JPS6235237A

JPS6235237A - ゆるみ診断装置用加振器

Info

Publication number: JPS6235237A
Application number: JP60175229A
Authority: JP
Inventors: Shunzo Watanabe; 渡辺　俊三; Yutaka Hashiba; 豊橋場
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-08-09
Filing date: 1985-08-09
Publication date: 1987-02-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明はゆるみ診断装置用加振器に係り、特に回転？１
ｉ１のロータバーや楔、コイル等の一般機械構造物のボ
ルトやノックピン、リベット等の結合部材のゆるみ具合
を診断するため被試験体に衝突を与えるゆるみ診断装置
用加振器に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

一般に、ゆるみ診断装置の原理は、被試験体にｗｉｎを
与えたときのこの与えた打撃力の最大値Ｆ　　と、被試
験体の応答加速度の最大値Ａｌｌ１ａｘ１ｌａｘとの比Ａ　　　／Ｆ　　　　値の大小によって、被試ｎ
＋ａｘ　　　ｍａｘの験体のゆるみ具合を診断するものである。

従来、被試験体に打撃を与えこの打撃力を検出する加振
器として、力検出素子を内蔵したインパルスハンマーと
称されるものを用いていた。しかし、このインパルスハ
ンマーは、人間の手によって打撃するため一定箇所を一
定方向から打撃することができず、データ精度の低下を
招き、さらに、電動機固定子内等狭い部分の被試験体を
診断する場合に、作業性が悪くかつ作業姿勢が悪くなる
等の問題を有している。

〔発明の目的〕

本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、ゆるみ診
断を行なう際の個人差および作業性の改善によるデータ
精度の向上を図ることのできるゆるみ診断装置用加振器
を提供することを目的とするｂのである。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するため本発明に係るゆるみ診断装置用
加振器は、ハウジング内部に固定された電磁石と、この
電磁石の励磁により吸引駆動される可動鉄心と、この可
動鉄心の動きを保持するように上記ハウジング内部に設
けられたガイドスリーブと、上記可動鉄心の吸引駆動に
より上記可動鉄心の一端が衝突するように上記ハウジン
グにばね部材を介して設けられた衝突板と、上記可動鉄
心と上記衝突板との衝突による衝撃力を上記被試験体に
伝達する伝達部材と、上記衝突板と上記伝達部材との間
に設けられたセンサとを有することをその特徴とするも
のである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図乃至第５図を参照して説
明する。

第１図は本発明に係る加振器の一実施例を示したもので
、筒状のハウジング１の内部には、ボビン２に巻線３を
巻装してなる電磁石４が固定されており、この電磁石４
の中心軸上には、この電磁石４のＯＮ、ＯＦＦにより上
下駆動される可動鉄心５が配設されている。この可動鉄
心５の下端部には、下端が球面状に形成されたアンビル
６が固着され、上記可動鉄心５の上端部は、上記ハウジ
ング１の上面を閉塞する蓋７の内面に固着された上部ガ
イドスリーブ８により軸支されるとともに、上記アンビ
ル６の下方部分は、上記ハウジング１の内側に取付けら
れた下部ガイドスリーブ９により軸支されている。また
、上記可動鉄心５の電磁石４より上方部分には、電磁石
４の上面に衝接して可動鉄心５の下降を制限する突出部
５ａが周設され、上記電磁石４の上面には、アブソーバ
シート１０が設けられている。上記下部ガイドスリーブ
９の上面側には、コイルばね１１が設けられ、このコイ
ルばね１１によりアンビル６および可動鉄心５を上方へ
付勢するようになされている。

また、上記ハウジング１の下端には、衝突板支持リング
１２がローレットナツト１３により固定され、この衝突
板支持リング１２の上面側には、アンビル６を介して可
動鉄心５が衝突する衝突板１４が、ばね部材１５を介し
てボルト１６により固定されている。また、この衝突板
１４の下面側には、力検出センサ１７および加速度セン
サ１８を介して、衝撃力を図示しない被試験体に伝達す
るロッド１９が取付けられている。上記力検出センサ１
７および加速度センサ１８のケーブル１７ａ、１８ａは
、それぞれ図示しないゆるみ診断装置に接続されている
。さらに、上記蓋７には、可動鉄心５の可動範囲を調節
する調節ねじ２０が設けられ、かつ、電磁石４に電源を
供給する電源供給端子２１が設けられている。

次に本実施例の作用について説明する。

まず、巻線３に直流電圧を印加して電磁石４を励磁させ
ると、その磁力により可動鉄心５は、コイルばね１１の
付勢力に抗して図中矢印へ方向へ吸引される。この吸引
動作により、可動鉄心５に取付けられたアンビル６の下
端が、衝突板１４に衝突し、この衝突板１４の振動は、
ロッド１つに伝達されて被試験体を加振するものである
。このとき、アンビル６と衝突板１４との衝突によるエ
ネルギを可能な限り多くロッド１９に伝達させ、また、
衝突板１４の振動を速やかに減衰させて肢試験体の振動
が加速度ヒン勺１８測定時における外乱にならないよう
にするため、ばね部材１５が介設されているが、このば
ね部材１５は、ゴム等の減衰能の高い粘弾性材料を用い
る方が効果的である。

