JPS6240220Y2 - - Google Patents

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JPS6240220Y2
JPS6240220Y2 JP16813679U JP16813679U JPS6240220Y2 JP S6240220 Y2 JPS6240220 Y2 JP S6240220Y2 JP 16813679 U JP16813679 U JP 16813679U JP 16813679 U JP16813679 U JP 16813679U JP S6240220 Y2 JPS6240220 Y2 JP S6240220Y2
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JP
Japan
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negative pressure
weight
valve seat
opening
passage
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JP16813679U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、搾乳機のエアライン等に装着する負
圧調整器に関するものである。
従来技術 例えば搾乳機では、テイートカツプの負圧室に
負圧と大気圧とを交互に供給して搾乳を行なわせ
るが、搾乳作業効率の向上及び牛体への影響を考
慮すると、負圧を所定のレベルに安定させる必要
がある。
このために、従来では例えば第1図に示したよ
うに、負圧通路1を形成する負圧配管2の接続口
3に捩じ込み固定した器体本体4とこの器体本体
4に着脱可能に装着したキヤツプ5とで負圧調整
室6を形成し、該調整室6と前記負圧通路1とを
器体本体4に穿設した連通路7を介して連通させ
る。
又、前記負圧調整室6の底壁を構成する器体本
体4の上面には軸方向に沿う突条8を外周面に形
成した筒状の弁座9を突設し、この弁座9に縦通
形成された空気通路10と外気とを器体本体4に
穿設した大気開放通路11を介して連通させてい
る。
そして、前記弁座9にキヤツプ状の重錘12を
昇降自在に装着してこの重錘12の内奥面(上壁
の下面)を弁座9の上端面に密接させた重錘式の
負圧調整器を用いていた。
このような負圧調整器では、負圧調整室6が負
圧通路1と同レベルの負圧に保持されると共に、
空気通路10が大気圧に保持されている。
又、重錘12は前記両圧力の差に抗して弁座9
に着座している。
従つて、大気圧を基準とする負圧調整室6内の
負圧レベル(調整器が実際に制御している圧力の
程度)が所定値よりも強くなると、その圧力差に
よる浮力が重錘12の重量より大きくなつてこの
重錘12を浮上させるために、弁座9の上端面と
重錘12の内奥面との間のクリアランス13が大
きくなり、該クリアランス13及び弁座9の外周
面に形成した突条8間を通つて空気通路10から
負圧調整室6に流入する空気の流量が増加するた
め、負圧調整室6に連通路7を介して連通された
負圧通路1の負圧レベルが大気圧を基準とする所
定レベルに保持されるのである。
考案が解決しようとする問題点 かかる従来の負圧調整器では、空気通路10か
らクリアランス13を経て流入した空気が急激に
方向変換せざるを得ないので、空気の流入量が増
加するにともなつて流入抵抗が増加する。
その結果調整器内に所定量の空気が供給されな
いために、従来のものでは、第5図に示すように
空気流入量が増加するにともなつて調整圧力(負
圧レベル)が上昇する傾向にあるため、必ずしも
一定した負圧をエアーライン等に供給することが
出来なかつた。
又、従来では、弁座9と重錘12との摩擦抵抗
を可能な限り小さくしていたので、流入空気量の
僅かな変動に対しても重錘12が敏感に昇降して
振動(チヤタリング)を起こすため、これにとも
なつて調整圧力が変動し周期的な圧変動を起こし
易かつた。
さらに、調整室内は、外部から直接確認出来な
いために、保守点検が容易ではなかつた。
そこで本考案は、上記に鑑み負圧調整器の保守
点検を容易にすると共に調整器が実際に調整する
調整負圧が空気流入量の変動によつて変化せず、
周期的な圧変動を起こしにくいものを提供するこ
とを目的とする。
問題点を解決するための手段 すなわち本考案は、器体本体とキヤツプで覆わ
