JPS6238955Y2 - - Google Patents

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JPS6238955Y2
JPS6238955Y2 JP7513480U JP7513480U JPS6238955Y2 JP S6238955 Y2 JPS6238955 Y2 JP S6238955Y2 JP 7513480 U JP7513480 U JP 7513480U JP 7513480 U JP7513480 U JP 7513480U JP S6238955 Y2 JPS6238955 Y2 JP S6238955Y2
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JP
Japan
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aquarium
panel
earthquake
assembled
depth
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JP7513480U
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JPS571185U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は耐震パネル水槽に関し、内部清掃のさ
したる妨げとならないでしかも有効な耐震補強を
成就するように工夫を加えたものである。
多数の単位パネルを相互締結して組立てられる
パネル式組立水槽は環境に応じて、任意容量の水
槽が得られるので受水槽および高置水槽として広
く用いられている。
これらの水槽は地震時においては非常用水の確
保の意味から耐震性を要求する声が次第に高まり
つつある。
ここにパネル式組立水槽の補強手段のうち実公
昭52−18262号公報に示されるようなステーによ
る斜補強方式が静水圧ならびに地震時の変動水圧
のいずれにもかなりの効果を有するのでその採用
が広がりつつある。
しかしながら幅が奥行に比しより狭く、かつ比
較的丈高な、高段位のパネル式組立水槽に対して
は底壁における斜めステーの取付位置を必要な数
でしかも適切な角度配置にて確保することが困難
であるにもかかわらず、他の有効な補強手段も見
出されていない。
すなわち側壁と底壁、側壁と側壁との間の補強
については実開昭55−21986号公報に、例えば三
角形状の補強板をさしわたすことが示されている
が、いわゆるコーナーに合致する一対のパネル間
の補強だけに止まり、水槽全体の補強として適合
するものではない。
一方水槽全体に内部補強をほどこすものとして
は実公昭39−15064号公報が挙げられるが、これ
はタンク内に水平に補強部材をはりめぐらせるた
めの枠にすぎないので、それ自体が主要補強部材
となるものではないし、この例は地震等の水平力
と対抗するために何んらの効力もなく、それとい
うのは補強部材が水平方向に配置されているため
に、横ゆれに対しては全く補強効果を生じないか
らである。
ところが、前記したように幅が奥行に比しより
狭くかつ比較的丈高な高段位のパネル式組立水槽
は、耐震上最も強度不足が著しいタイプに属する
ので特に耐震性の改善が必要とされる。
ここに比較的丈高というのは、水槽幅にわたる
底壁の単位パネル敷設枚数に対して少くとも同数
かむしろそれよりも多い側壁単位パネルの積層段
数である場合を意味している。
本考案は上記のような高段位のパネル式組立水
槽に、内部清掃のさしたる妨げとならないでしか
も特に有効な耐震性を付与することを目的とする
ものである。
すなわち本考案は周縁に外向きの取付けフラン
ジを有する単位パネルを多数締結して、幅が奥行
に比しより狭くかつ比較的丈高な長方形の内部空
間を囲う前後及び左右それぞれ一組みの側壁並び
に底壁を、相互に連結することにより造成した高
段位のパネル式組立水槽において、組立水槽の奥
行方向に対し垂直な断面にて、上記左右の側壁に
沿う枠材を用いた門形の補強枠を、組立水槽内側
の奥行方向の少なくとも1か所に取付けて成るこ
とを特徴とする耐震パネル水槽である。
もちろんここで幅および奥行というのは、単に
説明の便宜のための区別で長手方向と直角に幅を
考え長手方向がとりも直さず奥行を意味するもの
とする。
さて第1図には本考案の耐震パネル水槽の一例
を部分破断した要部斜視図を掲げた。
この組立水槽の例では側壁用単位パネル1、底
壁用単位パネル2、および天井用単位パネル3を
各々の周縁の取付けフランジ11,21、および
31で底壁と天井壁は何れも2列に、左右の側壁
は3段にて締結し、パネル2枚の幅でそれよりも
はるかに長い奥行に組立ててあり、ここに前後の
側壁については図にあらわれていない。なお単位
パネル1,2の取付けフランジ11,21は水槽
に対して外向きに、しかし天井用単位パネル3の
取付けフランジ31は同じく内向きに形成するの
が通例であるが、天井用単位パネル3はときとし
て使用せず、上向きに開放したままとすることも
通例である。
さてこの考案では組立水槽の奥行方向に対し垂
直な断面にて、上記側壁に沿い図示例では天井に
も沿う門形の補強枠を組立水槽内側の奥行方向の
少なくとも1か所に取付ける。この門形補強枠
は、図示例でいわゆるチヤンネル材を2か所で溝
を内に直角に折曲げた形の枠材4からなる。
