JPH09508574A - 遠心分離装置 - Google Patents

遠心分離装置

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JPH09508574A
JPH09508574A JP7520850A JP52085095A JPH09508574A JP H09508574 A JPH09508574 A JP H09508574A JP 7520850 A JP7520850 A JP 7520850A JP 52085095 A JP52085095 A JP 52085095A JP H09508574 A JPH09508574 A JP H09508574A
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solid
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JP7520850A
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クリストファー ロイ グレイグ
ピーター ジェイムス タイト
ラッセル カーク
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エステージー ホールディングス ピーテーワイ リミテッド
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    • C13SUGAR INDUSTRY
    • C13BPRODUCTION OF SUCROSE; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • C13B30/00Crystallisation; Crystallising apparatus; Separating crystals from mother liquors ; Evaporating or boiling sugar juice
    • C13B30/04Separating crystals from mother liquor
    • C13B30/06Separating crystals from mother liquor by centrifugal force
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B11/00Feeding, charging, or discharging bowls
    • B04B11/06Arrangement of distributors or collectors in centrifuges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B3/00Centrifuges with rotary bowls in which solid particles or bodies become separated by centrifugal force and simultaneous sifting or filtering

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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 例えば、マセキュートから砂糖を分離するための遠心分離装置(10)は、入力口(32)と、液体放出部(31)と、リップと、固体放出部(18)と、前記固体放出部と動作的に関連付けられたデフレクタ(23)とを有する遠心分離手段(11)を含み、a)前記リップは前記遠心分離手段(11)から放出される固体を、ある軌道において、動作的に放出するように構成され、デフレクタ(23)はこの軌道を中断させ、前記固体の移動を減速し、かつその方向を変化させ、これらが室(24)の壁に衝突するのを防止するように構成されており;或いはb)前記デフレクタ(23)は前記遠心分離手段(11)のリップと動作的に関連付けられ、前記固体放出部から放出される固体と協同可能であり、これにより、前記デフレクタ上での固体の堆積が実質的に防止され;或いはc)前記リップ構造は、前記放出結晶の軌道が、それらのサイズおよび/またはそれらの残留シロップ/水分含有量とは相対的に無関係となるようにし;或いはd)前記固体放出部から放出された固体の角運動と実質的に平行な1つ以上のウエブを有し、前記遠心分離手段を動作的に支持することにより、前記固体放出部から放出された固体の衝突領域を最小とする、十字軸状構造のような支持手段を含み;或いはe)前記固体放出部と動作的に関連付けられ、前記遠心分離装置から放出された固体を混合する混合手段を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 遠心分離装置 本発明は、遠心分離装置に関するものである。 本発明は、砂糖溶液から砂糖の結晶を分離するための遠心分離装置に、特に適 用されるのであるが、これが唯一ではない。しかしながら、例示の目的のために 、かかる応用分野を引用することとする。特に、本発明は、人の消費のため、お よび/または高品質な結晶を必要とする砂糖精製用原料のための、高質な洗浄砂 糖結晶(washed sugar crystals)を得る分離を対象とする。しかしながら、本発 明は、他の液体および固体の遠心分離、特に、液体から一旦分離された固体に移 動性がある場合にも、使用可能であることは理解されよう。 固体を含む液体からかかる固体を遠心分離する際、2つの主要な分離機構を定 義することができる。濾過機構(filtration mechanism)は、混合物内の液体の体 積分率が混合物内の固体間の間隙率(voidage)を超える場合に起こる。排水機構( drainage mechanism)は、液体の体積分率が混合物内の固体の間隙率よりも小さ い場合に起こる。液体の体積分率が間隙率と等しい場合は、排水遷移(drainage transition)として知られている。従来技術の説明 砂糖結晶の処理において、濾過遠心分離プロセスは、砂糖溶液から砂糖結晶を 分離するために頻繁に用いられている。濾過遠心分離プロセスは、多くの場合、 一括処理され、各一括処理の後、機器を空にして浄化する。特に、消費用の結晶 純度が高い砂糖に対して、即ち、結晶の品質が重要な精製の場合、これが行われ る。一括処理は、濾過遠心分離機器およびその他の連動する工場機器に、かなり の停止時間(down time)を強要するので、砂糖結晶化工場のスループットを満足 するには、多数の濾過遠心分離装置が必要となる。 高品質の砂糖を生産するための連続濾過遠心分離機器を提供する試みが行われ たが、かかる機器では、遠心ケーシングの壁に砂糖結晶が衝突する結果として、 砂糖結晶の破壊がしばしば発生する。かかる機器は、多くの場合、結晶の適切な 洗浄ができない。また、かかる機器はしばしば硬い砂糖による目詰りが生じたり 、或いは砂糖の凝集物が生産物の中に混じることがある。 