JPS6235188Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6235188Y2
JPS6235188Y2 JP11777380U JP11777380U JPS6235188Y2 JP S6235188 Y2 JPS6235188 Y2 JP S6235188Y2 JP 11777380 U JP11777380 U JP 11777380U JP 11777380 U JP11777380 U JP 11777380U JP S6235188 Y2 JPS6235188 Y2 JP S6235188Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
radio
pause
switch
auto
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11777380U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5740197U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11777380U priority Critical patent/JPS6235188Y2/ja
Publication of JPS5740197U publication Critical patent/JPS5740197U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6235188Y2 publication Critical patent/JPS6235188Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はテープレコーダに係り、特にそのテ
ープカセツト収納部にパツク化されたチユーナユ
ニツトを着脱自在として使用する場合等に好適す
るオートポーズ装置に関する。
近時、テープレコーダにラジオ受信機(チユー
ナ)を一体に組込んでなるいわゆるラジオ付テー
プレコーダが急速に普及している。そして、かか
るラジオ付テープレコーダは多機能化・高級化志
向のために大形化される傾向にある。
一方、携帯性を考虜した場合には可及的にコン
パクト化を図らなければならないので、小形(薄
形)化されたテープレコーダに、これとは別にパ
ツク化されたチユーナユニツトを必要に応じて
種々の形態で着脱自在とすることが考えられてい
る。
そこで、この考案は以上のような点に鑑みてな
されたもので、テープレコーダとラジオ受信機と
を合体させて用いる場合、特にはパツク化された
チユーナユニツトを着脱自在として使用する場合
に好適する如く構成の簡易小形化ならびに操作性
の簡便化に寄与し得るようにしたテープレコーダ
のオートポーズ装置を提供することを目的として
いる。
すなわち、この考案に係るテープレコーダのオ
ートポーズ装置は、テープレコーダにラジオ受信
機を合体させて用いるこの種のテープレコーダに
おいて、テープモードとラジオモードとのモード
切換えが必要ないようにラジオモードでオートポ
ーズ機能をもたせるようにし、以つて構成の簡易
小形化ならびに操作の簡便化に寄与し得るように
した点に特徴を有しているものである。
以下、パツク化されたチユーナユニツトを小形
(薄形)化されたテープレコーダに着脱自在とし
て使用する場合に適用したこの考案の基本例につ
き第1図乃至第3図を参照して詳細に説明する。
すなわち、第1図はこの考案が適用されるテープ
レコーダの外観を示すもので、11は略箱状で使
用者がポケツト等に入れて容易に持ち運びできる
程度の大きさにとして可及的に小形(薄形)化を
図つて構成されたキヤビネツトであり、前面キヤ
ビネツト12及び後面キヤビネツト13を合体さ
せてなるものである。このキヤビネツト11の図
中左側面には、巻戻し、早送り、再生及び停止兼
イジエクト操作子14乃至17が配設されてい
る。また、上記再生操作子16の図中上部には、
トーク操作子18が設けられている。このトーク
操作子18は、再生操作子16とともに押圧操作
可能なもので、これが操作されると、テープ再生
中またはラジオ動作中を問わず、キヤビネツト1
