JPS624052Y2 - - Google Patents
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- JPS624052Y2 JPS624052Y2 JP9370380U JP9370380U JPS624052Y2 JP S624052 Y2 JPS624052 Y2 JP S624052Y2 JP 9370380 U JP9370380 U JP 9370380U JP 9370380 U JP9370380 U JP 9370380U JP S624052 Y2 JPS624052 Y2 JP S624052Y2
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- oil
- pressure
- tank
- pressure accumulator
- brake
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 9
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 47
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車両の制動装置に係り、とくにシヨベ
ルローダ、フオークリフトトラツク等の産業車両
のごとく比較的車体重量の大なる車両に好適なセ
ントラル・ハイドロリツク・ブレーキ・システム
の改良に関する。
ルローダ、フオークリフトトラツク等の産業車両
のごとく比較的車体重量の大なる車両に好適なセ
ントラル・ハイドロリツク・ブレーキ・システム
の改良に関する。
原動機である内燃機関で駆動される油圧ポンプ
によつて得られる圧油を、ブレーキバルブを介し
てブレーキオペレータシリンダに適宜供給する形
式の制動装置、いわゆるセントラル・ハイドロリ
ツク・ブレーキ・システムを具備した車両におい
ては、走行中や坂道の途中で前記内燃機関が何ら
かの原因で停止した場合には、前記油圧ポンプか
らの圧油の送給が停止され、制動動作が不能とな
るため、前記圧油の供給回路中に蓄圧装置(アキ
ユームレータ)を配設して、内燃機関の停止等の
異常時には前記蓄圧装置に蓄積された圧油を利用
して制動作用を行い、車両の暴走を未然に防止す
べく構成されていた。ところが前記蓄圧装置にお
ける圧油の蓄積量にもおのずと限界が有り、通常
は数回の制動動作で前記圧油は使い果され、それ
以上はもはや制動作用を行うことはできなくなる
ため、比較的高速で走行中の場合や比較的長い坂
道を走行中に前記事態が発生した場合には車両の
暴走事故を誘起するという欠陥を有していた。な
おこのことは、ブレーキオペレータシリンダが比
較的大径なる場合や、比較的大容量の圧油を必要
とする多板式ブレーキ等の場合、前記欠陥はより
顕著に現われる。ここで、前記蓄圧装置の圧油の
蓄積容量を極端に大となるよう改善すれば、上記
欠陥はある程度解消されるが、それはあくまでも
抜本的な解決策ではなく、かつ省資源、省エネル
ギーの観点からも好ましいものではなかつた。
によつて得られる圧油を、ブレーキバルブを介し
てブレーキオペレータシリンダに適宜供給する形
式の制動装置、いわゆるセントラル・ハイドロリ
ツク・ブレーキ・システムを具備した車両におい
ては、走行中や坂道の途中で前記内燃機関が何ら
かの原因で停止した場合には、前記油圧ポンプか
らの圧油の送給が停止され、制動動作が不能とな
るため、前記圧油の供給回路中に蓄圧装置(アキ
ユームレータ)を配設して、内燃機関の停止等の
異常時には前記蓄圧装置に蓄積された圧油を利用
して制動作用を行い、車両の暴走を未然に防止す
べく構成されていた。ところが前記蓄圧装置にお
ける圧油の蓄積量にもおのずと限界が有り、通常
は数回の制動動作で前記圧油は使い果され、それ
以上はもはや制動作用を行うことはできなくなる
ため、比較的高速で走行中の場合や比較的長い坂
道を走行中に前記事態が発生した場合には車両の
暴走事故を誘起するという欠陥を有していた。な
おこのことは、ブレーキオペレータシリンダが比
較的大径なる場合や、比較的大容量の圧油を必要
とする多板式ブレーキ等の場合、前記欠陥はより
顕著に現われる。ここで、前記蓄圧装置の圧油の
蓄積容量を極端に大となるよう改善すれば、上記
欠陥はある程度解消されるが、それはあくまでも
抜本的な解決策ではなく、かつ省資源、省エネル
ギーの観点からも好ましいものではなかつた。
そのため、上記問題の解決策として、蓄圧装置
