JPS6239694A - 冷凍機油組成物 - Google Patents
冷凍機油組成物Info
- Publication number
- JPS6239694A JPS6239694A JP17888585A JP17888585A JPS6239694A JP S6239694 A JPS6239694 A JP S6239694A JP 17888585 A JP17888585 A JP 17888585A JP 17888585 A JP17888585 A JP 17888585A JP S6239694 A JPS6239694 A JP S6239694A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- olefin
- viscosity index
- oil composition
- viscosity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は°主として、フロンを冷媒とする回転式冷凍圧
縮機の電気冷蔵庫に於ける潤滑油の密封性に関するもの
である。
縮機の電気冷蔵庫に於ける潤滑油の密封性に関するもの
である。
最近、家庭用電気冷蔵庫用の冷凍圧縮機は往復式から効
率性の良好なロータリータイプに変わりつつある。この
移行は冷凍機油の面にも、その要求性能の変化を生せし
めた。
率性の良好なロータリータイプに変わりつつある。この
移行は冷凍機油の面にも、その要求性能の変化を生せし
めた。
その第一が密封性能である。往復式よりロータリー冷凍
圧縮機への転換により、その冷媒ガス圧縮圧力は２０ｋ
ｑ／ｃｄ以上もの高圧となり、これは往復式の約３倍に
相当する。このように高圧となると冷凍機油へのフロン
冷媒の溶解量が増大し、大きな粘度低下を来たす。また
一方、ロータリー冷凍圧縮機への変化は機械のタイト化
をみ、ローター回転数の増加と共に内部温度の上昇を見
た。
圧縮機への転換により、その冷媒ガス圧縮圧力は２０ｋ
ｑ／ｃｄ以上もの高圧となり、これは往復式の約３倍に
相当する。このように高圧となると冷凍機油へのフロン
冷媒の溶解量が増大し、大きな粘度低下を来たす。また
一方、ロータリー冷凍圧縮機への変化は機械のタイト化
をみ、ローター回転数の増加と共に内部温度の上昇を見
た。
この二現象が合体されて冷凍機油使用粘度の極大な低下
が現われた。この粘度低下は油の密封性を損い、フロン
冷媒の漏れを起こし、冷凍効率を極端に低下させて電力
消費を増大させる。
が現われた。この粘度低下は油の密封性を損い、フロン
冷媒の漏れを起こし、冷凍効率を極端に低下させて電力
消費を増大させる。
要求性能の第二は耐熱性である。密封性能の所で説明し
た通り、冷凍圧縮機の内部温度が高くなり、しかも家庭
用電気冷蔵庫は長期に渡って使用されるので冷凍機油に
ついても長期の熱安定性が要求される。
た通り、冷凍圧縮機の内部温度が高くなり、しかも家庭
用電気冷蔵庫は長期に渡って使用されるので冷凍機油に
ついても長期の熱安定性が要求される。
その第三は潤滑性である。前に説明の通り、フロン冷凍
圧縮圧力は高圧となり、ローター回転数は高くなり、特
に弁部の摩耗が問題となる。
圧縮圧力は高圧となり、ローター回転数は高くなり、特
に弁部の摩耗が問題となる。
本発明者は、これらの現象のためには熱安定性の良い、
潤滑性の良い合成油を使用し、あわせて冷凍機油の粘度
指数を向上させて粘度低下を防止することを考えた。こ
の目的のための合成化合物としてα−オレフィン、ポリ
ブテン、またポリメタクリレート等がある。α−オレフ
ィンオリゴマーは高粘度即ち高粘度指数化合物の生成に
限界があり、ポリブテンも、その粘度指数に限度があり
、その耐熱性にも危惧がある。またポリメタクリレート
は固体であり溶媒に溶解させた状態で使用するため、電
気冷蔵庫のようにキャピラリーチューブを多く使用した
ものには、条件によってはチョーク現象の危険がある。
潤滑性の良い合成油を使用し、あわせて冷凍機油の粘度
指数を向上させて粘度低下を防止することを考えた。こ
の目的のための合成化合物としてα−オレフィン、ポリ
ブテン、またポリメタクリレート等がある。α−オレフ
ィンオリゴマーは高粘度即ち高粘度指数化合物の生成に
限界があり、ポリブテンも、その粘度指数に限度があり
、その耐熱性にも危惧がある。またポリメタクリレート
は固体であり溶媒に溶解させた状態で使用するため、電
気冷蔵庫のようにキャピラリーチューブを多く使用した
ものには、条件によってはチョーク現象の危険がある。
オレフィン共重合オリゴマーは高粘度即ち高粘度指数化
合物の合成が可能であり、分子鰍数千でも液状である。
合物の合成が可能であり、分子鰍数千でも液状である。
また耐熱性、潤滑性にも優れており、本目的には最良の
化合物ではないかと考えた。
化合物ではないかと考えた。
エチレンとα−オレフィンのコオリゴマーは次の構造を
持つ。
持つ。
Ｒ： ０ｎＨ２ｎ＋を
以下、実施例を具体的に説明する。
実施例（１）
鉱油、アルキルベンゼン、オレフィンコオリゴマーの単
体および各種混合割合試料油の粘度、粘度指数を測定し
た。
体および各種混合割合試料油の粘度、粘度指数を測定し
た。
実施例（２）
オレフィンコオリゴマーの潤滑性をファレックス試験機
にて焼付荷重で測定した。２００６ｂｓで５分間ナラシ
運転を行った後、ランアップ法によった。
にて焼付荷重で測定した。２００６ｂｓで５分間ナラシ
運転を行った後、ランアップ法によった。
実施例（３）
ステンレスチューブに試料油およびフロン−１２を各５
９とり、鉄、銅およびアルミニウム触媒を加えてシール
し、１７５°Ｃで７日間加熱した後、試料油の色の変化
を測定した。
９とり、鉄、銅およびアルミニウム触媒を加えてシール
し、１７５°Ｃで７日間加熱した後、試料油の色の変化
を測定した。
表１）各種試料油の粘度および粘度指数測定値粘度およ
び粘度指数 ＪＩ８ Ｋ ２２８３石油製品の動
粘度試験方法並びに 石油製品粘度指数算出方法による 表２） ファレツクス試験機による焼付荷重表３）実