産業上では殆どの場合、マセキュート(massecuite)からの生成砂糖の分離およ び洗浄は、一括機械において行われる。一括遠心分離では、所定の装入量のマセ キュートを遠心分離篭に送出する。次に篭を所定の角速度まで加速し、所定の回 転時間の間保持して所定水準の濃縮糖液除去を達成し、その後洗浄水および/ま たは代替液を、露出された結晶層に対して、所定の「洗浄時間」にわたって噴霧 する。また、篭を前述のまたは他の角速度に保持し、その後篭を減速させ、洗浄 後の結晶をそこから取り出す。 一括機械では、結晶には高速での衝突が全く起こらないため結晶のサイズおよ び形状が保存されること、および回転時間および洗浄時間を適切に選択すること によって、残留不純物の要求レベルを制御可能であること、等の利点がある。し かしながら、これらの機械は、原料を装入する時間、および生産物を搬出する時 間を必要とすると共に、加速および減速時間も必要とするため、有効生産能力を 低下させることになる。 循環的運転のため、保守要件も重要であり、循環的運転の非効率性のため、電 力消費も増大することになる。更に、間欠的な装入および搬出のために、遠心分 離機の上流および下流側双方で、工場の規模が大型化するという欠点もある。 連続遠心分離機は、残留不純物や結晶サイズの分布についての要求仕様がさほ ど厳しくない、「低純度」の用途では、広く受け入れられている。 一括型および連続型双方の遠心分離機が現在使用されている。連続型遠心分離 機は、高純度の砂糖を一括生産することができない(残留不純物の水準が低い) という欠陥のため、高純度生産物の砂糖分離には、広く受け入れられていない。 現在の連続型遠心分離機に伴う他の問題は、円錐形スクリーンから離れる結晶 と砂糖室の壁との間で生じる高速での衝突、および結晶の他の結晶と衝突の結果 として発生する、結晶の破壊である。加えて、円錐形搬出ホッパを含む、砂糖室 の壁上に堆積する結果、湿った砂糖の塊が形成される場合がある。砂糖の凝集塊 は、砂糖の結晶品質に悪影響を与える。また、砂糖室は、捕集壁即ちデフレクタ (deflector)も含む場合がある。 本発明は、上述の欠点を1つ以上軽減し、固体と液体との混合物から固体と液 体とを分離する、信頼性が高くしかも効率的に使用できる遠心分離装置を提供す ることを目的とする。発明の概略的説明 上述に鑑み、本発明は一態様においては、概略的に、液体から固体を分離する 遠心分離装置に関し、前記装置は、 入力口と、液体放出部と、固体放出部とを有する遠心分離手段; 前記固体放出部と動作的に関連付けられたデフレクタであって、前記固体放出 部を離れた固体の軌道を中断し、前記固体を減速させかつその移動方向を変更さ せる前記デフレクタ; から成り、前記デフレクタは、使用中、固体が前記デフレクタと複数回衝突する ように形成され、かつ構成されている。好ましくは、前記デフレクタは、使用中 、前記固体が前記デフレクタと3ないし20回衝突するように形成され、かつ構 成されている。より好ましくは、前記デフレクタは、使用中、前記固体が前記デ フレクタの表面を横切って滑動するように形成され、かつ構成されている。 他の態様では、本発明は遠心分離装置に関し: 入力口と、液体放出部と、固体放出部とを有する遠心分離手段; 前記固体放出部と動作的に関連付けられたデフレクタ; から成り、 前記固体放出部は、放出結晶の軌道が、そのサイズおよび/またはその残留シ ロップ/水分含有量とは相対的に無関係となるようにする、リップ構造を含む。 また、好ましくは、前記固体放出部は、前記デフレクタと協同可能な湾曲縁を 含むことによって、種々のサイズおよび/または残留液含有量の固体が、それら の初期衝突を、前記デフレクタ上のほぼ同一位置で行うようにする。また、前記 固体の前記デフレクタとの初期衝突は、15°未満の角度であることが好ましい 。前記遠心分離手段は、濾過遠心分離機でよいが、前記遠心分離手段は、円錐形 濾過遠心分離機を含んでもよい。 他の態様では、本発明は遠心分離装置に関し: 入力口と、液体放出部と、固体放出部とを有する遠心分離手段; 前記固体放出部と動作的に関連付けられたデフレクタ; から成り、 前記固体放出部は、放出結晶の軌道が、そのサイズおよび/またはその残留シ ロップ/水分含有量とは相対的に無関係となるようにする、リップ構造を含む。 他の態様では、本発明は、概略的に、前出の請求項のいずれか1項記載の遠心 分離装置に関し、前記固体放出部と動作的に関連付けられ、前記遠心分離装置か ら放出された固体を混合しかつ按摩することによって、実質的に均一な選択され た特性を放出された固体に与える混合手段を含む。或いは、前記遠心分離装置は : 入力口と、液体放出部と、固体放出部とを有する遠心分離手段; 前記固体放出部と動作的に関連付けられたデフレクタ;および 前記固体放出部と動作的に関連付けられ、前記遠心分離装置から放出された固 体を混合しかつ按摩することによって、実質的に均一な選択された特性を放出さ れた固体に与える混合手段; から成る。好ましくは、前記混合手段は、スクリーンと、該スクリーン上の離間 された面内で回転可能な少なくとも1つのアームとを含む。 好ましくは、前記遠心分離手段は、上位部分と下位部分とを有する篭を含み、 各部分は、穿孔された上位および下位スクリーン部分を含み、前記下位部分は、 動作的にそれを通過する固体の排出遷移部が前記上位部分に位置するように選択 された、円錐半角およびスクリーン特性を含む。より好ましくは、前記上位スク リーン部分は、前記固体の所望サイズ範囲で動作するように選択され、前記下位 スクリーン部分は、通過する液体の所望の濾過速度に応じて選択される。また、 前記遠心分離手段は、軸から25°未満の円錐半角を有する第1部分即ち下位部 分と、軸から前記下位部分のそれよりも大きな円錐半角を有する第2部分即ち上 位部分とから成る、2部分を含むが、より好ましくは、前記下位部分の円錐半角 は0°ないし15°の範囲であり、前記上位部分の円錐半角は24°ないし26 °の範囲である。最適なのは、前記固体は砂糖結晶を含み、前記液体は砂糖水溶 液を含むことである。 他の態様では、本発明は、概略的に、結晶と砂糖濃縮溶液とから成るマセキュ ートから砂糖を遠心分離する連続プロセスに関し、該プロセスは: 入力口と、液体放出部と、固体放出部とを有する遠心分離手段を含む遠心分離 装置を用意し; 前記固体放出部と動作的に関連付けられたデフレクタを用意し; 前記入力口にマセキュートを連続的に供給し; 前記遠心分離手段を作動させて、前記シロップから前記結晶を分離し; 前記デフレクタに対する衝突によって、前記結晶の少なくともいくつかを前記 デフレクタと1回以上衝突させることにより前記遠心分離手段からの前記結晶を 捕集する、 ことを含む。 他の態様では、本発明は、概略的に、結晶と砂糖濃縮溶液とから成るマセキュ ートから砂糖を遠心分離する連続プロセスに関し、該プロセスは: 入力口と、液体放出部と、固体放出部とを有する遠心分離手段を含む遠心分離 装置を用意し; 前記固体放出部と動作的に関連付けられたデフレクタを用意し; 前記入力口にマセキュートを連続的に供給し; 前記遠心分離手段を作動させて、前記シロップから前記結晶を分離し; 前記デフレクタに対する衝突によって、前記結晶の少なくともいくつかを前記 デフレクタによって中断される軌道において捕集し、前記結晶を減速させると共 にその方向を変更させ、前記結晶を前記デフレクタと複数回衝突させることによ って、前記遠心分離手段からの前記結晶を捕集する、 ことを含む。