の圧力が低下したときには、車両に搭載したバツ
テリーを動力源とす電動ポンプによつて前記蓄圧
装置に圧力油を供給するように構成したものが提
案されているが、このような装置の場合前記電動
ポンプはオイルタンクの圧力油を汲み上げる関係
で該オイルタンクのオイルレベルからの設置高さ
に制限(汲み上げ能力の限界)があるため、設置
位置を自由に定めることができず、従つて通常車
体の最下部に位置するオイルタンクの近傍に設置
したときには汚損や損傷を受け易く、またオイル
タンクの上方に設置したときには電動ポンプ内に
エアが溜つてその吐出能力が低下する等の欠点が
あつた。
の圧力が低下したときには、車両に搭載したバツ
テリーを動力源とす電動ポンプによつて前記蓄圧
装置に圧力油を供給するように構成したものが提
案されているが、このような装置の場合前記電動
ポンプはオイルタンクの圧力油を汲み上げる関係
で該オイルタンクのオイルレベルからの設置高さ
に制限(汲み上げ能力の限界)があるため、設置
位置を自由に定めることができず、従つて通常車
体の最下部に位置するオイルタンクの近傍に設置
したときには汚損や損傷を受け易く、またオイル
タンクの上方に設置したときには電動ポンプ内に
エアが溜つてその吐出能力が低下する等の欠点が
あつた。
本考案は上記に鑑みて、蓄圧装置自体が元々保
有する空間を利用して、該蓄圧装置に圧力油を送
給するための電動ポンプ用のサブタンクを構成す
ることにより、従来の欠点を除去できるようにし
た車両における制動装置の提供を目的としたもの
である。
有する空間を利用して、該蓄圧装置に圧力油を送
給するための電動ポンプ用のサブタンクを構成す
ることにより、従来の欠点を除去できるようにし
た車両における制動装置の提供を目的としたもの
である。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。第1図において、1は内燃機関2に
よつて駆動され吸入管路aを介してメインのオイ
ルタンク3から汲み上げた作動油を吐出管路bを
介してフローデバイダ4へ吐出する油圧ポンプで
あり、該フローデバイダ4にて分流された圧力油
はブレーキペダル5によつて操作されるブレーキ
バルブ6および他の油圧機器類7へそれぞれ管路
c,dを介して供給される。またブレーキバルブ
6の出力側はブレーキ管路eを介して車両のホイ
ール部もしくはその駆動軸部に配設されるブレー
キのブレーキオペレータシリンダ8と連通されて
いる。fはフローデバイダ4からの戻り油管路で
ある。9は蓄圧装置であつてその出力側は管路g
を介して前記ブレーキバルブ6におけるフローデ
バイダ4用とは別の入力側と連通されている。1
0はバツテリーを動力源として駆動される電動ポ
ンプであつてその出力側は吐出管路hを介して前
記蓄圧装置9の入力側と連通されており、また入
力側は蓄圧装置9内に形成される後述のサブタン
ク18と吸入回路iを介して連通されている。1
1は前記吐出管路h中に配設され、該管路h中の
圧力に応じて前記電動ポンプ10の作動を制御す
る圧力スイツチであつて前記圧力が設定値以下と
なつた場合に電動ポンプ10を起動させ、設定値
以上では停止させる。jは前記ブレーキバルブ6
からの戻り油管路であつて蓄圧装置9におけるサ
ブタンク18と連通されている。kはサブタンク
18内の油をオイルタンク3に溢流させるオーバ
ーフロー管路、lは電動ポンプ10の上部と蓄圧
装置9におけるサブタンク18の上部とをつなぐ
エア抜き管路である。
に説明する。第1図において、1は内燃機関2に
よつて駆動され吸入管路aを介してメインのオイ
ルタンク3から汲み上げた作動油を吐出管路bを
介してフローデバイダ4へ吐出する油圧ポンプで
あり、該フローデバイダ4にて分流された圧力油
はブレーキペダル5によつて操作されるブレーキ
バルブ6および他の油圧機器類7へそれぞれ管路
c,dを介して供給される。またブレーキバルブ
6の出力側はブレーキ管路eを介して車両のホイ
ール部もしくはその駆動軸部に配設されるブレー
キのブレーキオペレータシリンダ8と連通されて
いる。fはフローデバイダ4からの戻り油管路で
ある。9は蓄圧装置であつてその出力側は管路g
を介して前記ブレーキバルブ6におけるフローデ
バイダ4用とは別の入力側と連通されている。1
0はバツテリーを動力源として駆動される電動ポ
ンプであつてその出力側は吐出管路hを介して前
記蓄圧装置9の入力側と連通されており、また入
力側は蓄圧装置9内に形成される後述のサブタン
ク18と吸入回路iを介して連通されている。1
