JPS6238268A - ル−ツ形ロ−タのコ−テイング用マスキング治具 - Google Patents

ル−ツ形ロ−タのコ−テイング用マスキング治具

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JPS6238268A
JPS6238268A JP17737385A JP17737385A JPS6238268A JP S6238268 A JPS6238268 A JP S6238268A JP 17737385 A JP17737385 A JP 17737385A JP 17737385 A JP17737385 A JP 17737385A JP S6238268 A JPS6238268 A JP S6238268A
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heat insulating
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Hiroyuki Mochizuki
博幸 望月
Shigenori Tamaoki
玉置 茂紀
Takahiro Iwase
隆広 岩瀬
Tadashi Masuda
増田 直史
Nobuhiro Oota
伸祐 大田
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/08Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C18/082Details specially related to intermeshing engagement type pumps
    • F04C18/084Toothed wheels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ルーツ形ロータの外表面に樹脂粉末をコーテ
ィングする際に使用するマスキング治具に関するもので
ある。
背景技術 ルーツ型スーパチャージャ用のロータは中心に回転軸挿
通孔を備えており、ハウジング内において2個噛み合わ
されて使用される。そして、それら二つのロータ間の間
隙およびロータとハウジングとの間隙をできる限り小さ
くして体積効率を高めるためにロータの外周面および端
面に合成樹脂をコーティングすることが行われている。
そこで、本発明の発明者等は所望の厚さの樹脂層をより
短時間で能率良く形成するために、融着により樹脂粉末
をコーティングすることを試みた。
すなわち、コーティングすべき樹脂の融点以上の温度に
ロータ素材を加熱するとともに、その加熱に前後してロ
ータ素材を樹脂粉末内に埋没させて融着させるのである
発明が解決しようとする問題点 しかし、このようにロータ素材を樹脂粉末内に埋没させ
てコーティングする場合、前記回転軸挿通孔の周辺やロ
ータの端面のように加工時に基準面として使用される部
分にも樹脂がコーティングされてしまうため、それを除
去するために後処理を行うことが必要となり、製造コス
トが高くなる問題が生ずることが明らかになった。
問題点を解決するための手段 本発明はこのような問題点を解決するために、ルーツ型
スーパチャージャのロータであって中心に回転軸挿通孔
を備えたものを誘導加熱し、樹脂粉末を融着によりコー
ティングするに際して、そのロータの端面の回転軸挿通
孔の開口周辺および内周面に樹脂粉末が融着することを
防止するマスキング治具を提供したものであって、この
マスキング治具は、ロータの材料より誘導加熱され難い
金属から成り、ロータ端面の回転軸挿通孔の周辺に密着
するシール部材と、そのシール部材の材料より熱伝導率
の低い材料から成り、シール部材に固定される断熱材と
、その断熱材を介してシール部材を保持し、そのシール
部材をロータに固定する固定手段とを含むものである。
発明の効果 以上のように構成されたマスキング治具によれば、シー
ル部材がロータの端面の回転軸挿通孔の周辺に密着して
樹脂粉末が融着することを防ぐため、回転軸挿通孔の開
口周辺および内周面には樹脂粉末はコーティングされず
、後処理を行うことなく加工時における基準面とするこ
とができる。
また、本発明に係るマスキング治具のシール部材は金属
によって形成されているため、ロータへの着脱の際、ロ
ータとの接触等によってかけたりする恐れがなく、耐久
性に優れている。しかも、この金属はロータの材料より
誘導加熱され難いものであるため、ロータが誘導加熱さ
れてもシール部材の温度はロータはど上昇せず、樹脂粉
末が融着し難く、たとえ融着しても強固には付かないた
め、シール部材のロータからの取外しの際にシール部材
から容易に剥がれることとなり、シール部材の表面にも
ロータと同様に樹脂層が形成された場合のようにシール
部材の取外しが困難となったり、ロータに形成された樹
脂層が剥離してしまう恐れがない。
また、シール部材は自身よりも熱伝導率の低い材料から