れ負圧通路との連通路及び底壁上面に大気との空
気通路を有する負圧調整室と、底壁上面の空気通
路に立設された筒状の弁座と、前記弁座の上端に
着座させたボール弁と、弁座及びボール弁を覆い
弁座の側壁と摺接する略円筒状の摺動部材と、該
摺動部材の周囲を覆うように載置され側面に内外
を連通する開口を有するキヤツプ状の重錘とから
なり、前記摺動部材の上端又は側面部で重錘の開
口と対向する位置に内外を連通させるための開口
を設けた負圧調整器により本目的を達成する。
実施例 以下に本考案に係る負圧調整器を第2図から第
4図に示された一実施例について説明する。
図において、20は負圧通路21を形成する負
圧配管であつて、その接続口22には器体本体2
3の底面に突設した接続筒24を捩じ込み、また
は挿し込みにより固定している。
25は前記器体本体23に着脱可能に装着した
キヤツプであつて、ガラスあるいは合成樹脂材な
どのような透明材で構成されており、このキヤツ
プ25と器体本体23とで負圧調整室26を形成
している。
27は該調整室26と負圧通路21とを連通さ
せるべく接続筒24に形成した連通路である。
28は前記負圧調整室26の底壁を構成する器
体本体23の上面に突設された筒状の弁座であつ
て、その内部には下端を大気に開放させた空気通
路29を縦通形成している。
30は前記弁座28に昇降自在に挿着したキヤ
ツプ状の重錘であつて、弁座28の上端面に対向
する上壁31を構成する円板状の主錘と、弁座2
8の外周面を覆う周壁32を形成する副錘と、こ
れらの両錘を結合するロツド33とで構成されて
いる。
重錘30の内外を連通させる開口34が重錘3
0の側面部に該当する周壁32の上端に形成され
ている。
尚、この重錘30は、実施例に限定されるもの
ではなく、キヤツプ状をなす重錘の側面に該当す
る周壁の上端近傍に開口を設けたものであつて良
いが、実施例のように構成した場合は、主副のい
ずれかの錘の一方のみを取り換えてその重量を変
更できると共に、ロツド33の長さを変更して開
口34の大きさを変更できるので重錘30の多様
化を図る点で有利である。
35は前記弁座28との摺接面を構成すべく重
錘30内に挿入固定した円筒状の摺動部材であつ
て、耐摩耗性に優れた合成樹脂材等で構成されて
おり、その一部に形成した弾性片36を弁座28
の外周面に圧接させることによつて弁座28と重
錘30との摺動抵抗を確保・安定化させている。
37は前記重錘30の開口34に対向して摺動
部材35の上端及び上部側面部に設けた開口、3
8は弁座28の上端と重錘30の上壁31との間
に挟み込んだボール弁であり、重錘30の重量を
受けて弁座28に着座保持されている。
上記の構成において、ボール弁38には大気圧
と負圧との差圧による浮力が作用すると共に、重
錘30による閉止(押下力)が作用している。
従つて、連通路27を介して負圧通路21に連
通された負圧調整室26内の負圧が強くなると、
大気圧と負圧との差圧が大きくなるのでボール弁
38に作用する浮力が大きくなる。
すると、ボール弁38は重錘30による押下力
に抗して持ち上げられ、弁座28から浮上する。
又、この浮上量、即ち、ボール弁38の開度
は、負圧調整室26内の負圧が強くなるに伴つて
大きくなつて空気の流入量を増加させるために、
負圧調整室26内の負圧が所定のレベルに保持さ
れる。
ここに、空気通路29からボール弁38を経て
負圧調整室26内に流入しようとする空気は、従
来のように急激な方向転換が強いられることな
く、重錘30に形成した開口34を通つて緩やか
に方向転換され、かつ、ボール弁38の表面は従
来における重錘の上壁下面に対比して著しく円滑
に形成されているので、空気の流入は滑らかに抵
抗の少ない状態で行なわれる。
従つて空気の流入量は変化しようとも、調整さ
れる負圧を所定値に保持できる。
一方、重錘30と弁座28との間には摺動部材
35による安定した抵抗が与えられているため
に、重錘30の自由運動が拘束される。
従つて、重錘30が従来のように過大に昇降す
ることがなくなり、必要量だけ昇降するためにい
わゆるチヤタリング現象が防止される。
このために従来のようにチヤタリングによる調
整負圧の変化を皆無とできると共に、ボール弁3
8及び弁座28への衝撃を回避できるのでこれら
各部品の耐久性を向上できると共に、騒音を低減
できる。
又、空気通路29の途中あるいは開放端にはエ
アフイルタ等を装着するが、必ずしも空気中の塵
