JPS6241118Y2 - - Google Patents

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JPS6241118Y2
JPS6241118Y2 JP1983154969U JP15496983U JPS6241118Y2 JP S6241118 Y2 JPS6241118 Y2 JP S6241118Y2 JP 1983154969 U JP1983154969 U JP 1983154969U JP 15496983 U JP15496983 U JP 15496983U JP S6241118 Y2 JPS6241118 Y2 JP S6241118Y2
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pressure
tube
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rock
pressure tube
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JP1983154969U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として硬岩やコンクリートを水圧
を利用して破砕する高水圧破砕装置に関するもの
である。
従来、硬岩やコンクリートの破砕は、 (イ) 火薬を使用する発破法 (ロ) 膨張セメントを使用する静的破砕法 (ハ) 機械的破砕法 等により行われていた。これら各工法ともそれ
ぞれ下記のような得失がある。
発破法は、最も低コストで、高能率であるが、
騒音や振動を伴うため市街地での使用は不可能な
欠点がある。
膨張剤を用いた静的破砕法は、騒音や振動を伴
わない利点はあるが、膨張力の発現に2〜14時間
を要する欠点があり、また高コストであり、破砕
後の連続作業と作業範囲の限定されるトンネル工
法のような施工条件下では適さない点がある。
機械的破砕法は、トンネル・ボーリング・マシ
ーンのような大型特殊機械を使用する方法と、削
孔後に孔壁を油圧で拡大し割裂する方法がある。
大型特殊機械を使用する方法の場合には、汎用性
及び経済性の面から一般破砕法にとつては不適当
である。油圧割裂法は、クサビの打ち込みや油圧
機器の操作等が低能率で、大規模破砕には不適当
である。
このような欠点を改善するため、最近第1図に
示すような高水圧破砕装置1が提案されている。
この高水圧破砕装置1は、センターロツド2の外
周に水密にゴムチユーブよりなる加圧チユーブ3
を水密に装着し、この加圧チユーブ3の両端が長
手方向に伸びないようにストツプナツト4で固定
し、センターロツド2内には加圧チユーブ3内に
開口する注水孔5を設けた構造となつている。
このような装置1は、第2図に示すように破砕
すべき岩盤6に孔7をあけ、この孔7の中にこの
装置1を挿入し、しかる後センターロツド2の注
入孔5を通じて加圧チユーブ3内に水圧ポンプで
高水圧をかけることにより岩盤6を破砕するもの
である。
このような装置1によれば、振動を伴わず、市
街地のトンネル工事に好適であり、また膨張力の
発現を短時間で行うことができ、低コストで連続
的に破砕作業を行える利点がある。更に、この装
置は多数を同時作動させることができ、短時間に
高能率の破砕が可能となる利点がある。
しかしながら、かかる装置1の場合、孔7の内
面形状は凹凸があつて複雑であり、しかも水圧を
かける手段としてゴムチユーブよりなる加圧チユ
ーブ3を用いているので、水圧をかけた際に加圧
チユーブ3が孔7の凹部7Aのところから局部的
に膨出してその部分の強度が低下し、加圧チユー
ブ3が破壊され易い欠点がある。
本考案の目的は、加圧チユーブの破砕を防止で
きる高水圧破砕装置を提供するにある。
上記の目的を達成するため、本考案の高水圧破
砕装置は、炭素繊維からなる筒体に水密処理層が
設けられてなる加圧チユーブと、前記加圧チユー
ブの両端を水密に封止しているヘツドキヤツプ
と、一端側が前記加圧チユーブの内に挿入されて
前記両ヘツドキヤツプに水密に支持され他端側が
外部に突出されているセンターロツドと、前記加
圧チユーブ内で前記センターロツドの途中に介在
接続され当該センターロツドの長手方向に伸縮可
