JP4106256B2 - 携帯洗浄器 - Google Patents

携帯洗浄器 Download PDF

Info

Publication number
JP4106256B2
JP4106256B2 JP2002293174A JP2002293174A JP4106256B2 JP 4106256 B2 JP4106256 B2 JP 4106256B2 JP 2002293174 A JP2002293174 A JP 2002293174A JP 2002293174 A JP2002293174 A JP 2002293174A JP 4106256 B2 JP4106256 B2 JP 4106256B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning liquid
cap
stop ring
valve seat
auxiliary cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002293174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004121704A (ja
Inventor
幸子 日吉
洋二 田中
規子 北村
美紀代 神田
Original Assignee
株式会社東洋精機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東洋精機製作所 filed Critical 株式会社東洋精機製作所
Priority to JP2002293174A priority Critical patent/JP4106256B2/ja
Publication of JP2004121704A publication Critical patent/JP2004121704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4106256B2 publication Critical patent/JP4106256B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、身体の洗浄に使用する携帯洗浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、噴出口を有するキャップを容器本体に設け、この容器本体に洗浄液を入れて携帯することができ、必要なときに容器本体の胴部を押圧することにより噴出口から洗浄液を噴出させて、臀部等の身体の一部を洗浄するようにした携帯用の洗浄器は知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−143032号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、寝たきりの患者を介護する場合においては、片手で洗浄器を使用することが多いことから、簡単な操作により洗浄液を噴出することができると共に、患者に応じて噴出する洗浄液の形状を可変にすることができる洗浄器が望まれている。また、病院等の施設内の使用においては、洗浄液を介しての院内感染を防止するために洗浄液を清潔に保つ必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、可撓性を有する容器本体の上部に、吐出口を上端に有する円筒状体を天板部に備えた主キャップを設けると共に、中心噴出口と周りのシャワー噴出口とを有する補助キャップを設け、この補助キャップを主キャップの前記円筒状体に上下方向に変位可能に設けてあり、該補助キャップを上下方向に変位させて洗浄液を前記中心噴出口のみから噴出させるか又は中心噴出口とシャワー噴出口の両方から噴出させるようにしてある携帯洗浄器を提供するものである。
本発明によれば、補助キャップを上下方向に変位させるという簡単な操作により、洗浄液を中心噴出口のみから噴出させるか又は中心噴出口とシャワー噴出口の両方から噴出させるように切り替えて使用することができる。
【0006】
また、本発明は、前記吐出口に前記円筒状体と同心円状にフランジ部を設けると共に、前記主キャップには連通孔と中心突部を設け、この中心突部の肩部を弁座とし、前記補助キャップの天板部には内周面が前記弁座に接し外周面が前記フランジ部に接するように止水環状体を設けた請求項1に記載の携帯洗浄器を提供するものである。
本発明によれば、止水環状体の内周面が弁座に接すると止水環状体の内側に設けた中心噴出口を止水することができ、また、止水環状体の外周面がフランジ部に接すると止水環状体の外側に設けたシャワー噴出口を止水することができ、補助キャップを上下方向に変位させることにより洗浄液を噴出させる噴出口を止水環状体の内外で切り替えて使用することができる。
【0007】
