JPS623968A - 耐摩耗性薄膜サ−マルヘツド - Google Patents

耐摩耗性薄膜サ−マルヘツド

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JPS623968A
JPS623968A JP60141518A JP14151885A JPS623968A JP S623968 A JPS623968 A JP S623968A JP 60141518 A JP60141518 A JP 60141518A JP 14151885 A JP14151885 A JP 14151885A JP S623968 A JPS623968 A JP S623968A
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JP
Japan
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layer
thin film
wear
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abrasion
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JP60141518A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Ogawa
小川 善晴
Koji Watanabe
渡辺 功二
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Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N97/00Electric solid-state thin-film or thick-film devices, not otherwise provided for

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Non-Adjustable Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業」二の利用分野〉 本発明は、絶縁基板と、この基板上に設けられた薄膜発
熱抵抗体層と、最上層に薄膜耐摩耗層とを有する耐摩耗
性薄膜サーマルヘッドにおいて。
前記薄膜耐摩耗層を改良したサーマルヘッドに関するも
のである。
〈従来技術〉 従来、感熱記録に使用されるサーマルヘッドとしては、
薄膜式、厚膜式、半導体式があり、薄膜式は、ビットの
密度、抵抗値のばらつき、熱応答特性が優れているとさ
れている。ところでヘッドの表面は常に記録紙に接する
ため耐摩耗性が要求されるため薄膜抵抗体層の最」二層
に薄膜耐摩耗層を設けており、この耐摩耗層として例え
ば酸化タンタル(T a 205)の薄膜層を用いてい
た。
従来の薄膜式サーマルヘッドの1例には次のようなもの
がある。即ち、アルミナ等の基板上に。
薄膜発熱抵抗体層を1例えばスパッタリングで061μ
mの厚さに形成し、上層にはA、@、Au等の導体層を
2μmの厚さで配設する。更に上層には、抵抗体保護層
(酸化防止層)をスパッタリング等により2μmの厚さ
で形成する。その上層の記録紙と接する表面には、Ta
2O3から成る耐摩耗層を10μmの厚さでスパッタリ
ング等により形成する。
この場合の作用について説明すると、導体層への通電に
より発熱抵抗体が抵抗発熱し、生成熱は抵抗体保護層、
耐摩耗層を介して記録紙に伝達される。ヘッドの表面は
記録紙と接し、記録紙上を摺動するが、耐摩耗層により
ヘッドの摩耗を軽減する。
〈従来技術の問題点〉 しかし、耐摩耗層として一般に用いられている。
例えばTa205から成る薄膜層は、なお硬度が十分で
はなく、従って耐摩耗性も不十分であり。
耐熱衝撃性も良好とは言えない。
このためヘッドの使用により耐摩耗層り(摩耗し。
または剥離し、抵抗体保護層や発熱抵抗体層が影響を受