成る断熱材を介して固定手段により保持されてロータに
固定されているため、熱伝導によりロータからシール部
材に移動した熱が大量に固定手段に移動してしまうこと
がなく、ロータ(特にシール部材が密着させられる端面
)の温度低下が小さくて済み、樹脂粉末の融着が不足し
て所定の厚さの樹脂層を確保することが困難となること
もない。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第9図は、ルーツ型スーパチャージャ用ロータの一種で
あるまゆ形のロータの合成樹脂粉末がコーティングされ
る以前のロータ素材(以下、ロータと称する)10を示
す図である。このロータlOは、本実施例においてはア
ルミニウム合金、特にAj2−3t系合金のシリコン含
有率が12%程度と高いものく例えばJIS A 40
47等)から成っており、その中心部には回転軸挿通化
工2が形成される一方、回転軸挿通孔12の両側の羽根
部にはその羽根部を軸方向に貫通して1個ずつの重量軽
減孔14が形成されて中空となっている。そして、この
中空部材であるロータ10には外周面の全面および両端
面16.18の外周部、すなわち回転軸挿通孔12およ
び重量軽減孔14の周辺を除く部分に合成樹脂コーティ
ングが予定されている。
コーティングされる合成樹脂粉末としては、例えばテト
ラフルオルエチレン(4フン化エチレン)とエチレンと
の共重合体であるアフロン(商品名・・以下、アフロン
と称する)の粉末が用いられる。
第8図に上記ロータ10にアフロンをコーティングする
装置の一例を示す。図において20は流動槽であり、こ
の流動槽20内にアフロン粉末Pが入れられており、コ
ーティング時にはロータ10はその端面16.18が上
下に位置する姿勢で昇降させられる。ロータ10は予め
加熱された後、このアフロン粉末P内に没入させられる
が、そのアフロン粉末Pに対するロータ10の没入やそ
こからの取出しを容易にするために、流動槽20内のア
フロン粉末Pが流動槽20の底部に固定された加振機2
2により加えられる振動および空気供給口24から供給
される圧縮空気により流動状態となるようにされている
。26は空気フィルタであり、トレーシングペーパー(
硫酸紙)を複数枚重ねて使用するか、ポリエチレン製、
セラミックス製の多孔質板や金属製のものが用いられて
おり、流動槽20の底部開口に設けられ、空気供給口2
4から供給される空気をアフロン粉末Pに適量だけ均一
に供給する作用を為す。
流動槽20内の上側部分には、ロータ10を予め誘導加
熱する上コイル28が位置固定に設けられている。この
上コイル28は、高周波焼入れに用いられるコイルと同
種のものであって、ロータ10よりも大きい相似形を成
し、ロータ10を外側から所定路離隔てて取り巻くよう
に配置され、コイル電源30からの通電により電磁誘導
作用によってロータ10を加熱するものである。
上コイル28の下側には、下コイル34がアフロン粉末
P内に埋もれた状態で位置固定に配置されている。この
下コイル34は上コイル28と同様な構造のものであり
、アフロン粉末P内に没入させられたロータ10をコイ
ル電源36からの通電による誘導加熱によって再加熱す
るものである。
上記のように構成されたコーティング装置の上方には、
コータ10を昇降させる油圧シリンダ38が配設されて
いる。油圧シリンダ38は固定部材39に取り付けられ
ており、そのピストンロフト40の下端部には保持具4
2が取り付けられている。保持具42はプレート44を
介してピストンロッド40に取り付けられており、プレ
ート44の他端に立設されたガイドロッド46は固定部
材39を貫通させられ、ピストンロッド40の回転を防
止しつつその移動を案内するようにされている。
保持具42は、第1図から明らかなように、ピストンロ
ッド40に取り付けられる基端部50と、その基端部5
0から下方に延び出す板状部52と、その板状部52の
下端から水平にかつ基端部50と対向する向きに延び出
す板状部54とを備えている。板状部52の上下方向の
中間部には位置決め突起56が設けられる一方、板状部
54には板状部52との境とは反対側に開口するU字形
の切欠60が形成されており、油圧シリンダ38は、こ
れら切欠60および位置決め突起56が前記コイル28
.34の横断面形状の長手方向に沿って位置するように
固定部材39に取り付けられている。また、基端部50
の切欠60と対向する部分には係合部材62が埋設され
ており、この係合部材62は図示しないスプリングによ
って基端部50から一定量突出する方向に付勢されてい
る。
ロータ10には、前記回転軸挿通孔12および重量軽減
孔14の内周面およびそれらの開口周辺にアフロン粉末
Pが融着しないようにするためにマスキング治具64が
取り付けられる。マスキング治具64は、ロータ10の
両側にそれぞれ取り付けられる上マスク部材66と下マ
スク部材68とを備えている。これらマスク部材66.