また、本発明は、前記補助キャップの天板部を球面状に成形した請求項1又は2に記載の携帯洗浄器を提供するものである。
本発明によれば、球面状の天板部に設けられたシャワー噴出口から洗浄液が放射状に噴出されるから、広い範囲を一度に洗浄することができる。
【0008】
また、本発明は、前記補助キャップには、前記止水環状体の内側の天板部に大径の噴出口を設け、前記止水環状体の外側の天板部に複数個の小径のシャワー噴出口を楕円状に設けた請求項2又は3に記載の携帯洗浄器を提供するものである。
本発明によれば、洗浄液を大径の噴出口のみから噴出させることにより、比較的強い水流で洗浄することができ、一方、洗浄液を複数個のシャワー噴出口から噴出させることにより、比較的弱い水流で洗浄することができる。また、複数個のシャワー噴出口を楕円状に設けたから例えば臀部の形状に合わせて洗浄液を噴出することができる。
【0009】
また、本発明は、前記補助キャップが弾性を有する請求項1乃至4のいずれかに記載の携帯洗浄器を提供するものである。
【0010】
また、本発明は、前記主キャップに逆止弁を設けた請求項1乃至5のいずれかに記載の携帯洗浄器を提供するものである。
本発明によれば、逆止弁によって外部から容器本体内への空気の侵入を防止することができ、容器本体内の洗浄液を清潔に保つことができる。
【0011】
また、本発明は、前記逆止弁は、環状弁座を前記円筒状体の下部に設け、前記環状弁座にバネ弾力を付勢して球状弁体を離着座自在に設け、容器本体内の洗浄液を前記吐出口方向へ通すが逆方向の流体は閉止するようにしてある請求項6に記載の携帯洗浄器を提供するものである。
本発明によれば、容器本体を押圧することによって容器本体内の圧力が高くなり、球状弁体がバネ弾力に抗して環状弁座から離れて容器本体内の洗浄液を噴出させることができ、押圧を止めるとバネ弾力により球状弁体が環状弁座に着座して外部からの空気の侵入を防止することができるのみならず、不用意に容器本体を転倒した場合でも容器本体内の洗浄液が外に漏れることを防止することができる。
【0012】
また、本発明は、前記容器本体が透明又は半透明な合成樹脂からなる請求項1乃至7のいずれかに記載の携帯洗浄器を提供するものである。
本発明によれば、容器本体内の洗浄液を視認できるから、洗浄液の残量を一目で把握することができる。
【0013】
また、本発明は、前記容器本体の胴部に温度表示部を設けた請求項1乃至8のいずれかに記載の携帯洗浄器を提供するものである。
本発明によれば、温度表示部により容器本体内の洗浄液の温度を管理することができる。
【0014】
また、本発明は、前記容器本体の内側に柔軟性を有する洗浄液収容袋を設け、洗浄液の減少に伴って洗浄液収容袋の容積が減少するようにした請求項1乃至9のいずれかに記載の携帯洗浄器を提供するものである。
本発明によれば、洗浄液の減少に伴って洗浄液収容袋の容積が減少するようにしたから、洗浄液収納袋内に外部からの空気の侵入を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図示の実施例に基づいて説明する。
本発明に係る携帯洗浄器は、可撓性を有する容器本体1の上部に、吐出口5を上端に有する円筒状体4を天板部6に備えた主キャップ2を設けると共に、中心噴出口7と周りのシャワー噴出口8とを有する補助キャップ3を設け、この補助キャップ3を主キャップ2の前記円筒状体4に上下方向に変位可能に設けてあり、該補助キャップ3を上下方向に変位させて洗浄液を前記中心噴出口7のみから噴出させるか又は中心噴出口7とシャワー噴出口8の両方から噴出させるように構成してある。
【0016】
図1に示す実施例において、容器本体1は、ポリプロピレン、ポリエチレン等の透明又は半透明な合成樹脂からなり、胴部9を押圧することにより容易に変形して容器本体1内に収容した洗浄液を噴出することができるようにしてある。
また、容器本体1の胴部9には、凸又は凹形状により容量目盛12を設けてあり、図示の実施例では、50ml毎に容量目盛12を設けて洗浄液の使用量の目安になるように構成してある。
【0017】
さらに、容器本体1の胴部9には、温度表示部13を設けてある。
温度表示部13は、温度を感知してこの温度に対応する部分を表示させるようにした温度シールからなり、該温度シールを容器本体1の胴部9に貼り付けてある。図示の実施例では、約36〜40℃で「適温」、約36℃以下で「冷たい」、約40℃以上で「熱い」と色分けして表示するようにしてある。なお、温度を数値で表示するように設けることも勿論可能である。
【0018】
図1に示す実施例において、主キャップ2は、合成樹脂の一体成形品からなり、図5に示すように、吐出口5に円筒状体4と同心円状にフランジ部14を設けると共に、主キャップ2には連通孔15と中心突部16を設け、この中心突部16の肩部を弁座17としてある。主キャップ2のスカート部19には、キャップ側ねじ部20を設けてあり、容器本体1の口部10に設けた容器側ねじ部11に主キャップ2をねじ込み装着することができるように構成してある。
