JPS6236270Y2 - - Google Patents

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JPS6236270Y2
JPS6236270Y2 JP1981183906U JP18390681U JPS6236270Y2 JP S6236270 Y2 JPS6236270 Y2 JP S6236270Y2 JP 1981183906 U JP1981183906 U JP 1981183906U JP 18390681 U JP18390681 U JP 18390681U JP S6236270 Y2 JPS6236270 Y2 JP S6236270Y2
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JP
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winding
flange
winding frame
conductor
winding conductor
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JP1981183906U
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JPS5887314U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は変圧器等の電気機器の巻線を巻回する
ために用いる電気機器用巻枠に関するものであ
る。
帯板状鋼板を切断することなく連続的に巻回し
て形成された矩形状の巻鉄心に巻線を直巻きする
場合、第1図に示すように径方向に2分割し得る
構造の巻枠1′を、鉄心2の脚部2aを囲繞する
ように配設し、この巻枠1′を回転させながらそ
の胴部1′aに巻線導体3を巻回するようにして
いる。この場合巻線導体3の巻始めは巻枠に対し
て固定しておく必要があるが、従来のこの種の巻
枠1′では、フランジ部1′bに貫通孔を設けてこ
の貫通孔を通して第1図に示すように巻線導体3
の巻始め端部3aを外側に導出することにより巻
始め端部を固定していた。そのため鉄心2の巻枠
1′が配設される胴部2aの長さ′を巻枠1′の
軸線方向長さLよりも、巻始め端部3aの導出に
必要な長さ△′だけ長くしなければならず、鉄
心2が大形化するのを避けられなかつた。また第
1図に示すように巻線導体の巻始め端部3aを外
側に導出すると、巻枠1′を回転させた際に巻始
め端部3aが鉄心1′と接触して回転を妨げるこ
とがあり、巻線作業を円滑に行なうことができな
いという欠点があつた。更にフランジ部1′bの
外周が平坦であり、巻線導体3の巻始め端部3a
を外側に導出させているので、巻枠1′を回転さ
せるためにフランジ部1′bに大きな回転力を与
えるための回転駆動機構が複雑になる上、作業能
率が悪くなるという問題があつた。
本考案の目的は、巻枠のフランジ部の内側に巻
線導体の巻始め端部を固定し得るようにして上記
の欠点を解消した電気機器巻線用巻枠を提供する
ことにある。
本考案は、上記問題点を解決するために、円筒
状の巻枠胴部と該巻枠胴部の軸線方向の両端部に
それぞれ着脱可能に取付けられたフランジ部とを
備えてなる電気機器巻線用巻枠において、両フラ
ンジ部の外周に駆動源によつて駆動される駆動歯
車と噛み合う歯を設け、更に両フランジ部のうち
の少なくとも一方のフランジ部の内側面には巻線
導体の巻始め端部を係入して固定する巻線導体係
入溝を設けている。そして本考案では巻線導体係
入溝を、巻枠胴部の外周面に略沿つて延びる弧状
部と該弧状部の一方の端部から弧状部が延びる方
向と異つた方向に折れ曲がつて延びフランジ部の
外周に達しない位置で終端する係止部とから構成
している。
以下図面を参照して、本考案の一実施例を詳細
に説明する。
第2図は本考案の電気機器用巻枠の一実施例を
示したもので、この巻枠1は、絶縁材からなる円
筒状の巻枠胴部1aと、胴部1aの軸線方向の両
端にそれぞれ着脱可能に取付けられた金属製のフ
ランジ部1b,1bとからなつている。巻枠胴部
1aは、円筒を径方向に2分割したものに相当す
る第1及び第2の胴部形成部材11及び12から
なつており、これらの部材を突き合せてフランジ
部1b,1bにより拘束することにより胴部1a
を組立てるようになつている。各フランジ部1b
は、胴部1aの端部を嵌合させる孔13を中央に
有し外周に図示しない駆動歯車が噛み合う歯14
を有する歯車状円板を径方向に2分割して形成し
た第1及び第2のフランジ形成部材15及び16
からなり、これらの部材を突き合せて孔13に胴
部1aの端部を嵌合させた状態で、フランジ形成
部材15及び16に跨つて配設した連結金具17
を両部材にボルト止めすることにより、フランジ
