JPH07279789A - 液面高さ制御バルブ - Google Patents

液面高さ制御バルブ

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JPH07279789A
JPH07279789A JP9584594A JP9584594A JPH07279789A JP H07279789 A JPH07279789 A JP H07279789A JP 9584594 A JP9584594 A JP 9584594A JP 9584594 A JP9584594 A JP 9584594A JP H07279789 A JPH07279789 A JP H07279789A
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JP
Japan
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liquid level
float
valve member
level control
control valve
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Pending
Application number
JP9584594A
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English (en)
Inventor
Yosuke Tateishi
洋介 立石
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール面積を確保してシール性を高めて燃料
漏れを防止するとともに、加工を容易にすることを可能
にして、バルブ部材がシート部にロックするのを防止す
ること。 【構成】 一端がキャニスタに連絡した換気通路2の他
端に連絡する燃料タンクの開口部に配設された第1の環
状平面部41より成るシート部4と、前記シート部4の
第1の環状平面部41に当接する第2の環状平面部51
を有するバルブ部材5と、前記シート部4と一体的に形
成されたバルブ本体7内に上下動自在に配設され燃料の
浮力により浮いており、前記バルブ部材5に相対動自在
に係合して、燃料液面の上昇に応じて上部の中央に形成
された3次元曲面より成る突起部によって構成されてい
る頂部61によって前記バルブ部材5を上方に押すこと
により前記シート部4に当接させ得るフロート6とから
成る液面高さ制御バルブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート部とバルブ部材
にシール部を構成する平面部を形成し、燃料タンク内の
燃料液面の上昇に応じてフロートの頂部によって前記バ
ルブ部材を上方に押すことにより前記シート部に当接さ
せて塞ぎ得るようにして、シール性を高めるとともに、
円滑な作動を可能にする液面高さ制御バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液面高さ制御バルブ(実公平4−
54920)は、図5に示すようにフロートFの上部に
形成した球面状のバルブ部材Vを、燃料タンク内の燃料
液面の上昇に応じてテーパ状のシート部Sに当接させて
塞ぎシールするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の液面高さ制
御バルブは、テーパ状のシート部Sと球面状のバルブ部
材Vとの当接により線状のシール部によってシールする
ものであるため、シール面積が狭く、当接が不充分とな
り外部へ燃料が流出するという問題があり、それを解決
するためには加工面の精度を上げる必要が有るととも
に、前記シート部Sのテーパ面上をバルブ部材Vの球面
部が滑って最終的な当接状態になるものであるため、途
中でロックする可能性が有るという問題が有った。
【0004】そこで本発明者は、シート部とバルブ部材
を面接触とし、燃料タンク内の燃料液面の上昇に応じて
前記バルブ部材とは別部材のフロートの頂部の点接触に
よって前記バルブ部材を上方に押すことにより前記シー
ト部に面接触させてシールするという本発明の第1の技
術的思想に着眼し、さらに研究開発を重ねた結果、シー
ル面積を確保してシール性を高めて燃料漏れを防止する
とともに、加工を容易にすることを可能にして、バルブ
部材がシート部にロックするのを防止するという目的を
達成する本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の液面高さ制御バルブは、一端がキャニス
タに連絡した通路の他端に連絡する燃料タンクの開口部
に配設された第1の平面部より成るシート部と、前記シ
ート部の平面部に当接する第2の平面部を有するバルブ
部材と、前記燃料タンク内において燃料の浮力により浮
いており、燃料液面の上昇に応じて頂部によって前記バ
ルブ部材を上方に押すことにより前記シート部に当接さ