枠材4の取付位置は左右の側壁用単位パネル1
のフランジ接合部の近く程剛性が高く有利であ
る。また補強枠の取付けの数は奥行きが長い程多
くするのはもちろんである。
補強枠にはその対角線方向に例えばブレース材
5を図のように取付けることも可能でありブレー
ス材5は枠材4に直接取付けてもよいが一般には
ガセツトプレート6を介して取付けるとより便利
である。
枠材4は第1図に示した断面コ字状のチヤンネ
ル材のほか断面L字状アングル材その他の型材た
とえばH形材やπ形材などフランジを有するもの
を用いるのが補強枠の強度ならびにブレース材の
取付けの点で有利である。もちろんこれらの他の
断面形状を有する枠材であつてもほぼ同様に用い
ることができる。
ブレース材5には図示はしないが中間にターン
バツクルを設けることによりブレース材の張力を
調節するのに便利である。
また第1図に示すように補強効果を高めるため
にブレース材5のほかに枠材4の間に任意にテン
シヨンロツド7を取付けることもできる。
枠材4による門形補強枠は、第1図に示したよ
うに底壁面上にさしたる障害を与えないので水は
けの妨げにならず、水槽の内部清掃に都合がよ
い。
なお地震時変動水圧による水槽の共振を防止す
るために図示はしないがブレース材にダンピング
材を取付けることは一層好ましい。
そのほか本考案の耐震パネル水槽はその奥行つ
まり長手方向に対しては従来通りの斜補強方式が
採用し得るのは云うまでなく、図示しないがその
附加によりあらゆる方向からの地震力に耐えるよ
うになる。
以上説明した通り本考案は、高段位のパネル式
組立水槽のうち、幅が奥行に比しより狭い場合に
有効な耐震性を門形補強枠によつて適切に付与す
ることができ、とくにこの門形補強枠は底壁上で
の水はけの支障とはならないので、完全な内部清
掃が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す耐震パネル水
槽の断面斜視図である。 1,2,3……単位パネル、4……枠材、5…
…ブレース材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 周縁に外向きの取付けフランジを有する単位
    パネルを多数締結して、幅が奥行に比しより狭
    くかつ比較的丈高な長方形の内部空間を囲う前
    後及び左右それぞれ一組みの側壁並びに底壁
    を、相互に連結することにより造成した高段位
    のパネル式組立水槽において、 組立水槽の奥行方向に対し垂直な断面にて、
    上記左右の側壁に沿う枠材を用いた門形の補強
    枠を、組立水槽内側の奥行方向の少なくとも1
    か所に取付けて成ることを特徴とする耐震パネ
    ル水槽。 2 枠材の側壁に沿う取付け位置が、単位パネル
    のフランジ接合部の近くである実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の耐震パネル水槽。
JP7513480U 1980-06-02 1980-06-02 Expired JPS6238955Y2 (ja)

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JP7513480U JPS6238955Y2 (ja) 1980-06-02 1980-06-02

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JP7513480U JPS6238955Y2 (ja) 1980-06-02 1980-06-02

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JPS571185U JPS571185U (ja) 1982-01-06
JPS6238955Y2 true JPS6238955Y2 (ja) 1987-10-03

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ID=29437822

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JP7513480U Expired JPS6238955Y2 (ja) 1980-06-02 1980-06-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012229562A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Asahi Concrete Works Co Ltd 地下構造物の補強方法及びコンクリート構造体

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JPS5833493U (ja) * 1981-08-29 1983-03-04 日立化成工業株式会社 パネル組立式水槽の外部補強
JP2020117269A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 株式会社十川ゴム 減衰装置

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JPS571185U (ja) 1982-01-06

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