従って、主キャップ2を容器本体1の口部10から外して、容器本体1、主キャップ2及び補助キャップ3を洗浄し、容器本体1に洗浄液を充填して再使用することができる。
【0019】
円筒状体4の上面には、円筒状体4と同心円状に吐出口5を設けてあり、吐出口5には下向きに円筒状のフランジ部14を設けてある。
また、円筒状体4の外周面上部には、補助キャップ3が摺動する摺動面21を設けてあり、円筒状体4の外周面下部は、摺動面21より小径に成形して顎部26を設けてあると共に、円周状に2個の位置決めリブ22a、22bを設けてある。
【0020】
図1に示す実施例では、中心突部16は、図5に示すように、主キャップ2の天板部6に円筒状体4と同軸状に設けてあり、弁座17はフランジ部14の下端と上端の間の位置に設けてある。中心突部16の上端には、嵌合突起18を設けてあり、補助キャップ3を最下部まで押し下げたときに嵌合突起18が中心噴出口7に嵌合するように構成してある。
また、連通孔15は、主キャップ2の天板部6に容器本体1内と円筒状体4内を連通するように設けてあり、容器本体1内の洗浄液を連通孔15を通って吐出口5から吐出することができるようにしてある。
【0021】
図1に示す実施例において、補助キャップ3は、ポリプロピレン、ポリエチレン等の弾性を有する合成樹脂の一体成形品からなる。
補助キャップ3の天板部23には、下向きに止水環状体24を設けてあり、止水環状体24の内周面が弁座17に接し外周面がフランジ部14に接するように構成してある。
補助キャップ3には、止水環状体24の内側の天板部23に大径の中心噴出口7を設け、止水環状体24の外側の天板部23に複数個の小径のシャワー噴出口8を楕円状に設けてある。また、補助キャップ3の天板部23は、球面状に成形してあり、洗浄液をシャワー噴出口8から放射状に噴出することができるように構成してある。
【0022】
補助キャップ3の胴部25は、円筒状体4の摺動面21に沿って摺動するようにしてあり、補助キャップ3を上下方向に変位させても洗浄液が漏れ出さないようにしてある。
また、補助キャップ3の胴部25の下部には、突起部27を設けてあり、突起部27が胴部25の弾性により位置決めリブ22a、22bを乗り越えて変位することにより、補助キャップ3を上下方向に位置決め可能に変位させることができるようにしてある。また、突起部27は、円筒状体4の顎部26と係合するように設けてあり、補助キャップ3が円筒状体4から外れないように構成してある。なお、補助キャップ3を上下方向に変位させることができればよいから、位置決めリブ22a、22bを設けない構成とすることも可能である。
【0023】
次に、上記のように構成された携帯洗浄器の作用について説明する。
図2に示すように、補助キャップ3を最下部まで押し下げた状態では、止水環状体24がフランジ部14及び弁座17に接して、中心噴出口7及びシャワー噴出口8は閉止状態(図中の黒丸)になっており、容器本体1は密閉されている。このとき、補助キャップ3の突起部27は円筒状体4の下側の位置決めリブ22bと係合して容器本体1の密閉状態を維持するようにしてある。
【0024】
図3に示すように、補助キャップ3を引き上げて突起部27が上側の位置決めリブ22aと下側の位置決めリブ22bの間に係合している状態では、止水環状体24はフランジ部14にのみ接して、シャワー噴出口8のみ閉止状態になっている。一方、中心噴出口7は、止水環状体24と弁座17の間を通って通水状態(図中の白丸)になり、容器本体1の胴部9を押圧することにより中心噴出口7から一本水流の洗浄液を噴出することができる。
【0025】
図4に示すように、さらに補助キャップ3を引き上げて突起部27が上側の位置決めリブ22aと顎部26の間に係合している状態では、止水環状体24はフランジ部14及び弁座17のいずれとも接しないから、中心噴出口7及びシャワー噴出口8の両方が通水状態になり、容器本体1の胴部9を押圧することにより中心噴出口7及びシャワー噴出口8からシャワー状に洗浄液を噴出することができる。
【0026】
また、図6に示す実施例のように、本発明に係る携帯洗浄器は、主キャップ2に逆止弁を設けた構成とすることもできる。
逆止弁は、環状弁座28を有する環状体30を円筒状体4の下部に設け、環状弁座28にバネ弾力を付勢して球状弁体29を離着座自在に設け、容器本体1内の洗浄液を吐出口5の方向へ通すが逆方向の流体は閉止するように構成してある。
【0027】
図6に示す実施例において、環状体30は、中心に設けた連通孔33と、該連通孔33の上部に設けた環状弁座28と、球状弁体29をガイドするガイド部34からなり、環状体30の外周に設けた顎部35と円筒状体4に設けた顎部36を係合させて円筒状体4の下部に嵌入してある。ガイド部34には、切欠部38を設けてあり、球状弁体29が環状弁座28から離れたときに洗浄液を通すようにしてある。