68は、回転軸挿通孔12および重量軽減孔14の両端
開口周辺にそれぞれ密着し、番孔12.14の上下両端
面1,6.18への開口をそれぞれ塞ぐシール部材70
.72と、シール部材70.72に固定の断熱材74.
76とから成っている。これらシール部材70.72は
、黄銅、銅、ステンレス鋼等、ロータ10を形成するア
ルミニウム合金より誘導加熱され難い金属によって形成
されており、その厚さはロータ10に形成される樹脂層
の厚さよりやや厚く、樹脂層のシール部材70.72と
接触する面を真っ直ぐな端面とするのに十分な程度の厚
さとされている。また、これらシール部材70.72は
、回転軸挿通孔12および重量軽減孔14を閉塞するの
に十分な大きさではあるがロータ10の端面よりは小さ
くされるとともに、その外周の形状は、第2図および第
3図に示すように、両孔12,14を閉塞する部分、す
なわち長手方向の中央部および両端部がその長手方向に
直角な方向に凸とされる一方、それら凸部の間の部分は
軸心側にくぼまされたものとされている。
上記シール部材70.72のロータ10に密着する側の
各端面の長手方向の両端部には、それぞれ位置決め突起
78が形成されている。これら位置決め突起78は、外
径が重量軽減孔14の直径と等しい円環状の突起の互に
近い側の部分が切り欠かれた形状とされており、重量軽
減孔14内に嵌入させられることによりシール部材70
.72のロータ10に対する位置決めを為すようにされ
ている。また、シール部材70のロータ10に密着する
側の端面の中央部には、第4図および第5図から明らか
なように、浅く座ぐりが施されてロータ10との接触面
積ができる限り小さくなるようにされていおり、シール
部材72には、第2図に示すように、長穴82が形成さ
れている。
これに対して前記断熱材74.76は、アスベストにセ
メントを加えたもの(商品名:アスベストへミツト)、
セラミックス、耐熱樹脂等シール部材70.72よりも
熱伝導率の低い材料によって形成されている。シール部
材70に固定される断熱材74は第1図および第3図に
示すように小判形の板状を成し、シール部材70.断熱
材74のいずれかと同じ材料製のボルト84によってシ
ール部材70に固定されている。また、シール部材72
に固定される断熱材76は第1図および第6図に示すよ
うに段付状を成し、長手方向の両側に延び出すフランジ
部において前記ボルト84と同様のボルト86によって
シール部材72に固定されている。この断熱材76のシ
ール部材72に密着する側の端面には、前記長穴82に
連続する有底の長穴88および長穴88の底面に開口す
る円形断面の有底穴90が形成されている。長大88の
底面には有底穴90を塞ぐプレート92が固定されてお
り、プレート92には、有底穴90の直径に等しい長さ
で開口する長穴94が長穴88の長手方向に沿って形成
されている。
上記上マスク部材66は、中空のロッド100に軸方向
に相対移動可能に取り付けられており、ロッド100の
上端部には大径の被操作部102および被保持部104
が形成されている。被操作部102は円筒106の両端
開口に円板108゜110がそれぞれ溶接により固定さ
れて成るものであり、それら円板108,110がロッ
ド100に溶接されることにより固定されている。また
、被保持部104は大径部112と小径部114とから
成り、小径部114を軸方向に貫通して大径部112に
至る有底穴116にロッド100の上端が嵌合されると
ともに溶接により固定されている。大径部102の軸方
向の中間部には直径方向に隔たった位置にそれぞれ有底
の位置決め穴118が形成されており、また、それら位
置決め穴118よりも上側であって位置決め穴118と
は90度位相を異にする位置にそれぞれ係合穴120が
形成されている。大径部112にはさらにその上面に開
口する逆円錐形の凹部122が形成されており、その上
面および下面は共にテーバ面とされている。
ロッド100の被操作部102の下側の部分には円筒部
材124が溶接により固定されており、円筒部材124
の外側にはスプリングリテーナ126の円筒部128が
軸方向に摺動可能に嵌合されている。ロッド100およ
び円筒部材124には、その直径方向に隔たった位置に
両者を貫通して軸方向に延びる長穴130がそれぞれ形
成されており、ロッド100とスプリングリテーナ12
6とは、この長大130に挿通されたピン132の両端
部が円筒部128に支持されることにより、相対回転は
不能であるが軸方向へは一定距離相対移動可能とされて
いる。なお、ビン132は、円筒部128の外周面に嵌
め込まれたリング状のカバー134によって抜出しを阻
止されている。
上記円筒部128の下部には、第3図から明らかなよう
に、前記被保持部104の2個の位置決め穴118が形