能なバネと、前記加圧チユーブ内に高圧水を注入
するための注水ホースとを備えて構成されている
ことを特徴とするものである。
このような高水圧破砕装置は、加圧チユーブが
炭素繊維で構成されており、炭素繊維は抗引張力
が約300Kg/mm2であつて鋼材のほぼ2倍の強度を
有する上に、ヤング率が7.8×105Kg/cm2と可撓性
に富む素材であり、十分な強度と必要な可撓性が
あり、局部的な膨出を生ずることがなく、また岩
等の鋭角のところで損傷を受けることがなく、破
壊を防止することができる。
以下本考案の実施例を図面を参照して詳細に説
明する。
第3図に示すように、本実施例の高水圧破砕装
置8は、炭素繊維からなる筒体の内面にゴム材か
らなる水密処理層がコーテイングして設けられて
なる加圧チユーブ9を用いている。図では、仮線
で非加圧時の状態を示し、実線で加圧時の状態を
示している。この加圧チユーブ9の両端は、鋼厚
板よりなるヘツドキヤツプ10で水密に封止され
ている。加圧チユーブ9内の軸心には鋼棒よりな
るセンターロツド11の一端側が挿入されて両ヘ
ツドキヤツプ10に水密に支持され、他端側は外
部に突出されている。センターロツド11は非加
圧時に本装置8の形状を保持するに十分なもので
あればよく、径の小さい鋼棒で十分である。加圧
チユーブ9内でセンターロツド11の途中には当
該センターロツド11の長手方向に伸縮可能なバ
ネ12が直列に介在接続されている。センターロ
ツド11が突出されている方のヘツドキヤツプ1
0には、加圧チユーブ9内に注水を行うフレキシ
ブルな耐超高圧の注水ホース13が接続されてい
る。
このような高水圧破砕装置8においては、加圧
時には加圧チユーブ9には円周方向にP0×r、軸
方向にはP0×r/の引張力が作用するが、セン
ターロツド11はこの引張力の負担をバネ12に
より避けるようにしている。ここで、P0は加圧
力、rは加圧チユーブ9の半径である。
第4図A〜Dは、このような高水圧破砕装置8
による岩盤6の破砕工法の順序を示したものであ
る。先ず、第4図Aに示すように破砕すべき岩盤
6に削岩機14で孔7をあける。次に第4図Bに
示すようにこの孔7内に本装置8を挿入し、次い
で第4図Cに示すように加圧チユーブ9内に高圧
水を圧入して約2000Kg/cm2程度の内圧をかけて膨
張させ、その内圧により岩盤6に亀裂14が入り
該岩盤6が破砕される。しかる後、加圧チユーブ
9内を減圧して加圧チユーブ9を縮径させ、孔7
から引く抜く。
第5図A〜Dは本考案の高水圧破砕装置8を用
いて岩盤6中にトンネル15を上半先進工法で掘
削する例を示したものである。トンネル15の上
半先進孔15Aでは第5図Aに示すように削岩機
16で切羽17の岩盤に複数の孔7をあける穿孔
作業を行い、ベンチ18では同じ削岩機16で先
にあけた複数の孔7に本考案の高水圧破砕装置8
を挿入し、水圧ポンプ19によりその加圧チユー
ブ9に高水圧をかけベンチ18の岩盤の破砕を行
う。次に、トンネル15の上半先進孔15Aで
は、第5図Bに示すように、切羽17の岩盤にあ
けられた各孔7に本考案の高水圧破砕装置8をそ
れぞれ挿入し、前述した水圧ポンプ19でその加
圧チユーブ9に高水圧をかけて切羽17の岩盤の
破砕を行い、このときベンチ18では破砕された
岩盤の屑出を行うと共に前述した削岩機16で未
だ破砕されていない部分の岩盤に孔7をあける穿
孔作業を行う。屑出された岩石20はシヨベルド
ーザー21ですくい上げてトロツコ22に積み、
搬出する。次に、第5図Cに示すように、上半先
進孔15Aの切羽17では破砕された岩盤6の屑
出を行うと共に屑出された岩石20はシヨベルド
ーザー23ですくい上げてベンチ18の下の下半
孔15B上に落下させ、落下した岩石22はシヨ
ベルドーザー21ですくい上げてトロツコ22に
積み込んで搬出する。このとき、ベンチ18の岩
盤では各孔7に本考案の高水圧破砕装置8を挿入
し、水圧ポンプ19でその加圧チユーブ9に高水
圧をかけて岩盤破砕作業を行う。次に、第5図D
に示すように、上半先進孔15Aの切羽17では
削岩機16で岩盤に孔7をあける穿孔作業を行
い、このとき、ベンチ18では破砕された岩盤の
屑出を行うと共に屑出された岩石20をシヨベル
ドーザー21ですくい上げてトロツコ22に積み
込み、搬出する作業を行う。このような作業を順
次繰り返してトンネル15の掘削を行う。
