JPS6239244A - インクジエツト記録ヘツド支持機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、インクジェットプリンタに係り、特にインク
ジェット記録ヘッド支持機構に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

最近、活字式、ワイヤドツト式等のインパクトプリンタ
に比べ、騒音が小さいことを利点としたインクジェット
式ノンインパクトプリンタは太いに注目を浴びている。

その中で、インク・オン・デマンド式と呼ばれているも
のは例えば第８図に示すように、インク供給管９からイ
ンク加圧部１０に送り込まれたインクに円筒型圧電素子
１１の体積変化により、瞬間的に圧力を加えノズルプレ
ート１７に設けられたノズル１２の先端のオリフィス１
８からインク粒子１４を噴射し記録紙１５に衝突させて
記録紙上にドツト１６を形成するものである。

記録速度を高速化するためには、第５図のようにヘッド
を複数用いるのが有利である。第５図に示すインクジェ
ット記録ヘッド（以下記録ヘッドと称す）の場合４個の
記録ヘッド４により構成されており、図中のＸ方向にＸ
Ｉ　＋　Ｘｌ　＊　”Ｒ１Ｙ方向にＹ＋　ＴＹＳ　ＴＹ
Ｓの距離でノズル１２が配置されている。

一般にほぼＸｌ　＝Ｘ！　＝Ｘｓ　、　）’Ｉ　＝３’
！　＝Ｙｓである場合が多いが、必らず等しくなくても
記録ヘッド４の送りを制御することによって自由に記録
が行なえる。

第６図は、第５図の４つの記録ヘッドにより印字を行な
った場合の例である。すなわち、記録へノド４を第５図
のＸ方向に移動させながら記録を行なっている。第６図
中のＣの部分は紙面に対して記録ヘッド４を右へ移動さ
せた時に記録されており、ｄの部分は左へ移動する時に
記録されている。

しかし、記録ヘッド４の製作誤差などにより、各記録ヘ
ッド４のノズル１２の位置がずれた場合、特にインク加
圧部ｌＯの中心軸とノズル１２のオリフィス１８の中心
を一致させることは非常に困難であり、その誤差が直接
記録に影響を与える。

第７図は、ノズル１２がずれたことによる記録誤差の例
を示している。すなわちドツト７はノズル１２の位置が
所定の位置より第５図のＹ方向にずれた場合、ドツト８
はＸ方向にそれぞれずれている場合である。

このような位置ずれを防ぐために、記録ヘッド４のノズ
ル１２の位置、特にインク粒子１４が噴射するオリフィ
ス１８の位置は高精度に保つ必要があり、記録へノド４
の作製が非常に困難となっていた。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、記録ヘッド
におけるノズルの位置誤差が生じても任意の位置にノズ
ルを設定変更できるようにしたインクジェット記録ヘッ
ド支持機構を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するために本発明においては、平板とこ
の平板の側面にスライド自在もしくは取りはずし可能に
固定される第１のブロックと、この第１のブロックとイ
ンクジェット記録ヘッドを隔ててスライド自在もしくは
取りはずし可能に固定される第２のブロックから成り、
平板と第１のブロック及び第２のブロックでインクジェ
ット記録ヘッドを挟持することを特徴とするインクジェ
ット記姦ヘッド支持機構を提供する。

し発明の実施例〕 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図及び第２図は、本発明のインクジェット記録ヘッ
ド支持機構を示す正面図及び側面図である。記録ヘッド
４は、３つの支持部材、平板１、ブロック２、ブロック
３により支持されている。

ブロック２、ブロック３は平板１の同一側面に配置され
、それぞれ平板１に対して記録ヘッド４の挟持位置が任
意に変えられるように、例えばねじ等により、平板１に
スライド自在もしくは敗りはずし可能に固定されている
。記録ヘッド４の上側に配置されているブロック２は、
記録ヘッド４を支持する面が、斜めに削られており、記
録ヘッド４を平板１側に押しつけている。なお、斜めに
形成しなくとも、記録ヘッド４を平板１とブロック３で
挟持できれば平面でもよい。

