JPS6240759Y2 - - Google Patents

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JPS6240759Y2
JPS6240759Y2 JP1981173922U JP17392281U JPS6240759Y2 JP S6240759 Y2 JPS6240759 Y2 JP S6240759Y2 JP 1981173922 U JP1981173922 U JP 1981173922U JP 17392281 U JP17392281 U JP 17392281U JP S6240759 Y2 JPS6240759 Y2 JP S6240759Y2
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JP
Japan
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crankshaft
bearing metal
shaft
axis
chuck body
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JP1981173922U
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JPS5880150U (ja
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Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクランクシヤフトを保持するチヤツク
装置に関し、特に大形のジーゼルエンジン等に適
用される重量物のクランクシヤフトをそのジヤー
ナル軸受金に対し重量軽減した状態で保持できる
ようにしたクランクシヤフトのチヤツク装置に関
する。
クランクシヤフトのピン部を加工する研削盤等
においては、クランクシヤフトの両端部を左右両
主軸台の主軸に設けられたチヤツク装置で支持
し、このチヤツク装置上においてクランクシヤフ
トを軸方向に移動させることで、クランクシヤフ
トの軸方向の位置決めを行い、また、チヤツク装
置より支持されているジヤーナルを中心にしてク
ランクシヤフトを旋回することにより、複数のピ
ン部の1つを主軸軸線と一致する位相に位置決め
することが行われている。
このような場合、一般にクランクシヤフトの両
端ジヤーナル部はチヤツク装置に設けられた軸受
金で支持され、そしてこの軸受金は工作物に傷を
付けないために工作物より軟質の金属で成形され
ている。このため加工するクランクシヤフトの重
量が船舶用ジーゼルエンジンのそれのように重い
場合には、上述した位置決め動作により軸受金が
短期間で摩耗してしまう問題がある。
そこで従来では、軸受金の支承面に空気室を形
成し、この空気室に圧縮空気を供給することで、
クランクシヤフトに上向きの力を作用させ、これ
によつて軸受金に作用する接触圧を軽減し、軸受
金が短期間に摩耗しないようにしている。しか
し、かかる方式においても次に列挙する如き問題
がある。
a 通常の工場エアーの圧力が小さいことから、
重量の大きなクランクシヤフトを支持する場合
には、高圧のコンプレツサを特別に設ける必要
がある。
b クランクシヤフトのジヤーナル外周面にはク
ランクシヤフト内に設けた潤滑油通路が開口し
ており、これが空気室と対向すると、軸受金の
支承面に対するクランクシヤフトとの接触圧を
軽減する作用が殆んどなくなつてしまう。
本考案は上記従来の問題を解決したもので、そ
の目的は、チヤツク本体に揺動可能に設けた液圧
シリンダ及び、該液圧シリンダのピストンロツド
に揺動可能に取付けられたクランクシヤフト端部
の軸部外周に係合する複数のローラとによつてク
ランクシヤフトの重量の一部を支える構造とし、
これによりジヤーナル軸受金に対するクランクシ
ヤフトの荷重圧を軽減し、ジヤーナル部の潤滑油
開口の有無に関係なくクランクシヤフトの軸方向
の位置決め及び位相割出し操作を小さな駆動力で
可能にしたクランクシヤフトのチヤツク装置を提
供するにある。
以下、本考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図及び第2図は本考案にかかるクランクシ
ヤフト用チヤツク装置の一例を示すもので、1は
主軸台、2は主軸台1に軸承された主軸であり、
この主軸2の先端面にはチヤツク本体3がボルト
等により一体に固着され、このチヤツク本体3の
主軸軸線より所望量偏心した位置には、クラ
ンクシヤフト4を位相割出しする割出軸5が上記
主軸2の軸線と平行に配置され、この割出軸
5は軸受部材6,6によつてチヤツク本体3に対
し回転可能にかつ軸線方向にスライド可能に軸承
されているとともに、その一端は歯車7,8を介
して上記主軸2の軸線上に配置した駆動軸9に連
繋され、割出軸5の他端には円盤状のピン支持板
10が一体に設けられ、この支持板10の前面に
はクランクシヤフト4の端部軸4aの端面に形成
した基準穴11と係合する基準ピン12が偏心し
て突設されている。また、上記ピン支持板10の
外周には相対回転可能にピン13を介して係合し
た操作部材14が取付けられており、この操作部
材14は図示しないシリンダにより第1図の矢印
X方向にシフトされるようになつており、操作部
材14を矢印X方向にシフトしてピン支持板10
を含めた割出軸5全体を矢印X方向に移動させる
