JPS623579Y2 - - Google Patents

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JPS623579Y2
JPS623579Y2 JP1981121437U JP12143781U JPS623579Y2 JP S623579 Y2 JPS623579 Y2 JP S623579Y2 JP 1981121437 U JP1981121437 U JP 1981121437U JP 12143781 U JP12143781 U JP 12143781U JP S623579 Y2 JPS623579 Y2 JP S623579Y2
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JP
Japan
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yoke
magnetic fluid
seal
shaft body
permanent magnet
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JP1981121437U
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JPS5828159U (ja
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は磁性流体を保持した状態で磁性流体
シールの運搬及び取扱いが可能であり、密封性能
が良く、組立が容易であり、かつコストが安価な
磁性流体シール装置に関する。
従来の磁性流体シール装置は第1図に示すよう
に、環状の永久磁石1の内周面に非磁性体からな
つているリング体2を固定し、かつ永久磁石1の
両側面にヨーク3,4をそれぞれ密着した磁性流
体シール5が支持体7に固定され、また磁性流体
シール5の内周に軸体8が配設され、さらにリン
グ体2と一方のヨーク3との間に軸体8の外周面
と連通する中空室9が設けられ、この中空室9は
リング体2と他方のヨーク4とを貫通して設けた
注入孔11を介して外気と連通し、この注入孔1
1から一方のヨーク3と軸体8との間のシールす
きま12に磁性流体を注入して密封している。
従つて一方のヨーク3と軸体8との間のシール
すきま12しか密封されないので密封性能がかん
ばしくなく、また磁性流体シール5は永久磁石
1、二個のヨーク3,4およびリング体2とをそ
れぞれ備えているので部品点数が多く、組立が困
難であると共にコストが高く、さらにリング体2
に中空室9を設けると共にリング体2と他方のヨ
ーク4とを貫通して注入孔11を設けるので加工
費が高く、また磁性流体を保持した状態で磁性流
体シール5の運搬及び取扱いができないという欠
点がある。
この考案は密封性能が良く、組立が容易であ
り、コストが安価であり、かつ磁性流体を保持し
た状態で磁性流体シールの運搬及び取扱いが可能
な磁性流体シール装置を提供することを目的とす
る。
次にこの考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第2図は一方のヨークと他方のヨークとの間隙
に磁性流体を注入した磁性流体シールであるが、
両面側が異極になつている環状の永久磁石23の
右側面に強磁性体の一方のヨーク24が密着し、
永久磁石23の左側面に強磁性体の他方のヨーク
25が密着している。前方一方のヨークの内周部
28は他方のヨークの内周部29側に屈曲し、ま
た一方のヨーク24には永久磁石23と一方のヨ
ーク24と他方のヨーク25とに囲まれた中空室
36に通じる注入孔37が設けられている。前記
注入孔37より磁性流体を注入すると磁性流体は
一方のヨークと他方のヨークとの間隙35に流入
し、一方のヨークと他方のヨークとの間隙35の
磁束によつて保持される。従つて、磁性流体を保
持した状態で磁性流体シールの運搬及び取扱いが
可能である。そして第3図に示すように磁性流体
シール22を固定部材21としての非磁性流体の
ハウジングに固定する。前記磁性流体シール22
の内周に一方の軸端側部45が一方のシール面3
1より小径になつている強磁性体の軸体27を他
方のヨーク25側から挿入すると、一方のヨーク
と他方のヨークとの間隙35内の磁性流体は一方
の軸端側部45に付着しないので磁性流体の損失
がないと共に軸体27を汚すこともない。即ち軸
体27は二ケ所のシール面31,33より軸方向
外側の両側の部分のうち一方がシール面31,3
3より小径である。前記他方のヨーク25と軸体
27との間の距離Aは一方のヨーク24と軸体2
7との間の距離と等しい。前記他方のヨーク25
と軸体27との間の距離Aは一方のヨーク24か
