JPH04330929A - 流動層処理装置における排出機構 - Google Patents
流動層処理装置における排出機構Info
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- JPH04330929A JPH04330929A JP19374891A JP19374891A JPH04330929A JP H04330929 A JPH04330929 A JP H04330929A JP 19374891 A JP19374891 A JP 19374891A JP 19374891 A JP19374891 A JP 19374891A JP H04330929 A JPH04330929 A JP H04330929A
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Landscapes
- Glanulating (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉粒体の乾燥、造粒、コ
ーティング等を行なう流動層処理装置に関し、特に粉粒
体の製品等の排出機構の改良に係る。
ーティング等を行なう流動層処理装置に関し、特に粉粒
体の製品等の排出機構の改良に係る。
【0002】
【発明の背景】粉粒体を気流中で流動化させながら乾燥
、造粒、コーティング等を行なう流動層処理装置は広く
知られている。このような流動層処理装置を用いて粉粒
体の乾燥、造粒、コーティング等の処理を行なう場合に
は、もともと原料中に混在していたり、あるいは処理過
程で生ずるいわゆるダマと称される大粒子を適宜流動室
から排出してやらなければ、流動が阻害されるという問
題が生ずる。とりわけ連続処理を行なう場合には、この
大粒子の排出が重要であり、また製品も効率良く排出す
る必要があることから、従来の流動層処理装置の排出機
構は、図7(a)(b)に示すように流動室4’の水平
断面において円の中心から半径方向もしくは接線方向に
排出口9’を設け、そこからスクリュコンベア等で送り
出す構造となっている。
、造粒、コーティング等を行なう流動層処理装置は広く
知られている。このような流動層処理装置を用いて粉粒
体の乾燥、造粒、コーティング等の処理を行なう場合に
は、もともと原料中に混在していたり、あるいは処理過
程で生ずるいわゆるダマと称される大粒子を適宜流動室
から排出してやらなければ、流動が阻害されるという問
題が生ずる。とりわけ連続処理を行なう場合には、この
大粒子の排出が重要であり、また製品も効率良く排出す
る必要があることから、従来の流動層処理装置の排出機
構は、図7(a)(b)に示すように流動室4’の水平
断面において円の中心から半径方向もしくは接線方向に
排出口9’を設け、そこからスクリュコンベア等で送り
出す構造となっている。
【0003】しかしながらこのような構造は、必ずしも
流動室内の粉粒体の挙動を解明することにより採用され
たものではなく、そのため必ずしも大粒子の排出が十分
に行なわれず、また微粉をカットしながら製品のみを排
出するという要請にも十分応えられるものではなかった
。
流動室内の粉粒体の挙動を解明することにより採用され
たものではなく、そのため必ずしも大粒子の排出が十分
に行なわれず、また微粉をカットしながら製品のみを排
出するという要請にも十分応えられるものではなかった
。
【0004】発明者等の研究によれば、略円筒形の流動
室内では粉粒体は主に中心部から吹き上げられ周壁部に
沿って下降し、中心部に向かって移動する。テーパ状の
流動室では、とりわけこの傾向が強い。従って製品や発
生した大粒子はこのような粉粒体の動きに影響されて、
なかなか周壁部の排出口に到達することはできない。ま
た大粒子や製品が速やかに排出されないと、流動室に長
時間滞溜することによってますます肥大成長し、更に大
きな粒子になってしまう。従って製品等の所定粒度以上
の粒子を適宜排出すれば大粒子の発生も防止できるので
ある。
室内では粉粒体は主に中心部から吹き上げられ周壁部に
沿って下降し、中心部に向かって移動する。テーパ状の
流動室では、とりわけこの傾向が強い。従って製品や発
生した大粒子はこのような粉粒体の動きに影響されて、
なかなか周壁部の排出口に到達することはできない。ま
た大粒子や製品が速やかに排出されないと、流動室に長