中心突部16は、円筒状体4の胴部39に設けた仕切板31に立設してあり、中心突部16の下部には凹状のバネ座32を設け、バネ37により球状弁体29を環状弁座28にバネ弾力を付勢して着座してある。
【0028】
上記構成により、洗浄器の使用時には、容器本体1の胴部9を押圧することによって容器本体1内の圧力が高くなり、球状弁体29がバネ弾力に抗して上方に押されて環状弁座28から離れることにより、切欠部38を通って容器本体1内の洗浄液を噴出させることができる。一方、押圧を止めるとバネ弾力により球状弁体29が、再び環状弁座28に着座して外部から容器本体1内への空気の侵入を防止することができるから、洗浄液内への細菌の混入を防止して清潔に保つことができる。また、補助キャップ3を上に引き上げた状態で不用意に容器本体1を転倒した場合でも、バネ弾力により球状弁体29の環状弁座28への着座を維持でき、容器本体1内の洗浄液が外に漏れることを防止することができる。
【0029】
また、図6に示す実施例において、容器本体1の内側に柔軟性を有する洗浄液収容袋を設け、洗浄液の減少に伴って洗浄液収容袋の容積が減少するように構成することもできる。このとき、容器本体1に外部から内部方向にのみ空気を通す逆止弁を設けることにより、容器本体1自体の容積は減少しないから、容器本体1の胴部9を押圧して容易に洗浄液を噴出させることができる。
なお、容器本体1、主キャップ2及び補助キャップ3は、携帯洗浄器及び洗浄液を清潔に保つことができるように、抗菌素材を使用することが好ましい。
【0030】
【発明の効果】
以上の通り、本発明に係る携帯洗浄器によれば、可撓性を有する容器本体の上部に、吐出口を上端に有する円筒状体を天板部に備えた主キャップを設けると共に、中心噴出口と周りのシャワー噴出口とを有する補助キャップを設け、この補助キャップを主キャップの前記円筒状体に上下方向に変位可能に設けてあり、該補助キャップを上下方向に変位させて洗浄液を前記中心噴出口のみから噴出させるか又は中心噴出口とシャワー噴出口の両方から噴出させるようにした構成を有することにより、補助キャップを上下方向に変位させるという簡単な操作により、洗浄液を中心噴出口のみから噴出させるか又は中心噴出口とシャワー噴出口の両方から噴出させるように切り替えて使用することができる効果がある。
【0031】
また、本発明は、前記吐出口に前記円筒状体と同心円状にフランジ部を設けると共に、前記主キャップには連通孔と中心突部を設け、この中心突部の肩部を弁座とし、前記補助キャップの天板部には内周面が前記弁座に接し外周面が前記フランジ部に接するように止水環状体を設けた請求項1に記載の構成を有することにより、止水環状体の内周面が弁座に接すると止水環状体の内側に設けた中心噴出口を止水することができ、また、止水環状体の外周面がフランジ部に接すると止水環状体の外側に設けたシャワー噴出口を止水することができるから、補助キャップを上下方向に変位させることにより洗浄液を噴出させる噴出口を止水環状体の内外で切り替えて使用することができる効果がある。
【0032】
また、本発明は、前記補助キャップの天板部を球面状に成形した請求項1又は2に記載の構成を有することにより、球面状の天板部に設けられたシャワー噴出口から洗浄液が放射状に噴出されるから、広い範囲を一度に洗浄することができる効果がある。
【0033】
また、本発明は、前記補助キャップには、前記止水環状体の内側の天板部に大径の噴出口を設け、前記止水環状体の外側の天板部に複数個の小径のシャワー噴出口を楕円状に設けた請求項2又は3に記載の構成を有することにより、洗浄液を大径の噴出口のみから噴出させることにより、比較的強い水流で洗浄することができ、一方、洗浄液を複数個のシャワー噴出口から噴出させることにより、比較的弱い水流で洗浄することができる。また、複数個のシャワー噴出口を楕円状に設けたから例えば臀部の形状に合わせて洗浄液を噴出することができる効果がある。
【0034】
また、本発明は、前記補助キャップが弾性を有する請求項1乃至4のいずれかに記載の構成を有することにより、弾性により補助キャップを円筒状体に密着させて設けることができる。
【0035】
また、本発明は、前記主キャップに逆止弁を設けた請求項1乃至5のいずれかに記載の構成を有することにより、逆止弁によって外部から容器本体内への空気の侵入を防止することができ、容器本体内の洗浄液を清潔に保つことができる効果がある。
【0036】
また、本発明は、前記逆止弁は、環状弁座を前記円筒状体の下部に設け、前記環状弁座にバネ弾力を付勢して球状弁体を離着座自在に設け、容器本体内の洗浄液を前記吐出口方向へ通すが逆方向の流体は閉止するようにしてある請求項6に記載の構成を有することにより、容器本体を押圧することによって容器本体内の圧力が高くなり、球状弁体がバネ弾力に抗して環状弁座から離れて容器本体内の洗浄液を噴出させることができ、押圧を止めるとバネ弾力により球状弁体が環状弁座に着座して外部からの空気の侵入を防止することができるのみならず、不用意に容器本体を転倒した場合でも容器本体内の洗浄液が外に漏れることを防止することができる効果がある。