け、抵抗値のバラツキやクラックの発生等の現象が現わ
れる。
また、耐摩耗層としてS iC、S t a N a等
を用いたものがある。しかし前者は化学的に不安定で、
感熱紙中の感熱物質等との反応により特性が劣化し、後
者は膜内部応力が大きく、亀裂が発生し易い。これらの
現象は印字の乱れやヘット寿命の低減という問題点を生
じさせる。
ヘッド寿命の増大のために耐摩耗層の厚みを増すことも
考えられつる。しかし、厚みを増すとSi3N4等では
膜の内部応力が増大し改良にならず、また一般的にドツ
ト密度および熱応答性能は低下し、印字品質および記録
速度の低下は免れない。
したがって、耐摩耗層の厚みを増すことなく。
前記現象を排除する必要がある。
本発明は」1記問題点を解決することを基本的な目的と
し、耐摩耗層の厚みを増すことなく、該耐摩耗層の特性
を向−卜させることにより、サーマルヘッドを改良する
ことを課題とする。
〈問題点を解決するための手段〉 絶縁基板と、この基板上に設けられた薄膜発熱抵抗層と
最」二層に薄膜耐摩耗層とを有する耐摩耗性薄膜サーマ
ルヘッドにおいて1本発明は、前2耐摩耗層を(St 
 N  )     (AIlN)3 4 100−χ (但し5≦χ≦60wt%)を母材として気相折着法に
より形成されたSt、AIl、N、0系薄膜としたこと
を特徴とする。
尚前記気相析着は不活性ガスを主とし。
N 202ガスを含む混合ガスの雰囲気中で行えば。
耐摩耗層の特性は極めて向上する。
さらに、前記薄膜耐摩耗層と、前記薄膜発熱体層との間
に薄膜熱応力吸収鵬を設けることにJ:す。
ヘッド表面の熱衝撃性を改善することができ1発熱抵抗
体層の保護の完全を図ることができる。
〈発明の作用、効果〉 即ち1本発明は、サーマルヘッドが最」二層に有する薄
膜耐摩耗層を、  (S i 3N4) 1oo−。
(A、5N)   (但し5≦χ≦60シt%)母材(
ターχ ゲット)として気相析着法により形成したSi。
le、N、0系薄膜としたことにより化学的に安定で、
内部応力が少なくしかも、耐摩耗性の優れたサーマルヘ
ッドが得られる。
前記気相析着法(スパッタリング等)により得られる薄
膜は、非晶質で、しかも緻密な構造が得られる。この生
成薄膜はS l + A I! +  N*0系から成
り、その組成は母材(ターゲット)の組成に基本的に依
存する(St/Aj!比) と共に雰囲気ガス中のN 
 、0  分圧にも依存する(N10比)。母材ターゲ
ットの組成範囲において、生成薄膜の組成はS ia 
N4−A、eN−A ROS io 2系状態図におい
て、β−サイアロンs t (e z)AIl20.N
8−2 (Z−0〜4.2原子比)の領域から512N
20の方へずれた中間領域に亘る領域のものが得られる
。特にβサイアロンの領域から外れた非晶質領域が好ま
しい結果を与える。
母材組成としては生成膜の特性及び形成速度(スパッタ
レート等)の観点からχ−10〜50が好ましく、χ−
1θ〜80が最も好ましい。
St、AIl、N、0系から威名非晶質物質は。
従来のサーマルヘッドにおいて耐摩耗層に用いられてい
るTa205よりも硬度が高く、耐摩耗性に優れている
。しかも耐剥離性においてもTa205よりも優れてお
り、ヘッド表面の保護の完全を図ることができる。前記
Si、Ajj、N。
O1系物質は、熱膨張率が絶縁基板に用いられるアルミ
ナ等の熱膨張率と近似しているとともに。
耐熱衝撃性にも優れているため、基材との熱膨張差によ
る亀裂の発生を防止し、短時間で発熱、冷却が繰り返さ
れるヘッドの使用時における熱衝撃にも十分に耐え得る
ものであり、ヘッドの耐久性の向上に効果がある。
さらに1本発明による耐摩耗層は緻密な構造から成り、
気孔率も小さいため、従来から用いられているTa  
Oよりも02の透過性も少とすることができ2発熱抵抗
体層の酸化を防止し、耐摩耗層自体の耐久性の向−1−
と相俟って、内層への影響を軽減する効果がある。
また1本発明におけるSt、Aで、N、O系薄膜は、ス
パッタリング等の気相折着において、硬度が高く耐摩耗
