JPS6239897Y2 - - Google Patents

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JPS6239897Y2
JPS6239897Y2 JP15058281U JP15058281U JPS6239897Y2 JP S6239897 Y2 JPS6239897 Y2 JP S6239897Y2 JP 15058281 U JP15058281 U JP 15058281U JP 15058281 U JP15058281 U JP 15058281U JP S6239897 Y2 JPS6239897 Y2 JP S6239897Y2
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welding
torch
energization state
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welding robot
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【考案の詳細な説明】 本考案は、各々少なくとも二次元に位置決め可
能なトーチ取付具を含む複数基の溶接ロボツトと
ワーク取付具とから成り、別個に設けた適宜制御
手段により各トーチ取付具とワーク取付具との相
対位置を制御しながら自動溶接するごとくしたも
のにおいて、溶接ロボツト同士の相互干渉(特に
トーチ取付具相互の接触)によつて発生する、破
損事故を防止することを目的とした安全装置に関
する。
従来、溶接時間の短縮による生産性の向上のた
めに、1個のワークに対し複数基の溶接ロボツト
により自動溶接する自動溶接装置があつた。この
種自動溶接装置の場合、各溶接ロボツトに備えた
トーチ取付具は二次元あるいは3次元の直線運動
または旋回運動等を行うため、テイーチングミス
あるいは何らかの故障により暴走した場合は相互
に衝突する恐れがある。
本考案は前述事情に鑑み、前述各溶接ロボツト
には、トーチ取付具を取付けた支持部材に該支持
部材とは電気的に絶縁し且つ前述トーチ取付具を
包囲するごとく形成した可撓性導体より成る保護
体を装着し、該隣接する保護体相互を電圧印加手
段および通電状態検出手段を介して接続し、該検
出手段を前述制御手段に接続し、該制御手段は通
電状態検出手段から「通電」信号を入力した際に
溶接ロボツトの駆動を停止させるごとくしたこと
を特徴とし、溶接ロボツト同士、特にトーチ取付
具同士が衝突しそうになつても保護体でこの異常
接近を検知し、保護体相互の衝撃も緩衝作用によ
り溶接ロボツト側に伝わらないようにした、自動
溶接装置における安全装置を提供せんとするもの
である。
以下図面に示す実施例に基づき詳述する。説明
の便宜上、第1〜3図における左・右を「左」・
「右」、第2,3図における上・下を「前」・「後」
と呼称する。
1は基台で、中央にテーブル状のワーク取付具
2を据付け、該ワーク取付具2の左・右両側に第
1および第2溶接ロボツト3,3′を対向して設
置してある。
前記両溶接ロボツト3,3′は左右対称の同一
構成であるため、主として第1溶接ロボツト3に
ついて説明し、第2溶接ロボツト3′側について
は総て符号に′を付す。
4は適宜離間して基台1に立設した前後1対の
柱で、該両柱4,4上端間には梁5を架設してあ
る。6は前記梁5に跨座し該梁に沿つて前後水平
(矢印X方向)に移動可能とした前後移動体、7
は前記移動体6の上部に嵌装して左右水平(矢印
Y方向)に移動可能とした左右移動体、8は前記
左右移動体7の右端部に嵌挿して垂直方向(矢印
Z方向)に上下動可能とした上下移動体、9は前
記上下移動体8の下端に固定して右方(ワーク取
付具2に向う方向)に延びる水平状の支持部材、
10は前記支持部材9の前端に取り付けて垂直軸
線Lのまわり(矢印Ψ方向)に回転可能としたト
ーチ取付具、11は前記トーチ取付具10先端に
取り付けたトーチで、該トーチ11の溶接ワイヤ
wの先端は常に前記垂直軸線Lの延長線上にもた
らし、トーチ11の取付角度α(垂直軸線Lとト
ーチ11の軸線Mとの成す角度)は前記トーチ取
付具10の中間継手部に設けた可逆モータ12に
より調整可能としてある。
13は溶接ワイヤ送給装置で、それぞれ前記ト
ーチ11に溶接ワイヤwを送給するものである。
100,100′は第1・第2溶接ロボツト
3,3′の相互接触による双方の損傷事故を防止
するためにそれぞれ前記支持部材9,9′に装着
した第1および第2保護体で、左右対称の同一構
成のため、主に第1保護体100につき第2・第
3図を参照しながら説明する。
101は前記支持部材9の前・後面側に固設し
た第1保護体100の支持具としての支持枠体
で、前記支持部材9を前・後・右方より包囲する
ように右方部を湾曲させた馬蹄形状に形成してあ
る。
102は前記支持枠体101の外周に沿つて前