加えて、前記結晶に前記デフレクタの表面の少なくともある部分を 横切って滑動させてもよいが、好ましくは、固体は砂糖結晶であり、該結晶は前 記デフレクタと3ないし20回衝突するが、前記結晶の前記デフレクタとの初期 衝突は、15°未満の角度である。 加えて、前記プロセスは、前記デフレクタ表面を潤滑することを含む。好まし くは、前記遠心分離手段は、軸から25°未満の円錐半角を有する第1部分即ち 下位部分と、軸から前記下位部分のそれよりも大きな円錐半角を有する第2部分 即ち上位部分とから成る、2部分を含み、前記結晶からシロップを分離するため の濾過機構から排水機構への遷移は、前記下位部分では行われない。 より好ましくは、前記プロセスは、前記固体放出部と動作的に関連付けられた 混合手段において前記結晶を混合し、前記遠心分離装置から放出された固体を混 合しかつ按摩することによって、実質的に均一な選択された特性を、放出された 固体に与える。いくつかの実施例の説明 固体は、砂、鉱物、食品等のような、あらゆる可動固体とすることができる。 例えば、固体は砂糖の結晶とし、液体は砂糖水溶液とすることができる。 遠心分離手段は、連続型円錐濾過遠心分離機(continuous conical filtering centrigufe)であり、入力口には、砂糖溶液と砂糖結晶との混合物が供給され、 連続型円錐遠心分離機の基底に搬入される。その壁は濾過用スクリーンを含む。 使用時には、混合物は薄い膜を形成し、これが円錐形スクリーンを遡って流れ る(円錐形スクリーンは、異なる円錐角および/またはスクリーン・タイプを有 することが可能な多数の円錐部分で構成することも可能である)。遠心力によっ て、砂糖溶液がスクリーンを通過し、ここで捕集されて、砂糖分離の場合にはシ ロップ室のような、液体捕集室から放出される。砂糖結晶のような固体層は、外 側に向かって円錐形スクリーンを遡って流れ、その間に層が更に洗浄されて、固 体から残留液体を除去する。砂糖分離の場合、砂糖シロップまたは水を用いて、 遠心分離篭の濾過用スクリーンに沿って上に向かって流れる砂糖結晶を洗浄する 。結晶の洗浄は、洗浄用噴霧器と、噴霧水供給速度を変化させ、結晶純度の一貫 性を保証するように供給速度を変化させる制御システムとを設けることによって 、達成することができる。 排出されたおよび/または洗浄された結晶は、遠心分離篭の最上部からほぼ接 線方向に放出される。遠心分離篭は、湾曲した幾何学的形状を有する上縁を組み 込み、種々のサイズおよび/または残留シロップや水分含有量の結晶が、砂糖室 に入るときと、同一または同一に近い軌道を有することを保証するようにしても よい。 デフレクタは、砂糖結晶の半径方向速度を大幅に消失させる構造であれば、い かなるものでもよい。例えば、デフレクタは静止または回転面を含み、砂糖室に 入った結晶の軌道がこの静止または回転面によって中断され、結晶が減速してそ の方向が変化し、結晶がこの面と複数回衝突するようにしてもよい。 結晶は、3回ないし20回以上前記面との衝突を受ける。好適な形態では、結 晶は少なくとも6回、そして恐らく10回前記面と衝突する。 加えて、使用中、結晶は、デフレクタ表面と衝突した後、この表面と衝突し続 けるか、或いはその終端を超えるまで表面に沿って滑動して、ここで結晶はその 半径方向速度を実質的に失うことになる。 このように、デフレクタを固体放出部と動作的に関連付け、固体放出部から放 出される固体と協同可能とすると、デフレクタは、湾曲した幾何学的形状の縁部 を有する遠心分離手段と協同可能となり、これによって種々のサイズのおよび/ または残留液体含有量の固体は、実質的に同一軌道で固体放出部から放出される 。最適なのは、湾曲縁部とデフレクタとは相乗的に作用し、デフレクタ上の固体 の堆積を実質的に防止することである。 更に、結晶は、通常円錐形の放出ホッパを含む固体捕集室、即ち、砂糖室の下 位部を通過する。砂糖室の底部(通常円錐形放出ホッパ内)は、生成砂糖を按摩 し混合することにより、水分を均一に分散し、形成する可能性がある湿った砂糖 のあらゆる凝集物を破壊し混合して、砂糖室からの生成砂糖を均一速度で放出さ せる、混合装置を含んでもよい。 先に定義したように、固体放出部は、放出結晶の軌道が、それらのサイズおよ び/またはそれらの残留シロップ/水分含有量とは相対的に無関係になるように する、リップ構造(lip configuration)を含む。 この構造は、曲線状の絞り半径(curve,reducing radius)等とすることができ る。一実施例では、リップ構造はリップ半径(lip radius)である。 リップ半径の大きさは、以下の式で計算される値以上であることが好ましい。 V2/δ=9.8cosθ+Rw2sinθ ここで、Vは結晶と篭との間の相対速度、 θは自由な結晶が篭を離れるときの水平線からの角度(好ましくは、≦ 2°)、 Rはθにおける篭の半径、 wは篭の回転速度(rad sec-1)、および δは篭の最上部における曲率半径である。 Vは決定が難しいが、典型的に0.5ないし5ms-1の範囲であり、高品質の 砂糖に適用する場合は、ほぼ1ms-1である。典型的に、θは1°またはその付 近に選択される。第5図を参照されたい。 加えて、放出結晶は静止または移動デフレクタと衝突し、この場合、結晶のデ フレクタ表面との最初の衝突は、90°より小さい角度、好ましくは、15°未 満である。デフレクタの輪郭は、後続の衝突が非常に接近して起こり、少なくと も10回の衝突が生じ、デフレクタとの接触は効果的に「滑動」させる接触とな るようにすればよい。 好ましくは、デフレクタは内側に湾曲した部分と、外側に湾曲した部分とを含 み、固体のデフレクタ上での最初の衝突は、内側および外側に湾曲した部分の接 合部付近で発生する。より好ましくは、デフレクタはその下側端部に向かって半 径が短くなる。 より好適な実施例では、デフレクタの形状は、結晶がデフレクタを離れた後に 取る経路が、砂糖室または監視ケーシング(monitor casing)との次の衝突の前に 、できるだけ長い距離を有するようにしてもよい。これは、実際には、下側端部 に向かって半径が短くなる形状のデフレクタを使用することによって、達成可能 である。 結晶とデフレクタとの間の接触は、砂糖および/またはシロップの膜を形成し 、これが砂糖および/またはシロップの重大な層の堆積を誘引する可能性がある 。これを回避するには、結晶が篭から離れる場所付近において、結晶または篭に 細かな水または水蒸気を噴霧するか、或いはデフレクタ表面上に直接水の噴霧ま たは水蒸気を加えることにより、デフレクタ表面を潤滑すればよい。 所与の品質の砂糖に対して加える必要がある潤滑剤の量は、主にデフレクタの 最初の衝突の境界面(perimeter)に依存する。