JPS624197B2 - - Google Patents
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- JPS624197B2 JPS624197B2 JP54040108A JP4010879A JPS624197B2 JP S624197 B2 JPS624197 B2 JP S624197B2 JP 54040108 A JP54040108 A JP 54040108A JP 4010879 A JP4010879 A JP 4010879A JP S624197 B2 JPS624197 B2 JP S624197B2
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Landscapes
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は廃水の磁気的処理方法に係り、特に廃
水中の被処理物質の多くが非磁性および反磁性物
質である廃水に対し、廃水中に予め強磁性の磁気
種子を添加分散させ、上記廃水中の被処理物質と
磁気種子とを凝集剤等の作用で凝集させ、上記被
処理物質と磁気種子との凝集体を磁気的に過す
ることにより、廃水中の被処理物質を廃水から
別する廃水の磁気的処理法に関する。
水中の被処理物質の多くが非磁性および反磁性物
質である廃水に対し、廃水中に予め強磁性の磁気
種子を添加分散させ、上記廃水中の被処理物質と
磁気種子とを凝集剤等の作用で凝集させ、上記被
処理物質と磁気種子との凝集体を磁気的に過す
ることにより、廃水中の被処理物質を廃水から
別する廃水の磁気的処理法に関する。
従来、この種の廃水の磁気的処理方法は、廃水
のPHを調整する工程と、廃水中に磁気種子を添
加、分散させる工程と、該添加分散させた磁気種
子と廃水中の被処理物質とを凝集剤等の作用で凝
集させる工程と、上記被処理物質と磁気種子との
凝集体を磁気的に過する工程とからなる。上記
方法において、磁気種子としては、0.1〜10μｍ
程度のマグネタイト、フエライト等の強磁性微粉
体が用いられ、また凝集剤としては、硫酸アルミ
ニウム、硫酸第１鉄等のの無機凝集剤や高分子凝
集剤が用いられる。さらに磁気的過装置として
は、強磁性のステンレスウール等の強磁性過媒
体を外部から電磁石、永久磁石等の励磁媒体によ
り励磁する方式のものが用いられている。
のPHを調整する工程と、廃水中に磁気種子を添
加、分散させる工程と、該添加分散させた磁気種
子と廃水中の被処理物質とを凝集剤等の作用で凝
集させる工程と、上記被処理物質と磁気種子との
凝集体を磁気的に過する工程とからなる。上記
方法において、磁気種子としては、0.1〜10μｍ
程度のマグネタイト、フエライト等の強磁性微粉
体が用いられ、また凝集剤としては、硫酸アルミ
ニウム、硫酸第１鉄等のの無機凝集剤や高分子凝
集剤が用いられる。さらに磁気的過装置として
は、強磁性のステンレスウール等の強磁性過媒
体を外部から電磁石、永久磁石等の励磁媒体によ
り励磁する方式のものが用いられている。
しかし、このような廃水の磁気処理法において
は、高濃度の廃水を処理する場合、上記磁気的
過装置が短時間に破過したり、磁気的に閉塞する
ことがあるので、過媒体の逆洗を頻繁に行なわ
なければならず、連続処理に際して運転効率が大
幅に低下するという欠点がある。このため、上記
従来の磁気的処理方法は、被処理物の濃度が比較
的低い場合にしか適用することができなかつた。
は、高濃度の廃水を処理する場合、上記磁気的
過装置が短時間に破過したり、磁気的に閉塞する
ことがあるので、過媒体の逆洗を頻繁に行なわ
なければならず、連続処理に際して運転効率が大
幅に低下するという欠点がある。このため、上記
従来の磁気的処理方法は、被処理物の濃度が比較
的低い場合にしか適用することができなかつた。
本発明の目的は、前記従来技術の欠点を解消
し、高い被処理物濃度の廃水の連続処理に際し、
磁気的過装置の閉塞現象を防止し、上記廃水を
安定した状態で連続処理することができる廃水の
磁気的処理方法を提供することにある。
し、高い被処理物濃度の廃水の連続処理に際し、
磁気的過装置の閉塞現象を防止し、上記廃水を
安定した状態で連続処理することができる廃水の
磁気的処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、廃水のPH
を調整する工程と、廃水中に磁気粒子を添加、分
散させる工程と、該添加分散させた磁気種子と廃
水中の被処理物質とを凝集させる工程と、前記凝
集処理された磁気種子と被処理物質を磁気的に濾
過する工程とを有する廃水の磁気的処理方法にお
いて、前記凝集物を磁気的に濾過する工程の前段
に、前記磁気種子と被処理物質とを凝集させる凝
集工程を経た流れが貯留されて前記磁気種子と被
処理物質の凝集物の内の粗大粒子が自然沈降によ
り、かつ磁気的吸着により除去される工程を設け
たことを特徴とする。
を調整する工程と、廃水中に磁気粒子を添加、分
散させる工程と、該添加分散させた磁気種子と廃
水中の被処理物質とを凝集させる工程と、前記凝
集処理された磁気種子と被処理物質を磁気的に濾
過する工程とを有する廃水の磁気的処理方法にお