部1bを組み立てるようになつている。尚各連結
金具17は、各フランジ部1bの外側面側に配置
されて、フランジ形成部材15及び16に設けら
れた溝内に嵌入され、各連結金具をフランジ形成
部材15及び16にボルト止めした状態で各連結
金具及びボルトがフランジ部1bの外側面から突
出しないように配慮されている。またフランジ部
1bの孔13の径は胴部1aをきつく嵌合させる
大きさに設定され、図示のようにフランジ形成部
材15,16を連結金具17により連結すること
により、フランジ部1bが胴部1aに強固に取付
けられ、また胴部1aがフランジ部1bにより一
体不可分に結合されるようになつている。
巻枠胴部1aの両端に取付けられたフランジ部
1b,1bのうちの一方の内側面には、巻枠胴部
1aの外周面に沿つて延びる巻線導体係入溝18
が形成されている。この溝18はその一端18a
が胴部1aの外周に最も近接し、他端18bに向
うに従つて僅かに胴部1aの外周面から離れるよ
うに設けられ、溝18の他端18bはその一定の
長さの部分がフランジ部の略半径方向に曲げられ
てくの字状に形成されている。この巻線導体係入
溝18は、巻線導体を完全に係入し得る深さを有
している。
本実施例において、巻線導体係入溝18の一端
18aから巻枠胴部の外周面に沿つて延びる溝部
が弧状部181を構成し、他端18bのくの字状
に折曲げられた一定の長さの部分が係止部182
を構成している。
上記実施例によれば、巻線導体の巻始め端部の
先端部が、巻線導体係入溝18の係止部182で
係止され、また巻始め端部の残りの部分が溝の弧
状部181に係入されるため、巻枠を回転させて
巻線を巻回する際に巻線導体の巻始め端部に多少
強い力が加わつても容易に巻線導体の巻始め端部
が溝18から抜けることが無い。また溝18の係
止部182が、フランジ部1bの外周に達しない
位置で終端しているので、フランジ部1bの外周
に図示しない駆動歯車と噛み合う歯14を設ける
ことができる。
巻線導体係入溝18は、巻線導体の巻始め端部
を位置させる一方のフランジ部のみに設ければよ
いが、巻始め端部を位置させるフランジ部がいず
れであるか定まらない場合には両フランジ部に上
記巻線導体係入溝を設えることもできる。
次に上記の電気機器巻線用巻枠を用いて巻鉄心
に巻線を巻回する手順を第2図及び第3図によつ
て説明する。
巻線を巻回するに当つては先ず第3図に示すよ
うに鉄心2の脚部を囲繞するように巻枠胴部形成
部材11及び12を配置して両部材を突き合せ、
胴部1aを構成する。次いで胴部1aの一端にフ
ランジ形成部材15,16を嵌合させて連結金具
17,17により両フランジ形成部材を連結し、
一方のフランジ部1bを取付ける。その後胴部1
aの他端にも同様にフランジ部1bを取付け、巻
枠1の組立を完了する。
次に巻線導体3の一端を巻線導体係入溝18内
に係入することにより該巻線導体の一端をフラン
ジ部1bに固定し、第3図に鎖線で示したよう
に、モータにより駆動される駆動歯車4,4をフ
ランジ部1b,1bの外周の歯14に噛み合せ
る。そしてこれらの駆動歯車により巻枠1を回転
させながら巻線導体3を巻枠の軸線方向にトラバ
ースさせ、胴部1aの外周に巻線を連続的に巻回
する。巻線の巻回が終了した後連結金具17を取
外してフランジ部1b,1bを胴部1aから外
し、巻線導体係入溝18に係入されていた巻線導
体の巻始め端部を所定位置まで導出する。巻枠胴
部1aはそのまゝ巻線と鉄心の脚部との間に介在
して巻線と鉄心との間を絶縁する絶縁材として用
いられる。
上記のように、本考案の巻枠では、巻線の巻始
め端部をフランジ部の外側に導出することなく固
定できるので、フランジ部の外側に巻線導体の巻
始め端部を導出するための空間を確保する必要が
ない。したがつて鉄心2の脚部の長さ寸法を縮小
することができる。またフランジ部1bの外側に
巻線導体が突出しないため、巻枠の回転を円滑に
行なわせることができる。
また上記実施例では、巻枠を2分割し得るよう
に構成したが、3分割以上に分割し得るように構
成することもできる。
更に巻線導体係入溝の形状も上記実施例のもの
に限定されるものではなく、特に、溝18の他端
18bに形成される係止部182の折曲げ形状
は、巻線導体の巻始め端部をしつかりと固定でき
且つフランジ部1bの外周まで達しないもので弧
状部が延びる方向と異なる方向に折れ曲がるもの
であればよく、実施例の形状に限定されるもので
はない。
以上のように、本考案によれば、巻枠の両フラ
ンジ部のうちの少なくとも一方のフランジ部の内
側面に巻線導体係入溝を設け、該巻線導体係入溝
を巻枠胴部の外周面に略沿つて延びる弧状部と該
弧状部の一方の端部から折れ曲がつて延びフラン
ジ部の外周に達しない位置で終端する係止部とか
ら構成したので、巻線導体の巻始め端部を外側に
導出させることなく確実にフランジ部に固定でき