施例（３）による色の変化 基油の粘度が低いものほどオレフィンコオリゴマーの添
加により粘度指数の上昇率が大きくなる傾向を示した。
び粘度指数 ＪＩ８ Ｋ ２２８３石油製品の動
粘度試験方法並びに 石油製品粘度指数算出方法による 表２） ファレツクス試験機による焼付荷重表３）実
施例（３）による色の変化 基油の粘度が低いものほどオレフィンコオリゴマーの添
加により粘度指数の上昇率が大きくなる傾向を示した。
またパラフィン鉱油自身高い粘度指数をもつので、これ
にオレフィンコオリゴマーを加えると粘度指数向上に非
常に効果があると予想したが、逆に粘度指数向上はあま
り見られなかった。高粘度オレフィンコオリゴマーの溶
解性が原因したのかと考えたが、これも増粘効果を示し
ているので説明出来ず、これは多分炭化水素構造による
もと考えられる。
にオレフィンコオリゴマーを加えると粘度指数向上に非
常に効果があると予想したが、逆に粘度指数向上はあま
り見られなかった。高粘度オレフィンコオリゴマーの溶
解性が原因したのかと考えたが、これも増粘効果を示し
ているので説明出来ず、これは多分炭化水素構造による
もと考えられる。
実施例（１）の結果から見るとオレフィンコオリゴマー
は冷凍機油の粘度指数向上配合剤として優れていること
を示した。オレフィンコオリゴマーは極性基を持たない
ためか潤滑性には特別、優れている結果を示さなかった
。またステンレスチューブテストより耐熱性は優れてい
ることを示した。
は冷凍機油の粘度指数向上配合剤として優れていること
を示した。オレフィンコオリゴマーは極性基を持たない
ためか潤滑性には特別、優れている結果を示さなかった
。またステンレスチューブテストより耐熱性は優れてい
ることを示した。
これらの結果より本発明者は鉱崗、アルキルベンゼンお
よび両者混合油にオレフィン共重合オリゴマーを低率配
合すると特に粘度指数が改良され、密封性が向上するこ
とを見出し、また潤滑性、耐フロン性および耐熱性に於
ても冷凍機油としての能力を有することを確認し、本発
明を完成した。
よび両者混合油にオレフィン共重合オリゴマーを低率配
合すると特に粘度指数が改良され、密封性が向上するこ
とを見出し、また潤滑性、耐フロン性および耐熱性に於
ても冷凍機油としての能力を有することを確認し、本発
明を完成した。
なお本発明の冷凍機油組成物に潤滑油用添加剤、特に極
圧剤、酸化安定剤、塩酸捕捉剤、消泡剤および防錆剤を
さらに添加することについては何ら妨げるものではない
。
圧剤、酸化安定剤、塩酸捕捉剤、消泡剤および防錆剤を
さらに添加することについては何ら妨げるものではない
。
Claims (1)
- 鉱油、アルキルベンゼンまたは両者混合油を基油とし、
全量を基準としてエチレンとα−オレフィンの共重合オ
リゴマー等のオレフィンコオリゴマーを５０容量％以下
配合したる混合系潤滑油の粘度指数が１２０以上である
ことを特徴とする冷凍機油組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17888585A JPS6239694A (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | 冷凍機油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17888585A JPS6239694A (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | 冷凍機油組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6239694A true JPS6239694A (ja) | 1987-02-20 |
Family
ID=16056398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17888585A Pending JPS6239694A (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | 冷凍機油組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6239694A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8778859B2 (en) * | 2002-10-03 | 2014-07-15 | The Lubrizol Corporation | Lubricant useful for improving the oil separation performance of a vapor compression system |
| CN108251183A (zh) * | 2016-12-28 | 2018-07-06 | Jxtg能源株式会社 | 冷冻机油和冷冻机用工作流体组合物 |
-
1985
- 1985-08-14 JP JP17888585A patent/JPS6239694A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8778859B2 (en) * | 2002-10-03 | 2014-07-15 | The Lubrizol Corporation | Lubricant useful for improving the oil separation performance of a vapor compression system |
| CN108251183A (zh) * | 2016-12-28 | 2018-07-06 | Jxtg能源株式会社 | 冷冻机油和冷冻机用工作流体组合物 |
| JP2018109163A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-12 | Ｊｘｔｇエネルギー株式会社 | 冷凍機油及び冷凍機用作動流体組成物 |
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