JP2562934Y2 - 薬剤吐出器 - Google Patents
薬剤吐出器Info
- Publication number
- JP2562934Y2 JP2562934Y2 JP1991061084U JP6108491U JP2562934Y2 JP 2562934 Y2 JP2562934 Y2 JP 2562934Y2 JP 1991061084 U JP1991061084 U JP 1991061084U JP 6108491 U JP6108491 U JP 6108491U JP 2562934 Y2 JP2562934 Y2 JP 2562934Y2
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- Japan
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- medicine
- drug
- cap
- discharged
- water
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- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば水洗トイレット
等に用いる薬剤吐出器に関するものである。
等に用いる薬剤吐出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、水洗タンク式トイレットに用い
られる薬剤吐出器として、タンク式トイレの蛇口に取り
付けて使用する為の芳香洗浄器であって、上部に水導入
口を形成せる蛇口への連結部を有し、該連結部の下部に
分流手段を介して複数の通水部を設けると共に、少なく
とも一つの該通水部には芳香洗浄剤を収納する為の収納
部が設けられ、該収納部には水圧による押動時に押圧変
形される自動復元性膨出蓋及び蛇腹部の少なくともいず
れか一方を備え、かつ、下部に小孔を設けたことを特徴
とするトイレット用芳香洗浄器が提案(実公昭60−2
290号公報)されている。
られる薬剤吐出器として、タンク式トイレの蛇口に取り
付けて使用する為の芳香洗浄器であって、上部に水導入
口を形成せる蛇口への連結部を有し、該連結部の下部に
分流手段を介して複数の通水部を設けると共に、少なく
とも一つの該通水部には芳香洗浄剤を収納する為の収納
部が設けられ、該収納部には水圧による押動時に押圧変
形される自動復元性膨出蓋及び蛇腹部の少なくともいず
れか一方を備え、かつ、下部に小孔を設けたことを特徴
とするトイレット用芳香洗浄器が提案(実公昭60−2
290号公報)されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の提案
になる薬剤吐出器では、自動復元性膨出蓋あるいは蛇腹
部を備える収納部に水圧をかけて芳香洗浄剤を排出する
為に、水圧の変化により芳香洗浄剤の排出量が変化し、
芳香洗浄剤の規定使用量に過不足を生じてしまう。
になる薬剤吐出器では、自動復元性膨出蓋あるいは蛇腹
部を備える収納部に水圧をかけて芳香洗浄剤を排出する
為に、水圧の変化により芳香洗浄剤の排出量が変化し、
芳香洗浄剤の規定使用量に過不足を生じてしまう。
【0004】そこで、本考案の目的は、水圧が変化して
も薬剤充填容器に一定の圧力が掛かり、一回に排出され
る薬剤量が略一定になる薬剤吐出器を提供することであ
る。
も薬剤充填容器に一定の圧力が掛かり、一回に排出され
る薬剤量が略一定になる薬剤吐出器を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記本考案の目的は、加圧
室と、この加圧室内に収納された変形可能な薬剤充填容
器と、この薬剤充填容器から薬剤が排出される排出口
と、前記加圧室に接続された収縮復元体とを具備し、 前
記収縮復元体は排出口部が形成された流体通路の内面を
摺動可能に密接して配設され、 前記流体通路内に供給さ
れた流体が、前記収縮復元体を前記排出口部位置から圧
縮移動させることで該流体が前記排出口部から排出され
るよう構成されてなることを特徴とする薬剤吐出器によ
って達成される。
室と、この加圧室内に収納された変形可能な薬剤充填容
器と、この薬剤充填容器から薬剤が排出される排出口
と、前記加圧室に接続された収縮復元体とを具備し、 前
記収縮復元体は排出口部が形成された流体通路の内面を
