JPS6236755A - 光学記録媒体 - Google Patents

光学記録媒体

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JPS6236755A
JPS6236755A JP60174331A JP17433185A JPS6236755A JP S6236755 A JPS6236755 A JP S6236755A JP 60174331 A JP60174331 A JP 60174331A JP 17433185 A JP17433185 A JP 17433185A JP S6236755 A JPS6236755 A JP S6236755A
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JP
Japan
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resin
film
radiation
mold
resin film
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JP60174331A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Yamada
宏文 山田
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、光学記録媒体に関し、さらに詳しくは離型層
を有する樹脂フィルムを用いて製造される光学記録媒体
に関する。
(従来の技術) 光学記録媒体は、磁気記録媒体と異なり、情報をはるか
に高密度に記録でき、また、記録媒体と再生ヘッドとが
非接触であるために記録媒体が摩耗劣化しないという特
長があり、近年ますますその重要性が高くなってきてい
る。
光学記録媒体を製造する際には、ピント(凹部)または
ブロック(凸部)を情報とし、このような情報が形成さ
れた金型を用いて、情報を成形転写し。
多数の複製を得ることが行なわれており、このような複
製方法としては、従来から射出成形法、圧縮成形法、お
よびフォトボリメリゼーション法が知られていた。しか
しながら、射出成形法においては、残留応力にによる歪
みのため、得られた光学記録媒体が複屈折を起すという
問題があり、一方、圧縮成形法およびフォトボリメリゼ
ーション法においては。
ガラス板、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル
などの樹脂板などの光学記録媒体基材と樹脂との接着性
をよくすると、金型からの樹脂の離型性が悪(なって、
再現性が悪く、金型の寿命も短くなるという欠点と気泡
が混入しやすいという欠点があった。情報再現性を良<
シ、金型の寿命を長くするために、成形前に金型にシリ
コーンなどの離型剤を塗布して金型からの樹脂の離型性
を高めることも試みられたが、記録媒体の情報面に、N
型剤が転移残留し、後工程で記録層を形成するために蒸
着またはスパッタリングを行っても、蒸着層またはスパ
ンタリング層が接着しないという欠点があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記の欠点を改良し、気泡や歪みの発生がな
く、基材との接着性が良好で離型性もよく。
後工程で記録層を設ける場合にも悪に?Jがなく、金型
の寿命も長く、情報再現性に優れた光学記録媒体を提供
するものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、記録層形成性を有する離型層(ただし。
放射線重合性樹脂組成物からなるものを除く。)をその
片面に有する樹脂フィルムの離型層側に金型上の情報を
転写し、かつ上記フィルムの樹脂フィルム面を基材に接
着してなる光学記録媒体を提供するものである。
本発明において、記録層形成性を有する離型層とは、そ
の上に記録層を形成しうる離型層であって。
このような記録層には、アルミニウム、テルル、セレン
、ビスマスなどの単体金属、テルル−セレン。
亜鉛−テルル−セレン、ガドリニウム−テルビウム−鉄
などの金属合金、テルル酸化物などの金gS酸化物など
の金属化合物、またはこれらの混合物1例えばテルル酸
化物にゲルマニウムを添加したもの、金属微粒子が部分
的に炭化した有機物に分散した薄膜層など2例えば蒸着
またはスパッタリングにより形成された金属系薄膜層、
ナフトキノン系、アントラキノン系、フルオレセイン系
