JPH059391U - 薬剤吐出器 - Google Patents

薬剤吐出器

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JPH059391U
JPH059391U JP5874191U JP5874191U JPH059391U JP H059391 U JPH059391 U JP H059391U JP 5874191 U JP5874191 U JP 5874191U JP 5874191 U JP5874191 U JP 5874191U JP H059391 U JPH059391 U JP H059391U
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JP
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drug
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filling container
water
supply path
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Pending
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JP5874191U
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English (en)
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文彦 世代
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手を洗う際に邪魔になりにくく、つまり洗い
易くなり、かつ、水垢が付きにくく、衛生的で、さらに
は薬剤の交換、補充がスムーズに行える薬剤吐出器を提
供することである。 【構成】 加圧室と、この加圧室内に収納された変形可
能な薬剤充填容器と、この薬剤充填容器から加圧室外部
に薬剤充填容器の変形により薬剤が排出される排出口
と、前記加圧室に流体が供給される流体供給路と、この
流体供給路の途中に設けられた流体分流機構とを具備
し、前記流体供給路が加圧室の下部に接続された薬剤吐
出器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば水洗トイレット等に用いる薬剤吐出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
薬剤吐出器に関する従来の技術として、例えば実公昭60−2290号公報に 示す如く、タンク式トイレの蛇口に取り付けて使用する為の芳香洗浄器であって 、上部に水導入口を形成せる蛇口への連結部を有し、該連結部の下部に分流手段 を介して複数の通水部を設けると共に、少なくとも一つの該通水部には芳香洗浄 剤を収納する為の収納部が設けられ、該収納部には水圧による押動時に押圧変形 される自動復元性膨出蓋及び蛇腹部の少なくともいずれか一方を備え、かつ、下 部に小孔を設けたことを特徴とするトイレット用芳香洗浄器が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記提案の技術のものでは、次のような問題点が有る。 自動復元性膨出蓋あるいは蛇腹部に水圧をかける為に、通水部の上部から水 を導入する構造となっており、本薬剤吐出器を蛇口に取り付けた場合、蛇口の下 方に本体(通水部)が突出し、手を洗う際に邪魔になる程度が大きい。 芳香洗浄剤を収納する収納部の外側の保持体との間に水が常に残るものであ る為、水垢が付き易く、清潔感に劣るものとなり、しかも芳香洗浄剤の交換、補 充に際して、水が回りに溢れ落ちる。
【0004】 従って、本考案の目的は、手を洗う際に邪魔になりにくく、つまり洗い易くな り、かつ、水垢が付きにくく、衛生的で、さらには薬剤の交換、補充がスムーズ に行える薬剤吐出器を提供することである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
上記本考案の目的は、加圧室と、この加圧室内に収納された変形可能な薬剤充 填容器と、この薬剤充填容器から加圧室外部に薬剤充填容器の変形により薬剤が 排出される排出口と、前記加圧室に流体が供給される流体供給路と、この流体供 給路の途中に設けられた流体分流機構とを具備し、前記流体供給路が加圧室の下 部に接続されたことを特徴とする薬剤吐出器によって達成される。
【0006】 尚、流体分流機構には流量調整機構が具備されてなることが好ましく、又、薬 剤充填容器の変形により薬剤が排出される排出口の開閉を行う排出口開閉機構が 具備されてなることが好ましい。
【0007】
【作用】
流体供給路を加圧室の下部に接続しておくことによって、使用後には加圧室内 に水が残って溜まるといったことが起きにくく、水垢は付きにくく、清潔感に富 み、しかも薬剤充填容器などが上方部に配置されることになるから、手を洗う際 に邪魔になる程度が小さく、使用性に優れたものとなる。さらには、薬剤の交換 、補充に際して、水を周囲にこぼしてしまうといった不手際も起きにくい。
【0008】 又、流体分流機構に流量調整機構を具備しておくことにより、薬剤の排出量の 調整が出来るから便利であり、又、薬剤充填容器の変形により薬剤が排出される 排出口に排出口開閉機構を設けておくと、長期間にわたって使用しない場合には 排出口を閉じておくこともできるから、水道の開栓をしないにもかかわらず、不 意に水が流れ出てきて、これに応じて薬剤も排出されてしまうといった事故を防 ぐことができる。
【0009】
【実施例】
