JPS623848Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS623848Y2
JPS623848Y2 JP1981115723U JP11572381U JPS623848Y2 JP S623848 Y2 JPS623848 Y2 JP S623848Y2 JP 1981115723 U JP1981115723 U JP 1981115723U JP 11572381 U JP11572381 U JP 11572381U JP S623848 Y2 JPS623848 Y2 JP S623848Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cable
creep
rubber member
cable core
present
Prior art date
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Application number
JP1981115723U
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English (en)
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JPS5821911U (ja
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Publication of JPS623848Y2 publication Critical patent/JPS623848Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ケーブル心とその外被との間に生じ
る相対的移動としてのクリープを防止する構造を
備えたクリープ防止ケーブルに関するものであ
る。
従来、地下もしくは橋梁などに布設された通信
ケーブルは路上の自動車などの振動、温度伸縮ま
たは地震などによつてケーブル全体が移動する全
体移動としてのクリープ現象が生じ、かかる全体
移動としてのクリープが大きい場合にはケーブル
接続点付近で外被の亀裂障害や断線、混線などの
心線障害が発生するという問題があつた。特に地
下もしくは橋梁などの管路ケーブルにおいては、
ケーブル移動防止金物による全体移動としてのク
リープの防止対策が講じられているが、この対策
ではケーブル外被をダクト口で引留める作用を有
するのみであり、ケーブル心と外被との相対的な
移動であるクリープを防止することが困難であつ
た。したがつて軟弱地盤、傾斜地、橋梁、交通量
の激しい地域などに布設されているケブルに対し
ては、ケーブル外被の移動防止策(全体移動とし
てのクリープの防止策)を講ずることはもちろ
ん、ケーブル心と外被との相対的な移動(相対的
移動としてのクリープ)も防止する対策が必要と
されていた。
本考案は、上述のような従来の技術的事情にか
んがみなされたものであり、従つて本考案の目的
は、ケーブル心とその外被との間に相対的移動力
が作用しても移動(クリープ)を生じることのな
いようにしたケーブルを提供することにある。
本考案の構成の要点は、ケーブル心およびその
外被から成るケーブルにおいて、ケーブル心の外
周に、摩擦係数の大なるゴム部材を縦添え、横巻
き、もしくは押出し被覆により形成し、その上か
ら外被をゴム部材を締め付けるように圧着して成
る点にある。
次に図を参照して本考案の一実施例を説明す
る。第1図は本考案の一実施例を示す断面図であ
る。同図において、1はケーブル心、2はゴム部
材、3は外被、である。
図から、うかがい知られるように、本考案によ
るケーブルは、ケーブル心1の外周に外被3との
摩擦係数の大きいゴム部材2を縦添え成形、横巻
きもしくは押出し被覆した後、その周囲にゴム部
材(2)を締め付けるように外被3を圧着被覆させた
ものである。
かかる構造の本考案によるクリープ防止(相対
的移動としてのクリープ防止)ケーブルを作製す
るには、まず外被が鉛の場合、ケーブル心1の外
周にゴム部材2を設け、加圧形口金により鉛を被
覆すればよい。一方、外被がLAPの場合、ケー
ブル心1の外周にゴム部材2を設け、該ゴム部材
2を包むようにアルミと熱溶融接着材とから成る
アルミラミネートテープを熱溶融接着材が外側と
なるように円筒成形した後、ガイドロール等によ
り、円筒成形されたアルミラミネートテープを半
径方向に締めつけたままポリエチレンを押出し被
覆すればよい。この際も、チユーブ形口金より、
加圧形口金を用いた方が効果的である。
本考案によるクリープ防止(相対的移動として
のクリープ防止)ケーブルは、上述のような構造
になつているため、ケーブル心1と外被3との間
に相対的な移動を生じさせる力が発生しても、外
被3がケーブル心1を締めつける力と摩擦係数と
の積およびケーブル心の重量と摩擦係数との積と
を加え合せた値に達するまでの力では相対的な移
動が生じない。したがつて外被3がケーブル心1
を締めつける力を適宜選定すれば、いかなる移動
力に対してもこれらの間の相対的な移動を防止す