1の図中上端部に設けられた内蔵マイクロホン1
9を通して、周囲の音を後述するヘツドホンを外
さずして聞くことができるものである。
また、再生操作子16が操作されたテープが再
生走行している状態で、巻戻しまたは早送り操作
子14,15を操作すると、テープレコーダはレ
ビユーまたはキユー状態となる。さらに、巻戻
し、早送り及び再生操作子14乃至16のいずれ
かが先行して操作されている状態で、停止兼イジ
エクト操作子17を操作すると、先に操作されて
いた操作子14乃至16が非操作位置に復帰し、
2度目に停止兼イジエクト操作子17を操作する
と、図示しないテープカセツトのイジエクトが行
なわれるいわゆるダブルイジエクト機構が設けら
れている。
ここで、キヤビネツト11の図中左側面で、上
記巻戻し、早送り、再生及び停止兼イジエクト操
作子14乃至17が配設されている部分の図中下
部には、音量調整用操作子20,21が設けられ
ている。この音量調整用操作子20,21はそれ
ぞれステレオの右チヤンネル及び左チヤンネル用
で、それぞれ図中矢印A,B方式にスライド自在
であり、矢印B方向に操作するにつれて音量が大
きくなるものである。
また、上記キヤビネツト11の図中上面部に
は、バツテリ−インジケータ22、テープ種類切
換スイツチ23、トーンスイツチ24、ラジオイ
ンジケータ25、テープ−ラジオ切換スイツチ2
6及びヘツドホン用ジヤツク27が、それぞれ配
設されている。このうち、まずバツテリ−インジ
ケータ22は電池電力の消耗度を示すメータで、
テープ走行中及びラジオ動作中いずれの状態でも
作動し得るものである。また、テープ種別切換ス
イツチ23は、使用するテープがノーマルテープ
かクロムテープかによつて切換えるものである。
さらに、トーンスイツチ24は、例えば使用する
テープにノイズリダクシヨン処理がなされている
か否かによつて、〔LOW〕または〔HIGH〕側に
切換を行なうものである。また、テープ−ラジオ
切換スイツチ26は、テープ再生を行なうかチユ
ーナパツクを用いてラジオ受信を行なうかによつ
て切換えるもので、ラジオ側に切換えると再生操
作子16を操作してもキヤビネツト11内の図示
しないテープ走行用モータが回転しないようにす
るもので、電池電力の節約に供するようになつて
いる。このため、テープ再生走行中にテープ−ラ
ジオ切換スイツチ26をラジオ側に切換えること
によつて、テープ走行を一時停止させるいわゆる
ポーズ機能を行なうことができるものである。ま
た、上記テープ−ラジオ切換スイツチ26をラジ
オ側に切換えると、ラジオインジケータ25が点
灯するようになつている。さらに、ヘツドホン用
ジヤツク27は図示しないヘツドホンから延出さ
れるヘツドホンコードの先端に取着されたヘツド
ホンプラグが挿着されるもので、ラジオ動作時に
はこのヘツドホンコードがFMアンテナの役目を
するものである。
ここで、キヤビネツト11の前面キヤビネツト
12には、テープカセツト収納部28が形成され
ている。このテープカセツト収納部28内には、
一対のリール台29,30及び図では見えない一
対のカセツトガイドピン、再生ヘツド、ピンチロ
ーラ及びキヤプスタンおよび後述するチユーナパ
ツク接続用のコネクタ群等が、それぞれ所定位置
に配設されている。そして、上記テープカセツト
収納部28は、例えば透明なアクリル板等で形成
されたカセツト蓋31によつて閉塞されるように
なつている。
なお、この実施例のテープレコーダは再生専用
であると共に、その再生出力は上述のヘツドホン
のみを使用して聴取可能となされるものである。
ここで、第2図は上記テープレコーダに合体さ
せた状態でラジオ放送を受信するために用いるパ
ツク化されたチユーナユニツト(以下、単にチユ
ーナパツクと記す)の外観を示すものである。す
なわち、33は通常のテープカセツトと略同じ形
状及び大きさに構成されたケーシングであり、上
面ケーシング34及び底面ケーシング35を合体
させてなるものである。このケーシング33のう
ち、通常のテープカセツトのヘツド挿入口及びピ
ンチローラ挿入口に対応する部分には、上記チユ
ーナパツクをテープレコーダのテープカセツト収
納部28に装着する如くしてテープレコーダにチ
ユーナパツクを合体して使用するときに、前記再
生ヘツド及びピンチローラを逃げるための凹部3