記支持部材9並びにトーチ取付具10・トーチ1
1・可逆モータ12の水平移動範囲R(第2図に
一点鎖線で囲む領域)を取り囲むように設けた導
体より成る金網体で、適宜長さの上下幅を有し、
前・後部および右方中央部を同一構成のボールジ
ヨイント式の取付具103により支持枠体101
に以下の要領で取付けている。
第3図において、右方中央部の取付具103
は、前記金網体102の補強帯板102aの内側
面に電気絶縁材より成る絶縁基板103aを介し
て軸受ブロツク103bを固設してある。
103cは支持棒で、右方先端部に形成したボ
ール部103c1を前記軸受ブロツク103bに揺
動自在に嵌入させ、左方部は前記支持枠体101
に穿設した貫通孔101aに遊挿し、先端に固着
したストツパ103c2により抜止めを行つてい
る。そして前記軸受ブロツク103bと支持枠体
101との間で前記支持棒103cに巻装した圧
縮ばね103dにより金網体102を常時外方に
付勢している。
尚、第2保護体100′の金網体は第1図にお
いて102′の符号で示してある。
200,200′は適時互いに連係をもつてそ
れぞれ前記第1および第2溶接ロボツト3,3′
をトーチ11,11′の三次元位置決め等、総合
的に制御するマイクロコンピユータ内蔵の第1お
よび第2制御手段で、それぞれ第1および第2電
源装置300,300′を付設している。
このうち第1電源装置300は電圧印加手段3
01と通電状態検出手段302を内蔵しており、
該電圧印加手段301は溶接用電源301a(低
電圧高電流)と検出用電源301b(高電圧低電
流)を備えている。
そして前記溶接用電源301aは、一側を常開
スイツチS1を介して前記溶接ワイヤ送給装置1
3付近の溶接ワイヤwに接続し、他側を前記ワー
ク取付具2に接続してある。
また前記検出用電源301bは、一側を常開ス
イツチS2を介して前記第2保護体100′の金
網体102′に接続してある。
さらに前記通電状態検出手段302は検出回路
302aと検出出力回路302bとから成り、こ
のうち検出回路302aは一端を前記検出用電源
301bの他側に接続し、他端を前記第1保護体
100の金網体102に接続してある。そして前
記検出出力回路302bは検出回路302aにお
ける通電状態の変化(電流、電圧、またはこれら
の両者の変化)を検出信号として入力し、前記第
1および第2制御手段200,200′に送信す
るものである。
他方、前記第2電源装置300′は、溶接用電
源301′aを含む電圧印加手段301′を内蔵
し、該溶接用電源301′aは一側を常開スイツ
チS1′を介して前記溶接ワイヤ送給装置13′付
近の溶接ワイヤw′に接続し、他側を前記ワーク
取付具2に接続してある。
しかして、前記常開スイツチS2はテイーチン
グ操作および自動溶接作業を通じて閉鎖させてお
く。いま、ワーク取付具2上にはワークWが載置
固定され、該ワークWについて第1および第2溶
接ロボツト3,3′で同時に自動溶接作業を行う
べく、常開スイツチS1,S1′共閉鎖させてい
るものとする。
そして2本のトーチ11,11′は別個に三次
元に位置決めされながら自動溶接を行う。この自
動溶接作業中、何らかの原因により第1および第
2保護体100,100′同士が異常接近して接
触すると、検出用電源301bの電流は、閉状態
の常開スイツチS2、金網体102′、金網体1
02を経て検出回路302aに流入し、該検出回
路302aは電圧および/または電流の変化を検
出し、検出出力回路302bから「通電」の信号
を第1および第2制御手段200,200′に送
信する。
従つて、前記第1および第2制御手段200,
200′は直ちにそれぞれトーチ11,11′の移
動を停止させるとともに、閉状態にある常開スイ
ツチS1,S1′を開として溶接ワイヤw,w′へ
の給電を遮断して自動溶接作業も中断する。
第1および第2保護体100,100′同士が
接触してから第1および第2制御手段200,2
00′からの指令に基づきトーチ11,11′が完
全に移動停止するまでに若干の時間遅れがある。
この間にもトーチ11,11′は移動するが、金
網体102,102′全体が自由自在に撓むこと
により、接触時の衝撃は実質上トーチ取付具1
0,10′やトーチ11,11′等には伝わらず、
これらの損傷は免れる。
その後、操作員は手動操作でトーチ11,1
1′を相互に遠ざければ、金網体102,10
2′は元の状態に復元する。
さらに前述実施例は溶接ロボツトを2基設置し
た場合のものであるが、以下3基以上の溶接ロボ
ツトを設置した2つの実施例につき、第4,5図
を参照しながら簡単に説明する。
第4図の実施例において、A1,A2,A3,
A4……は各溶接ロボツトを制御する制御手段、
B1,B2,B3,B4……は各溶接ロボツトに
設けた前述保護体100,100′と同一構成の
保護体である。前記各保護体B1,B2……は並
列に接続し、隔列毎に電圧印加手段Cと通電状態
検出手段Dを介在させるとともに該検出手段Dは
