末のよう
な粘着性のない材料に適用され、熱風の吹き出し
部は底部に設けた多孔板を通して行なわれるのが
一般である。しかし、この型式の装置を泥状物に
適用すると、撹拌羽根の作用で熱風の吹き出し穴
が目づまりし圧損の増大、更には運転不能に陥い
ることになり大きな障害が生じ、この障害は特に
泥状物を圧送装置により底板から供給する場合に
顕著である、などの問題点があつた。
本考案は、上記従来装置の問題点を排除し、粘
着性の強い泥状物を円滑、省エネルギー的に効率
良く乾燥処理できる熱風乾燥装置を提供すること
を目的とするものであり、竪型円筒状の乾燥室内
に鉛直回転軸と該回転軸に装着された撹拌羽根と
からなる撹拌機構を備え、乾燥室上部に乾燥物の
排出口と乾燥排ガスの排出口を、乾燥室下部に泥
状物の供給口をそれぞれ開口した乾燥装置におい
て、熱風の導入口を乾燥室下部に、乾燥室側壁に
対して接線方向に、かつ前記撹拌羽根の回転方向
と同一方向に開口配備した泥状物熱風乾燥装置で
ある。
本考案の実施例を図面を参照して説明すると、
竪型円筒状の乾燥室1内に、鉛直方向に設けた回
転軸4と該回転軸4に上下多段にかつ互いに直交
するように装着した撹拌羽根5とからなる撹拌機
構5′が配備されている。
乾燥室1の頂部には乾燥排ガス排気口2が開口
され、乾燥室1の上部には乾燥物排出管3が下方
に傾斜して接続され乾燥物の溢流排出口3′が開
口され、乾燥室1の底板8にはスネークポンプな
どの圧送装置(図示せず)に連なる泥状物供給管
7が該底板8の中心点に関して対称な位置に、か
つ鉛直方向に2本(3本以上としてもよい)接続
されている。
さらに、乾燥室1の底部には熱風炉(図示せ
ず)などに連なる熱風導入管6が2本、乾燥室の
側壁1′の接線方向にかつ撹拌羽根5の回転方向
と同じ方向に接続されているが、これらの熱風導
入管6は3本以上としてもよく(例えば2点鎖線
のものも含めて4本としてもよい)、特に、図の
ように乾燥室1の中心点(具体的には底板8の中
心点)に関して対称的に配設することが好まし
い。
前記撹拌羽根5の羽根板は平面板(曲面板でも
よい)であつて、その上面が撹拌羽根5の回転方
向先端部において水平面に対し5〜30゜の角度で
下向きに傾斜しているものが好ましく、2枚の羽
根板をその回転軸について互いに反対側に組み合
わせた2枚羽根型の撹拌羽根が最適である。
なお図示してはいないが、乾燥物排出管3はロ
ータリダンパなどの気密型の排出装置に連なり、
回転軸4は駆動機によりギヤボツクスを介して回
転される。
しかして、泥状物は圧送装置により泥状物供給
管7を経て乾燥室1に供給され、熱風は熱風導入
管6を経て乾燥室1に導入される。
乾燥室1内に入つた泥状物は乾燥されつつ撹拌
羽根5の作用によつて一種の強制転動造粒作用を
受け、丸味のある粒状になる。乾燥室1に入つた
ばかりの含水率の高い泥状物は、撹拌羽根5の作
用によりすでに粒状となつた乾燥物の表面に薄く
平均的に付着する。このため水分蒸発速度は常に
最高の状態に保たれる。表面に乾燥物が付着・成
長して大粒径となつた粒子は、ある時点で2分割
あるいは3分割され、乾燥物の粒径範囲は泥状物
の性質と撹拌羽根5の周速によつて定まる値で平
衡状態となる。
上記粒子群は、撹拌羽根5によつて乾燥室側壁
1′に沿つた円運動をするとともに、外周側が最
も周速が速いため側壁側で上昇、中心部で下降と
いう対流運動を行なう。このため、乾燥室1内で
の混合性は良好で含水率むらは極めて少ない。
しかして、泥状物の供給量に見合つた量の乾燥
造粒物は、乾燥物排出管3を経て、連続的にある
いは断続的に排出される。このように、泥状物を
乾燥室1内下方に供給し上方から溢流排出するこ
とによつて、乾燥室1内の材料の充填密度を高く
とることができ、したがつて乾燥装置を小型化す
ることができる。
本考案装置では熱風を乾燥室下部にかつ側壁
1′の接線方向に導入するので、乾燥室1内での
熱風と泥状物の接触時間を充分長くとることがで
き、また熱風を撹拌羽根5の回転方向と同じ方向
に吹き込むようにしたので熱風は旋回流となり、
したがつて泥状物が撹拌羽根に基づく遠心力によ
つて側壁1′内面に押し付けられても熱風導入部
が泥状物で閉塞されるトラブルはなく、しかも熱
風のシヨートパスも防止されるので材料との接触
が均一・有効に行なわれ、粘着性泥状物を極めて
効果的に、省エネルギー的に乾燥することが可能
となり、その運転を非常に円滑かつ安定的に行な
うことができる。この効果は、熱風を図示例のよ
うに乾燥室1の最下部(底部)から、しかも乾燥
室の中心点に関して対称的に複数の個所から供給