そして、被試験体への加振力は力検出センサ１７によっ
て検出され、応答振動旦は加速度センサ１８により検出
されるものであり、これら検出値は、ゆるみ診断装置へ
送られて信号処理される。

この信号処理が終了すると、直流電圧は遮断され可動鉄
心５はコイルばね１１の付勢力により元の位置に戻る。

第２図は、上記のように構成された加振器により積層鉄
心２２を有する回転電機のロータバー２３を加振してい
る状態を示したもので、加振器のロッド１９をロータバ
ー２３に接触させ、直流電圧を印加させることにより、
加振器内の可ｆＪＪ鉄心を駆動してロータバー２３を振
動させる。このとき、加振力は力検出センサ１７により
検出される一方、加振を受けたロータバー２３の振動８
ば加速度センサ１８により検出される。

第３図（ａ）、（ｂ）は、それぞれ力検出センサ１７お
よび加速度センサ１８により検出された加振力および応
答振動加速度の時間波形を示したもので、ゆるみ診断装
置において、これら各波形の絶対値の最大値ＩＦＩ　　
　および１△１　　かｍａｘ　　　　　　　　　　　　
　　ｍａｘらＩＡＩ　　　／ＩＦＩ　　　を求め、被試
験体（こＩｎｎＸ　　　　　　　　　　　ｍａＸの場合
はロータバー）のゆるみ爪を定量化するものである。

したがって、本実施例においては、上部および下部ガイ
ドスリーブ８，９により支持される可動鉄心５を、コイ
ルばね１１および電磁石４ににり駆動するＪ：うにした
ので、ｍ力に対してあらゆる方向で使用することができ
、しかも、衝撃力の方向を一定にすることができる。そ
の結果、ゆるみ診断のデータ精度の向上および作業性の
向上を図ることができる。

また、第４図は本発明の他の実施例を示したもので、第
１図と同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。

本実施例においては、ロッドの代わりにマグネット２４
を設けて取りはすしを容易にしてＪ′３つ、さらに、加
速度センサを別体としている。

第５図は、上記実施例に係る加振器を用いて、ボルト締
め水車ランナのゆるみ具合を診断している状態を示した
ちので、水車ランナ２５に設けられたリブ２６にカバー
プレート２７がボルト２８゜２８により締め付は固定さ
れており、このカバープレート２７のす７２６への密着
状態を検査するものである。加振器はカバープレート２
７の表面にマグネット２４により取付けられ、この加振
器のボルト２８に対して反対側には、加速度センサ１８
が配置されている。

そして、加振器によりカバープレート２７を加振し、こ
の加振力を力検出センサ１７により検出するとともに、
カバープレート２７を伝わった振動を加速度センサ１８
に検出する。そして、これら各検出信号はゆるみ診断装
置に送られ、ＩＡＩ　　　／ＩＦＩ　　　を演算してカ
バーブレーｍａｘ　　　　　　　　　　ｍａｘト２７の密着具合を定量化する。

したがって、本実施例においても、高いデータ精度でゆ
るみ具合を診断することができる。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明に係るゆるみ診断装置用加振器
は、ハウジング内の電磁石の励磁によりガイドスリーブ
に支持されながら吸引駆動される可動鉄心を設け、この
可動鉄心の吸引駆動により可動鉄心の一端が衝突する衝
突板へのｍ撃力をセンサを介して伝）ヱ部材で被試験体
へ伝達するように構成したので、ゆるみ診断を行なう際
に被試験体へ与える衝撃力の個人差を除去することがで
き、かつ、作業性も著しく向上する。その結果、データ
精度の向上および作業時間の短縮を図ることができ、正
確にゆるみ診断を行なうことができる等の効果を奏する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第２図は第
１図の加振器の使用状態を示す斜視図、第３図（ａ）、
（ｂ）はそれぞれ衝撃力および応答振動加速度の波形線
図、第４図は本発明の他の実施例を示す縦断面図、第５
図は第４図の加振器の使用状態を示す一部を断面とした
正面図である。１・・・ハウジング、４・・・電磁石、５・・・可動鉄
心、６・・・アンビル、８．９・・・ガイドスリーブ、
１１・・・］イルばね、１４・・・衝突板、１５・・・
ばね部材、１７・・・力検出センサ、１８・・・加速度
検出センサ、１９・・・ロッド、２４・・・マグネット
。＄２目（ａ）第３目弔５図

Claims

【特許請求の範囲】

被試験体に衝撃を与え、この衝撃力に応じた信号の最大
値と上記被試験体からの応答振動量に応じた信号の最大
値との比により上記被試験体のゆるみ具合を診断するゆ
るみ診断装置に用いられるゆるみ診断装置用加振器にお
いて、ハウジング内部に固定された電磁石と、この電磁
石の励磁により吸引駆動される可動鉄心と、この可動鉄
心の動きを保持するように上記ハウジング内部に設けら
れたガイドスリーブと、上記可動鉄心の吸引駆動により
上記可動鉄心の一端が衝突するように上記ハウジングに
ばね部材を介して設けられた衝突板と、上記可動鉄心と
上記衝突板との衝突による衝撃力を上記被試験体に伝達
する伝達部材と、上記衝突板と上記伝達部材との間に設
けられたセンサとを有することを特徴とするゆるみ診断
装置用加振器