せて塞ぎ得るフロートとから成るものである。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)の液
面高さ制御バルブは、第1発明において、前記バルブ部
材が、前記フロートに相対動自在に係合されているもの
である。
【0007】本発明(請求項3に記載の第3発明)の液
面高さ制御バルブは、第1発明において、前記フロート
の頂部が、前記フロート上部の中央に形成された3次元
曲面より成る突起部によって構成されているものであ
る。
【0008】本発明(請求項4に記載の第4発明)の液
面高さ制御バルブは、第1発明において、前記フロート
が、前記シート部と一体的に形成されたバルブ本体内に
上下動自在に案内されているものである。
【0009】本発明(請求項5に記載の第5発明)の液
面高さ制御バルブは、第4発明において、前記バルブ本
体の下部に燃料を導入するための導入口が配設され、前
記バルブ本体の下部と前記フロートとの間に上方に付勢
するスプリング部材が介挿されているしたものである。
【0010】本発明(請求項6に記載の第6発明)の液
面高さ制御バルブは、第1発明において、前記バルブ部
材が、前記シート部に相対動自在に係合されているもの
である。
【0011】本発明(請求項7に記載の第7発明)の液
面高さ制御バルブは、第4発明において、前記バルブ部
材が、前記バルブ本体内に相対動自在に係合されている
ものである。
【0012】
【作用】上記構成より成る第1発明の液面高さ制御バル
ブは、前記燃料タンク内において燃料の浮力により浮い
ている前記フロートが、燃料液面の上昇に応じて頂部に
よって前記バルブ部材を上方に押すので、前記バルブ部
材を構成する前記第2の平面部が前記シート部の前記第
1の平面部に当接して、前記シート部を塞ぎシールする
ものである。
【0013】上記構成より成る第2発明の液面高さ制御
バルブは、前記燃料タンク内において燃料の浮力により
浮いている前記フロートが、燃料液面の上昇に応じて頂
部によってフロートに相対動自在に係合されている前記
バルブ部材を上方に押すので、前記バルブ部材を構成す
る前記第2の平面部が前記シート部の前記第1の平面部
に当接して、前記シート部を塞ぎシールするものであ
る。
【0014】上記構成より成る第3発明の液面高さ制御
バルブは、前記燃料タンク内において燃料の浮力により
浮いている前記フロートが、燃料液面の上昇に応じて前
記頂部を構成する中央に形成された3次元曲面より成る
前記突起部によって前記バルブ部材を上方に押すので、
前記バルブ部材を構成する前記第2の平面部が前記シー
ト部の前記第1の平面部に当接して、前記シート部を塞
ぎシールするものである。
【0015】上記構成より成る第4発明の液面高さ制御
バルブは、前記燃料タンク内において燃料の浮力により
浮いている前記フロートが、燃料液面の上昇に応じて前
記バルブ本体内において上方に移動して前記頂部によっ
て前記バルブ部材を上方に押すので、前記バルブ部材を
構成する前記第2の平面部が前記シート部の前記第1の
平面部に当接して、前記シート部を塞ぎシールするもの
である。
【0016】上記構成より成る第5発明の液面高さ制御
バルブは、前記燃料タンク内において燃料の浮力および
前記スプリング部材の付勢力により浮いている前記フロ
ートが、燃料液面の上昇に応じて下部に燃料を導入する
導入口が形成された前記バルブ本体内において上方に移
動して前記頂部によって前記スプリング部材による上方
への付勢力とともに前記バルブ部材を上方に押すので、
前記バルブ部材を構成する前記第2の平面部が前記シー
ト部の前記第1の平面部に当接して、前記シート部を塞
ぎシールするものである。
【0017】上記構成より成る第6発明の液面高さ制御
バルブは、前記燃料タンク内において燃料の浮力により
浮いている前記フロートが、燃料液面の上昇に応じて頂
部によって前記シート部に相対動自在に係合された前記
バルブ部材を上方に押すので、前記バルブ部材を構成す
る前記第2の平面部が前記シート部の前記第1の平面部
に当接して、前記シート部を塞ぎシールするものであ
る。
【0018】上記構成より成る第7発明の液面高さ制御
バルブは、前記燃料タンク内において燃料の浮力により
浮いている前記フロートが、燃料液面の上昇に応じて頂
部によって前記バルブ本体に相対動自在に係合された前
記バルブ部材を上方に押すので、前記バルブ部材を構成
する前記第2の平面部が前記シート部の前記第1の平面
部に当接して、前記シート部を塞ぎシールするものであ
る。
【0019】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明の液面高さ制
御バルブは、前記シート部およびバルブ部材の第1およ
び第2の平面部によりシール面積を確保してシール性を
高めて燃料漏れを防止するとともに、第1および第2の
平面部によりシール面を構成したので加工を容易にし
て、シールに際して前記シール面を滑ることが無いので
バルブ部材がシート部にロックすることが無いという効
果を奏するものである。
【0020】上記作用を奏する第2発明の液面高さ制御
バルブは、前記第1発明の効果に加え、前記バルブ部材