摺動可能に密接して配設され、 前記流体通路内に供給さ
れた流体が、前記収縮復元体を前記排出口部位置から圧
縮移動させることで該流体が前記排出口部から排出され
るよう構成されてなることを特徴とする薬剤吐出器によ
って達成される。
【0006】尚、収縮復元体の復元度を調整する復元度
調整機構を具備してなることが好ましく、又、収縮復元
体は加圧室の下部に接続されてなることが好ましく、
又、薬剤充填容器の変形により薬剤が排出される排出口
には薬剤排出量調整機構が具備されてなることが好まし
い。
調整機構を具備してなることが好ましく、又、収縮復元
体は加圧室の下部に接続されてなることが好ましく、
又、薬剤充填容器の変形により薬剤が排出される排出口
には薬剤排出量調整機構が具備されてなることが好まし
い。
【0007】
【作用】上記のように構成させた薬剤吐出器は、収縮復
元体は排出口部が形成された流体通路の内面を摺動可能
に密接して配設され、前記流体通路内に供給された流体
が、前記収縮復元体を前記排出口部位置から圧縮移動さ
せることで該流体が前記排出口部から排出されるよう構
成されてなるので、水圧が変化しても、収縮復元体が一
定量収縮することによって収縮復元体から排出される空
気圧で加圧室内が加圧され、これによって薬剤充填容器
の排出口から略一定量の薬剤が排出される。特に、流体
通路内に供給された流体は、収縮復元体を排出口部位置
から圧縮移動させて排出されるよう構成されてなるか
ら、少しずつ水が供給されるような場合でも、収縮復元
体を圧縮移動させなければ排出口部から排出されず、従
って水が少しずつ供給されるような場合でも、水が溜ま
って水圧は徐々に上昇し、収縮復元体を圧縮移動させる
から、薬剤充填容器の排出口から略一定量の薬剤が排出
される。すなわち、少しずつ水が供給されるような場合
でも、薬剤充填容器の排出口から略一定量の薬剤が排出
される。
元体は排出口部が形成された流体通路の内面を摺動可能
に密接して配設され、前記流体通路内に供給された流体
が、前記収縮復元体を前記排出口部位置から圧縮移動さ
せることで該流体が前記排出口部から排出されるよう構
成されてなるので、水圧が変化しても、収縮復元体が一
定量収縮することによって収縮復元体から排出される空
気圧で加圧室内が加圧され、これによって薬剤充填容器
の排出口から略一定量の薬剤が排出される。特に、流体
通路内に供給された流体は、収縮復元体を排出口部位置
から圧縮移動させて排出されるよう構成されてなるか
ら、少しずつ水が供給されるような場合でも、収縮復元
体を圧縮移動させなければ排出口部から排出されず、従
って水が少しずつ供給されるような場合でも、水が溜ま
って水圧は徐々に上昇し、収縮復元体を圧縮移動させる
から、薬剤充填容器の排出口から略一定量の薬剤が排出
される。すなわち、少しずつ水が供給されるような場合
でも、薬剤充填容器の排出口から略一定量の薬剤が排出
される。
【0008】
【実施例】図1〜図3は本考案に係る薬剤吐出器の一実
施例を示すもので、図1は全体の側面図、図2は分解側
面図、図3は使用時の側面図である。各図中、1はブロ
ー成形手段などにより成形された薬剤充填容器であり、
この薬剤充填容器1に空気圧が掛かった際に変形収縮が
行われ易いよう蛇腹部1aが構成されている。従って、
この蛇腹部1aの構成により、薬剤充填容器1が比較的
ハードな樹脂素材で構成されていても、空圧を受けた際
に変形収縮が行われ、内部の薬剤が排出されるものの、
薬剤充填容器1はソフトないしは比較的ソフトな樹脂素
材、例えば低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、あるいはこれらのブレンド
ポリマー等で構成されていることが好ましい。
施例を示すもので、図1は全体の側面図、図2は分解側
面図、図3は使用時の側面図である。各図中、1はブロ
ー成形手段などにより成形された薬剤充填容器であり、
この薬剤充填容器1に空気圧が掛かった際に変形収縮が
行われ易いよう蛇腹部1aが構成されている。従って、
この蛇腹部1aの構成により、薬剤充填容器1が比較的
ハードな樹脂素材で構成されていても、空圧を受けた際
に変形収縮が行われ、内部の薬剤が排出されるものの、
薬剤充填容器1はソフトないしは比較的ソフトな樹脂素
材、例えば低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、あるいはこれらのブレンド