時間滞溜することによってますます肥大成長し、更に大
きな粒子になってしまう。従って製品等の所定粒度以上
の粒子を適宜排出すれば大粒子の発生も防止できるので
ある。
【0005】もちろん流動室の側壁部からではなく底部
から処理品を取り出す考え方については、本出願人の出
願に係る特開昭62−30542号に開示されている。 しかし、このものは単に底板中央付近に取出孔を開け、
落下した粉粒体を移送手段を用いて分級室に定量移送す
ることによって分級効果を安定させるためのものであり
、大粒子の取り出しに関する上記知見とは異別の技術思
想に基づくものである。
から処理品を取り出す考え方については、本出願人の出
願に係る特開昭62−30542号に開示されている。 しかし、このものは単に底板中央付近に取出孔を開け、
落下した粉粒体を移送手段を用いて分級室に定量移送す
ることによって分級効果を安定させるためのものであり
、大粒子の取り出しに関する上記知見とは異別の技術思
想に基づくものである。
【0006】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景に
鑑みなされたものであって、前記知見に基づき製品並び
に大粒子を効率良く排出することができる流動層処理装
置における排出機構の開発を試みたものである。
鑑みなされたものであって、前記知見に基づき製品並び
に大粒子を効率良く排出することができる流動層処理装
置における排出機構の開発を試みたものである。
【0007】
【目的達成の手段】即ち本出願に係る第一の発明たる流
動層処理装置における排出機構は、流動層内に形成され
る流動室の底部に多数の通気孔を有する目皿板を設け、
この目皿板を介して熱風を吹き上げて粉粒体の乾燥、造
粒、コーティングなどの粉粒体処理を行ない、この製品
等を流動層本体側壁に形成される排出口から排出する流
動層処理装置において、前記目皿板には一定長さの開口
部を形成するとともに、その下方には開口部に沿って案
内ケーシングを形成し、この案内ケーシング内にはスク
リュコンベアを設けたことを特徴として成るものである
。
動層処理装置における排出機構は、流動層内に形成され
る流動室の底部に多数の通気孔を有する目皿板を設け、
この目皿板を介して熱風を吹き上げて粉粒体の乾燥、造
粒、コーティングなどの粉粒体処理を行ない、この製品
等を流動層本体側壁に形成される排出口から排出する流
動層処理装置において、前記目皿板には一定長さの開口
部を形成するとともに、その下方には開口部に沿って案
内ケーシングを形成し、この案内ケーシング内にはスク
リュコンベアを設けたことを特徴として成るものである
。
【0008】また本出願に係る第二の発明たる流動層処
理装置における排出機構は、前記要件に加えて前記案内
ケーシングの全部または一部には多数の通気孔が穿たれ
ていることを特徴として成るものである。
理装置における排出機構は、前記要件に加えて前記案内
ケーシングの全部または一部には多数の通気孔が穿たれ
ていることを特徴として成るものである。
【0009】更に本出願に係る第三の発明たる流動層処
理装置における排出機構は、前記要件に加えて前記案内
ケーシングには、前記多数の通気孔を覆うように空気室
が設けられることを特徴として成るものである。
理装置における排出機構は、前記要件に加えて前記案内
ケーシングには、前記多数の通気孔を覆うように空気室
が設けられることを特徴として成るものである。
【0010】更に本出願に係る第四の発明たる流動層処
理装置における排出機構は、前記要件に加えて前記目皿
板上には回転攪拌部材を設けたことを特徴として成るも
のである。これら発明によって前記目的を達成しようと
するものである。
理装置における排出機構は、前記要件に加えて前記目皿
板上には回転攪拌部材を設けたことを特徴として成るも
のである。これら発明によって前記目的を達成しようと
するものである。
【0011】
【発明の作用】本発明では目皿板には一定長さの開口部
を形成し、またその下方には開口部に沿って案内ケーシ
ングを形成し、この案内ケーシング内にはスクリュコン
ベアを設けたから、流動室周壁部に移動できない製品や
大粒子も、目皿板の開口部から案内ケーシング内に落下
し、スクリュコンベアにより速やかに排出される。
を形成し、またその下方には開口部に沿って案内ケーシ
ングを形成し、この案内ケーシング内にはスクリュコン
