JPS6243148Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6243148Y2 JPS6243148Y2 JP1981175898U JP17589881U JPS6243148Y2 JP S6243148 Y2 JPS6243148 Y2 JP S6243148Y2 JP 1981175898 U JP1981175898 U JP 1981175898U JP 17589881 U JP17589881 U JP 17589881U JP S6243148 Y2 JPS6243148 Y2 JP S6243148Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leaf spring
- synthetic resin
- bolt
- nut
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は合成樹脂を含浸させたガラス繊維等の
補強繊維を積層した素材の端部を芯金を介して折
り返して接合するとともにボルト及びナツトで締
め付けることによつて板端に目玉部を一体に形成
した繊維強化合成樹脂製の板ばねに関し、特に、
前記目玉部とボルトまたはナツトを打ち傷から保
護するようにした板ばねに関する。
補強繊維を積層した素材の端部を芯金を介して折
り返して接合するとともにボルト及びナツトで締
め付けることによつて板端に目玉部を一体に形成
した繊維強化合成樹脂製の板ばねに関し、特に、
前記目玉部とボルトまたはナツトを打ち傷から保
護するようにした板ばねに関する。
近年、乗用車、小型貨物車等の自動車の車体重
量軽減対策の一環として車輌懸架装置用の板ばね
を鋼製から繊維強化合成樹脂（以下、FRPとい
う）製に変更する方向にあるが、車輌懸架装置用
の板ばねをFRP製にすると、その外面、特に、
車体への取付けのために両端に形成した目玉部の
外周が、飛び石や縁石との衝突などによつて打ち
傷を受け易く、僅かな傷でも繰り返し応力が作用
すると応力集中により疲労破壊を生ずるおそれが
あり、また、目玉部の締付け用のボルトまたはナ
ツトも飛び石等によつて損傷するおそれがある。
量軽減対策の一環として車輌懸架装置用の板ばね
を鋼製から繊維強化合成樹脂（以下、FRPとい
う）製に変更する方向にあるが、車輌懸架装置用
の板ばねをFRP製にすると、その外面、特に、
車体への取付けのために両端に形成した目玉部の
外周が、飛び石や縁石との衝突などによつて打ち
傷を受け易く、僅かな傷でも繰り返し応力が作用
すると応力集中により疲労破壊を生ずるおそれが
あり、また、目玉部の締付け用のボルトまたはナ
ツトも飛び石等によつて損傷するおそれがある。
本考案は、特に打ち傷を生じ易い目玉部の外周
とその締付け用のボルトまたはナツトを保護して
耐久性を向上させた繊維強化合成樹脂製の板ばね
を提供することを目的とするものである。
とその締付け用のボルトまたはナツトを保護して
耐久性を向上させた繊維強化合成樹脂製の板ばね
を提供することを目的とするものである。
以下、本考案のいくつかの実施例を添付図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
第１，２図に示す本考案の第１実施例は、ガラ
ス繊維、炭素繊維等の長繊維を経糸とし、同種若
しくは合成繊維等の他種の長繊維を緯糸として経
糸の間をくぐらせて平織りし、または単に長繊維
を束ねただけの補強繊維にエポキシ樹脂、不胞和
ポリエステル樹脂、フエノール樹脂等の熱硬化性
合成樹脂若しくは熱可塑性合成樹脂を含浸させて
積層した細長い素材の両端部付近に、成形後に軸
受けとなる円筒形の芯金１を長手方向に直角に当
て、その芯金１を回曲して折り返した素材の端部
３をリーフ部２上に重ね合わせて金型内で加圧
し、補強繊維に含浸させた合成樹脂を硬化させて
目玉部９を成形した後、端部３をリーフ部２に重
ねた接合部４に取付孔５を透設し、その取付孔５
に座金８を介して下面から挿入したボルト６の上
方突出端に座金１５を介して螺合したナツト７で
接合部４を締め付けて補強した従来公知のFRP
製板ばねの前記座金１５に目玉部９の周りに密着
する回曲部１６を連成し、さらに、回曲部１６の
端部にボルト６の頭部を覆うように屈曲した主片
１７と山部１９を有する両側の副片１８，１８を
連成したものであつて、主片１７は飛び石などが
ボルト６の頭部に当るのを阻止し、かつ、両側の
副片１８，１８は主片１７の両側に山部１９，１
９を配置して主片１７の両側から小石などが飛び
込んでボルト６の頭部に当るのを阻止するための
ものであり、本実施例の保護板１４は、接合部４
の補強用のボルト６を利用して目玉部９に固定し
たから、極めて強固に固定し得る利点がある。
ス繊維、炭素繊維等の長繊維を経糸とし、同種若
しくは合成繊維等の他種の長繊維を緯糸として経
糸の間をくぐらせて平織りし、または単に長繊維
を束ねただけの補強繊維にエポキシ樹脂、不胞和
ポリエステル樹脂、フエノール樹脂等の熱硬化性
合成樹脂若しくは熱可塑性合成樹脂を含浸させて
積層した細長い素材の両端部付近に、成形後に軸
受けとなる円筒形の芯金１を長手方向に直角に当
て、その芯金１を回曲して折り返した素材の端部
３をリーフ部２上に重ね合わせて金型内で加圧
し、補強繊維に含浸させた合成樹脂を硬化させて
目玉部９を成形した後、端部３をリーフ部２に重
ねた接合部４に取付孔５を透設し、その取付孔５
に座金８を介して下面から挿入したボルト６の上
方突出端に座金１５を介して螺合したナツト７で
接合部４を締め付けて補強した従来公知のFRP
製板ばねの前記座金１５に目玉部９の周りに密着
する回曲部１６を連成し、さらに、回曲部１６の
端部にボルト６の頭部を覆うように屈曲した主片
１７と山部１９を有する両側の副片１８，１８を
連成したものであつて、主片１７は飛び石などが
ボルト６の頭部に当るのを阻止し、かつ、両側の
副片１８，１８は主片１７の両側に山部１９，１
９を配置して主片１７の両側から小石などが飛び
込んでボルト６の頭部に当るのを阻止するための