ことにより基準ピン12を基準穴11に係脱でき
るようになつている。さらにまた、上記割出軸5
のほぼ中間には、外周面に係合段部15aを有す
る割出盤15が一体に形成されており、この割出
盤15の段部15aに係合する位置決めピン16
がチヤツク本体3に取付けたケース17内に割出
盤15の径方向に摺動可能に嵌挿され、この位置
決めピン16はスプリング18によつて割出盤1
5に圧接する方向に付勢されている。
第1図において、符号19は上記チヤツク本体
3の前端部に設けたジヤーナル支持用の軸受金
で、クランクシヤフト4のジヤーナル部4bが載
置係合されるようになつており、そしてその中心
軸線は上記割出軸5の軸線と一致し、かつこ
の中心軸線の主軸回転中心(軸線)に対
する偏心量はジヤーナル部の軸線(軸線に一
致)に対するクランクピン部4cの偏心量dに相
当している。20は軸受金19上に載置されたク
ランクシヤフト4のジヤーナル部4bをクランプ
するクランプアームで、このクランプアーム20
はジヤーナル部軸線と交叉する方向に回動できる
ようにチヤツク本体3に取付けられており、そし
て該クランプアーム20はチヤツク本体3に設け
たクランプ用シリンダ21によりクランプ及びア
ンクランプ操作されるようになつている。22は
クランプアーム20のジヤーナル部4bの係合端
に設けた押え金である。
第1図において、符号23は上記クランクシヤ
フト4のジヤーナル部4bと同軸の端部軸4aの
真下に位置して配置した、軸受金に対するクラン
クシヤフト4の荷重圧を軽減する荷重圧軽減装置
で、この装置23は大別して、上記端部軸4aに
対し進退するピストン24aを備えた荷重圧軽減
用の液圧(油圧)シリンダ24と、端部軸4aの
外周面のその下面側から係合される複数のローラ
25が構成されている。上記液圧シリンダ24の
相対向する両側壁には、第2図に示す如く互いに
反対向に延びる一対の支持軸26,26が軸線を
一致させて水平に突設され、そしてこの支持軸2
6,26の軸線は上記軸受金19の軸線(ジ
ヤーナル部軸線)に対して直角になつており、こ
のようにした支持軸26,26はチヤツク本体3
に取付けたブラケツト27,27に回転可能に軸
着され、これにより液圧シリンダ24を支持軸2
6,26を中心にして軸受金19の軸線と平
行な面内で軸線と対向する方向(矢印B方
向)に揺動可能にするとともに、、液圧シリンダ
24の揺動方向の両側には液圧シリンダ24を垂
直状態に自動的に位置制御するストツパ28及び
戻し用スプリング29がそれぞれ配設されてい
る。また、上記液圧シリンダ24のピストン24
aと一体のピストンロツド24bは上記クランク
シヤフト4の端部軸4aに向け突出され、この突
出先端には軸ピン30によりローラ支持用ブラケ
ツト31の下端部が揺動可能に枢着されている。
該ブラケツト31の揺動方向は軸受金19の軸線
と交叉する方向(液圧シリンダ24の揺動方
向と直交する矢印Cの方向)である。
このようにしたブラケツト31には上記端部軸
4aの外周面に下方から係合する複数個(実施例
では2個)のローラ25がクランクシヤフト4の
割出回転に対し追従回転できるよう枢着されてい
る。
また、上記液圧シリンダ24のピストン24a
で区画された圧力室24cには油圧導管33の一
端が接続され、その他端はチヤツク本体3および
主軸2に形成した油路3に接続されているととも
に、油路34の他端側は、第2図に示すように絞
り35を介して油タンク3に連結された油圧ポン
プ37に接続され、さらに絞り35と油圧ポンプ
37との直列回路にはリリーフ弁38が並列に接
続され、このリリーフ弁38によつて液圧シリン
ダ24に加えられる油圧力をクランクシヤフト4
のジヤーナル部4bが軸受金19から浮上されな
い程度の圧力に設定されるようになつている。
次に上記のように構成された本考案にかかるチ
ヤツク装置の動作について説明する。
クランクシヤフト4をそのピン部4cが研削さ
れ得るよう主軸2に保持する場合は、まず、クラ
ンプアーム20をクランプ用シリンダ21により
アンクランプ状態(第1図の2点鎖線の位置)に
動作させ、かつ操作部材14を第1図において左
方向にシフトさせてピン支持板10を含めた割出
軸5全体を同一方向にシフトし、基準ピン12が
クランクシヤフト4の主軸2へのローデングに邪
魔にならないよう退避させておく。
かかる状態で未加工のクランクシヤフト4を加
工装置(図示せず)の加工位置にローデングし、
そのジヤーナル部4bを軸受金19上に載置係合
する。次に操作部材14を第1図の右方にシフト
して基準ピン12をクランクシヤフト4の基準穴
11に係合した後、油圧ポンプ37を起動して圧
油を液圧シリンダ24の圧力室24c内に供給し
てピストン24aを上動させ、ローラ25を端部
軸4aの外周面に下方から係合してクランクシヤ
フト4の重量の一部を液圧シリンダ24により支
える。これにより軸受金19にかかるクランクシ
ヤフト4の荷重力が軽減され、同時に軸受金19
に対するジヤーナル部4bの接触圧も軽減され
る。なお、圧力室24cに加えられる圧力はリリ
ーフ弁38によつてクランクシヤフト4のジヤー
ナル部4bが軸受金19から浮上しない程度の圧
力に設定されてる。したがつて、圧力室24c内
が設定圧以上になると、リリーフ弁38が開いて
ポンプ37からの圧油をリリーフ弁38を介して
タンク36にリターンさせ、圧力室24c内の圧
力を一定に保持すると同時に、クランクシヤフト
4に対する支持力を一定にする。