が前記フロートに相対動自在に係合されているので、バ
ルブ部材がフロートに一体的に形成されているのに比
べ、前記フロートの姿勢によってシール性能に悪影響が
出ることが無いという効果を奏する。
【0021】上記作用を奏する第3発明の液面高さ制御
バルブは、前記第1発明の効果に加え、前記フロートの
上部中央に形成した前記3次元曲面より成る突起部の頂
部により前記バルブ部材を上方に押すので、前記フロー
トの姿勢が変化しても前記突起部と前記バルブ部材との
当接状態は変化しないため、シール性能に悪影響が出る
ことが無いという効果を奏する。
【0022】上記作用を奏する第4発明の液面高さ制御
バルブは、第1発明の効果に加え、前記フロートが前記
バルブ部材が当接する前記シート部と一体的に形成され
たバルブ本体内に上下動自在に案内されているので、前
記フロートの横方向の位置が規制されるため、前記シー
ト部に対応する位置において燃料の液面レベルのみに応
じた高さを実現するという効果を奏する。
【0023】上記作用を奏する第5発明の液面高さ制御
バルブは、前記第4発明の効果に加え、前記バルブ本体
の下部に形成された導入口より導入された燃料による浮
力に加え、介挿されたスプリング部材の付勢力によって
前記フロートを上方に付勢するので、前記フロートの上
方への移動を円滑にするという効果を奏する。
【0024】上記作用を奏する第6発明の液面高さ制御
バルブは、前記第1発明の効果に加え、前記バルブ部材
が前記シート部に相対動自在に係合されているので、バ
ルブ部材が当接する相手である前記シート部に近接して
配設されるため、前記バルブ部材の位置決めおよびシー
ルが容易であり、かつ確実であるという効果を奏する。
【0025】上記作用を奏する第7発明の液面高さ制御
バルブは、前記第4発明の効果に加え、前記バルブ部材
が前記シート部に一体的に形成した前記バルブ本体に相
対動自在に係合されているので、前記シート部、バルブ
部材およびフロートの三者がともに前記バルブ本体上に
独立に配設されるため、三者を夫々最適位置関係で配置
することを可能にして、最適なシール性能を確保するこ
とが出来るという効果を奏する。
【0026】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。
【0027】(第1実施例)本第1実施例の液面高さ制
御バルブは、図1および図2に示すように一端がキャニ
スタ1に連絡した換気通路2の他端に連絡する燃料タン
ク3の開口部31に配設された第1の環状平面部41よ
り成るシート部4と、前記シート部4の第1の環状平面
部41に当接する第2の環状平面部51を有するバルブ
部材5と、前記シート部4と一体的に形成されたバルブ
本体7内に上下動自在に配設され燃料の浮力により浮い
ており、前記バルブ部材5に相対動自在に係合して、燃
料液面の上昇に応じて上部の中央に形成された3次元曲
面より成る突起部によって構成されている頂部61によ
って前記バルブ部材5を上方に押すことにより前記シー
ト部4に当接させ得るフロート6とから成るものであ
る。
【0028】前記キャニスタ1は、図2に示すようにE
CU10によって制御されるデューティ制御バルブ11
を介してエンジン12の給気通路13に連絡し、前記E
CU10によって制御され給油時開弁する大流量バルブ
14を備えた前記換気通路2を介して前記燃料タンク3
の開口部31に連絡するとともに、前記燃料タンク3の
上部に配設されたカットオフバルブ15に連絡してい
る。
【0029】前記バルブ本体7は、図1に示すように略
I字状の縦断面を有する合成樹脂製の中空円筒部材70
で構成され、上部開口部71が図2に示されるように前
記燃料タンク3の開口部31に固着されて、前記燃料タ
ンク3の上部略中央に配置される。
【0030】前記バルブ本体7には、前記上部開口部7
1の少し下方に外周壁間を連絡する環状部72が形成さ
れ、中央の円形開口73の周辺下部を平坦面に成形し
て、前記シート部4を構成する前記第1の環状平面部4
1が形成される。
【0031】前記バルブ本体7の前記環状部72の下方
の外周壁には複数の穴74が形成され内外を連通させ、
前記燃料タンク3の上部にたまったガスを前記円形開口
73より前記換気通路2を介して前記キャニスタ1に連
通させるものである。
【0032】前記バルブ本体7の内周壁には複数の半径
方向に突出して軸方向に延在するガイド75が形成さ
れ、前記フロート6が上下動する際のガタを抑制するよ
うに構成されているとともに、下端にはバルブ本体7内
に前記燃料タンク3内の燃料を内部に導入し前記フロー
ト6に燃料の浮力を作用させるための燃料導入口761
が形成された合成樹脂製の蓋部材76が嵌着されてい
る。
【0033】前記フロート6は、図1に示すように略W
字状の縦断面を有する合成樹脂製の有底の中空円筒部材
60によって構成され、下部の大径部62と上部の小径
部63と小径部63の上部の上面64と前記大径部62
の下部の開口65とから成る。
【0034】前記大径部62は、前記バルブ本体7の内