ベアを設けたから、流動室周壁部に移動できない製品や
大粒子も、目皿板の開口部から案内ケーシング内に落下
し、スクリュコンベアにより速やかに排出される。
【0012】また案内ケーシングの全部または一部に多
数の通気孔を穿てば、案内ケーシング内に落下した微粉
は通気孔からの送風によって舞い上げられ、再び流動室
に押し戻されるため、大粒子や製品を選択的に排出する
ことができる。
数の通気孔を穿てば、案内ケーシング内に落下した微粉
は通気孔からの送風によって舞い上げられ、再び流動室
に押し戻されるため、大粒子や製品を選択的に排出する
ことができる。
【0013】更に案内ケーシングには、多数の通気孔を
覆うように空気室を設ければ、目皿板から噴出する流動
化空気とは異なる流速の空気をこの空気室から案内ケー
シングに送風することができる。
覆うように空気室を設ければ、目皿板から噴出する流動
化空気とは異なる流速の空気をこの空気室から案内ケー
シングに送風することができる。
【0014】更にまた目皿板上に回転攪拌部材を設けれ
ば、開口部に到達できない大粒子や製品をこの回転攪拌
部材の回転により開口部に落とし込んで排出することが
できる。
ば、開口部に到達できない大粒子や製品をこの回転攪拌
部材の回転により開口部に落とし込んで排出することが
できる。
【0015】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的
に説明する。符号1は本発明を適用した流動層処理装置
であって、このものは、粉粒体の乾燥、造粒、コーティ
ングなどの粉粒体処理を行なうものである。このものは
流動層本体2を主体としてこれに諸部材が設けられるも
のであって、流動層本体2の内部には上部に流動室4が
形成され、下部に熱風供給室5が形成される。
に説明する。符号1は本発明を適用した流動層処理装置
であって、このものは、粉粒体の乾燥、造粒、コーティ
ングなどの粉粒体処理を行なうものである。このものは
流動層本体2を主体としてこれに諸部材が設けられるも
のであって、流動層本体2の内部には上部に流動室4が
形成され、下部に熱風供給室5が形成される。
【0016】流動室4のほぼ中央部には流動層2の側壁
から内側に向かって一例として三本の導管6が設けられ
、この導管6の先端部にはノズル7が設けられる。因み
にこのノズル7からは造粒時にはバインダ液が噴霧され
、またコーティング時にはコーティング液が噴霧されて
、それぞれ流動中の粉粒体にふり掛けられることにより
造粒又はコーティング処理がなされる。尚、乾燥処理の
場合にはこのノズル7は使用されない。また流動層本体
2の近傍には原料ホッパ7aが設けられ、ここから流動
層本体2へ原料供給管7bが配設される。
から内側に向かって一例として三本の導管6が設けられ
、この導管6の先端部にはノズル7が設けられる。因み
にこのノズル7からは造粒時にはバインダ液が噴霧され
、またコーティング時にはコーティング液が噴霧されて
、それぞれ流動中の粉粒体にふり掛けられることにより
造粒又はコーティング処理がなされる。尚、乾燥処理の
場合にはこのノズル7は使用されない。また流動層本体
2の近傍には原料ホッパ7aが設けられ、ここから流動
層本体2へ原料供給管7bが配設される。
【0017】また熱風供給室5は流動室4へ流動用の熱
風を供給するための部分であって、その下方側面には熱
風供給装置S1に接続される熱風供給口8が形成され、
上方側面には製品等を排出するための排出口9が形成さ
れる。尚、熱風供給室5から流動室4側へ供給された空
気はバグフィルタFを具えた排気装置9aから排気され
るようになっている。このような熱風供給室5と流動室
4との境界部には目皿板10が設けられる。この目皿板
10は、熱風供給室5から流動室4内へ送られる熱風の
量や向きを規制するためのものであって、その構造は図
3に示すように円板の表面に複数の通気孔11が形成さ
れるとともに、ほぼ中心から排出口9の方向にかけて長
方形に切り欠いた開口部12が形成される。そしてこの
開口部12の下側には開口部12に沿って丸樋状の案内
ケーシング13が設けられ、これが目皿板10に対して
固定される。尚本実施例では、案内ケーシング13は丸
樋状のものを用いたが、角型のものであってもよい。
風を供給するための部分であって、その下方側面には熱
風供給装置S1に接続される熱風供給口8が形成され、
上方側面には製品等を排出するための排出口9が形成さ