6,37が形成されている。また、上記凹部3
6,37の図中上下部には、前記カセツトガイド
ピン及びキヤプスタンの挿通孔38,39が形成
されている。さらに、このケーシング33の上面
ケーシング34には、受信周波数表示板40、選
曲ダイヤル41、モノラール−ステレオ切換スイ
ツチ42及びFMステレオ−モノラル表示板43
が、それぞれ配設されている。この受信周波数表
示板40は円形でその外周に沿つて図示の如く受
信周波数を示す数字が適宜な周波数間隔で付設さ
れている。そして、上記受信周波数表示板40
は、選局ダイヤル41を回転操作することによつ
て、図中時計及び反時計方向に回動されるもの
で、該受信周波数表示板40と選局ダイヤル41
との間に付設された略三角形の指示部44で指示
された数字を、そのときの受信周波数として読み
取るようになされているものである。また、FM
ステレオ−モノラル表示部43は、例えばLED
(発光ダイオード)を用いて構成されるもので、
FMステレオ放送受信時に点灯し、FMモノラル
放送受信時に消灯するものである。
なお、かかるチユーナパツクの底面ケーシング
35の底部からは図では見えないが前記テープレ
コーダのテープカセツト収納部28に設けられた
コネクタ群を介して後述する如く電気的に接触さ
れるコンタクトピン群が突設されている。
第3図は以上のように構成されたテープレコー
ダ部TRおよびチユーナパツク部TRの電気回路系
を示すブロツク図である。
初めに、前記テープ−ラジオ切換スイツチ26
に相当するフアンクシヨンスイツチS0がテープモ
ードT側に設定されて、予めテープレコーダのテ
ープカセツト収納部28に装着されている通常の
ミユージツクテープ(カセツト)等を再生する如
くしたテープ再生の場合について説明する。すな
わち、この場合先ず前記再生操作子16が操作さ
れるもので、これに連動して閉成されるパワース
イツチS1を介して電源回路PSからの所定電源電
圧が、電源線路Vccに供給される。ここで、電源
回路PSは内蔵電池または外部の直流電源であ
る。
これによつて、上述の如く設定されたフアンク
シヨンスイツチS0のテープモードT側を介してガ
バナ回路GCが駆動される結果、テープ駆動用モ
ータMが駆動されるようになる。
すると、テープ走行が開始されて、左右の磁気
ヘツドHL,HRから再生出力が生じる。これらの
再生信号はこの場合いずれも〔OFF〕側に定さ
れているトークスイツチS2a,S2bを介して何ん
ら減衰されることなく左右のプリアンプPA1
PA2に供給される。ここで、両再生信号はそれぞ
れ予め前述したテープ切換スイツチ23によつて
切換えられるイコライザ切換回路EQ1,EQ2が介
挿されていることにより、使用テープに応じた所
定のイコライザ特性を有して増幅された後、前述
したトーンスイツチ24によつて切換えられるト
ーン切換回路TC1,TC2および音量調整操作子2
0,21によつて調整されるボリユームVR1
VR2を対応的に介して左右のメインアツプMA1
MA2に供給される。
この場合、プリアンプPA1,PA2およびメイン
アツプMA1,MA2は例えばそれぞれ毎にIC化さ
れていると共に、それらの電源供給部は前記電源
線路Vccから直接またはそれらの内部に備えられ
るリツプルフイルタLF1,LF2を介して図示破線
で示す如く所定の電源電圧が供給されている。
そして、左右のメインアツプMA1,MA2でそ
れぞれ所要のレベルに電力増幅された両再生信号
がアツテネエターATT1,ATT2およびRFフイル
タRF1,RF2を対応的に介して前述したヘツドホ
ン用ジヤツク27(但しステレオ用とする)を介
してこれに予め接続されているステレオ用ヘツド
ホンHPに供給されることにより、テープ再生を
なすことができるようになる。
ところで、以上のようなテープ再生状態でテー
プ走行を一時的に停止せしめる如くしたポーズ機
能を奏する場合には、この場合テープ再生時のポ
ーズ機能を兼用しているテープ−ラジオ切換スイ
ツチ26すなわちフアンクシヨンスイツチS0を一
時的にテープモードT側からラジオモードR側に
してやればよいものである。つまり、これによつ
てテープ駆動用モータMが一時的に停止されると
共に、各アンプ等が一時的に停止されるようにな
