JPS6235337Y2 - - Google Patents

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JPS6235337Y2
JPS6235337Y2 JP13904079U JP13904079U JPS6235337Y2 JP S6235337 Y2 JPS6235337 Y2 JP S6235337Y2 JP 13904079 U JP13904079 U JP 13904079U JP 13904079 U JP13904079 U JP 13904079U JP S6235337 Y2 JPS6235337 Y2 JP S6235337Y2
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JP
Japan
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capacitor
voltage capacitor
cover
electric
high voltage
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JP13904079U
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JPS56153190U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は高電圧により、ハエ、蛾などの翔虫
を電殺するようにした電撃殺虫器に関し、とくに
電殺効果を向上すべく一対の電撃格子間に高圧コ
ンデンサを介装した殺虫器の改良に関するもので
ある。この種の殺虫器は第1図に示すように左右
の電装函1a,1bと上板1c下板1dとからな
る機枠1内に、飛翔虫を誘引する誘虫ランプ2、
高電圧の印加された電撃格子3および下板1d上
に載置された虫受皿4が収納されており、さらに
機枠1の前後面に取付けられた保護金網5(第1
図では前面の保護金網のみを図示)とからあらま
し構成されている。そして一般的に電殺効果を向
上すべく第2図に拡大図示したごとく、対向する
一対の電撃格子間に高圧コンデンサ6が取付けら
れている。尚、第1図では、図面の複雑化をさけ
るために中心より左側部分は保護金網5を省略
し、また、右側部分は前面の保護金網5のみを図
示してある。
第2図において、高圧コンデンサ6は誘電体で
あるベース6aの両端にネジ穴を有した端子6
b、6cが取付けられており、さらにこれらを合
成樹脂製の外被6dによりモールドされている。
そして、この高圧コンデンサ6は電撃格子3の上
端部の一対の格子部材3a、3b間にネジ8によ
り固定されている。このような高圧コンデンサ6
を電撃格子3に取付けた殺虫器はたしかに電殺効
果は向上するが、調理場などのような湿気の多い
所や、店先のようにほこりの多い場所で長期使用
した場合、高圧コンデンサ6が焼損してその機能
を発揮できなくなつたり、最悪の場合にはベース
6aが焼けたまま端子6b、6cから脱落し、火
災事故につながる危険性をも有していた。
そこで本考案者らは、高圧コンデンサ6の焼損
について種々検討したところ、次のようなことが
判つた。すなわち高圧コンデンサ6の外被6d表
面にほこりや水分などが付着して汚染されると、
外被6d表面の絶縁抵抗が低下し、両端子6b、
6cから外被6d表面に沿つて沿面電流が流れ
る。この電流のジユール熱により水分が蒸発し導
電路は分断されるが、その際微小発光放電(シン
チレーシヨン)を生ずる。
このシンチレーシヨンは、放電電流の大小によ
りその熱量は異なるが、高温のガスプラズマを発
生し、その熱によつて、前記外被6d材料の分
解・燃焼などを生じる。
1回の放電による前記外被6d表面の劣化は、
微小であつてもくり返し放電により炭化が進行
し、徐々に放電路が伸び、ついには汚染に関係な
く、前記導電路により定常的な放電が持続する。
この持続放電の熱は加速的に前記外被6d表面を
炭化してゆき、最終的には、高圧コンデンサ6は
全焼状態となり、最悪の場合は、前記ベース6a
が、端子6b、6cから脱落・落下するというこ
とに気付いた。
そこで、本考案者らは、さらに高圧コンデンサ
6の焼損の主要因である汚染を防止する方法を検
討した結果、予め、外被6d表面を汚染されない
ように不燃性物質により包囲し、しかもこの包囲
する不燃性物質で高圧コンデンサ6を保持するよ
うにしてやれば、たとえ高圧コンデンサ6が焼損
しても、不燃性物質により包囲されているため前
記端子6b、6cからは脱落しないですみ、火災
等の発生する心配が全く無くなることが判り、実
験したところ極めて良好な結果が得られ、極めて
安全性の高い電撃殺虫器を得ることができた。
以下本考案の好適な実施例を図面により詳細に
説明する。
尚、第1図及び第2図と同一の部分には同一の
符号を附して説明を省略してある。第3図は本考
案の要部であるコンデンサカバー7を示した図で
ある。第2図における高圧コンデンサ6を1ケ包
囲するには、本図のコンデンサカバー7を2ケ必
要とする。コンデンサカバー7は前記高圧コンデ
ンサ6の外被6dを完全に包囲することが、その
機能上必要であり、製造、取付け等を考慮する
と、2分割できしかも両方共同じ形状であること
が望ましい。
又、コンデンサカバー7の材質に要求される性
能は不燃性であることが最も重要であるが、高絶
縁性、耐電圧性大、吸水性小、機械的強度大、耐
熱性大であることも勿論重要であり、万一、コン