したがって、本発明の好適実施例 では、相互衝突半径をできるだけ小さく維持し、マセキュートに含まれる可能性 がある異物を通過させるような十分なギャップが形成されるような制限を設ける 。 本発明の装置を用いるプロセスでは、ある軌道範囲内で、固体を遠心分離手段 から放出することができる。しかしながら、好ましくは、固体を遠心分離手段か らほぼ同じ軌道で放出し、その軌道をデフレクタによって中断することによって 、固体を減速させると共にその移動方向を変化させ、固体をデフレクタと十分に 衝突させて、固体の半径方向速度を大幅に消失させることである。 特に、本プロセスは次のステップを含む。 回転遠心分離篭の底部「装填領域」に混合物を供給する。ここで、原料の混合 物は薄い層を形成する。この層は遠心分離篭によって支持されている円錐形スク リーンに与えられる。ここで、装填領域は穿孔され、スクリーンと位置合わせさ れており、シロップを早目に除去するようにしてもよい。 混合器に遠心力が与えられる結果、混合物の薄い層が形成され、円錐形スクリ ーンに沿って流れ、スクリーンを介して混合物からシロップが連続的に除去され ていく。 また、通常シロップよりも不純物の含有が少ない水またはその他の液体である 液体を、層に噴霧して、シロップの除去を助ける。 水蒸気を層に隣接して加えてもよい。 除去されたシロップおよび洗浄排液(washings)は、ある室に捕集され、遠心分 離器から流出される。或いは、捕集され、遠心分離器から別個に流出される。 スクリーン上での層の濾過および移動によって、結晶が類別されることになり 、より細かい結晶程層を介してスクリーンに移動する。 浄化された結晶は、円錐形篭の最上部の縁金から、接線方向経路上に放出され 、垂直方向および半径方向の各速度成分は、円周方向の速度成分よりもいくらか 小さいと考えられている。加えて、結晶の速度の垂直方向成分は、通常非常に小 さい。 スクリーン上の層において結晶を類別する結果、浄化された結晶が篭を離れる ときに、別々の軌道をとることが予測される。即ち、細かい結晶はいくらか残留 液を保持する傾向があり、その結果、篭の最上縁にしたがって進み、垂直方向速 度は非常に小さいと予測される。より大きな乾燥した結晶は、スクリーン上を移 動していたときに有していたものと同様の垂直方向速度成分で離れていくことが 予測される。しかしながら、ここに述べる固体放出用リップ半径構造は、類別プ ロセスとは無関係に、全ての固体に同様の軌道を取らせると考えられる。 篭を離れると、浄化された結晶は小さな角度で砂糖室を通過してデフレクタの 表面に至るため、衝突エネルギは非常に低く結晶の破壊を防止するが、速度の低 下または方向の変化を招く。結晶および/または衝突面を濡らして、結晶がデフ レクタと衝突した後の連続運動を助けるようにしてもよい。 好適実施例では、結晶は、環状砂糖室を通過する前に、通常デフレクタと連続 して多数回衝突し、それ故デフレクタ端部から下にある距離だけ離れた砂糖室の 壁に衝突する。 砂糖室を離れる前に、結晶サイズや水分含有量にばらつきがあり、塊(通常、 湿った砂糖結晶の)を含み得る生成砂糖は、穏やかな状態の剪断力によって混合 されることにより、水分含有量やサイズ分布が比較的一定となり、塊がない、よ く混合された結晶生産物が供給される。 好適な構造の1つでは、篭は2つの部分を有する。第1部分即ち下位部分は、 軸から25°未満で、好ましくは0°ないし15°の範囲、更に好ましくは9° ないし12°の範囲の円錐半角(cone half angle)を有する。この部分のスクリ ーン長は、スクリーン・タイプ(主に、開口サイズ、開放面積および厚さのよう なパラメータによって決定される濾過抵抗)と組み合わせて、濾過機構から排水 機構への遷移が下位部分には存在しないようにするために、十分なシロップの除 去のみが達成されるように選択される。非常に粘度が低いシロップでは、下位部 分のスクリーンは、事実上シロップが除去されないようなものとすることが好ま しい場合もある。 上位部分は、軸からの円錐半角が下位部分よりも大きく、18°よりも大きい ことが好ましいが、遠心分離される固体のサイズや他の特性によって異なる。6 00μmより大きな同等の直径を有する砂糖結晶では、好適な円錐半角は24° ないし26°の範囲であり、好ましくは25°である。篭のこの部分が有するス クリーンは、シロップを迅速に除去し、スクリーンの大部分は排水遷移部より上 となっている。したがって、このスクリーンは、排水機構により残留シロップの 除去に専ら使用され、更に、通常洗浄による補助も受ける。 デフレクタの形状および配置は、衝突する結晶がデフレクタ上の衝突点に小さ な角度で接近するようにし、そこで多数の衝突(少なくとも6ないし10回)が 短い間隔で連続して起こり、更にデフレクタを離れた後、遠心分離装置のケーシ ングと衝突する前に長い飛行経路を持たせるという要件によって決定される。し たがって、デフレクタの形状および位置について3つの設計上の論理的根拠があ る。第1に、初期衝突角度を最小にすること。第2に、デフレクタ表面と多数回 衝突すること。第3に、デフレクタを離れた後、できるだけ長い飛行経路を有す ることである。 したがって、第1の論理的根拠について、固体の初期衝突点に対する接近角度 を最少にするためには、デフレクタの形状および位置は、第11図に示すように 、衝突点を通るデフレクタの断面図に引いた接線が、短くなるようにする。断面 図における衝突角は必要であるが、通常角度を最小にするには十分ではない。平 面図において衝突接近角を最少とし、衝突点の半径も最小にする第2の要件は、 第12図に示す通りである。この2番目の要件は、篭のリップとデフレクタとの 間に適当な半径方向の余裕を残し、異物や塊の移動および通過を可能にする必要 性との間で、妥協が必要である。 第2の論理的根拠について、短い間隔で数回の衝突を保証するデフレクタを設 計するために、遠心分離器から離れた砂糖結晶が、種々の形状のデフレクタに衝 突する際の軌道を正確に予測するために開発された、三次元モデルを使用する。 このモデルは、結晶がデフレクタを離れた後の経路も予測するので、ケーシン グと更に衝突する前に長い飛行経路を達成するという第3の論理的根拠も評価す ることができる。 デフレクタに沿った、そしてその後の飛行経路を予測し、最良の幾何学的形状 および構造の選択を可能にするコンピュータ・モデルが開発されている。先の式 に示したモデルにしたがって、結晶軌道のプロファイルを計算するために、コン ピュータ・プログラムを用いてもよい。 上述のコンピュータ・モデルは、遠心分離器を離れた砂糖結晶が種々の形状の デフレクタと衝突する際の軌道を正確に予測するために開発された。かかるコン ピュータ・プログラムは、多重円錐、連続曲線、円筒形の組み合わせ等を含む様 々な形状のデフレクタを処理し、結晶の経路を決定することができる。 プログラムは、個々の結晶が遠心分離篭を離れ、デフレクタ、ケーシングおよ び放出円錐(discharge cone)と多数回衝突する際の軌道を辿る。不偏的に適用可 能なモデルを作成するために、篭を上る垂直方向速度、デフレクタまでの距離、 デフレクタの形状、ケーシングおよび放出円錐の幾何学的形状、および衝突効率 のような、多くの変数が含まれる。 