図1〜図4は本考案に係る薬剤吐出器の一実施例を示すもので、図1は全体の 側面図、図2は分解側面図、図3は回転バルブの斜視図、図4は使用時の側面図 である。 各図中、1はブロー成形手段などにより成形された薬剤充填容器であり、この 薬剤充填容器1に圧力が掛かった際に変形収縮が行われ易いよう蛇腹部1aが構 成されている。従って、この蛇腹部1aの構成により、薬剤充填容器1が比較的 ハードな樹脂素材で構成されていても、水圧を受けた際に変形収縮が行われ、内 部の薬剤が排出されるものの、薬剤充填容器1はソフトないしは比較的ソフトな 樹脂素材、例えば低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリ エチレン、あるいはこれらのブレンドポリマー等で構成されていることが好まし い。尚、薬剤充填容器1を全て蛇腹状に構成してもよく、又、ソフトないしは比 較的ソフトな樹脂素材で構成することにより、圧力が掛かると変形、収縮するも のとなるから、蛇腹部1aを設けないものでも良い。
【0010】 2は薬剤充填容器1の下部開口部1bに対して螺合により結合されるポリプロ ピレンあるいは直鎖状低密度ポリエチレン製の第1キャップであり、この第1キ ャップ2の下方部には小孔2aが構成されている。尚、この小孔2aの径の大き さは、小孔2aを下側にしたとき、薬剤充填容器1内部の薬剤が自然滴下しない 程度のもの、例えば直径3mm以下程度である。
【0011】 3は第1キャップ2に対して結合されるポリプロピレンあるいは直鎖状低密度 ポリエチレン製の第2キャップであり、この第2キャップ3の下方部には軸部3 aが構成される共に、この軸部3aの周囲において上方部から下方部につながる 通路3bが構成されている。 4は第2キャップ3に対して螺合により結合されるポリプロピレンあるいは直 鎖状低密度ポリエチレン製の第3キャップであり、この第3キャップ4の下方部 には小孔4aが形成されている。この小孔4aは、第3キャップ4が第2キャッ プ3に対して完全に螺合され、図1に示す状態のものでは、第2キャップ3の軸 部3aが第3キャップ4の小孔4aに嵌合してしまい、この小孔4aは塞がれて しまい、薬剤は排出できなくなるよう構成されている。そして、第2キャップ3 と第3キャップ4とは、螺合により結合されているのであるが、第3キャップ4 を開方向に全回させても、第2キャップ3から取り外れて落下することがないよ う、掛合凹凸部が第2キャップ3と第3キャップ4とに構成されている。
【0012】 5aは加圧室5を構成するハードな樹脂素材で構成された容器下半体、5bは 加圧室5を構成するハードな樹脂素材で構成された容器上半体であり、容器上半 体5bを容器下半体5aに結合することで加圧室5となる空間が構成されるよう になる。尚、容器下半体5aの下方部内壁面には螺旋溝5cが形成されており、 第2キャップ3の外壁面に形成された螺旋溝3cを螺合することにより、第2キ ャップ3ひいては薬剤充填容器1が容器下半体5aに固定されると共に、容器下 半体5aの下方開口部5dは閉ざされ、容器下半体5aと容器上半体5bとで構 成される内部空間が密閉空間(加圧室)5を構成できるようになっている。
【0013】 6は容器下半体5aの下方側面部に接続された横パイプ部、7は横パイプ部6 に接続された上縦パイプ部、8は下縦パイプ部である。9aは上縦パイプ部7に 接続された蛇口取付外体、9bは蛇口取付外体9aに取り付けられた蛇口取付内 体、10は下縦パイプ部8に取り付けられたシャワーキャップである。11は横 パイプ部6内に挿入された回転バルブであり、この回転バルブ11の摘部11a を持って回転角度を調整し、その舌片部11bがどの位置にあるかにより、水道 管12からの水が横パイプ部6の方に流れる水量と下縦パイプ部8の方に流れる 水量との割合を調整できるようになっている。尚、11dはOリングである。
【0014】 この薬剤吐出器の使用は、第3キャップ4を回動させて図4に示すような状態 とし、この状態において水道管12から水が供給されると、回転バルブ11の回 転角度により水量は変わるものの、一部の水は横パイプ部6を通って加圧室5内 に侵入し、加圧室5の圧力が高まることにより薬剤充填容器1は変形、収縮し、 これに伴って内部の薬液は第1キャップ2、第2キャップ3、第3キャップ4を 通って一滴一滴と排出されて行くようになる。そして、水道管12からの水の供 給が終了すると、加圧室5内に侵入した水も下縦パイプ部8から排出されて行き 、薬剤充填容器1を変形、収縮させた圧力も徐々に大気圧に戻り、薬剤充填容器 1は自身の復元力で復元し、薬液の排出も停止する。又、このときには、加圧室 5内に侵入した水は下縦パイプ部8から完全に流れ去り、加圧室5内に水は残っ ていない。
【0015】 上記のように構成させた薬剤吐出器は、加圧室5内に収納された変形可能な薬 剤充填容器1を加圧室5内に供給された水により加圧室5内の圧力が高まり、そ の圧力で変形収縮させ、これによって薬剤充填容器1から薬液が排出される訳で あるが、この際に水が薬剤充填容器1内部に侵入拡散することは起き得ず、従っ て薬剤のゲル化といった変質の恐れはなく、又、薬剤が吐出されなくなったりす るといった欠陥は起きず、特に、例えば他のメーカーの薬剤を充填した際に起き 兼ねない薬剤のゲル化といった変質の恐れはなく、又、薬剤が固化して排出口が 塞がれてしまい、吐出されなくなったりするといった欠陥は起きず、ユーザーに 多大な迷惑を掛けるといったことがない。
【0016】 しかも、薬剤充填容器1内の薬剤量が少なくなっても、加圧室5は閉鎖空間で あるから、加圧室5内に供給される水によって加圧室5内の空気を圧縮し、空気 圧と水圧とがバランスした大気圧より高い圧力が薬剤充填容器1に確実に作用し 、従って1回に排出される薬剤量が規定量より大幅に少なくなってしまうといっ たことも起きない。