つていわゆる電気的なポーズ機能が奏されること
になる。
次に、テープレコーダのテープカセツト収納部
28に前述したようなチユーナパツクを装着して
ラジオ放送を受信する如くしたラジオ動作の場合
について説明する。すなわち、この場合先ずフア
ンクシヨンスイツチS0がラジオモードR側に設定
されると共に、前記再生操作子16を操作してパ
ワースイツチS1が閉成される。すると、電源線路
Vccからの電源電圧がフアンクシヨンスイツチS0
のラジオモードR側を介して表示素子例えば発光
ダイオードLED1に供給されて、これを点灯せし
めることにより、ラジオモードRに設定されてい
ることが表示される。(前述のテープ再生の場合
のポーズ機能時にはポーズ機能に設定されている
ことを表示することになる。) 勿論、この場合電源電圧はテープ駆動用モータ
Mには供給されなくなるが、各アンプ等には前述
したと同様にして供給されるようになる。
また、この場合テープレコーダのテープカセツ
ト収納部28には前述した如く該収納部に装着さ
れるチユーナパツクTRの底面等に設けられる複
数のコンタクトピンP1〜P6と対応して電気的に接
触される複数のコネクタT1〜T6が設けられてい
る(但し、T1,P1は接地用であり、T6,P6は予
備用である。)ものであるが、このうち電源供給
用のコネクタT4に対して前記電源線路Vccからリ
ツプルフイルタLF3を介して所定の電源電圧が供
給されている。
これによつて、チユーナパツクTP内の後述す
る各部にもそのコンタクトピンP4を介して所定の
電源電圧が供給されることになる。なお、前述し
たテープ再生時はその際用いる通常のテープカセ
ツトにこのようなコンタクトピンが設けられてい
ないから、何んら問題となるものでない。
そして、この場合テープカセツト収納部28側
のアンテナ端子用コネクタT5には前述した如く
FMアンテナとなるヘツドホンHPの接続コード
ANTがアンテナ共振回路AR1,AR2を並列または
直列に介して接続されている。
これによつてチユーナパツクTPはそのコンタ
クトピンP5を介して供給されるFM放送受信信号
をバンドパスフイルタ(国内の場合76〜
108MHz)(B,P,F)、高周波増幅部RF−
AMPを介して周波数変換部(CONV)に導き、
ここで局部発振器OSCからの局部発振信号に基
いて所定の中間周波信号に変換した後、中間周波
増幅部1F−AMP,FMマルチプレツクス部FM−
MPXを介して左右のステレオ信号に分離(モノ
ラールの場合は分離せずに単に同じ成分の出力)
してそのコンタクトピンP2,P3に導出される。こ
の場合、モノラールおよびステレオの切換えは前
述したモノラールステレオ切換スイツチ42によ
つて選択可能であると共に、ステレオ受信時には
前述のFMステレオ−モーラノラール表示部43
に相当する如く発光ダイオードで構成されたステ
レオインジケータ43aが点灯するようになされ
ている。つまり、弱電界地域ではステレオ放送を
受信するとノイズが多くなる場合もあるが、その
ような場合にモノラール−ステレオ切換スイツチ
42によりモノラールとするものである。
なお、選局については前述した選局ダイヤル4
1の操作で局部発振器OSCの発振周波数および
高周波増幅部RF−AMPの同調部を可変する如く
して所望の放送局に同調せしめるものである。
そして、コンタクトピンP2,P3に導出された
FM放送の受信信号は、テープレコーダ側のコネ
クタT2,T3を経てこれに接続されているアツテ
ネエターATT3,ATT4を介して前記左右のトー
ン切換回路TC1,TC2の出力部に供給され、以下
前述したテープ再生時と同様にステレオ用ヘツド
ホンHPを奏鳴せしめることにより、ラジオ動作
をなすことができる。
なお、この場合アツテネエターATT3,ATT4
は、これらを制御するアツテネエター制御回路
AC1,AC2が非動作状態にあることにより、チユ
ーナパツクTPからの受信信号を何んら減衰する
ことなく、そのままトーン切換回路TC1,TC2
出力部に伝送する如くなされている。
次に、以上のようなテープ再生時またはラジオ
動作時においてトークモードとする場合について
説明する。すなわち、これは前述したトーク操作
子18を操作してこれに連動されるトークスイツ
チS2a〜S2cをそれぞれ〔ON〕側に設定すること