このプログラムを用いて、本発明の自浄デフレクタ(self cleaning deflector )を設計した。この場合、結晶はデフレクタと多数回、一般的に12回以上衝突 する。結晶は各衝突間で表面に非常に近接したままであり、沈着物の堆積を回避 すると考えられる。 軌道モデルは、多重円錐、連続曲線、円筒形の組み合わせ等を含む様々な形状 のデフレクタを処理し、結晶の経路を決定することができる。デフレクタ形状を 表わす曲線が以下の式で与えられるときの、一好適実施例を示す。 Rref−R=(K1/Z)K2+K3ZK4 ここで、変数RおよびZは第8図において定義され、パラメータRref、K1、 K2、K3およびK4は以下の値を有する。 Rref =0.7〜1.2、好ましくは約0.85 K1 =0.0005ないし0.002、好ましくは約0.001 K2 =0.4〜0.66、好ましくは約0.5 K3 =0〜3、好ましくは約2.5 K4 =0〜4、好ましくは約3.5 先に述べた3つの論理的根拠を満足するように、他の形状も計算可能であるこ とは認められよう。しかしながら、上述の好適なパラメータは、第6図および第 7図に示すものに近いデフレクタ形状を与え、これは実際に所望の物理的および プロセスの目的を達成することがわかっている。 第8図の結晶跳ね返り特性(crystal bounce profile)は、先に掲げたパラメー タを上述のデフレクタ曲線に代入し、跳ね返り効率を1と仮定したときに規定さ れる、デフレクタに基づくものである。実際には、跳ね返り効率は1未満であり 、これが跳ね返り特性を多少変えることもあろう。本発明によるデフレクタ、特 に、先に掲げたパラメータによるデフレクタの動作を観察すると、実際に結晶は デフレクタ表面に非常に近接したままであり、デフレクタ上を滑動するようにも 思われることが示唆される。 篭の最上部に組み込まれたリップ半径は、デフレクタ周囲に狭い衝突地帯をほ ぼ全ての結晶に与え、上述のデフレクタ形状によって滑動動作がもたらされる、 即ち、多数回衝突すると考えられる。 一実施例では、直接駆動構成を用いて篭を回転させているが、結晶が衝突し塊 が形成する場所を提供する、Vベルトや関連する保護部材の必要性をなくすため である。直接駆動構成を用いる場合、回転ギアおよびシロップ室は、ウエブを有 する構造的「十字軸」によって枠に支持するようにすればよい。ウエブはデフレ クタを離れた結晶の角運動とほぼ平行とし、結晶の衝突および塊形成の領域を狭 めるようにしてある。 加えて、本発明によって生産される砂糖は、比較的穏やかな条件の剪断および 混合を受けて、結晶サイズ、水分、残留シロップ即ち不純物レベルについて一貫 性がある結晶生成物が生産される。一実施例では、これを達成するために、最大 直線速度差が30ms-1未満で0.3ms-1より大きく、好ましくは3ないし1 0ms-1の範囲で、2面間で砂糖を剪断する。 更に、前記表面の一方に穿孔し、混合された砂糖結晶が、孔を通じて機械から 放出されるようにしてもよい。穿孔面は固定とし、移動面は、この固定面の直径 にわたって広がり連続的にこの面を掃引するアームを有する、ロータとすればよ い。 面間のギャップは、1mmないし50mmの間とすればよいが、3mmないし 12mmの間が好ましい。同様に、表面の一方に穿孔が設けられている遠心分離 器では、開口のサイズは1mmないし50mmの間とすればよいが、好ましくは 3mmないし12mmの間、更に好ましくは5mmないし8mmの間である。 機器の保守に便宜を図るため、生成砂糖が砂糖室を離れる放出点に、剪断装置 (shearing device)を配置してもよい。これは、通常、円錐形放出ホッパの底部 である。しかしながら、剪断装置は、砂糖結晶の軌道におけるどの段階に配置し てもよい。一実施例では、剪断装置は、これが用いられるデフレクタから砂糖結 晶が離れて行く位置の後ろに設けられている。或いは、砂糖室の壁との最初に衝 突する位置の後に配置してもよいが、結晶が重力の作用による下方向の速度成分 を有する位置とすることが好ましい。図面の説明 本発明をより容易に理解し、実施に移すことができるようにするために、ここ で本発明の典型的な実施例を図示する添付図面を参照する。ここで、 第1図は、遠心分離装置の一部切欠図である。 第2図は、第1図の遠心分離装置の遠心分離篭の概略表現である。 第3図は、原料の堆積を示す、遠心分離篭の一部の概略表現である。 第4図は、篭のリップ形状を示す、遠心分離篭の一部の概略表現である。 第5図は、第4図の篭のリップの一部の詳細図であり、そこから放出される固 体の軌道を示す。 第6図は、第1図の遠心分離装置用デフレクタの断面図である。 第7図は、第6図のデフレクタの一部概略断面図である。 第8図は、本発明のデフレクタの結晶跳ね返り特性の図式表現である。 第9図および第10図は、それぞれ、混合アセンブリを平面図および側面図で 示す。および 第11図および第12図は、それぞれ、固体のデフレクタとの固体初期衝突角 を示す。 第1図を参照すると、遠心分離装置10は、原料入力口32と動作的に関連付 けられた遠心分離篭11と、遠心分離篭11の濾過側と動作的に関連付けられた シロップ放出口31と、砂糖室24と動作的に関連付けられた固体放出部18と を含む。砂糖室は、シロップ室の壁19によって、遠心分離篭11の濾過側から 分離されている。 遠心分離篭11は、図示のように、上位部分12と下位部分13とを含む。加 えて、デフレクタ23が監視ケーシング28内に設けられ、図示のように、砂糖 室24の壁に接続されている。放出円錐25は、砂糖室24の基底に接続されて いる。 シロップ室30も設けられており、シロップ放出口31との流体接続部を有し 、矢印14で表わされた原料の流れが原料入力口32に入る。加えて、3本の水 噴霧管33が、遠心分離装置10への蒸気ランス(steam lance)34と共に設け られている。砂糖室24には、検査用ハッチ35が設けられている。 遠心分離篭11は、遠心モータ37によって回転され、遠心分離装置10は、 4つの遠心分離台38(その内2つが示されている)上に支持されている。モー タ37は、必要に応じて、電力または油圧によって篭を上下に駆動することがで き、或いは他の駆動力源をこの目的に利用してもよいことは認められよう。好ま しくは、温水噴霧管33に、制御弁の動作の下で、水を供給する。 第2図を参照すると、遠心分離篭11は、上位部分12と下位部分13とを含 む。下位部分13は、垂直から12°の呼び勾配を有し、上位部分12は、垂直 から25°の呼び勾配を有する。 第2図および第3図を参照すると、濾過領域16は下位部分13全体に広がり 、部分的に上位部分12にも侵入しており、排水領域15は上位部分12の残り 全体に広がっている。排水領域15との間の遷移部は、上位部分12と下位部分 13との間の遷移部より上になければならない。即ち、排水領域15は、篭の角 度が好ましくは24°以上となる所にある必要がある。粘度が低い場合、濾過領 域15全体が上位部分に入ることもあり得る。言い換えれば、下位部分13は、 非常に濾過抵抗が高いスクリーンを有するか、或いはスクリーンを全く有さない (穿孔されていない)。 