、シアニン系、スクヮリウム系、フタロシアニン系、テ
トラヒドロコリン系、メチン系、ポリエーテルイエロー
、ベンゼンチオールニッケル錯体などの有機色素からな
る薄膜層2例えば有機色素溶液のロールコート、スピン
コード。
ディップコートなどの湿式法、蒸着、スパンクリング、
CVD法、MBE法などの乾式法、あるいはLB膜形成
法を応用した方法によって形成された有機色素薄膜層、
あるいはこれらの2層以上からなるものが例示される。
またこのような記録層形成性を有する離型層(ただし、
放射線重合性樹脂組成物からなるものを除く。)として
は特に制限はないが、その軟化点が金型の加熱温度より
高いものが好ましく。
このような離型層としては、ニトロセルロース、アセチ
ルセルロース、セルロースアセテートブチレート、セル
ロースプロピオネート、メチルセルロース。
エチルセルロースなどのセルロースlfJJM、 、)
: IJ )チルメタクリレート、ポリスチレン、ポリ
エステル。
ポリウレタン、ポリアミド、ポリ塩化ビニルなど。
あるいはこれらの混合物からなる有機高分子薄層の他、
金、銀、銅、すす、亜鉛、クロム、ニッケル。
チタンなどの単体金属、ニッケルークロム、ニッケルー
鉄、鉄−コバルト、金−銀一銅などの金属合金。
けい素酸化物、チタン酸化物、インジウム酸化物などの
金属酸化物などの金属化合物、あるいはこれらの混合物
、またはを機色素などからなる薄膜層9例えば蒸着また
はスパッタリングによって形成された薄膜層あるいは上
記記録層の1層または2層以上を用いることができる。
本発明における記録層形成性を有する離型層の少なくと
も1層として上記記録層を用いる場合には、後工程での
記録層形成を省略することもでき、工程数を減らし、生
産性を上げることができるので好ましい。
本発明における樹脂フィルムとしては特に制限はなく、
所望に応じて熱可塑性樹脂フィルムまたはこれらの積層
フィルム(以下、熱可塑性樹脂フィルムという。)、放
射線重合性樹脂フィルムまたはこれらの積層フィルム(
以下、放射線重合性樹脂フィルムという。)、あるいは
これらの積層フィルムを用いることができる。熱可塑性
樹脂フィルムは、放射線重合性(H脂フィルムに比べて
5一般に安価であるという利点を有するものの、加熱成
形後、形状安定性を維持するためには金型を十分冷却す
る必要があり、生産性が低くなり、エネルギーロスも大
きくなる傾向があり、一般に熱可塑性樹脂フィルムより
若干高価である放射線重合性樹脂フィルム、または放射
線重合性樹脂フィルムと熱可塑性樹脂フィルムとの積層
フィルムがエネルギー面および生産性の面で好ましく、
放射線重合性樹脂フィルムと、放射線重合性樹脂と熱可
塑性樹脂との積層フィルムとでは価格の面で積層フィル
ムの方が好ましく、成形硬化後の形状安定性の面からは
、放射線重合性樹脂フィルムと、積層フィルムのうち、
少なくとも離型層側最外層を放射線重合性樹脂層とする
積層フィルムとが好ましい。
熱可塑性樹脂フィルム、または熱可塑性樹脂と放射線重
合性樹脂との積層フィルムに用いられる熱可塑性樹脂と
しては、軟化点が常温以上のものであれば特に制限はな
くどのようなものでもよいが、生産性の面からは基材の
軟化点より低い軟化点を有するものが好ましく、このよ
うな熱可塑性樹脂としては。
基材の軟化点より低い軟化点を有する。アクリル樹脂、
メタクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂
、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリブタジェン樹脂、エチレン−プロピレン共重
合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリカーボネート樹脂などがある。
放射線重合性樹脂フィルム、または熱可塑性樹脂と放射
線重合性樹脂との積層フィルムに用いられる放射線重合
性樹脂組成物としては特に制限はなく。
また、樹脂フィルムの粘着性を示す温度が余りにも高く
脆い場合には、加熱成形時に樹脂フィルムそのものが熱
重合を起こしたり、成形後常温にまで冷却した時に割れ
を発生したりし易い傾向があり、樹脂フィルムとしては
、実用上好ましくは100℃以下で粘着性を示すもの、
さらに好ましくは60℃以下で粘着性を示すものが用い
られる。また、その粘着性を示1″温度が余りにも低く
やわらかすぎる場合には、形状の安定性や後記保護また
は支持シートの剥離性に問題を生じる傾向があり、実用
上好ましくは常温以上で粘着性を示すものが用いられる