ノズル１２の位置が第１図中Ｘ方向にずれている時は、
記録ヘッド４の長手力向周りに任意の角度θだけ回転さ
せることによりＸ方向のずれを修正することができる。

また、Ｙ方向にずれている時はブロック３のＹ方向の長
さＬを変えるか、例えばブロック３に長穴を設けて長大
をねじ止めしているところを長大の位置をずらしてねじ
止めすることによって、固定位置を任意にｖＡ！でき所
定の位置とすることができる。ノズル１２の位置が所定
の位置に設定された後、ブロック２を固定して記録ヘッ
ド４を挟持する。

次に第３図を用いて、ノズル１２の中心軸きオリフィス
１８の中心が一致しない場合の修正について説明する。

第３図（ａ）のように例えば裏作誤差によりオリフィス
１８の位置がずれている場合、まずＸ軸方向のずれを修
正するために、第３図（ｂ）のように時計回り方向に角
度θ工だけ回転させて、オリフィス１８の位置をＹ軸上
に一致させる。そして中心位置からのＹ軸方向のずれ等
だけ第３図ｆｃ）のように上方に移動させ、オリフィス
１８の位置を中心に一致させブロック２で記録ヘッド４
を固定する。

このように、製作時の誤差を取付固定の段階で修正でき
るとともに、ブロック２，３は、平板１に対して位置移
動可能又は取りはずし可能となっているために取付固定
した後も記録ヘッド４の位置調整が行なえる。

また、第１図において、記録ヘッド４を平板１、ブロッ
ク２、ブロック３で挟持する際に、それぞれ弾性部材を
挟み込んで記録ヘッド４を弾性支持してもよい。

このように、記録ヘッドにおける製作誤差及び取付誤差
によりノズル及びオリフィスの位置がずれても、ノズル
の位置を任意に設定、変更できるため、記録時のドツト
ずれが生じないとともに製作精度は従来のように高精度
でなくともよくなり、記録ヘッド製作時の歩留まりが向
上する。

〔発明の他の実施例〕

第４図に本発明の他の実施例を示す。第４図においては
、平板１、ブロック２、ゾロツク３によって支持されて
いる記録ヘッド４を複数個（４個）積層している。ノズ
ル１２のＹ方向の位置は、ブロック３のＹ方向の長さを
所定の間隔どうりに定めることにより、ブロック３の長
さ、又はねじ止の場合はブロック３の位置を調整するこ
とによって１．、　、Ｌ、　、Ｌ３．Ｌ、とし、ブロッ
ク２で固定している。このように、各記録ヘッド４が板
状に祷成されているため、簡単に複数の記録ヘッドを積
層でき、記録ヘッドの小型化に有利であるとともに記録
速度が向上する。

〔発明の効果〕

以上詳求してきたように本発明においては、インクジェ
ット記録ヘッドにおける製作誤差及び取付誤差によりノ
ズル及びオリフィスの位置ずれが生じても、ノズルの位
置を任意に設定変更できるので、記録時のドツトずれが
生じない。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図は、本発明のインクジェット記録ヘッド
の支持機構の一実施例を示す正面図と側面図、第３図は
、本発明の詳細な説明するインクジェット記録ヘッドの
説明図、第４図は、本発明の他の実施例を示す正面図、
ｗＪ５図は従来のインクジェット記録ヘッドの斜視図、
第６図は、複数の記録ヘッドを用いた印字例、第７図は
、ドツトずれを生じた印字例、第８図は、インクジェッ
ト式記録の原理を説明するインクジェット記録ヘッドの
断面図である。 １・・・平板、２・・・ブロック（第２のブロック）、
３・・・ブロック（第１のブロック）、４・・・記録ヘ
ッド、１０・・・インク加圧部、１１・・・圧電素子、
１２・・・ノズル（インク通路）、１８・・・オリフィ
ス。 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 平板と、この平板の側面にスライド自在もしくは取りは
   ずし可能に固定される第１のブロックと、この第１のブ
   ロックとインクジェット記録ヘッドを隔てて、スライド
   自在もしくは取りはずし可能に固定される第２のブロッ
   クから成り、前記平板と前記第１のブロック及び前記第
   ２のブロックで前記インクジェット記録ヘッドを挟持す
   ることを特徴とするインクジェット記録ヘッド支持機構
   。