1は前記吐出管路h中に配設され、該管路h中の
圧力に応じて前記電動ポンプ10の作動を制御す
る圧力スイツチであつて前記圧力が設定値以下と
なつた場合に電動ポンプ10を起動させ、設定値
以上では停止させる。jは前記ブレーキバルブ6
からの戻り油管路であつて蓄圧装置9におけるサ
ブタンク18と連通されている。kはサブタンク
18内の油をオイルタンク3に溢流させるオーバ
ーフロー管路、lは電動ポンプ10の上部と蓄圧
装置9におけるサブタンク18の上部とをつなぐ
エア抜き管路である。
前記蓄圧装置9は第2図に示すように、円筒形
のシリンダ体12と、該シリンダ体12の一端に
固着された有底円筒形のケーシング13と、シリ
ンダ体12の他端に固着された蓋体14と、シリ
ンダ体12のシリンダ室15内に摺動可能に嵌挿
されたピストン16と、ケーシング13内に収容
されピストン15を押圧付勢するばね17とによ
り構成されており、そして前記ケーシング13内
の密閉空間が前記電動ポンプ用のサブタンク18
を構成している。しかしてケーシング13の下部
には前記吸入管路iと連結される流出口19が形
成され、上部には前記戻り油管路jと連結される
流入口20およびオーバーフロー管路kと連結さ
れる流出口21、さらにはエアー抜き管路lと連
結される流入口22がそれぞれ形成されており、
またシリンダ体12には吐出管路hと連結される
流入口23および管路gと連結される流出口24
が形成されている。
のシリンダ体12と、該シリンダ体12の一端に
固着された有底円筒形のケーシング13と、シリ
ンダ体12の他端に固着された蓋体14と、シリ
ンダ体12のシリンダ室15内に摺動可能に嵌挿
されたピストン16と、ケーシング13内に収容
されピストン15を押圧付勢するばね17とによ
り構成されており、そして前記ケーシング13内
の密閉空間が前記電動ポンプ用のサブタンク18
を構成している。しかしてケーシング13の下部
には前記吸入管路iと連結される流出口19が形
成され、上部には前記戻り油管路jと連結される
流入口20およびオーバーフロー管路kと連結さ
れる流出口21、さらにはエアー抜き管路lと連
結される流入口22がそれぞれ形成されており、
またシリンダ体12には吐出管路hと連結される
流入口23および管路gと連結される流出口24
が形成されている。
なお、前記ブレーキバルブ6は図示は省略した
が、3位置形の切換弁であつて、通常の非作動時
(ブレーキ解放時)にはブレーキ管路eと戻り油
管路jとを連通しかつフローデバイダ4用の入力
側を下流機器(たとえば、パワーステアリング用
制御弁)用の流出口に連通する位置に保持され、
ブレーキペダル5を所定量だけ踏み込んだ場合に
はフローデバイダ4用の入力側とブレーキ管路e
とを連通する位置に切換えられ、またブレーキペ
ダル5を所定量を越えてさらに大きく踏み込んだ
場合には蓄圧装置9に通じる入力側とブレーキ管
路eとを連通する位置に切換えられるように構成
されている。
が、3位置形の切換弁であつて、通常の非作動時
(ブレーキ解放時)にはブレーキ管路eと戻り油
管路jとを連通しかつフローデバイダ4用の入力
側を下流機器(たとえば、パワーステアリング用
制御弁)用の流出口に連通する位置に保持され、
ブレーキペダル5を所定量だけ踏み込んだ場合に
はフローデバイダ4用の入力側とブレーキ管路e
とを連通する位置に切換えられ、またブレーキペ
ダル5を所定量を越えてさらに大きく踏み込んだ
場合には蓄圧装置9に通じる入力側とブレーキ管
路eとを連通する位置に切換えられるように構成
されている。
本実施例は上述のように構成したものであり、
従つて内燃機関2が運転状態にあつてブレーキバ
ルブ6が非作動状態のときは、油圧ポンプ1より
フローデバイダ4を経て供給された圧力油はブレ
ーキバルブ6を経て前述したように下流機器に放
流される。
従つて内燃機関2が運転状態にあつてブレーキバ
ルブ6が非作動状態のときは、油圧ポンプ1より
フローデバイダ4を経て供給された圧力油はブレ
ーキバルブ6を経て前述したように下流機器に放
流される。
つぎに車両の制動動作が要求されて、ブレーキ
ペダル5が所定量踏み込まれると、ブレーキバル
ブ6が切換えられフローデバイダ4用の入力側と
ブレーキ管路eとが連通されるので、圧力油はブ
レーキオペレータシリンダ8に供給されて制動動
作が行われる。
ペダル5が所定量踏み込まれると、ブレーキバル
ブ6が切換えられフローデバイダ4用の入力側と
ブレーキ管路eとが連通されるので、圧力油はブ