が、常温で粘着性を示さないものでも、金型、基材樹脂
フィルムを加熱することによって用いることができる。
放射線重合性樹脂組成物としては、ラジカル重合型のも
の、カチオン重合型のもの、あるいはこれらを組み合わ
せたラジカル重合−カチオン重合複合型のものを用いる
ことができる。
ラジカル重合型のものは、常温で固体または半固体のラ
ジカル重合性基を有する樹脂、常温で固体または半固体
のラジカル重合性基を有さない樹脂、または常温で液状
のラジカル重合性モノマーおよび(または)オリゴマー
の2種以上を適宜混合することによって得られる。例え
ば、常温で固体または半固体のラジカル重合性基を有す
る樹脂の粘着性を示す温度が前述の条件を満足する場合
には、上記のモノマーおよび(または)オリゴマーを省
略することができる。常温で固体または半固体のラジカ
ル重合性基を有する樹脂としては、常温で固体または半
固体の、不飽和ポリエステル類、ポリエステルポリ (
メタ)アクリレート、エポキシポリ (メタ)アクリレ
ート、ポリウレタンポリ (メタ)アクリレート、ポリ
エーテルポリ (メタ)アクリレート、ポリオールポリ
 (メタ)アクリレートなど、あるいはこれらの混合物
がある。常温で固体または半固体のラジカル重合性基を
有さない樹脂としては、常温で固体または半固体の、飽
和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アミノ酸樹脂
、ジアリルフタレート樹脂、ケトン樹脂、 (メタ)ア
クリル樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−マレイン酸
共重合樹脂、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ
酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、
ポリブタジェン樹脂など、あるいはこれらの混合物を用
いることができる。常温で液状のラジカル重合性モノマ
ーおよび(または)オリゴマーとしては、常温で液状の
不飽和ポリエステル、ポリエステルポリ (メタ)アク
リレート、エポキシポリ (メタ)アクリレートポリウ
レタンポリ (メタ)アクリレート ポリエーテルポリ
 (メタ)アクリレート9 ジアリルフタレート類、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレートブロビレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
トリ (メタ)アクリレートジペンタエリスリトールヘ
キサ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、スチレン、α−メチルスチレ
ン、 (メタ)アクリル酸エチル、 (メタ)アクリル
酸ブチル、 (メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、
 (メタ)アクリル酸グリシジル、 (メタ)アクリル
酸フェノキシエチル、トリメチロールプロパントリチオ
グリコレートトリメチロールプロパントリチオプロピオ
ネートなど、あるいはこれらの混合物を用いることがで
きる。
カチオン重合型のものとしては、常温で固体または半固
体のカチオン重合性基を有する樹脂、常温で固体または
半固体のカチオン重合性基を有さない樹脂、または常温
で液状のカチオン重合性モノマーおよび(または)オリ
ゴマーの2種以上を適宜混合したものに、光カチオン重
合開始剤を適宜混合することによって得られる。例えば
、常温で固体または半固体のカチオン性重合基を有する
樹脂の粘着性を示す温度が前述の条件を満足する場合に
は、上記のモツマーおよび(または)オリゴマーを省略
することができる。常温で固体または半固体のカチオン
重合性基を有する樹脂としては、常温で固体または半固
体の、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフ
ェノールAジ−β−メチルグリシジルエーテル。
ノボラックグリシジルエーテル、ブロム化ビスフェノー
ルAジグリシジルエーテルなどのエポキシ樹脂。
あるいはこれらの混合物がある。常温で固体または半固
体のカチオン重合性基を有さない樹脂としては。
常温で固体または半固体の、飽和または不飽和のポリエ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂1アミノ酸樹脂。