れる。尚、熱風供給室5から流動室4側へ供給された空
気はバグフィルタFを具えた排気装置9aから排気され
るようになっている。このような熱風供給室5と流動室
4との境界部には目皿板10が設けられる。この目皿板
10は、熱風供給室5から流動室4内へ送られる熱風の
量や向きを規制するためのものであって、その構造は図
3に示すように円板の表面に複数の通気孔11が形成さ
れるとともに、ほぼ中心から排出口9の方向にかけて長
方形に切り欠いた開口部12が形成される。そしてこの
開口部12の下側には開口部12に沿って丸樋状の案内
ケーシング13が設けられ、これが目皿板10に対して
固定される。尚本実施例では、案内ケーシング13は丸
樋状のものを用いたが、角型のものであってもよい。
【0018】尚、開口部12並びにこれに対応して設け
られる案内ケーシング13の形成態様は、この他にも例
えば図5(a)に示すように円形の目皿板10の任意の
弦方向に延びるように一定長さで形成してもよいし、図
5(b)に示すようにその長さを弦の長さと同じにして
もよいし、また図5(c)に示すように二本または複数
本の案内ケーシング13を互いに平行にまたはハの字状
に形成して設けるようにしてもよい。要は流動室4内で
吹き上げられた粉粒体が落下時にその一部を受け取るこ
とができ、製品や大粒子の排出が効率良くできる程度の
一定長さの開口部12を有し、且つこれに対応した案内
ケーシング13が設けられていればよい。またこの案内
ケーシング13の一端部である排出口9からは流動層本
体2の外側へ向かって排出管14が延び、その先端には
製品取出口14aが設けられるとともに、案内ケーシン
グ13と排出管14とによって連続形成される排出路に
はスクリュコンベア15が設けられる。
られる案内ケーシング13の形成態様は、この他にも例
えば図5(a)に示すように円形の目皿板10の任意の
弦方向に延びるように一定長さで形成してもよいし、図
5(b)に示すようにその長さを弦の長さと同じにして
もよいし、また図5(c)に示すように二本または複数
本の案内ケーシング13を互いに平行にまたはハの字状
に形成して設けるようにしてもよい。要は流動室4内で
吹き上げられた粉粒体が落下時にその一部を受け取るこ
とができ、製品や大粒子の排出が効率良くできる程度の
一定長さの開口部12を有し、且つこれに対応した案内
ケーシング13が設けられていればよい。またこの案内
ケーシング13の一端部である排出口9からは流動層本
体2の外側へ向かって排出管14が延び、その先端には
製品取出口14aが設けられるとともに、案内ケーシン
グ13と排出管14とによって連続形成される排出路に
はスクリュコンベア15が設けられる。
【0019】因みにこのスクリュコンベア15は案内ケ
ーシング13内に落下した製品や大粒子を製品取出口1
4aへ移送して排出するためのものであり、本発明では
このように目皿板10に一定長さの開口部12を設け、
これに対応して案内ケーシング13を形成し、ここにス
クリュコンベア15を設けて製品や大粒子を効率良く取
り出せる点が特徴的な構成となっている。
ーシング13内に落下した製品や大粒子を製品取出口1
4aへ移送して排出するためのものであり、本発明では
このように目皿板10に一定長さの開口部12を設け、
これに対応して案内ケーシング13を形成し、ここにス
クリュコンベア15を設けて製品や大粒子を効率良く取
り出せる点が特徴的な構成となっている。
【0020】また案内ケーシング13には全体に多数の
通気孔21が穿たれていて、熱風供給室5からの熱風が
ここから上方へ噴出できるようになっている。因みにこ
の案内ケーシング13における通気孔21は、案内ケー
シング13内に落下した微粉を風力で再び流動室4内へ
戻すためのものである。尚、通気孔21は案内ケーシン
グ13の側面にも設けたり、底面の一部だけに設けるよ
うにしてもよい。また案内ケーシング13の回りには図
6に示すように通気孔21を覆うように空気室22を設
けてもよい。この空気室22には、熱風供給装置S1と
は別に設けられる熱風供給装置S2からの配管が接続さ
れる。因みにこのような構造を採用した場合には,熱風
供給装置S2の調整により空気室22内の空気圧を熱風
供給室5の圧力とは別に設定することができ、これによ
り案内ケーシング13内に落下した微粉を確実に取り除
いて製品や大粒子を効率良く排出できる。