レーキオペレータシリンダ8に供給されて制動動
作が行われる。
そして何らかの原因で内燃機関2が停止状態と
なつたときは、油圧ポンプ1からの圧力油の供給
が停止されるため、上述の如くブレーキバルブ6
を作動させても、このときはすでに制動動作を行
うことは不可能となるが、このような場合にはブ
レーキペダル5をさらに大きく踏み込んでやれ
ば、ブレーキバルブ6が蓄圧装置9の管路gとブ
レーキ管路eとを連通する位置に切換えられるの
で、ブレーキオペレータシリンダ8には緊急用と
しての蓄圧装置9の圧力油が送られ前述の通常制
動と同様に制動動作が行われる。
なつたときは、油圧ポンプ1からの圧力油の供給
が停止されるため、上述の如くブレーキバルブ6
を作動させても、このときはすでに制動動作を行
うことは不可能となるが、このような場合にはブ
レーキペダル5をさらに大きく踏み込んでやれ
ば、ブレーキバルブ6が蓄圧装置9の管路gとブ
レーキ管路eとを連通する位置に切換えられるの
で、ブレーキオペレータシリンダ8には緊急用と
しての蓄圧装置9の圧力油が送られ前述の通常制
動と同様に制動動作が行われる。
しかして、蓄圧装置9内に貯えられた圧力油が
消費され管路h中の圧力が設定値を下回ると、こ
れに応動する圧力スイツチ11によつて電動ポン
プ10が起動され、該電動ポンプ10は蓄圧装置
9におけるサブタンク18内の油を管路iおよび
hを経て該蓄圧装置9へ送給し管路h内の圧力が
設定値に達するまで補充する。なおこの場合、前
記電動ポンプ10がサブタンク18の下方に設置
されている関係でサブタンク18から電動ポンプ
10への給油は自然給油となり、かつ電動ポンプ
10内に溜つたエアはエア抜き管路lを経てサブ
タンク18の上部に放出されるので、このことに
より電動ポンプ10の能力を最大限かつ効果的に
発揮させることができる。また、制動動作の解放
ごとにブレーキ系の戻り油が油管路jを経てサブ
タンク18内に流入し、該サブタンク18に対す
る補給が自然給油の形で行われ、そして一定レベ
ルを越える分はオーバーフロー管路kを経てオイ
ルタンク3に溢流する。
消費され管路h中の圧力が設定値を下回ると、こ
れに応動する圧力スイツチ11によつて電動ポン
プ10が起動され、該電動ポンプ10は蓄圧装置
9におけるサブタンク18内の油を管路iおよび
hを経て該蓄圧装置9へ送給し管路h内の圧力が
設定値に達するまで補充する。なおこの場合、前
記電動ポンプ10がサブタンク18の下方に設置
されている関係でサブタンク18から電動ポンプ
10への給油は自然給油となり、かつ電動ポンプ
10内に溜つたエアはエア抜き管路lを経てサブ
タンク18の上部に放出されるので、このことに
より電動ポンプ10の能力を最大限かつ効果的に
発揮させることができる。また、制動動作の解放
ごとにブレーキ系の戻り油が油管路jを経てサブ
タンク18内に流入し、該サブタンク18に対す
る補給が自然給油の形で行われ、そして一定レベ
ルを越える分はオーバーフロー管路kを経てオイ
ルタンク3に溢流する。
すなわち、内燃機関2が停止状態での緊急制動
動作時には、圧油は蓄圧装置9からブレーキバル
ブ6を経てブレーキオペレータシリンダ8に作用
したあと、ブレーキバルブ6、サブタンク18、
電動ポンプ10を経て再び蓄圧装置9に還流する
こととなつて、いわゆる閉回路を構成するので、
制動に必要な圧油はバツテリーの電気量が存続す
る限り連続的に得られる。そしてこの場合におい
て、蓄圧装置9におけるシリンダ室15の圧力油
の出入によるピストン16の摺動に伴いケーシン
グ13内の容積、すなわちサブタンク18の容積
が変動しても、制動に使用される圧力油は前記閉
回路を循環しているので、該変動によりサブタン
ク18内の油がオイルタンク3へ多量に流出する
おそれはない。なお本実施例ではブレーキバルブ
6からの戻り油をサブタンク18に補給するよう
にしたが、これをたとえばパワーステアリング用
制御弁等の他の油圧作動機器からの戻り油を利用
するようにしてもよい。
動作時には、圧油は蓄圧装置9からブレーキバル
ブ6を経てブレーキオペレータシリンダ8に作用
したあと、ブレーキバルブ6、サブタンク18、
電動ポンプ10を経て再び蓄圧装置9に還流する
こととなつて、いわゆる閉回路を構成するので、
制動に必要な圧油はバツテリーの電気量が存続す
る限り連続的に得られる。そしてこの場合におい
て、蓄圧装置9におけるシリンダ室15の圧力油
の出入によるピストン16の摺動に伴いケーシン
グ13内の容積、すなわちサブタンク18の容積