ることができる。
従来より、本考案と類似した構造のケーブルと
して、例えば市外PEF−LAPケーブルがある
が、それは本質的には本考案と全く異なるもので
ある。すなわち、市外PEF−LAPケーブルにお
いては、心線群の周囲にゴムテープが縦添えさ
れ、プラスチツク繊維による粗巻きが施され、
LAP外被が設けられている。このケーブルに使
用されているゴムテープとアルミニウムテープと
の間の静止摩擦係数を実測すると約0.3であり、
ゴム部材としては非常に小さいこと、また、心線
群の周囲に巻いたゴムテープと外被との間には間
隙が存在することがわかる。
第2図はLAP外被との静止摩擦係数が0.85のゴ
ム部材2をケーブル1の周囲に用い、さらに外被
3がケーブル心1を締めつけるようにして作製し
た本考案によるケーブルにおいて、ケーブル心1
およびゴム部材2を一括把持し外被3より速度毎
分200mmで引抜いたときの引抜力と引抜長との関
係を求めたグラフである。引抜実験ケーブル長は
1m、ゴム部材2の外径は18mm、ケーブル外径は
23mmであり、LAP外被を用いた。同図には0.9mm
φ、100対市外PEF−LAPケーブルの引抜試験結
果も合せて示している。
第2図より本考案によるケーブルの初期引抜力
は約90Kgであるのに対し、市外PEF−LAPケー
ブルのそれは約20Kgと非常に小さく、明らかに本
考案によるケーブルは引抜力に対する移動防止効
果が大きいことがわかる。
以上説明したように、本考案によるケーブル
は、ケーブル心の外周にゴム部材が設けられ、ま
た、ゴム部材を締めつけるように外被が施されて
いるので、ケーブル心と外被間の相対的な移動を
十分防止することができる。したがつて、軟弱地
盤、傾斜地、橋梁、交通量の激しい所等、通常ク
リープを発生しやすい所に本考案によるケーブル
を適用するとクリープ防止(相対的移動としての
クリープの防止)の効果を発揮することができ
る。
なお、本考案は外被がゴム部材を締めつけても
ゴム部材の弾性効果が大きいので、側圧が伝送特
性に大きく影響する光ケーブルにも十分適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は本考案によるケーブルと従来のケーブルにつ
いて引抜力と引抜長の関係を試験により求めて示
すグラフ、である。 符号説明、1……ケーブル心、2……ゴム部
材、3……外被。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブル心およびその外被から成るケーブルに
    おいて、ケーブル心の外周に、摩擦係数の大なる
    ゴム部材を縦添え、横巻き、もしくは押出し被覆
    により形成し、その上から外被をゴム部材を締め
    付けるように圧着して、ケーブル心と外被との間
    の相対的移動(クリープ)の防止を図つたことを
    特徴とするクリープ防止ケーブル。
JP11572381U 1981-08-05 1981-08-05 クリ−プ防止ケ−ブル Granted JPS5821911U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11572381U JPS5821911U (ja) 1981-08-05 1981-08-05 クリ−プ防止ケ−ブル

Applications Claiming Priority (1)

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JP11572381U JPS5821911U (ja) 1981-08-05 1981-08-05 クリ−プ防止ケ−ブル

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Publication Number Publication Date
JPS5821911U JPS5821911U (ja) 1983-02-10
JPS623848Y2 true JPS623848Y2 (ja) 1987-01-28

Family

ID=29909980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11572381U Granted JPS5821911U (ja) 1981-08-05 1981-08-05 クリ−プ防止ケ−ブル

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JP (1) JPS5821911U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH046484U (ja) * 1990-05-09 1992-01-21

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Publication number Publication date
JPS5821911U (ja) 1983-02-10

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