このような工法をとると、水圧ポンプ19と削
岩機16とを切羽17とベンチ18で共用でき
て、非常に好適である。
なお、上述の実施例では岩やコンクリートの破
砕に使用した場合を示しているが、この他、鋼管
を内側より変形させて外周のスリーブと定着させ
るような場合にも使用し得るものである。
以上説明したように本考案に係る高水圧破砕装
置においては、加圧チユーブを炭素繊維からなる
筒体に水密処理層が設けられた構造としているの
で、炭素繊維の使用により抗引張力が極めて向上
し、機械的強度が向上して、岩やコンクリートの
破砕に使用した場合に局部的に膨出したり、岩石
の鋭角部分で損傷を受けなくなり、加圧時の加圧
チユーブの破壊を確実に防止することができる。
また、繰返し使用が可能であり、経済的に優れて
いる。更に、この加圧チユーブは円周方向及び軸
方向に対し伸縮性や耐圧性に富み、軽量であり、
作業性がよく実用上非常に好適である。また、こ
の構造の加圧チユーブによれば、種々のサイズの
ものを必要に応じて容易に製造できる利点があ
る。かつまた、この装置ではセンターロツドの途
中に当該センターロツドの長手方向に伸縮可能な
バネを接続しているので、センターロツドにかか
る引張力をこのバネで吸収でき、センターロツド
にかかる負担を軽減でき、センターロツドの切断
やその取付部分の破断を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高水圧破砕装置の縦断面図、第
2図はその使用状態の縦断面図、第3図は本考案
に係る高水圧破砕装置の一実施例の縦断面図、第
4図A〜Dは本考案の装置による岩盤の破砕工程
の説明図、第5図A〜Dは本考案の装置を用いた
トンネルの上半先進工法の説明図である。 6……岩盤、7……孔、8……高水圧破砕装
置、9……加圧チユーブ、10……ヘツドキヤツ
プ、11……センターロツド、12……バネ、1
3……注水ホース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炭素繊維からなる筒体に水密処理層が設けられ
    てなる加圧チユーブと、前記加圧チユーブの両端
    を水密に封止しているヘツドキヤツプと、一端側
    が前記加圧チユーブの内に挿入されて前記両ヘツ
    ドキヤツプに水密に支持され他端側が外部に突出
    されているセンターロツドと、前記加圧チユーブ
    内で前記センターロツドの途中に介在接続され該
    センターロツドの長手方向に伸縮可能なバネと、
    前記加圧チユーブ内に高圧水を注入するための注
    水ホースとを備えて構成されていることを特徴と
    する高水圧破砕装置。
JP15496983U 1983-10-07 1983-10-07 高水圧破砕装置 Granted JPS6062596U (ja)

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JP15496983U JPS6062596U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 高水圧破砕装置

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JP15496983U JPS6062596U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 高水圧破砕装置

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JPS6062596U JPS6062596U (ja) 1985-05-01
JPS6241118Y2 true JPS6241118Y2 (ja) 1987-10-21

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ID=30342392

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6016695A (ja) * 1983-07-07 1985-01-28 奥村機械製作株式会社 岩石等の破砕装置

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