ジアリルフタレート樹脂、ケトン樹脂、 (メタ)アク
リル樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−マレイン酸共
重合樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリブタジェン樹
脂など、あるいはこれらの混合物を用いることができる
常温で液状のカチオン重合性モノマーおよび(または)
オリゴマーとしては、常温で液状の、ビスフェノールA
ジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジル
エーテル、レゾルシノールジグリシジルエーテル、ポリ
アルキレングリコールジグリシジルエーテル、水添化ビ
スフェノールAジグリシジルエーテル、脂環式多価アル
コールポリグリシジルエーテル、シクロヘキセンオキサ
イド、シクロペンテンオキサイド含有化合物などのエポ
キシ化合物。
環状エーテル、環状ホルマール、7セタール、ビニルア
ルキルエーテル、チイラン基を有する七ツマ−および(
または)オリゴマー、ジエチレングリコールジビニルエ
ーテルなどの多官能性ビニルエーテル。
(メタ)アクリル酸グリシジルなど、あるいはこれらの
混合物がある。光カチオン重合開始剤としては。
p−メトキシベンゼンジアゾニウムへキサフルオロホス
フェート、p−クロロベンゼンジアゾニウムへキサフル
オロホスフェート、p−ニトロづンゼンジアゾニウムへ
キサフルオロホスフェート、2.4−ジメトキシベンゼ
ンジアゾニウムテトラフルオロボレート、2.4−ジク
ロロベンゼンジアゾニウムテトラフルオロボレートなど
のジアゾニウム塩、ジフェニルヨードニウムへキサフル
オロホスフェート。
ジフェニルヨードニウムテトラフルオロボレートなどの
ヨードニウム塩、トリフェニルスルホニウムヘキサフル
オロホスフェート、トリフェニルスルホニウムテトラフ
ルオロボレートなどのスルホニウム塩。
2−メチル−4,6−ジフェニルチオピリリウムへキサ
フルオロホスフェートなどのチオピリリウム塩。
ヒドロキシベンゾフェノンメタンスルホネートエステル
などのスルホネートエステル類、アルミニウム化合物/
光によりシラノール基を生じるけい素化合物混合系など
を適宜用いることができる。
ラジカル重合−カチオン重合複合型のものは、前記のラ
ジカル重合型のものとカチオン重合型のものとを適宜混
合することにより得ることができる。
本発明において、放射線としては制限はなく、紫外線、
′w1子線、X−線、α−線、β−線、T−線などから
適宜選択される。放射線はレーザーであってもよい。
放射線として紫外線を用い、放射線重合性樹脂組成物と
してラジカル重合型のものまたはラジカル重合−カチオ
ン重合複合型のものを用いる場合には。
硬化性の面から、光ラジカル重合開始剤、および必要に
応じて光m合促進剤を適宜添加して用いることが好まし
い。このような光ラジカル重合開始剤としては、ベンゾ
フェノン、メチルベンゾフェノン、クロルベンゾフェノ
ン、0−ベンゾイル安息香酸メチル、チオキサントン、
ジプロピルチオキサントン。
ベンゾインエチルエーテル、α−ヒドロキシイソブチル
フェノン、p−tert−ブチルジクロロアセトフェノ
ン、2,2−ジェトキシアセトフェノン、2゜2−ジメ
トキシ−2−フェニルアセトフェノン、ヒドロキシシク
ロへキシルフェニルケトン、1.1−ジクロロアセトフ
ェノン、ヒドロキシベンゾフェノンスルホネートエステ
ルなどがあり、光重合促進剤としては、4,4−ビス(
ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、N−ジメチルアミノ
安息香酸エチル、ジメチルエタノールアミン、グリシン
などを用いることができる。この他、ラジカル重合型の
ものまたはラジカル重合−カチオン重合複合型のものの
場合。
暗反応を抑制し、保存時の安定性を増大させるために、
ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、
ベンゾキノンなどのm合禁止剤を添加することもできる
本発明における樹脂フィルムには、シランカップリング
剤、チタネートカップリング剤など離型層および(また
は)基材との密着性を高めるための添加剤など公知の各
種の添加剤を添加してもよい。
本発明において樹脂フィルムの片面上に離型層を設ける
方法としてはどのような方法でもよく2例えば■樹脂フ
ィルム/離型層、■後記保護または支持シート/離型層
