JPH0780271A - 造粒乾燥装置 - Google Patents

造粒乾燥装置

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JPH0780271A
JPH0780271A JP24992793A JP24992793A JPH0780271A JP H0780271 A JPH0780271 A JP H0780271A JP 24992793 A JP24992793 A JP 24992793A JP 24992793 A JP24992793 A JP 24992793A JP H0780271 A JPH0780271 A JP H0780271A
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JP
Japan
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hot air
side wall
granulating
drying
blower
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Pending
Application number
JP24992793A
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English (en)
Inventor
Junichi Takashina
順一 高階
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴霧式の造粒乾燥装置の内壁に付着固形物が
付き難く、安定した品質の造粒粉体が効率よく得られる
構造の噴霧式造粒乾燥装置を供する。 【構成】 噴霧式の造粒乾燥装置1の造粒乾燥室2の上
方の噴霧装置3の噴き出し口と、上方の造粒乾燥器1の
天井19との間に配置され、造粒乾燥装置1の側壁17
の方向へ熱風を加速して送風する加速送風器13を取り
付けた構造の造粒乾燥装置1である。加速送風器13
は、複数の羽根を備えたタービン式のもので造粒乾燥室
2内を流れる熱風を取入れ、外周から、側壁17に向か
って、熱風を吹き出す構造である。この加速送風器から
流れる熱風は、回転しながら下降する乾燥用の熱風と、
造粒乾燥装置の器壁の間に、その天井19から側壁17
の下方に向かう層流を形成する。この層流は噴霧された
液滴の側壁17への到達を阻止し、器壁への付着を防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、噴霧式の造粒乾燥装
置、特に、その器壁に付着固形物が付きにくい構造の造
粒乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】噴霧式の造粒乾燥装置は、粉体とバイン
ダを分散用媒体で混合して、泥漿化し、これを造粒乾燥
室内の熱風中に噴霧し、泥漿状態から一挙に造粒上がり
の粉体に仕上げる装置である。従来の造粒乾燥装置1は
図2に示すように、円筒型の造粒乾燥室2の天井19か
ら、泥漿を噴霧する噴霧円盤などの噴霧装置3が取り付
けられている。この噴霧装置の噴き出し口は横方向に開
口している。この噴霧装置は回転しながら、泥漿の液滴
を造粒乾燥室内に排出するが、噴霧された液滴は、図2
に破線で示す液滴の軌跡11のように噴霧装置3から造
粒乾燥装置1の側壁17へ向かって飛散する。造粒乾燥
装置の側壁17上端に開口する熱風送入口4(噴霧装置
3の上方周囲から吹き出させる場合もある)より乾燥し
た熱風を送り込む。この熱風は、造粒乾燥室2内を、図
に示す熱風の軌跡10のように、回転しながら下降し、
その下降する間に、噴霧された泥漿の液滴を乾燥しなが
ら造粒する。この熱風は造粒された粉体(顆粒)を造粒
乾燥装置1の下方の粉体回収部20に落し、中間に配置
された排気パイプ5から微小な粉体(微粉)を含んだま
ま排気される。さらにこの微粉は次のサイクロン6で回
収されて、熱風のみがサイクロンの排気パイプ7から外
部に排出される。このようにして、所要の大きさに分布
した顆粒状の粉体が得られる。
【0003】従来の構造の造粒乾燥装置では、図2に示
すように、噴霧装置3から排出された泥漿の液滴は、噴
出された初期はあまり乾燥されていない状態にあり、熱
風の流れに抗して、噴霧装置3の噴出力で造粒乾燥装置
1の側壁17に到達し、側壁に付着し、付着固形物12
を形成する。この付着固形物12は、付着力以上に大き
くなると、剥離し、下方の粉体回収部20に落下する。
このため、付着固形物の除去作業、及び、選別回収の工
程が必要となり、歩どまりの低下と作業費の増加を招
く。又、小さな付着固形物は造粒された粉体に混入して
しまうが、造粒粉体と性質が異なり、造粒粉体の品質を
低下させると言う問題がある。これを改善するため、こ
の噴霧装置の噴出力を小さくしたりすることは、造粒状
態に影響し、また、装置の大型化が必要となり、装置の
効率の低下やコストアップ、品質の低下を招くため困難
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上述
の問題点を解消した、造粒乾燥器の装置の内壁に付着固
形物が付き難く、安定した品質の造粒粉体が効率よく得
られる構造の噴霧式造粒乾燥装置を供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、噴霧式の造粒乾燥装置の造粒乾燥室の
上方の噴霧装置の噴き出し口と上方の造粒乾燥装置の天
井との間に配置され造粒乾燥装置の側壁の方向へ熱風を
加速して送風する加速送風器を取り付けた構造の造粒乾
燥装置を供する。加速送風器は、複数の羽根を備えたタ
ービン式のもので造粒乾燥室内を流れる熱風を取入れ、
外周から、側壁に向かって、熱風を吹き出す構造であ
る。加速送風器の回転は、噴霧装置の噴霧円盤等の噴き
出し部に固定され、噴霧装置の回転機構で回転され、噴
き出し口と一緒に回転されるか、単独に取り付けられた
加速送風機用の回転駆動機構により回転される。この構