【0037】
また、本発明は、前記容器本体が透明又は半透明な合成樹脂からなる請求項1乃至7のいずれかに記載の構成を有することにより、容器本体内の洗浄液を視認できるから、洗浄液の残量を一目で把握することができる効果がある。
【0038】
また、本発明は、前記容器本体の胴部に温度表示部を設けた請求項1乃至8のいずれかに記載の構成を有することにより、温度表示部により容器本体内の洗浄液の温度を管理することができる効果がある。
【0039】
また、本発明は、前記容器本体の内側に柔軟性を有する洗浄液収容袋を設け、洗浄液の減少に伴って洗浄液収容袋の容積が減少するようにした請求項1乃至9のいずれかに記載の構成を有することにより、洗浄液の減少に伴って洗浄液収容袋の容積が減少するようにしたから、洗浄液収納袋内に外部からの空気の侵入を防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す一部縦断正面図
【図2】 一実施例の要部を示す断面図
【図3】 一実施例の要部を示す断面図
【図4】 一実施例の要部を示す断面図
【図5】 一実施例の要部を示すA−A線断面図
【図6】 他の実施例の要部を示す断面図
【符号の説明】
1 容器本体
2 主キャップ
3 補助キャップ
4 円筒状体
5 吐出口
6 天板部
7 中心噴出口
8 シャワー噴出口
9 胴部
10 口部
11 容器側ねじ部
12 容量目盛
13 温度表示部
14 フランジ部
15 連通孔
16 中心突部
17 弁座
18 嵌合突起
19 スカート部
20 キャップ側ねじ部
21 摺動面
22a、22b 位置決めリブ
23 天板部
24 止水環状体
25 胴部
26 顎部
27 突起部
28 環状弁座
29 球状弁体
30 環状体
31 仕切板
32 バネ座
33 連通孔
34 ガイド部
35、36 顎部
37 バネ
38 切欠部
39 胴部

Claims (9)

  1. 可撓性を有する容器本体の上部に、吐出口を上端に有する円筒状体を天板部に備えた主キャップを設けると共に、中心噴出口と周りのシャワー噴出口とを有する補助キャップを設け、この補助キャップを主キャップの前記円筒状体に上下方向に変位可能に設けてあり、該補助キャップを上下方向に変位させて洗浄液を前記中心噴出口のみから噴出させるか又は中心噴出口とシャワー噴出口の両方から噴出させるようにしてある携帯洗浄器であって、前記吐出口に前記円筒状体と同心円状にフランジ部を設けると共に、前記主キャップには連通孔と中心突部を設け、この中心突部の肩部を弁座とし、前記補助キャップの天板部には内周面が前記弁座に接し外周面が前記フランジ部に接するように止水環状体を設け、前記止水環状体がフランジ部に接して該止水環状体の外側に設けたシャワー噴出口を止水し、前記止水環状体が弁座に接して該止水環状体の内側に設けた中心噴出口を止水するようにした携帯洗浄器。
  2. 前記補助キャップの天板部を球面状に成形した請求項1に記載の携帯洗浄器。
  3. 前記補助キャップには、前記止水環状体の内側の天板部に大径の噴出口を設け、前記止水環状体の外側の天板部に複数個の小径のシャワー噴出口を楕円状に設けた請求項1又は2に記載の携帯洗浄器。
  4. 前記補助キャップが弾性を有する請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯洗浄器。
  5. 前記主キャップに逆止弁を設けた請求項1乃至4のいずれかに記載の携帯洗浄器。
  6. 前記逆止弁は、環状弁座を前記円筒状体の下部に設け、前記環状弁座にバネ弾力を付勢して球状弁体を離着座自在に設け、容器本体内の洗浄液を前記吐出口方向へ通すが逆方向の流体は閉止するようにしてある請求項5に記載の携帯洗浄器。
  7. 前記容器本体が透明又は半透明な合成樹脂からなる請求項1乃至6のいずれかに記載の携帯洗浄器。
  8. 前記容器本体の胴部に温度表示部を設けた請求項1乃至7のいずれかに記載の携帯洗浄器。
  9. 前記容器本体の内側に柔軟性を有する洗浄液収容袋を設け、洗浄液の減少に伴って洗浄液収容袋の容積が減少するようにした請求項1乃至8のいずれかに記載の携帯洗浄器。
JP2002293174A 2002-10-07 2002-10-07 携帯洗浄器 Expired - Lifetime JP4106256B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002293174A JP4106256B2 (ja) 2002-10-07 2002-10-07 携帯洗浄器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002293174A JP4106256B2 (ja) 2002-10-07 2002-10-07 携帯洗浄器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004121704A JP2004121704A (ja) 2004-04-22