遠心分離篭11の壁は、きりもみによって穿孔されることが好ましく、更に比 較的高い横断方向浸透率を有する支持網目を含み、所望サイズより大きな結晶を 保持するように選択された開口サイズのフィルタ・スクリーンを支持する。 排水領域15の長さは、濾過領域16の長さの5ないし20倍であることが好 ましい。排水領域15の長さは、濾過領域に比例し、濾過される固体からの不純 物除去効率を高くする程延長される。更に、シロップの粘度が増すに連れて、そ して粒子サイズが小さくなるに連れて、延長される。 第4図および第5図を参照すると、遠心分離篭11の一部が概略的に示されて いる。遠心分離篭11は回転矢印17の方向に回転可能であり、リップ42を含 む。これは、第4図のリップ部分の詳細47により詳しく示されている。 遠心分離篭11は、記号Rで表わされた遠心半径40(centrifuga radius)4 0を有し、リップ部分の詳細47は、リップ42が記号δで表わされたリップ半 径41を有することを示している。砂糖結晶は、遠心半径40のところでリップ 4 2から離れ、結晶軌道43に従う。結晶軌道43は、水平線45に対して、記号 θで表わされた軌道角44にある。求積により、軌道角44は、垂直線46に対 する補角と同一である。 第6図および第7図を参照すると、デフレクタ23は、内側に湾曲した部分6 1と、外側に湾曲した部分62とを含む。特に注記すべきは、デフレクタの半径 はその下端部65付近では短くなっており、これによって、デフレクタの下端部 の半径は、砂糖室24のそれよりも小さく、下端部は砂糖室24の壁から、半径 方向に内側に離間されていることである。かかる構造とした主な理由は、結晶が 後にケーシングと衝突する前にその飛行経路が最大となることを保証するためで ある。 具体的に第7図を参照すると、デフレクタ23は、好適実施例では、円弧A, BおよびCを有し、それらの半径は以下に示す通りである。 第8図を参照すると、結晶跳ね返り特性20が示すのは、結晶が第1図および 第2図の遠心分離篭11から出て、砂糖室24および放出円錐25に入る前にデ フレクタ23に衝突する際の、放出点22からの結晶放出の軌道の「二次元化」 表現である。結晶跳ね返り特性20は螺旋状であり、放出された結晶の円周方向 即ち接線方向位置を無視することによって二次元で示していることは認められよ う。加えて、第8図に描いた特性は概略的であり、明確化のために5回の衝突を 示すが、モデルによって予測された、この形状のデフレクタの場合の衝突回数は 、実際には12回以上であり、跳ね返りは最初の衝突点付近に集中する。 デフレクタ23は、第1図および第2図の遠心分離装置10の最上部26にあ り、放出円錐25は、第1図に示す遠心分離装置10の最下部27にある。 第9図および第10図を参照すると、デフレクタを離れた後の砂糖結晶がケー シングと衝突し、最終的に円錐形放出ホッパに入り、ここで、放出ホッパの壁を 伝って混合装置80に滑り落ちる。固体は最初にスクリーン90上に落ち、固体 の内あるものはスクリーン90を通過し、残りはスクリーン0上に残り、ロータ 93の4つのロータ・アームの内の1本とスクリーン90との間で按摩される。 砂糖の中には、ロータ・アーム94が矢印92の方向に回転する際に、これらと 共に移動するものもある。 固体が砂糖結晶の場合、按摩することによって、生成砂糖を、塊がなく比較的 自由に流れる顆粒状物質に分散することになる。スクリーン90は、各側に約7 mmの正方形状開口を有する遷移網目で構成されているので、混合された生成物 は、ロータによる弱い圧力の下で容易にこの開口を通過する。 図示の実施例では、ロータ・アーム94は、直径20mmないし40mmの丸 棒で作られている。ロータ・アーム94の底部とスクリーン90との間の隙間は 約8mmである。ロータ・アームの外径は、スクリーンの甲板径と同一であり、 約1000mmである。ロータの回転速度は約150rpmである。これらの条 件の下で、個々の結晶を実質的に破壊することなく、効果的な混合および分散が 達成される。 第11図を参照すると、固体が軌道110においてリップ42を離れ、垂直成 分α2を有する角度で初期衝突点111においてデフレクタ23に衝突する。垂 直成分α2は最小とされており、好ましくは15°未満である。第12図を参照 すると、軌道110が近接デフレクタ120および遠隔デフレクタ121と交差 している様子が示されている。近接デフレクタ120に対する接触角α1の水平 方向成分は、遠隔デフレクタ121に対する接触角α2よりも小さいことがわか る。したがって、第1に、デフレクタの垂直方向における位置は、最初の衝突1 11がデフレクタ上の汚染点(infection point)に近接する、即ち、内側に湾曲 す る部分61と外側に湾曲する部分62との接合部に近接するような位置であり、 これによって接触点の僅かな変化が接触角α2に及ぼす影響は最小となり、第2 に、デフレクタ23はリップ42からの放出点に、実施可能な限り近付くことが わかる。 使用に際して、遠心分離装置10は、シロップと砂糖結晶(マセキュート)と の混合物を含む供給原料流14を遠心分離装置10の原料入力口32に供給し、 遠心モータ37を作動させることにより遠心分離篭11を回転させて、マセキュ ートから砂糖結晶を分離するために用いることができる。マセキュートの供給原 料流は、下位部分13の遠心分離篭11に入り、回転する遠心分離篭11の遠心 分離作用により、上位部分12に向かって上側かつ外側に流れる。 遠心分離篭11を透過したシロップは、シロップ室30に入り、シロップ放出 口31を通じて放出され、シロップから分離された砂糖結晶は遠心分離篭11か ら出て、多数回デフレクタ23と接触した後、砂糖室24に入る。砂糖室24か らの砂糖結晶は、放出円錐25を通過する。篭の回転速度は、放出点における砂 糖結晶の接線方向速度が80ms-1以下、好ましくは60ms-1未満となるよう にする。 放出点からは、回転ロータと固定スクリーンとの間で生成物を按摩することに よって、分離された結晶生成物が撹拌即ち混合される。混合された砂糖は、スク リーンの開口を通過する。 これまでに述べたことは、本発明の例示としてのみ与えられたのであり、当業者 には明白なこれに対する変更や改造は全て、以下の請求の範囲に記載した本発明 の広範な範囲および領域に該当するものと看做すことは、勿論理解されよう。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年2月16日 【補正内容】 請求の範囲 1.液体から固体を分離するための遠心分離装置であって: 入力口と、液体放出部と、固体放出部とを有する遠心分離手段; 前記固体放出部と動作的に関連付けられたデフレクタ; から成り、 前記固体放出部は、放出結晶の軌道が、そのサイズおよび/またはその残留シ ロップ/水分含有量とは相対的に無関係となるようにする、リップ構造を含むこ とを特徴とする前記装置。 2.