ポリマー等で構成されていることが好ましい。
【0009】2は薬剤充填容器1の下部開口部1bに対
して螺合により結合されるポリプロピレンあるいは直鎖
状低密度ポリエチレン製の第1キャップであり、この第
1キャップ2の下方部には小孔2aが構成されている。
尚、この小孔2aの径の大きさは、小孔2aを下側にし
た時、薬剤充填容器1内部の薬剤が自然滴下しない程度
のもの、例えば直径3mm以下程度である。
して螺合により結合されるポリプロピレンあるいは直鎖
状低密度ポリエチレン製の第1キャップであり、この第
1キャップ2の下方部には小孔2aが構成されている。
尚、この小孔2aの径の大きさは、小孔2aを下側にし
た時、薬剤充填容器1内部の薬剤が自然滴下しない程度
のもの、例えば直径3mm以下程度である。
【0010】3は第1キャップ2に対して結合されるポ
リプロピレンあるいは直鎖状低密度ポリエチレン製の第
2キャップであり、この第2キャップ3の下方部には軸
部3aが構成される共に、この軸部3aの周囲において
上方部から下方部につながる通路3bが構成されてい
る。4は第2キャップ3に対して螺合により結合される
ポリプロピレンあるいは直鎖状低密度ポリエチレン製の
第3キャップであり、この第3キャップ4の下方部には
小孔4aが形成されている。この小孔4aは、第3キャ
ップ4が第2キャップ3に対して完全に螺合され、図1
に示す状態のものでは、第2キャップ3の軸部3aが第
3キャップ4の小孔4aに嵌合してしまい、この小孔4
aは塞がれてしまい、薬剤は排出できなくなるよう構成
されている。勿論、第2キャップ3の軸部3aが第3キ
ャップ4の小孔4aに嵌合する程度が調整されること
で、薬剤の排出量が調整される。そして、第2キャップ
3と第3キャップ4とは、螺合により結合されているの
であるが、第3キャップ4を開方向に全回させても、第
2キャップ3から取り外れて落下することがないよう、
掛合凹凸部が第2キャップ3と第3キャップ4とに構成
されている。
リプロピレンあるいは直鎖状低密度ポリエチレン製の第
2キャップであり、この第2キャップ3の下方部には軸
部3aが構成される共に、この軸部3aの周囲において
上方部から下方部につながる通路3bが構成されてい
る。4は第2キャップ3に対して螺合により結合される
ポリプロピレンあるいは直鎖状低密度ポリエチレン製の
第3キャップであり、この第3キャップ4の下方部には
小孔4aが形成されている。この小孔4aは、第3キャ
ップ4が第2キャップ3に対して完全に螺合され、図1
に示す状態のものでは、第2キャップ3の軸部3aが第
3キャップ4の小孔4aに嵌合してしまい、この小孔4
aは塞がれてしまい、薬剤は排出できなくなるよう構成
されている。勿論、第2キャップ3の軸部3aが第3キ
ャップ4の小孔4aに嵌合する程度が調整されること
で、薬剤の排出量が調整される。そして、第2キャップ
3と第3キャップ4とは、螺合により結合されているの
であるが、第3キャップ4を開方向に全回させても、第
2キャップ3から取り外れて落下することがないよう、
掛合凹凸部が第2キャップ3と第3キャップ4とに構成
されている。
【0011】5aは加圧室5を構成するハードな樹脂素
材で構成された容器下半体、5bは加圧室5を構成する
ハードな樹脂素材で構成された容器上半体であり、容器
上半体5bを容器下半体5aに結合することで加圧室5
となる空間が構成されるようになる。尚、容器下半体5
aの下方部内壁面には螺旋溝5cが形成されており、第
2キャップ3の外壁面に形成された螺旋溝3cを螺合す
ることにより、第2キャップ3ひいては薬剤充填容器1
が容器下半体5aに固定されると共に、容器下半体5a
の下方開口部5dは閉ざされ、容器下半体5aと容器上
半体5bとで構成される内部空間が密閉空間(加圧室)
5を構成できるようになっている。
材で構成された容器下半体、5bは加圧室5を構成する
ハードな樹脂素材で構成された容器上半体であり、容器
上半体5bを容器下半体5aに結合することで加圧室5
となる空間が構成されるようになる。尚、容器下半体5
aの下方部内壁面には螺旋溝5cが形成されており、第
2キャップ3の外壁面に形成された螺旋溝3cを螺合す
ることにより、第2キャップ3ひいては薬剤充填容器1
が容器下半体5aに固定されると共に、容器下半体5a
の下方開口部5dは閉ざされ、容器下半体5aと容器上
半体5bとで構成される内部空間が密閉空間(加圧室)