成された方向と同方向であって、直径方向に隔たった位
置からそれぞれ外向きに延び出す2個の耳片136が形
成されており、前記上マスク部材66は板状の操作部材
138を間に挟んで耳片136に固定されている。上マ
スク部材66はその長手方向が2個の耳片136が形成
された方向に延びる姿勢で固定されており、耳片136
と前記被操作部102の円板110との間に配設された
圧縮コイルスプリング142によって下方に付勢されて
いる。上マスク部材66はビン132が長穴130を移
動する範囲内においてロッド100に対して相対移動可
能とされており、また、操作部材138には、第3図に
示すように、上マスク部材66の長手方向とは直角な方
向においてそれぞれ外向きに延び出す2個のっぽ14.
0が形成されている。
さらに、前記ロッド100の下端部には、係合部材14
4が固定されている。係合部材144は、有底円筒状の
嵌合部146においてロッド100の下端に嵌合されて
溶接により固定されており、嵌合部146の下側には、
第7図に示すように、小径の脚部148および板状の突
起150が形成されている。突起150は前記プレート
92に形成された長穴94の長平方向の長さより短く、
前記長穴82および有底穴90に挿入可能な大きさを有
するものとされており、係合部材144は突起150が
上マスク部材66の長手方向とは直角な方向に延びる状
態となるようにロッド100に固定されている。
なお、上記ロッド100.スプリングリテーナ126、
操作部材138.スプリング142等はシール部材70
.72と同様に黄銅、銅、ステンレス鋼等誘導加熱され
難い材料で製作されており、さらにシール部材70,7
2.断熱材74,76゜両者を固定するポル1−84.
86を始めとしてロン1100等マスキング冶具64の
構成部材には、テフロンの商品名で知られるポリテトラ
フルオルエチレン(4フツ化エチレン)がコーチインフ
サれてアフロン粉末Pが融着しないようにされている。
そして、下地処理によって表面を樹脂コーティングに通
したものとされたロータ10に、次のようにしてマスキ
ング治具64が取り付けられる。
すなわち、被操作部102を持ち、操作部材138のつ
ば140に指をかけて圧縮コイルスプリング142を圧
縮しつつ上マスク部材66を被操作部102側へ移動さ
せ、その状態でロッド100を回転軸挿通孔12に挿入
するとともに、シール部材70の位置決め突起78を重
量軽減孔14内に嵌め込み、シール部材70を端面16
に当接させる。この状態においてはロッド100の下端
部に固定された係合部材144がロータ10の下面から
突出した状態となる。続いて下マスク部材68を持ち、
プレート92に形成された長穴94と係合部材144の
突起150との位相を合わせて有底穴90内に突起15
0を挿入する。この際、突起150は上マスク部材66
の長手方向に直角となるように設けられているため、突
起150を有底穴90に挿入した状態では、長穴94が
その長手方向に沿って形成されている下マスク部材68
は上マスク部材66に対して90度位相を異にする姿勢
にあることとなる。そして、この状態から下マスク部材
68を90度回転させれば、位置決め突起78が回転軸
挿通孔14の開口に嵌入可能な状態となるとともに、突
起150と長穴94との位相が90度ずれて突起150
がプレート92に係合可能な姿勢となり、つば140に
かけていた指を離せば、圧縮コイルスプリング142が
伸長し、その付勢力によってシール部材70がロータ1
0の端面16に密着させられるとともにロッド100の
上昇により突起150がプレート92に係合し、その係
合によってシール部材72にもスプリング142の付勢
力が伝達されて、シール部材72は位置決め突起78が
重量軽減孔14に嵌合させられるとともに端面18に密
着させられることとなる。
このように本実施例においてはプレート92゜ロッド1
00.圧縮コイルスプリング142.突起150等によ
ってシール部材70.72をロータ10に固定する固定
手段が構成されているのであり、シール部材70.72
は金属によって作られているため、圧縮コイルスプリン
グ142の付勢力によって端面16,18に密着させら
れる際や位置決め突起78が重量軽減孔14に嵌入させ
られる際の衝撃によってかけたりする恐れがない。
以上のようにしてマスキング治具64が取り付けられた
ロータ10は、図示しない搬送装置によってコーティン
グ装置まで搬送される。搬送装置はマスキング治具64
を保持してロータ10を搬送するのであり、被保持部1
04に形成された係合穴120に搬送装置に設けられた
保持治具の爪が係合させられる。
搬送装置によって保持されたマスキング治具64は、被
保持部104が保持具42に対向する位置まで搬送され