前記制御手段A1,A2……に接続してある。
従つて、隣接する保護体B1,B2、B2,B
3、B3,B4,……相互が接触した場合に、前
記通電状態検出手段Dのいずれかによつて検出さ
れ、すべての溶接ロボツトが駆動を停止するもの
である。
また、第4図に二点鎖線で示すごとく、新たに
電圧印加手段COと通電状態検出手段DOとを介し
て一側を前記各保護体B1,B2……に接続し、
他側をワーク取付具2に接続し、さらに通電状態
検出手段DOを各制御手段A1,A2……に接続
すれば、各保護体B1,B2……がワークWまた
はワーク取付具に接触した場合にも検知可能とな
る。
また、第5図の実施例において、A1′,A
2′,A3′,A4′……は制御手段、B1′,B
2′,B3′,B4′……は保護体で、各保護体B
1′,B2′……は並列に接続するとともに共通配
線の各分岐点間毎に電圧印加手段C′と通電状態
検出手段D′を1組として介在させ、該各検出手
段D′は制御手段A1′,A2′……のすべてに接
続してある。
この場合、保護体B1′,B2′……がどのよう
な組合せで相互に接触しても検知され、すべての
溶接ロボツトが駆動を停止する。
また第5図に二点鎖線で示すごとく、各保護体
B1′,B2′……とワーク取付具2とを共通の新
たな電圧印加手段CO′と通電状態検出手段DO′を
介して接続すれば、各保護体B1′,B2′……と
ワークWまたはワーク取付具との接触も検知可能
となる。
以上詳述せるごとく、本考案装置に依れば、複
数基の溶接ロボツトのトーチ部同士が異常接近し
た場合、先ず各トーチ部を包囲して設けた保護体
同士が接触して相互に撓み、各溶接ロボツトの制
御手段はこの接触時に通電状態検出手段からの
「通電」信号を受けてすべての溶接ロボツトの駆
動を停止させるごとくしたため、各トーチ部は前
述接触時の衝撃を受けることがない。
また、各保護体とワーク取付具との間に1組の
共通の電圧印加手段および通電状態検出手段を介
在させて接続することにより、各保護体とワーク
取付具との接触も検知可能となる。
従つてその後に再開される自動溶接作業等に全
く悪影響を及ぼすことがなく、簡単且つ安価な保
護体の付加並びに制御回路の構成の一部改良付加
により安全な自動溶接作業を保証するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は回路ブロツク図を含む本考案装置の
全体図、第2図は第1図の〜矢視拡大平面
図、第3図は第2図の部拡大詳細図、第4,5
図は3基以上の溶接ロボツトに適用した別実施例
の回路ブロツク図である。 図中、2はワーク取付具、3,3′は第1およ
び第2溶接ロボツト、9,9′は支持部材、1
0,10′はトーチ取付具、11,11′はトー
チ、100,100′は第1および第2保護体、
101は支持枠体、102,102′は金網体、
103は取付具、200,200′は第1および
第2制御手段、300,300′は第1および第
2電源装置、301,301′は電圧印加手段、
302は通電状態検出手段、Wはワークである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 各々少なくとも二次元に位置決め可能なトー
    チ取付具を含む複数基の溶接ロボツトと、該溶
    接ロボツトとは別個に設けたワーク取付具とか
    ら成り、前記溶接ロボツトに付属した適宜制御
    手段により前記各トーチ取付具とワーク取付具
    との相対位置を制御しながら自動溶接するごと
    くしたものにおいて、前記各溶接ロボツトに
    は、前記トーチ取付具を取付けた支持部材に該
    支持部材とは電気的に絶縁し且つ前記トーチ取
    付具を包囲するごとく形成した可撓性導体より
    成る保護体を装着し、該隣接する保護体相互を
    電圧印加手段および通電状態検出手段を介して
    接続し、該通電状態検出手段を前記制御手段に
    接続し、該制御手段は前記通電状態検出手段か
    ら「通電」信号を入力した際前記溶接ロボツト
    の駆動を停止するごとくしたことを特徴とす
    る、自動溶接装置における安全装置。 (2) 前記保護体は、前記支持部材に固設した支持
    枠体と、該支持枠体に適宜ばねを介し保護せし
    めて緩衝性をもたせた可撓性金網体とから成
    る、実用新案登録請求の範囲第1項記載の自動
    溶接装置における安全装置。 (3) 前記保護体は並列に接続し、隔列毎に前記電
    圧印加手段と通電状態検出手段とを介在させ
    た、実用新案登録請求の範囲第1項記載の自動
    溶接装置における安全装置。
JP15058281U 1981-10-09 1981-10-09 自動溶接装置における安全装置 Granted JPS5857376U (ja)

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