性に優れていることから、従来のT a 206等を用
いた耐摩耗薄膜よりも厚さを減少させることができ、ヘ
ッドの熱応答性を向上させ、印字速度の高速化が得られ
るという効果がある。
耐摩耗層の厚さの減少は本発明の耐摩耗層が緻密な構造
から成るとともに耐摩耗性、耐剥離性等が優れているた
め、耐久性等に悪影響を何ら及ぼすことなく、前記の飛
躍的な効果が得られる。
尚、スパッタリング等の気相析着を、不活性ガスを主と
しN  、0  ガスを含む混合ガスの雰囲気中で行な
うことによりN10比を制御することが可能であり、そ
の結果耐摩耗層の特性をより向上させることができる。
気相折着法としてはスパッタリングの他にイオンブレー
ティング、プラス7 CV D (P CV D ) 
、  CV D等を用イルコとができる。
〈実施例〉 本発明を実施例及び実験結果を示す図面を参照して説明
する。第1図は1本発明の一実施例の断面図である。1
はアルミナ等から成る絶縁基板である。基板1の上層に
は熱抵抗のためのグレーズ−7一 層2が設けられている。3はTaNから成る発熱抵抗体
層であり1反応性スパッタを用い1000人の厚さで形
成されている。4,5は700人の厚さのCrと1μm
の厚さのA℃から夫々成る導体層で。
スパッタリングにより前記抵抗体層3の上層として発熱
部3aの表面を除いて形成されている。6は2μmの厚
さの5i02から成る熱応力吸収層であり、前記抵抗体
層3の発熱部3aおよび導体層4゜5を覆うように、ス
パッタリングで形成されており、該吸収層6の中央部は
下方に凹陥されてい・る。
最外層7は5.czmの厚さでありr ’S’ l *
 A 、e + ’N *0系薄膜からなる耐摩耗層で
あり、前記熱応力吸収層6を覆うように、Arを主とし
、N2.O□を含む混合ガスの雰囲気中のスバ・ツタリ
ングで形成されている。
次に、該耐摩耗層7のスパッタリングによる実験経過に
ついて説明する。(S ia N4)−AiN)系反応
焼結体をヌープ・ソトとして用い、Arを主とし、N、
02を所定比で含む混合ガス雰囲気中で例えばR,F、
マグネトロンスパッタで膜形成する。混合ガスは1分圧
比N  :O−9:1とし1両分圧の合計が0〜4.2
x 1O−3Torr (以下「混合ガス分圧」という
)であるN、02混合ガスを導入した後にArを導入し
てさらに全圧を6 X 1O−3Tor龜したガス雰囲
気を用いた。
基板加熱は250℃とし、投入電力は300Wを用いた
ここで、ターゲットに4種類の試料を用い、混合ガス中
のN  、0  の分圧を変化させたときの実験につい
て以下に示す。
ターゲットの試料としては、  S la N 4゜(
Si  N  )   (/IN)  、(Si2N3
)7o゛3  4  90        1G(Aj
!N)    (S i   N  )   (AJN
’) 5oを30’       3   4   5
0用い、混合ガス分圧は0 、 1.8X 10−5T
orr。
3 X 1O−3Torr、  4.2X 1O−3T
orr、全圧を6 X 10”’Torrとし、スパッ
タリングで5μmの厚さの耐摩耗層を形成させ、ヌープ
硬度を測定した。
実験結果は第2図に示す。横軸は混合ガス分圧を示し、
縦軸はヌープ硬度を示す。
比較材料としてのTa  O膜は6 X 10”’To
rrのガス圧から成るArガス雰囲気中で、基板加熱2
50℃でスパッタリングにより5μmの厚さで形成した
ものである。第2図から、Si、Aj?。
N、O系薄膜は、試験範囲のSi3N4とA、dNの重
量%からなる比率において、混合ガス分圧3 X 10
  Torr以下のスパッタ条件で、Ta205の値で
ある約700kg/lll1112以上の硬度を持って
いることが判明した。また母材として5t3N411体
に対しこれにAj!Nを添加した場合の硬度の低下も微
少であることが判かる。
次に、前記4種類のターゲット試料を用い、全圧が6 
X 1O−3TorrであるArガス雰囲気中でスパッ
タを行った。ヘッド試料は長さが230μm1幅が23
0μmである発熱抵抗体層を7ケ並べたヘッド上に5i