造の加速送風器から流れる熱風は、回転しながら下降す
る乾燥用の熱風と、造粒乾燥機の器壁の間に、その天井
から側壁の下方に向かう層流を形成する。この層流は噴
霧された液滴の側壁への到達を阻止し、器壁への付着を
防止する。
【0006】即ち、本発明は、粉体とバインダを分散用
媒体で混合泥漿化し、これを噴霧円盤等の噴霧装置から
微小液滴として造粒乾燥室内に噴霧し、この中を流れる
乾燥気体により乾燥しながら粉体粒子を作成する噴霧式
の造粒乾燥装置において、噴霧装置の噴出部と造粒乾燥
装置の天井部との間に、加速送風器を設けたことを特徴
とする造粒乾燥装置である。
【0007】
【作用】乾燥用の熱風と造粒乾燥装置の器壁の間を下方
に向かう熱風の層流が、造粒乾燥装置の天井と噴霧装置
の噴き出し口の間に加速送風器を設けることにより得ら
れ、乾燥不十分な液滴が直接器壁に到達することを阻止
し、乾燥造粒してから下方の粉体回収部に回収されるよ
うに液滴の流れを制御している。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図1は、本発明の一実施例の造粒乾燥装
置の構成を説明する断面説明図である。
【0009】図1に示すように、本実施例の造粒乾燥装
置1は、下方にコニカル状に絞られた粉体回収部20が
設けられた筒型の造粒乾燥装置1である。この造粒乾燥
装置1の中央には、図1に示す従来の造粒乾燥装置と同
様に、噴霧装置3として噴霧用円盤が取り付けられてい
る。本実施例では、その上方の天井19との間に、加速
送風器13が取り付けられている。本実施例では、羽根
の数が8枚の加速送風器13を用いた。この加速送風器
13は、噴霧用円盤を回転する回転機構と加速送風機を
回転する回転機構が組み込まれた回転装置18の回転軸
に取り付けてある。加速送風器は13は、回転により、
加速送風器13の下方から乾燥用熱風を吸い込み、水平
方向に熱風を加速し強い勢いで吹き出している。この加
速された熱風は図1に実線の矢印で示す加速熱風の軌跡
14のように、造粒乾燥装置1の天井19から側壁17
に向かって移動し、更に側壁17に沿って下方に移動す
る。従って側壁面には熱風が乾燥用熱風より早い速度で
移動するエアスクリーンを形成している。造粒乾燥装置
1の駆動により、噴霧装置3の噴霧円盤と一緒に加速送
風器13も回転し、原液供給パイプ8から送られた泥漿
が噴霧装置3の噴霧円盤の噴き出し口から微小な液滴と
なって放散される。放出された液滴は、熱風送入口4か
ら送り込まれた熱風に飛ばされながら、造粒乾燥装置1
の側壁17の方向に飛散するが、上記の加速送風器13
からの加速された熱風のエアスクリーンが、飛散してく
る不完全な乾燥状態の液滴が側壁17に到着しないよう
に働き、造粒されて粉体回収部20に溜る。乾燥用熱風
と加速熱風との境界では乱気流が発生し、適切な造粒が
行われていると考えられる。一定の条件で操業している
分には、特に微粉が多くなったり、製品の粉末の顆粒分
布が大幅に変化することはなく、安定した品質の粉体が
得られた。
【0010】次に、この装置を用いて、酸化物磁性粉末
の造粒乾燥を行った。従来の装置により行った結果は、
約97%の歩どまりであったが、本実施例では加速送風
器の回転を噴霧円盤とほぼ同じ回転数の低い回転数でも
約98%に改善された。更に高い回転数で加速送風器を
回転させたところ、約99%の歩どまりが得られた。
【0011】本実施例では、噴霧円盤と加速送風器の駆
動を別々の駆動源で駆動した例について説明したが、一
つの駆動軸に固定し、一つの駆動源で駆動する方法でも
本発明の効果は変わらない。又、加速送風器の羽根の数
や回転速度は、送風状態を変え、造流状態や顆粒の分布
などに影響するので、要求される造粒条件により所定の
枚数と回転速度に選定される必要がある。更に、本実施
例では、造粒乾燥装置の天井は側壁に向かい傾斜をもた
せ天井と側壁の接合部は曲面に加工してあるが、必要に
より、加速熱風の流線が滑らかになるように、天井の傾
斜や、天井と側壁の接合部の曲面の程度を調整すること
で造粒状態を更に改善できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
造粒乾燥装置の内壁に固形付着物が付き難く、安定した
品質の造粒粉体が得られる構造の噴霧式の造粒乾燥器を
提供でき、粉体の造粒乾燥工程の原価を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の造粒乾燥器の構成を説明す
る断面説明図。
【図2】従来の造粒乾燥器の構成を説明する断面説明
図。
【符号の説明】
1 造粒乾燥装置 2 (造粒)乾燥室 3 噴霧装置 4 熱風送入口 5 排気パイプ 6 サイクロン 7 サイクロンの排気パイプ 8 (泥漿の)原液供給パイプ 9 回転装置 10 熱風の軌跡 11 液滴の軌跡 12 付着固形物 13 加速送風機 14 加速熱風の軌跡 15 製品粉体回収口 16 微粉体回収口 17 側壁 18 回転装置 19 天井 20 粉体回収部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体とバインダを分散用媒体で混合泥漿
    化し、これを噴霧円盤等の噴霧装置から微小液滴として
    造粒乾燥室内に噴霧し、この中を流れる乾燥気体により
    乾燥しながら粉体粒子を作成する噴霧式の造粒乾燥装置
    において、噴霧装置の噴出部と造粒乾燥装置の天井部と
    の間に、加速送風器を設けたことを特徴とする造粒乾燥
    装置。
JP24992793A 1993-09-09 1993-09-09 造粒乾燥装置 Pending JPH0780271A (ja)

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JP24992793A JPH0780271A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 造粒乾燥装置

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