ら他方のヨーク25までの距離Bよりはるかに短
く、また一方のヨークの内周部28と軸体27に
設けた一方のシール面31との間の一方のシール
すきま32、および他方のヨークの内周部29と
軸体27に設けた他方のシール面33との間の他
方のシールすきま34はいずれも一方のヨークと
他方のヨークとの間隙35より漏えい磁束の磁束
密度が高くなつている。従つて一方のヨークと他
方のヨークとの間隙35内の磁性流体は一方のシ
ールすきま32と他方のシールすきま34とにそ
れぞれ流入し、二ケ所のシールすきま32,34
はそれぞれ密封される。
また磁性流体シール22の内周に、第4図に示
すように一方のヨーク24と他方のヨーク25と
の間に大径の凸状部49を有する軸体27を挿入
すると、一方のヨークと他方のヨークとの間隙3
5内の磁性流体は凸状部49に設けた一方のシー
ル面31と他方のシール面33とにのみそれぞれ
付着するので磁性流体の損失がなく、また軸体2
7を汚すこともない。即ち軸体27は二ケ所のシ
ール面31,33より軸方向外側の両側の部分の
うち両方がシール面31,33より小径である。
なおこの場合軸体27は軸51と軸51に設けた
外周みぞに配設したリング52とを備え、このリ
ング52が凸状部49となつている。
なお、シールすきま32,34に磁性流体がそ
れぞれ存在すると共に一方のヨーク24と他方の
ヨーク25との間にも磁性流体が存在しても良
い。また、注入孔37からシールすきま32,3
4へ磁性流体を注入した後に通気孔37を適宜な
方法によつて塞ぎ、中空室36と外気とが連通し
ないようにしても良い。
第5図は軸体が周みぞを備えている参考例であ
るが、軸体27は二ケ所のシール面31,33の
間に周みぞ41を有しているので一方のシールす
きま32および他方のシールすきま34はいずれ
も磁束密度が高くなつており、二ケ所のシールす
きま32,34は優れた密封性能を有する。また
永久磁石23は多孔質部材から構成され、この多
孔質部材が注入孔37となつている。前記注入孔
37は固定部材21に設けた流通路42を介して
固定部材21の外面に通じている。
第6図は磁性流体シールが永久磁石の外周に配
設した環状体を備えている参考例であるが、永久
磁石23および二ケのヨーク24,25の外周面
にプラスチツク、プラスチツク複合材、Zn合
金、又はAl合金等の非磁性体からなつている環
状体55を一体成形によつて配設して固定してい
る。このようにすると、磁性流体シール22の内
径部と磁性流体シール22の外形部との同心度を
高めることができ、また固定部材21を非磁性体
ではなく磁性体とすることができる。前記一方の
ヨークの内周部28は他方のヨークの内周部29
側に屈曲し、また他方のヨークの内周部29は一
方のヨークの内周部28側に屈曲している。そし
て注入孔37は他方のヨーク25に設けられてい
る。
第7図は磁性流体シールが永久磁石を二個備え
ている参考例であるが、磁性流体シール22は永
久磁石23と永久磁石23の一方の側面に密着し
た一方のヨーク24と永久磁石23の他方の側面
に密着した他方のヨーク25と他方のヨーク25
の外側の側面に密着した環状の他の永久磁石61
と他の永久磁石61の外側の側面に密着した他の
ヨーク62とを備えている。前記他の永久磁石6
1は両側面が異極になつており、この他の永久磁
石61の他方のヨーク25への接触部と永久磁石
23の他方のヨーク25への接触部とはいずれも
N極で同極となつている。前記一方のヨークの内
周部28は他方のヨークの内周部29側に屈曲
し、また他のヨークの内周部63は他方のヨーク
の内周部29側に屈曲している。前記他のヨーク
62と軸体27との間の距離は他方のヨーク25
と軸体27との間の距離Aと等しく、また他方の
ヨーク25と軸体27との間の距離Aは他のヨー
ク62から他方のヨーク29までの距離よりはる
かに短くなつている。前記他のヨークの内周部6
3と軸体27に設けた他のシール面65との間の
他のシールすきま67は他のヨーク62と他方の
ヨーク29との間隙69より磁束密度が高くなつ
ている。前記他のヨーク62の外面に設けた注入
孔37が他の永久磁石61と他のヨーク62と他
方のヨーク29とに囲まれた他の中空室71に通
じ、また他方のヨーク25に設けた通気孔37が
中空室36と他の中空室71とを連通している。
そして一方のシールすきま32、他方のシールす
きま34、および他のシールすきま67に磁性流
体がそれぞれ存在している。
このようにすると、シールすきま32,34,
67が三ケ所あるので密封性能が向上する。また
他方のシールすきま34は一方のシールすきま3
2より磁束密度が高いと共に他にシールすきま6
7より磁束密度が高いので他方のシールすきま3
4の密封性能は特に優れている。