02を2μmの厚さで形成し、さらに上層に前記の耐摩
耗・層を形成したものであり、比較例としてはS io
 2 l二に5μmの厚さでT a 20、を形成した
ものを用いた。
これらのヘッド試料を通電時間2m5ec、パルス周期
4m5ec、印加電力0.7Wattの条件で印字しな
がら50 kmの印字走行試験を行い、耐摩耗層の摩耗
量を調べた。その結果、摩耗量はヌープ硬度と相関関係
を有しており、N 、0 混合ガス分圧3 X 10 
 Torr、全圧6 X 10=Torrでスパッタを
行った試料では、T2O,よりも摩耗量がやや少ない値
を示した。
また、N 、0 混合ガス分圧1 、8 x 10−3
Tor’r。
全圧6 x 10 ”Torrでスパッタを行った試料
では。
Ta205よりは全て摩耗量が少な(+ T a 20
、のl/2〜2/3の摩耗量を示しており2本発明によ
る耐摩耗層は従来のTa205より成る耐摩耗層よりも
耐摩耗性において優れている。
さらに耐摩耗層の特性に基づく2発熱抵抗体層の寿命特
性の評価を行うために、以下の試料を用いた。
長さが230μm、幅が230μmでTaNから成る発
熱抵抗体層上で、厚さ2μmでSiO2層を形成し、そ
の」二層には、前記4種類のターゲット試料を用い、混
合ガス分圧!、8X 1O−3Torrと3 X 1O
−3Torr (いずれも全圧6 X 10−”Tor
r)の混合ガス雰囲気中でスパッタリングを行い、膜厚
5μmの耐摩耗層を形成す・る。発熱抵抗体の寿命特性
は、ヘッド表面を感熱紙に接触した状態で通電時間2m
5ee+パルス周期4m5ec+印加電力0.95Wa
ttの条件で1億回の通電を行い、抵抗値の通電前後の
抵抗値変化率を測定した。
なお、比較試料は、SiO3層の上層にTa2O,から
成る耐摩耗層をArガス雰囲気中でスパッタリングして
、5μmの厚さで形成したものを用いた。当該試験結果
は第3図に示しており、横軸は混合ガス分圧、縦軸は抵
抗値変化率を示す。抵抗値変化率△Rは1通電前抵抗値
をRo。
通電後抵抗値をR1として。
ΔR−RT−R0x  10(1(%)R〇 一   12 − で示される。
比較試料は同様の試験において、  +  2.1%の
抵抗変化率が生じ、他のヘッド試料と同じく、第3図に
示す。
試験範囲内において、Si、Aji、N、0系薄膜で混
合ガス分圧3 X 1O−3Torrでスパッタリング
したものは、ターゲット母材の全てにおいて。
Ta2O,膜を用いたものよりも、抵抗体の抵抗変化率
が小となる。つまりSt、Ajj、N、0系薄膜から成
る耐摩耗層はTa2O,から成る耐摩耗層よりも抵抗体
の寿命特性を顕著に改善する。
・また混合ガス分圧1.8x 1O−3Torrでスパ
ッタリングしたものでは、(s t 3N4) ’yo
 (A AN3o) 。
(Si3N4)5o(A(N)5oのターゲットとした
場合に得られる耐摩耗層がTa205より成る耐摩耗層
よりも抵抗体の寿命特性に良好な結果を与える好ましい
範囲である。したがって、抵抗体の寿命特性において、
Aj:Nの添加量の増加に従い、寿命特性が向上する。
以上の結果から、St、Ajj、N、O系薄膜を耐摩耗
層に用いることにより、抵抗体、つまりはヘッド自体の
寿命特性を改善することができ、更には耐摩耗層膜厚を
従来のl/2〜1/3に減少させることが可能となる。
これによりヘッドの熱応答性が向上し、印字速度の高速
化を図ることができる。
これらの実験結果ないし実施例では、St。
Aj?、N、0系薄膜から成る耐摩耗層は5μmの厚さ
としたがこれに限定されるものではなく好ましくは2〜
7μmであり、さらに好ましくは約3μmである。
さらに、これらの実験例ではスパッタリングをArを主
とし、N、02を含む混合ガス雰囲気中で行ったが、他
の不活性ガス雰囲気中でスパッタリングを行うものであ
ってもよい。但し膜質をコントロールするためN  、
0  混合ガスを用いるのが好ましい。
またさらに、N、02を含む混合ガスを用いま た場合に、これらの実施例では混合ガス分圧を0〜4.