によつて達成されるものである。
先ず、テープ再生時においては磁気ヘツドH
L,HRからの再生出力がトークスイツチS2a,S
2b部に介挿された抵抗R1,R2を通されることによ
り所定量だけ減衰されてプリアンプPA1,PA2
供給されるようになる。また、これと同時にトー
クスイツチS2cを介して前述したリツプルフイル
タLF1からの電源電圧が静電形でなる内蔵マイク
ロホンMICにバイアス電圧として供給されること
により、該マイクロホンMICが作動状態となつて
周囲の音を収容した出力を生ずるようになる。こ
の内蔵マイクロホン出力はフイルタ回路FCを介
して所要の低域カツト特性等を付与された後、ト
ークスイツチS2a,S2bを介してやはりプリアン
プPA1,PM2に供給される。
つまり、これ以降ではテープ再生出力と内蔵マ
イクロホン出力とが混合的にヘツドホンHPに供
給されるものであるが、テープ再生出力に対して
はこの場合R1,R2による減衰作用が伴われてい
るので、ヘツドホンHPを耳から外すことなくテ
ープ再生出力を聞きながら、内蔵マイクロホン出
力からの自分の声または周囲の音を聞くことがで
きる如く一種のミユーテイング機能を伴つたいわ
ゆるトークモードとなし得るものである。
そして、かかるテープ再生時のトークモードに
おいて使用するテープカセツトがいわゆるカラオ
ケテープと称される如き伴奏だけの音楽テープで
あれば、内蔵マイクロホンMIC(これは外部マイ
クロホンとしてもよい)から自分の声を入れてや
れば歌の練習に使用できるので非常に便利であ
る。勿論、使用するテープを代えて語学練習用あ
るいは楽器の練習用にも使用し得るものである。
また、ラジオ動作時のトークモードをなす場合
には内蔵マイクロホン出力は上述したと同様にプ
リアンプPA1,PA2に供給されるが、チユーナパ
ツクTPからの受信信号はこの場合アツテネエタ
ーATT3,ATT4で減衰作用を伴なわれてトーン
切換回路TC1,TC2の出力部に供給されるように
なる。
すなわち、この場合トークスイツチS2c部から
電源電圧がアツテネエター制御回路AC1,AC2
も供給されるようになることにより、該アツテネ
エター制御回路AC1,AC2が動作状態となつてア
ツテネエターATT3,ATT4に減衰作用を生じる
如く制御するからである。ここで、アツテネエタ
ー制御回路AC1,AC2は例えばトランジスタ等の
電子スイツチでなり、そのベースに加えられる電
源電圧でオン状態となつてコレクタ−エミツタ通
路に接続されたアツテネエターATT3,ATT4
の抵抗等を受信信号の伝送路に対して介挿状態と
する如くして減衰作用を生じるものである。
これによつて、チユーナパツクTPからのFM放
送の受信信号に減衰作用が伴われているので、上
述したテープ再生時のそれと同様にヘツドホン
HPの外さずにして内蔵マイクロホンMICからの
自分の声または周囲の音を聞くことができる如く
一種のミユーテイングを伴つたトークモードをな
すことができる。
なお、以上においてチユーナパツクはFM専用
したが、これをAM専用したりあるいはFM−AM
両用としてもよく、これ以外にもこの考案の要旨
を逸脱しない範囲で種々の変形や適用が可能であ
ることは言う迄もない。
ところで、以上のような基本例においてテープ
再生モードとラジオ動作モードとを切換えるフア
ンクシヨンスイツチS0が必要となるのは、ラジオ
動作モードにおいて若しテープ駆動用のモータM
が動作状態に放置されていたとすると、該モータ
Mで発生されるモータノイズがチユーナパツク
TP側に飛び込んでラジオ動作に悪影響がもたら
されるのを未然に防止せしとするためである。
しかるに、ラジオ動作モードの操作を考えた場
合にチユーナパツクをテープカセツト収納部に
装着すること、電源を投入するため再生操作子
を操作すること、フアンクシヨンスイツチをラ
ジオ動作(マニユアルポーズと兼用)側に操作す
ること(但し、これの操作順序は問わないものと
する)の全部3ステツプもの操作が必要となるた
めに、操作が極めて煩雑となりがちであつた。
また、使用時には往々にしてフアンクシヨンス
イツチを操作することが忘れられがちであるが、
この場合にはモータノイズによる影響でラジオ動
作が阻害され、著しく聴取しにくい音を出してし
まうことになる。
