JPS6241775B2 - - Google Patents

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JPS6241775B2
JPS6241775B2 JP57178229A JP17822982A JPS6241775B2 JP S6241775 B2 JPS6241775 B2 JP S6241775B2 JP 57178229 A JP57178229 A JP 57178229A JP 17822982 A JP17822982 A JP 17822982A JP S6241775 B2 JPS6241775 B2 JP S6241775B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter material
air filter
sterilizing
fine powder
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57178229A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5966321A (ja
Inventor
Koji Nokai
Kazuhiko Ootsuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NITSUTA KK
Original Assignee
NITSUTA KK
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Publication date
Application filed by NITSUTA KK filed Critical NITSUTA KK
Priority to JP17822982A priority Critical patent/JPS5966321A/ja
Publication of JPS5966321A publication Critical patent/JPS5966321A/ja
Publication of JPS6241775B2 publication Critical patent/JPS6241775B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は殺菌性エアフイルタ材、特に、殺菌性
金属を多孔性担体に付着させこれを微粉砕して得
られる微粉末をエアフイルタ材の少くとも一面に
付着せしめた殺菌性エアフイルタ材に関する。 病院の手術室や集中治療病棟などは高度のバイ
オ・クリーン・ルームであることが必要である。
これらの部屋には無塵でかつ無菌の空気が供給さ
れねばならない。その一手段として超高性能のエ
アフイルタが使用される。このフイルタの空気流
入側面にはとらえた菌および塵埃類が堆積する。
塵埃は菌の増殖をも促すため、フイルタ捕集面は
菌の温床体にもなる。同時に、フイルタの空気抵
抗(圧力損失)が増大するためその寿命が短縮さ
れる。また、菌がフイルタの空気流出面に徐々に
浸透し、ついには空気中にまぎれこむことにもな
る。 このような問題を解決するために、エアフイル
タに紫外線ランプなどを併用し、その空気流入面
に殺菌光線を照射することが従来から行なわれて
いる。この殺菌光線照射法によるフイルタは、し
かしながら、殺菌ランプ、配線その他の付属品が
内部に装備されるものであるため、フイルタが著
しく大型となる。重くかつ高コストでもある。 本発明の目的は、殺菌力の優れたエアフイルタ
材を提供することにある。本発明の他の目的は、
特別な設備を要することなく優れた殺菌力の付与
されるエアフイルタ材を提供することにある。本
発明のさらに他の目的は、安価な殺菌性エアフイ
ルタ材を提供することにある。本発明のさらに他
の目的は、ランニングコストの安い殺菌性エアフ
イルタ材を提供することにある。本発明のさらに
他の目的は、殺菌性微粉末の付着の歩留りが著し
く優れているエアフイルタ材を提供することにあ
る。 以下に本発明を詳述する。 本発明の殺菌性エアフイルタ材は、殺菌性微粉
末をエアフイルタ材の少くとも一面、好ましく
は、表側に付着せしめたものである。この殺菌性
微粉末は、殺菌性金属例えば銅、銀、銅と銀、こ
れら金属の塩類、およびこれら金属の化合物から
なる群から選ばれた少くとも一つを多孔性担体に
付着させこれを適当な既知の方法により微粉砕し
て得られうる。多孔性担体としては、モレキユラ
ーシーブ、シリカゲル、アルミナなどの無機担体
もしくはウレタンフオームなどの有機担体が用い
られる。モレキユラーシーブのNaイオンを銅イ
オン、銀イオン、銅およびアンモニウムイオンで
置換したものは、それぞれ、銅ゼオライト、銀ゼ
オライトおよび銅アンモニウムゼオライトと称さ
れている。 上記多孔性担体は多数の細孔を有しかつ吸湿性
があるため、これに殺菌性金属が付着され得られ
た上記殺菌性微粉末は大気中の水分を適宜吸収
し、その結果徐々に活性な金属イオンが発生す
る。この活性金属イオンが微生物や細菌類に対し
強い発育阻害効果や殺菌効果を示すものと考えら
れる。 上記殺菌性微粉末は、湿式法や乾式法などの手
法によりエアフイルタ材に付着され得る。湿式法
としては、例えば、殺菌性微粉末をあらかじめ
脱イオン水中に分散させる。このとき必要に応じ
て適宜分散剤を加える。この殺菌性微粉末分散液
中に所望のエアフイルタ材例えばガラス繊維から
なるヘパ・フイルタ材を浸漬し、これに微粉末を
適当量付着させてのちひきあげ乾燥する;殺菌
性微粉末の分散液で表面を常時湿潤させたローラ
ーに所望のエアフイルタ材の表面を接触させつつ
走行させ微粉末を連続塗布した後乾燥する;殺
菌性微粉末の分散液をスプレーにより所望のエア
フイルタ材に噴霧し付着させて後乾燥する;ブ
フナー濾斗に所望のエアフイルタ材を装着し、こ
れに殺菌性微粉末の分散液の適当量を注ぎ吸引濾
過してフイルタ材の一面に付着させ、乾燥する;
そして、エアフイルタ材を抄紙製造するときに
原料液に添加するかあるいは後工程でスプレーや
タツチロールなどの方法でエアフイルタ材の表面
に微粉末を付着させ、乾燥する。乾式法として
は、例えば、殺菌性微粉末を空気流中にできるだ
け均一になるよう分散させこれをエアフイルタに
通風することによつてエアフイルタ材の風上側に