2X 1O−3Torrとしたが、これに限定されるも
のではない。N  、Oの分圧比は好ましくはN2: 
0  =50: 50〜95:5である。このN 2 
/0゜比と混合ガスの全圧に応じて生成膜のN10比は
制御可能である。ターゲラI・母材としてはS i、 
s N 4  (A j’ N )の反応焼結体が好ま
しいが。
その他常圧焼結体(St8N4’+A℃N+A It2
o  + y 20 a )も用いることができる。
また、この実施例では2発熱抵抗体層とSt。
A、e、N、0系から成る耐摩耗層間にS t O2か
ら成る熱応力吸収層を用いたが1本発明の効果を得るた
めには必ずしも必要としない場合がある。
しかし、ヘッド使用時における急熱、急冷に対応した熱
衝撃から抵抗体を十分に保護するため、該層を設けて、
熱応力を吸収するのが好ましい。
この熱応力吸収層の材質としては5IO2に限定される
ものではない。しかし5102はスパッタリングにおい
てピンホールの発生が少なく5.良好な膜質が得られる
とともに、熱応力吸収のために適当な靭性を有している
ので熱応力吸収層どしてSiOを用いるのが好ましい。
S t 02は抵抗体を覆い、しかも緻密な構造とする
ことが容易であるため、緻密層とすることにより抵抗体
層を保護し1例えば酸化を防止する効果も補助的に改良
しつる。
これらの実施例では絶縁基板としてアルミナ。
導体としてCr t A I!を用いたが、これに限定
されるものではなく、公知の材料に置換えることができ
る。絶縁基板としてはサーメ′ット類1例えばTa5i
O、Cr5iO、Tim1d2゜TaSi等を用いるこ
とができ、導体としてもAu、Cu等の良導性金属を用
いることができる。
、第4図は他の実施例の平面図である。
8はCr−Aj!導体層で一部のみが図示しである。9
は熱応力吸収層(下層)及びSi、AI!、。
N、O系薄膜から成る耐摩耗層(上層)から成る。
第5図はヘッドの電路に対する等価回路図であり、Rは
発熱抵抗体層3の発熱部3aに対応する。
10はコモン端子、 11は取出し端子である。
−17−、凸 第6図はさらに別の実施例の平面図である。
ヘッドにおいてドツト数が多い場合(つまり発熱抵抗体
層の数が多くなる場合)において抵抗体層を並列に接続
するときは、全体の抵抗値が小となり、印字ムラの原因
となる。また抵抗体層は正方形あるいはそれに近い長方
形であるため、中心部と周辺部間での温度ムラが生ずる
という問題点があった。
第6図はこの発熱体層を幅の狭い帯状としかつ蛇行させ
たちのである。これにより全体の抵抗値、を大として、
印字ムラを軽減するとともに、抵抗体層の中心部と周1
辺部間での温度ムラの発生を防止する効果がある。
なお第1図において熱抵抗層2は発熱部3aの基部にの
み設けることも好ましい。
〈発明の効果〉 即ち本発明は、最上層に薄膜耐摩耗層を設けたサーマル
ヘッドにおいて、該耐摩耗層をスパッタリングにより形
成されたSi、Aβ、N、O系薄膜としたので、硬度が
十分で、化学的に安定でしかも内部応力の少ない耐摩耗
層を得ることができる。
該耐摩耗層は耐摩耗性、耐剥離性、耐熱ii撃性、耐ス
ティック性、さらに熱伝導性等に優れ。
しかも従来の耐摩耗層よりも薄膜とすることができるの
で熱応答性を改善し、印字速度の高速化及び長寿命化を
図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の断面図、第2図は耐摩耗層
のヌープ硬度を示すグラフ、第3図は発熱抵抗体層の寿
命特性を示すグラフ、第4図は他の実施例の平面図、第
5図は同じく等価回路図。 第6図はさらに他の実施例の平面図である。 1・・・絶縁基板    3・・・発熱抵抗体層4.5
・・・導体層   6・・・熱応力吸収層7・・・耐摩
耗層 出願人  株式会社ノリタケカンパニーリミテド代  
理  人   弁理士  加  藤  朝  道 (他
1名)鵠ノ μJ \[ 第4図 第6図 手続軸1正書(自発) 昭和60年9月17日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁基板と、この基板上に設けられた薄膜発熱抵
    抗体層と最上層に薄膜耐摩耗層とを有する耐摩耗性薄膜
    サーマルヘッドにおいて、前記耐摩耗層は、(Si_3
    N_4)_1_0_0_−_x(AlN)_x(但し5
    ≦x≦60wt%)を母材として気相析着法により形成
    されたSi、Al、N、O系薄膜であることを特徴とす
    る耐摩耗性薄膜サーマルヘッド。
  2. (2)前記スパッタリングは不活性ガスを主としN_2
    、O_2ガスを含む混合ガスの雰囲気中で行なったこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の耐摩耗性薄膜
    サーマルヘッド。
JP60141518A 1985-06-29 1985-06-29 耐摩耗性薄膜サ−マルヘツド Pending JPS623968A (ja)

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