/樹脂フィルム、■後記保護または支持シート/樹脂フ
ィルム/!lli型層または■後記保護または支持シー
ト/樹脂フィルム/離型層/後記保護または支持シート
の形の積層体を、共押出し。
逐次押出し、フィルムの加熱圧着、構成樹脂の水および
(または)有ta熔剤/8液または分散液の塗布乾燥、
および革着またはスパッタリングを適宜組合せて形成さ
せることによって設けることができる。
保護または支持シートは1本発明にかかわる離型層をそ
の片面に有する樹脂フィルムの保護または支持のために
必要に応じて用いられるシートで、ポリエステル、ポリ
アミド、セロハン、ポリエチレン。
ポリプロピレンなどを素材とするプラスチックシート、
紙、ポリプロピレン含浸紙、金属箔などあるいはこれら
の2種以上からなる積層シート5あるいはこれらの表面
に剥離剤処理を施したシートがあり。
これらのシートは本発明の光学記録媒体の各製造工程の
適切な時期に剥離される。本発明にかかわる樹脂フィル
ムが放射線重合性樹脂フィルム、または放射線重合性樹
脂フィルムと熱可塑性(封脂フィルムとの積層フィルム
の場合には、これらのシートを通して放射線を照射する
こともあるので、この場合には。
保護または支持シートは放射線透過性であることが好ま
しい。
本発明において基材とは光学記録媒体の基材として通常
用いられる基材であって、このような基材にはポリカー
ボネート、ポリメチルメタクリレートなどの合成樹脂板
、ガラス板、アルミニウム板などがある。
本発明において、記録層形成性を有する離型層をその片
面に有する樹脂フィルムの離型層面に金型上の情報を転
写するのと、上記フィルムの樹脂フィルム面を基材に接
着するのとでは、どちらかが先であっても同時であって
もよい。即ち、転写後接着しても、転写と同時に接着し
ても、接着後転写してもよい。また1本発明にかがわく
樹脂フィルムが、放射線重合性樹脂フィルム、または放
射線重合性(射脂フィルムと熱可塑性樹脂フィルムとの
積層フィルムである場合には、■接着した後、転写し、
離型前または離型後に放射線照射して樹脂フィルムを硬
化させる方法、■転写と同時に接着し、離型前または離
型後に放射線照射して樹脂フィルムを硬化させる方法。
■転写した後、離型前または離型後に放射線を照射して
樹脂フィルムを硬化させ、接着させる方法、および■転
写後接着し、離型前または離型後に放射線を照射して樹
脂フィルムを硬化させる方法のいずれの方法によっても
よい。
本発明において、記録層形成性を有する離型層をその片
面に有する樹脂フィルムの離型層面に金型上を情報を転
写する際には、転写を容易にするために金型および(ま
たは)樹脂フィルムを加熱することが好ましく、離型を
容易にするために、転写後離型前に金型および(または
)樹脂フィルムを十分冷却することが好ましい。
本発明において記録層形成性を有する離型層をその片面
に有する樹脂フィルムの樹脂フィルム面を基材に接着す
る方法としては特に制限はなく、接着剤を用いであるい
は用いずに熱圧着する方法、接着剤を用いて圧着する方
法、接着剤を用いて真空ラミネートする方法などがある
。接着剤としては、所望に応じて熱硬化性接着剤、ホン
トメルト型接着剤、常温硬化型接着剤、あるいは放射線
硬化型接着剤などを用いることができる。放射線硬化型
接着剤を用いる場合には、真空ラミネート方などで仮接
着した後。
放射線照射による樹脂フィルム硬化と同時に接着剤を硬
化させることもできる。離型層をその片面に有する樹脂
フィルムの樹脂フィルム面側最外層が光重合性樹脂組成
物からなる場合には、上記放射線硬化型接着剤を省略す
ることもできる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を説明する。例中、「部」と
は重量部を表わす。
実施例1 厚さ25μmのポリプロピレン製支持シートの片面に、
アルミニウムを0.01μmの厚さになるように蒸着し
、この上にさらに下記6電子線硬化性樹脂組成物を塗布
し、120℃で30秒予備乾燥し、厚さ10μmの塗膜
を得た。得られた塗膜をポリカーボネート基板に熱圧着
した後、支持シートを剥し。
金型によりアルミニウム蒸着層側に情報を転写した。
次いで、樹脂フィルムを離型させ、アルミニウム蒸着面
側から160にシ、5mA、線it 5 Mradで電
子線を照射し、塗膜を硬化させ、光学記録媒体を得た。
ポリメタクリル酸メチル「ダイヤナールBR−80J(
三菱レイヨン)          26部トリメチロ