この考案の磁性流体シール装置によると、二ケ
所のシールすきま32,34がそれぞれ密封さ
れ、密封性能が良好である。また従来の磁性流体
シール5は中空室9および注入孔11をそれぞれ
有するコストの高い非磁性体のリング体2を備え
ているが、この考案で使用する磁性流体シール2
2はリング体2を備えていないので部品点数が少
なく組立が容易であると共にコストが安価であ
る。さらに磁性流体を保持した状態で磁性流体シ
ール22の運搬及び取扱いができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁性流体シール装置の断面図、
第2図は第3図および第4図で使用する磁性流体
シールの断面図、第3図及び第4図はこの考案の
実施例を示す磁性流体シール装置の断面図、第5
図、第6図及び第7図は参考例を示す磁性流体シ
ール装置の断面図である。 図中、21は支持体、22は磁性流体シール、
23は永久磁石、24,25はヨーク、27は軸
体、28は一方のヨークの内周部、29は他方の
ヨークの内周部、31,33はシール面、32,
34はシールすきま、Aはヨークと軸体との間の
距離、Bは一方のヨークから他方のヨークまでの
距離である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 環状の永久磁石23の両側面にヨーク24,
    25をそれぞれ密着した磁性流体シール22が
    支持体21に固定され、前記磁性流体シール2
    2の内周に軸体27を配設した磁性流体シール
    装置において、前記一方のヨークの内周部28
    は他方のヨークの内周部29側に屈曲し、前記
    ヨーク24,25と軸体27との間の距離Aは
    1方のヨーク24から他方のヨーク25までの
    距離Bより短く、前記ヨークの内周部28,2
    9と軸体27に設けたシール面31,33との
    間のシールすきま32,34に磁性流体がそれ
    ぞれ存在し、軸体27は二ケ所のシール面3
    1,33より軸方向外側の両側の部分のうち少
    なくとも一方がシール面31,33より小径で
    あることを特徴とする磁性流体シール装置。 (2) 軸体27が二ケ所のシール面31,33の間
    に周みぞ41を有している実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の磁性流体シール装置。 (3) 軸体27が一方のヨークの内周部28と他方
    のヨークの内周部29との間に大径の凸状部4
    9を有している実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の磁性流体シール装置。 (4) 磁性流体シール22が永久磁石23の外周に
    配設して固定した非磁性体からなつている環状
    体55を備えている実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の磁性流体シール装置。
JP12143781U 1981-08-18 1981-08-18 磁性流体シ−ル装置 Granted JPS5828159U (ja)

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JP12143781U JPS5828159U (ja) 1981-08-18 1981-08-18 磁性流体シ−ル装置

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JP12143781U JPS5828159U (ja) 1981-08-18 1981-08-18 磁性流体シ−ル装置

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JPS5828159U JPS5828159U (ja) 1983-02-23
JPS623579Y2 true JPS623579Y2 (ja) 1987-01-27

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ID=29915372

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JP12143781U Granted JPS5828159U (ja) 1981-08-18 1981-08-18 磁性流体シ−ル装置

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JPS5828159U (ja) 1983-02-23

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