た後、被保持部84の大径部92が前記保持具42の基
端部50と板状部54との間に、小径部104が切欠6
0にそれぞれ嵌入させられる。この際、大径部102は
そのテーバ面によって係合部材62をスプリングの付勢
力に抗して基端部50内に押し込みつつ嵌入させられる
のであり、係合部材62が凹部122にちょうど嵌入し
た状態において位置決め突起56が位置決め穴118に
嵌入し、被保持部104は保持具42によって回転不能
に保持されることとなる。このようにして保持されたと
き、上マスク部材66はその長手方向が2個の位置決め
穴118の形成された方向と同方向となるようにスプリ
ングリテーナ126に固定され、また、保持具42に設
けられた位置決め突起56もロータ10と相似形のコイ
ル28.34の横断面形状の長手方向と同方向に形成さ
れているため、ロータ10はその位相がコイル28.3
4の位相と合致する状態で流動!1J20上に位置する
こととなる。
そして、ロータ10は流動槽20に収容されたアフロン
粉末P内への没入に先立って、まず上コイル28内に位
置させられ、上コイル28でアフロン粉末Pの融点以上
の温度に誘導加熱される。
上コイル28によって加熱されたロータ10は、次いで
シリンダ38の作動により下降させられて、流動槽20
に収容されているアフロン粉末P内へ没入させられる。
この没入の過程では、前記加振機22の作動および空気
供給口24からの圧縮空気の供給によりアフロン粉末P
が流動状態とされる。また、下コイル34のコイル電源
36はOFF状態に保たれ、上記のように流動状態とさ
れているアフロン粉末P内にロータ1oが没入させられ
る。この際、既にアフロン粉末Pの融点以上の温度に加
熱されているロータ100表面と流動槽20内のアフロ
ン粉末Pとが相対移動しつつ接触するため、アフロン粉
末PがロータIOの表面に瞬間的に融着し、この段階で
ロータ100表面に薄い樹脂層が満遍なく形成される。
そして、更に、下コイル34によるロータ10の再加熱
、アフロン粉末P内における保持が行われ、所望の厚さ
の樹脂層が形成されることとなる。
このようにしてロータ10がアフロン粉末P内に没入さ
せられて樹脂層が形成される際、回転軸挿通孔12およ
び重量軽減孔14の両端開口周辺にはそれぞれシール部
材70および72が密着させられているため、その部分
にはアフロン粉末Pは融着しない。また、シール部材7
0.72はロータ10よりも誘導加熱され難い材料で形
成されているため、ロータ10はど温度が上昇しない上
、その外表面にはテフロンがコーティングされているた
め、シール部材70.72の表面にアフロン粉末Pが融
着することはなく、同様に断熱材74゜76、コンド1
00等の外表面にもアフロン粉末Pが融着することはな
い。
さらに、シール部材70.72はロータ10に形成する
樹脂層よりも僅かに厚い程度でできる限り薄くされてお
り、位置決め突起78も円環状の突起の一部を成すもの
とされ、シール部材70゜72の位置決めを為すのに必
要最小限の大きさのものとされてシール部材70.72
の熱容量が小さくされている上、シール部材70につい
てはロータ10に密着する側の端面に座ぐりが施されて
接触面積の減少が図られ、シール部材72についても長
穴82が形成されることによりロータ10への接触面積
が小さくなっているため熱が移動し難く、ロータ10か
らシール部材70.72に移動する熱が少な(て済む。
しかも、シール部材70.72は断熱材74.76を介
して固定手段により保持されており、ロータ10から移
動して来た熱がそのまま固定手段側に逃げてしま・うこ
とがないため、熱伝導によるロータ10の温度低下が小
さくて済み、アフロン粉末Pの融着が不足して所定の厚
さの樹脂層が得られない事態が生ずることがない。
以上のようにして所望の厚さの樹脂コーティングが行わ
れた後、ロータ10は油圧シリンダ38の作動により上
昇させられ、アフロン粉末P内から取り出される。そし
て、この取出し後、ロータ10は前記搬送装置によって
マスキング治具64ごと保持具42から取り外される。
その後マスキング治具64をロータ10から取り外すの
であるが、これは装着時の逆の操作を行えばよいので説
明を省略する。この取外しの際、マスキング治具64の
表面にはアフロン粉末Pが融着していないため、マスキ
ング治具64にロータ10から連なって樹脂粉末が融着
してマスキング治具64のロータ10からの取外しが困
難となったり、マスキング治具64を取り外す際にロー
タ10に形成された樹脂層が剥離してしまうことがない
なお、断熱材74.76はアスベストにセメントを加え
たものによって作れば特に安価で断熱性に優れた断熱材
が得られ、また、断熱材74,76をシール部材70.