請求項1記載の遠心分離装置において、前記固体放出部は、前記デフレクタ と協同可能な湾曲縁を含み、これによって、種々のサイズおよび/または残留液 含有量の固体が、それらの初期衝突を、前記デフレクタ上のほぼ同一位置で行う ようにしたことを特徴とする遠心分離装置。 3.請求項1または請求項2記載の遠心分離装置において、 前記遠心分離手段は円錐形濾過遠心分離機を有し、前記湾曲縁はリップ半径を含 み、該リップ半径の大きさは、以下の式で計算される値以上であることを特徴と する遠心分離装置。 V2/δ=9.8cosθ+Rw2sinθ ここで、Vは結晶と篭との間の相対速度、 θは自由な結晶が篭を離れるときの水平線からの角度で、好ましくは2 °以下であり、 Rはθにおける篭の半径、 wは篭の回転速度(ラジアン/秒)、および δは篭の最上部における曲率半径である。 4.請求項3記載の遠心分離装置において、前記固体は砂糖結晶であり、前記液 体は砂糖水溶液であり、Vは毎秒1メートルまたはその近傍であり、θは1°以 下であることを特徴とする遠心分離装置。 5.前出の請求項のいずれか1項記載の遠心分離装置において、前記デフレクタ は内側に湾曲した部分と外側に湾曲した部分とを含むことを特徴とする遠心分離 装置。 6.請求項5記載の遠心分離装置において、前記固体放出部から放出された固体 の軌道は、前記内側および外側に湾曲した部分の接合部近くで、前記デフレクタ と交差することを特徴とする遠心分離装置。 7.前出の請求項のいずれか1項記載の遠心分離装置であって、前記固体放出部 と動作的に関連付けられ、前記遠心分離装置から放出された固体を混合しかつ按 摩することによって、実質的に均一な選択された特性を、放出された固体に与え る混合手段を含むことを特徴とする遠心分離装置。 8.液体から固体を分離するための遠心分離装置であって: 入力口と、液体放出部と、固体放出部とを有する遠心分離手段; 前記固体放出部と動作的に関連付けられたデフレクタ;および 前記固体放出部と動作的に関連付けられ、前記遠心分離装置から放出された固 体を混合しかつ按摩することによって、実質的に均一な選択された特性を放出さ れた固体に与える混合手段; から成ることを特徴とする遠心分離装置。 9.請求項7または請求項8記載の遠心分離装置において、前記混合手段は、ス クリーンと、前記スクリーン上において離間された面内で回転可能な少なくとも 1つのアームとを含むことを特徴とする遠心分離装置。 10.前出の請求項のいずれか1項記載の遠心分離装置において、前記遠心分離 手段は、上位部分と下位部分とを有する篭を含み、各部分は、穿孔された上位お よび下位スクリーン部分を含み、前記下位部分は、動作的にそれを通過する固体 の流出遷移部が前記上位部分に位置するように選択された、円錐半角およびスク リーン特性を含むことを特徴とする遠心分離手段。 11.請求項10記載の遠心分離装置において、前記上位スクリーン部分は、前 記固体の所望サイズ範囲で動作するように選択され、前記下位スクリーン部分は 、通過する液体の所望の濾過速度に応じて選択されることを特徴とする遠心分離 装置。 12.前出の請求項のいずれか1項記載の遠心分離装置において、前記遠心分離 手段は、軸から25°未満の円錐半角を有する第1部分即ち下位部分と、軸から 前記下位部分のそれよりも大きな円錐半角を有する第2部分即ち上位部分とから 成る、2部分を含むことを特徴とする遠心分離装置。 13.請求項12記載の遠心分離装置において、前記下位部分の円錐半角は0° ないし15°の範囲であり、前記上位部分の円錐半角は24°ないし26°の範 囲であることを特徴とする遠心分離装置。 14.前出の請求項のいずれか1項記載の遠心分離装置において、前記固体は砂 糖結晶を含み、前記液体は砂糖水溶液を含むことを特徴とする遠心分離装置。 15.結晶と砂糖濃縮溶液とから成るマセキュートから砂糖を遠心分離する連続 プロセスであって: 入力口と、液体放出部と、固体放出部とを有する遠心分離手段を含む遠心分離 装置を用意し; 前記固体放出部と動作的に関連付けられたデフレクタを用意し; 前記入力口にマセキュートを連続的に供給し; 前記遠心分離手段を作動させて、前記化粧を前記シロップから分離し; 前記デフレクタに対する衝突によって、記結晶の少なくともいくつかを前記デ フレクタによって中断される軌道において捕集し、前記結晶を減速させると共に その方向を変更させ、前記結晶を前記デフレクタと複数回衝突させることによっ て、前記遠心分離手段からの前記結晶を捕集する、 ことを特徴とする前記プロセス。 16.請求項15記載のプロセスであって、前記結晶に前記デフレクタの表面の 少なくともある部分を横切つて滑動させることを含むことを特徴とするプロセス 。 17.請求項15または請求項16記載のプロセスにおいて、前記結晶は前記デ フレクタと3ないし20回衝突することを特徴とするプロセス。 18.請求項17記載のプロセスにおいて、前記結晶の前記デフレクタとの初期 衝突は、15°未満の角度であることを特徴とするプロセス。 19.請求項15ないし18のいずれか1項記載のプロセスであって、前記デフ レクタ表面を潤滑することを含むことを特徴とするプロセス。 20.請求項15ないし19のいずれか1項記載のプロセスにおいて、前記遠心 分離手段は、軸から25°未満の円錐半角を有する第1部分即ち下位部分と、軸 から前記下位部分のそれよりも大きな円錐半角を有する第2部分即ち上位部分と から成る、2部分を含み、前記結晶からシロップを分離するための濾過機構から 排水機構への遷移は、前記下位部分では行われないことを特徴とするプロセス。 21.請求項15ないし20のいずれか1項記載のプロセスであって、前記固体 放出部と動作的に関連付けられた混合手段において前記結晶を混合し、前記遠心 分離装置から放出された固体を混合しかつ按摩することによって、実質的に均一 な選択された特性を放出された固体に与えることを含むことを特徴とするプロセ ス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,M X,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,US,UZ, VN (72)発明者 カーク ラッセル オーストラリア国 4066 クィーンズラン ド トゥーウォング シャーウッド ロー ド 6/66 【要約の続き】 離手段を動作的に支持することにより、前記固体放出部 から放出された固体の衝突領域を最小とする、十字軸状 構造のような支持手段を含み;或いはe)前記固体放出 部と動作的に関連付けられ、前記遠心分離装置から放出 された固体を混合する混合手段を含む。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.液体から固体を分離するための遠心分離装置であって: 入力口と、液体放出部と、固体放出部とを有する遠心分離手段; 前記固体放出部と動作的に関連付けられたデフレクタであって、前記固体放出 部を離れた固体の軌道を中断し、前記固体を減速させかつその移動方向を変更さ せる前記デフレクタ; から成り、前記デフレクタは、使用中、固体が前記デフレクタと複数回衝突する ように形成され、かつ構成されている、 ことを特徴とする前記装置。 2.