JP4106256B2 true JP4106256B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=32284157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002293174A Expired - Lifetime JP4106256B2 (ja) 2002-10-07 2002-10-07 携帯洗浄器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4106256B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105728073A (zh) 2006-02-08 2016-07-06 贝克顿·迪金森公司 改进的样本收集和储存装置以及与其相关的方法
US8973293B2 (en) 2010-11-19 2015-03-10 Becton, Dickinson And Company Specimen container label for automated clinical laboratory processing systems

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004121704A (ja) 2004-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3105199B2 (ja) 空気取込が改良された放出ヘッドならびにこのようなヘッドを備えた収容放出ユニット
EP3261943B1 (en) Inverted bottle dispensing systems and methods
US4200206A (en) Shower attachable dispenser
USRE38816E1 (en) Dispensing cap with gripping means
ES2357815T3 (es) Tapón frotador.
ES2364229T3 (es) Dispensador de productos fluidos.
JP5076056B2 (ja) 泡液兼用ディスペンサー
US8925124B2 (en) Portable hand washing station
IL97444A (en) Squeezable dispenser apparatus
WO2007086732A1 (en) Squeeze foamer
US5846011A (en) Bottle with built-in telescoping applicator head and spout for applying fluid to a body
WO2004043791A2 (en) Applicator package with disposable applicator pad assembly
US20220162843A1 (en) Bidet washing apparatus with disinfectant wash feature
KR101832848B1 (ko) 샤워기용 화장수 공급 장치
US6230942B1 (en) Metered dispensing pump device preventable of water permeation
ES2912470T3 (es) Tapa de pulverización para contenedor de pulverización
JP2002000701A (ja) 耐漏性シールシステムを有する洗眼装置
US20120118430A1 (en) Relief Valve
JP4106256B2 (ja) 携帯洗浄器
JP3727531B2 (ja) 止水機能付シャワーヘッド
JP4917002B2 (ja) 泡噴出容器
JP2005178889A (ja) キャップ装置及びこのキャップ装置を備えた容器
JP4203935B2 (ja) 洗眼容器
KR101418981B1 (ko) 세제가 내장된 샤워기 헤드
RU2695386C1 (ru) Портативный контейнер

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050720

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4106256

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term