JPS6237029Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、キツチン用単一ハンドル型湯水混
合水栓の改良に関する。

従来キツチン用湯水混合水栓は、シンク・トツ
プの下側で本体内にストレーナ付き逆流防止弁セ
ツトを設けたものであるためストレーナの掃除や
逆流防止弁の保守点検には、シンクの下側に潜り
込んで作業をしなければならず、極めて不便であ
つた。更に混合水栓は円筒形であるからモンキ
ー・スパナ等が確実に係合されず作業に難点があ
つた。

この考案は、シンク・トツプの上側で本体内の
給湯、給水通路内にストレーナ付き逆流防止弁セ
ツトを夫々設けたキツチン用単一ハンドル型湯水
混合水栓を提供するものである。

従つてこの考案によれば、ストレーナ付き逆流
防止弁セツトがシンク・トツプの上側に設けられ
たのでストレーナの掃除や逆流防止弁の保守点検
が極めて容易となり、該逆流防止弁により断水又
は湯水の差圧が大きい場合でも逆流を防止し、本
体の逆流防止弁セツトの隣りにスパナ係合部を形
成したので作業性が改良できるものである。

次に図面についてこの考案の実施例を説明す
る。シンク・トツプ１にＯリング２を介して垂直
に設けられる湯水混合水栓３内は、給水管４と給
湯管５とに分岐し、該混合水栓３のシンク・トツ
プ１より稍上側に形成した透孔６，７は、内部の
給水管４と給湯管５とに夫々連通し、給水管４と
透孔６の連通部９にはストレーナ８を設け、給湯
管５と透孔７との連通部１０にもストレーナ８を
設け、更にこれら連通部９，１０に逆流防止可動
弁１１，１２をコイル・スプリング１３、Ｏリン
グ１４を介して夫々摺動自在に設け、各弁をスク
リユー・ボルト１５，１５で外側から内側に押圧
支承してストレーナ付き逆流防止弁セツトＡ，Ｂ
とする。各連通部９，１０の上部に設けた通路１
６，１６を混合室１７に導びき、該混合室に連通
して設けた通路１７ａに蛇口１８を設け、通路１
７ａ内に摺動自在に設けたピストン１９の上端を
本体３の上部側壁に枢支したレバー・ハンドル２
０の内端を連結し、該ハンドルの上下操作により
ピストン１９を上下に摺動させて蛇口１８の開閉
とそれに導びかれる湯水量を調節する。

更に逆流防止弁セツトＡ，Ｂと90゜を成す本体
３の周囲の直径線上にスパナ係合部２１，２１を
形成する。

前述の構成を有するキツチン用単一ハンドル型
湯水混合水栓に於ては、ストレーナ付き逆流防止
弁セツトＡ，Ｂをシンク・トツプ１の上側に設け
たので、ストレーナ８，８の掃除や逆流防止可動
弁１１，１２の保守、点検にはシンクの下側に潜
り込まなくても容易に点検でき、給水管４と透孔
６の連通部９及び給湯管５と透孔７との連通部１
０にも夫々逆流防止可動弁１１，１２を夫々設け
たので、断水や給水管４と給湯管５との圧力差が
大きい場合でも逆流を防止し、スパナ係合部２
１，２１により本体３の取付、取外しの作業性が
改善される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案に係るキツチン用単一ハン
ドル型湯水混合水栓の実施例の正面図、第２図
は、その平面図、第３図は、第１図の背面図、第
４図は、第１図の蛇口を90゜回転した−線縦
断面図である。 １……シンク・トツプ；３……湯水混合水栓；
４……給水管；５……給湯管；６，７……透孔；
８；ストレーナ；９，１０……連通部；２１……
スパナ係合部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部に給水管４と給湯管５とを有し、シンク・
   トツプ１を垂直に貫通してその上側に位置する周
   囲の水平直径線上の対称位置に夫々スパナ係合面
   ２１，２１を形成した本体３と； 該スパナ係合面２１，２１と直角をなす面の水
   平直径線上の対称位置に形成された透孔６，７か
   ら該給水管４と該給湯管５の連通部９，１０内に
   嵌合されたストレーナ８，８及びスプリング１
   ３、Ｏリング１４を介して摺動自在に夫々嵌合さ
   れた逆流防止可動弁１１，１２及びこれら弁１
   １，１２を該本体３内にスクリユウ・ボルト１５
   を介して押圧支承する逆流防止弁セツトＡ，Ｂ
   と； 該連通部９，１０を夫々通路１６，１６を介し
   て連通させる混合室１７と； 該混合室１７内に摺動自在に嵌合され、且つレ
   バー・ハンドル２０により駆動されるピストン１
   ９と； 該混合室１７の通路１７ａに設けられた蛇口１
   ８とから成り、 該レバー・ハンドル２０の上下操作により該ピ
   ストン１９を上下に摺動させて該蛇口１８の開閉
   と混合湯水量を調節自在として成るキツチン用単
   一ハンドル型湯水混合水栓。