いて、前記凝集物を磁気的に濾過する工程の前段
に、前記磁気種子と被処理物質とを凝集させる凝
集工程を経た流れが貯留されて前記磁気種子と被
処理物質の凝集物の内の粗大粒子が自然沈降によ
り、かつ磁気的吸着により除去される工程を設け
たことを特徴とする。
典型的には、本発明は、被処理水中に多く存在
し、磁気的過装置の閉塞の原因となる比較的粒
径の大きな磁気種子と被処理物質との凝集体を予
め磁気的に沈降させ、所定の保持時間内に沈降し
えなかつた比較的微細な粒径の磁気種子と被処理
物質の凝集体のみを後段の磁気的過装置で別
するようにしたものである。
し、磁気的過装置の閉塞の原因となる比較的粒
径の大きな磁気種子と被処理物質との凝集体を予
め磁気的に沈降させ、所定の保持時間内に沈降し
えなかつた比較的微細な粒径の磁気種子と被処理
物質の凝集体のみを後段の磁気的過装置で別
するようにしたものである。
以下、本発明を図面に示すフローシートにより
さらに詳細に説明する。
さらに詳細に説明する。
図において、浮遊固形物を含む廃水１は、PH調
整装置２でPHを調整された後、磁気種子の添加槽
３、磁気種子と被処理物の凝集槽４、磁気的吸着
槽５、および磁気的過装置６を経て処理され、
処理水７として外部に排出される。処理される前
記浮遊固形物は、通常の非磁性、反磁性、弱磁性
の遊固形物の他、バクテリア、藻類、イースト、
菌類等の単細胞有機体を含む。これら浮遊固形物
に対する磁気粒子の付着をさらに促進するために
凝集剤を使用することができる。磁気種子の代表
的なものとしては磁鉄鉱が用いられる。またその
凝集剤としては硫酸アルミニウム、硫酸第１鉄等
を用いることができる。従来方法と異なる点は、
磁気的過装置６の前段に磁気的吸着槽５を設け
たことである。該磁気的吸着槽５としては、槽底
部または液上部にBa―Fe2O3磁石を配置したもの
が例示される。この場合、磁気種子と被処理物の
凝集粒子の内の比較的粗大粒子が前記磁石上に吸
着され、廃水から分離される。なお、磁気的吸着
槽としては、ある方向に減衰特性をもつ磁場を発
生させ、その減衰と逆方向に磁気種子と廃水中の
被処理物質との混合物の移動と蓄積を起こすこと
ができるものであれば、上記以外のものでもよ
い。
整装置２でPHを調整された後、磁気種子の添加槽
３、磁気種子と被処理物の凝集槽４、磁気的吸着
槽５、および磁気的過装置６を経て処理され、
処理水７として外部に排出される。処理される前
記浮遊固形物は、通常の非磁性、反磁性、弱磁性
の遊固形物の他、バクテリア、藻類、イースト、
菌類等の単細胞有機体を含む。これら浮遊固形物
に対する磁気粒子の付着をさらに促進するために
凝集剤を使用することができる。磁気種子の代表
的なものとしては磁鉄鉱が用いられる。またその
凝集剤としては硫酸アルミニウム、硫酸第１鉄等
を用いることができる。従来方法と異なる点は、
磁気的過装置６の前段に磁気的吸着槽５を設け
たことである。該磁気的吸着槽５としては、槽底
部または液上部にBa―Fe2O3磁石を配置したもの
が例示される。この場合、磁気種子と被処理物の
凝集粒子の内の比較的粗大粒子が前記磁石上に吸
着され、廃水から分離される。なお、磁気的吸着
槽としては、ある方向に減衰特性をもつ磁場を発
生させ、その減衰と逆方向に磁気種子と廃水中の
被処理物質との混合物の移動と蓄積を起こすこと
ができるものであれば、上記以外のものでもよ
い。
上記磁気的吸着槽で比較的粒大粒子で除去され
た前記磁気種子と前記浮遊固形物の凝集物または
混合物は次に磁気的過装置に送られ、ここで残
りの磁気種子とこれに付着した前記浮遊固形物が
磁力によつて該過装置内に捕捉される。磁気的
過装置としては、強磁性のステンレスウール等
の強磁性過媒体を外部から電磁石および永久磁
石等の励磁媒体により励磁する形式のものが用い
られる。
た前記磁気種子と前記浮遊固形物の凝集物または
混合物は次に磁気的過装置に送られ、ここで残
りの磁気種子とこれに付着した前記浮遊固形物が
磁力によつて該過装置内に捕捉される。磁気的
過装置としては、強磁性のステンレスウール等
の強磁性過媒体を外部から電磁石および永久磁
石等の励磁媒体により励磁する形式のものが用い
られる。
処理例として、撹拌装置を備えた分散槽３内に
10000mg／の非磁性浮遊固形物を含む水道水を
供給し、これに10000mg／の磁鉄鉱粒子を分散
させ、次に凝集槽４で50mg／の硫酸アルミニウ
ムを添加して上記非磁性浮遊固形物と磁鉄鉱粒子
とを凝集させ、磁気的吸着槽５内に３分間保持し
た後、流出水を磁気的過装置６で過した。そ
の結果、過装置６は凝集粒子による閉塞を起こ
さず、安定した状態で流出水中の残存粒子を捕捉
し、処理水中の浮遊固形物濃度を５mg／以下に
することができた。
10000mg／の非磁性浮遊固形物を含む水道水を
供給し、これに10000mg／の磁鉄鉱粒子を分散
させ、次に凝集槽４で50mg／の硫酸アルミニウ
ムを添加して上記非磁性浮遊固形物と磁鉄鉱粒子
とを凝集させ、磁気的吸着槽５内に３分間保持し
た後、流出水を磁気的過装置６で過した。そ
の結果、過装置６は凝集粒子による閉塞を起こ
さず、安定した状態で流出水中の残存粒子を捕捉
し、処理水中の浮遊固形物濃度を５mg／以下に
することができた。