微粉末を付着させる。このように殺菌性微粉末を
エアフイルタ材に付着させる方法は、そのプロセ
スが極めて簡単でかつ低コストである。しかも、
得られる処理エアフイルタ材の殺菌能力は極めて
高い。 殺菌性微粉末をエアフイルタ材に付着させるに
際し、必要に応じて適宜粘着剤もしくは接着剤の
適量を希釈溶液もしくは希釈分散液の形でエアフ
イルタ材の所望の面にあらかじめスプレーもしく
は通風などの手段によつて付着させたり、あるい
は殺菌性微粉末の付着と同時に付着させることが
行われる。これによつて、衝撃、他物質との接
触、指触などにより、エアフイルタ材に付着され
た殺菌性微粉末が脱離するのが防止される。殺菌
性微粉末、粘着剤、接着剤などの添着量はエアフ
イルタ材の圧力損失を考慮して設定されることは
言うまでもない。エアフイルタ材としてはその種
類に特に限定はなく例えば通常のエアフイルタ用
濾紙、濾布から超高製能ヘパ・フイルター材に至
るまであらゆる種類のエアフイルタ材が使用され
得る。 実施例 1 殺菌性エアフイルタ材の調製:蒸留水300c.c.に市
販の酢酸ビニル水性エマルジヨン(濃度50%)
0.1gを分散させる。これに銅アンモニアゼオ
ライトの微粉末0.5gをよく撹拌しながら添加
する。しばらく撹拌を続けて微粉末を十分に分
散させる。直径10cmの超高性能ヘパ・フイルタ
ー材(グラスフアイバーペーパー:厚み0.4
mm、目付80g/m2)をブフナー濾斗に装着し、
この上に上記殺菌性微粉末分散液80c.c.を注ぐ。
これを水流ポンプで減圧濾過した後、80℃で乾
燥した。銅の付着量は全体の0.67重量%であつ
た。この銅付着量は、微粉末の付着した上記フ
イルタ濾材を硝酸に溶かし原子吸光度を測定す
ることにより得た。 殺菌性試験:大腸菌をあらかじめトリプトソイブ
イヨン培地で一夜培養しこれを0.05%ツイーン
80を加えた滅菌食塩水を用いて1mlあたりの菌
数が104個程度になるよう調製した。これを上
記エアフイルタ材の微粉末処理面に均一に噴霧
し、35℃(相体湿度95%)に放置した。噴霧直
後と2時間後、4時間後および6時間後にエア
フイルタ材の8分の1枚を10mlのSCDLPブイ
ヨンで振りだしSCDLP寒天培地を用いて通常
の条件のもとで培養し成長コロニーからその生
菌数を測定した、その結果を対照と共に表1に
示す。対照のエアフイルタ材としては通常のエ
アフイルタ用濾紙を用いた。表1から明らかな
ように、実施例1による本発明の殺菌性エアフ
イルタ材は大腸菌がこれに接触して後2時間後
にはすでに著しい殺菌効果を示し、4時間後に
は完全な殺菌効果を示している。
【表】 実施例 2 殺菌性エアフイルタ材の調製:直径13cmの超高性
能フイルタ材(グラスフアイバーペーパー:目
付78g/m2)を有効径10cmのたて型ダクト(通
風フアン流量計、圧力計などを備えている)に
装着する。ダクトのフイルタ材上流側に設けた
ソケツトを通じて送風しながら合成糊料の
CMC(カルボキシメチルセルロース)の希釈
溶液をネビユライザーでフイルタ材の流入側表
面に適量付着させる。次いで、銅ゼオライトの
微粉末の少量を送風により同様に、ダクトに設
けたソケツトを通じてフイルタ材に送りこみ、
フイルタ材の流入側表面に銅ゼオライト微粉末
を付着させる。銅の含有量は0.83重量%であつ
た。 殺菌性のテスト:上記殺菌性微粉末処理フイルタ
材の殺菌力を実施例1と同様な方法により試験
した。その結果を対照と共に表2に示す。対照
のフイルタ材としては実施例1の対照と同様に
通常のエアフイルタ用濾紙を用いた。表2から
明らかなように、実施例2による本発明の殺菌
性エアフイルタ材は大腸菌との接触後2時間目
にすでに著しい殺菌力を示し4時間目には完全
な殺菌力を示している。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 殺菌性金属を多孔性担体に添着させこれを微
    粉砕して得られる微粉末をエアフイルタ材の少く
    とも一面に付着せしめた殺菌性エアフイルタ材。 2 前記金属が、銅、銀、銅と銀、これら金属の
    塩類、およびこれら金属の化合物からなる群から
    選ばれた少くとも一つである前記特許請求の範囲
    第1項に記載のエアフイルタ材。 3 前記多孔性担体がモレキユラーシーブ、シリ
    カゲル、アルミナなどの無機担体およびウレタン
    フオームなどの有機担体のうちの少くとも一つで
    ある前記特許請求の範囲第1項に記載のエアフイ
    ルタ材。
JP17822982A 1982-10-08 1982-10-08 殺菌性エアフイルタ材 Granted JPS5966321A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17822982A JPS5966321A (ja) 1982-10-08 1982-10-08 殺菌性エアフイルタ材

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JP17822982A JPS5966321A (ja) 1982-10-08 1982-10-08 殺菌性エアフイルタ材

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Publication Number Publication Date
JPS5966321A JPS5966321A (ja) 1984-04-14
JPS6241775B2 true JPS6241775B2 (ja) 1987-09-04

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ID=16044845

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JP17822982A Granted JPS5966321A (ja) 1982-10-08 1982-10-08 殺菌性エアフイルタ材

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JPS5966321A (ja) 1984-04-14

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