5を構成できるようになっている。
【0012】6は容器下半体5aの下方側面部に接続さ
れた横パイプ部(流体流路)、7は、横パイプ部6内に
おいて、開口7a側が容器下半体5aの開口部5dに対
し接着あるいは溶着手段などで取り付けられた蛇腹式の
空洞体(収縮復元体)であり、横パイプ部6の内面を摺
動可能に密接して設けている。尚、この空洞体7は、ソ
フトないしは比較的ソフトな樹脂素材、例えば低密度ポ
リエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン、あるいはこれらのブレンドポリマー等で構成さ
れていることが好ましい。
れた横パイプ部(流体流路)、7は、横パイプ部6内に
おいて、開口7a側が容器下半体5aの開口部5dに対
し接着あるいは溶着手段などで取り付けられた蛇腹式の
空洞体(収縮復元体)であり、横パイプ部6の内面を摺
動可能に密接して設けている。尚、この空洞体7は、ソ
フトないしは比較的ソフトな樹脂素材、例えば低密度ポ
リエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン、あるいはこれらのブレンドポリマー等で構成さ
れていることが好ましい。
【0013】8は横パイプ部6に形成された水道水の排
出口部、9は横パイプ部6に接続された上縦パイプ部、
9aは上縦パイプ部9に接続された蛇口取付外体、9b
は蛇口取付外体9aに取り付けられた蛇口取付内体、1
0は排出口部8に取り付けられたシャワーキャップであ
る。11は横パイプ部6内に挿入された調整ネジ(復元
度調整機構)であり、この調整ネジ11の摘部11aを
持って回転角度を調整し、調整ネジの軸の先端部に固定
されている孔付き規制板11bがどの位置にあるかによ
り、空洞体7の後端部7bの復元位置が規制されるよう
に構成されている。
出口部、9は横パイプ部6に接続された上縦パイプ部、
9aは上縦パイプ部9に接続された蛇口取付外体、9b
は蛇口取付外体9aに取り付けられた蛇口取付内体、1
0は排出口部8に取り付けられたシャワーキャップであ
る。11は横パイプ部6内に挿入された調整ネジ(復元
度調整機構)であり、この調整ネジ11の摘部11aを
持って回転角度を調整し、調整ネジの軸の先端部に固定
されている孔付き規制板11bがどの位置にあるかによ
り、空洞体7の後端部7bの復元位置が規制されるよう
に構成されている。
【0014】この薬剤吐出器の使用は、第3キャップ4
を回動させて図3に示すような状態とし、この状態にお
いて水道管12から水が供給されると、調整ネジ11の
規制板11bの孔から空洞体7の側に水は入り込み、空
洞体7を図2中左側に圧縮せしめ、空洞体7は左方に圧
縮移動し、又、水は排出口部8から排水される。この
時、空洞体7の圧縮により、空洞体7内の空気は加圧室
5内に送り込まれ、空気圧の増加により薬剤充填容器1
は変形、収縮し、これに伴って内部の薬液は第1キャッ
プ2、第2キャップ3、第3キャップ4を通って一滴一
滴と排出されて行くようになる。すなわち、水圧が変化
しても(水圧に関係なく)水道水が調整ネジ11の規制
板11bの孔から空洞体7の側に入り込み、排出口部8
から排水されるまで空洞体7を圧縮するので、加圧室5
内には水が供給される毎に常に一定の圧力が加わる。そ
して、水道管12からの水の供給が終了すると、空洞体
7を図2中左側に圧縮せしめる水道水の力がなくなるか
ら、空洞体7は自身の復元力により復元し、加圧室5内
の圧力は減少して元の状態となり、薬剤充填容器1に対
する変形圧力が低下し、薬剤充填容器1は自身の復元力
により復元し、薬液の排出も停止する。
を回動させて図3に示すような状態とし、この状態にお
いて水道管12から水が供給されると、調整ネジ11の
規制板11bの孔から空洞体7の側に水は入り込み、空
洞体7を図2中左側に圧縮せしめ、空洞体7は左方に圧
縮移動し、又、水は排出口部8から排水される。この
時、空洞体7の圧縮により、空洞体7内の空気は加圧室
5内に送り込まれ、空気圧の増加により薬剤充填容器1
は変形、収縮し、これに伴って内部の薬液は第1キャッ
プ2、第2キャップ3、第3キャップ4を通って一滴一
滴と排出されて行くようになる。すなわち、水圧が変化
しても(水圧に関係なく)水道水が調整ネジ11の規制
板11bの孔から空洞体7の側に入り込み、排出口部8
から排水されるまで空洞体7を圧縮するので、加圧室5