72に固定するボルト84゜86は黄銅、銅、ステンレ
ス鋼等によって作れば安価に製造し得る上、耐久性に優
れたボルトが得られるのであり、このように断熱材74
,76゜ボルト84.86を安価に作ることによりマス
キング治具64自体の製造コストを低減させることがで
きる。
また、シール部材70.72と断熱材74.76とはボ
ルト84.86による固定に限らず、接着、インサート
成形等地の手段によって固定するようにしてもよい。
さらに、上記実施例においては、シール部材70.72
は板状あるいは角状のものとされていたが、少な(とも
上マスク部材66を構成するシール部材70については
断熱材74と共にドーム状を成す形状とし、ロータ10
を流動層20から取り出す際に上マスク部材66の上側
にあるアフロン粉末Pが滑り落ちるようにしてもよい。
その他、いちいち例示することはしないが、当業者の知
識に基づいて種々の変更、改良を施した態様で本発明を
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるマスキング治具がロー
タに取り付けられた状態を示す正面断面図である。第2
図は上記マスキング治具の下マスク部材をロータとの関
係において示す平面図であり、第3図は同治具の操作部
材と共にスプリングリテーナに固定された上マスク部材
を示す平面図である。第4図は上記上マスク部材を構成
するシール部材の底面図であり、第5図はその側面断面
図である。第6図は上記下マスク部材の底面図である。 第7図は同治具のロッドに形成された突起と下マスク部
材に固定されたプレートとが係合させられた状態を示す
正面断面図である。第8図は上記ロータにアフロン粉末
をコーティングするための装置を示す正面断面図である
。第9図は上記ロータの斜視図である。 10:ロータ     12:回転軸挿通孔14:重量
軽減孔   is、ta:端面64:マスキング治具 
66:上マスク部材68:下マスク部材  70,72
:シール部材74.76:断熱材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ルーツ型スーパチャージャのロータであって中心に回転
    軸挿通孔を備えたものを誘導加熱し、樹脂粉末を融着に
    よりコーティングするに際して、そのロータの端面の前
    記回転軸挿通孔の開口周辺および内周面に前記樹脂粉末
    が融着することを防止するマスキング治具であって、 前記ロータの材料より誘導加熱され難い金属から成り、
    前記ロータ端面の前記回転軸挿通孔の周辺に密着するシ
    ール部材と、そのシール部材の材料より熱伝導率の低い
    材料から成り、シール部材に固定される断熱材と、その
    断熱材を介して前記シール部材を保持し、そのシール部
    材をロータに固定する固定手段とを含むことを特徴とす
    るルーツ形ロータのコーティング用マスキング治具。
JP17737385A 1985-08-12 1985-08-12 ル−ツ形ロ−タのコ−テイング用マスキング治具 Granted JPS6238268A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114616392A (zh) * 2019-12-24 2022-06-10 住友电工烧结合金株式会社 交联氟树脂涂层转子的制造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114616392A (zh) * 2019-12-24 2022-06-10 住友电工烧结合金株式会社 交联氟树脂涂层转子的制造方法
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