以上、本発明によれば、従来の磁気的過装置
に供給する被処理物質が付着した磁気粒子を予
め、自然沈降により、かつ磁気的吸着により粗大
粒子を除去することにより、磁気的過装置の閉
塞を防止し、安定した過処理を連続的に行なう
ことができ、また処理流速を高めることができ
る。
に供給する被処理物質が付着した磁気粒子を予
め、自然沈降により、かつ磁気的吸着により粗大
粒子を除去することにより、磁気的過装置の閉
塞を防止し、安定した過処理を連続的に行なう
ことができ、また処理流速を高めることができ
る。
第１図は、本発明の実施例を示すフローチヤー
トである。 １…廃水、２…PH調整槽、３…磁気種子の添加
分散槽、４…磁気種子と被処理物質の凝集槽、５
…磁気的吸着槽、６…磁気的過装置、７…処理
水。
トである。 １…廃水、２…PH調整槽、３…磁気種子の添加
分散槽、４…磁気種子と被処理物質の凝集槽、５
…磁気的吸着槽、６…磁気的過装置、７…処理
水。
Claims (1)
- １ 廃水のPHを調整する工程と、廃水中に磁気粒
子を添加、分散させる工程と、該添加分散させた
磁気種子と廃水中の被処理物質とを凝集させる工
程と、前記凝集処理された磁気種子と被処理物質
を磁気的に濾過する工程とを有する廃水の磁気的
処理方法において、前記凝集物を磁気的に濾過す
る工程の前段に、前記磁気種子と被処理物質とを
凝集させる凝集工程を経た流れが貯留されて前記
磁気種子と被処理物質の凝集物の内の粗大粒子が
自然沈降により、かつ磁気的吸着により除去され
る工程を設けたことを特徴とする廃水の磁気的処
理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4010879A JPS55132684A (en) | 1979-04-02 | 1979-04-02 | Magnetic treatment of waste water |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4010879A JPS55132684A (en) | 1979-04-02 | 1979-04-02 | Magnetic treatment of waste water |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55132684A JPS55132684A (en) | 1980-10-15 |
| JPS624197B2 true JPS624197B2 (ja) | 1987-01-29 |
Family
ID=12571656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4010879A Granted JPS55132684A (en) | 1979-04-02 | 1979-04-02 | Magnetic treatment of waste water |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55132684A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02215197A (ja) * | 1989-02-16 | 1990-08-28 | Tokyu Constr Co Ltd | 磁気遮蔽パネル |
| JPH0328080B2 (ja) * | 1988-01-27 | 1991-04-17 | Kajima Corp |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0440248A (ja) * | 1990-06-01 | 1992-02-10 | Fujita Corp | 固液分離方法 |
| DE19637711C2 (de) * | 1995-09-19 | 2003-05-28 | Hitachi Ltd | Magnetabscheidervorrichtung sowie Vorrichtung zur Reinigung von Flüssigkeiten |
| KR100385417B1 (ko) * | 2000-06-22 | 2003-05-27 | 주식회사 건양기술공사 건축사사무소 | 하수 및 오수내 비오디의 고도처리장치 |
-
1979
- 1979-04-02 JP JP4010879A patent/JPS55132684A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0328080B2 (ja) * | 1988-01-27 | 1991-04-17 | Kajima Corp | |
| JPH02215197A (ja) * | 1989-02-16 | 1990-08-28 | Tokyu Constr Co Ltd | 磁気遮蔽パネル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55132684A (en) | 1980-10-15 |
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