内には水が供給される毎に常に一定の圧力が加わる。そ
して、水道管12からの水の供給が終了すると、空洞体
7を図2中左側に圧縮せしめる水道水の力がなくなるか
ら、空洞体7は自身の復元力により復元し、加圧室5内
の圧力は減少して元の状態となり、薬剤充填容器1に対
する変形圧力が低下し、薬剤充填容器1は自身の復元力
により復元し、薬液の排出も停止する。
【0015】上記のように構成させた薬剤吐出器は、水
圧が変化しても、水が供給される毎に加圧室5内に一定
の圧力が加わり、一定量の薬剤を排出することが出来
る。さらに、加圧室5内に収納された変形可能な薬剤充
填容器1を加圧室5内に供給された空気の圧力で変形収
縮させ、これによって薬剤充填容器1から薬液が排出さ
れるので、水が薬剤充填容器1内部に侵入拡散すること
は起き得ず、従って薬剤のゲル化といった変質の恐れは
なく、又、薬剤が吐出されなくなったりするといった欠
陥は起きず、特に、例えば他のメーカーの薬剤を充填し
た際に起き兼ねない薬剤のゲル化といった変質の恐れは
なく、又、薬剤が固化して排出口が塞がれてしまい、吐
出されなくなったりするといった欠陥は起きず、ユーザ
ーに多大な迷惑を掛けるといったことがない。
圧が変化しても、水が供給される毎に加圧室5内に一定
の圧力が加わり、一定量の薬剤を排出することが出来
る。さらに、加圧室5内に収納された変形可能な薬剤充
填容器1を加圧室5内に供給された空気の圧力で変形収
縮させ、これによって薬剤充填容器1から薬液が排出さ
れるので、水が薬剤充填容器1内部に侵入拡散すること
は起き得ず、従って薬剤のゲル化といった変質の恐れは
なく、又、薬剤が吐出されなくなったりするといった欠
陥は起きず、特に、例えば他のメーカーの薬剤を充填し
た際に起き兼ねない薬剤のゲル化といった変質の恐れは
なく、又、薬剤が固化して排出口が塞がれてしまい、吐
出されなくなったりするといった欠陥は起きず、ユーザ
ーに多大な迷惑を掛けるといったことがない。
【0016】そして、横パイプ部6が容器下半体5aの
下方側面部に接続されているから、薬剤充填容器1など
が上方部に配置されることになり、手を洗う際に邪魔に
なる程度が小さく、使用性に優れたものとなる。さらに
は、薬剤の交換、補充に際して、水を周囲にこぼしてし
まうといった不手際は全く起きない。
下方側面部に接続されているから、薬剤充填容器1など
が上方部に配置されることになり、手を洗う際に邪魔に
なる程度が小さく、使用性に優れたものとなる。さらに
は、薬剤の交換、補充に際して、水を周囲にこぼしてし
まうといった不手際は全く起きない。
【0017】又、調整ネジ11の調整により加圧室5側
への空気供給量の調整ができるから便利であり、すなわ
ち薬剤充填容器1に対する圧力増加の加減を調整できる
から薬剤充填容器1からの薬剤排出量の調整が可能とな
り、又、第2キャップ3と第3キャップ4とにより排出
される薬剤の量が調整できるようになっているから、例
えば長期間にわたって使用しない場合には、排出口を閉
じておくこともでき、水道の開栓をしないにもかかわら
ず、不意に水が流れ出てきて、これに応じて薬剤も排出
されてしまうといった事故を防ぐことができる。
への空気供給量の調整ができるから便利であり、すなわ
ち薬剤充填容器1に対する圧力増加の加減を調整できる
から薬剤充填容器1からの薬剤排出量の調整が可能とな
り、又、第2キャップ3と第3キャップ4とにより排出
される薬剤の量が調整できるようになっているから、例
えば長期間にわたって使用しない場合には、排出口を閉
じておくこともでき、水道の開栓をしないにもかかわら
ず、不意に水が流れ出てきて、これに応じて薬剤も排出
されてしまうといった事故を防ぐことができる。
【0018】
【考案の効果】本考案に係る薬剤吐出器は、水圧が変化
しても、水が供給される毎に、加圧室内に一定の圧力が
加わり、一定量の薬剤を排出することが出来る。特に、
流体通路内に供給された流体は、収縮復元体を排出口部
位置から圧縮移動させて排出されるよう構成されてなる
から、少しずつ水が供給されるような場合でも、収縮復
元体を圧縮移動させなければ排出口部から排出されず、
従って水が少しずつ供給されるような場合でも、水が溜
まって水圧は徐々に上昇し、収縮復元体を圧縮移動させ
るから、薬剤充填容器の排出口から略一定量の薬剤が排
出される。すなわち、少しずつ水が供給されるような場
合でも、薬剤充填容器の排出口から略一定量の薬剤が排
