JPS6234851A - 電動式パワ−ステアリング装置の操舵回転検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、電動式パワーステアリング装置におけるステ
アリング系の回転数を検出する操舵回転検出装置に関す
る。

（従来の技術） 従来の電動式パワーステアリング装置は、電動機を動力
源とする操舵力倍力装置およびその制御回路を備え、ス
テアリングホイールに付与される操舵トルクやステアリ
ング系の操舵回転数を検出し、これらの検出信号に基づ
いて制御回路により電動機に補助トルクを発生させ、操
舵力を軽減し操舵フィーリングの向上を図っている。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、ステアリング系の操舵回転数を検出する操舵
回転検出装置を、ステアリング系に連結されステアリン
グ系の回転数に比例した電圧を出力する発電機により構
成する場合には、ステアリング系の回転方向によって発
電機からの出力信号の極性が変わるため、この出力信号
の処理にはプラス電源の他にマイナスの別電源が必要と
なり、電源回路が複雑となる問題がある。すなわち、一
般に車両の電源回路は、車・成バッテリのプラス電源を
用いて構成されているため、極性が変る発電機の出力信
号を処理するには１例えばＤＣ−ＤＣ変換器等のマイナ
ス電源を設けなければならず。

電源回路が複雑となるばかりか信号処理の信頼性が低下
する不具合がある。

そこで本発明は、プラス側の巾−・電源で発電機の出力
信号の信号処理を１可能とし簡素で信頼性を高めた操舵
回転検出装置を提供することを［１的とする。

（問題点の解決手段） 本発明の操舵回転検出装置は、ステアリング系に連結さ
れステアリング系の回転に伴い一方の出力端子から発生
電圧を出力する発１［機と、この発電機の他方の出力端
子に接続されこの他方の出力端子を所定電圧に保持する
定電圧回路と、を備えたことをその構成とするものであ
る。

（実施例） 以ドに本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図は本実施例の電磁型倍力装置を９０°切断面で折
曲させて示す縦断面図である。第１図において、（１）
はステアリングコラム、（２）はステータ、（３）と（
４）は互いに同軸状に配設された人力軸および出力軸で
ある。入力軸（３）はその内端部が出力＋ｌ１（４）の
内端部内に挿入され軸受（５）を介して回転自在に支承
される一方、これらの内端部がトーション八〜（８）に
より連結されている。また１人力軸（３）は軸受（７）
により、出力軸（４）は軸受（８）、（１０）により夫
々回転自在に支承されている。

なお、第１図中、（１１）は入出力軸（３）と（４）と
の挿入部の周囲に配設された差動変圧器を構成する操舵
トルクセンサ、（１２）は出力軸（４）の周囲に配設さ
れ補助トルクを発生する電動機、（１３）は二段のか星
機構により構成され電動機（１２）の回転トルクをトル
ク倍力して出力軸（４）に伝達する減速機構、　（＋４
）は操舵トルクセンサ（１１）および後述する操舵回転
検出装置（１６）からの各検出信号に基づき電動機（１
２）を駆動制御する制御装置である。

旧友入力軸（３）の周囲には操舵回転センサ（１７）が
配設されている。この操舵回転センサ（１７）は、その
回転軸が入力軸（３）の軸心に沿うようステアリングコ
ラム（１）外周に固着された直汝発電機（１８）と、こ
の発電機（１８）の軸端に取付けられたプーリ（１３）
と、このプーリ（１９）に対応して入力軸（３）外周に
形成されたベルト溝（２０）と、このベルト溝（２０）
とプーリ（１９）とに懸は渡されたベルト（２１）とか
ら構成されており、入力軸（３）の回転にイナって発電
機（］８）が駆動され１発電機（１８）からは入力軸（
３）の回転方向と回転数に応じたアナログ電気信号が出
力される。

また、第２図に示すように、発電機（１８）の出力端子
のうち、一方の出力端子はそのまま制御装置（１４）の
Ａ／Ｄコンバータ（１４Ａ）に接続され、他方の出力端
子は定電圧回路（ｌＩ３Ａ）を介してＡ／Ｄコンバータ
（１４Ａ）に接続されている。定電圧回路（１６Ａ）は
制御装置（１４）の電源回路のＡ電源に接続される抵抗
Ｒｏと、これに直列接続されるツェナーダイオードＺＤ
とから構成されており、ツェナーダイオードＺＤに印加
される電圧Ｖｚは予め設定された一定値となる。したが
って、第３図に示す如く、Ａ／Ｄコンバータ（１４Ａ）
へ入力される出力信号Ｓ１　とＳ２のうち、出力信号Ｓ
２が一定の電圧Ｖｚ　となり、発電機（１８）により誘
起される出力信号Ｓｌが所定電圧Ｖｚに重畳された信号
となり、その結果、Ａ／Ｄコンバータ（１４Ａ）におい
ては所定電圧値ＶＺを基準に処理することが可能となり
、バッテリ電源として単一のプラス電源を用いて操舵回
転数を検出することができ、マイナス電源を不要なもの
とすることができ、電源回路の簡素化を達成できる。

さらに、Ａ／Ｄコンバータ（１４Ａ）においては、出力
信号Ｓ＋　、Ｓ２をディジタル信号に変換してマイクロ
コンピュータ（１４Ｂ）に入力される。マイクロコンピ
ュータ（１４Ｂ）においては、第４図に示すフローチャ
ートに示す如く、出力信号Ｓ１と８２を順次読込んだ後
５ｌ−５２なる演算を行ない、これによって操舵回転数
信号Ｓが得られる。

したがって、操舵回転数信号Ｓは、第３図に示す如くな
る。そして、マイクロコンピュータ（１４Ｂ）において
は、この操舵回転数信号Ｓと操舵トルク信号にフ、（づ
き、電動機制御信号が決定される。

したがって、上記操舵回転検出装置においては、操舵回
転数の検出が車載の７へツテリ電源で可能となるととも
に、操舵回転数信号Ｓが発電機からの出力信号Ｓｔ　と
３２の減算処理により得られるため、これらの出力信号
Ｓ１およびＳ２にノイズや温度変動に伴う変化分が混入
した場合でも圧いに相殺されることになり、温度特性や
ノイズ特性を良好なものにすることができる。

（発明の効果） 以上の説明で明らかな如く本発明によれば、操舵回転検
出装置を発電機により構成し、この発電機の出力端子の
うち、他方の出力端子に定電圧回路を付加したことによ
り、操舵回転数を車載の単一バッテリ電源を用いて検出
することが可能となり、電源の複雑化およびこれに伴う
信頼性の低下を回避することができる。また、ノイズ特
性および温度特性を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の一実施例に係り、第１図
は電磁型倍力装置を９０”切断面で折曲させて示す縦断
面図、第２図は操舵回転検出装置を示す概略構成図、第
３図は操舵回転検出装置の出カイ言ｔ）を示すグラフ、
第４図は操舵回転数倍すの演算処理を示すフローチャー
トである。 尚１図面中、（３）はステアリング系（入力軸）　、　
（１６）は操舵回転検出装置、（ｌｅＡ）は定電圧回路
、（１８）は発電機、（Ｓ＋）　、　（Ｓ２）は発′１
［機の端子電圧である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ステアリング系の回転数を検出する電動式パワーステア
   リング装置の操舵回転検出装置において、ステアリング
   系に連結されステアリング系の回転に伴い一方の出力端
   子に電圧を発生する発電機と、この発電機の他方の出力
   端子に接続されこの他方の出力端子を所定電圧に保持す
   る定電圧回路と、からなることを特徴とする電動式パワ
   ーステアリング装置の操舵回転検出装置。