【0017】 又、横パイプ部6が容器下半体5aの下方側面部に接続されているから、使用 後にも加圧室5内に水が残って溜まるいったことが起きにくく、水垢は付きにく く、清潔感に富み、しかも薬剤充填容器1などが上方部に配置されることになる から、手を洗う際に邪魔になる程度が小さく、使用性に優れたものとなる。さら には、薬剤の交換、補充に際して、水を周囲にこぼしてしまうといった不手際も 起きにくい。
【0018】 又、回転バルブ11により加圧室5側への水量調整ができ、言い換えれば加圧 室5内への水圧調整ができ、薬剤の排出量を容易に調整でき、又、第2キャップ 3と第3キャップ4とにより排出口の開閉を行えるようになっているから、極め て便利である。すなわち、長期間にわたって使用しない場合には、排出口を閉じ ておくことにより、水道の開栓をしないにもかかわらず、不意に水が流れ出てき て、これに応じて薬剤も排出されてしまうといった事故を防ぐことができる。
【0019】 図5は、本考案に係る薬剤吐出器における他の実施例の回転バルブの斜視図で ある。 本実施例のものは、図5に示す如く、回転バルブ11の舌片部11bに凹部1 1cを形成したものであり、図3に示す回転バルブ11に比べ、回転バルブ11 の回転角度に略比例して水量が変化するので、より操作性が良くなる。その他の 構成は前記実施例のものと同じであるから、詳細な説明は省略する。
【0020】
【考案の効果】
本考案に係る薬剤吐出器は、加圧室と、この加圧室内に収納された変形可能な 薬剤充填容器と、この薬剤充填容器から加圧室外部に薬剤充填容器の変形により 薬剤が排出される排出口と、前記加圧室に流体が供給される流体供給路と、この 流体供給路の途中に設けられた流体分流機構とを具備し、前記流体供給路が加圧 室の下部に接続されてなるので、使用後に加圧室内に水が残って溜まるといった ことが起きにくく、水垢は付きにくく、清潔感に富み、しかも薬剤充填容器など が上方部に配置されることになるから、手を洗う際に邪魔になる程度が小さく、 使用性に優れたものとなり、さらには薬剤の交換、補充に際して、水を周囲にこ ぼしてしまうといった不手際も起きにくい等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る薬剤吐出器の全体の側面図であ
る。
【図2】本考案に係る薬剤吐出器の分解側面図である。
【図3】本考案に係る薬剤吐出器の回転バルブの斜視図
である。
【図4】本考案に係る薬剤吐出器の使用時の側面図であ
る。
【図5】本考案に係る薬剤吐出器の他の実施例の回転バ
ルブの斜視図である。
【符号の説明】
1 薬剤充填容器 2 第1キャップ 3 第2キャップ 4 第3キャップ(排出口開閉機構) 5 加圧室 6 横パイプ部(流体供給路) 7 上縦パイプ部(流体供給路) 11 回転バルブ(流体分流機構)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧室と、この加圧室内に収納された変
    形可能な薬剤充填容器と、この薬剤充填容器から加圧室
    外部に薬剤充填容器の変形により薬剤が排出される排出
    口と、前記加圧室に流体が供給される流体供給路と、こ
    の流体供給路の途中に設けられた流体分流機構とを具備
    し、前記流体供給路が加圧室の下部に接続されたことを
    特徴とする薬剤吐出器。
  2. 【請求項2】 流体分流機構には流量調整機構が具備さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の薬剤吐出器。
  3. 【請求項3】 薬剤充填容器の変形により薬剤が排出さ
    れる排出口の開閉を行う排出口開閉機構が具備されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の薬剤吐出器。
JP5874191U 1991-07-25 1991-07-25 薬剤吐出器 Pending JPH059391U (ja)

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JP5874191U JPH059391U (ja) 1991-07-25 1991-07-25 薬剤吐出器

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JP5874191U JPH059391U (ja) 1991-07-25 1991-07-25 薬剤吐出器

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JPH059391U true JPH059391U (ja) 1993-02-09

Family

ID=13092953

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JP5874191U Pending JPH059391U (ja) 1991-07-25 1991-07-25 薬剤吐出器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007202687A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Toto Ltd 水石鹸吐出装置
KR101259445B1 (ko) * 2010-08-11 2013-04-30 이희경 치약 공급장치용 아답터

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007202687A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Toto Ltd 水石鹸吐出装置
JP4706492B2 (ja) * 2006-01-31 2011-06-22 Toto株式会社 水石鹸吐出装置
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