通気孔21が穿たれていて、熱風供給室5からの熱風が
ここから上方へ噴出できるようになっている。因みにこ
の案内ケーシング13における通気孔21は、案内ケー
シング13内に落下した微粉を風力で再び流動室4内へ
戻すためのものである。尚、通気孔21は案内ケーシン
グ13の側面にも設けたり、底面の一部だけに設けるよ
うにしてもよい。また案内ケーシング13の回りには図
6に示すように通気孔21を覆うように空気室22を設
けてもよい。この空気室22には、熱風供給装置S1と
は別に設けられる熱風供給装置S2からの配管が接続さ
れる。因みにこのような構造を採用した場合には,熱風
供給装置S2の調整により空気室22内の空気圧を熱風
供給室5の圧力とは別に設定することができ、これによ
り案内ケーシング13内に落下した微粉を確実に取り除
いて製品や大粒子を効率良く排出できる。
【0021】また排出管14の途中には分級装置16が
設けられる。このものは排出管14の底部に通気孔17
を形成し、その下部には熱風供給装置S3に連絡する熱
風取入口18を形成し、一方排出管14の上部には、流
動層本体2上部の回収口19に連絡する熱風排気口20
を形成する。因みにこの分級装置16は製品が一層シャ
ープな粒度分布を有するように風力により分級を行なう
ものである。
設けられる。このものは排出管14の底部に通気孔17
を形成し、その下部には熱風供給装置S3に連絡する熱
風取入口18を形成し、一方排出管14の上部には、流
動層本体2上部の回収口19に連絡する熱風排気口20
を形成する。因みにこの分級装置16は製品が一層シャ
ープな粒度分布を有するように風力により分級を行なう
ものである。
【0022】次に目皿板10の上には図3に示すような
回転攪拌部材23が設けられる。この回転攪拌部材23
は目皿板10の中心に設けた軸24に対して複数本の攪
拌羽根25を取り付けて成る。因みにこの回転攪拌部材
23は、目皿板10上に滞溜している大粒子等を攪拌す
ることで案内ケーシング13内にこれらを落とし込む作
用をなすものである。
回転攪拌部材23が設けられる。この回転攪拌部材23
は目皿板10の中心に設けた軸24に対して複数本の攪
拌羽根25を取り付けて成る。因みにこの回転攪拌部材
23は、目皿板10上に滞溜している大粒子等を攪拌す
ることで案内ケーシング13内にこれらを落とし込む作
用をなすものである。
【0023】本発明が適用された流動層処理装置1は以
上のような構造を有するものであって、以下このものの
作動状態を連続造粒操作を例にとって説明する。まず熱
風供給装置S1,S2,S3をそれぞれ駆動した状態で
原料供給管7bより流動室4内に原料を一定量づつ供給
する。原料の流動が定常状態になったところでノズル7
からバインダ液を噴霧する。これにより流動中の粉粒体
はバインダ液の作用で造粒がなされる。このような造粒
作用中には粉粒体は主に中心部から吹き上げられ、周壁
部に沿って下降し中心部に向かって移動するが、その際
、原料、造粒物及び大粒子となった造粒物の一部が案内
ケーシング13内に落下する。
上のような構造を有するものであって、以下このものの
作動状態を連続造粒操作を例にとって説明する。まず熱
風供給装置S1,S2,S3をそれぞれ駆動した状態で
原料供給管7bより流動室4内に原料を一定量づつ供給
する。原料の流動が定常状態になったところでノズル7
からバインダ液を噴霧する。これにより流動中の粉粒体
はバインダ液の作用で造粒がなされる。このような造粒
作用中には粉粒体は主に中心部から吹き上げられ、周壁
部に沿って下降し中心部に向かって移動するが、その際
、原料、造粒物及び大粒子となった造粒物の一部が案内
ケーシング13内に落下する。
【0024】これら落下物のうち微粉状態のままの原料
は、案内ケーシング13に形成される通気孔21からの
熱風により再び流動室4内に吹き上げられる。これによ
り案内ケーシング13内には造粒された製品と大粒子の
みが残ることになり、これらがスクリュコンベア15に
より排出管14内を移送され、途中分級装置16で分級
された後、製品取出口14aから排出される。また案内
ケーシング13内に直接落下しない製品や大粒子も、回
転攪拌部材23における攪拌羽根25の回転作用により
開口部12から案内ケーシング13内に落とし込まれて
同じくスクリュコンベア15の作用により排出される。
は、案内ケーシング13に形成される通気孔21からの