周に形成された前記ガイド75の内径より若干狭い外径
より成り、前記ガイド75によってガイドされフロート
6の円滑な上下動を可能にする構成より成る。
【0035】前記上面64の中央部には、半球状の突起
部61が形成され、燃料液面が上昇して前記フロート6
が上方へ移動した時は、フロート6の突起部61が前記
バルブ部材5に点接触して、前記バルブ部材5を上方へ
移動させることを可能にするものである。
【0036】前記上面64の下部には小径の中空円筒状
の突出部641が形成され、前記バルブ本体7の下部の
開口65に嵌着した前記合成樹脂製の蓋部材76の上部
中央に形成した突出部761との間に前記フロート6に
上方への付勢力を付与する前記スプリング部材67が係
止される。
【0037】前記バルブ部材5は、図1に示すように縦
断面コの字状の合成樹脂製の有底中空円筒体50によっ
て構成され、上面52には前記シート部4の第1の環状
平面部41に対向する第2の環状平面部51を構成する
環状の平坦面を形成する突出部が形成されている。
【0038】前記バルブ部材5の側壁下端には半径方向
内方への突起53が複数形成され、前記フロート6の前
記小径部63の上端には突出部631が形成されてお
り、燃料液面が下がり前記フロート6が下方に移動した
時は、上端突出部631が前記突起53と係合して前記
バルブ部材5を下方へ移動させるものである。
【0039】上記構成より成る第1実施例の液面高さ制
御バルブは、前記燃料タンク3内において燃料の浮力お
よび前記スプリング部材67の付勢力により浮いている
前記フロート6が、燃料液面の上昇に応じて下部に燃料
を導入する導入口761が形成された前記バルブ本体7
内において前記上面64の中央に形成された半球状の突
起部61の頂部によってフロート6に相対動自在に係合
されている前記バルブ部材5を上方に押すので、前記バ
ルブ部材5に形成された前記第2の環状平面部51が前
記シート部4に形成された前記第1の環状平面部41に
当接して、前記シート部4を塞ぎシールして、燃料タン
ク3の満タン時前記換気通路2を確実に閉じるものであ
る。
【0040】上記作用を奏する第1実施例の液面高さ制
御バルブは、前記シート部4およびバルブ部材5の第1
および第2の環状平面部41、51の面接触によりシー
ル面積を充分確保してシール性を高めて燃料漏れを防止
するとともに、第1および第2の平面部41、51によ
りシール面を構成したので単純な平面仕上げ加工を行う
だけで良いので、シール面加工を簡単かつ安価にするこ
とを可能にして、シール面41、51の最終当接に至る
過程で従来技術のように前記シール面41、51上を滑
ることが無いので前記バルブ部材5がシート部4にロッ
クすることが無いという効果を奏するものである。
【0041】また第1実施例の液面高さ制御バルブは、
前記バルブ部材5が前記フロート6に相対動自在に係合
されているので、バルブ部材5が前記フロート6に一体
的に形成されているのに比べ、前記フロート6の姿勢ま
たは車両の傾きによってシール性能に直接的な悪影響が
出ることが無いという効果を奏する。
【0042】さらに第1実施例の液面高さ制御バルブ
は、前記フロート6が燃料液面の上昇に応じてその上部
中央に形成した前記半球状の突起部61の頂部により前
記バルブ部材5を上方に押すので、車両が傾いたり前記
フロート6の姿勢が仮に変化しても前記突起部61と前
記バルブ部材5との当接状態(点接触)および接触位置
は殆ど変化しないため、シール性能に悪影響が出ること
が無いという効果を奏する。
【0043】また第1実施例の液面高さ制御バルブは、
前記フロート6が前記バルブ部材5が当接する前記シー
ト部4と一体的に形成された前記バルブ本体7内に上下
動自在に案内されているので、前記フロート6の横方向
の位置が規制されるため、前記シート部4に対応する位
置において燃料の液面レベルのみに応じた高さを実現す
るという効果を奏する。
【0044】さらに第1実施例の液面高さ制御バルブ
は、前記バルブ本体7の下部に形成された燃料導入口7
61より導入された燃料による浮力に加え、介挿された
スプリング部材67の付勢力によって前記フロート6を
上方に付勢するので、前記フロート6の上方への移動を
円滑にするという効果を奏する。
【0045】また本第1実施例の液面高さ制御バルブ
は、シート部4、バルブ部材5、フロート6およびバル
ブ本体7をいずれも合成樹脂の射出成形品によって構成
して、安価にして長期の使用においても燃料により腐食
されることがないという効果を奏する。
【0046】(第2実施例)第2実施例の液面高さ制御
バルブは、図3に示すように前記シート部4の周辺より
下方に突出した係止部材48により前記バルブ部材5を
相対動可能に係止するとともに、前記フロート6の上面
中央に円錐状の突起部68により前記バルブ部材5の下
面に形成した円錐状の凹部58を上方に押す点が前記第
1実施例と相違するものである。
【0047】上記構成より成る第2実施例の液面高さ制
御バルブは、前記バルブ部材5が前記シート部4に近接
して前記係止部材48によって相対動自在に係止されて