デンサカバー7の表面の汚染により沿面電流が流
れても、の電流の熱で炭化しないことが要求され
る。上記コンデンサカバー7と、して要求される
諸性能を満す材料は、磁器が適切であり、成形後
焼成した生地のままでも充分その機能を果せる
が、外面に長石、珪石、硼砂珪酸鉛等を混合した
うわ薬をかけると、吸水性がより小さくなる上、
汚れが付着し難くなるので、より望ましい。
第4図は一対の電撃格子3間に取付けられた、
高圧コンデンサ6に本考案よりなるコンデンサカ
バー7を取付けた状態を示す。コンデンサカバー
7の開口部側から高圧コンデンサ6の端子6bを
通し、更にもう1ケのコンデンサカバー7にも前
記同様に逆側の端子6cを通す。
このように高圧コンデンサ6が、2ケのコンデ
ンサカバー7により完全に包囲された状態のもの
を、前述第2図で示した取付方法と同様に電撃格
子3の上端部の格子部材3a、3b間にネジ8、
8により取付ける。
この状態では、高圧コンデンサ6の外被6d
は、コンデンサカバー7により完全に包囲された
形となるので、前記外被6dの汚染は著しく低下
する。
又、万一高圧コンデンサ6が焼損してベース6
aが端子6b、6cから脱落しても、コンデンサ
カバー7内に保持されるので安全である。
第5図は、第3図に示したコンデンサカバー7
の他の実施例で、穴7aと突起7bとを設けてな
るコンデンサカバー7を示した図である。この場
合も1ケの高圧コンデンサ6に対して2ケ使いと
なる。取付時には互いの突起7bが互いの穴7a
に整合状態で挿入されることになり、一対のコン
デンサカバー7、7の回り止めを行える様になし
たものである。
第6図は、第3図に示したコンデンサカバー7
の他の実施例で、凸部7cと凹部7dとを設けて
なるコンデンサカバー7を示した図である。この
場合も1ケの高圧コンデンサ6に対して2ケ使い
となり取付時には、互いの凸部7cが互いの凹部
7dに嵌合されることになる。しかして一対のコ
ンデンサカバー7,7の回り止めを行えると共
に、コンデンサカバー7,7間に生じる間隙から
の高圧コンデンサ6の汚染防止が向上する様にな
したものである。
以上の如く、高圧コンデンサを不燃性材質より
なるコンデンサカバーで包囲することにより、高
圧コンデンサの汚染による焼損を未然に防止し、
かつ万一焼損してもベースが脱落、落下しない非
常に安全性の高い電撃殺虫器を市場に供すること
が可能となつた。
尚、本考案によるコンデンサカバー7の形状は
段付きの円筒形状として説明図示してあるが、使
用する高圧コンデンサの形状に対応して種々の形
状を選定できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の電撃殺虫器を示す正面図、第
2図は、第1図における高圧コンデンサの取付状
態を示す拡大部分断面側面図、第3図は、本考案
に係る高圧コンデンサを包囲するためのコンデン
サカバーを示した実施例図で、a図は中心縦断面
図、b図は同a図の右側面図、第4図は、第3図
に示した本考案のコンデンサカバーの取付け状態
を示す部分縦断面図、第5図は、本考案に係るコ
ンデンサカバーの他の実施例を示す図で、a図は
中心縦断面図、b図は同a図の右側面図である。
第6図は第3図に示したコンデンサカバー7の他
の実施例図で、a図は中心縦断面図、b図は同a
図の右側面図である。 1……機枠、2……誘虫ランプ、3……電撃格
子、4……虫受皿、5……保護金網、6……高圧
コンデンサ、7……コンデンサカバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機枠と、この機枠内に配装された誘虫ランプ、
    保護金網、虫受皿および高圧コンデンサを取付け
    た電撃格子を有する電撃殺虫器において、前記高
    圧コンデンサを不燃性材質よりなるコンデンサカ
    バーで包囲したことを特徴とする電撃殺虫器。
JP13904079U 1979-10-06 1979-10-06 Expired JPS6235337Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13904079U JPS6235337Y2 (ja) 1979-10-06 1979-10-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13904079U JPS6235337Y2 (ja) 1979-10-06 1979-10-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56153190U JPS56153190U (ja) 1981-11-16
JPS6235337Y2 true JPS6235337Y2 (ja) 1987-09-08

Family

ID=29666780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13904079U Expired JPS6235337Y2 (ja) 1979-10-06 1979-10-06

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JP (1) JPS6235337Y2 (ja)

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JPS56153190U (ja) 1981-11-16

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