る上、フランジ部の外周に駆動歯車と噛み合う歯
を設けることができる。従つて鉄心の脚部の長さ
を巻枠の長さに略等しい長さまで縮小することが
でき、鉄心の小形軽量化を図ることができる。
また巻枠の外側に巻線導体の巻始め端部を引出
さないため、巻枠の回転が円滑となり、巻線の巻
回作業の作業性を向上させることができ、作業能
率を改善できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の巻枠を用いて巻線を巻回してい
る状態を示した概略平面図、第2図は本考案の一
実施例を示す斜視図、第3図は本考案の巻枠を用
いて巻線を巻回している状態を示す概略平面図で
ある。 1……巻枠、2……鉄心、3……巻線導体、1
a……巻枠胴部、1b……フランジ部、11,1
2……巻枠胴部形成部材、15,16……フラン
ジ形成部材、17……連結金具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円筒状の巻枠胴部と該巻枠胴部の軸線方向の両
    端部にそれぞれ着脱可能に取付けられたフランジ
    部とを備えてなる電気機器巻線用巻枠において、 前記両フランジ部の外周には駆動源によつて駆
    動される駆動歯車と噛み合う歯が設けられ、 前記両フランジ部のうちの少なくとも一方のフ
    ランジ部の内側面には巻線導体の巻始め端部を係
    入して固定する巻線導体係入溝が設けられてな
    り、 前記巻線導体係入溝は、前記巻枠胴部の外周面
    に略沿つて延びる弧状部と該弧状部の一方の端部
    から該弧状部が延びる方向とは異つた方向に折れ
    曲がつて延び前記フランジ部の前記外周に達しな
    い位置で終端する係止部とからなることを特徴と
    する電気機器巻線用巻枠。
JP18390681U 1981-12-10 1981-12-10 電気機器巻線用巻枠 Granted JPS5887314U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18390681U JPS5887314U (ja) 1981-12-10 1981-12-10 電気機器巻線用巻枠

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JP18390681U JPS5887314U (ja) 1981-12-10 1981-12-10 電気機器巻線用巻枠

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Publication Number Publication Date
JPS5887314U JPS5887314U (ja) 1983-06-14
JPS6236270Y2 true JPS6236270Y2 (ja) 1987-09-16

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ID=29983583

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JP18390681U Granted JPS5887314U (ja) 1981-12-10 1981-12-10 電気機器巻線用巻枠

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10256034B2 (en) 2014-05-09 2019-04-09 Hitachi Metals, Ltd. Core case unit, coil component, and method for producing coil component

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6471489B2 (ja) * 2014-12-19 2019-02-20 日立金属株式会社 コイル部品用ボビンおよびコイル部品の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5291811A (en) * 1976-01-27 1977-08-02 Rikagaku Kenkyusho Preparation of citronellol
JPS54109127A (en) * 1978-02-15 1979-08-27 Matsushita Electric Works Ltd Bobbin for use in coil

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JPS5887314U (ja) 1983-06-14

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