ールプロパントリアクリレート  8部テトラエチレン
グリコールジアクリレート 12部ジアクリレー) r
 80MFAJ  (共栄社油脂化学工業)4部 メチルエチルケトン           50部実施
例2 厚さ25μmのポリエチレン製支持シートの片面に、ビ
スマスをo、 o o aμmの厚さになるように蒸着
し、この上にさらに下記の紫外線硬化性樹脂組成物を塗
布し、120℃で30秒予備乾燥し、厚さ10μmの塗
膜を得た。得られた塗膜をガラス基板に熱圧着した後、
支持シートを剥離し、金型によりビスマス蒸着層側に情
報を転写した。次いで、ガラス基板側より紫外線を照射
して塗膜を硬化させ、金型から樹脂フィルムを離型させ
て光学記録媒体を得た。
塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合樹脂[ビニ
ライトνMCIIJ  (ユニオンカーバイド)  2
部「ダイヤナール0R−80」22部 ジメタクリレートr40EMJ  (共栄社油脂化学工
業)5部 トリメチロールプロパントリアクリレート 10部光ラ
ジカル重合開始剤「ダロキュア1173J(メルク) 
      1部 メチルエチルケトン           60部実施
例3 厚さ14μmのポリエチレン製支持シートの片面に、テ
ルルをアルゴンとメタンの混合ガス中でスパッタリング
することによって、O,O1μmf’Jのテルル−カー
ボン層を設け、この上に下記の紫外線硬化性樹脂組成物
を塗布し、120℃で30秒予備乾燥し、厚さ10μm
の塗膜を得、さらにこの上に厚さ15μmのポリエチレ
ン製保護シートを圧着した。
得られたフィルムから支持シートおよび保護シートを剥
離し、金型によりテルル−カーボン層側に情報を転写す
ると同時に塗膜面をメタクリル樹脂基板に圧着させた。
次いで基板側より紫外線を照射し塗膜を硬化させ、光学
記録媒体を得た。
「ダイヤナールBR−80J          30
部脂環式エポキシ樹脂r EI?L4221J    
  19部(ユニオンカーバイド) トリフェニルスルホニウムへキサフルオロホスフェ−ト
                         
           1 部メチルエチルケトン  
         50部実施例4 その片面に剥離剤処理を施したポリエチレンテレフタレ
ート製支持シートの剥離剤処理面に、アルミニウムを0
.01μmの厚さに蒸着し、この上に下記の紫外線硬化
性樹脂組成物を塗布し、120℃で30秒予備乾燥し、
厚さ10μmの塗膜を得、さらにこの上に厚さ15μm
のポリプロピレン製保護シートを圧着した。得られたフ
ィルムから支持シートを剥離し、金型によりアルミニウ
ム蒸着層側に情報を転写した後、離型させ、保護シート
を剥離した。実施例1で用いた電子線硬化性樹脂組成物
を塗布、予備乾燥し、厚さ2μmの接着剤層としたポリ
カーボネート基板の接着剤層に上記フィルムの塗膜面を
圧着し、基板側から160にV、5mA、線量2 Mr
adで電子線を照射し、接着剤層を硬化させて光学記録
媒体を得た。
芳香族エポキシ樹脂[エピコート1007J(油化シェ
ルエポキシ) 33部 r ERL4221J             15
部ジフェニルヨードニウムへキサフルオロホスフェート
                         
     3部メチルエチルケトン         
  49部実施例5 厚さ14μmのポリエチレン製支持シートの片面に、ア
ルミニウムを0.01μmの厚さになるように蒸着し、
この上にさらに下記の紫外線硬化性樹脂組成物を塗布し
、120℃で30秒予備乾燥し、厚さ10μmの塗膜を
得た。得られたフィルムから支持シートを剥し、金型に
より樹脂フィルムのアルミニウム蒸着層側に情報を転写
すると同時に、塗膜面をガラス基板に圧着した。次いで
金型から離型させ。
ガラス基板側より紫外線を照射して塗膜を硬化させ。
光学記録媒体を得た。
「ダイヤナールBR−80J          30
部r ERL4221J              
7部トリメチロールプロパントリアクリレート  5部
トリフェニルスルホニウムへキサフルオロホスフェ−ト
                         
            3部「ダロキュア1173J
              1部メチルエチルケトン
           54部実施例6 厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート製支持シー