埃を完全に除去することはできない。
従つて、空気と共に流入しようとする塵埃がボ
ール弁38及びその近傍に最も付着してボール弁
38の着座性(シール性)及び空気の流動抵抗を
増加させるのであるが、本実施例の場合はキヤツ
プが透明材で構成されているのでこのボール弁3
8は重錘30の開口34を経てキヤツプ25の外
部から透視できる。
このために、通常の仕業点検等を行なう時に、
キヤツプ25を取り外すことなくボール弁38等
の汚損を視認できるために、ボール弁38等の清
掃時期を的確に把握でき、負圧調整器を容易に最
良状態に保持できる。
効 果 以上説明したように、本考案によれば、重錘の
周壁に開口を設けると共に、重錘の上壁下面と弁
座の上端面との間にボール弁を挟み込んだもので
あるから、ボール弁を介して空気通路から流入し
た空気を急激に方向転換させることなく負圧調整
室に導入できる。
このために、従来のように空気流入量の変化に
ともなつて空気の流入抵抗が変化しないため、負
圧調整室に連通された負圧通路の調整負圧を安定
化できる。
又、弁座と重錘との間に摺動部材を介在させて
いるので、重錘の不必要な運動(チヤタリング現
象)が防止できる。
従つて、調整負圧の圧力変動をより少なくでき
ると同時に、ボール弁及び弁座等の摩耗及び損傷
をも防止できるなど、負圧調整器の制御精度、信
頼性及び耐久性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一例を示す断面図、第2図は本
考案の一実施例を示す断面図、第3図は同上重錘
の斜視図、第4図は同上摺動部材の斜視図、第5
図は従来例と本考案の実施例とを比較した調圧特
性図である。 21……負圧通路、23……器体本体、25…
…キヤツプ、26……負圧調整室、28……弁
座、29……空気通路、30……重錘、31……
上壁、32……周壁、33……ロツド、34……
開口、35……摺動部材、38……ボール弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 器体本体23とキヤツプで覆われ負圧通路と
    の連通路27及び底壁上面に大気との空気通路
    29を有する負圧調整室26と、底壁上面の空
    気通路29に立設された筒状の弁座28と、前
    記弁座28の上端に着座させたボール弁38
    と、弁座28及びボール弁38を覆い弁座28
    の側壁と摺接する略円筒状の摺動部材35と、
    該摺動部材35の周囲を覆うように載置され側
    面に内外を連通する開口34を有するキヤツプ
    状の重錘30とからなり、前記摺動部材35の
    上端又は側面部で重錘30の開口と対向する位
    置に内外を連通させるための開口37を設けた
    ことを特徴とする負圧調整器。 (2) 負圧調整器を構成するキヤツプがガラス又は
    合成樹脂等の透明材で構成されていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    負圧調整器。
JP16813679U 1979-12-06 1979-12-06 Expired JPS6240220Y2 (ja)

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JP16813679U JPS6240220Y2 (ja) 1979-12-06 1979-12-06

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JP16813679U JPS6240220Y2 (ja) 1979-12-06 1979-12-06

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JPS5685562U JPS5685562U (ja) 1981-07-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5747375B2 (ja) * 2010-09-08 2015-07-15 オリオン機械株式会社 真空調整器

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JPS5685562U (ja) 1981-07-09

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