出される。
しても、水が供給される毎に、加圧室内に一定の圧力が
加わり、一定量の薬剤を排出することが出来る。特に、
流体通路内に供給された流体は、収縮復元体を排出口部
位置から圧縮移動させて排出されるよう構成されてなる
から、少しずつ水が供給されるような場合でも、収縮復
元体を圧縮移動させなければ排出口部から排出されず、
従って水が少しずつ供給されるような場合でも、水が溜
まって水圧は徐々に上昇し、収縮復元体を圧縮移動させ
るから、薬剤充填容器の排出口から略一定量の薬剤が排
出される。すなわち、少しずつ水が供給されるような場
合でも、薬剤充填容器の排出口から略一定量の薬剤が排
出される。
【図1】本考案に係る薬剤吐出器の全体の側面図であ
る。
る。
【図2】本考案に係る薬剤吐出器の分解側面図である。
【図3】本考案に係る薬剤吐出器の使用時の側面図であ
る。
る。
1 薬剤充填容器 2 第1キャップ 3 第2キャップ 4 第3キャップ 5 加圧室 6 横パイプ部(流体流路) 7 蛇腹式の空洞体(収縮復元体) 8 水道水の排出口部 11 調整ネジ(復元度調整機構) 11b 規制板
Claims (4)
- 【請求項1】 加圧室と、この加圧室内に収納された変
形可能な薬剤充填容器と、この薬剤充填容器から薬剤が
排出される排出口と、前記加圧室に接続された収縮復元
体とを具備し、 前記収縮復元体は排出口部が形成された流体通路の内面
を摺動可能に密接して配設され、 前記流体通路内に供給された流体が、前記収縮復元体を
前記排出口部位置から圧縮移動させることで該流体が前
記排出口部から排出されるよう構成されてなる ことを特
徴とする薬剤吐出器。 - 【請求項2】 収縮復元体の復元度を調整する復元度調
整機構を具備してなることを特徴とする請求項1記載の
薬剤吐出器。 - 【請求項3】 収縮復元体が加圧室の下部に接続された
ことを特徴とする請求項1記載の薬剤吐出器。 - 【請求項4】 薬剤充填容器の変形により薬剤が排出さ
れる排出口には薬剤排出量調整機構が具備されたことを
特徴とする請求項1記載の薬剤吐出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991061084U JP2562934Y2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 薬剤吐出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991061084U JP2562934Y2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 薬剤吐出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514274U JPH0514274U (ja) | 1993-02-23 |
JP2562934Y2 true JP2562934Y2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=13160892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991061084U Expired - Lifetime JP2562934Y2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 薬剤吐出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562934Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS602290U (ja) * | 1983-06-16 | 1985-01-09 | 荏原インフイルコ株式会社 | 泥状物熱風乾燥装置 |
-
1991
- 1991-08-02 JP JP1991061084U patent/JP2562934Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0514274U (ja) | 1993-02-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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