ものであり、本実施例の保護板１４は、接合部４
の補強用のボルト６を利用して目玉部９に固定し
たから、極めて強固に固定し得る利点がある。
第３図に示す本考案の第２実施例は、上記第１
実施例の保護板１４と目玉部９との間にゴム等の
弾性板からなる保護板２０を介入した２層構造と
したものであつて、目玉部９をより確実に保護し
得る利点がある。
実施例の保護板１４と目玉部９との間にゴム等の
弾性板からなる保護板２０を介入した２層構造と
したものであつて、目玉部９をより確実に保護し
得る利点がある。
上記各実施例によつて具体的に説明したよう
に、本考案の繊維強化合成樹脂製板ばねは、合成
樹脂を含浸させたガラス繊維等の補強繊維を積層
した素材の端部を芯金を介して折り返して接合す
るとともにボルト及びナツトで締め付けることに
よつて板端に目玉部を一体に形成した繊維強化合
成樹脂製板ばねにおいて、前記目玉部の全外周及
び前記ボルトまたはナツトの前記板ばねの下面側
へ突出した部分の下面を覆う保護板を、前記ボル
トまたはナツトの前記板ばねの上面側へ突出した
部分で該板ばねに締め付けて固定したことを要旨
とするものであつて、飛び石や縁石乗り上げなど
によつて最も損傷し易い目玉部とその締付け用の
ボルトまたはナツトを保護板で覆つたから、打ち
傷を原因とする折損のおそれが著しく減少し、耐
久性に優れるとともに、その保護板を目玉部の接
合部を締め付けるボルトまたはナツトを利用して
固定するようにしたから、部品数が少なく、容易
に製造できる効果を奏する。
に、本考案の繊維強化合成樹脂製板ばねは、合成
樹脂を含浸させたガラス繊維等の補強繊維を積層
した素材の端部を芯金を介して折り返して接合す
るとともにボルト及びナツトで締め付けることに
よつて板端に目玉部を一体に形成した繊維強化合
成樹脂製板ばねにおいて、前記目玉部の全外周及
び前記ボルトまたはナツトの前記板ばねの下面側
へ突出した部分の下面を覆う保護板を、前記ボル
トまたはナツトの前記板ばねの上面側へ突出した
部分で該板ばねに締め付けて固定したことを要旨
とするものであつて、飛び石や縁石乗り上げなど
によつて最も損傷し易い目玉部とその締付け用の
ボルトまたはナツトを保護板で覆つたから、打ち
傷を原因とする折損のおそれが著しく減少し、耐
久性に優れるとともに、その保護板を目玉部の接
合部を締め付けるボルトまたはナツトを利用して
固定するようにしたから、部品数が少なく、容易
に製造できる効果を奏する。
添付図面は本考案の実施例を示し、第１図は第
１実施例の要部の断面図、第２図はその斜視図、
第３図は第２実施例の要部の断面図である。 １：芯金、２：リーフ部、３：端部、４：接合
部、５：取付孔、６：ボルト、７：ナツト、９：
目玉部、１４：保護板。
１実施例の要部の断面図、第２図はその斜視図、
第３図は第２実施例の要部の断面図である。 １：芯金、２：リーフ部、３：端部、４：接合
部、５：取付孔、６：ボルト、７：ナツト、９：
目玉部、１４：保護板。
Claims (1)
- 合成樹脂を含浸させたガラス繊維等の補強繊維
を積層した素材の端部を芯金を介して折り返して
接合するとともにボルト及びナツトで締め付ける
ことによつて板端に目玉部を一体に形成した繊維
強化合成樹脂製板ばねにおいて、前記目玉部の全
外周及び前記ボルトまたはナツトの前記板ばねの
下面側へ突出した部分の下面を覆う保護板を、前
記ボルトまたはナツトの前記板ばねの上面側へ突
出した部分で該板ばねに締め付けて固定したこと
を特徴とする繊維強化合成樹脂製板ばね。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17589881U JPS5879151U (ja) | 1981-11-25 | 1981-11-25 | 繊維強化合成樹脂製板ばね |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17589881U JPS5879151U (ja) | 1981-11-25 | 1981-11-25 | 繊維強化合成樹脂製板ばね |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5879151U JPS5879151U (ja) | 1983-05-28 |
| JPS6243148Y2 true JPS6243148Y2 (ja) | 1987-11-09 |
Family
ID=29968493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17589881U Granted JPS5879151U (ja) | 1981-11-25 | 1981-11-25 | 繊維強化合成樹脂製板ばね |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5879151U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5398111B2 (ja) * | 2006-09-28 | 2014-01-29 | 三菱レイヨン株式会社 | 積層体およびこれを用いた自動車用ボンネット |
| US10744836B2 (en) * | 2015-06-22 | 2020-08-18 | Hendrickson Usa, L.L.C. | Composite suspension components |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57203157U (ja) * | 1981-06-23 | 1982-12-24 |
-
1981
- 1981-11-25 JP JP17589881U patent/JPS5879151U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5879151U (ja) | 1983-05-28 |
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