が変動しても、制動に使用される圧力油は前記閉
回路を循環しているので、該変動によりサブタン
ク18内の油がオイルタンク3へ多量に流出する
おそれはない。なお本実施例ではブレーキバルブ
6からの戻り油をサブタンク18に補給するよう
にしたが、これをたとえばパワーステアリング用
制御弁等の他の油圧作動機器からの戻り油を利用
するようにしてもよい。
以上詳述したように、本考案によれば緊急制動
用としての電動ポンプを、メインのオイルタンク
に関係させることに起因する設置上の制約から解
放して、設置位置に自由性をもたせ得たので、電
動ポンプの汚損や損傷からの保護ならびに保守、
点検の容易化を図ることが可能となるとともに、
電動ポンプにおける給油ならびにエア抜きを自然
な形で行うことができてポンプ能力を充分に発揮
させ得るものであり、とくに本考案は車両に既存
の蓄圧装置がもつ空間を利用してサブタンクを構
成したので、設置スペースをかせぐ上において極
めて有効である。
用としての電動ポンプを、メインのオイルタンク
に関係させることに起因する設置上の制約から解
放して、設置位置に自由性をもたせ得たので、電
動ポンプの汚損や損傷からの保護ならびに保守、
点検の容易化を図ることが可能となるとともに、
電動ポンプにおける給油ならびにエア抜きを自然
な形で行うことができてポンプ能力を充分に発揮
させ得るものであり、とくに本考案は車両に既存
の蓄圧装置がもつ空間を利用してサブタンクを構
成したので、設置スペースをかせぐ上において極
めて有効である。
第1図は本考案の実施例を示す油圧回路図、第
2図はサブタンクを具備した蓄圧装置を示す断面
図である。 1……油圧ポンプ、2……内燃機関、3……オ
イルタンク、6……ブレーキバルブ、9……蓄圧
装置、10……電動ポンプ、11……圧力スイツ
チ、13……ケーシング、18……サブタンク。
2図はサブタンクを具備した蓄圧装置を示す断面
図である。 1……油圧ポンプ、2……内燃機関、3……オ
イルタンク、6……ブレーキバルブ、9……蓄圧
装置、10……電動ポンプ、11……圧力スイツ
チ、13……ケーシング、18……サブタンク。
Claims (1)
- 内燃機関で駆動される油圧ポンプによつて得ら
れる定常用の圧力油と、蓄圧装置に貯えた緊急用
の圧力油とをブレーキバルブを介してブレーキオ
ペレータシリンダに適宜供給する形式の制動装置
にして、前記蓄圧装置が保有する空間を、車両に
装備された油圧作動機器からの戻り油を溜めるサ
ブタンクとなし、該サブタンクには前記蓄圧装置
内の圧力抵下に応じて作動されサブタンク内の油
を該蓄圧装置に供給する電動ポンプを設けたこと
を特徴とする車両における制動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9370380U JPS624052Y2 (ja) | 1980-07-02 | 1980-07-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9370380U JPS624052Y2 (ja) | 1980-07-02 | 1980-07-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5715754U JPS5715754U (ja) | 1982-01-27 |
JPS624052Y2 true JPS624052Y2 (ja) | 1987-01-29 |
Family
ID=29455641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9370380U Expired JPS624052Y2 (ja) | 1980-07-02 | 1980-07-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS624052Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01150313U (ja) * | 1988-04-06 | 1989-10-18 |
-
1980
- 1980-07-02 JP JP9370380U patent/JPS624052Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5715754U (ja) | 1982-01-27 |
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