いるので、前記バルブ部材の位置決めおよびシールが容
易であり、かつ確実であるとともに、前記円錐状の突起
部68を凹部58に係合させるので接触位置が変化しな
い一層理想的な点接触を実現するという効果を奏する。
【0048】(第3実施例)第3実施例の液面高さ制御
バルブは、図4に示すように前記バルブ本体7の内壁よ
り半径方向内方に突出した係止部材49により前記バル
ブ部材5を相対動可能に係止するとともに、前記フロー
ト6の上面中央に突出量の大きな半球状の突起部69に
より前記バルブ部材5を上方に押す点が前記第1実施例
と相違するものである。
【0049】上記構成より成る第3実施例の液面高さ制
御バルブは、前記バルブ部材5が前記バルブ本体7から
内方に突出した係止部材49によって相対動自在に係止
されているので、前記シート部4、バルブ部材5および
フロート6の三者がともに前記バルブ本体上に独立に配
設されるため、三者を夫々最適位置関係で配置すること
を可能にして、最適なシール性能を確保することが出来
るという効果を奏する。
【0050】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0051】上述の実施例においては前記フロートをス
プリング部材によって上方に付勢する例について説明し
たが、本発明としてはそれに限定するものでは無く、フ
ロートの容量、材質および重量によってはスプリング部
材を省略する態様も採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の液面高さ制御バルブを示
す断面図である。
【図2】本第1実施例の液面高さ制御バルブを燃料タン
クに取り付けた状態を示す概略図である。
【図3】本第2実施例の液面高さ制御バルブ示す部分断
面図である。
【図4】本第3実施例の液面高さ制御バルブ示す部分断
面図である。
【図5】従来の液面高さ制御バルブをを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 キャニスタ 2 換気通路 3 燃料タンク 4 シート部 5 バルブ部材 6 フロート 7 バルブ本体 31 開口部 41 第1の環状平面部 51 第2の環状平面部 61 頂部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がキャニスタに連絡した通路の他端
    に連絡する燃料タンクの開口部に配設された第1の平面
    部より成るシート部と、 前記シート部の平面部に当接する第2の平面部を有する
    バルブ部材と、 前記燃料タンク内において燃料の浮力により浮いてお
    り、燃料液面の上昇に応じて頂部によって前記バルブ部
    材を上方に押すことにより前記シート部に当接させて塞
    ぎ得るフロートとから成ることを特徴とする液面高さ制
    御バルブ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記バルブ部材が、前記フロートに相対動自在に係合さ
    れていることを特徴とする液面高さ制御バルブ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記フロートの頂部が、前記フロート上部の中央に形成
    された3次元曲面より成る突起部によって構成されてい
    ることを特徴とする液面高さ制御バルブ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記フロートが、前記シート部と一体的に形成されたバ
    ルブ本体内に上下動自在に案内されていることを特徴と
    する液面高さ制御バルブ。
  5. 【請求項5】 請求項4において前記バルブ本体の下部
    に燃料を導入するための導入口が配設され、前記バルブ
    本体の下部と前記フロートとの間に上方に付勢するスプ
    リング部材が介挿されていることを特徴とする液面高さ
    制御バルブ。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記バルブ部材が、前記シート部に相対動自在に係合さ
    れていることを特徴とする液面高さ制御バルブ。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 前記バルブ部材が、前記バルブ本体内に相対動自在に係
    合されていることを特徴とする液面高さ制御バルブ。
JP9584594A 1994-04-07 1994-04-07 液面高さ制御バルブ Pending JPH07279789A (ja)

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JP9584594A JPH07279789A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 液面高さ制御バルブ

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