しかる後、図示ない駆動装置により駆動軸9を
回転して、その回転を歯車7,8を介して割出軸
5に伝達し、割出軸5、割出盤15およびピン支
持板10回転させると同時に、液圧シリンダ24
により重量の大半を支持したクランクシヤフト4
も軸受金19を中心にして旋回されることにな
る。このとき、端部軸4aが載置係合するローラ
25は端部軸4aの回転に伴つて回転するため、
ローラ25と端部軸4a間には摩擦抵抗が生じる
ことがない。そして割出盤15の段部15aが位
置決めピン16に係合すると、割出軸5の回転が
停止され、これによりクランクピン部4cを主軸
2の軸線と一致する位相に割出す。ピン部4
cの位相割出しが完了すると、図示しない右側主
軸台に設けたセンタが前進動作してクランクシヤ
フト4を第1図の矢印A方向に2点鎖のようにシ
フトさせ、これによりクランクシヤフト4の基準
端面4dを軸受金19の基準面19aに係合して
クランクシヤフト4の軸方向の位置決めを行う。
次に、クランプ用シリンダ21が動作してクラ
ンプアーム20を第1図の実線の状態に回動しジ
ヤーナル部4bをクランプする。
この状態で主軸2を回転すれば主軸2に保持さ
れたクランクシヤフト4はクランクピン部4cを
中心にして回転されることになり、したがつて、
このクランクピン部4cに回転する砥石を押付け
れば、クランクピン部4cは研削されることにな
る。
なお、上記実施例では、クランクシヤフト4の
端部軸4aの外周面に係合する部材をローラ25
としたが、これに代えてボール軸受あるいはニー
ドル軸受構造にしても良い。
以上のように本考案によれば、液圧シリンダに
より軸受金に対するクランクシヤフトの荷重圧を
軽減させるようにしたので、大きな持上げ力を付
与でき、船舶用ジーゼルエンジンのクランクシヤ
フト等の重量物保持に好適となるとともに、ジヤ
ーナル部と軸受金の接触面の摩耗及び傷の発生を
未然に防止でき、しかも軸受金により支承される
ジヤーナル部外周面に潤滑油穴が開口されていて
もクランクシヤフトの軸受金に対する荷重圧軽減
に問題が生じるおそれもない。
また、ローラを押上げる液圧シリンダ自体が支
持軸を支点にして揺動できるので、クランクシヤ
フトを相対回転させる場合だけでなく、クランク
シヤフトを軸方向に位置決めする場合でも工作物
支持用のローラとクランクシヤフトとの間で相対
すべりが起こることがなく、クランクシヤフトを
軸方向に位置決めするのに要する力を減ずること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるクランクシヤフト保持
用チヤツク装置の一例を示す断面図、第2図は第
1図における−線に沿う断面図である。 1…主軸台、2…主軸、3…チヤツク本体、4
…クランクシヤフト、4a…端部軸、4b…ジヤ
ーナル部、4c…ピン部、5…割出軸、9…割出
用駆動軸、10…ピン支持板、11…基準穴、1
2…基準ピン、14…操作部材、15…割出盤、
16…位置決めピン、19…軸受金、20…クラ
ンプアーム、23…荷重圧軽減装置、24…液圧
シリンダ、24a…ピストン、24b…ピストン
ロド、25…ローラ、26…支持軸、27…ブラ
ケツト、31…ブラケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主軸先端面に固着されたチヤツク本体と、この
    チヤツク本体に主軸軸線より偏心して設けられク
    ランクシヤフトのジヤーナル部を支承する軸受金
    と、この軸受金の軸線と一致して上記チヤツク本
    体に設けられ上記クランクシヤフトを位相割出し
    する位相割出機構と、上記軸受金に対応して上記
    チヤツク本体に設けられたクランプアームと、上
    記クランクシヤフトの端部軸下方に位置して上記
    チヤツク本体に前記軸受金の軸線と平行な面内で
    揺動可能に取付けられ上記クランクシヤフトの端
    部軸に対し進退可能なピストンを備えた上記軸受
    金に対するクランクシヤフトの荷重圧を軽減する
    液圧シリンダと、この液圧シリンダのピストンロ
    ツド先端に揺動可能に枢着され、かつ上記クラン
    クシヤフトの端部軸外周に係合する複数のローラ
    を有するブラケツトとからなるクランクシヤフト
    のチヤツク装置。
JP1981173922U 1981-11-21 1981-11-21 クランクシヤフトのチヤツク装置 Granted JPS5880150U (ja)

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JPS5880150U JPS5880150U (ja) 1983-05-31
JPS6240759Y2 true JPS6240759Y2 (ja) 1987-10-19

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US6070496A (en) * 1996-11-11 2000-06-06 Nippei Toyama Corporation Method and apparatus for crankpin phase indexing

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JPS5880150U (ja) 1983-05-31

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