請求項1記載の遠心分離装置において、前記デフレクタは、使用中、前記固 体が前記デフレクタと3ないし20回衝突するように形成され、かつ構成されて いることを特徴とする遠心分離装置。 3.請求項1または請求項2記載の遠心分離装置において、前記デフレクタは、 使用中、前記固体が前記デフレクタの表面を横切って滑動するように形成され、 かつ構成されていることを特徴とする遠心分離装置。 4.遠心分離装置であって: 入力口と、液体放出部と、固体放出部とを有する遠心分離手段; 前記固体放出部と動作的に関連付けられたデフレクタ; から成り、 前記固体放出部は、放出結晶の軌道が、そのサイズおよび/またはその残留シ ロップ/水分含有量とは相対的に無関係になるようにする、リップ構造を含む、 ことを特徴とする遠心分離装置。 5.前出の請求項のいずれか1項記載の遠心分離装置において、前記固体放出部 は、前記デフレクタと協同可能な湾曲縁を含み、これによって、種々のサイズお よび/または残留液含有量の固体が、それらの初期衝突を、前記デフレクタ上の ほぼ同一位置で行うことを特徴とする遠心分離装置。 6.請求項5記載の遠心分離装置において、前記固体の前記デフレクタとの初期 衝突は、15°未満の角度であることを特徴とする遠心分離装置。 7.請求項5または請求項6記載の遠心分離装置において、前記遠心分離手段は 円錐形濾過遠心分離機を有し、前記湾曲縁はリップ半径を含み、該リップ半径の 大きさは、以下の式で計算される値以上であることを特徴とする遠心分離装置。 V2/δ=9.8cosθ+Rw2sinθ ここで、Vは結晶と篭との間の相対速度、 θは自由な結晶が篭を離れるときの水平線からの角度で、好ましくは2 °以下であり、 Rはθにおける篭の半径、 wは篭の回転速度(rad sec-1)、および δは篭の最上部における曲率半径である。 8.請求項7記載の遠心分離装置において、前記固体は砂糖結晶であり、前記液 体は砂糖水溶液であり、Vは毎秒1メートルまたはその近傍であり、θは1°以 下であることを特徴とする遠心分離装置。 9.前出の請求項のいずれか1項記載の遠心分離装置において、前記デフレクタ は、内側に湾曲した部分と外側に湾曲した部分とを含むことを特徴とする遠心分 離装置。 10.請求項9記載の遠心分離装置において、前記固体の前記デフレクタ上での 初期衝突は、前記内側および外側に湾曲した部分の接合部に近接して行われるこ とを特徴とする遠心分離装置。 11.前出の請求項のいずれか1項記載の遠心分離装置において、前記デフレク タは、その下端部に、絞り半径を有することを特徴とする遠心分離装置。 12.前出の請求項のいずれか1項記載の遠心分離装置であって、前記固体放出 部と動作的に関連付けられ、前記遠心分離装置から放出された固体を混合しかつ 按摩する混合手段を含み、これによって、放出された固体は実質的に均一な選択 された特性を有することを特徴とする遠心分離装置。 13.遠心分離装置であって: 入力口と、液体放出部と、固体放出部とを有する遠心分離手段; 前記固体放出部と動作的に関連付けられたデフレクタ;および 前記固体放出部と動作的に関連付けられ、前記遠心分離装置から放出された固 体を混合しかつ按摩することによって、実質的に均一な選択された特性を放出さ れた固体に与える混合手段; から成ることを特徴とする遠心分離装置。 14.請求項12または請求項13記載の遠心分離装置において、混合手段は、 スクリーンと、該スクリーン上の離間された面内で回転可能な少なくとも1つの アームとを含むことを特徴とする遠心分離装置。 15.前出の請求項のいずれか1項記載の遠心分離装置において、前記遠心分離 手段は、上位部分と下位部分とを有する篭を含み、各部分は、穿孔された上位お よび下位スクリーン部分を含み、前記下位部分は、動作的にそれを通過する固体 の排出遷移部が前記上位部分に位置するように選択された、円錐半角およびスク リーン特性を含むことを特徴とする遠心分離手段。 15.請求項14記載の遠心分離装置において、前記上位スクリーン部分は、前 記固体の所望サイズ範囲で動作するように選択され、前記下位スクリーン部分は 、通過する液体の所望の濾過速度に応じて選択されることを特徴とする遠心分離 装置。 16.前出の請求項のいずれか1項記載の遠心分離装置において、前記遠心分離 手段は、軸から25°未満の円錐半角を有する第1部分即ち下位部分と、軸から 前記下位部分のそれよりも大きな円錐半角を有する第2部分即ち上位部分とから 成る、2部分を含むことを特徴とする遠心分離装置。 17.請求項16記載の遠心分離装置において、前記下位部分の円錐半角は0° ないし15°の範囲であり、前記上位部分の円錐半角は24°ないし26°の範 囲であることを特徴とする遠心分離装置。 18.前出の請求項のいずれか1項記載の遠心分離装置において、前記固体は砂 糖結晶を含み、前記液体は砂糖水溶液を含むことを特徴とする遠心分離装置。 19.結晶と砂糖濃縮溶液とから成るマセキュートから砂糖を遠心分離する連続 プロセスであって: 入力口と、液体放出部と、固体放出部とを有する遠心分離手段を含む遠心分離 装置を用意し; 前記固体放出部と動作的に関連付けられたデフレクタを用意し; 前記入力口にマセキュートを連続的に供給し; 前記遠心分離手段を作動させて、前記シロップから前記結晶を分離し; 前記デフレクタに対する衝突によって、前記結晶の少なくともいくつかを前記 デフレクタによって中断される軌道において捕集し、前記結晶を減速させると共 にその方向を変更させ、前記結晶を前記デフレクタと複数回衝突させることによ って、前記遠心分離手段からの前記結晶を捕集する、 ことを特徴とする前記プロセス。 20.請求項19記載のプロセスであって、前記結晶に前記デフレクタの表面の 少なくともある部分を横切って滑動させることを含むことを特徴とするプロセス 。 21.請求項19または請求項20記載のプロセスにおいて、前記結晶は前記デ フレクタと3ないし20回衝突することを特徴とするプロセス。 22.請求項21記載のプロセスにおいて、前記結晶の前記デフレクタとの初期 衝突は、15°未満の角度であることを特徴とするプロセス。 23.請求項19ないし22のいずれか1項記載のプロセスであって、前記デフ レクタ表面を潤滑することを含むことを特徴とするプロセス。 24.請求項19ないし23のいずれか1項記載のプロセスにおいて、前記遠心 分離手段は、軸から25°未満の円錐半角を有する第1部分即ち下位部分と、軸 から前記下位部分のそれよりも大きな円錐半角を有する第2部分即ち上位部分と から成る、2部分を含み、前記結晶からシロップを分離するための濾過機構から 排水機構への遷移は、前記下位部分では行われないことを特徴とするプロセス。 25.請求項19ないし24のいずれか1項記載のプロセスであって、前記固体 放出部と動作的に関連付けられた混合手段において前記結晶を混合し、前記遠心 分離装置から放出された固体を混合しかつ按摩することによって、実質的に均一 な選択された特性を、放出された固体に与えることを含むことを特徴とするプロ セス。
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