さらには、フアンクシヨンスイツチを設けるこ
とは、それだけ構成の簡易小形化が阻害されるの
で不利である。
次に、以上のような点を考虜して基本例をさら
に進展させてなるこの考案の一実施例につき説明
する。すなわち、第4図に示すように基本例のフ
アンクシヨンスイツチS0およびガバナ回路GCに
よるモータMの制御の代わりに前述した予備用の
コネクタとピンT6,T6を活用したオートポーズ
回路OPを介してモータMを制御する如くしたも
のであり(但し、ガバナ回路は必要により設ける
ようにしてもよい)、第3図と同じ部分(図示し
ない部分も含む)には同一符号を付してある。
そして、チユーナパツクTP′側のピンP6が同電
源供給端子P4に接続され、テープレコーダTR′側
のコネクタT6が抵抗R11を介してオートポーズ回
路OPのトランジスタQ1のベースに接続される。
このトランジスタQ1はそのエミツタが接地され
且つそのコレクタが抵抗R12を介して電源ライン
Vccに接続されると共に抵抗R13を介してトラン
ジスタQ2のベースに接続される。ここで、トラ
ンジスタQ2はそのエミツタが接地され且つその
コレクタと電源ラインVcc間にモータMが接続さ
れることによつてモータ駆動用となるものであ
る。
而して、以上の構成においてチユーナパツク
TP′がテープカセツト収納部に装着されない通常
のテープ再生モードでは、オートポーズ回路OP
用トランジスタQ1にコネクタT6を介してオート
ポーズ信号が供給されないから、該トランジスタ
Q1はオフ状態にある。これによつてモータ駆動
用のトランジスタQ2がオン状態となつてモータ
Mを駆動し、以つて所要のテープ再生モードとな
る。
次に、テープカセツト収納部にチユーナパツク
TP′が装着されたラジオ動作モードでは、該チユ
ーナパツクTP′のピンP6→テープレコーダTR′の
コネクタT6を通してオートポーズ信号となる所
定電圧がオートポーズ回路OP用トランジスタQ1
のベースに供給されるから、該トランジスタQ1
はオン状態となる。これによつてモータ駆動用の
トランジスタQ2がオフ状態となつてモータMを
電気的に停止状態とし、以つてモータノイズの発
生を防止してラジオ動作が何んら悪影響を受ける
ことなく遂行されるようになる。
すなわち、以上のようなテープレコーダのオー
トポーズ装置によれば、チユーナパツクTP′を装
置したラジオ動作モード側でのみオートポーズ機
能をもたせることにより、フアンクシヨンスイツ
チS0を不要としてそれだけ構成の簡易小形化なら
びに操作の簡便化を図り得るものである。
なお、テープ再生モードでの(マニユアル)ポ
ーズ機能を必要とする場合には電源ラインVccと
抵抗R11の一端に(マニユアル)ポーズ用のスイ
ツチSMPを挿入しておけばよく、たとえ該スイツ
チSMPを設ける場合であつてもラジオ動作モード
側の操作には何んら係り合いがないと共に、フア
ンクシヨンスイツチS0に比して接点数を少なくし
得るので構成の簡易小形(薄形)化に寄与し得る
ことは勿論である。
従つて、以上詳述したようにこの考案によれ
ば、ラジオ受信機を合体させて用いるテープレコ
ーダにおいてテープモードとラジオモードとのモ
ード切換が必要ないようにラジオモードオートポ
ーズ機能をもたせることにより、構成の簡易小形
化ならびに操作の簡便化に寄与し得るようにした
極めて良好なるテープレコーダのオートポーズ装
置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はこの考案に係る基本例に適用
されるテープレコーダおよびチユーナユニツトの
外観斜視図、第3図は同じく電気回路系を示す構
成説明図、第4図はこの考案に係るテープレコー
ダのオートポーズ装置の一実施例を示す要部の電
気回路系の構成説明図である。 M……テープ駆動用モータ、Vcc……電源線
路、TR′……テープレコーダ部(電気回路系)、
TP′……チユーナパツク部(電気回路系)、OP…
…オートポーズ回路、Q1,Q2……トランジス
タ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通常のテープカセツトおよび該通常のテープカ
    セツトと略同様の形状を有するチユーナユニツト
    とが選択的にカセツト収納部に装着されるもの