熱風により再び流動室4内に吹き上げられる。これによ
り案内ケーシング13内には造粒された製品と大粒子の
みが残ることになり、これらがスクリュコンベア15に
より排出管14内を移送され、途中分級装置16で分級
された後、製品取出口14aから排出される。また案内
ケーシング13内に直接落下しない製品や大粒子も、回
転攪拌部材23における攪拌羽根25の回転作用により
開口部12から案内ケーシング13内に落とし込まれて
同じくスクリュコンベア15の作用により排出される。
【0025】
【発明の効果】本発明にあっては、目皿板に一定長さの
開口部を形成し、この案内ケーシング内にはスクリュコ
ンベアを設けたから、流動中の製品や大粒子が開口部か
ら案内ケーシング内に容易に取り込まれ、スクリュコン
ベアにより排出することができる。また回転攪拌部材を
設ければ目皿板上の全体に存在する製品や大粒子を案内
ケーシング内に落とし込み排出することができる。
開口部を形成し、この案内ケーシング内にはスクリュコ
ンベアを設けたから、流動中の製品や大粒子が開口部か
ら案内ケーシング内に容易に取り込まれ、スクリュコン
ベアにより排出することができる。また回転攪拌部材を
設ければ目皿板上の全体に存在する製品や大粒子を案内
ケーシング内に落とし込み排出することができる。
【0026】従って製品や大粒子を効率良く排出できる
ため、大粒子のそれ以上の肥大成長を抑えることができ
るとともに、これにより全体の流動性も良くなり、乾燥
・造粒・コーティングなどの操作を安定して連絡的に行
なうことができるのである。る。また案内ケーシングに
対して通気孔を覆うように空気室を設ければ、案内ケー
シングにおける通気孔からの熱風の吹き出し状態を熱風
供給室とは別に調整することができる。
ため、大粒子のそれ以上の肥大成長を抑えることができ
るとともに、これにより全体の流動性も良くなり、乾燥
・造粒・コーティングなどの操作を安定して連絡的に行
なうことができるのである。る。また案内ケーシングに
対して通気孔を覆うように空気室を設ければ、案内ケー
シングにおける通気孔からの熱風の吹き出し状態を熱風
供給室とは別に調整することができる。
【図1】本発明を適用した流動層処理装置の概要を模式
的に示す説明図である。
的に示す説明図である。
【図2】同上流動層処理装置を拡大して示す縦断側面図
である。
である。
【図3】目皿板周辺を拡大して示す斜視図である。
【図4】同上平面図である。
【図5】同上開口部の形成方向、長さ並びに数を異なら
せた他の実施例を示す平面図である。
せた他の実施例を示す平面図である。
【図6】案内ケーシング の回りに空気室を設けた実
施例を示す縦断側面図である。
施例を示す縦断側面図である。
【図7】従来の流動層処理装置の二種の排出機構を示す
横断面図である。
横断面図である。
1 流動層処理装置
2 流動層本体
4 流動室
5 熱風供給室
6 導管
7 ノズル
7a 原料ホッパ
7b 原料供給管
8 熱風供給口
9 排出口
9a 排気装置
10 目皿板
11 通気孔
12 開口部
13 案内ケーシング
14 排出管
14a 製品取出口
15 スクリュコンベア
16 分級装置
17 通気孔
18 熱風取入口
19 回収口
20 熱風排気口
21 通気孔
22 空気室
23 回転攪拌部材
24 軸
25 攪拌羽根
S1 熱風供給装置
S2 熱風供給装置
S3 熱風供給装置
F バグフィルタ
Claims (4)
- 【請求項1】 流動層内に形成される流動室の底部に
多数の通気孔を有する目皿板を設け、この目皿板を介し
て熱風を吹き上げて粉粒体の乾燥、造粒、コーティング
などの粉粒体処理を行ない、この製品等を流動層本体側
壁に形成される排出口から排出する流動層処理装置にお
いて、前記目皿板には一定長さの開口部を形成するとと
もに、その下方には開口部に沿って案内ケーシングを形
成し、この案内ケーシング内にはスクリュコンベアを設
けたことを特徴とする流動層処理装置における排出機構
。 - 【請求項2】 前記案内ケーシングの全部または一部
には多数の通気孔が穿たれていることを特徴とする請求
項1記載の流動層処理装置における排出機構。 - 【請求項3】 前記案内ケーシングには、前記多数の
通気孔を覆うように空気室が設けられることを特徴とす
る請求項2記載の流動層処理装置における排出機構。 - 【請求項4】 前記目皿板上には回転攪拌部材を設け