した場合に特に著しいものがある。
また、図示例では泥状物の供給は乾燥室1の底
部から複数の分岐管によつて行なうようにしてあ
るので、乾燥物排出管3への未乾燥物のシヨート
パスを防ぐことができ、泥状物供給管7から出た
泥状物は、最下段の撹拌羽根の剪断力によつて小
さく切りとられ、該供給管を多数本に分岐したの
と同じように泥状物の乾燥室1内での速やかな均
一分散を可能にすることができる。
なお、遠心力によつて側壁1′内面に押しつけ
られた材料を吹きとばすためには、熱風導入部の
断面積の総和を乾燥室横断面積の1/5以下とする
ことが好ましいことが実験的に確認されている。
以上述べたように本考案は、熱風導入部を乾燥
室側壁下部に、熱風の吹き出し方向が撹拌羽根の
回転方向と同じ方向で、かつ乾燥室側壁内面に沿
つた旋回流を形成するよう乾燥室側壁に接線方向
に配備した熱風乾燥装置であつて、極めて円滑・
安定的に、省エネルギー的に粘着性泥状物を処理
することができ、粒径及び含水率の揃つた機械的
強度の高い粒状乾燥物が得られ、装置構造も簡
単・コンパクトで運転・保守管理も簡便であるな
どの実益がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は断面正
面図、第2図は断面平面図である。 1……乾燥室、1′……側壁、2……乾燥排ガ
ス排気口、3……乾燥物排出管、3′……溢流排
出口、4……回転軸、5……撹拌羽根、5′……
撹拌機構、6……熱風導入管、7……泥状物供給
管、8……底板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 竪型円筒状の乾燥室内に鉛直回転軸と該回転
    軸に装着された撹拌羽根とからなる撹拌機構を
    備え、乾燥室上部に乾燥物の排出口と乾燥排ガ
    スの排出口を、乾燥室下部に泥状物の供給口を
    それぞれ開口した乾燥装置において、熱風の導
    入口を乾燥室下部に、乾燥室側壁に対して接線
    方向に、かつ前記撹拌羽根の回転方向と同一方
    向に開口配備した泥状物熱風乾燥装置。 2 前記熱風の導入口を、乾燥室底部に開口配備
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載の乾燥
    装置。 3 前記熱風の導入口を、乾燥室の中心点に関し
    て対称位置に複数配備した実用新案登録請求の
    範囲第1項又は第2項記載の乾燥装置。 4 前記複数の熱風導入口の断面積の総和を、乾
    燥室の横断面積の1/5以下とした実用新案登録
    請求の範囲第3項記載の乾燥装置。
JP9121283U 1983-06-16 1983-06-16 泥状物熱風乾燥装置 Granted JPS602290U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9121283U JPS602290U (ja) 1983-06-16 1983-06-16 泥状物熱風乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9121283U JPS602290U (ja) 1983-06-16 1983-06-16 泥状物熱風乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS602290U JPS602290U (ja) 1985-01-09
JPS6244311Y2 true JPS6244311Y2 (ja) 1987-11-20

Family

ID=30221194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9121283U Granted JPS602290U (ja) 1983-06-16 1983-06-16 泥状物熱風乾燥装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2562934Y2 (ja) * 1991-08-02 1998-02-16 花王株式会社 薬剤吐出器
JP5058585B2 (ja) * 2006-12-25 2012-10-24 新日本海重工業株式会社 鎖打撃式破砕乾燥機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS602290U (ja) 1985-01-09

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