トの片面に、アルミニウムを0.01μmの厚さになる
ように蒸着し、この上にさらに下記熱可塑性樹脂組成物
を塗布、120℃で30秒乾燥し、厚さloAlmの塗
膜を得た。得られたフィルムの塗膜面をポリカーボネー
ト基板に熱圧着した後、支持シートを剥離し、さらに1
00℃に加熱した金型によりアルミニウム蒸着層側に情
報を転写した。次いで金型を80℃にまで冷却してから
離型し、光学記録媒体を得た。
ポリメタクリル酸メチル「ダイヤナールBR−50J(
三菱レイヨン)          8部ポリメタクリ
ル酸メチル「ダイヤナールBR−77J(三菱レイヨン
)         22部メチルエチルケトン   
        70部実施例7 厚さ14μmのポリアミド製支持シートの片面に。
下記の樹脂組成物(A)を塗布、120℃で5秒乾燥し
、厚さ0,02μmの離型層とした。得られた離型層の
上に、さらに下記の紫外線硬化性樹脂組成物(B) を
塗布1.、.120℃で30秒乾燥し、Hさ12μmの
塗膜を得た。得られた塗膜をガラス基板に圧着した後、
支持シートを剥離、さらに金型により離型層側に情報を
転写した。
次いでガラス基板側から紫外線を照射して塗膜を硬化さ
せた後、離型させ、光学記録媒体を得た。
樹脂組成物(A) ポリメタクリル酸メチル「ダイヤナールBR−88J(
三菱レイヨン)          5部メチルエチル
ケトン           95部紫外線硬化性樹脂
組成物(B) 「ビニライトV門CIIJ             
 2部「ダイヤナールBR−80J         
 22部r 40部Mj              
 5部トリメチロールプロパントリアクリレート 10
部「ダロキュア1173J             
1部メチルエチルケトン           60部
実施例8 厚さ25・μmのポリエチレンテレフタレート製支持シ
ートの片面に、下記樹脂組成物(C)をスプレーコート
し、120℃で5秒乾燥し、厚さ0.02μmの離型層
とした。さらにこの上に下記熱可塑性樹脂組成物(D)
を塗布し、120℃で30秒乾燥して、厚さ10μmの
乾燥塗膜を得た。次に支持シートを剥離し、100℃に
加熱した金型により離型層側に情報を転写すると同時に
、乾燥塗膜層側をガラス基板に接着させた後、金型を8
0℃にまで冷却し。
離型させ光学記録媒体を得た。
樹脂組成物(C) メチルセルロース「メトローズ90S11−30000
J(信越化学工業)        3部メタノール 
              97部熱可塑性樹脂組成
物(D) 「ビニライトVMC旧             3部
「ダイヤナールBl?−50J          1
0部「ダイヤナールBR−77J          
17部メチル巴チルケトン           70
部〔発明の効果〕 本発明により、気泡や歪みの発生がなく、基材との接着
性が良好で、離型性もよく、後工程で記録層を設ける場
合にも悪影響がなく、金型の寿命も長く。
情報再現性にすぐれた光学記録媒体が得られるようにな
った。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、記録層形成性を有する離型層(ただし、放射線重合
    性樹脂組成物からなるものを除く。)をその片面に有す
    る樹脂フィルムの離型層側に金型上の情報を転写し、か
    つ上記フィルムの樹脂フィルム面を基材に接着してなる
    光学記録媒体。
JP60174331A 1985-08-09 1985-08-09 光学記録媒体 Pending JPS6236755A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0228261A (ja) * 1988-07-15 1990-01-30 Asahi Denka Kogyo Kk 光学的造形用樹脂組成物
US11801408B2 (en) 2019-03-01 2023-10-31 Gymnova Gymnastics beam having an interchangeable upper part

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0228261A (ja) * 1988-07-15 1990-01-30 Asahi Denka Kogyo Kk 光学的造形用樹脂組成物
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