    で、上記カセツト収納部と上記チユーナユニツト
    との互いの対向所定部に設けられるオートポーズ
    信号発生回路を含む所定数の電気的接続手段と、
    この電気的接続手段の上記オートポーズ信号発生
    回路によるオートポーズ信号に基いて、上記通常
    のテープカセツトの装着状態で該テープカセツト
    を駆動するモータを電気的に停止せしめるオート
    ポーズ回路とを具備することを特徴とするテープ
    レコーダのオートポーズ装置。
JP11777380U 1980-08-20 1980-08-20 Expired JPS6235188Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11777380U JPS6235188Y2 (ja) 1980-08-20 1980-08-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11777380U JPS6235188Y2 (ja) 1980-08-20 1980-08-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5740197U JPS5740197U (ja) 1982-03-04
JPS6235188Y2 true JPS6235188Y2 (ja) 1987-09-07

Family

ID=29478526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11777380U Expired JPS6235188Y2 (ja) 1980-08-20 1980-08-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6235188Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0340575Y2 (ja) * 1985-02-26 1991-08-27
JPH0340576Y2 (ja) * 1985-03-01 1991-08-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5740197U (ja) 1982-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4713801A (en) Radio-tape recorder for automotive use
US20020084910A1 (en) Automotive multiple media system
US20120208481A1 (en) Remotely controlling sound system in enclosure
KR20020010350A (ko) 엠피3 플레이어의 재생음 무선송출장치
JPS6235188Y2 (ja)
JPS6235187Y2 (ja)
US4488273A (en) Magnetic reproducing apparatus capable of receiving radio broadcast programs
KR100380046B1 (ko) 자동차의 디지탈 오디오 시스템
JPS6220957Y2 (ja)
JP3915856B2 (ja) リモコン操作機
JPS6235186Y2 (ja)
GB2098821A (en) Radio receiver
JPH0345269Y2 (ja)
JPH0516746Y2 (ja)
KR940004786Y1 (ko) 전화기형 테이프 레코더
KR20050049787A (ko) 카오디오와 휴대용 미디어플레이어의 인터페이스장치
JPH1188979A (ja) 音響再生装置
JPS6345078Y2 (ja)
JPH0810549B2 (ja) 車載用音響機器の表示装置
JPH0110022Y2 (ja)
JPH0135359Y2 (ja)
JPH087987B2 (ja) Datシステム
JPS5914897Y2 (ja) テ−プレコ−ダ−
JPS626629Y2 (ja)
KR200343665Y1 (ko) 카오디오와 휴대용 미디어플레이어의 인터페이스장치