たことを特徴とする請求項1、2または3記載の流動層
処理装置における排出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19374891A JP3286848B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 流動層処理装置における排出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19374891A JP3286848B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 流動層処理装置における排出機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04330929A true JPH04330929A (ja) | 1992-11-18 |
JP3286848B2 JP3286848B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=16313159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19374891A Expired - Fee Related JP3286848B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 流動層処理装置における排出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3286848B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016123971A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 株式会社パウレック | 流動層装置 |
DE102019205148A1 (de) * | 2019-04-10 | 2020-10-15 | Glatt Gesellschaft Mit Beschränkter Haftung | Vorrichtung zur Herstellung von Granulaten oder Extrudaten |
DE102019205147A1 (de) * | 2019-04-10 | 2020-10-15 | Glatt Gesellschaft Mit Beschränkter Haftung | Verfahren zur Entleerung einer Vorrichtung zur Herstellung von Granulaten oder Extrudaten |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP19374891A patent/JP3286848B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016123971A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 株式会社パウレック | 流動層装置 |
DE102019205148A1 (de) * | 2019-04-10 | 2020-10-15 | Glatt Gesellschaft Mit Beschränkter Haftung | Vorrichtung zur Herstellung von Granulaten oder Extrudaten |
DE102019205147A1 (de) * | 2019-04-10 | 2020-10-15 | Glatt Gesellschaft Mit Beschränkter Haftung | Verfahren zur Entleerung einer Vorrichtung zur Herstellung von Granulaten oder Extrudaten |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3286848B2 (ja) | 2002-05-27 |
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